(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024105
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 5/04 20060101AFI20230209BHJP
【FI】
A63F5/04 661
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021130193
(22)【出願日】2021-08-06
(71)【出願人】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】100135666
【弁理士】
【氏名又は名称】原 弘晃
(74)【代理人】
【識別番号】100131680
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 健一
(72)【発明者】
【氏名】前原 正典
(72)【発明者】
【氏名】大澤 友和
【テーマコード(参考)】
2C518
【Fターム(参考)】
2C518CA03
2C518EA12
2C518EB16
2C518EC22
(57)【要約】
【課題】効果的な演出を行うことができる遊技機を提供する。
【解決手段】
第1リールR1~第3リールR3と、ストップボタンB1~ストップボタンB3とを備え、液晶ディスプレイLCDの表示領域において第1表示位置、第2表示位置、および第3表示位置にナビ数字表示物を表示させることによって停止操作の押下順序を報知する入賞補助演出を実行し、第1リールR1とストップボタンB1と第1表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線上に存在し、第2リールR2とストップボタンB2と第2表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線上に存在し、第3リールR3とストップボタンB3と第3表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線上に存在する。
【選択図】
図37
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面に複数種類の図柄が配列された第1リール、第2リール、および第3リールと、
各リールに対応して設けられ、回転中のリールを停止させる停止操作を行うための第1停止操作手段、第2停止操作手段、および第3停止操作手段と、
前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として当該停止操作に対応する回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
表示装置の表示領域において第1表示位置、第2表示位置、および第3表示位置に遊技補助表示物を表示させることによって遊技を補助する情報を報知する第1遊技補助演出および第2遊技補助演出を実行させる制御を行う演出制御手段と、を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段が、
前記第2遊技補助演出では、前記遊技補助表示物を前記第1遊技補助演出よりも大きく表示させ、
前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、
前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、
前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、
前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、
前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、
前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在することを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者の停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
【0003】
近年では、停止操作の操作順序を報知して役の入賞を補助する入賞補助演出を所定条件下で実行することによって、役の入賞確率を変動させ、入賞補助演出が実行可能な遊技区間においてメダル等の遊技媒体を獲得しやすくするアシストタイム遊技を行うことができる遊技機が好評を博している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そしてアシストタイム遊技を実行可能な遊技機では、入賞補助演出において遊技者に誤解を与えないようにして効果的な演出を行うことが望まれている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、効果的な演出を行うことができる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列された第1リール、第2リール、および第3リールと、各リールに対応して設けられ、回転中のリールを停止させる停止操作を行うための第1停止操作手段、第2停止操作手段、および第3停止操作手段と、前記複数のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として当該停止操作に対応する回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、表示装置の表示領域において第1表示位置、第2表示位置、および第3表示位置に遊技補助表示物を表示させることによって遊技を補助する情報を報知する第1遊技補助演出および第2遊技補助演出を実行させる制御を行う演出制御手段と、を備えた遊技機であって、前記演出制御手段が、前記第2遊技補助演出では、前記遊技補助表示物を前記第1遊技補助演出よりも大きく表示させ、前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在し、前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が遊技機の底面に対して垂直方向の同一直線上に存在する遊技機に関するものである。
【0008】
本発明の第1遊技補助演出および第2遊技補助演出では、第1リール、第1停止操作手段、および第1表示位置に表示される遊技補助表示物が同一直線上に存在し、第2リール、第2停止操作手段、および第2表示位置に表示される遊技補助表示物が同一直線上に存在し、第3リール、第3停止操作手段、および第3表示位置に表示される遊技補助表示物が同一直線上に存在するため、リールと停止操作手段と遊技補助表示物との対応関係を分かり易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0009】
(2)本発明の遊技機では、前記演出制御手段が、前記第1遊技補助演出では、隣り合う前記遊技補助表示物の間隔が前記第2遊技補助演出における隣り合う前記遊技補助表示物の間隔よりも狭くなるように前記遊技補助表示物を表示させるようにしてもよい。
【0010】
このようにすれば、遊技者の視線の移動距離を少なくすることができ、遊技者の負担を軽減することができる。
【0011】
(3)本発明の遊技機では、前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線と、前記第1リール、前記第1停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第1表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線とが同じようになっており、前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線と、前記第2リール、前記第2停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第2表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線とが同じようになっており、前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第1遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線と、前記第3リール、前記第3停止操作手段、および前記第2遊技補助演出において前記第3表示位置に表示される前記遊技補助表示物が存在する前記直線とが同じようになっているようにしてもよい。
【0012】
このようにすれば、第1遊技補助演出と第2遊技補助演出との間で停止操作手段と遊技補助表示物(およびリール)との対応関係を同一にすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の第1の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態の遊技機の機能ブロックを説明する図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。
【
図4】本発明の第1の実施形態の遊技機における役の当選態様を説明する図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態の遊技機におけるリールの図柄配列を説明する図である。
【
図6】本発明の第1の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。
【
図7】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
【
図8】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
【
図9】本発明の第1の実施形態の遊技機における遊技状態の状態遷移図である。
【
図10】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図11】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図12】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図13】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図14】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図15】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図16】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図17】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図18】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図19】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図20】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図21】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図22】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図23】本発明の第1の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図24】本発明の第1の実施形態の遊技機における効果音、ナビ音声、および演出音声の音量を示す図である。
【
図25】本発明の第1の実施形態の遊技機における効果音、ナビ音声、および演出音声の音量を示す図である。
【
図26】本発明の第1の実施形態の遊技機における効果音、ナビ音声、および演出音声の音量を示す図である。
【
図27】本発明の第2の実施形態の遊技機における処理の一例を示すフローチャートである。
【
図28】本発明の第2の実施形態の遊技機における特定演出において表示される画像を示す図である。
【
図29】本発明の第2の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図30】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図31】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図32】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図33】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図34】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図35】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図36】本発明の第3の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【
図37】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図38】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図39】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図40】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図41】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図42】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図43】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図44】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図45】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図46】本発明の第3の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図47】本発明の第4の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図48】本発明の第4の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【
図49】本発明の第4の実施形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図である。
【
図50】本発明の実施形態の変形例に係る遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【
図51】本発明の実施形態の変形例に係る遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0015】
1.第1の実施形態
1-1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
【0016】
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体(遊技価値)として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
【0017】
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、前面上扉UD、および前面下扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1~第3リールR3(複数のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。ホッパーユニットは、遊技に供するメダルを貯蔵するメダル貯蔵タンク(図示省略)と、ステッピングモータからなる払出モータ(図示省略)と、払出モータに軸支された回転ディスク(図示省略)とを備えており、回転ディスクが払出モータによって回転駆動されて、1枚単位でメダルを払い出すことができるように構成されている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU(演算手段の一例)、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM(一時記憶手段の一例)等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。なお本実施形態では、制御基板として遊技の進行を制御するメイン基板と、メイン基板から送信される信号を受けて遊技の進行状況に合わせた遊技演出を実行するための制御を行うサブ基板とを含む複数種類の電子回路基板が設けられている。
【0018】
図1に示す第1リールR1~第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で20の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1~第3リールR3は、ステッピングモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステッピングモータの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステッピングモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1~第3リールR3を回転駆動し、制御基板から全相励磁の駆動パルスが供給されると、ステッピングモータの回転が停止することに伴って第1リールR1~第3リールR3が停止する。
【0019】
前面上扉UDと前面下扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、前面上扉UDには第1リールR1~第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1~第3リールR3の停止状態では、第1リールR1~第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
【0020】
また本実施形態の遊技機では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。また本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が3枚に設定され、規定投入数に相当するメダルが投入されると、第1リールR1~第3リールR3のそれぞれの中段によって構成される有効ラインL1が有効化される。
【0021】
そして遊技結果は表示窓DW内の有効ライン上に停止表示された図柄組合せによって判断され、有効ライン上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。
【0022】
また前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計等の各種遊技情報が表示される。
【0023】
また前面上扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
【0024】
また前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うためのベットボタン(投入操作手段)B0、第1リールR1~第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバー(遊技開始操作手段)SL、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1~第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタン(停止操作手段)B1~B3などが設けられている。
【0025】
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、第1リールR1~第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、制御基板において第1リールR1~第3リールR3をステッピングモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数値を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1~第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタンB1~B3の押下操作が許可(有効化)される。
【0026】
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1~B3を押下していくと、ストップボタンB1~B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
【0027】
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1~B3を解放すると、ストップボタンB1~B3それぞれに対応するストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
【0028】
そして制御基板は、ストップボタンB1~B3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1~第3リールR3を停止させる。
【0029】
また前面下扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。
【0030】
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
【0031】
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段(メイン基板およびサブ基板)100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット320、表示装置330、音響装置340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
【0032】
そして遊技制御手段100は、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、特典付与手段175(状態制御手段)、演出制御手段180、遊技情報記憶手段190a、演出情報記憶手段190bを含む。なお本実施形態では、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、および特典付与手段175は、メイン基板のCPUが各種のプログラムを実行することによって実現され、演出制御手段180は、サブ基板のCPUが各種のプログラムを実行することによって実現される。また遊技情報記憶手段190aは、メイン基板に搭載されているメインROMおよびメインRAMによって構成され、演出情報記憶手段190bは、サブ基板に搭載されているサブROMおよびサブRAMによって構成されている。またメイン基板のCPUが実行する各種のプログラムは、遊技情報記憶手段190aのメインROMに記憶されており、サブ基板のCPUが実行する各種のプログラムは、演出情報記憶手段190bのサブROMに記憶されている。またサブ基板には、内部抽選の結果や遊技状態などの各種情報がメイン基板から適宜通知される。
【0033】
投入受付手段105は、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数(3枚)に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバー(遊技開始操作手段)SLに対する遊技開始操作を有効化する処理を行う。なお本実施形態の遊技機では、規定投入数に相当するメダルの投入に基づいて有効化されたスタートレバーSLの最初の押下操作が、遊技開始操作として受け付けられ、第1リールR1~第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。
【0034】
また本実施形態の遊技機では、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ210が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態(ベット状態)に設定する。また本実施形態の遊技機では、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたクレジット情報記憶領域1914にクレジット上限枚数(本実施形態では50枚)を限度としてメダルをクレジット記憶(貯留記憶)することが可能となっており、遊技機にメダルがクレジット記憶された状態で、ベットボタンB0が押下されると、ベットスイッチ220が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度して、クレジット情報記憶領域1914にクレジット記憶されたメダルを投入状態に設定する。
【0035】
乱数発生手段110は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
【0036】
内部抽選手段120は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作(有効化されたスタートレバーSLへの最初の押下操作)により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
【0037】
抽選テーブル選択処理では、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられたメイン抽選テーブル記憶領域1910に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、メイン抽選テーブル記憶領域1910に、
図3に示すような3種類の内部抽選テーブル(内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3)が記憶されている。そして各内部抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0~65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役、およびボーナスなどの各種の役やハズレ(不当選)が対応づけられている。
【0038】
また本実施形態の遊技機では、小役として、小役1~小役18が用意されており、小役の当選態様として、打順ベル(打順ベル1~打順ベル6:複数種類の第1当選態様)、スイカ、チャンス役、弱チェリー、強チェリー、3枚役、JAC1、およびJAC2が設定されている。
【0039】
各小役の当選態様について
図4を参照しながら具体的に説明すると、
図4に示すように、打順ベル1~打順ベル6は、1種類の15枚小役(配当が15枚の小役:正解小役、特定小役)と1種類~3種類の1枚小役(配当が1枚の小役:不正解小役)とが重複して当選し、スイカ、チャンス役、弱チェリー、強チェリーは、2種類~3種類の1枚小役が重複して当選し、3枚役は、3種類の3枚小役(配当が3枚の小役)が重複して当選し、JAC1は、6種類の15枚小役と3種類の3枚小役と9種類の1枚小役とが重複して当選し、JAC2は、9種類の1枚小役が重複して当選することを示している。
【0040】
そして本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2において小役の抽選態様(当選確率および当選態様)が同一に設定され、内部抽選テーブル3では、各小役の当選確率が内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2よりも高くかつ小役全体の当選確率が内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2よりも高く設定されている。
【0041】
また内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2では、打順ベルによって6種類の15枚小役(小役1~小役6)が互いに重複せずに当選するようになっており、内部抽選テーブル3ではJAC1によって6種類の15枚小役(小役1~小役6)が重複して当選するようになっている。
【0042】
また本実施形態の遊技機では、リプレイとしてリプレイ1が用意されており、リプレイの当選態様として、通常リプレイが設定されている。リプレイの当選態様について
図4を参照しながら具体的に説明すると、通常リプレイは、リプレイ1が単独で当選することを示している。
【0043】
そして本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル2においてリプレイの当選確率が内部抽選テーブル1よりも高く設定され、内部抽選テーブル3では、リプレイが抽選対象から除外されている。
【0044】
また本実施形態の遊技機では、ボーナスとして、ビッグボーナス(BB)が用意されており、内部抽選テーブル1では、ビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されているが、内部抽選テーブル2~内部抽選テーブル3では、ビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外されている。
【0045】
また本実施形態の遊技機では、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態に応じて内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
【0046】
乱数判定処理では、スタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段110から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられたメイン抽選テーブル記憶領域1910に記憶されている内部抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
【0047】
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。本実施形態の遊技機では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。なお抽選フラグの設定情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた抽選フラグ記憶領域1915に格納される。
【0048】
また本実施形態の遊技機では、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、ビッグボーナス(BB)があり、小役およびリプレイは後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選すると、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナス(BB)が入賞するまで持ち越す処理を行う。このとき内部抽選手段120は、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、小役およびリプレイについての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、小役やリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナス(BB)の抽選フラグと内部抽選で当選した小役やリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
【0049】
リール制御手段130は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、ステッピングモータにより第1リールR1~第3リールR3の回転駆動を開始し、第1リールR1~第3リールR3が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)で定常回転しているリールに対応するストップボタンB1~B3(停止操作手段)を押下することによる停止操作を有効化する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1~第3リールR3を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じた態様で停止させる制御を行う。
【0050】
そしてリール制御手段130は、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化された状態において、遊技者がストップボタンB1~B3を押下することによりストップスイッチ240が作動すると、ストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、リールユニット310のステッピングモータへ全相励磁の駆動パルスを供給することにより、第1リールR1~第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。
【0051】
すなわちリール制御手段130は、ストップボタンB1~B3の各ボタンが押下される毎に、第1リールR1~第3リールR3のうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、ストップボタン(第1停止操作手段)B1を押下することが第1リールR1を停止させるための操作に対応し、ストップボタン(第2停止操作手段)B2を押下することが第2リールR2を停止させるための操作に対応し、ストップボタン(第3停止操作手段)B3を押下することが第3リールR3を停止させるための操作に対応する。すなわち本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1~B3の押下順序が変化すると、第1リールR1~第3リールR3の停止順序が変化する。
【0052】
また本実施形態の遊技機では、第1リールR1~第3リールR3について、ストップボタンB1~B3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。そしてストップボタンの押下時点から190ms以内に回転中のリールを停止させる場合には、回転している各リールの停止位置は、ストップボタンの押下時点からリールが停止するまでに要するコマ数が0コマ~4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、ストップボタンB1~B3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ~4コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
【0053】
そして本実施形態では、
図5に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1~第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、青7図柄「青7」、BAR図柄「BAR」、リプレイ図柄「RP」、ベル図柄A「BLA」、ベル図柄B「BLB」、スイカ図柄「WM」、チェリー図柄「CH」、ダミー図柄1「DUM1」、およびダミー図柄2「DUM2」が配列されており、役の入賞形態を構成する図柄がリールの外周面において4コマ以内の間隔で配列されていれば、ストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置に関わらずに、有効ライン上に表示させることができるようになっている。
【0054】
なお本実施形態の遊技機では、リールユニット310がフォトセンサからなるリールインデックス315を備えており、リール制御手段130は、リールが1回転する毎にリールインデックス315で検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(リールインデックス315によって検出されるコマ)からの回転角度(ステッピングモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわちリール制御手段130は、ストップスイッチ240の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
【0055】
またリール制御手段130は、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられた停止制御データ記憶領域1911に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリールの停止位置を決定する処理(テーブル参照処理)を行っている。停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と実際の停止位置との対応関係が設定されている。なお停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と、押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数との対応関係が設定されていてもよい。
【0056】
そして内部抽選で打順ベル1~打順ベル6のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、
図6に示すように、それぞれの打順ベルに対して打順ベル(15枚小役)の種類に応じた正解打順が予め設定されており、正解打順とは異なる押下順序は不正解打順として扱われる。そして本実施形態では、いずれかの打順ベルが当選した場合に、正解打順では15枚小役が入賞し、不正解打順では1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
【0057】
また弱チェリーが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、スイカが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、チャンス役が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、3枚役が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、3枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、強チェリーが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞する場合といずれの役も入賞しない場合(役の取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
【0058】
またJAC1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、15枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、JAC2が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
【0059】
入賞判定手段140は、第1リールR1~第3リールR3の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する入賞判定処理を行う。具体的には、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられた入賞判定テーブル記憶領域1912に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リールR1~第3リールR3の全てが停止した時点で有効ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。そして、各リールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって、
図7~
図8に示すように、ビッグボーナス(BB)、リプレイ1、小役1~小役18の入賞の有無が判定できるように入賞判定テーブルが用意されている。
【0060】
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、入賞判定時処理が実行される。入賞判定時処理としては、例えば、払出制御手段150によってメダルの払出制御処理が行われ、リプレイ処理手段160によってリプレイ処理が行われ、遊技状態移行制御手段170によって遊技状態を移行させる状態移行制御処理が行われる。
【0061】
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパーユニット320(払出装置)に払い出させる制御を行う。
【0062】
ホッパーユニット320は、払出制御手段150によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。ホッパーユニット320には、メダルを1枚払い出す毎に作動する払出メダル検出スイッチ325が備えられており、払出制御手段150は、払出メダル検出スイッチ325からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。
【0063】
なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパーユニット320によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたクレジット情報記憶領域1914に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
【0064】
リプレイ処理手段160は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイが入賞した場合には、前回の遊技(当該リプレイが入賞した遊技)において投入状態に設定された枚数と同じ枚数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインを設定した状態で次回のスタートレバーSLに対する遊技開始操作を待機する。
【0065】
遊技状態移行制御手段170は、
図9に示すように、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。本実施形態では、滞在している遊技状態を示す情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた状態記憶領域1916に格納される。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態に移行させることができる。
【0066】
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。具体的には、通常状態においてビッグボーナス(BB)が当選した場合にボーナス成立状態に移行する。また通常状態では、
図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されている内部抽選テーブル1を参照した内部抽選が行われる。
【0067】
ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、
図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち、リプレイの当選確率が約1/3.9に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外された内部抽選テーブル2を参照した内部抽選が行われる。
【0068】
またボーナス成立状態では、ビッグボーナス(BB)が入賞するまでビッグボーナス(BB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持され、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されると、遊技状態移行制御手段170は、遊技状態をボーナス成立状態からボーナス状態へ移行させる。
【0069】
ボーナス状態は、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、
図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち内部抽選テーブル3を参照した内部抽選が行われる。
【0070】
またボーナス状態では、ボーナス状態によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた所定枚数(例えば、100枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる制御を行う。なお本実施形態では、ボーナス状態の終了条件がメダルの払出数の合計によって定められているが、ボーナス状態での遊技回数や小役の入賞回数によって終了条件が定められていてもよい。またボーナス状態は、1回の遊技で終了するように終了条件が定められたものであってもよい。
【0071】
また本実施形態の遊技機では、ボーナス成立状態において、ビッグボーナス(BB)と小役とがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を構成する図柄に優先して小役の入賞形態を構成する図柄を有効ライン上に表示させ、ビッグボーナス(BB)とリプレイとがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)に優先してリプレイが入賞するように回転中のリールを停止させ、内部抽選でハズレとなった場合に限って、ビッグボーナス(BB)が入賞するようになっている。
【0072】
また本実施形態の遊技機では、通常状態およびボーナス成立状態では、複数種類の正解小役(小役1~小役6)が互いに重複せずに当選する複数種類の第1当選態様(打順ベル1~打順ベル6)が存在するように内部抽選を行い、ボーナス状態では、複数種類の正解小役が重複して当選する第2当選態様(JAC1)が存在し、ボーナス状態において内部抽選で第2当選態様となる確率が、通常状態およびボーナス成立状態において内部抽選で複数種類の第1当選態様のいずれかとなる確率よりも低く、かつ複数種類の正解小役のそれぞれの当選確率は通常状態およびボーナス成立状態よりも高くなるように内部抽選を行っている。すなわち本実施形態のボーナス状態では、規定投入数(3枚)より配当の高い小役1~小役6のそれぞれの当選確率は通常状態やボーナス成立状態よりも上昇し、かつ小役全体の当選確率も通常状態やボーナス成立状態よりも上昇しているが、規定投入数より配当の高い小役1~小役6を含む第2当選態様(JAC1)が得られる確率が通常状態やボーナス成立状態において小役1~小役6を含む第1当選態様(打順ベル1~打順ベル6)が得られる確率よりも低くなっているため、ボーナス状態でのメダルの獲得率(払出数/投入数)の期待値を100%未満とすることができるようになっている。
【0073】
特典付与手段175は、非AT状態(通常演出状態)およびAT状態(特別演出状態、補助演出状態)を含む複数種類の演出状態の間で演出状態を変化させており、所定条件下で演出状態をAT状態に設定し、AT状態の終了条件の成立に伴いAT状態を終了させる制御を行う。特に本実施形態では、ボーナス成立状態において演出状態を変化させるようにしており、ボーナス成立状態においてAT状態に設定可能となっている。また本実施形態では、滞在している演出状態を示す情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた演出状態記憶領域1917に格納される。
【0074】
また本実施形態では、AT状態においていずれかの打順ベルが当選した場合に、演出制御手段180によって、液晶ディスプレイLCDに正解打順に対応する画像を表示することにより正解打順を報知して15枚小役(正解小役)の入賞を補助する入賞補助演出が行われ、非AT状態に滞在している遊技よりもメダルが獲得しやすいアシストタイム遊技を行うことができるようになっている。
【0075】
そして本実施形態では、特典付与手段175は、非AT状態において内部抽選で弱チェリー、強チェリー、スイカ、またはチャンス役が当選したことを契機としてAT抽選を行い、AT抽選に当選したことに基づいて演出状態をAT状態に移行させる。
【0076】
また特典付与手段175は、AT抽選に当選したことに基づいて、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたATカウンタ1919の値をAT状態の初期遊技回数に相当する値に設定する処理を行う。本実施形態では、ATカウンタ1919に設定される値が例えば、50回分の遊技に相当する値として「50」に設定される。
【0077】
そして特典付与手段175は、AT状態においてATカウンタ1919の更新を行う。具体的には、AT状態での遊技が行われる毎にATカウンタ1919の値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そしてATカウンタ1919の値がしきい値(例えば、0)に達するとAT状態の終了条件が成立し、AT状態を終了させて演出状態を非AT状態に移行させる。
【0078】
また特典付与手段175は、AT状態において内部抽選で弱チェリー、スイカ、強チェリー、またはチャンス役が当選したことを契機として上乗せ抽選を行い、上乗せ抽選に当選したことに基づいて、ATカウンタ1919の値に所与の値を加算する上乗せ処理を行う。
【0079】
演出制御手段180は、演出情報記憶手段190bのサブROMに設けられた演出データ記憶領域1930に記憶されている演出データに基づいて、表示装置330(演出装置の一例)を用いて行う表示演出や音響装置340(演出装置の一例)を用いて行う音響演出に関する制御を行う。例えば、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1~B3に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカから音を出力させたりすることにより、遊技の進行状況に応じて、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出の実行制御を行う。遊技において実行される演出の内容は、演出情報記憶手段190bのサブROMに設けられたサブ抽選テーブル記憶領域1931に記憶されている演出抽選テーブルを、遊技状態、RT状態、演出状態、内部抽選の結果等に応じて参照して決定される。なお本実施形態では、サブROMの演出データ記憶領域1930から遊技の進行状況等に応じた画像データをサブRAMに設けられたイメージバッファ1932に読み込んで、イメージバッファ1932に読み込まれた画像データに基づく画像が液晶ディスプレイLCDに出力され、サブROMの演出データ記憶領域1930から遊技の進行状況等に応じたサウンドデータをサブRAMに設けられたサウンドバッファ1933に読み込んで、サウンドバッファ1933に読み込まれたサウンドデータに基づく音がスピーカから出力されるようになっている。
【0080】
また本実施形態では、内部抽選の結果、遊技状態、演出状態、AT抽選の結果、ATカウンタ1919の値などの各種情報がメイン基板からサブ基板に通知され、演出制御手段180は、メイン基板から通知された情報に基づいて演出の実行制御を行う。
【0081】
そして演出制御手段180は、AT状態において打順ベル1~打順ベル6のずれかが当選した場合に、液晶ディスプレイLCDに正解打順に対応する画像を表示することにより正解打順(停止操作の操作順序)を報知して15枚小役の入賞を補助する入賞補助演出(遊技補助演出)を表示装置330や音響装置340に実行させる。
【0082】
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
【0083】
1-2.本実施形態の手法
以下、
図10~
図23を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法について説明する。なお
図10、
図12、
図14、
図16は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図であり、
図11、
図13、
図15、
図17~
図23は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図であり、
図24~
図26は、本実施の形態の遊技機における効果音、ナビ音声、および演出音声の音量を示す図である。
【0084】
本実施の形態では演出制御手段180は、AT状態においていずれかの打順ベルが当選すると、正解打順(停止操作の操作順序、遊技を補助する情報)を報知して15枚小役の入賞を補助する入賞補助演出(遊技補助演出)を実行し、入賞補助演出では、
図10(J)に示すように、1番目の停止操作を示す第1ナビ数字表示物(第1ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG1、2番目の停止操作を示す第2ナビ数字表示物(第2ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG2、および3番目の停止操作を示す第3ナビ数字表示物(第3ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG3を含む演出画像を液晶ディプレイLCDに表示させることによって正解打順を報知する。また本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1として数字の「1」を表示させ、第2ナビ数字表示物IMG2として数字の「2」を表示させ、第3ナビ数字表示物IMG3として数字の「3」を表示させるとともに、これら3種類のナビ数字表示物IMG1~IMG3を、液晶ディプレイLCDの表示領域においてストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示させることによって各ストップボタンの操作順序を示すようにしている。例えば、
図10(J)に示す例では、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB2に対応する位置(
図10(J)中の中央下の位置)に第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を表示させ、ストップボタンB1に対応する位置(
図10(J)中のストップボタンB2に対応する位置の左側の位置)に第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を表示させ、ストップボタンB3に対応する位置(
図10(J)中のストップボタンB2に対応する位置の右側の位置)に第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を表示させることによって、ストップボタンB2の操作順序が1番目でストップボタンB1の押下順序が2番目でストップボタンB3の操作順序が3番目であること(すなわち正解打順が打順3(B2→B1→B3)の押下順序であること)を示している。
【0085】
以下、入賞補助演出の演出態様について、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合を例に取り説明する。
【0086】
まず入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3を「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番で液晶ディプレイLCDの表示領域に出現させる。具体的には、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合には、
図10(A)に示すように最初に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB2に対応する位置(
図10(A)中の中央下の位置)に第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて
図10(A)~
図10(C)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる。例えば、
図10(C)に示すように拡大表示が終了すると、
図10(D)~
図10(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を所定の縮小サイズ(例えば、80%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、
図10(I)~
図10(J)に示すように、第2サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0087】
また第1ナビ数字表示物IMG1を出現させると、
図10(C)に示すように次に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB1に対応する位置(
図10(C)中のストップボタンB2に対応する位置の左側の位置)に第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて
図10(C)~
図10(E)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図10(F)~
図10(J)に示すように、第2サイズで第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。
【0088】
また第2ナビ数字表示物IMG2を出現させると、
図10(E)に示すように次に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB3に対応する位置(
図10(E)中のストップボタンB2に対応する位置の右側の位置)に第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて
図10(E)~
図10(G)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図10(H)~
図10(J)に示すように、第2サイズで第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。
【0089】
また本実施の形態では、液晶ディスプレイLCDに表示させる画像のフレームレートは、30fps(すなわち、1秒間に30フレームの画像が描画される)となっており、
図11に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3のそれぞれの第1サイズから第2サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、これらのナビ数字表示物の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了するように設定されている。またこれら3種類のナビ数字表示物IMG1~IMG3は、2フレーム(2/30秒)ずつ表示開始のタイミングをずらして表示されるように設定されている。
【0090】
また第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第1ナビ数字表示物IMG1の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0091】
そして本実施の形態では、
図11に示すように、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されると、T1のタイミング(演出開始から2フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2である「2」が表示されて拡大表示が開始され、T2のタイミング(演出開始から3フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(演出開始から4フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3である「3」が表示されて拡大表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して第2サイズで表示され、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して第2サイズで表示され、T6のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T7のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1は1番目(最初)の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示され(拡大縮小ループ表示)、T4のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2は1番目(最初)の停止操作が行われるまで第2サイズで表示され(表示維持)、T5のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3は1番目(最初)の停止操作が行われるまで第2サイズで表示される(表示維持)。
【0092】
具体的には、
図11に示すように、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3(複数の操作順序表示物)を出現させる場合に、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理を開始し、この拡大表示処理の開始から所定時間(例えば、2フレーム)が経過すると、第2ナビ数字表示物IMG2を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理を開始し、この拡大表示処理の開始から所定時間(例えば、2フレーム)が経過すると、第3ナビ数字表示物IMG3を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理を開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理が終了すると続けて第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第1ナビ数字表示物IMG1の拡大縮小ループ処理を行う。
【0093】
また本実施形態では、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3に透明度(透過率)が設定される場合があり、透明度が高いほど画像は透明になる。例えば、透明度は0~100%の範囲内で設定され、透明度が100%とは、完全に透明な画像であり、画像が消去された状態(非表示)に相当する。
【0094】
そして本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物の透明度を変化させないようにしている。
【0095】
具体的には、
図11に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させず、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示が開始されてからT4のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の表示が開始されてからT5のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわちそれぞれのナビ数字表示物の拡大表示処理では、拡大対象のナビ数字表示物の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0096】
なお本実施の形態では、
図11に示すように、各ナビ数字表示物IMG1~IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させている間もナビ数字表示物の透明度を変化させいないようにしているが、ナビ数字表示物を拡大表示させる場合とナビ数字表示物の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させる場合とで透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、ナビ数字表示物を拡大表示させる場合には、ナビ数字表示物の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で拡大対象のナビ数字表示物を表示させるようにしてもよい。
【0097】
このように本実施の形態の入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」、「2」、「3」の第1ナビ数字表示物IMG1~3をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示することによって正解打順を報知する。そして1番目の停止操作が行われると、演出制御手段180は、次(2番目)に操作すべきストップボタンの種類が分かり易くなるように表示態様を変化させる。具体的には、正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB2に対する停止操作が1番目(最初)に行われると、演出制御手段180は、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を拡大表示させる。
【0098】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0099】
詳細には、
図10に示す例において、例えば、
図12(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って1番目の停止操作(ストップボタンB2)が行われると、
図12(B)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図12(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第1ナビ数字表示物IMG1の表示を消去する(非表示とする)。
【0100】
また
図12(A)に示す状態において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(B)~
図12(D)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率:第3スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。例えば、
図12(D)に示すように拡大表示が終了すると、
図12(E)~
図12(I)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を所定の縮小サイズ(例えば、120%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、
図12(J)に示すように、第3サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0101】
また本実施の形態では、
図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の第2サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第1ナビ数字表示物IMG1の第2サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。また第2ナビ数字表示物IMG2の第2サイズから第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了し、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第2ナビ数字表示物IMG2の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0102】
そして本実施の形態では、
図13に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の表示が消去される。
【0103】
またT0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T5のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2は2番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示される(拡大縮小ループ表示)。また正解打順に沿って行われた1番目の停止操作によっては第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様は変化せず、第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)での表示が維持される。また第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)で表示させているタイミングで正解打順に沿って1番目の停止操作が行われた場合には、第1ナビ数字表示物IMG1の表示態様(第2サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示を開始する。
【0104】
具体的には、
図13に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を第2サイズまで拡大表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理と、第2ナビ数字表示物IMG2を第3サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理とを開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理が終了すると続けて第1ナビ数字表示物IMG1を最小サイズまで縮小表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理が終了すると続けて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第2ナビ数字表示物IMG2の拡大縮小ループ処理を行う。
【0105】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物(所定の操作順序表示物)を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0106】
具体的には、
図13に示すように、T1のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の縮小表示が開始されてからT3のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化(変動)させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了するT3のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)では、第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0107】
なお、
図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させないようにしている。すなわち第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第1ナビ数字表示物IMG1を消去する場合には、第1ナビ数字表示物IMG1を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させる。
【0108】
また
図13に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させている間も第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにしている。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理および拡大縮小ループ処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0109】
なお第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させる場合と第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合とで第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させる場合には、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させるようにしてもよい。
【0110】
また
図13に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3を一定の大きさ(第2サイズ)で表示させている間も第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわち
図11に示すT5のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して第2サイズでの表示が開始されてから2番目の停止操作が行われるまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0111】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB2に対する停止操作が最初(1番目)に行われると、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を拡大表示させることによって次(2番目)の停止操作はストップボタンB1であることが分かり易くなるように表示態様を変化させる。そして2番目の停止操作が行われると、演出制御手段180は、3番目に操作すべきストップボタンの種類が分かり易くなるように表示態様を変化させる。具体的には、正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB1に対する停止操作が2番目に行われると、演出制御手段180は、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を拡大表示させる。
【0112】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0113】
詳細には、
図10および
図12に示す例において、例えば、
図14(A)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って2番目の停止操作(ストップボタンB1)が行われると、
図14(B)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図14(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第2ナビ数字表示物IMG2の表示を消去する(非表示とする)。
【0114】
また
図14(A)に示す状態において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(B)~
図14(D)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率:第3スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。例えば、
図14(D)に示すように拡大表示が終了すると、
図14(E)~
図14(I)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を所定の縮小サイズ(例えば、120%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、
図14(J)に示すように、第3サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0115】
また本実施の形態では、
図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第2ナビ数字表示物IMG2の第3サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。また第3ナビ数字表示物IMG3の第2サイズから第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了し、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第3ナビ数字表示物IMG3の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0116】
そして本実施の形態では、
図15に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の表示が消去される。
【0117】
またT0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T5のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3は3番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示される(拡大縮小ループ表示)。また第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)で表示させているタイミングで正解打順に沿って2番目の停止操作が行われた場合には、第2ナビ数字表示物IMG2の表示態様(第3サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示を開始する。
【0118】
具体的には、
図15に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2を第3サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理と、第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理とを開始し、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理が終了すると続けて第2ナビ数字表示物IMG2を最小サイズまで縮小表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理が終了すると続けて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第3ナビ数字表示物IMG3の拡大縮小ループ処理を行う。
【0119】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0120】
具体的には、
図15に示すように、T1のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の縮小表示が開始されてからT3のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化(変動)させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了するT3のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0121】
なお、
図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させないようにしている。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第2ナビ数字表示物IMG2を消去する場合には、第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させる。
【0122】
また
図15に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させず、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させている間も第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにしている。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理および拡大縮小ループ処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0123】
なお第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させる場合と第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合とで第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させる場合には、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させるようにしてもよい。
【0124】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB1に対する停止操作が2番目に行われると、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を拡大表示させることによって次(3番目)の停止操作がストップボタンB3であることが分かり易くなるように表示態様を変化させる。そして3番目(最後)の停止操作が行われると、演出制御手段180は、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の表示を消去する。
【0125】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0126】
詳細には、
図10、
図12、および
図14に示す例において、例えば、
図16(A)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って3番目(最後)の停止操作(ストップボタンB3)が行われると、
図16(B)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図16(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第3ナビ数字表示物IMG3の表示を消去する(非表示とする)。
【0127】
また
図10、
図12、および
図14に示す例において正解打順に沿って3番目(最後)の停止操作が行われて15枚小役(正解小役)が入賞すると、
図16(I)に示すように、「GET!」の文字を表示させて15枚のメダルを獲得したこと(15枚小役が入賞したこと)を報知する。
【0128】
また本実施の形態では、
図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第3ナビ数字表示物IMG3の第3サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。
【0129】
そして本実施の形態では、
図17に示すように、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して第3ナビ数字表示物IMG3の表示が消去される。なお第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%)で表示させているタイミングで正解打順に沿って3番目の停止操作が行われた場合には、第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様(第3サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示を開始する。
【0130】
具体的には、
図17に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理を開始し、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理が終了すると続けて第3ナビ数字表示物IMG3を最小サイズまで縮小表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)を行う。
【0131】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0132】
具体的には、
図17に示すように、T1のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の縮小表示が開始されてからT2のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化(変動)させ、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了するT2のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0133】
なお、
図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第3ナビ数字表示物IMG3を消去する場合には、第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させる。
【0134】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB3に対する停止操作が3番目(最後)に行われると、第3ナビ数字表示物IMG2である「3」の表示を消去し、入賞補助演出が終了する。
【0135】
以上に述べたように本実施の形態の入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示することによって正解打順を報知する。特に本実施の形態では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を液晶ディスプレイLCDの表示領域に出現させる際には、第1サイズから第2サイズまで拡大表示させることによってこれらのナビ数字表示物IMG1~3を登場させる。そして入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を最小サイズまで縮小表示させることによって「1」を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させることによって次(2番目)の停止操作を分かり易く報知し、正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2を最小サイズまで縮小表示させることによって「2」を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させることによって次(3番目)の停止操作を分かり易く報知し、正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3を最小サイズまで縮小表示させることによって「3」を消去する。
【0136】
そして本実施の形態では、
図11に示すように、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させず、一定の透明度(例えば、0%)で表示させるため、出現するナビ数字表示物IMG1~3を認識し易くすることができ、
図13、
図15、
図17に示すように、入賞補助演出において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を0%から100%まで徐々に変化させるため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0137】
また本実施の形態では、停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に限りナビ数字表示物の透明度を変化させ、
図13、
図15、
図17に示すように、入賞補助演出において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合には消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示(消去)し、拡大表示させている間は消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化せず、拡大表示が終了して縮小表示が開始されてから消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるため、消去するナビ数字表示物を認識し易くすることができる。
【0138】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合には、
図10、
図11に示すように、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番で順次出現させる。そして本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合に、それぞれのナビ数字表示物IMG1~3の表示態様を同一の所定表示時間で変化させる。具体的には、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合には、それぞれのナビ数字表示物IMG1~3を同一の所定表示時間で拡大表示させ、
図11に示すように、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれの拡大表示に要する表示時間は、それぞれ3フレーム(3/30秒)に設定されており、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれの拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で拡大対象のナビ数字表示物を拡大し終える。これにより本実施の形態によれば、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合にそれぞれのナビ数字表示物IMG1~3を同一の表示時間で拡大表示させるため、ナビ数字表示物の出現に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0139】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると(遊技補助演出を実行した遊技において少なくとも2回以上の停止操作を実行可能な場合に遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると)、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させ、この場合に、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させる。例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(B)~(D)、
図13に示すように、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させ、
図13に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示に要する表示時間は、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(3フレーム)と同一の3フレーム(3/30秒)に設定されており、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で第2ナビ数字表示物IMG2を拡大し終える。
【0140】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(B)~(D)、
図15に示すように、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させ、
図15に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示に要する表示時間は、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(3フレーム)と同一の3フレーム(3/30秒)に設定されており、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で第3ナビ数字表示物IMG3を拡大し終える。
【0141】
このように本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合にナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する表示時間と同一の表示時間で当該ナビ数字表示物を拡大表示させるため、当該ナビ数字表示物の拡大表示に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0142】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去し、この場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間(所定表示時間とは異なる表示時間)で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させる。例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(C)~(F)、
図13に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1を縮小表示させ、
図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第1ナビ数字表示物IMG1を縮小(消去)し終える。
【0143】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(C)~(F)、
図15に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2を縮小表示させ、
図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第2ナビ数字表示物IMG2を縮小(消去)し終える。
【0144】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、
図16(C)~(F)、
図17に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3を縮小表示させ、
図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第3ナビ数字表示物IMG3を縮小(消去)し終える。
【0145】
このように本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目、2番目、または3番目の停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合にナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する表示時間よりも長い表示時間で当該ナビ数字表示物を縮小表示させるため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができるとともに当該ナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができ、効果的な演出を行うことができる。特に1番目または2番目の停止操作時では、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物させるため、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示との比較によって効果的に当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができる。
【0146】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を出現させる場合に、
図10(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクト(エフェクト)を発生させる。この出現エフェクトは、第1ナビ数字表示物IMG1の出現を演出するとともに第1ナビ数字表示物IMG1に対応するストップボタン(
図10に示す例ではストップボタンB2)を最初に操作することを強調するものであり、本実施の形態では、ハート型の光を現す出現エフェクト表示物(出現エフェクト画像)IMG4を動的に変化させることによりハート型の光の大きさが変化する動画像(アニメーション)を表示させる。具体的には、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、
図10(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて
図10(A)~
図10(C)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図10(D)~
図10(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像(第2動画像)の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、
図10(I)~
図10(J)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0147】
そして本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像(第1動画像)を表示させるとともに、第1ナビ数字表示物IMG1(所定の操作順序表示物)の出現エフェクト動画像(第2動画像)を表示させ、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでにナビ出現動画像を表示し終える。
【0148】
具体的には、
図18に示すように、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されると、T2のタイミング(演出開始から3フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了し、T1のタイミング(演出開始から2フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2である「2」が表示されて拡大表示が開始されると、T4のタイミング(演出開始から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了し、T3のタイミング(演出開始から4フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3である「3」が表示されて拡大表示が開始されると、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了する。このようにT0のタイミング(入賞補助演出の開始時)でナビ出現動画像の表示が開始されると、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)においてナビ出現動画像の表示が終了する。
【0149】
そして本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されるとともに第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクトの表示が開始されると、T6のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は1番目の停止操作が行われるまで継続し、1番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0150】
詳細には、
図18に示すように、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像を表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト表示処理を開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行う。
【0151】
このように本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番でナビ数字表示物を順次出現させるとともに、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させ、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終えるため、第1ナビ数字表示物IMG1の出現を演出する出現エフェクトによってこれらのナビ数字表示物IMG1~3の出現を演出しつつこれらのナビ数字表示物IMG1~3を遊技者が速やかに認識できるようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0152】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番でナビ数字表示物を順次出現させるため、操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0153】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を最初に出現させるため、最初に操作すべきストップボタンの種類を遊技者が速やかに認識できるようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0154】
また本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3と出現エフェクト表示物IMG4とは異なるレイヤーに描画され、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画される。このため本実施の形態によれば、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答してこれらのナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に出現するナビ数字表示物IMG1~3を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0155】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると(遊技補助演出を実行した遊技において少なくとも2回以上の停止操作を実行可能な場合に遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると)、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去するとともに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様の変化を完了させる。
【0156】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(B)~(F)、
図19に示すように、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示(表示態様の変化)を完了させる。具体的には、
図19に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始されて第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了し、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示については、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)で完了する。このように本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了するまでに第2ナビ数字表示物IMG2を拡大し終える。
【0157】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(B)~(F)、
図20に示すように、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示(表示態様の変化)を完了させる。具体的には、
図20に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始されて第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了し、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示については、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)で完了する。このように本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了するまでに第3ナビ数字表示物IMG3を拡大し終える。
【0158】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示(表示態様の変化)を完了させるため、ナビ数字表示物の消去を効果的に演出しつつ早打ちをする遊技者に対しても次に操作すべきストップボタンの種類を分かり易く演出することができ、効果的な演出を行うことができる。
【0159】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、
図12、
図14に示すように、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対して出現エフェクト(エフェクト)を発生させる。この出現エフェクトは、拡大対象のナビ数字表示物に対応するストップボタン(
図12に示す例ではストップボタンB1、
図14に示す例ではストップボタンB3)を次に操作することを強調するものであり、本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる際に第1ナビ数字表示物IMG1に対して発生させる出現エフェクトと同様の表示態様となっている。
【0160】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(B)に示すように、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて
図12(B)~
図12(D)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図12(E)~
図12(I)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、
図12(J)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0161】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(B)に示すように、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて
図14(B)~
図14(D)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図14(E)~
図14(I)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、
図14(J)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0162】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に対する出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了した後も第2ナビ数字表示物IMG2に対する出現エフェクトを表示させる。
【0163】
具体的には、
図19に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する。
【0164】
そして本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は2番目の停止操作が行われるまで継続し、2番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0165】
詳細には、
図19に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像を表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理を開始し、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0166】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に対する出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了した後も第3ナビ数字表示物IMG3に対する出現エフェクトを表示させる。
【0167】
具体的には、
図20に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する。
【0168】
そして本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は3番目の停止操作が行われるまで継続し、3番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0169】
詳細には、
図20に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像を表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理を開始し、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0170】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトを表示させるため、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前に次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を終了させても拡大表示したナビ数字表示物に注目させることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0171】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目、2番目、または3番目の停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に、
図12、
図14、
図16に示すように、当該停止操作に対応するナビ数字表示物(消去するナビ数字表示物)に対して消失エフェクト(エフェクト、第1エフェクト)を発生させる。この消失エフェクトは、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去(消失)を演出するものであり、本実施の形態では、光が溢れる様子を現す消失エフェクト表示物(消失エフェクト画像)IMG5を動的に変化させることにより光が溢れ出る動画像(アニメーション)を表示させる。
【0172】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、
図12(B)に示すように、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて
図12(B)~
図12(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、
図12(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0173】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、
図14(B)に示すように、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて
図14(B)~
図14(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、
図14(H)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0174】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、
図16(B)に示すように、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて
図16(B)~
図16(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、
図16(H)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0175】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する前から第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了した後も第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトを表示させる。
【0176】
具体的には、
図21に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の消去は、上述の如く、T1のタイミング(T0(1番目の停止操作の実行時)から1フレーム経過)で開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において終了する。
【0177】
そして本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が開始されるとともに第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0178】
詳細には、
図21に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像を表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理を行い、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクトを表示させる。
【0179】
なお第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理は、2番目の停止操作が行われるまで継続して実行される。具体的には、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトが消去された後は、消失エフェクト表示物IMG5を描画するレイヤーに消失エフェクト表示物IMG5を描画しないまま当該レイヤーを含む複数のレイヤー(例えば、背景画像を描画するレイヤーや、ナビ数字表示物を描画するレイヤーなど)を重ね合わせて演出画像を表示させる。そして2番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前に2番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトは強制的に消去される。
【0180】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了した後も第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトを表示させる。
【0181】
具体的には、
図22に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の消去は、上述の如く、T1のタイミング(T0(2番目の停止操作の実行時)から1フレーム経過)で開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において終了する。
【0182】
そして本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0183】
詳細には、
図22に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像を表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0184】
なお第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理は、3番目の停止操作が行われるまで継続して実行され、3番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前に3番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトは強制的に消去される。
【0185】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了した後も第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトを表示させる。
【0186】
具体的には、
図23に示すように、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第3ナビ数字表示物IMG3の消去が開始され、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第3ナビ数字表示物IMG3の消去が開始されると、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する。
【0187】
そして本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトの表示が開始されると、T3のタイミング(T0から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0188】
詳細には、
図23に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像を表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトの表示を開始させ、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0189】
なお第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理は、メダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われるまで継続して実行され、メダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前にメダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトは強制的に消去される。ここで第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理については、入賞判定処理、メダルの払出処理、遊技機にクレジット(貯留)されたメダルを精算する操作を行うための精算ボタンに対する操作、またはスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われるまで継続して実行し、入賞判定処理、メダルの払出処理、精算ボタンに対する操作、またはスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を終了させるようにしてもよい。
【0190】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を速やかに消去し、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も当該消失エフェクトを表示させるため、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0191】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1エフェクト)を消去する前から、次に操作すべ的停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2エフェクト)の表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトを消去した後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0192】
具体的には、
図21に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示に要する表示時間(8フレーム)よりも短い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5が消去され、T5のタイミング(T0から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が終了して出現エフェクト表示物IMG4が消去される。
【0193】
詳細には、
図21に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理と第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理とを行い、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0194】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第1エフェクト)を消去する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第2エフェクト)の表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトを消去した後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0195】
具体的には、
図22に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示に要する表示時間(8フレーム)よりも短い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5が消去され、T5のタイミング(T0から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が終了して出現エフェクト表示物IMG4が消去される。
【0196】
詳細には、
図22に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理と第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理とを行い、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0197】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトよりも先に消去するため、次に操作すべきストップボタンの種類を誤解させないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0198】
また本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3と消失エフェクト表示物IMG5とは異なるレイヤーに描画され、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画される。このため本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合にナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0199】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、表示中のナビ数字表示物、表示中の出現エフェクト表示物IMG4、および表示中の消失エフェクト表示物IMG5を消去して入賞補助演出を終了し、入賞補助演出を終了する場合に表示中のナビ数字表示物を消去する場合には、表示中のナビ数字表示物を最小サイズまで縮小表示(例えば、0%の表示倍率)させるとともに、表示中のナビ数字表示物の透明度を0%から100%となるように徐々に高くし、正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合と同一または異なる表示時間(長い表示時間もしくは短い表示時間)で表示中のナビ数字表示物を消去する。またこの場合には、「ミス!」などの文字を液晶ディスプレイLCDに表示させて正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われたことを報知する。
【0200】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてナビ音声(第1音、特定演出音)、演出音声(第1音、特定演出音)、効果音(第2音、特定演出音とは異なる演出音である非特定演出音)などの演出音を発生させる音響演出を音響装置340に実行させる。ここでナビ音声とは、正解打順を報知するもの(遊技を補助する遊技情報や遊技者にとって有利な遊技情報を報知するもの)であり、例えば、ストップボタンB1を示す「ヒダリ」の音声、ストップボタンB2を示す「ナカ」の音声、ストップボタンB3を示す「ミギ」の音声である。本実施の形態では、複数種類のBGM、ナビ音声、演出音声、および効果音などのサウンドデータ(音データ)がWAVファイル形式でサブROMの演出データ記憶領域1930に格納されており、演出制御手段180は、演出抽選テーブルによって決定された演出パターンに基づいて出力する音を決定し、決定した音のサウンドデータを再生してスピーカ(音響装置340)から音を出力させる。また本実施の形態では、複数チャンネルを利用して複数のサウンドデータを同時に再生することができ、複数のサウンドデータを同時に再生する場合にはこれらのサウンドデータを合成してスピーカに出力する。
【0201】
また本実施の形態では、
図24に示すように、BGM、ナビ音声、演出音声、および効果音などのサウンドデータはステレオ出力されるデータとなっており、再生時に2つのチャンネルが用いられ、左右のスピーカから出力される。
【0202】
そして本実施の形態では、AT状態の遊技中は所定のBGMが再生され、音響演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作、およびストップボタンB1~B3に対する1番目~3番目の停止操作のそれぞれの契機において、BGMに重ねて効果音とナビ音声または演出音声とを出力させる。具体的には、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると効果音として、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3の出現を演出するナビ出現音を出力させ、正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると効果音として、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去を演出するナビ消失音を出力させる。なおナビ出現音は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われたことを表す操作音としても機能し、ナビ消失音は、ストップボタンに対する停止操作が行われたことを表す操作音としても機能する。
【0203】
また例えば、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合には、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると「ナカ」のナビ音声を出力させ、正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると「ヒダリ」のナビ音声を出力させ、正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると「ミギ」のナビ音声を出力させ、正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると「ゲット」の演出音声を出力させる。このようにスタートレバーSLに対する遊技開始操作や、1番目、2番目の停止操作が行われると、ナビ音声によって次に操作すべきストップボタンの種類を報知し、3番目の停止操作が行われると、演出音声によって15枚のメダルを獲得したこと(15枚小役が入賞したこと)を報知する。
【0204】
また本実施の形態では、ナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声には予め音量が設定されており、例えば、ナビ出現音は、
図24(A)に示すように、出音開始からt2のタイミングで音量のピーク(最大音量)が発生し、ナビ消失音は、
図24(B)に示すように、出音開始からt1のタイミングで音量のピーク(最大音量)が発生し、「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声、並びに「ゲット」の演出音声は、
図24(C)~(F)に示すように、出音開始からt3のタイミングで音量のピーク(最大音量)が発生するように音量が設定されている。なおナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声の音量のピーク値は、BGMの音量のピーク値よりも大きい値に設定されている。
【0205】
またナビ出現音またはナビ消失音と、ナビ音声または演出音声とは、同時に発生させたとするとナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値(ピーク値より小さい値、基準値、しきい値)より大きい値(所定音量より大きい音量)となる期間においてナビ音声または演出音声の音量も所定値より大きい値となり得るように設定されており、例えば、
図24(A)、(C)~(F)に示すように、ナビ出現音の音量が所定値より大きい値となるt2およびt3のタイミングではナビ音声および演出音声の音量も所定値より大きい値となり、
図24(B)~(F)に示すように、ナビ消失音の音量が所定値より大きい値となるt2およびt3のタイミングではナビ音声および演出音声の音量も所定値より大きい値となる。ただし
図24(B)~(F)に示すように、ナビ消失音の音量が所定値より大きい値となるt1のタイミングではナビ音声および演出音声の音量は所定値より小さい値となる。
【0206】
またナビ出現音またはナビ消失音と、ナビ音声または演出音声とは、同時に発生させたとするとナビ音声または演出音声の音量のピークの発生時期においてナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値より大きい値(所定音量より大きい音量)となり得るように設定されており、例えば、
図24(A)~(F)に示すように、ナビ音声または演出音声の音量がピークとなるt3のタイミングではナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値より大きい値となる。このため
図25(A)~(D)に示すように、スタートレバーSLに対する遊技開始操作、およびストップボタンB1~B3に対する1番目~3番目の停止操作のそれぞれの契機において、ナビ出現音またはナビ消失音と、ナビ音声または演出音声とを同時に発生させると、ナビ音声や演出音声が聞き取り難くなってしまう。
【0207】
そこで本実施の形態では、ナビ音声または演出音声の音量のピークの発生時期においてナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値(所定音量)以下となるように、ナビ出現音またはナビ消失音とナビ音声または演出音声とを発生させる。
【0208】
具体的には、本実施の形態の「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声、並びに「ゲット」の演出音声のサウンドデータには、
図26に示すように、冒頭に無音データが設けられており、再生開始から所定時間(例えば、100ms)が経過するまでの間(再生開始からt4の時点までの間)が無音期間となっている。なお「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声、並びに「ゲット」の演出音声のサウンドデータにおいて無音期間は同一の長さ(同一時間)に設定されている。またナビ音声および演出音声の無音期間は、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータと同時に再生するとナビ出現音またはナビ消失音の音量のピークの発生時期が当該無音期間内に含まれるように長さが設定されている。
【0209】
そして入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、ナビ出現音およびナビ音声を発生させる音響演出(所定の音響演出)を実行させる。詳細には、スタートレバーSLが押下されると(所定の条件を満たすと)、
図26(A)に示すように、ナビ出現音およびナビ音声(
図26に示す例では「ナカ」のナビ音声)のサウンドデータを同時に再生する。すると、ナビ音声のサウンドデータの冒頭は無音期間となっているため、ナビ出現音の出音が開始されてからナビ音声の無音期間が経過した後に「ナカ」のナビ音声の出音が開始され、ナビ音声の無音期間中にナビ出現音の音量のピークが発生する。
【0210】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順(例えば、B2→B1→B3)に沿って1番目の停止操作が行われると、ナビ消失音およびナビ音声を発生させる音響演出(所定の音響演出)を実行させる。詳細には、ストップボタン(例えば、ストップボタンB2)に対する押下操作が行われたことを契機として(所定の条件を満たすと)、
図26(B)に示すように、ナビ消失音およびナビ音声(
図26に示す例では「ヒダリ」のナビ音声)のサウンドデータを同時に再生する。すると、ナビ音声のサウンドデータの冒頭は無音期間となっているため、ナビ消失音の出音が開始されてからナビ音声の無音期間が経過した後に「ヒダリ」のナビ音声の出音が開始され、ナビ音声の無音期間中にナビ消失音の音量のピークが発生する。
【0211】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順(例えば、B2→B1→B3)に沿って2番目の停止操作が行われると、ナビ消失音およびナビ音声を発生させる音響演出(所定の音響演出)を実行させる。詳細には、ストップボタン(例えば、ストップボタンB1)に対する押下操作が行われたことを契機として(所定の条件を満たすと)、
図26(C)に示すように、ナビ消失音およびナビ音声(
図26に示す例では「ミギ」のナビ音声)のサウンドデータを同時に再生する。すると、ナビ音声のサウンドデータの冒頭は無音期間となっているため、ナビ消失音の出音が開始されてからナビ音声の無音期間が経過した後に「ミギ」のナビ音声の出音が開始され、ナビ音声の無音期間中にナビ消失音の音量のピークが発生する。
【0212】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順(例えば、B2→B1→B3)に沿って3番目の停止操作が行われると、ナビ消失音および演出音声を発生させる音響演出(所定の音響演出)を実行させる。詳細には、ストップボタン(例えば、ストップボタンB3)に対する押下操作が行われたことを契機として(所定の条件を満たすと)、
図26(D)に示すように、ナビ消失音および演出音声(
図26に示す例では「ゲット」の演出音声)のサウンドデータを同時に再生する。すると、演出音声のサウンドデータの冒頭は無音期間となっているため、ナビ消失音の出音が開始されてから演出音声の無音期間が経過した後に「ゲット」の演出音声の出音が開始され、演出音声の無音期間中にナビ消失音の音量のピークが発生する。
【0213】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順(例えば、B2→B1→B3)に沿って行われた3番目の停止操作に係るストップボタン(例えば、ストップボタンB3)の押下状態が解除されると、メダルの払出音を発生させる音響演出を実行させる。本実施の形態では、3番目の停止操作に係るストップボタンの押下状態が解除されたことを契機として入賞判定手段140による入賞判定処理が行われ、入賞判定の結果に基づいて払出制御手段150によるメダルの払出制御処理などが行われるため、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、メダルの払い出しに伴ってメダルの払出音を発生させる音響演出を実行させる。
【0214】
このように本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作、およびストップボタンB1~B3に対する1番目~3番目の停止操作のそれぞれの契機において、ナビ出現音またはナビ消失音とナビ音声または演出音声とを発生させる音響演出を実行し、この場合に、ナビ音声または演出音声の音量のピークの発生時期においてナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値(所定音量)以下となるように、ナビ出現音またはナビ消失音とナビ音声または演出音声とを発生させるため、ナビ音声や演出音声を聞き取り易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。具体的には、本実施の形態のナビ音声および演出音声のサウンドデータには、
図26に示すように、冒頭に無音データが設けられており、再生開始から所定時間(例えば、100ms)が経過するまでの間(再生開始からt4の時点までの間)が無音期間となっている。そして入賞補助演出においてナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータとナビ音声または演出音声のサンウドデータとを同時に再生することによってナビ出現音またはナビ消失音の音量のピークの発生時期ではナビ音声または演出音声を発生させず、ナビ音声または演出音声の無音期間が経過してからナビ音声または演出音声を発生させるため、音の重なりを軽減することができ、ナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声を聞き取り易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0215】
また本実施の形態では、
図26(A)~(D)に示すように、ナビ出現音およびナビ消失音はピークを過ぎると音量が減衰するように設定されており、入賞補助演出においてナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータとナビ音声または演出音声のサンウドデータとを同時に再生することによってナビ出現音またはナビ消失音の音量が減衰を開始してからナビ音声または演出音声を発生させるため、ナビ音声または演出音声の音量のピークの発生時期においてナビ出現音またはナビ消失音の音量が所定値(所定音量)以下とすることができ、ナビ音声や演出音声を聞き取り易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0216】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ出現音またはナビ消失音の出音が開始されてからナビ音声または演出音声の無音期間が経過した後にナビ音声または演出音声の出音を開始することによって音の重なりを軽減することができるため、スピーカの温度上昇を抑制することができ、スピーカの故障などの発生を抑制することができる。
【0217】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われた場合、1番目の停止操作が行われた場合、2番目の停止操作が行われた場合、および3番目の停止操作が行われた場合においてナビ音声または演出音声の無音期間の長さを同一としたため、遊技者が各種操作を行ってからナビ音声または演出音声が発生するまでの期間を一定とすることができ、遊技者に違和感を与えないようにすることができる。
【0218】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、警告音と「ミス」の演出音声を発生させる音響演出を実行させて正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われたことを報知する。この場合にも入賞補助演出を実行した遊技において正解打順で停止操作が行われた場合と同様の手法を採用することができ、「ミス」の演出音声の音量のピークの発生時期において警告音の音量が所定値(所定音量)以下となるように、警告音と「ミス」の演出音声を発生させるようにすることができる。具体的には、「ミス」の演出音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設け、再生開始から所定時間(例えば、100ms)が経過するまでの間を無音期間とし、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で行われた停止操作に係るストップボタンに対する押下操作を契機として、警告音および「ミス」の演出音声のサウンドデータを同時に再生する。すると、「ミス」の演出音声のサウンドデータの冒頭は無音期間となっているため、警告音の出音が開始されてから演出音声の無音期間が経過した後に「ミス」の演出音声の出音が開始され、演出音声の無音期間中に警告音の音量のピークが発生する。これにより「ミス」の演出音声を聞き取り易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0219】
また本実施の形態では、入賞補助演出の演出態様について、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合を例に取り説明したが、打順1、打順2、打順4、打順5、または打順6の押下順序が正解打順である場合についても同様の演出態様で入賞補助演出を実行させる。
【0220】
2.第2の実施形態
【0221】
本実施の形態では、第1の実施形態と共通する構成および制御手法については詳細な説明を省略し、主要な相違点について説明する。以下、
図27~
図29を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法について説明する。なお
図27は、本実施の形態の遊技機における処理の一例を示すフローチャートであり、
図28、
図29は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【0222】
まず本実施の形態では、非AT状態での遊技(入賞補助演出を実行しない遊技)において打順ベルの当選時に正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると(15枚小役が入賞すると)、「GET!」の文字を液晶ディプレイLCDに表示させるとともに、「ゲット」の演出音声をスピーカから出力する特定演出を実行する場合がある。
【0223】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、キャラクターAが所定の動作を行う演出画像であるキャラクターA画像IMG10を液晶ディプレイLCDに表示させるとともに、キャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)をスピーカから出力する台詞演出(入賞補助連動演出)を実行する。このとき本実施の形態では、上記実施形態と同様に「GET!」の文字を表示させるが、「ゲット」の演出音声を出力しないようにしている。
【0224】
すなわち本実施の形態では、「GET!」の文字を表示させる場合に、「ゲット」の演出音声を出力する場合とキャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)を出力する場合とが存在する。そこで本実施の形態では、「GET!」の文字を表示させる処理の実行を契機として演出音声を決定して出力する。
【0225】
具体的には、
図27に示すように、打順ベルが当選した遊技において演出抽選により入賞補助演出または特定演出が選択されると(ステップS100でY、ステップS101でY)、正解打順に沿って3番目の停止操作が行われた場合(15枚小役が入賞した場合)に(ステップS102でY)、「GET!」の文字を表示させ(ステップS103)、演出の種類(遊技の状況)を判定し(ステップS104)、入賞補助演出を実行している場合には(ステップS104でY)、キャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)をスピーカから出力し(ステップS105)、入賞補助演出を実行していない場合には(ステップS104でN)、「ゲット」の演出音声をスピーカから出力する(ステップS106)。
【0226】
例えば、非AT状態での遊技(入賞補助演出を実行しない遊技)において打順ベルの当選時に正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると(15枚小役が入賞すると)、
図28に示すように、「GET!」の文字を表示させるとともに、「ゲット」の演出音声を出力する。
【0227】
また例えば、
図10、
図12、および
図14に示す例において正解打順に沿って3番目(最後)の停止操作が行われると、
図29(A)~
図29(H)に示すように(
図16(A)~
図16(H)と同様に)、第3ナビ数字表示物IMG3の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)を消去し、
図29(I)に示すように、「GET!」の文字を表示させ、
図29(J)に示すように、キャラクターA画像IMG10を表示させるとともに、キャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)をスピーカから出力する。
【0228】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、「GET!」の文字を表示させる特定処理Aと、キャラクターA画像IMG10を表示させる特定処理Bとを実行し、特定処理Bの実行ではなく特定処理Aの実行を契機として、キャラクターAの台詞S1(キャラクターA画像IMG10に対応した演出音声)をスピーカから出力する。
【0229】
これにより本実施の形態では、「GET!」の文字を表示させる特定処理Aの実行を契機として演出の種類(遊技の状況)を判定し、演出の種類に応じた演出音声を出力するため、同じ表示(「GET!」の表示)に対して演出の種類に応じて演出音声を適切に切り替えることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0230】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、「ゲット」の演出音声に替えてキャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)をスピーカから出力する。ここで上記実施形態と同様に「GET!」の表示に合わせて「ゲット」の演出音声を出力してしまうと、キャラクターAの台詞S1と重なってしまい聞き取り難くなってしまうが、本実施の形態では、「ゲット」の演出音声に替えてキャラクターAの台詞S1(例えば、「次はどいつだ!」)をスピーカから出力するため、演出音声を聞き取り易くすることができ、遊技者に違和感を与えないように演出を行うことができる。
【0231】
なお本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作に係るストップボタンの押下操作が行われたこと、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作に係るストップボタンの押下操作が解除されたこと、または入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われて入賞判定処理(15枚小役が入賞したこと)が行われたことを契機として、「GET!」の文字を表示させる特定処理Aと、キャラクターA画像IMG10を表示させる特定処理Bとを実行するようにしてもよい。
【0232】
同様に非AT状態での遊技(入賞補助演出を実行しない遊技)において打順ベルの当選時に正解打順に沿って3番目の停止操作に係るストップボタンの押下操作が行われたこと、非AT状態での遊技において打順ベルの当選時に正解打順に沿って3番目の停止操作に係るストップボタンの押下操作が解除されたこと、非AT状態での遊技において打順ベルの当選時に正解打順に沿って3番目の停止操作が行われて入賞判定処理(15枚小役が入賞したこと)が行われたことを契機として、「GET!」の文字を表示させる特定処理Aを実行するようにしてもよい。
【0233】
3.第3の実施形態
【0234】
本実施の形態では、第1の実施形態と共通する構成および制御手法については詳細な説明を省略し、主要な相違点について説明する。以下、
図30~
図46を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法について説明する。なお
図30は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図であり、
図31~
図36は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図であり、
図37~
図42は、本実施の形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物の対応関係を説明する図であり、
図43~
図46は、本実施の形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【0235】
まず本実施の形態では、入賞補助演出として、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG(遊技補助表示物の一例)1~3を通常サイズよりも小さいサイズで表示させる第1入賞補助演出(第1遊技補助演出の一例)を実行する場合と、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG(遊技補助表示物の一例)1~3を第1入賞補助演出のサイズよりも大きいサイズ(通常サイズ)で表示させる第2入賞補助演出(第2遊技補助演出の一例)を実行する場合とが存在する。すなわち第2入賞補助演出では、ナビ数字表示物IMG1~3を第1入賞補助演出よりも大きく表示させるため、各ナビ数字表示物の画像の占有領域が第1入賞補助演出よりも大きくなっている。
【0236】
また本実施の形態では、入賞補助演出の開始時において、「第3ナビ数字表示物IMG3<第2ナビ数字表示物IMG2<第1ナビ数字表示物IMG1」の順番で画像の占有領域が大きくなるようにナビ数字表示物IMG1~3を表示させる。
【0237】
また上記第1の実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了すると、次の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を表示させていたが、本実施の形態では、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了すると、一定のサイズでナビ数字表示物を表示させる。
【0238】
また上記実施の形態では特に言及しなかったが、上記実施の形態および本実施の形態では、各リールは同一(ほぼ同一、略同一)の形状となっており、特に各リールの横幅は同一(ほぼ同一、略同一)の長さとなっている。また各ストップボタンも同一(ほぼ同一、略同一)の形状となっており、特に各ストップボタンの横幅も同一(ほぼ同一、略同一)の長さとなっている。また各ストップボタンの間隔(ストップボタンB1とストップボタンB2の間隔およびストップボタンB2とストップボタンB3の間隔)も同一(ほぼ同一、略同一)の長さとなっている。
【0239】
以下、上記第1の実施形態と同様に打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合を例に取り、上記第1の実施形態(
図10、
図12、
図14、および
図16に示す例)との相違点を中心に本実施の形態の入賞補助演出の演出態様について説明する。
【0240】
まず第2入賞補助演出では、上記第1の実施形態と同様にスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を「1」→「2」→「3」の順番で液晶ディプレイLCDの表示領域に出現させるが、この場合に、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、
図30(A)、
図31に示すように、一定のサイズ(第2サイズ(例えば、100%の表示倍率))で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる。また第2ナビ数字表示物IMG2を出現させる場合に、第1サイズより小さい第4サイズ(例えば、30%の表示倍率:第4スケール)から第2サイズよりも小さい第5サイズ(例えば、80%の表示倍率:第5スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図30(A)、
図31に示すように、一定のサイズ(第5サイズ)で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。また第3ナビ数字表示物IMG3を出現させる場合に、第4サイズから第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図30(A)、
図31に示すように、一定のサイズ(第1サイズ)で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。このように本実施の形態では、「第3ナビ数字表示物IMG3<第2ナビ数字表示物IMG2<第1ナビ数字表示物IMG1」の順番で画像の占有領域が大きくなるようにナビ数字表示物IMG1~3を表示させる。
【0241】
そして正解打順(B2→B1→B3)に沿って1番目(最初)の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率:第3スケール)まで拡大表示させ、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、
図30(B)、
図32に示すように、一定のサイズ(第3サイズ)で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。
【0242】
同様に正解打順(B2→B1→B3)に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズまで拡大表示させ、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、
図30(C)、
図33に示すように、一定のサイズ(第3サイズ)で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。
【0243】
また第1入賞補助演出では、上記第1の実施形態と同様にスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を「1」→「2」→「3」の順番で液晶ディプレイLCDの表示領域に出現させるが、この場合に第1ナビ数字表示物IMG1を第1サイズより小さい第4サイズ(例えば、30%の表示倍率)から第2入賞補助演出のサイズ(第2サイズ)より小さい第6サイズ(例えば、70%の表示倍率:第6スケール)まで拡大表示させ、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、
図30(D)、
図34に示すように、一定のサイズ(第6サイズ)で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる。また第2ナビ数字表示物IMG2を出現させる場合に、第4サイズ(例えば、30%の表示倍率)から第2サイズよりも小さい第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図30(D)、
図34に示すように、一定のサイズ(第1サイズ)で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。また第3ナビ数字表示物IMG3を出現させる場合に、第4サイズから第7サイズ(例えば、50%の表示倍率:第7スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、
図30(D)、
図34に示すように、一定のサイズ(第7サイズ)で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。このように本実施の形態では、「第3ナビ数字表示物IMG3<第2ナビ数字表示物IMG2<第1ナビ数字表示物IMG1」の順番で画像の占有領域が大きくなるようにナビ数字表示物IMG1~3を表示させる。
【0244】
そして正解打順(B2→B1→B3)に沿って1番目(最初)の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2を第2入賞補助演出のサイズ(第3サイズ)より小さい第6サイズ(例えば、70%の表示倍率)まで拡大表示させ、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、
図30(E)、
図35に示すように、一定のサイズ(第6サイズ)で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。
【0245】
同様に正解打順(B2→B1→B3)に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3を第6サイズ(例えば、70%の表示倍率)まで拡大表示させ、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、
図30(F)、
図36に示すように、一定のサイズ(第6サイズ)で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。
【0246】
そして本実施の形態では、第1入賞補助演出では、各ストップボタンに対応する位置(各ストップボタンに対応する第1表示位置、第2表示位置、第3表示位置)にナビ数字表示物を表示させる。具体的には、第1入賞補助演出では、各ストップボタンの横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面(または天面)に対して垂直方向(鉛直方向、直交する方向)の直線上に、ナビ数字表示物を表示する表示位置(各ストップボタンに対応する位置)が設定されており、当該表示位置にナビ数字表示物の中心(またはアンカーポイント)が位置するように各ナビ数字表示物を表示させる。なお上記実施形態および本実施の形態では、各ナビ数字表示物において当該画像の中心にアンカーポイントが設定されており、アンカーポイントを中心として当該画像の拡大や縮小が行われる。
【0247】
詳細には、第1入賞補助演出では、
図37に示すように、ストップボタンB1の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第3左仮想直線LL3上にストップボタンB1(および第1リールR1)に対応するナビ数字表示物を表示する第1表示位置が設定され、ストップボタンB2の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第3中仮想直線CL3上にストップボタンB2(および第2リールR2)に対応するナビ数字表示物を表示する第2表示位置が設定され、ストップボタンB3の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第3右仮想直線RL3上にストップボタンB3(および第3リールR3)に対応するナビ数字表示物を表示する第3表示位置が設定されている。
【0248】
このため例えば、第1入賞補助演出において打順5(B3→B1→B2)の押下順序が正解打順である場合には、
図37に示すように、第3左仮想直線LL3上に第2ナビ数字表示物IMG2の中心が位置し、第3中仮想直線CL3上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置し、第3右仮想直線RL3上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置するように表示させる。なお
図37は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させ、第1ナビ数字表示物IMG1を第6サイズ(例えば、70%の表示倍率)で、第2ナビ数字表示物IMG2を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)で、第3ナビ数字表示物IMG3を第7サイズ(例えば、50%の表示倍率)で表示させる場合である。
【0249】
また本実施の形態では、第2入賞補助演出では、各リールに対応する位置(各リールに対応する第1表示位置、第2表示位置、第3表示位置)にナビ数字表示物を表示させる。具体的には、第2入賞補助演出では、各リールの横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面(または天面)に対して垂直方向(鉛直方向、直交する方向)の直線上に、ナビ数字表示物を表示する表示位置(各リールに対応する位置)が設定されており、当該表示位置にナビ数字表示物の中心(またはアンカーポイント)が位置するように各ナビ数字表示物を表示させる。
【0250】
詳細には、第2入賞補助演出では、
図38(A)に示すように、第1リールR1の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第1左仮想直線LL1上にストップボタンB1(および第1リールR1)に対応するナビ数字表示物を表示する第1表示位置が設定され、第2リールR2の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第1中仮想直線CL1上にストップボタンB2(および第2リールR2)に対応するナビ数字表示物を表示する第2表示位置が設定され、第3リールR3の横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第1右仮想直線RL1上にストップボタンB3(および第3リールR3)に対応するナビ数字表示物を表示する第3表示位置が設定されている。
【0251】
このため例えば、第2入賞補助演出において打順5(B3→B1→B2)の押下順序が正解打順である場合には、
図38(A)に示すように、第1左仮想直線LL1上に第2ナビ数字表示物IMG2の中心が位置し、第1中仮想直線CL1上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置し、第1右仮想直線RL1上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置するように表示させる。
【0252】
すると第2入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させ、第1ナビ数字表示物IMG1を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)で、第2ナビ数字表示物IMG2を第5サイズ(例えば、80%の表示倍率)で、第3ナビ数字表示物IMG3を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)で表示させる状況では、
図38(B)に示すように、ストップボタンB1の左端を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第2左仮想直線LL2上に第2ナビ数字表示物IMG2(第2ナビ数字表示物IMG2の少なくとも一部)が位置し、ストップボタンB2の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第2中仮想直線CL2(第2中仮想直線CL2は第1中仮想直線CL1および第3中仮想直線CL3と同一線)上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置し、ストップボタンB3の右端を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線である第2右仮想直線RL2上に第1ナビ数字表示物IMG1(第1ナビ数字表示物IMG1の少なくとも一部)が位置する。
【0253】
また
図38(B)に示すように、第2左仮想直線LL2上には第1リールR1が存在し、第2中仮想直線CL2上には第2リールR2が存在し、第2右仮想直線RL2上には第3リールR3が存在する。
【0254】
また例えば、第2入賞補助演出において打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合には、
図39(A)に示すように、第1左仮想直線LL1上に第2ナビ数字表示物IMG2の中心が位置し、第1中仮想直線CL1上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置し、第1右仮想直線RL1上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置するように表示させる。
【0255】
すると第2入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させ、第1ナビ数字表示物IMG1を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)で、第2ナビ数字表示物IMG2を第5サイズ(例えば、80%の表示倍率)で、第3ナビ数字表示物IMG3を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)で表示させる状況では、
図39(B)に示すように、第2左仮想直線LL2上に第2ナビ数字表示物IMG2(第2ナビ数字表示物IMG2の少なくとも一部)が位置し、第2中仮想直線CL2上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置するが、第3ナビ数字表示物IMG3については第2右仮想直線RL2上に位置しない。
【0256】
そして正解打順(B2→B1→B3)に沿って1番目、2番目の停止操作が行われ、2番目の停止操作に応答して、第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズ(例えば、140%)で表示させる状況では、
図40に示すように、第2右仮想直線RL2上に第3ナビ数字表示物IMG3(第3ナビ数字表示物IMG3の少なくとも一部)が位置する。
【0257】
なお本実施の形態では、
図38(A)に示すように、第1中仮想直線CL1上にストップボタンB2の中心が位置するようにストップボタンB2が設けられ、第1左仮想直線LL1よりもストップボタンB2側にストップボタンB1が設けられ、第1右仮想直線RL1よりもストップボタンB2側にストップボタンB3が設けられているため、
図37、
図38(B)に示すように、第2入賞補助演出では、ストップボタンB2に対応するナビ数字表示物については第1入賞補助演出と同じ位置に(同じように)表示させるが、ストップボタンB1、B3に対応するナビ数字表示物については第1入賞補助演出とは異なる位置に(異なるように)表示させる。
【0258】
このため本実施の形態では、第1入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔は、第2入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔よりも狭くなる。例えば、
図41(A)、(B)に示すように、
図41(A)の第1入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔B1は、
図41(B)の第2入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔A1よりも狭く、
図41(A)の第1入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔B2は、
図41(B)の第2入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔A2よりも狭くなる。なお
図41(A)は
図37と同図であり、
図41(B)は
図38(A)と同図である。またこの場合には第2入賞補助演出においてA1<B1かつA2<B2となるようにナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0259】
このように本実施の形態の第1入賞補助演出では、
図37に示すように、各ストップボタンに対応する位置にナビ数字表示物を表示させるため、ストップボタンとナビ数字表示物との対応関係を分かり易くすることができ、第1リールR1とストップボタンB1と第1表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第3左仮想直線LL3)上に存在し、第2リールR2とストップボタンB2と第2表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第3中仮想直線CL3)上に存在し、第3リールR3とストップボタンB3と第3表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第3右仮想直線RL3)上に存在するため、リールとストップボタンとナビ数字表示物との対応関係も分かり易くすることができる。これにより操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0260】
また本実施の形態の第2入賞補助演出では、
図38(A)に示すように、各リールに対応する位置にナビ数字表示物を表示させるため、リールとナビ数字表示物との対応関係、ひいてはストップボタンとナビ数字表示物との対応関係を分かり易くすることができ、
図38(B)に示すように、第1リールR1とストップボタンB1と第1表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第2左仮想直線LL2)上に存在し、第2リールR2とストップボタンB2と第2表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第2中仮想直線CL2)上に存在し、第3リールR3とストップボタンB3と第3表示位置に表示されるナビ数字表示物とが同一直線(第2右仮想直線RL2)上に存在するため、リールとストップボタンとナビ数字表示物との対応関係も分かり易くすることができる。これにより操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0261】
また本実施の形態の第1入賞補助演出では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を第2入賞補助演出よりも小さく表示させるため、当該表示に対する遊技者の注目度を第2入賞補助演出の実行時よりも相対的に低下させることができ、他の演出画像の表示にも注目させることができる。
【0262】
このため本実施の形態では、AT状態において原則として第2入賞補助演出を実行するが、連続演出や物語演出などの特定の演出を実行する状況や、AT状態の最後の遊技においてメダルの獲得枚数やアシストタイム遊技の遊技回数などのアシストタイム遊技の結果を表示する(特定の表示を行う)状況などの特定の状況では、第1入賞補助演出を実行して他の演出画像の表示にも注目させるようにすることができる。また例えば、AT状態として第1AT状態と第2AT状態とを設け、第1AT状態と第2AT状態との間で移行可能とし、第1AT状態では第1入賞補助演出を実行するとともに物語演出などを実行し、第2AT状態では第2入賞補助演出を実行するようにしてもよい。
【0263】
また本実施の形態の第1入賞補助演出では、第2入賞補助演出よりも狭い間隔で各ナビ数字表示物(隣り合うナビ数字表示物)を表示させるため、遊技者の視線の移動距離を少なくすることができ、遊技者の負担を軽減することができる。
【0264】
また本実施の形態では、第2入賞補助演出において打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合に、
図39(B)に示す状況では第3ナビ数字表示物IMG3は第2右仮想直線RL2上に位置しないが、
図40に示す状況では第3ナビ数字表示物IMG3は第2右仮想直線RL2上に位置するため、ストップボタンB3に対する停止操作を行う状況(遊技者が第3ナビ数字表示物IMG3に注目する状況)では、第2右仮想直線RL2上に第3リールR3および第3ナビ数字表示物IMG3が位置するようにすることができ、リールとストップボタンとナビ数字表示物との対応関係を分かり易くすることができる。
【0265】
なお本実施の形態では、
図39(B)に示す状況において第3ナビ数字表示物IMG3が第2右仮想直線RL2上に位置するようにしてもよい。
【0266】
また本実施の形態では、第1入賞補助演出および第2入賞補助演出において、各ストップボタンB1~B3の上方に各ストップボタンに対応するナビ数字表示物が位置するように各ナビ数字表示物を表示させればよく、例えば、第1入賞補助演出において打順5(B3→B1→B2)の押下順序が正解打順である場合には、
図42(A)に示すように、ストップボタンB1の左端と右端との間(横幅)のエリア(領域)である第1仮想エリアE1内に第2ナビ数字表示物IMG2(第2ナビ数字表示物IMG2の少なくとも一部)が位置し、ストップボタンB2の左端と右端との間(横幅)のエリアである第2仮想エリアE2内に第3ナビ数字表示物IMG3(第3ナビ数字表示物IMG3の少なくとも一部)が位置し、ストップボタンB3の左端と右端との間(横幅)のエリアである第3仮想エリアE3内に第1ナビ数字表示物IMG1(第1ナビ数字表示物IMG1の少なくとも一部)が位置するように表示させ、第2入賞補助演出においても同様に、
図42(B)に示すように、第1仮想エリアE1内に第2ナビ数字表示物IMG2(第2ナビ数字表示物IMG2の少なくとも一部)が位置し、第2仮想エリアE2内に第3ナビ数字表示物IMG3(第3ナビ数字表示物IMG3の少なくとも一部)が位置し、第3仮想エリアE3内に第1ナビ数字表示物IMG1(第1ナビ数字表示物IMG1の少なくとも一部)が位置するように表示させるようにしてもよい。
【0267】
図42に示す例では、第2ナビ数字表示物IMG2が第1仮想エリアE1内に含まれる割合が、
図42(B)に示す第2入賞補助演出よりも
図42(A)に示す第1入賞補助演出の方が大きくなっている(例えば、第1入賞補助演出では100%、第2入賞補助演出では10%)。同様に第1ナビ数字表示物IMG1が第3仮想エリアE3内に含まれる割合が、
図42(B)に示す第2入賞補助演出よりも
図42(A)に示す第1入賞補助演出の方が大きくなっている(例えば、第1入賞補助演出では100%、第2入賞補助演出では10%)。これにより第1入賞補助演出では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を第2入賞補助演出よりも小さく表示させるが、第2ナビ数字表示物IMG2が第1仮想エリアE1内に含まれる割合および第1ナビ数字表示物IMG1が第3仮想エリアE3内に含まれる割合が大きいため、操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができ、押し順の操作ミスをできるだけ防止することができる。なお各ナビ数字表示物が各仮想エリアに含まれる割合は、第2入賞補助演出よりも第1入賞補助演出の方が大きくてもよいし小さくてもよいし同じであってもよいし、一部のナビ数字表示物は第2入賞補助演出よりも第1入賞補助演出の方が大きいが他のナビ数字表示物は第2入賞補助演出よりも第1入賞補助演出の方が小さくてもよいし、一部のナビ数字表示物は第2入賞補助演出よりも第1入賞補助演出の方が大きいまたは小さいが他のナビ数字表示物は第2入賞補助演出と第1入賞補助演出とで同じであってもよい。
【0268】
また本実施の形態では、入賞補助演出として、上乗せ抽選(特定の抽選)の実行契機である弱チェリー、スイカ、強チェリー、またはチャンス役(特定の当選態様)の当選(遊技を補助する情報の一例)を報知して1枚小役(特定の役)の入賞を補助する特定役入賞補助演出が設けられ、特定役入賞補助演出として、弱チェリー、スイカ、強チェリー、またはチャンス役の当選を示す特定ナビ表示物(特定ナビ画像、遊技補助表示物の一例)IMG20を通常サイズより小さいサイズで表示させる第1特定役入賞補助演出(第1遊技補助演出の一例)を実行する場合と、特定ナビ表示物(特定ナビ画像、遊技補助表示物の一例)IMG20を第1特定役入賞補助演出のサイズよりも大きいサイズ(通常サイズ)で表示させる第2特定役入賞補助演出(第2遊技補助演出の一例)を実行する場合とが存在し、AT状態において弱チェリー、スイカ、強チェリー、またはチャンス役が当選した場合に、第1特定役入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出を実行する。
【0269】
また本実施の形態では、
図43に示すように、特定ナビ表示物IMG20として「!」の画像を液晶ディプレイLCDの表示領域において第1表示位置、第2表示位置、および第3表示位置に表示させる。また第2特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を第1特定役入賞補助演出よりも大きく表示させるため、特定ナビ表示物IMG20の画像の占有領域が第1特定役入賞補助演出よりも大きくなっている。
【0270】
また第1特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を一定のサイズ(第2特定役入賞補助演出のサイズ(第3サイズ)よりも小さい第6サイズ(例えば、70%の表示倍率))で表示させ、ストップボタンに対する停止操作が行われると、当該停止操作に対応する特定ナビ表示物IMG20の表示を消去する(非表示とする)。
【0271】
同様に第2特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を一定のサイズ(第3サイズ(例えば、140%の表示倍率))で表示させ、ストップボタンに対する停止操作が行われると、当該停止操作に対応する特定ナビ表示物IMG20の表示を消去する(非表示とする)。
【0272】
そして本実施の形態では、上記第1入賞補助演出および第2入賞補助演出と同様に、第1特定役入賞補助演出では、各ストップボタンに対応する位置(各ストップボタンに対応する第1表示位置、第2表示位置、第3表示位置)に特定ナビ表示物IMG20を表示させ、第2特定役入賞補助演出では、各リールに対応する位置(各リールに対応する第1表示位置、第2表示位置、第3表示位置)に特定ナビ表示物IMG20を表示させる。なお本実施の形態では、各特定ナビ表示物IMG20においても当該画像の中心にアンカーポイントが設定されており、アンカーポイントを中心として当該画像の拡大や縮小が行われる。
【0273】
例えば、第1特定役入賞補助演出では、
図43に示すように、第3左仮想直線LL3、第3中仮想直線CL3、第3右仮想直線RL3上に特定ナビ表示物IMG20の中心が位置するように表示させる。なお
図43は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「!」の特定ナビ表示物IMG20を第6サイズ(例えば、70%の表示倍率)で表示させる場合である。
【0274】
また第2特定役入賞補助演出では、
図44(A)に示すように、第1左仮想直線LL1、第1中仮想直線CL1、第1右仮想直線RL1上に特定ナビ表示物IMG20の中心が位置するように表示させる。
【0275】
すると第2特定役入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「!」の特定ナビ表示物IMG20を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)で表示させる状況では、
図44(B)に示すように、第2左仮想直線LL2上に特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置し、第2中仮想直線CL2上に特定ナビ表示物IMG20の中心が位置し、第2右仮想直線RL2上に特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置する。
【0276】
なお本実施の形態では、
図43、
図44(B)に示すように、第2特定役入賞補助演出では、ストップボタンB2に対応する特定ナビ表示物IMG20については第1特定役入賞補助演出と同じ位置に(同じように)表示させるが、ストップボタンB1、B3に対応する特定ナビ表示物IMG20については第1特定役入賞補助演出とは異なる位置に(異なるように)表示させる。
【0277】
このため本実施の形態では、第1特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔は、第2特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔よりも狭くなる。例えば、
図45(A)、(B)に示すように、
図45(A)の第1特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B3は、
図45(B)の第2特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A3よりも狭く、
図45(A)の第1特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B4は、
図45(B)の第2特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A4よりも狭くなる。なお
図45(A)は
図43と同図であり、
図45(B)は
図44(B)と同図である。またこの場合には、第2特定役入賞補助演出においてA3<B3かつA4<B4となるように特定ナビ表示物IMGを拡大表示させるようにしてもよい。
【0278】
このように本実施の形態の第1特定役入賞補助演出では、
図43に示すように、各ストップボタンに対応する位置に特定ナビ表示物IMG20を表示させるため、ストップボタンと特定ナビ表示物IMG20との対応関係を分かり易くすることができ、第1リールR1とストップボタンB1と第1表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第3左仮想直線LL3)上に存在し、第2リールR2とストップボタンB2と第2表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第3中仮想直線CL3)上に存在し、第3リールR3とストップボタンB3と第3表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第3右仮想直線RL3)上に存在するため、リールとストップボタンと特定ナビ表示物IMG20との対応関係も分かり易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0279】
また本実施の形態の第2特定役入賞補助演出では、
図44(A)に示すように、各リールに対応する位置に特定ナビ表示物IMG20を表示させるため、リールと特定ナビ表示物IMG20との対応関係、ひいてはストップボタンと特定ナビ表示物IMG20との対応関係を分かり易くすることができ、
図44(B)に示すように、第1リールR1とストップボタンB1と第1表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第2左仮想直線LL2)上に存在し、第2リールR2とストップボタンB2と第2表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第2中仮想直線CL2)上に存在し、第3リールR3とストップボタンB3と第3表示位置に表示される特定ナビ表示物IMG20とが同一直線(第2右仮想直線RL2)上に存在するため、リールとストップボタンと特定ナビ表示物IMG20との対応関係も分かり易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0280】
また本実施の形態の第1特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を第2特定役入賞補助演出よりも小さく表示させるため、当該表示に対する遊技者の注目度を第2特定役入賞補助演出の実行時よりも相対的に低下させることができ、他の演出画像の表示にも注目させることができる。
【0281】
このため本実施の形態では、第1入賞補助演出や第2入賞補助演出と同様に、AT状態において原則として第2特定役入賞補助演出を実行するが、特定の状況では、第1特定役入賞補助演出を実行して他の演出画像の表示にも注目させるようにすることができる。また例えば、AT状態として第1AT状態と第2AT状態とを設け、第1AT状態と第2AT状態との間で移行可能とし、第1AT状態では第1特定役入賞補助演出を実行するとともに物語演出などを実行し、第2AT状態では第2特定役入賞補助演出を実行するようにしてもよい。
【0282】
また本実施の形態の第1特定役入賞補助演出では、第2特定役入賞補助演出よりも狭い間隔で各特定ナビ表示物IMG20(隣り合う特定ナビ表示物IMG20)を表示させるため、遊技者の視線の移動距離を少なくすることができ、遊技者の負担を軽減することができる。
【0283】
なお本実施の形態では、第1特定役入賞補助演出および第2特定役入賞補助演出において、各ストップボタンB1~B3の上方に各ストップボタンに対応する特定ナビ表示物IMG20が位置するように各特定ナビ表示物IMG20を表示させればよく、例えば、第1特定役入賞補助演出では、
図46(A)に示すように、第1仮想エリアE1内にストップボタンB1に対応する特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置し、第2仮想エリアE2内にストップボタンB2に対応する特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置し、第3仮想エリアE3内にストップボタンB3に対応する特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置するように表示させ、第2特定役入賞補助演出においても同様に、
図46(B)に示すように、第1仮想エリアE1、第2仮想エリアE2、および第3仮想エリアE3内に各ストップボタンに対応する特定ナビ表示物IMG20(特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部)が位置するように表示させるようにしてもよい。
【0284】
図46に示す例では、ストップボタンB1に対応する特定ナビ表示物IMG20が第1仮想エリアE1内に含まれる割合が、
図46(B)に示す第2特定役入賞補助演出よりも
図46(A)に示す第1特定役入賞補助演出の方が大きくなっている(例えば、第1特定役入賞補助演出では100%、第2特定役入賞補助演出では10%)。同様にストップボタンB3に対応する特定ナビ表示物IMG20が第3仮想エリアE3内に含まれる割合が、
図46(B)に示す第2特定役入賞補助演出よりも
図46(A)に示す第1特定役入賞補助演出の方が大きくなっている(例えば、第1特定役入賞補助演出では100%、第2特定役入賞補助演出では10%)。これにより第1特定役入賞補助演出では、各特定ナビ表示物IMG20を第2特定役入賞補助演出よりも小さく表示させるが、ストップボタンB1に対応する特定ナビ表示物IMG20が第1仮想エリアE1内に含まれる割合およびストップボタンB3に対応する特定ナビ表示物IMG20が第3仮想エリアE3内に含まれる割合が大きいため、操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができ、押し順の操作ミスをできるだけ防止することができる。なお各特定ナビ表示物が各仮想エリアに含まれる割合は、第2特定役入賞補助演出よりも第1特定役入賞補助演出の方が大きくてもよいし小さくてもよいし同じであってもよいし、一部の特定ナビ表示物は第2特定役入賞補助演出よりも第1特定役入賞補助演出の方が大きいが他の特定ナビ表示物は第2特定役入賞補助演出よりも第1特定役入賞補助演出の方が小さくてもよいし、一部の特定ナビ表示物は第2特定役入賞補助演出よりも第1特定役入賞補助演出の方が大きいまたは小さいが他の特定ナビ表示物は第2特定役入賞補助演出と第1特定役入賞補助演出とで同じであってもよい。
【0285】
また本実施の形態では、第1入賞補助演出または1特定役入賞補助演出において、第3左仮想直線LL3の位置は、ストップボタンB1の中心を通る位置に限られるものではなく第1仮想エリアE1内にストップボタンB1に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第3中仮想直線CL3の位置は、ストップボタンB2の中心を通る位置に限られるものではなく第2仮想エリアE2内にストップボタンB2に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第3右仮想直線RL3の位置は、ストップボタンB3の中心を通る位置に限られるものではなく第3仮想エリアE3内にストップボタンB3に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよい。
【0286】
同様に第2入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出において、第1左仮想直線LL1の位置は、第1リールR1の横幅の中心を通る位置に限られるものではなく第1仮想エリアE1内にストップボタンB1に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第1中仮想直線CL1の位置は、第2リールR2の横幅の中心を通る位置に限られるものではなく第2仮想エリアE2内にストップボタンB2に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第1右仮想直線RL1の位置は、第3リールR3の横幅の中心を通る位置に限られるものではなく第3仮想エリアE3内にストップボタンB3に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよい。
【0287】
すなわち本実施の形態では、第1入賞補助演出または第1特定役入賞補助演出における第3左仮想直線LL3と第2入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出における第1左仮想直線LL1の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよく、第1入賞補助演出または第1特定役入賞補助演出における第3中仮想直線CL3と第2入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出における第1中仮想直線CL1の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよく、第1入賞補助演出または第1特定役入賞補助演出における第3右仮想直線RL3と第2入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出における第1右仮想直線RL1の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよい。
【0288】
また本実施の形態では、第1特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔は、第2入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔よりも狭くなる。例えば、
図41(B)、
図45(A)に示すように、
図45(A)の第1特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B3は、
図41(B)の第2入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔A1よりも狭く、
図45(A)の第1特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B4は、
図41(B)の第2入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔A2よりも狭くなる。なおこの場合には、第2入賞補助演出においてA1<B3かつA2<B4となるようにナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0289】
4.第4の実施形態
【0290】
本実施の形態では、第3の実施形態と共通する構成および制御手法については詳細な説明を省略し、主要な相違点について説明する。以下、
図47~
図48を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法について説明する。なお
図47、
図48は、本実施の形態の遊技機におけるリール、ストップボタン、ナビ数字表示物、特定ナビ表示物の対応関係を説明する図である。
【0291】
まず本実施の形態では、入賞補助演出として、第1入賞補助演出、第2入賞補助演出、第1特定役入賞補助演出、および第2特定役入賞補助演出のうち第2入賞補助演出(第1遊技補助演出の一例)および第2特定役入賞補助演出(第2遊技補助演出の一例)を実行する。
【0292】
また本実施の形態では、第2特定役入賞補助演出における特定ナビ表示物IMG20の画像のデザインが上記第3の実施形態とは異なり、
図47(B)に示すように、キャラクターAをモチーフとしたデザインとなっている。また第2特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を第2入賞補助演出よりも大きく表示させるため、
図47(B)に示す特定ナビ表示物IMG20の画像の占有領域が第1入賞補助演出における「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のいずれよりも大きくなっている。
【0293】
例えば、
図38(A)、(B)に示すように、第2入賞補助演出において第1ナビ数字表示物IMG1を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)で表示させ、第2ナビ数字表示物IMG2を第5サイズ(例えば、80%の表示倍率)で表示させ、第3ナビ数字表示物IMG3を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率)表示させる場合と、
図47(B)に示すように、第2特定役入賞補助演出において特定ナビ表示物IMG20を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)で表示させる場合とでは、特定ナビ表示物IMG20の方が各ナビ数字表示物よりも画像の占有領域が大きくなっている。
【0294】
また本実施の形態では、
図47(A)、(B)に示すように、各リールの横幅の中心を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線上に、各リールに対応するストップボタンの横幅の中心が位置するように各ストップボタンが設けられている。なお
図47(A)は
図38(A)、(B)に示す第2入賞補助演出を実行する場合であり、
図47(B)は
図44(A)、(B)に示す第2特定役入賞補助演出を実行する場合である。
【0295】
このため本実施の形態では、第1左仮想直線LL1と第3左仮想直線LL3の位置は同一の位置(同一線)となっており、第1中仮想直線CL1と第3中仮想直線CL3の位置は同一の位置(同一線)となっており、第1右仮想直線RL1と第3右仮想直線RL3の位置は同一の位置(同一線)となっている。言い換えれば、第1左仮想直線LL1と第3左仮想直線LL3とが同じようになっており、第1中仮想直線CL1と第3中仮想直線CL3とが同じようになっており、第1右仮想直線RL1と第3右仮想直線RL3が同じようになっている。
【0296】
また本実施の形態では、第2入賞補助演出におけるナビ数字表示物の表示位置と第2特定役入賞補助演出における特定ナビ表示物IMG20の表示位置とが同じ位置となっている(同じようになっている)ため、
図47(A)、(B)に示すように、第2特定役入賞補助演出では、第1入賞補助演出と同じ位置に(同じように)特定ナビ表示物IMG20を表示させる。
【0297】
このため本実施の形態では、第2入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔は、第2特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔よりも広くなる。例えば、
図47(A)、(B)に示すように、
図47(A)の第2入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔A1は、
図47(B)の第2特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A5よりも広く、
図47(A)の第2入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔A2は、
図47(B)の第2特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A6よりも広くなる。
【0298】
このようにしても上記第3の実施形態と同様の作用効果を奏し、第2入賞補助演出および第2特定役入賞補助演出では、各ストップボタンに対応する位置であって各リールに対応する位置にナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20を表示させ、各リールと各ストップボタンと各ナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20とが同一直線上に存在するため、リールとストップボタンとナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20との対応関係を分かり易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0299】
また本実施の形態の第2入賞補助演出では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を第2特定役入賞補助演出の特定ナビ表示物IMG20よりも小さく表示させるため、当該表示に対する遊技者の注目度を第2特定役入賞補助演出の実行時よりも相対的に低下させることができ、他の演出画像の表示にも注目させることができる。
【0300】
また本実施の形態の第2特定役入賞補助演出では、特定ナビ表示物IMG20を第2入賞補助演出のナビ数字表示物の表示位置と同じ位置に(同じように)表示させるため、第2入賞補助演出と第2特定役入賞補助演出との間でリールとストップボタンとナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20との対応関係を同一にすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0301】
なお本実施の形態では上記第3の実施形態と同様に、第2入賞補助演出および第2特定役入賞補助演出において、各ストップボタンB1~B3の上方に各ストップボタンに対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20が位置するように各ナビ数字表示物または各特定ナビ表示物IMG20を表示させればよく、例えば、第1仮想エリアE1、第2仮想エリアE2、第3仮想エリアE3内にナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が位置するように表示させるようにしてもよい。なお各ナビ数字表示物または各特定ナビ表示物IMG20が各仮想エリアに含まれる割合は、第2入賞補助演出よりも第2特定役入賞補助演出の方が大きくてもよいし小さくてもよいし同じであってもよいし、一部のナビ数字表示物は第2特定役入賞補助演出よりも大きいが他のナビ数字表示物は第2特定役入賞補助演出よりも小さくてもよいし、一部のナビ数字表示物は第2特定役入賞補助演出よりも大きいまたは小さいが他のナビ数字表示物は第2特定役入賞補助演出と同じであってもよい。
【0302】
また上記第3の実施形態と同様に、第1左仮想直線LL1および第3左仮想直線LL3の位置は、第1仮想エリアE1内にストップボタンB1に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第1中仮想直線CL1および第3中仮想直線CL3の位置は、第2仮想エリアE2内にストップボタンB2に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよく、第1右仮想直線RL1および第3右仮想直線RL3の位置は、第3仮想エリアE3内にストップボタンB3に対応するナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の少なくとも一部が含まれる位置であればいずれの位置であってもよい。
【0303】
また上記第3の実施形態と同様に、第1左仮想直線LL1と第3左仮想直線LL3の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよく、第1中仮想直線CL1と第3中仮想直線CL3の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよく、第1右仮想直線RL1と第3右仮想直線RL3の位置は同一の位置であってもよいし異なる位置であってもよい。
【0304】
また本実施の形態では、第2特定役入賞補助演出において特定ナビ表示物IMG20を第2入賞補助演出のナビ数字表示物の表示位置とは異なる位置に表示させるようにしてもよい。
【0305】
また本実施の形態では、入賞補助演出として、第1入賞補助演出や第1特定役入賞補助演出を実行するようにしてもよい。この例では、
図48(A)に示すように、第1入賞補助演出では、各ストップボタンに対応する位置であって各リールに対応する位置にナビ数字表示物を表示させ、
図48(B)に示すように、第1特定役入賞補助演出では、各ストップボタンに対応する位置であって各リールに対応する位置に特定ナビ表示物IMG20を表示させ、第1入賞補助演出および第1特定役入賞補助演出において、第2入賞補助演出および第2特定役入賞補助演出と同じ位置に(同じように)ナビ数字表示物や特定ナビ表示物IMG20を表示させるようにしてもよい。
【0306】
またこの例では、第1入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔は、第2入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔よりも広くなる。例えば、
図47(A)、
図48(A)に示すように、
図48(A)の第1入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔B1は、
図47(A)の第2入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔A1よりも広く、
図48(A)の第1入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔B2は、
図47(A)の第2入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔A2よりも広くなる。なおこの場合には、第2入賞補助演出においてB1<A1かつB2<A2となるようにナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0307】
またこの例では、第1特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔は、第2特定役入賞補助演出における各特定ナビ表示物IMG20の間隔よりも広くなる。例えば、
図47(B)、
図48(B)に示すように、
図48(B)の第1特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B5は、
図47(B)の第2特定役入賞補助演出における第1表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A5よりも広く、
図48(B)の第1特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔B6は、
図47(B)の第2特定役入賞補助演出における第2表示位置の特定ナビ表示物IMG20と第3表示位置の特定ナビ表示物IMG20との間隔A6よりも広くなる。なおこの場合には、第1特定役入賞補助演出または第2特定役入賞補助演出においてB5<A5かつB6<A6となる位置に特定ナビ表示物を表示させるようにしてもよい。
【0308】
またこの例では、第2入賞補助演出における第1表示位置および第3表示位置を第1入賞補助演出とは異なる位置に設定してよい。例えば、第1表示位置を第2左仮想直線LL2上に設定し、第3表示位置を第2右仮想直線RL2上に設定し、第2入賞補助演出では、
図49(A)に示すように、第2左仮想直線LL2に第2ナビ数字表示物IMG2の中心が位置し、第2中仮想直線CL2上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置し、第2右仮想直線RL2上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置するように表示させるようにしてもよい。
【0309】
また第2入賞補助演出における第2表示位置も第1入賞補助演出とは異なる位置に設定してよく、例えば、第1入賞補助演出では、
図48(A)に示すように、液晶ディスプレイLCDにおける下部の表示領域に各ナビ数字表示物を表示させ、第2入賞補助演出では、
図49(A)に示すように、液晶ディスプレイLCDにおける上部(または中段部)の表示領域に各ナビ数字表示物を表示させるようにしてもよい。
【0310】
このようにしても上記実施形態と同様の作用効果を奏し、第1入賞補助演出では、
図48(A)に示すように、各リールと各ストップボタンと各ナビ数字表示物とが同一直線上に存在するため、リールとストップボタンとナビ数字表示物との対応関係を分かり易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0311】
またこの例では、第1入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔は、第2入賞補助演出における各ナビ数字表示物の間隔よりも狭くなる。例えば、
図48(A)、
図49(A)に示すように、
図48(A)の第1入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔B1は、
図49(A)の第2入賞補助演出における第2ナビ数字表示物IMG2と第3ナビ数字表示物IMG3との間隔A1よりも狭く、
図48(A)の第1入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔B2は、
図49(A)の第2入賞補助演出における第3ナビ数字表示物IMG3と第1ナビ数字表示物IMG1との間隔A2よりも狭くなる。なおこの場合には、第2入賞補助演出においてA1<B1かつA2<B2となるようにナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0312】
また例えば、第1表示位置を第4左仮想直線LL4(ストップボタンB1の右端を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線)上に設定し、第3表示位置を第4右仮想直線RL4(ストップボタンB3の左端を通る直線であってスロットマシン(筐体)の底面に対して垂直方向の直線)上に設定し、第2入賞補助演出では、
図49(B)に示すように、第4左仮想直線LL4に第2ナビ数字表示物IMG2の中心が位置し、第2中仮想直線CL2上に第3ナビ数字表示物IMG3の中心が位置し、第4右仮想直線RL4上に第1ナビ数字表示物IMG1の中心が位置するように表示させるようにしてもよい。
【0313】
また第1入賞補助演出、第1特定役入賞補助演出、および第2特定役入賞補助演出についても、第1表示位置を第2左仮想直線LL2または第4左仮想直線LL4上に設定し、第3表示位置を第2右仮想直線RL2または第4右仮想直線RL4上に設定し、第1入賞補助演出、第1特定役入賞補助演出、および第2特定役入賞補助演出では、第2左仮想直線LL2または第4左仮想直線LL4にナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の中心が位置し、第2中仮想直線CL2上にナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の中心が位置し、第2右仮想直線RL2または第4右仮想直線RL4上にナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の中心が位置するように表示させるようにしてもよい。
【0314】
5.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
【0315】
上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合を例に取り説明したが、これらのナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させなくてもよく、これらのナビ数字表示物IMG1~3を同時に出現させるようにしてもよいし、「1」のナビ数字表示物IMG1を最初に出現させ、「1」に続けて「2」、「3」のナビ数字表示物IMG2~3を同時に出現させるようにしてもよい。
【0316】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~IMG3を2フレーム(2/30秒)ずつ表示開始のタイミングをずらして表示させる場合を例にとり説明したが、表示開始のタイミングをずらす時間は2フレーム(2/30秒)に限られるものではなく、1フレーム(1/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、また「1」の表示を開始させてから「2」の表示を開始させるまでの待機時間を、「2」の表示を開始させてから「3」の表示を開始させるまでの待機時間よりも長い時間または短い時間としてもよいし、同一の時間としてもよい。
【0317】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれを同一の所定表示時間で拡大表示させる場合を例に取り説明したが、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のうち一部のナビ数字表示物(例えば、第1ナビ数字表示物IMG1)の拡大表示に要する表示時間を他のナビ数字表示物(例えば、第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3)の拡大表示に要する表示時間よりも長くまたは短くしてもよい。例えば、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を所定の待機時間(例えば、2フレーム(2/30秒))ずつ表示開始のタイミングをずらして表示させ、全てのナビ数字表示物IMG1~3の拡大表示を同時に終了させるようにしてもよいし、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を同時に表示させて拡大表示を開始させ、ナビ数字表示物の種類に応じたタイミングで拡大表示を終了させて一部のナビ数字表示物の拡大表示を他のナビ数字表示物とは異なるタイミングで終了させるようにしてもよい。
【0318】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれを3フレーム(3/30秒)で拡大表示させる場合を例に取り説明したが、ナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は3フレーム(3/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や4フレーム(4/30秒)など任意に設定することができる。
【0319】
また上記第1の実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、1番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示が終了すると、1番目の停止操作が行われるまで一定のサイズ(例えば、第2サイズ)で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させるようにしてもよい。この例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1を拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0320】
同様に、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われた場合に次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了すると、次の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示が終了すると、次の停止操作が行われるまで一定のサイズ(例えば、第3サイズ)で次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を表示させるようにしてもよい。この例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を第4サイズ(例えば、180%の表示倍率)まで拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0321】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終える場合を例に取り説明したが、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化されるまでにナビ出現動画像を表示し終えることが望ましい。なお第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像については、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化されるまでに表示し終えなくてもよい。
【0322】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させいない場合を例に取り説明したが、これらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させるようにしてもよく、例えば、透明度を100%から0%まで徐々に低下させるようにしてもよい。
【0323】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、ナビ数字表示物を消去する場合の消去対象のナビ数字表示物の表示態様の変化は拡大表示や縮小表示に限られるものではなく、例えば、消去対象のナビ数字表示物の形状を変形させるなどとしてもよい。すなわち入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の表示態様を変化させる第1の動画像(アニメーション)と第2の動画像(アニメーション)とを表示させ、第1の動画像を表示させている間は消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させず、第1の動画像に続いて第2の動画像の表示が開始されてから消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよい。
【0324】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を0%から100%まで変化させる場合を例に取り説明したが、消去対象のナビ数字表示物の透明度を100%まで変化させなくてもよく、80%や90%など100%未満の値まで透明度を変化させるようにしてもよい。
【0325】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させている間は当該ナビ数字表示物の透明度を変化させず、消去対象のナビ数字表示物の縮小表示が開始されてから当該ナビ数字表示物の透明度を変化させる場合を例に取り説明したが、消去対象のナビ数字表示物を拡大表示(第1の動画像を表示)させている間も当該ナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよいし、消去対象のナビ数字表示物を縮小表示(第2の動画像を表示)させている間も当該ナビ数字表示物の透明度を変化させないようにしてもよい。
【0326】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0327】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に当該停止操作に対応するナビ数字表示物を1フレーム(1/30秒)で拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は1フレーム(1/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))以下の表示時間であればよい。
【0328】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))よりも長い表示時間(例えば、4フレーム(3/30秒))で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を縮小表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の縮小表示に要する表示時間は4フレーム(4/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))よりも短い表示時間(所定表示時間とは異なる表示時間)または同一の表示時間で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を縮小表示させるようにしてもよい。すなわちこの例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了するまでに、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去するようにしてもよい。このようにすれば、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を速やかに消去するため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができることによって次に操作すべきストップボタンの種類を誤解させないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0329】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))と同一の表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は3フレーム(3/30秒)に限られるものではなく、1フレーム(1/30秒)や2フレーム(2/30秒)や4フレーム(4/30秒)など任意に設定することができ、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも短い表示時間または長い表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0330】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の透明度を変化させない場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよい。
【0331】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、第1ナビ数字表示物IMG1の表示領域とは異なる表示領域に出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1ではなく第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3に対して出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、全てのナビ数字表示物IMG1~3に対して出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0332】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終える場合を例に取り説明したが、少なくとも、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに「1」のナビ数字表示物IMG1を拡大し終えればよく、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG2~3については第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了した後に拡大表示が終了するようにしてもよい。この例では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、3フレーム(3/30秒)または6フレーム(6/30秒)に設定し、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、ループ表示に移行させるようにしてもよい。またナビ出現動画像と第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像との表示終了のタイミングは同時であってもよい。この例では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、7フレーム(7/30秒)に設定するようにしてもよい。
【0333】
また上記実施形態では、入賞補助演出において第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示(ループ表示)させる場合を例にと説明したが、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させなくてもよく、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4を消去するようにしてもよい。
【0334】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」のナビ数字表示物IMG1の表示と出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、「1」のナビ数字表示物IMG1の表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから「1」のナビ数字表示物IMG1の表示を開始させてもよい。
【0335】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後に、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させるようにしてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するタイミングで、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させるようにしてもよい。
【0336】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、遊技開始時にナビ数字表示物を出現させる場合に発生させる出現エフェクトと同様の表示態様の出現エフェクトを、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対して発生させる場合を例に取り説明したが、遊技開始時にナビ数字表示物を出現させる場合に発生させる出現エフェクトとは異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。また1番目の停止操作時と2番目の停止操作時とで異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0337】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示領域とは異なる表示領域に出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0338】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、5フレーム(5/30秒)以下に設定し、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、ループ表示に移行させるようにしてもよい。
【0339】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示(ループ表示)させる場合を例にと説明したが、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させなくてもよく、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4を消去するようにしてもよい。
【0340】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示と出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよい。また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に続いて行われる縮小表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよい。
【0341】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、同様の表示態様の消失エフェクトを当該停止操作に対応するナビ数字表示物に対して発生させる場合を例に取り説明したが、1番目、2番目、3番目の停止操作のうち一部の停止操作時(例えば、3番目の停止操作時)と他の停止操作時(1番目および2番目の停止操作時)とで異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、それぞれの停止操作時で異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0342】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物に重ね合わせて消失エフェクト画像IMG5を表示させることによって当該停止操作に対応するナビ数字表示物に対して消失エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の表示領域とは異なる表示領域に消失エフェクト画像IMG5を表示させることによって消失エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0343】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も当該消失エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに当該消失エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、5フレーム(5/30秒)以下に設定するようにしてもよい。
【0344】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示と消失エフェクト画像IMG5の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよいし、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に続いて行われる縮小表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよい。また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよいし、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよい。
【0345】
また上記実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去する前から、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去するまでに次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、8フレーム(8/30秒)以上に設定するようにしてもよい。
【0346】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト画像IMG5の表示と次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよい。
【0347】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して表示させた消失エフェクトが消去される前に次の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを強制的に消去する場合を例に取り説明したが、消失エフェクトが消去される前に次の停止操作が行われても消去せずに消失エフェクトの表示を継続するようにしてもよい。なお3番目の停止操作時においては、消失エフェクトが消去される前に入賞判定処理、メダルの払出処理、メダルの投入、ベットボタンB0に対する操作、スタートレバーSLに対する遊技開始操作のいずれが行われても消去せずに消失エフェクトの表示を継続するようにしてもよい。ただし消失エフェクトが消去される前に精算ボタンに対する操作が行われた場合には消失エフェクトを強制的に消去するようにしてもよい。
【0348】
また本実施の形態では、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画される場合を例に取り説明したが、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画されるようにしてもよい。また「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれは別々のレイヤーに描画されるようにしてもよいし、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のうち一部または全てのナビ数字表示物は同一のレイヤーに描画されるようにしてもよい。
【0349】
また本実施の形態では、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画される場合を例に取り説明したが、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画されるようにしてもよい。
【0350】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、正解打順に沿って停止操作が行われた場合と同様の表示態様で表示中のナビ数字表示物を全て消去する場合を例に取り説明したが、正解打順に沿って停止操作が行われた場合とは異なる表示態様で表示中のナビ数字表示物を消去するようにしてもよく、例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、表示中のナビ数字表示物をグレースケールで表示させ、次の停止操作、メダルの投入、またはベットボタンB0に対する操作が行われると、表示中のナビ数字表示物を消去するようにしてもよい。
【0351】
また上記実施形態では、入賞補助演出において出現エフェクトや消失エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、出現エフェクトや消失エフェクトの一方または双方は無くてもよいし、出現エフェクトや消失エフェクトを発生させる場合と発生させない場合とがあってもよい。
【0352】
また上記実施形態では、正解打順が6択である場合を例に取り説明したが、正解打順を、ストップボタンB1を最初に操作する押下順序、ストップボタンB2を最初に操作する押下順序、およびストップボタンB3を最初に操作する押下順序の3択としてもよい。この例では、
図50に示すように、入賞補助演出では、1番目の停止操作を示す第1ナビ数字表示物IMG1、2番目の停止操作はいずれであってもよいことを示す第2ナビ表示物IMG6、および3番目の停止操作はいずれであってもよいことを示す第3ナビ表示物IMG7をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する表示位置に表示させることによって各ストップボタンの操作順序を報知するようにしてもよい。
図50は、ストップボタンB2を最初に操作する押下順序が正解打順である場合に入賞補助演出において表示される画像を示す図である。そしてこの例においても上記実施形態と同様の演出態様で入賞補助演出を実行させるようにしてもよい。なおこの例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ表示物IMG6、および第3ナビ表示物IMG7を消去し、この場合に第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ表示物IMG6、および第3ナビ表示物IMG7のそれぞれを拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1については拡大表示させてから縮小表示させ、第2ナビ表示物IMG6および第3ナビ表示物IMG7については拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0353】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてナビ音声などを含む2種類の演出音を発生させる音響演出を実行する場合を例に取り説明したが、3種類以上の演出音を発生させるようにしてもよい。この例では、3種類以上の演出音の各サウンドデータについて無音期間の長さが異なるように設定し(無音期間無しを含む)、これらのサウンドデータを同時に再生するようにしてもよい。
【0354】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてナビ出現音またはナビ消失音の効果音とナビ音声または演出音声とを発生させる音響演出を実行する場合を例に取り説明したが、ナビ音声または演出音声とともに発生させる効果音は1種類に限られるものではなく、2種類以上の効果音を発生させるようにしてもよいし、効果音とともに発生させるナビ音声または演出音声も1種類に限られるものではなく、2種類以上のナビ音声または演出音声を発生させるようにしてもよい。この例では、3種類以上の演出音の各サウンドデータについて無音期間の長さが異なるように設定し(無音期間無しを含む)、これらのサウンドデータを同時に再生するようにしてもよい。
【0355】
また上記実施形態では、ナビ音声および演出音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設けた場合を例に取り説明したが、ナビ音声および演出音声のサウンドデータと無音データを別々のデータとし、ナビ音声などを発生させる音響演出では、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータと同時に無音データを再生し、無音データの再生が終了すると、ナビ音声または演出音声のサウンドデータを再生するようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の作用効果を奏する。なお無音データは、音量が「0」のデータに限られるものではなく、基準値以下の音量のサウンドデータであってもよい。
【0356】
また上記実施形態では、ナビ音声および演出音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設けた場合を例に取り説明したが、ナビ出現音およびナビ消失音のサウンドデータの冒頭に無音データを設け、ナビ音声および演出音声には無音データを設けないようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の作用効果を奏し、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータとナビ音声または演出音声のサンウドデータとを同時に再生することによってナビ音声または演出音声の音量のピークの発生時期ではナビ出現音またはナビ消失音を発生させず、ナビ出現音またはナビ消失音の無音期間が経過してからナビ出現音またはナビ消失音を発生させるため、音の重なりを軽減することができ、ナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声を聞き取り易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0357】
また上記実施形態では、「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声、並びに「ゲット」の演出音声のサウンドデータにおいて無音期間を同一の長さ(同一時間)に設定した場合を例に取り説明したが、無音期間の長さは異なっていてもよく、例えば、「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声のサウンドデータにおいて無音期間は同一の長さ(同一時間)であるが、「ゲット」の演出音声については「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声とは無音期間の長さが異なる(長いまたは短い)ようにしてもよい。
【0358】
また上記実施形態では、ナビ音声および演出音声のサウンドデータの冒頭に無音データ(無音期間)を設けた場合を例に取り説明したが、無音データを設けなくてもよく、例えば、ナビ音声などを発生させる音響演出では、ナビ出現音またはナビ消失音のサウンドデータの再生開始と同時に無音期間(例えば、100ms)の計測を開始し、無音期間が経過したことを契機としてナビ音声または演出音声のサウンドデータを再生するようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0359】
またスタートレバーSLに対する遊技開始操作、および1番目~3番目の停止操作の各操作契機において無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、一部の操作契機においてのみ無音期間の長さが異なるようにしてもよく、例えば、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時と1番目~3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時および1番目の停止操作時と2番目および3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時、および1番目、2番目の停止操作時と3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時および2番目の停止操作時と1番目、3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時、および1番目、3番目の停止操作時と2番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよい。またスタートレバーSLに対する遊技開始操作時と1番目の停止操作時と2番目および3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時と1番目および2番目の停止操作時と3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよいし、スタートレバーSLに対する遊技開始操作時および1番目の停止操作時と2番目の停止操作時と3番目の停止操作時とで無音期間の長さが異なるようにしてもよい。この例では、各ナビ音声および演出音声について無音期間の長さが異なるサウンドデータを複数用意し、発生させる演出音について無音期間に応じてサウンドデータを選択するようにしてもよい。
【0360】
またスタートレバーSLに対する遊技開始操作、および1番目~3番目の停止操作の各操作契機の一部または全ての操作契機において無音期間の長さを同一とする場合には、完全同一とする場合に限られず、遊技者に違和感を与えない範囲内で違いがあってもよく、無音期間の長さを略同一や同様の長さとしてもよい。特に上記実施形態では、「ヒダリ」、「ナカ」、「ミギ」、および「ゲット」などの出力する音声との関係で無音期間の長さを調整して遊技者に違和感を与えない範囲内で略同一や同様の長さとしてもよい。
【0361】
また上記実施形態では、「ヒダリ」、「ナカ」、および「ミギ」のナビ音声、並びに「ゲット」の演出音声のサウンドデータにおいて無音期間の長さを例えば、100msとした場合を例に取り説明したが、無音期間の長さはこれに限られるものではなく、100msよりも短くてもよいし長くてもよい。また無音期間の長さは、ストップボタンが押下された時点からリールが停止するまでに要する最大時間である190ms以下または未満の時間としてもよい。
【0362】
また上記実施形態では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作、および1番目、2番目の停止操作を契機としてナビ音声を発生させる音響演出を実行する場合を例に取り説明したが、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われた場合には次に操作すべきストップボタンの種類が確定するため、ナビ消失音のみを発生させ、ナビ音声を発生させなくてもよい。
【0363】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われて15枚小役が入賞した場合に「GET!」の文字を液晶ディスプレイに表示させる場合を例に取り説明したが、ストップボタンに対する押下操作が行われたことを契機として「GET!」の文字を表示させるようにしてもよい。このようにすれば、「ゲット」の演出音声の発生タイミングと「GET!」の文字の表示タイミングとをほぼ同一とすることができ、遊技者に違和感を与えないようにすることができる。なお入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われても「GET!」の文字を表示しないように構成してもよく、この場合には「ゲット」の演出音声も発生させず、ナビ消失音のみを発生させるようにしてもよい。
【0364】
また上記実施形態では、スタートレバーSLに対する押下操作が行われたこと、またはストップボタンに対する押下操作が行われたことを契機として効果音やナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合を例に取り説明したが、操作されたスタートレバーSLの押下状態が解除されたこと、または操作されたストップボタンの押下状態が解除されたことを契機として効果音やナビ音声などを発生させる音響演出を実行するようにしてもよい。
【0365】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われた場合に音響演出ではナビ消失音を発生させる場合を例に取り説明したが、各停止操作において発生させるナビ消失音は同一音であってもよいし異なる音であってもよい。また一部の停止操作において発生させるナビ消失音のみが異なる音であってもよい。またナビ出現音とナビ消失音についても同一音であってもよいし異なる音であってもよい。
【0366】
また上記実施形態では、ナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声の音量のピーク値をBGMの音量のピーク値よりも大きい値に設定した場合を例に取り説明したが、ナビ出現音、ナビ消失音、ナビ音声、および演出音声の音量のピーク値は、BGMの音量のピーク値よりも小さくてもよいし同一であってもよい。またナビ出現音のサウンドデータにおける音量のピーク値は、ナビ消失音、ナビ音声、または演出音声のサウンドデータにおける音量のピーク値と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、ナビ消失音のサウンドデータにおける音量のピーク値は、ナビ出現音、ナビ音声、または演出音声のサウンドデータにおける音量のピーク値と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、ナビ音声のサウンドデータにおける音量のピーク値は、ナビ出現音、ナビ消失音、または演出音声のサウンドデータにおける音量のピーク値と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、演出音声のサウンドデータにおける音量のピーク値は、ナビ出現音、ナビ消失音、またはナビ音声のサウンドデータにおける音量のピーク値と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよい。
【0367】
またナビ出現音のサウンドデータの音量は、ナビ消失音、ナビ音声、または演出音声の音量と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、ナビ消失音のサウンドデータの音量は、ナビ出現音、ナビ音声、または演出音声のサウンドデータの音量と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、ナビ音声のサウンドデータの音量は、ナビ出現音、ナビ消失音、または演出音声のサウンドデータの音量と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよいし、演出音声のサウンドデータの音量は、ナビ出現音、ナビ消失音、またはナビ音声のサウンドデータの音量と同一の値または異なる値(小さい値もしくは大きい値)であってもよい。
【0368】
また上記実施形態では、ナビ音声は押下順序(正解打順)を報知するものであったが、ナビ音声は、押下タイミングや狙うべき図柄を報知するものであってもよく、図柄の色を示す色ナビ音声や図柄を示す図柄ナビ音声としてもよい。例えば、「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せ(特定図柄組合せ)が有効ラインまたは無効ライン上に表示され得る特定役が当選する特定当選態様を用意し、内部抽選で特定当選態様が当選した場合に、第3リールR3を最初に停止させる押下順序(打順5、6)で停止操作が行われると、「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せ(特定図柄組合せ)が有効ラインまたは無効ライン上に表示され得るように回転中のリールを停止させ、打順1~4で停止操作が行われると、「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せ(特定図柄組合せ)が表示されないように回転中のリールを停止させ、AT状態において特定当選態様が当選した場合にAT状態の遊技回数を上乗せする。この場合に、入賞補助演出では、
図51(A)に示すように、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、第3リールR3を最初に停止させる押下順序(打順5、6)で停止操作を行うこと、および赤7図柄「赤7」を表示させるタイミングで停止操作を行うこと(赤7図柄「赤7」を狙うこと)を報知し、音響演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、ナビ出現音と「7をねらえ」のナビ音声とを発生させるようにしてもよい。そしてこの例においても上記実施形態の制御手法を適用することができ、例えば、「7をねらえ」のナビ音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設けて無音期間とし、「7をねらえ」のナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ出現音のサウンドデータと「7をねらえ」のナビ音声のサウンドデータとを同時に再生するようにしてもよい。このようにすれば、「7をねらえ」のナビ音声を聞き取り易くすることができる。
【0369】
また上記実施形態では、打順ベルの当選時に正解打順では15枚小役が入賞する場合を例に取り説明したが、正解打順では、特定の押下タイミングで停止操作が行われた場合に15枚小役が入賞し、特定の押下タイミングとは異なる押下タイミングで停止操作が行われた場合には15枚小役が入賞しないように回転中のリールを停止させるようにしてもよい。例えば、打順ベルの当選時に正解打順では、1番目の停止操作が特定の押下タイミングで停止操作が行われた場合に15枚小役が入賞し、1番目の停止操作が特定の押下タイミングとは異なる押下タイミングで停止操作が行われた場合には15枚小役が入賞しないように回転中のリールを停止させるようにしてもよい。この場合に、入賞補助演出では、
図51(B)に示すように、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、1番目の停止操作の押下タイミングであって例えば、赤7図柄「赤7」を狙うことを示す赤7ナビ図柄表示物(ナビ図柄画像、ナビ図柄表示物)IMG8、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3を含む演出画像を液晶ディプレイLCDに表示させることによって正解打順および1番目の停止操作の押下タイミングを報知し、音響演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、ナビ出現音と「アカ」または「アカ7」のナビ音声(図柄の色を示す色ナビ音声または図柄を示す図柄ナビ音声)とを発生させるようにしてもよい。そしてこの例においても上記実施形態の制御手法を適用することができ、例えば、「アカ」または「アカ7」のナビ音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設けて無音期間とし、「アカ」または「アカ7」のナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ出現音のサウンドデータと「アカ」または「アカ7」のナビ音声のサウンドデータとを同時に再生するようにしてもよい。なおこの例では、ナビ出現音のサウンドデータの冒頭に無音データを設けるようにしてよい。このようにすれば、遊技者にとって有用な情報である「アカ」または「アカ7」のナビ音声をナビ出現音よりも先に発生させることができる。またこの例では、「アカ」または「アカ7」のナビ音声ではなく「ナカ」のナビ音声を発生させるようにしてもよい。
【0370】
また例えば、打順ベルの当選時に正解打順では、3番目の停止操作が特定の押下タイミングで停止操作が行われた場合に15枚小役が入賞し、3番目の停止操作が特定の押下タイミングとは異なる押下タイミングで停止操作が行われた場合には15枚小役が入賞しないように回転中のリールを停止させるようにしてもよい。この場合に、入賞補助演出では、
図51(C)に示すように、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および3番目の停止操作の押下タイミングであって例えば、赤7図柄「赤7」を狙うことを示す赤7ナビ図柄表示物(ナビ図柄画像、ナビ図柄表示物)IMG8を含む演出画像を液晶ディプレイLCDに表示させることによって正解打順および3番目の停止操作の押下タイミングを報知し、音響演出では、正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、ナビ消失音と「アカ」または「アカ7」の音声(図柄の色を示す色ナビ音声または図柄を示す図柄ナビ音声)とを発生させるようにしてもよい。そしてこの例においても上記実施形態の制御手法を適用することができ、例えば、「アカ」または「アカ7」のナビ音声のサウンドデータの冒頭に無音データを設けて無音期間とし、「アカ」または「アカ7」のナビ音声などを発生させる音響演出を実行する場合に、ナビ消失音のサウンドデータと「アカ」または「アカ7」のナビ音声のサウンドデータとを同時に再生するようにしてもよい。なおこの例では、ナビ消失音のサウンドデータの冒頭に無音データを設けるようにしてよい。このようにすれば、遊技者にとって有用な情報である「アカ」または「アカ7」のナビ音声をナビ消失音よりも先に発生させることができる。またこの例では、「アカ」または「アカ7」のナビ音声ではなく「ミギ」のナビ音声を発生させるようにしてもよい。
【0371】
また上記第1~第2の実施形態では、入賞補助演出において第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物を表示させ、上記第3~第4の実施の形態では、第1入賞補助演出および第2入賞補助演出において第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物を表示させる場合を例に取り説明したが、1番目、2番目の停止操作が分かれば最後の停止操作が分からなくても正解打順を把握することができるため、第3ナビ数字表示物については表示しなくてもよい。すなわち上記第3~第4の実施形態では、第1入賞補助演出においてストップボタンB1に対応する第1表示位置およびストップボタンB2に対応する第2表示位置(各停止操作手段に対応する複数の位置のうち少なくとも一部の位置)にナビ数字表示物を表示させ、ストップボタンB3に対応する第3表示位置にはナビ数字表示物を表示せず、第2入賞補助演出において第1リールR1に対応する第1表示位置および第2リールR2に対応する第2表示位置(各リールに対応する複数の位置のうち少なくとも一部の位置)にナビ数字表示物を表示させ、第3リールR3に対応する第3表示位置にはナビ数字表示物を表示しないようにしてもよい。
【0372】
また上記第3~第4の実施形態では、第1左仮想直線LL1、第1中仮想直線CL1、および第1右仮想直線RL1は、各リールの横幅の中心を通る直線である場合を例に取り説明したが、各リールの横幅の略中心(ほぼ中心)を通る直線であればよい。
【0373】
同様に第3左仮想直線LL3、第3中仮想直線CL3、および第3右仮想直線RL3は、各ストップボタンの横幅の中心を通る直線である場合を例に取り説明したが、各ストップボタンの横幅の略中心(ほぼ中心)を通る直線であればよい。
【0374】
また上記第3~第4の実施形態では、第1入賞補助演出および第1特定役入賞補助演出において第3左仮想直線LL3、第3中仮想直線CL3、または第3右仮想直線RL3上に各ナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の中心が位置するように表示させる場合を例に取り説明したが、各ナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の略中心(ほぼ中心)が位置するように表示させるものであればよい。
【0375】
同様に第2入賞補助演出および第2特定役入賞補助演出において第1左仮想直線LL1、第1中仮想直線CL1、または第1右仮想直線RL1上に各ナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の中心が位置するように表示させる場合を例に取り説明したが、各ナビ数字表示物または特定ナビ表示物IMG20の略中心(ほぼ中心)が位置するように表示させるものであればよい。
【0376】
また上記実施形態では、リールユニットの上方に液晶ディスプレイLCDを設けた場合を例に取り説明したが、前面上扉UDの略中央に液晶ディスプレイLCDを設け、液晶ディスプレイLCDの上方にリールユニットを設けるようにしてもよい。
【0377】
また上記実施形態では、遊技を行う際にメダル等の遊技媒体を投入し、役の入賞によって遊技媒体を払い出すようにした遊技機であったが、遊技媒体を用いずに電子的情報としての遊技価値を消費または付与することによって遊技を行わせるようにしてもよい。例えば、遊技機または遊技機に接続される外部ユニットにおいて遊技者の所有する遊技価値の情報を記憶することができるようにして、遊技価値の数を減算することによって遊技価値を消費することを遊技媒体の投入に置き換え、遊技価値の数を加算することによって遊技価値を付与することを遊技媒体の払い出しに置き換えた構成としてもよい。
【符号の説明】
【0378】
BX 収納箱、UD 前面上扉、DD 前面下扉、DW 表示窓、
L1 有効ライン、DS 遊技情報表示部、LCD 液晶ディスプレイ、
R1 第1リール、R2 第2リール、R3 第3リール、
B0 ベットボタン、SL スタートレバー、B1~B3 ストップボタン、
MI メダル投入口、MO メダル払い出し口、MP メダル受け皿、
100 遊技制御手段、
105 投入受付手段、110 乱数発生手段、120 内部抽選手段、
130 リール制御手段、140 入賞判定手段、150 払出制御手段、
160 リプレイ処理手段、170 遊技状態移行制御手段、
175 特典付与手段、180 演出制御手段、
190a 遊技情報記憶手段、1910 メイン抽選テーブル記憶領域、
1911 停止制御テーブル記憶領域、1912 入賞判定テーブル記憶領域、
1914 クレジット情報記憶領域、1915 抽選フラグ記憶領域、
1916 状態記憶領域、1917 演出状態記憶領域、1919 ATカウンタ、
190b 演出情報記憶手段、1930 演出データ記憶領域、
1931 サブ抽選テーブル記憶領域、
1932 イメージバッファ、1933 サウンドバッファ、
210 メダル投入スイッチ、220 ベットスイッチ、230 スタートスイッチ、
240 ストップスイッチ、310 リールユニット、315 リールインデックス、
320 ホッパーユニット、325 払出メダル検出スイッチ、
330 表示装置、340 音響装置、
IMG1 第1ナビ数字表示物、IMG2 第2ナビ数字表示物、
IMG3 第3ナビ数字表示物、IMG4 出現エフェクト表示物、
IMG5 消失エフェクト表示物、IMG6 第2ナビ表示物、
IMG7 第3ナビ表示物、IMG8 赤7ナビ図柄表示物、
IMG10 キャラクターA画像、IMG20 特定ナビ表示物、
LL1 第1左仮想直線、CL1 第1中仮想直線、RL1 第1右仮想直線、
LL2 第2左仮想直線、CL2 第2中仮想直線、RL2 第2右仮想直線、
LL3 第3左仮想直線、CL3 第3中仮想直線、RL3 第3右仮想直線、
LL4 第4左仮想直線、RL4 第4右仮想直線、
E1 第1仮想エリア、E2 第2仮想エリア、E3 第3仮想エリア