IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 新居 敏春の特許一覧

特開2023-24217磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具
<>
  • 特開-磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具 図1
  • 特開-磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024217
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具
(51)【国際特許分類】
   C01B 3/00 20060101AFI20230209BHJP
   C02F 1/68 20230101ALI20230209BHJP
【FI】
C01B3/00 Z
C02F1/68 520B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021147200
(22)【出願日】2021-08-05
(71)【出願人】
【識別番号】000190596
【氏名又は名称】新居 敏春
(72)【発明者】
【氏名】新居 敏春
【テーマコード(参考)】
4G140
【Fターム(参考)】
4G140AB01
4G140AB03
(57)【要約】
【課題】 従来技術はストローを閉止や開通しながら水素水を飲むものであり、本発明のような、チューブに取り付けた磁石により磁化水素エアーを発生するものではない。また、別の従来技術は、ストローにて単に水素水を飲むものであり、これもまた、本発明のようなチューブに取り付けた磁石により磁化水素エアーを発生するものではない。
【解決手段】
水素エアー及び/または水素を含む水蒸気を外部に放出するチューブに、磁石を設けてなることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素エアー及び/または水素を含む水蒸気を外部に放出するチューブに、磁石を設けてなることを特徴とする磁石付チューブ。
【請求項2】
気密性の高い水を入れた容器内に水素発生器を設けてなる容器の上部内側に、外部に水素エアーを放出するチューブの下端を挿入すると共に、チューブの適所に磁石を装着したことを特徴とする磁化水素エアー発生器具。
【請求項3】
気密性の高い水を入れた容器内に水素発生器を設けてなり、容器の下部に水素水を流すべく連通する連通管を設けると共に、連通管にて送られた水素水を加熱あるいは超音波にて水蒸気化する気化具を設けた気化容器の上部に、水蒸気を外部に放出するチューブを設け、このチューブの適所に磁石を装着したことを特徴とする磁化水素蒸気発生器具。
【請求項4】
前記磁石が、中央に前記チューブを通す穴を形成してなる磁石であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の磁化水素エアー発生器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素エアー(水素水)を磁化させる磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術としては、飲み口装置が前記吐出部を塞いで装着可能とされ、当該飲み口装置が、当該飲み口装置を通して設けられたストローと、当該ストローを挟み付けて不通状態を形成し及び不通状態を解除して当該ストローを開通させるストロー閉止・開通手段を設けたものがある。(特許文献1記載)
【0003】
また、別の従来技術として、液体を収容可能な容器、前記容器の内部に配置された、下方から上昇してくる気体の上昇を規制する部材、前記容器の内部又は近傍に配置された反応槽、前記反応槽の内部に配置された水素発生手段、及び、前記反応槽の内部上方と前記容器の内部下方とを連通する連通管、を有する、水素水製造装置がある。(特許文献2記載)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6437179号公報
【特許文献2】特開2013-128882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記前者の従来技術は、ストローを閉止や開通しながら水素水を飲むものであり、本発明のような、チューブに取り付けた磁石により磁化水素エアーを発生するものではない。
【0006】
前記後者の従来技術は、ストローにて単に水素水を飲むものであり、これもまた、本発明のようなチューブに取り付けた磁石により磁化水素エアーを発生するものではない。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決するもので、水素エアーあるいは水素を含む水蒸気を外部に放出するチューブに磁石を設け、水素を活性化する磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、水素エアー及び/または水素を含む水蒸気を外部に放出するチューブに磁石を設ける。気密性の高い水を入れた容器内に水素発生器を設けてなる容器の上部内側に、外部に水素エアーを放出するチューブの下端を挿入すると共に、チューブの適所に磁石を装着したこと。気密性の高い水を入れた容器内に水素発生器を設けてなり、容器の下部に水素水を流すべく連通する連通管を設けると共に、連通管にて送られた水素水を加熱あるいは超音波にて水蒸気化する気化具を設けた気化容器の上部に、水蒸気を外部に放出するチューブを設け、このチューブの適所に磁石を装着したこと。前記チューブの下部に磁石を設けてなること。前記チューブの中央部付近に磁石を設けてなること。前記チューブの先端部付近に磁石を設けてなること。前記磁石が、中央に前記チューブを通す穴を形成してなる磁石であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
1)、チューブに磁石を設けることにより、水素エアーや水素を含む水蒸気を磁化させる ことができる効果がある。
2)、チューブの下部に磁石を設けることにより、発生したての水素エアーを磁化させる ことができる。
3)、チューブの中央部付近に磁石を設けることにより、弱まった磁化水素エアーを再度 復活させることができる。
4)、チューブの先端部付近に磁石を設けることにより、最終的に鼻から吸う水素エアー を強力磁化させるものである。
5)、磁化された水素エアーは乱れて動いている水素を磁力により集束され、方向性を持 つため、例えば、吸引にて肺に入れた場合、細胞にストレートに入り込む効果を有す る。
6)、磁化された水素を含む水蒸気は乱れて動いている水素を磁力により集束され、方向 性を持つため、例えば、吸引にて肺に入れた場合、細胞にストレートに入り込む。ま た、食道や胃の中に入り込み、より強力な水素水としての効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第1実施例を示す磁化水素エアー発生器具の構成図。
図2】 本発明の第2実施例を示す磁化水素エアー発生器具の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1は、磁化水素エアー発生器具である。
2は、気密性の高い容器である。
3は水素発生器で、カルシウムやマグネシウム等を水と反応させて水素Sを発生させるものや、白金等の電極にて発生させる電気発生具等、必要に応じて決めればよい。
4は外部に水素エアーSAを放出するチューブで、下端を容器2の上部より挿入固定してある。
5はチューブ4の下部に複数(この例の場合、5個である)取り付けてなる磁石で、外径を円形状とし、中央に円形の穴5aを形成してある。
【0012】
つぎに、磁化水素エアー発生器具1の使用例について説明する。
まず、容器2内に設けた水素発生器3を作動させ、水素Sを発生させる。
この水素Sは容器2内に放出され、水素エアーSAとしてチューブ4の下端に入り、磁石5―――を通過する時、磁場の影響により乱れ動いている水素エアーSAが収束され方向性を持ち、チューブ4の先端より磁化された水素エアーSA1が放出される。
磁化された水素エアーSA1は、通常の水素エアーSAと比較し、水素を集束させ、方向性をもたせることが期待できる。
水素エアーが肺がん等に有効なのは周知であるが、よりガン細胞内に入り込むころができる。
【0013】
つぎに、第2実施例の磁化水素エアー発生器具について説明する。
21は、磁化水素エアー発生器具である。
22は、気密性の高い容器である。
23は、前記水素発生器3と同様な水素発生器である。
6は、容器22の下部に水素水SSを流すべく連通する連通管である。
7は、水素水S1を加熱あるいは超音波にて水蒸気化する気化具8を設けた気化容器である。
9は、気化容器7の上部に、水素を含む水蒸気SZを外部に放出するチューブである。
25は、このチューブ9の下部に、前記磁石5と同様な磁石(この例の場合、3個である)である。
【0014】
この磁化水素蒸気発生器具21は、容器22内に設けた水素発生器23を作動させ、水素S1を発生させ、その圧力等により連通管6を通って水素水SSを気化容器7内に入れ、気化具8にて水素を含む水蒸気SZを作る。
つぎに、水素を含む水蒸気SZはチューブ9の下部より磁石25―――を通過して、外部に放出される。
この時、磁化された水素を含む水蒸気SZ1は前記の磁化された水素エアーSA1と同様な効果を有すると共に、食道を通って胃の中にも入り込み、水素水としての効果も有する。
【0015】
上記の磁石付チューブ及び磁化水素エアー発生器具並びに磁化水素蒸気発生器具において、各部位の材質や大きさ、形状等は自由に選定すればよい。
また、水素発生器もカルシウムに限定せず、マグネシウムでもよく、電気的に発生してもよい。
さらに、水素発生器の量(電力)も必要に応じて決めればよい。
さらにまた、磁石の形状・磁力等も必要に応じて決めればよい。
なお、チューブへの磁石の取付位置は、下部でも中央付近でも上部でもよく、チューブが長い程、色々な位置に設けるものである。
【符号の説明】
【0016】
1―――磁化水素エアー発生器具
2―――容器
3―――水素発生器
4―――チューブ
5―――磁石
S―――水素
SA――水素エアー
SA1―磁化された水素エアー
SZ1―磁化された水素を含む水蒸気
図1
図2