(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024225
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】生物大進化実験の方法
(51)【国際特許分類】
A01K 67/02 20060101AFI20230209BHJP
【FI】
A01K67/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021151573
(22)【出願日】2021-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】521314943
【氏名又は名称】田中 義人
(72)【発明者】
【氏名】田中 義人
(57)【要約】
【課題】 男のアゴヒゲは。ライオンのタテガミの名残だと考えられる。オスのオランウータンがアゴヒゲを生やしており直接的にはライオン→オランウータン。(ネコ→サル)大進化説である。アボカドなど果実を食べるために樹上生活をするようになって大きい個体は淘汰され体が小さくなった。
【解決手段】 染色体数はネコが38本、サルが48本。大進化において染色体数が10本増えたのはハエの染色体10本が追加されたと考えられる。
雌ネコの膣にハエのウジを交尾直前に入れてやることで大進化の染色体追加の実験できるだろう。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交尾できないように隔離しておいた発情期のメスの哺乳類(たとえば猫科の動物)の膣の内部入口付近にハエの産んだばかりのウジを、一部は押しつぶしたものを塗りつけ、直後にオスと交尾させることを特徴とする生物大進化実験の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
生物大進化の謎についてはダーウィンが「種の起源」の中で書いているとおり。神様だけが知っている状態にある。
【0002】
生物がだんだん進化してきた事実は化石の研究から明らかにされている。
すなわち古い地層から下等な生物の化石が出土し、新しい地層からはより高等な生物の化石が出土する。
【0003】
男にアゴヒゲはナゼ生えるか。
獲物をとるため、あるいは女を獲得して子孫をもうけるために、アゴヒゲが特別に有利に作用しているとは考えられない。にもかかわらずナゼ、アゴヒゲ、口ヒゲは生えてくるのか。
これは先祖様では重要な役割を果たしたがヒトになってからはその名残として生えてくるにすぎないと考えるべきである。
そのような先祖様には何が考えられるか。
ライオンである。ライオンのオスにとってアゴヒゲ(タテガミ)はオス同士で戦う時、タテガミが豊富なものほど、アゴの皮膚を引っかかれ。血管を引き裂かれることが少ないから子孫をもうけるとき、有利に働く。
しかしヒトの先祖がライオンだと考えるには体の小さくなったことの説明が難しい。大きい体の方が、ケンカをするとき絶対に有利に作用するに違いないからである。
【0004】
オランウータンのオスもアゴヒゲを生やしている。
オランウータンは樹上でアボカドなど木の実を食べているのだが、木登りをするようになってから大きい個体は木の枝につかまったまま枝が折れて地上に落ち致命傷をうけるということがおこるだろう。
したがって、ライオンから大進化をおこしたサルはオランウータン時代に小型化が進み、ヒトの先祖は直接的にはオランウータンだと考えられる。ダーウィンのいうように人の先祖はチンパンジーではないと考えるべきである。
【0005】
(ネコ→サル)大進化説のまとめ。
現存する大型のネコ、サルの対応関係は次のとおりである。
ネコ サル
ライオン → オランウータン
トラ → ゴリラ
ヒョウ → チンパンジー
チーター → ヒヒ
【0006】
染色体数の増加
ネコ科の動物は38本、サル化の動物は48本である。すなわち大進化によって染色体が10本増加したのである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自然界でこのような染色体の増加がナゼ起こったのか。最大の謎であり、本発明課題である。
【0008】
ハエの染色体は約10本
ショウジョウバエは8本、ニクバエは12本。したがってハエの染色体数は約10本といえるが、これがネコの染色体に追加されたことが考えられる。
【0009】
どうやってそんなことがおきるのか、当然聞かれる質問であるが、ダーウィンに聞いても「それだから神様しか知らない謎なのだ」としか答えてくれないだろう。
専門家は狭い範囲の知識に大変詳しいが、それを解決することができない。
この謎ときには天文学におけるまだ仮説レベルの知識が必要だ。
【課題を解決するための手段】
【0010】
雌ネコの子宮の中でできる受精卵の中の染色体にハエの染色体が入っているということであるが。そんなことが可能になるのは、雌ネコと交尾するときである。
交尾する直前に雌ネコの膣内にハエのウジが入っていれば、交尾によってウジがつぶされ、その染色体が精子の染色体と一緒に混入することはおこり得るだろう。
【0011】
そこで人工的に雌ネコの膣の中へ産み落とされたばかりのウジをいれておいてやることである。
精子の染色体は頭部の先体に入っている。ハエのウジの染色体は押しつぶされはみ出して、まず精子の染色体と一体になるだろう。次いで受精時に卵子の染色体と一体にとなる。ネコの染色体数は38本、ハエの染色体10本が加わってサルの染色体48本となるだろう。
なおハエの幼虫は魚のエサとして釣具店で20匹ぐらい入ったものが1袋160円で「アカムシ」として売られている。
【0012】
(もうひとつの重要な仮説)
これは天文学に属するが本発明人が40年前(1980年)に発表した。
動物たちのメスの膣の中にナゼ、ハエのウジが入ったかを説明できる。
近日点が太陽の表面スレスレに通過する小惑星のことを特異小惑星と呼ぶがこれが木星、土星の摂動をうけてわずかに飛行コースが曲げられ、太陽面にぶつかるということがおこる。
小惑星が太陽の6千度という高温プラズマによって急激に加熱され爆発し短周期スイ星となる。
この太陽面爆発によって太陽は深部の高温プラズマがうかび上がり、太陽表面は大きく加熱される。
その結果地球は加熱され毎日大雨が降り続くだろう。
【0013】
ハエはウジを大便に産みつける習性を持つ。
ところが毎日大雨が降り続くと、地表は雨水に覆われ、動物の糞は見えなくなる。
そうするとハエはどこにウジを産みつけるのか。
糞の臭いがするところ、つまり動物の肛門に付着した糞に産むだろう。
肛門の下には膣があり、ウジは肛門から膣に入っていくだろう。
【0014】
(染色体数38本のキツネ、クマ、ブタに対応する染色体数48本の動物が見られない理由)
猫科の動物は雨量が多く、ハエも多い熱帯にすんでいるが、キツネ、クマ等は雨量が少なく、ハエも少ない、もっと寒い地域にすんでいるから。ハエが肛門にウジを産むことがなかったのであろう。これらの大進化生物は人工的につくられるだろう。
【0015】
(ウシ(染色体数60本)ウマ(同64本)は2回追加)
熱帯の草食獣には常にハエが付きまとっており、気温の上昇期にハエが2回の染色体追加をおこさせていておかしくない。
【0016】
(染色体追加、2回、3回…n回、実験)
染色体数が多くなるにつれて1回の細胞分裂に時間がかかる。それだけ成熟するまでに年数がかかり、追加された染色体は最終的に働くから、寿命が延びるだろう。どれくらいまで寿命をのばせるか、生物大進化実験の重要なテーマになるだろう。
【0017】
植物への応用の方が利益は大。
果実や穀物が何倍もとれるというような改良は大進化させることで期待できる。
ハエ、蚊、アブラムシ、アリ、ミツバチ等、花に群がる虫類の染色体が追加されてたものであろう。
【0018】
ヒトへの応用の禁止
染色体を追加すれば、手足が長くなるからスポーツ選手としては絶対に有利である。寿命ものびるだろうから、超人づくりを始める集団が生まれる可能性がある。
しかし彼らが優越感をもって、ヒトを含め、動物界全体を支配してよいと考えると恐ろしいことがおこりそうだ。したがってヒトに染色体を追加するひとは実験段階から禁止しておかなければならない。
【0019】
アメリカからのビックリ・ニュース
2017年12月4日(月)のワイドスクランブル(6ch)を見ていたら橋本大二郎キャスターが「アメリカの・・・・研究所でヒトゲノムの中にハエゲノムがいくつも入っていて、共有していると言っていた。インターネットで調べてみると。この研究所はハーバード大学のハエを研究しているグループである。
すでにハエの研究でノーベル賞を3コ貰っている。
本発明人が天文学からハエの染色体追加とマクロに捉えていたことを彼らはミクロな解析から直接的にハエゲノムの存在を捉えたのだ。
DNAの塩基配列をコンピュータに覚えこませて、ヒトのものを比較させたものであろう。