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  • 特開-回転電機の端末部品 図1
  • 特開-回転電機の端末部品 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024278
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】回転電機の端末部品
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/50 20060101AFI20230209BHJP
【FI】
H02K3/50 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022092212
(22)【出願日】2022-06-07
(31)【優先権主張番号】P 2021129125
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000129529
【氏名又は名称】株式会社クラベ
(72)【発明者】
【氏名】川合 雄也
【テーマコード(参考)】
5H604
【Fターム(参考)】
5H604AA08
5H604BB01
5H604BB09
5H604CC01
5H604CC11
5H604DA16
5H604DA19
5H604DA20
5H604DA22
5H604DA25
5H604QB03
5H604QB04
5H604QB14
(57)【要約】
【課題】様々な回転電機に適用可能な汎用性を有し、可撓性を有した回転電機の端末部品を提供すること。
【解決手段】 回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な第1配電端子部31a、第2配電端子31b部及び第3配電端子部31cと、上記第1配電端子部31aに接続される第1電線部32a、上記第2配電端子部31bに接続される第2電線部32b及び上記第3配電端子部31cに接続される第3電線部32cと、上記第1電線部32aに接続される第1給電端子部33a、上記第2電線部32bに接続される第2給電端子部33b及び上記第3電線部32c接続される第3給電端子部33cと、上記第1配電端子部31a、上記第2配電端子部31b及び上記第3配電端子部31cを各々が絶縁された状態で連結する連結部材35とからなる端末部品30。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な第1配電端子部、第2配電端子部及び第3配電端子部と、上記第1配電端子部に接続される第1電線部、上記第2配電端子部に接続される第2電線部及び上記第3配電端子部に接続される第3電線部と、上記第1電線部に接続される第1給電端子部、上記第2電線部に接続される第2給電端子部及び上記第3電線部に接続される第3給電端子部と、上記第1配電端子部、上記第2配電端子部及び上記第3配電端子部を各々が絶縁された状態で連結する連結部材とからなる端末部品。
【請求項2】
上記第1電線部、第2電線部及び第3電線部が、導体線の外周に絶縁被覆が形成された絶縁電線である請求項1記載の端末部品。
【請求項3】
回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な複数の配電端子部と、上記複数の配電端子部に各々接続される複数の電線部と、上記複数の電線部に各々接続される複数の給電端子部と、上記複数の配電端子部を各々が絶縁された状態で連結する連結部材とからなる端末部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に接続される端末部品に関し、特に様々な回転電機に適用可能な汎用性を有するものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電動機もしくは内燃機関と電動機の複合により駆動される車両等に搭載されるモータ(回転電機)のステータコイルに給電する配電部品において、U相、V相、W相の各相のリードフレームを金属板、単線または撚線を絶縁被覆した電線によって形成したものが知られている(例えば、特許文献1~3参照)。この配電部品では、各相に対応した複数の金属板、単線または撚線を絶縁被覆した電線をまとめた配電部品本体からその一端部を引き出すと共に、引き出された金属板、単線または撚線を絶縁被覆した電線(以下、「引出し部」という)の先端に給電端子を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-187203公報
【特許文献2】特開2018-23222公報
【特許文献3】特開2021-052467公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の配電部品にあっては、リードフレームから引出し部までを一体的に金属板、単線または撚線を絶縁被覆した電線によって形成している。特に、金属板や単線からなるものの場合、可撓性が乏しいことから、給電端子とのボルト等での締結時にリードフレームやリードフレーム結合部に過大な応力がかかってしまう場合があった。
また、従来の配電部品にあっては、リードフレームの形状や構造は、回転電機のステータのコイル巻き方法や寸法などによって大きく変わることから、回転電機ごとに端末部品の部分も含めて配電部品を設計し直す必要があった。給電端子近傍の構造は、回転電機の種類によってもさほど変更されることはないため、共通部品となり得る汎用性が高い部品が望まれていた。
【0005】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、様々な回転電機に適用可能な汎用性を有し、可撓性を有した端末部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するべく、本発明による端末部品は、回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な第1配電端子部、第2配電端子部及び第3配電端子部と、上記第1配電端子部に接続される第1電線部、上記第2配電端子部に接続される第2電線部及び上記第3配電端子部に接続される第3電線部と、上記第1電線部に接続される第1給電端子部、上記第2電線部に接続される第2給電端子部及び上記第3電線部に接続される第3給電端子部と、上記第1配電端子部、上記第2配電端子部及び上記第3配電端子部を各々が絶縁された状態で連結する連結部材とからなるものである。
また、上記第1電線部、第2電線部及び第3電線部が、導体線の外周に絶縁被覆が形成された絶縁電線であることが考えられる。
また、本発明による他の形態の端末部品は、回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な複数の配電端子部と、上記複数の配電端子部に各々接続される複数の電線部と、上記複数の電線部に各々接続される複数の給電端子部と、上記複数の配電端子部を各々が絶縁された状態で連結する連結部材とからなるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回転電機のステータにおいて、配電部品より給電側の構造が独立した部品となっている。この部分は、様々な回転電機でも共通な構造であることから、共通部品となり得る汎用性が高い部品として使用することができる。また、給電端末部と配電端末部の間が、屈曲可能な電線で構成されているので、給電端末部や配電端末部の位置合わせや他部材との接続も容易であり、これにより汎用性はさらに高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態による端末部品が適用されたステータを示す断面図である。
図2】本実施の形態による端末部品が適用された配電部品の端子構造を示す斜視図である。
【0009】
本実施の形態における端末部品の構成について、「ステータの全体構造」、「配電部品の端末構造」に分けて説明する。
【0010】
[ステータの全体構造]
図1は、本実施の形態の端末部品が適用されたステータを示す断面図である。以下、図1に基づき、実施例1のステータの全体構造を説明する。
【0011】
本実施の形態の端末部品は、例えば電気を動力とする自動車の駆動源になる三相誘導モータ(回転電機)に適用されるものであり、図1に示すステータ10に設けられている。このステータ10は、両端が開放した円環形状を呈しており、図示しないロータの外周を包囲する。上記ステータ10は、円環状のステータコアと、ステータコアの内周側に取り付けられる複数のステータコイルと、を備えている。また、ステータコアは、固定される枠部材となるステータハウジングに固定され、ステータハウジングは、中心部に図示しない回転軸を支持する軸支持部が形成されている。
【0012】
上記ステータコアは、多数の鋼板を積層して形成され、ステータの中心に向かって突出した多数のティースを有している。ここで、ステータコアは、各々一つのティースを含むように周方向に分割された分割コアから構成されている。
【0013】
上記複数のステータコイルは、分布巻のコイルである。なお、複数のステータコイルには、それぞれU相、V相、W相のいずれかの電力が多相交流電源から供給される。各ステータコイルは、ステータコアのティースに嵌め込んだステータに巻線を巻きつけて構成されている。そして、各ステータコイルの巻線両端は、コイルエンドにそれぞれ導出され、一端は、図示しない中性端子を介して、同一電位に集結して接続されている。また、他端は配電部品20に接続されている。なお、コイルエンドは、ステータコイルにおいて、ステータコアの軸方向の端面上に位置する部分である。
【0014】
配電部品20は、多相交流電源からの電力を、各相のステータコイルに分配して給電するいわゆるバスリングであって、モータと電源との間に接続されている。この配電部品20は、ステータ10のコイルエンドに接続された形状をなし、複数のステータコイルに各々に接続された複数のケーブルハーネスが相ごとに端末部品に接続される。
【0015】
[配電部品の端末構造]
図2は、本実施の形態にかかる端末部品が取り付けられた配電部品20の端子構造30を示す斜視図である。以下、図1及び図2に基づき、実施の形態にかかる配電部品の端子構造及び端末部品を説明する。
【0016】
上記配電部品20は、図1に示すように、配電部品本体21と、複数(ここでは3つ)の引出端末部22a、22b、22cを備えている。
【0017】
上記配電部品本体21は、複数のステータコイルのそれぞれに接続される複数のケーブルハーネスと、この複数のケーブルハーネスを一体に支持するハーネス支持部材と、を有している。
【0018】
上記ケーブルハーネスは、フレキシブルな被覆導電線により形成され、ハーネス支持部材に支持されている。このケーブルハーネスの一端には、いずれか一つのステータコイルに接続するためのコイル接続端子が設けられている。このコイル接続端子は、ハーネス支持部材に固定されている。
【0019】
上記ハーネス支持部材は、樹脂等の絶縁材によって形成され、引出端末部22a、22b、22cを導出する引出部を有している。ここで、引出部は、ハーネス支持部材に形成された環状溝の一部を外方に向かって開放することで形成されている。
【0020】
本発明による端末部品30は、上記の各引出端末部22a、22b、22cに接続されるものである。本実施の形態による端末部品30は、図2に示すように、3つの配電端末部、3つの電線部及び3つの給電端末部からなる。配電端末部は、錫メッキ銅合金からなるものであり、第1配電端末部31a、第2配電端末部31b及び第3配電端末部31cがある。電線部は、錫メッキ軟銅線をフッ素樹脂で絶縁被覆したものであり、第1電線部32a、第2電線部32b及び第3電線部32cがある。給電端末部は、錫メッキ銅合金からなるもので、第1給電端末部33a、第2給電端末部33b及び上記第3給電端末部33cがある。第1電線部32aの両端部は絶縁被覆が除去されており、一方の端には第1配電端末部31aが溶接によって接続され、もう一方の端には第1給電端末部33aが溶接によって接続されている。同様に、第2電線部32bの両端部は絶縁被覆が除去されており、一方の端には第2配電端末部31bが溶接によって接続され、もう一方の端には第2給電端末部33bが溶接によって接続されており、第3電線部32cの両端部は絶縁被覆が除去されており、一方の端には第3配電端末部31cが溶接によって接続され、もう一方の端には第3給電端末部33cが溶接によって接続されている。また、第1配電端末部33a、第2配電端末部33b及び第3配電端末部33cは、各々が隔離され絶縁された状態でポリフェニレンサルファイド樹脂からなる連結部材35により連結されている。この連結部材は複数使用しても良く、その場合は、第1電線部32a、第2電線部32b及び第3電線部32cを連結するように使用しても良いし、第1給電端末部33a、第2給電端末部33b及び第3給電端末部33cを連結するように使用しても良い。
【0021】
なお、各給電端末部31a,31b,31cや各配電端末部33a,33b,33cは、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、錫メッキ銅合金、ニッケルメッキ銅合金、ステンレス鋼等、種々の導電材料を使用することができる。また、各電線部32a,32b,32cは、例えば、アルミニウム線、ニッケルメッキ銅合金線、錫メッキ銅合金線等の種々の導電線の外周に、フッ素樹脂、フッ素ゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の種々の絶縁被覆を形成したものを使用することができる。また、連結部材35としては、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂等、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の種々の絶縁材料を使用することができ、特にエンジニアリングプラスチックが好ましい。また、各給電端末部33a,33b,33cや各配電端末部31a,31b,31cと各電線部32a,32b,32cの接続に関しては、溶接やカシメ等の種々の方法によって接続することができる。また、連結部材35の形成にあたっては、例えば、予め各配電端末部31a,31b,31cをインサート成型することや、複数部材からなる連結部材35を使用して、これらを嵌め込みや接着等で組み立てることなどが考えられる。
【0022】
各電線部32a,32b,32cの構成について、例えば、導体線として、中心導体線と、該中心導体線の外周に撚り合わされた複数の外層導体線とからなり、上記外層導体線は複数の外層素線が撚り合わされたものであり、上記中心導体線を構成する中心素線の外径が、上記外層素線の外径よりも大きく、上記中心導体線の外径と上記外層導体線の外径が略等しいものを使用することが考えられる。より具体的な導体線の形態を以下に示す。まず、外径0.8mmのスズメッキ軟銅線からなる中心素線について、撚りピッチ25mm、S撚りで7本撚り合わせた後、圧縮率2%で圧縮をし、外径2.3mmの中心導体線を構成する。次いで、外径0.26mmのスズメッキ軟銅線からなる外層素線について、撚りピッチ60mm、S撚りで60本撚り合わせ、外径2.3mmの外層導体線を構成する。上記の中心導体線の外周に、撚りピッチ80mm、S撚りで上記の外層導体線を6本撚り合わせ、外径6.5mmの導体線を構成する。また、他の具体的な導体線の形態を以下に示す。まず、外径2.0mmのスズメッキ軟銅線からなる中心素線について、そのまま単線として中心導体線とする。次いで、外径0.26mmのスズメッキ軟銅線からなる外層素線について、撚りピッチ60mm、S撚りで60本撚り合わせ、外径2.3mmの外層導体線を構成する。上記の中心導体線の外周に、撚りピッチ80mm、S撚りで上記の外層導体線を6本撚り合わせ、外径6.6mmの導体線を構成する。これらのような導体線の外周に、FEP(テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等からなる絶縁被覆をチュービング押出のような手法によって肉厚0.250mmで形成し、絶縁電線を構成する。このような絶縁電線を各電線部32a,32b,32cとして使用することが考えられる。このような導体線の構成を有する電線部であれば、電線部を屈曲形状に成型して使用する際、形状維持性に優れるとともに、曲げ加工性にも優れるものとすることができる。
【0023】
この端末部品30と上記の配電部品20を接続する際には、端末部品30の配電端末部と配電部品20の引出端末部を接続することとなる。即ち、第1配電端末部31aと引出端末部22aが接続され、第2配電端末部31bと引出端末部22bが接続され、配電端末部31cと引出端末部22cが接続される。これにより、第1給電端末部33aがU相となり、第2給電端末部33bがV相となり、第3給電端末部33cがW相となっている。第1給電端末部33a、第2給電端末部33b及び第3給電端末部33cの中心には、給電コネクタと接続するための接続用穴がそれぞれ形成されていてもよい。
【0024】
本発明によれば、配電部品20の端末構造が、端末部品30という形で独立しており、回転電機のステータ10において、配電部品20(リードフレーム)より給電側の構造が独立した部品となっている。この部分は、様々な回転電機でも共通な構造であることから、共通部品となり得る汎用性が高い部品として使用することができる。また、給電端末部33a,33b,33cと配電端末部31a,31b,31c及び連結部材35の間が、屈曲可能な電線部32a,32b,32cで構成されているので、給電端末部33a,33b,33cや配電端末部31a,31b,31cの位置合わせも容易であり、これにより汎用性はさらに高くなる。
【0025】
上記実施の形態では、回転電機のステータコイルに接続された配電部品20に端末部品30を接続しているが、ステータコイルに直接端末部品を接続することも考えられる。また、適用できる回転電機についても、三相誘導モータに限定されない。例えば、単相や6相の誘導モータや、同期モータ、整流子モータ、ステッピングモータなどであっても、ステータを電磁石で構成するものであれば適用することができる。例えば6相の場合、回転電機のステータコイルまたは回転電機のステータコイルに接続された配電部品に各々接続可能な第1配電端末部、第2配電端末部、第3配電端末部、第4配電端末部、第5配電端末部及び第6配電端末部と、上記第1配電端末部に接続される第1電線部、上記第2配電端末部に接続される第2電線部、上記第3配電端末部に接続される第3電線部、上記第4配電端末部に接続される第4電線部、上記第5配電端末部に接続される第5電線部及び上記第6配電端末部に接続される第6電線部と、上記第1電線部に接続される第1給電端末部、上記第2電線部に接続される第2給電端末部、上記第3電線部に接続される第3給電端末部、上記第4電線部に接続される第4給電端末部、上記第5電線部に接続される第5給電端末部及び上記第6電線部に接続される第6給電端末部と、上記第1配電端末部、上記第2配電端末部、上記第3配電端末部、上記第4配電端末部、上記第5配電端末部及び上記第6配電端末部を各々が絶縁された状態で連結する連結部材とからなる端末部品が考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上詳述したように、本発明による配電部品の端末部品は、様々な回転電機に適用可能な汎用性を有するものである。このような配電部品の端末部品は、コイル線の形状やコイル巻き構造の違い、リードフレームの構造の違い、ステータの寸法など、種々の回転電機に共通部品として使用することができる。
【符号の説明】
【0027】
10 ステータ
20 配電部品
30 端末部品
31a,31b,31c 配電端末部
32a,32b,32c 電線部
33a,33b,33c 給電端末部
35 連結部材
図1
図2