IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スージョウ リテルヒューズ オーブイエス カンパニー リミテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024309
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】スナップオン電流センサデザイン
(51)【国際特許分類】
   G01R 15/20 20060101AFI20230209BHJP
【FI】
G01R15/20 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022114498
(22)【出願日】2022-07-19
(31)【優先権主張番号】202110900035.0
(32)【優先日】2021-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521126966
【氏名又は名称】スージョウ リテルヒューズ オーブイエス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エンゲルバート ヘッツマンシダー
(72)【発明者】
【氏名】ジアンフェイ ツァオ
(72)【発明者】
【氏名】リナス サルカウスカス
【テーマコード(参考)】
2G025
【Fターム(参考)】
2G025AA00
2G025AA03
2G025AA04
2G025AB01
2G025AC01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】導体を通過する電流から生じる磁場を測定するスナップオン電流センサを提供する。
【解決手段】スナップオンアセンブリは、センサが付いた集積回路を保持するハウジングを含む。接続部が動力を集積回路に供給し、信号を集積回路から電子回路に送信する。インサートがハウジングの開口部に嵌入し、機械的締結具を用いずに導体をハウジング内に固定する。センサは、導体を通過する電流から生じる磁場を測定する。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集積回路(IC)を有するハウジングであって、前記ICはセンサを含む、ハウジングと、
動力を前記ICに供給し、信号を前記ICから電子回路に送信する接続部と、
前記ハウジングの開口部に嵌入するインサートであって、機械的締結具を用いずに導体を前記ハウジング内に固定するためのインサートと
を備え、
前記センサは、前記導体を通過する電流から生じる磁場を測定する、
スナップオンアセンブリ。
【請求項2】
前記導体はケーブルである、請求項1に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項3】
第2インサートをさらに備え、前記第2インサート、続いて前記ケーブル、続いて前記インサートが、前記ハウジングの前記開口部内に配置される、請求項2に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項4】
前記インサートおよび前記第2インサートは、
円筒状レセプタクルと、
複数のリブとをさらに有し、前記複数のリブは、前記ハウジング内に固定されたら前記ケーブルに触れて適合する、
請求項3に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項5】
前記インサートおよび前記第2インサートは、前記ケーブルの回転運動を防止する、請求項4に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項6】
前記インサートおよび前記第2インサートは、前記ケーブルの軸方向運動を防止する、請求項4に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項7】
前記インサートおよび前記第2インサートは、非伝導性プラスチックから作製されている、請求項3に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項8】
前記導体はバスバーである、請求項1に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項9】
前記インサートは、前記インサートの背面から延びている複数の脚部をさらに有し、前記複数の脚部は、
前記インサートが前記ハウジングの前記開口部に挿入されると前記バスバーの片側に配置される第1脚部および第2脚部と、
前記インサートが前記ハウジングの前記開口部に挿入されると前記バスバーの対向する側部に配置される第3脚部および第4脚部と
を含む、請求項8に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項10】
前記第1脚部と前記第3脚部との間の距離は、前記バスバーの幅くらいである、請求項9に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項11】
前記複数の脚部のうちの1または複数に配されたディンプルと、
前記複数の脚部のうちの1または複数に配された直交突出部と
をさらに備える、請求項9に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項12】
前記ディンプルおよび前記直交突出部は、前記ハウジング内の前記バスバーの軸方向運動を防止する、請求項11に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項13】
第2のICをさらに備え、前記第2のICは第2センサを有し、前記ICおよび前記第2のICは補償信号を発生させる、請求項1に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項14】
前記ハウジングは、第1側部、第2側部、および第3側部をさらに有し、前記第1側部は、前記第2側部に連結されており、前記第1側部は、前記第2側部に直角であり、前記第2側部は、前記第3側部に連結されており、前記第2側部は、前記第3側部に直角であり、前記第1側部は、前記第3側部に平行である、請求項13に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項15】
前記ICは、前記第1側部に配されており、前記第2のICは、前記第3側部に配されている、請求項14に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項16】
前記ICおよび前記第2のICは、前記第2側部に配されている、請求項14に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項17】
集積回路(IC)を有するハウジングであって、前記集積回路はセンサを含み、前記センサは、導体を通過する電流から生じる磁場を測定する、ハウジングと、
前記ハウジングの開口部に嵌入するインサートであって、前記インサートは、機械的締結具を用いずに前記導体を前記ハウジング内に固定するものであり、
前記ハウジングの第1側部に配される第1延長部であって、第1溝部を含む第1延長部と、
前記ハウジングの第2側部に配される第2延長部であって、前記第2側部は前記第1側部と反対にあり、前記第1側部は前記第2側部に平行であり、前記第2延長部は第2溝部を含む、第2延長部と
をさらに有する、インサートと、
前記第1溝部で前記第1延長部の周りに巻き付けられて締め付けられる第1ワイヤタイと、
前記第2溝部で前記第2延長部の周りに巻き付けられて締め付けられる第2ワイヤタイと
を備え、
前記導体は、前記第1延長部を通し、前記インサートを通し、かつ前記第2延長部を通して挿入され、前記第1ワイヤタイおよび前記第2ワイヤタイは、前記導体を前記ハウジング内に固定する、
スナップオンアセンブリ。
【請求項18】
第2のICをさらに備え、前記第2のICは第2センサを有し、前記ICおよび前記第2のICは非補償信号を発生させる、請求項17に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項19】
前記導体はケーブルであり、前記第1延長部は第1円筒状延長部であり、前記第2延長部は第2円筒状延長部である、請求項18に記載のスナップオンアセンブリ。
【請求項20】
前記導体はバスバーであり、前記第1延長部は第1矩形延長部であり、前記第2延長部は第2矩形延長部である、請求項18に記載のスナップオンアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、電流センサに関し、より詳細には、磁場に基づく電流センサに関する。
【背景技術】
【0002】
電流検知は、電流を測定するために使用される幾つかの技法のうちの任意の1つである。電流センサは、磁場を使用して電流を検出し、電流に比例する出力を発生させることにより、回路を遮断することなく電流を受動的に測定することができる。
【0003】
電流センサは、測定を実行するために、ケーブルまたはバスバー等の電流の導体の周りに配置される。電流センサは、センサをバスバーまたはケーブルに固定するためのナットが付いたネジ等の機械的締結具を使用して所定位置に保たれる。機械的締結具の1または複数の部分が緩んだ状態になるか、または失われた場合、電流センサが導体から緩んだ状態になり、信頼性のない結果またはさらには機能の喪失が生じる。
【0004】
本改善が有用になり得るのは、これらおよび他の考慮事項に対してである。
【発明の概要】
【0005】
この概要は、以下の発明を実施するための形態においてさらに記述される特定の概念を簡略化した形態で紹介するために提供される。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または不可欠な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を決定する助けとなることを意図するものでもない。
【0006】
本開示に従うスナップオンアセンブリの例示的な実施形態は、センサが付いた集積回路(IC)を保持するハウジングを含み得る。接続部が動力をICに供給し、信号をICから電子回路に送信する。インサートがハウジングの開口部に嵌入し、機械的締結具を用いずに導体をハウジング内に固定する。センサは、導体を通過する電流から生じる磁場を測定する。
【0007】
本開示に従うスナップオンアセンブリの別の例示的な実施形態は、ハウジングと、ハウジングの開口部に嵌入するインサートと、2つのワイヤタイとを含み得る。ハウジングは、導体を通過する電流から生じる磁場を測定するセンサが付いたICを含む。インサートは、機械的締結具を用いずに導体をハウジング内に固定し、ハウジングの第1側部に配置される第1延長部と、ハウジングの第2の対向する側部に配置される第2延長部とを含み、第2側部は、第1側部と反対にあり、かつ平行している。2つの延長部は各々、溝部を含む。第1ワイヤタイは、第1溝部で第1延長部の周りに巻き付けられて締め付けられる。第2ワイヤタイは、第2溝部で第2延長部の周りに巻き付けられて締め付けられる。導体は、第1延長部を通し、インサートを通し、かつ第2延長部を通して挿入される。第1および第2ワイヤタイは、導体をハウジング内に固定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
図1B】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
【0009】
図2A】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
図2B】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
【0010】
図3A】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
図3B】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
【0011】
図4A】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
図4B】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
【0012】
図5A】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
図5B】例示的な実施形態に従うスナップオンアセンブリを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ケーブルまたはバスバーに適合させるための、導体上の電流を検知するためのスナップオンアセンブリが開示される。このスナップオンアセンブリは、機械的締結具を必要とすることなく、ケーブルまたはバスバーに固着される。ケーブルまたはバスバーのいずれにも、単一のハウジングが使用される。スナップオンアセンブリのハウジングは、異なるケーブルまたはバスバーのデザインに合わせてカスタマイズできる1つ(バスバー)または2つ(ケーブル)のプラスチックインサートとともに使用される。プラスチックインサートは、スナップオンアセンブリが所定位置におかれたらケーブルまたはバスバーの運動を防止する特徴を含む。スナップオンアセンブリのハウジングは、任意選択で、運動に対するさらなる安定性のためにワイヤタイを保持する延長部を含む。
【0014】
利便性および明瞭性のために、本明細書では、「上部」、「下部」、「より高い」、「より低い」、「鉛直」、「水平」、「横方向」、「横断」、「半径方向」、「内側」、「外側」、「左」、および「右」等の用語が、電気ボックスの特徴および構成要素の相対的な配置および向きを記述するために使用される場合があり、これらは各々、本明細書で提供される斜視図、分解斜視図、および断面図に表される電気ボックスの他の特徴および構成要素の形状および向きに対するものである。当該用語は、限定を意図するものではなく、具体的に言及される言葉、それに関する派生語、および同様の意味をもつ言葉を含む。
【0015】
図1Aおよび1Bは、例示的な実施形態に従う、ケーブルまたはバスバー等の導体を通る電流を検知するためのスナップオンアセンブリの代表図である。図1Aは、ケーブルに固着するためのスナップオンアセンブリ100Aの上面視図であり、図1Bは、バスバーに固着するためのスナップオンアセンブリ100Bの上面視図である(これらを総じて「スナップオンアセンブリ100」という)。スナップオンアセンブリ100は、第1側部130と、第2側部132と、第3側部134とを有するハウジング102を特徴とし、第1側部130は、一端で第2側部132に接続しており、第1側部130は、第2側部132に直角であり、第2側部132は、反対側の端部で第3側部134に接続しており、第3側部134は、反対側の端部で第2側部132に直角であり、そのため、第1側部130および第3側部134が互いに平行であるようになっている。上面視図では、第1側部130、第2側部132、および第3側部134は、逆さの「C」字または横向きの「U」字のように見える。
【0016】
図1Aのスナップオンアセンブリ100Aは、ケーブル104を通る電流を測定する。内側インサート110が、ハウジング102の開口部136内に配置され、続いてケーブル104、次に外側インサート112が、ハウジング内に配置される。例示的な実施形態において、内側インサート110および外側インサート112は、ケーブル104を囲んでハウジング102の開口部136内の所定位置にケーブルを保持している。例示的な実施形態において、内側インサート110および外側インサート112は、プラスチック等の非伝導性材料から作製されている。開示される実施形態は、これに関して非限定的である。
【0017】
図1Bのスナップオンアセンブリ100Bは、バスバー106を通る電流を測定する。2つのインサートを用いる図1Aの実施形態とは異なり、1つのインサート114が開口部136内に配置されて、バスバー106を所定位置に保持する。例示的な実施形態において、インサート114は、バスバー106を囲んでハウジング102の開口部136内の所定位置にバスバーを保持するような形状をしている。例示的な実施形態において、インサート114は、プラスチック等の非伝導性材料から作製されている。開示される実施形態は、これに関して非限定的である。
【0018】
スナップオンアセンブリ100Aのハウジング102は、スナップオンアセンブリ100Bのハウジングと異ならない。言い換えれば、ハウジング102は、用途がケーブル104の電流検知を実行することであってもバスバー106の電流検知を実行することであっても、互換性がある。単に内側インサート110および外側インサート112を取り外し、これらをインサート114に置き換えることにより、スナップオンアセンブリ100の用途をケーブル104からバスバー106に変更することができ、その逆も同様である。
【0019】
例示的な実施形態において、スナップオンアセンブリ100Aの外側インサート112は、ハウジング102の境界外に位置しないが、スナップオンアセンブリ100Bのインサート114は、ハウジングの境界外に位置する。バスバー106は、開口部136の幅wよりわずかに小さい幅wを有するので、インサート114は、ハウジング102の境界を超えて延びている。これは、より小さいバスバーには当てはまらない場合がある。例示的な実施形態において、インサート114はまた、バスバー106の寸法に適合するようカスタマイズ可能である。さらに、ケーブル104より大きいケーブルの場合、外側インサート112は、ハウジング102の境界を超えて延びていてもよい。例示的な実施形態において、外側インサート112および内側インサート110は、ケーブル104の円周方向寸法に適合するようカスタマイズ可能である。いくつかの実施形態において、ケーブル104が円形ではなく、楕円形または何らかの他の形状である場合、外側インサート112および内側インサート110は、ケーブルの形状に適合するよう改変される。さらに、例示的な実施形態において、非常に大きいケーブルまたはバスバー、すなわち開口部136の寸法を超えるものについては、スナップオンアセンブリ100のハウジング102は、ケーブルまたはバスバーの周りに適合するよう拡大される。
【0020】
インサートは、ケーブルにせよバスバーにせよ、異なるサイズおよび形状の導体をサポートするよう改変され得る。バスバーは、例えば、矩形状または角丸矩形状であり得る。または、バスバーは、特定の用途をサポートするようカスタムメイドされたバスバーのように、非定型的な形状を有していてもよい。さらに、ケーブルは、銅ケーブルをカバーするシース等によって絶縁されていてもよい。または、ケーブルは、上昇した電流レベルが所望される用途等では、絶縁されていなくてもよい。ケーブルまたはバスバーの断面がハウジング102内に適合可能である限り、スナップオンアセンブリ100は、導体のサイズおよび形状に適うように改変されたインサートを特徴とし得る。
【0021】
センサ108aおよび108b(総じて「センサ108」)は、ハウジング102の第1側部130および第3側部134にそれぞれ配されている。いくつかの実施形態において、センサ108は、ホールセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、またはトンネル磁気抵抗(TMR)センサである。各センサ108について、磁場強度ベクトルB1およびB2が示されている。一実施形態において、スナップオンアセンブリ100は、単一のセンサ108a(非補償出力信号)で動作してもよく、両方のセンサ(補償出力信号)で動作してもよいので、センサ108bは任意選択である。
【0022】
例示的な実施形態において、各センサ108は、ケーブルまたはバスバーの周りに形成された磁場に基づいて電流検知を実行するためのマグネットを含む集積回路(IC)である。例示的な実施形態において、浮遊磁場が検出され、ケーブル104またはバスバー106を流れる電流の測定磁場から差し引かれ得るように、2つのセンサが使用される。例示的な実施形態において、センサ108は、測定された電流が解釈されるように、信号を電子回路(図示せず)に送信する。例示的な実施形態において、ICは、ケーブルもしくはバスバーの上部もしくは下部に配置されてもよく、または同じ印刷回路板アセンブリを共有するように片側に配置されてもよい。
【0023】
図2Aおよび2Bは、例示的な実施形態に従う、ケーブルまたはバスバー等の導体を通る電流を検知するための第2のスナップオンアセンブリの代表図である。図2Aは、ケーブルに固着するためのスナップオンアセンブリ200Aの上面視図であり、図2Bは、バスバーに固着するためのスナップオンアセンブリ200Bの上面視図である(これらを総じて「スナップオンアセンブリ200」という)。スナップオンアセンブリ200は、第1側部230と、第2側部232と、第3側部234とを有するハウジング202を特徴とし、第1側部230は、一端で第2側部232に直角に接続しており、第2側部232は、一端で第1側部230に直角に、他端で第3側部234に直角に接続しており、そのため、第1側部230および第3側部234が互いに平行であるようになっている。第1側部230および第3側部234は、本明細書では、対向する側部と呼ばれることもある。上面視図では、第1側部230、第2側部232、および第3側部234は、逆さの「C」字または横向きの「U」字のように見える。
【0024】
図2Aのスナップオンアセンブリ200Aは、ケーブル204を通る電流を測定する。内側インサート210が、ハウジング202の開口部236内に配置され、続いてケーブル204、次に外側インサート212が、ハウジング内に配置される。例示的な実施形態において、内側インサート210および外側インサート212は、ケーブル204を囲んでハウジング202の開口部236内の所定位置にケーブルを保持している。例示的な実施形態において、内側インサート210および外側インサート212は、プラスチック等の非伝導性材料から作製されている。開示される実施形態は、これに関して非限定的である。
【0025】
スナップオンアセンブリ200Aのハウジング202は、スナップオンアセンブリ200Bのハウジングと異ならない。図1Aおよび1Bの例と同様に、ハウジング202は、用途がケーブル204の電流検知を実行することであってもバスバー206の電流検知を実行することであっても、互換性がある。単にインサート214を取り外し、これを内側インサート210および外側インサート212に置き換えることにより、スナップオンアセンブリ200の用途をバスバー206からケーブル204に変更することができ、その逆も同様である。
【0026】
図2Bのスナップオンアセンブリ200Bは、バスバー206を通る電流を測定する。単一のインサート214が開口部236内に配置されて、バスバー206を所定位置に保持する。例示的な実施形態において、インサート214は、バスバー206を囲んでハウジング202の開口部236内の所定位置にバスバーを保持するような形状をしている。例示的な実施形態において、インサート214は、プラスチック等の非伝導性材料から作製されている。開示される実施形態は、これに関して非限定的である。
【0027】
センサ208aおよび208b(総じて「センサ208」)は、ハウジング202の第2側部232において互いに隣接して配されており、集磁部216が各センサに対して配されている。いくつかの実施形態において、センサ208は、ホールセンサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、またはトンネル磁気抵抗(TMR)センサである。各センサ208について、磁場強度ベクトルB1およびB2が示されている。一実施形態において、スナップオンアセンブリ200は単一のセンサ208aで動作し得るので、センサ208bは任意選択である。例示的な実施形態において、各センサ208は、ケーブルまたはバスバーの周りに形成された磁場に基づいて電流検知を実行するためのマグネットを含む集積回路(IC)である。例示的な実施形態において、浮遊磁場が検出され、ケーブル204またはバスバー206を流れる電流の測定磁場から差し引かれ得るように、2つのセンサが使用される。例示的な実施形態において、センサ208は、測定された電流が解釈されるように、信号を電子回路(図示せず)に送信する。
【0028】
図3Aおよび3Bは、例示的な実施形態に従う、ケーブルまたはバスバー等の導体を通る電流を検知するためのスナップオンアセンブリの代表図である。図3Aは、ケーブルに固着するためのスナップオンアセンブリ300Aの斜視図であり、図3Bは、バスバーに固着するためのスナップオンアセンブリ300Bの斜視図である(これらを総じて「スナップオンアセンブリ300」という)。スナップオンアセンブリ300Aは、スナップオンアセンブリ100Aまたは200Aのいずれの特徴を含んでいてもよく、スナップオンアセンブリ300Bは、スナップオンアセンブリ100Bまたは200Bのいずれの特徴を含んでいてもよい。
【0029】
スナップオンアセンブリ300は、第1側部330と、第2側部332と、第3側部334とを有するハウジング302を特徴とする。ハウジング302は、図1A~1Bまたは図2A~2BのようにICが配された構成であり得る。図3Aでは、ケーブル304が、内側インサート310と外側インサート312との間に配された状態で示されており、内側インサートは、ハウジング302内で外側インサートに接続している。例示的な実施形態において、内側インサート310および外側インサート312は、ケーブル304を囲んでハウジング302内の所定位置にケーブルを保持している。外側インサート312の背面336は、ハウジングの第1側部330および第3側部334と嵌合し、従って、矩形立方体構造を形成している。
【0030】
図3Bでは、バスバー306が、インサート314に囲まれた状態で示されている。例示的な実施形態において、インサート314は、バスバー306を囲んでハウジング302内の所定位置にバスバーを保持するような形状をしている。例示的な実施形態において、内側インサート310、外側インサート312、およびインサート314は、プラスチック等の非伝導性材料から作製されている。開示される実施形態は、これに関して非限定的である。インサート314の背面338は、ハウジングの第1側部330および第3側部334と嵌合し、従って、矩形立方体構造を形成している。
【0031】
例示的な実施形態において、背面338は、凹部342aおよび342b(総じて「凹部」)のある開口部340を含む。凹部342は、バスバーの軸方向運動または長手方向運動を防止するように、バスバー306の表面を圧迫するようデザインされている。バスバーの軸方向運動または長手方向運動は、その長さに沿った、すなわち、ハウジング302のいずれかの側部に対するものである。凹部342については、図4Bと併せて、以下でより詳細に記述する。
【0032】
接続部318が、ハウジング(図示せず)内のセンサを動力源に接続するために、ハウジングの上部に配されている。一実施形態において、スナップオンアセンブリ300に動力を供給することに加えて、接続部318は、センサICが検知した電流信号を電気回路(図示せず)に伝達するための専用ピンをさらに含む。
【0033】
図4Aおよび4Bは、例示的な実施形態に従う、図3Aおよび3Bのスナップオンアセンブリ300の代表図である。図4Aは、ケーブル304に固着するためのスナップオンアセンブリ300Aの分解斜視図であり、図4Bは、バスバー306に固着するためのスナップオンアセンブリ300Bの分解斜視図である。ハウジング302は、前述のように、スナップオンアセンブリ300を動力源に接続するとともに、検知された電流信号を電気回路に伝達するための接続部318を含む。
【0034】
図4Aでは、ケーブル304が、内側インサート310と外側インサート312との間に配された状態で示されており、内側インサートの内部が露出している。例示的な実施形態において、内側インサート310は、ケーブル304を片側で受けるためのリブ420を含む円筒状レセプタクル422aを含む。同様に、外側インサート312は、ケーブル304を他方側で受けるためのリブ(図示せず)を含む円筒状レセプタクル422bを含む(これらを総じて「円筒状レセプタクル422」という)。リブ420は、それぞれの円筒状レセプタクル422からある程度突出しており、そのため、ケーブル304が内側インサート310に対して圧迫され、外側インサート312がケーブルに対して圧迫されると、リブ420がケーブルに対して圧迫されるようになっている。例示的な実施形態において、内側インサート310および外側インサート312は、スナップオンアセンブリ300Aのハウジング302内にケーブル304を固定する。さらに、例示的な実施形態において、円筒状レセプタクル422およびリブ420は、内側インサート310および外側インサート312がスナップオンアセンブリ300Aのハウジング302内で所定位置におかれたら、ケーブル304の回転運動または軸方向運動のいずれかを実質的に防止する。
【0035】
例示的な実施形態において、内側インサート310は、アーム424aおよび424b(総じて「アーム424」)をさらに含み、外側インサート312は、受けスリーブ426aおよび426b(総じて「受けスリーブ426」)を含み、アーム424aは、受けスリーブ426aに適合し、アーム424bは、受けスリーブ426bに適合する。さらに、アーム424aは、ケーブル304の片側(例えば、図4Aのケーブルの上)に配されており、アーム424bは、ケーブルの他方側(例えば、ケーブルの下)に配されている。
【0036】
図4Bでは、バスバー306が、ハウジング302の開口部(例えば、上記のスナップオンアセンブリ100の開口部136またはスナップオンアセンブリ200の開口部236)に挿入された状態で示されている。インサート314は、インサートの背面338から延びている、第1脚部428a、第2脚部428b、第3脚部428c、および第4脚部428d(総じて「脚部428」)を含む。
【0037】
図3Bに示されているように、インサート314の背面338は、凹部342のある開口部340を含む。凹部342は、バスバーの(例えば、ハウジング302のいずれかの側部に対する)軸方向運動を防止するように、バスバー306の表面を圧迫するようデザインされている。開口部340および任意選択の凹部342は、インサート312の背面336(図3Aまたは4A)の特徴ではない。これは、円筒状レセプタクル422のリブ420がケーブル304の回転を制御するように働くからである。ケーブルジャケットは弾性をもつ傾向にあり、そのため、リブ420はこれらに非常に良好に付着する。一方でバスバーには硬性があるため、インサート314がハウジング302に圧入されると、凹部342がバスバー306に押し付けられる。
【0038】
例示的な実施形態において、スナップオンアセンブリ300Bは、バスバー306の運動を制御するための追加の特徴を有する。例えば、脚部428aおよび428cは、バスバー306の片側(例えば、図4Bのバスバーの上)に配され、脚部428bおよび428dは、バスバーの他方側(例えば、バスバーの下)に配される。例示的な実施形態において、脚部428aおよび428bは、バスバー306の幅に対応するwくらいの距離をおいて配される。同様に、脚部428cおよび428dは、wくらいの距離だけ離れて配される。この距離により、脚部428がバスバー306の周りにぴったりと適合することが保証される。例示的な実施形態において、脚部428は、バスバー306の上下運動を防止する。例示的な実施形態において、インサート314は、バスバー306をスナップオンアセンブリ300Bのハウジング302内に固定する。さらに、例示的な実施形態において、インサート314の脚部428は、インサートがスナップオンアセンブリ300Bのハウジング302内の所定位置におかれたら、バスバー306の軸方向運動を実質的に防止する。
【0039】
例示的な実施形態において、脚部428は、バスバー306が動かないことを保証する特徴をさらに含む。脚部428bのディンプル430aならびに脚部428dのディンプル430bおよび430cとして3つが示されているディンプル(総じて「ディンプル430」)は、リブ420がケーブル304(図3A)を固定するのと同様に、バスバー306を軸方向の所定位置に固定するようにバスバーに対する締付力を提供するのに役立つ。2つの直交突出部が示されており、これらは、それぞれの脚部が、バスバーの別の方向、すなわち横方向、または短い方の側部に沿ってサポートを提供することにより、バスバー306をグリップする能力を高める。本明細書で定義されるように、横方向運動は、軸方向運動に直角であり、上下運動は、横方向と軸方向運動の両方に直角である。従って、直交突出部432は、凹部342とは別様にバスバー306の運動の制御を行う。直交突出部432aは、脚部428aの端部(背面338の反対側)に配されており、直交突出部432bは、脚部428dの端部に配されている(これらを総じて「直交突出部432」という)。一実施形態において、直交突出部432は、それぞれの脚部428から90°の方向を向いている。他の実施形態において、直交突出部432は、それぞれの脚部428の平面外に、何らかの0ではない角度だけ逸れた方向を向いている。ディンプル430および直交突出部432は、いくつかの実施形態において、インサート314の脚部428がバスバー306の軸方向運動を防止することに役立つ。さらに、開口部340の凹部342は、いくつかの実施形態において、バスバー306に押し付けられ、これがまた軸方向運動を制御する。スナップオンアセンブリ300Bの例示的な実施形態は、ハウジング302内のバスバーの軸方向運動、横方向運動、および上下運動を制御するこれらの特徴のうちの1または複数を含み得る。言い換えれば、これらの特徴は、X方向、Y方向、およびZ方向の運動を制御する。
【0040】
例示的な実施形態において、スナップオンアセンブリ100、200および300は、機械的締結具を使用することなく、ケーブルまたはバスバー等の導体に固定できる。本明細書において使用するとき、機械的締結具は、鋼、鉄、または他の金属材料から作製されたハードウェアオブジェクトと定義され、ボルトおよびナット、ネジ、リベット、アンカー締結具などを含み得る。旧来の電流センサは、センサを導体に固定するために機械的締結具に依存する。この機械的締結具への依存性は問題になり得る。例えば、電流センサがボルトおよびナットを使用して導体に固定されており、ナットが緩んだ状態になった場合、電流センサが導体上の意図された位置から動くことがある。さらに、緩んだナットは、車両というシステム自体が動くようにデザインされている自動車の環境等では、失われる可能性が高い。ナットが失われたら、じきにボルトも失われかねない。従って、機械的締結具がなければ、電流センサの信頼性が損なわれ、さらには存在しなくなり得る。
【0041】
図5Aおよび5Bは、例示的な実施形態に従う、ケーブルまたはバスバー等の導体を通る電流を検知するためのスナップオンアセンブリの代表図である。図5Aは、ケーブルに固着するためのスナップオンアセンブリ500Aの斜視図であり、図5Bは、バスバーに固着するためのスナップオンアセンブリ500Bの斜視図である(これらを総じて「スナップオンアセンブリ500」という)。スナップオンアセンブリ500Aは、スナップオンアセンブリ100Aまたは200AのいずれのIC構成等の特徴を含んでいてもよく、スナップオンアセンブリ500Bは、スナップオンアセンブリ100Bまたは200Bのいずれの特徴を含んでいてもよい。スナップオンアセンブリ500は、ケーブルまたはバスバーをハウジング内で固定されるようにグリップするためにインサートに付加される、概して延長部として知られる部材を特徴とする。
【0042】
まず図5Aを見ると、スナップオンアセンブリ500Aは、図示および上述したスナップオンアセンブリ100、200および300によく似ている。スナップオンアセンブリ500Aは、C字型またはU字型ハウジング502および接続部518を含み、外側インサート512が見える。さらに、いくつかの実施形態において、ハウジング502は、ハウジングの片側に接続している円筒状延長部528aと、ハウジングの対向する側部に接続している円筒状延長部528bとを特徴とする(これらを総じて「円筒状延長部528」という)。例示的な実施形態において、円筒状延長部は、プラスチック等、外側インサート512と同じ非伝導性材料から作製されている。いくつかの実施形態において、円筒状延長部528は、外側インサート512および内側インサート(図示せず)とは別々に形成されるが、外側インサートおよび内側インサートに適合する。他の実施形態において、円筒状延長部528は、外側インサート512および内側インサートと共に形成される。この場合、円筒状延長部528は、内側インサートおよび外側インサートの各側にある2つの別個の半円形構造として作製され、内側インサートの各側にある一方の半円形構造は、内側インサートの一部をなす延長部であり、一体的構造として成形され、各側にある他方の半円形構造は、外側インサート512の一部をなす延長部であり、一体的構造として成形される。
【0043】
例示的な実施形態において、スナップオンアセンブリ500Aには、通称「ジップタイ」または「フレックスカフ」としても知られるワイヤタイ526aおよび526b(総じて「ワイヤタイ526」)も含まれる。ワイヤタイ526は、円筒状延長部528の溝部532に適合し、円筒状延長部の周りに巻かれる。ワイヤタイ526は、ある程度平坦であり、矩形断面をもつプラスチック材料のストリップである。各ワイヤタイ526は、矩形断面の寸法と比べて通常はさほど大きくない矩形の開口部が一端にあることを特徴とする。一方向の歯がワイヤタイ526の表面に沿って配されている。矩形の開口部の反対側の端部には、ある程度平坦で滑らかなリップがある。ワイヤタイ526のリップ端部が、矩形の開口部に差し込まれ、ワイヤタイが、固定すべきオブジェクト(この例では円筒状延長部528のうちの1つ)の周りに位置決めされる。ワイヤタイ526が円筒状延長部528に対してぴんと引っ張られ(締め付けられ)たら、一方向の歯が、ワイヤタイが緩むのを防止する。従って、ワイヤタイ526は、締結するのは容易だが、解放するのは困難であるようにデザインされている。
【0044】
例示的な実施形態において、ワイヤタイ526は、円筒状延長部528をケーブル504に固定自在に固定するように、上述のように巻き付けられて締め付けられる。円筒状延長部528はインサート510および512(またはその一部)に接続しており、インサートはハウジング502の開口部内に配されているので、ケーブルは、スナップオンアセンブリ500Aのハウジング内に固定される。ナットおよびボルト等の機械的締結具とは異なり、ワイヤタイ526は、ケーブル504の周りに固定されたら非常に信頼性が高く、動作中の車両における使用等の極限環境でも緩んだり断線したりしない。例示的な実施形態において、ワイヤタイ526は、円筒状延長部528に固定されたら、ハウジング502内のケーブル504の回転運動と軸方向運動の両方を防止する。
【0045】
図5Bに示すように、スナップオンアセンブリ500Bは、図示および上述したスナップオンアセンブリ100、200および300によく似ている。スナップオンアセンブリ500Bは、C字型またはU字型ハウジング502および接続部518を含み、インサート514が見える。さらに、いくつかの実施形態において、ハウジング502は、ハウジングの片側に接続している矩形延長部530aと、ハウジングの対向する側部に接続している矩形延長部530bとを特徴とする(これらを総じて「矩形延長部530」という)。例示的な実施形態において、矩形延長部は、プラスチック等、インサート514と同じ非伝導性材料から作製されている。いくつかの実施形態において、矩形延長部530は、インサート514とは別々に形成されるが、インサートに適合する。他の実施形態において、矩形延長部530は、インサート514と共に形成される。この場合、矩形延長部530は、インサート514の左側および右側に配され、一体的構造として成形される。そして、バスバー506は、ハウジング502の開口部に挿入される前に、一方の矩形延長部530aを通し、インサート514の開口部を通し、かつ矩形延長部530bを通して、またはその逆に、差し込まれる。
【0046】
円筒状延長部528(図5A)と同様に、矩形延長部530は、例示的な実施形態において、ワイヤタイ526を受けるための溝部532を含む。ワイヤタイ526は、矩形延長部530の溝部532に適合し、バスバー506をスナップオンアセンブリ500Bのハウジング502に固定自在に固定するように、上述のように巻き付けられて締め付けられる。例示的な実施形態において、ワイヤタイ526は、矩形延長部530に固定されたら、ハウジング502内のバスバー506の軸方向運動を防止する。
【0047】
従って、新規のスナップオンアセンブリは、ケーブルまたはバスバー等の導体を柔軟にサポートする。スナップオンアセンブリは、先行技術の電流センサのようにネジおよびナット等の機械的締結具を必要とすることなく、導体に固着される。スナップオンアセンブリは、非補償信号出力のための1つのセンサIC、または補償信号出力のための2つのセンサICをサポートする。ケーブルアセンブリの場合、インサートは、安定した固着を容易にし、ケーブルの回転運動、軸方向運動、および上下運動を防止するために、リブ、円筒状レセプタクル、アーム、および受けスリーブを特徴とする。バスバーアセンブリの場合、インサートは、安定した固着を容易にし、バスバーの軸方向運動を防止するために、脚部、ディンプル、および直交突出部を特徴とする。インサートは、異なるサイズおよび形状のケーブルとバスバーの両方をサポートするよう改変され得る。インサートは、ケーブルまたはバスバーのさらなる安定性のために、任意選択で、ワイヤタイとともに使用される延長部と連結されてもよい。
【0048】
本明細書において使用するとき、単数形で記載されていて、「a」または「an」という言葉の後にある要素または段階は、複数の要素または段階を除外しないものとして理解されるべきであるが、ただしそのような除外が明示的に記載されている場合を除く。さらに、本開示の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同様に組み込む追加の実施形態の存在を除外すると解釈されることを意図するものではない。
【0049】
本開示は特定の実施形態に言及しているが、添付の特許請求の範囲で定義されるような本開示の領域および範囲から逸脱することなく、記述した実施形態に対して多くの改変、修正、および変更を行うことが可能である。従って、本開示は、記述した実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲の文言およびその均等物により定義される全範囲を有することが意図されている。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
【外国語明細書】