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特開2023-24376ハイブリッド自動反復要求送信を処理するためのデバイスおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023024376
(43)【公開日】2023-02-16
(54)【発明の名称】ハイブリッド自動反復要求送信を処理するためのデバイスおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 1/16 20230101AFI20230209BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20230209BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20230209BHJP
   H04W 72/044 20230101ALI20230209BHJP
【FI】
H04L1/16
H04W28/04 110
H04W72/04 131
H04W72/04 137
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022124422
(22)【出願日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】63/229,575
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/870,795
(32)【優先日】2022-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】509352749
【氏名又は名称】宏碁股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ACER INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】陳 仁賢
(72)【発明者】
【氏名】李 建民
(72)【発明者】
【氏名】羅 立中
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014DA02
5K014FA03
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ハイブリッド自動反復要求送信を処理するためのデバイス及び方法を提供する。
【解決手段】ハイブリッド自動反復要求(HARQ)送信を処理するためのデバイスによるプロセスは、ネットワークから設定を受信する。設定は、時間領域リソース割り当て(TDRA)テーブル及び複数のタイミング値のセットを含む。方法はさらに、ネットワークから下りリンク制御情報(DCI)を受信する。DCIは、少なくとも1つの物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)のためのTDRAテーブルの行を示し、少なくとも1つのPDSCH受信に対応するHARQ送信のための複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動反復要求(HARQ)を処理するための通信デバイスであって、
少なくとも1つの記憶デバイスと、
前記少なくとも1つの記憶デバイスに結合された少なくとも1つの処理回路と、を含み、前記少なくとも1つの記憶デバイスは命令を記憶し、前記少なくとも1つの処理回路は、
ネットワークから設定を受信することであって、前記設定は、時間領域リソース割り当て(TDRA)テーブル、および複数のタイミング値のセットを含む、受信することと、
前記ネットワークから下りリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIは、少なくとも1つの物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)のためのTDRAテーブルの行を示し、前記少なくとも1つのPDSCH受信に対応する前記HARQ送信のための前記複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す、受信することと、を行う前記命令を実行するように構成されている、通信デバイス。
【請求項2】
前記TDRAテーブルの各行は、少なくとも1つのエントリを含む、請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項3】
前記少なくとも1つのエントリの各々は、開始および長さインジケータ値、マッピングタイプ、およびスケジューリングオフセットを有する、請求項2に記載の通信デバイス。
【請求項4】
前記少なくとも1つのPDSCH受信は、上りリンクシンボルと重複しない、請求項1または2に記載の通信デバイス。
【請求項5】
前記少なくとも1つの処理回路は、
前記HARQ送信を決定するために、前記ネットワークからグループ化ファクタを受信することを行う前記命令をさらに実行するように構成されている、請求項1または2に記載の通信デバイス。
【請求項6】
前記グループ化ファクタは、無線リソース制御メッセージ、前記DCI、またはメディアアクセス制御制御要素を介して受信される、請求項5に記載の通信デバイス。
【請求項7】
前記グループ化ファクタは、予め定義されている、請求項5に記載の通信デバイス。
【請求項8】
前記グループ化ファクタは、ユーザ機器固有である、請求項5に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記少なくとも1つのPDSCH受信の複数の情報ビットは、前記グループ化ファクタが受信される場合、前記HARQ送信に対して共同して動作される、請求項5に記載の通信デバイス。
【請求項10】
前記少なくとも1つのPDSCH受信の前記複数の情報ビットは、AND演算に従って、前記HARQ送信に対して共同して動作される、請求項9に記載の通信デバイス。
【請求項11】
前記複数のタイミング値のセットのうちの前記タイミング値は、前記DCIによってスケジューリングされる前記少なくとも1つのPDSCH受信の最後のPDSCH受信のためのスロットに適用される、請求項1または2に記載の通信デバイス。
【請求項12】
通信デバイスのためのハイブリッド自動反復要求(HARQ)を処理する方法であって、
ネットワークから設定を受信することであって、前記設定は、時間領域リソース割り当て(TDRA)テーブル、および複数のタイミング値のセットを含む、受信することと、
前記ネットワークから下りリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIは、少なくとも1つの物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)のためのTDRAテーブルの行を示し、前記少なくとも1つのPDSCH受信に対応する前記HARQ送信のための前記複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す、受信することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド自動反復要求送信を処理するデバイスおよび方法に関係する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標)) Rel-8規格および/または3GPP(登録商標) Rel-9規格をサポートするロングターム・エボリューション(LTE)システムは、ユーザの増加するニーズを満足させるためにUMTSの性能をさらに強化するために、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の後継として3GPP(登録商標)によって開発された。LTEシステムは、ニューラジオ・インタフェースと、高いデータレート、低いレイテンシ、パケット最適化、および改善されたシステム容量とカバレッジを提供するニューラジオ・ネットワークアーキテクチャを含む。LTEシステムでは、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)として知られる無線アクセスネットワークは、少なくとも1つのユーザ機器(UE)と通信し、かつNAS(Non-Access Stratum)制御のための移動管理エンティティ(MME)、サービスゲートウェイなどを含むコアネットワークと通信するための少なくとも1つの発展型ノードB(eNB)を含む。
【0003】
LTEアドバンスト(LTE-A)システムは、その名前が示唆するように、LTEシステムの進化である。LTE-Aシステムは、電力状態間のより速いスイッチングを目標とし、eNBのカバレッジエッジでの性能を改善し、ピークデータ速度とスループットを増加させ、キャリア・アグリゲーション(CA)、協調マルチポイント(CoMP)送信/受信、上りリンク(UL)多入力多出力(UL-MIMO)、ライセンス支援アクセス(LAA)(例えば、LTEを使用する)などの高度な技術を含む。UEとeNBがLTE-Aシステムにおいて互いに通信する場合、UEとeNBは、3GPP(登録商標) Rel-1X規格、それ以降のバージョンなど、LTE-Aシステムのために開発された規格をサポートしなければならない。
【0004】
次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)が、LTE-Aシステムをさらに強化するために開発されている。NG-RANは、1つ以上の次世代ノードB(gNB)を含み、より広い動作帯域、異なる周波数範囲に対する異なるヌメロロジ、大容量MIMO、高度なチャネルコーディングなどの特性を有する。
【0005】
3GPP(登録商標)標準に従って、UEには、下りリンク(DL)制御情報(DCI)によって複数の物理DL共有チャネル(PDSCH)がスケジューリングされ得る。次いで、UEは、DCIに従って、スロットにおいて複数のPDSCHの複数の情報ビットを決定し、複数の情報ビットに従って、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)送信を実行し得る。しかしながら、複数の情報ビットには冗長ビットが存在することがあり、これはHARQ送信の性能を低下させ得る。したがって、HARQ送信を実行するときに、冗長ビットを低減することが重要である。
【発明の概要】
【0006】
したがって、本発明は、上述の問題を解決するために、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)送信を処理するためのデバイスおよび方法を提供する。
【0007】
これは、以下の独立請求項に従って、ハイブリッド自動反復要求送信を処理するための通信デバイスによって達成される。従属請求項は、対応するさらなる開発および改善に関連する。
【0008】
以下の発明を実施するための形態からより明確に分かるように、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)送信を処理するための請求項に記載のデバイスは、少なくとも1つの記憶デバイスと、少なくとも1つの記憶デバイスに結合された少なくとも1つの処理回路と、を含み、少なくとも1つの記憶デバイスは命令を記憶し、少なくとも1つの処理回路は、ネットワークから設定を受信することであって、設定は、時間領域リソース割り当て(TDRA)テーブル、および複数のタイミング値のセットを含む、受信することと、ネットワークから下りリンク制御情報(DCI)を受信することであって、DCIは、少なくとも1つの物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)のためのTDRAテーブルの行を示し、少なくとも1つのPDSCH受信に対応するHARQ送信のための複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す、受信することと、を行う命令を実行するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
以下、本発明を、以下の図面を参照しながら、一例としてさらに例示する。
【0010】
図1】本発明の一例による無線通信システムの概略図である。
図2】本発明の一例による通信デバイスの概略図である。
図3】本発明の一例によるプロセスのフローチャートである。
図4】本発明の一例によるTDRAの概略図である。
図5】本発明の一例による2つのスロットに対するHARQ送信を決定する概略図である。
図6】本発明の一例によるスロットの潜在的なDCIの概略図である。
図7】本発明の一例によるスロットに対する潜在的なDCIのグループの概略図である。
図8】本発明の一例によるスロットに対する潜在的なDCIのグループに対する情報ビットの数の概略図である。
図9】本発明の一例による参照インデックスの概略図である。
図10】本発明の一例によるプロセスのフローチャートである。
図11】本発明の一例によるプルーニング手順後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。
図12】本発明の一例によるプルーニング手順後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。
図13】本発明の一例によるプルーニング手順後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の一例による無線通信システム10の概略図である。無線通信システム10は、手短に言えば、ネットワークと複数の通信デバイスとから構成されている。無線通信システム10は、時分割二重化(TDD)モード、周波数分割二重化(FDD)モード、TDD-FDDジョイント動作モード、またはライセンス支援アクセス(LAA)モードをサポートし得る。すなわち、ネットワークおよび通信デバイスは、FDDキャリア、TDDキャリア、ライセンスキャリア(ライセンス・サービングセル)および/またはアンライセンスキャリア(アンライセンス・サービングセル)を介して互いに通信し得る。追加的に、無線通信システム10は、キャリア・アグリゲーション(CA)をサポートし得る。すなわち、ネットワークおよび通信デバイスは、一次セル(例えば、一次コンポーネントキャリア)および1つ以上の二次セル(例えば、二次コンポーネントキャリア)を含む複数のサービングセル(例えば、複数のサービングキャリア)を介して互いに通信し得る。
【0012】
図1では、無線通信システム10の構造を例示するために、ネットワークおよび通信デバイスが簡潔に利用されている。実際には、ネットワークは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)における少なくとも1つのノードB (NB)を含むユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)であってもよい。一例では、ネットワークは、少なくとも1つの発展型NB (eNB)および/またはロングターム・エボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、LTE-Aシステムの発展などにおける少なくとも1つの中継ノードを含む発展型UTRAN (E-UTRAN)であり得る。一例では、ネットワークは、少なくとも1つの次世代ノードB(gNB)および/または少なくとも1つの第5世代(5G)基地局(BS)を含む次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)であり得る。一例では、ネットワークは、通信デバイスと通信するための特定の通信規格に適合する任意のBSであり得る。
【0013】
NRは、より良い性能を有する統一されたエアインターフェースを提供するための5Gシステム(または5Gネットワーク)に対して定義された規格である。gNBは、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra Reliable Low Latency Communications)、mMTC(Massive Machine Type Communications)などの高度な特徴をサポートする5Gシステムを実現するために配備される。eMBBは、広い帯域幅、および低い/適度なレイテンシを有するブロードバンドサービスを提供する。URLLCは、より高いセキュリティ、および低いレイテンシの特性を有するアプリケーション(例えば、エンドツーエンド通信)を提供する。アプリケーションの例としては、産業用インターネット、スマートグリッド、インフラストラクチャ保護、遠隔手術および高度道路交通システム(ITS)を含む。mMTCは、何十億もの接続されたデバイスおよび/またはセンサを含む5Gシステムのモノのインターネット(IoT)をサポートすることができる。
【0014】
さらに、ネットワークはまた、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANおよびコアネットワークのうちの少なくとも1つを含んでもよく、コアネットワークは、MME(Mobility Management Entity)、S-GW(Serving Gateway)、P-GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)、SON(Self-Organizing Networks)サーバおよび/またはRNC(Radio Network Controller)などのネットワーク・エンティティを含み得る。一例では、ネットワークが通信デバイスによって送信された情報を受信した後、その情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANによってのみ処理されてもよく、その情報に対応する決定は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANにおいて行われる。一例では、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANは、コアネットワークに情報を転送し得、コアネットワークがその情報を処理した後、その情報に対応する決定は、コアネットワークにおいて行われる。一例では、情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANとコアネットワークの両方によって処理され得、協調および/または協力がUTRAN/E-UTRAN/NG-RANおよびコアネットワークによって実行された後に、決定が行われる。
【0015】
通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、低コストデバイス(例えば、マシンタイプ通信(MTC)デバイス)、デバイスツーデバイス(D2D)通信デバイス、狭帯域モノのインターネット(IoT)(NB-IoT)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、ポータブルコンピュータシステム、またはそれらの組み合わせであり得る。追加的に、ネットワークおよび通信デバイスは、方向(例えば、送信方向)に従って送信機または受信機としてみることができ、例えば、上りリンク(UL)の場合、通信デバイスが送信機であり、ネットワークが受信機であり、下りリンク(DL)の場合、ネットワークが送信機であり、通信デバイスが受信機である。
【0016】
図2は、本発明の一例による通信デバイス20の概略図である。通信デバイス20は、図1に示す通信デバイスまたはネットワークであり得るが、ここでは限定されない。通信デバイス20は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC)などの少なくとも1つの処理回路200、少なくとも1つの記憶デバイス210、および少なくとも1つの通信インターフェースデバイス220を含み得る。少なくとも1つの記憶デバイス210は、少なくとも1つの処理回路200によってアクセスされ実行されるプログラムコード214を記憶し得る任意のデータ記憶デバイスであり得る。少なくとも1つの記憶デバイス210の例は、加入者識別モジュール(SIM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル汎用ディスクROM(DVD-ROM)、ブルーレイ(登録商標)ディスクROM(BD-ROM)、磁気テープ、ハードディスク、光データ記憶デバイス、不揮発性記憶デバイス、非一時的コンピュータ可読媒体などを含むが、これらに限定されない。少なくとも1つの通信インターフェースデバイス220は、少なくとも1つのトランシーバであることが好ましく、少なくとも1つの処理回路200の処理結果に従って信号(例えば、データ、メッセージおよび/またはパケット)を送信および受信するために使用される。
【0017】
図3は、本発明の一例によるプロセス30のフローチャートである。プロセス30は、通信装置(例えば、図1の通信デバイス)で利用され、HARQ送信を処理し得る。プロセス30は、プログラムコード214にコンパイルされてもよく、以下のステップを含む。ステップ300:開始する。ステップ302:ネットワーク(例えば、図1のネットワーク)から設定を受信し、設定は、時間領域リソース割り当て(TDRA)テーブルと、複数のタイミング値のセットと、を含む。ステップ304:ネットワークからDL制御情報(DCI)を受信し、DCIは、少なくとも1つの物理DL共有チャネル(PDSCH)受信のためのTDRAテーブルの行を示し、少なくとも1つのPDSCH受信に対応するHARQ送信のための複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す。ステップ306:終了する。
【0018】
プロセス30に従って、通信デバイスは、ネットワークから設定を受信し得、構成は、TDRAテーブルと、複数のタイミング値のセットと、を含む。次いで、通信デバイスは、ネットワークからDL制御情報(DCI)を受信し、DCIは、少なくとも1つの物理PDSCH受信のためのTDRAテーブルの行を示し、少なくとも1つのPDSCH受信に対応するHARQ送信のための複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値を示す。すなわち、少なくとも1つのPDSCH受信は、通信デバイスがDCIに従って少なくとも1つのPDSCH受信の少なくとも1つの情報ビットを決定するときに、通信デバイスによって共同して考慮される。したがって、通信デバイスは、DCIに従って少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットを決定し得、情報ビットに従ってHARQ送信を実行し得る。したがって、先行技術における冗長ビットの問題を改善することができる。
【0019】
プロセス30の実現は、上記に限定されない。以下の例は、プロセス30を実現するために適用され得る。
【0020】
一例では、TDRAテーブルは、少なくとも1つの行を含み得る。一例では、TDRAテーブルの各行は、例えば、通信デバイスがDCIによってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信を実行するために、少なくとも1つのエントリを含み得る。一例では、少なくとも1つのエントリの各々は、通信デバイスが少なくとも1つのPDSCH受信の1つのPDSCH受信を実行するために、(例えば、別々の)開始および長さインジケータ値(SLIV)、(例えば、別々の)マッピングタイプおよび(例えば、別々の)スケジューリングオフセットを有し(例えば、含み)得る。少なくとも1つのPDSCH受信は、単一スロット内にあってもなくてもよい。SLIVは、少なくとも1つのPDSCH受信のうちの1つのPDSCH受信の開始の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルインデックスを含み得、その少なくとも1つのPDSCH受信のうちの1つのPDSCH受信の長さを含み得る。マッピングタイプは、少なくとも1つのPDSCH受信の1つのPDSCH受信のためのタイプ「A」またはタイプ「B」を含み得る。スケジューリングオフセットは、通信デバイスが少なくとも1つのPDSCH受信のうちの1つのPDSCH受信を実行するために、通信デバイスがDCIを受信するスロットの後のスロットの数を示し得る。例えば、通信デバイスは、スケジューリングオフセットが「1」を示すときに、PDSCHをスケジューリングするために、DCIを受信するためのスロット(n)の後のスロット(n+1)においてPDSCHを受信する。例えば、通信デバイスは、スケジューリングオフセットが「2」を示すときに、PDSCHをスケジューリングするために、DCIを受信するためのスロット(n)の後のスロット(n+2)においてPDSCHを受信する。上記のnは、負でない整数である。
【0021】
本発明では、通信デバイスがPDSCHを受信するということは、通信デバイスがPDSCH受信を実行することを意味する。
【0022】
一例では、少なくとも1つのPDSCH受信は、ULシンボル(例えば、リソース)と重複しないことがある。すなわち、通信デバイスは、PDSCH受信が時間リソース上のULシンボルと衝突(例えば、重複)するときに、(例えば、少なくとも1つのPDSCHのうちの)PDSCH受信のHARQ送信を決定しない。言い換えれば、HARQ送信を決定するために使用されるPDSCH受信は、ULシンボルと衝突(例えば、重複)しなくてもよい。要するに、ULシンボルと衝突する(例えば、重複する)任意のPDSCH受信は、HARQ送信を決定するために使用されなくてもよい。一例では、通信デバイスは、ネットワークによってULシンボルが設定され得る。
【0023】
一例では、通信デバイスは、DCIに従ってスロットに対してDCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHの情報ビットの数を決定し得、この決定は、複数のグループの複数の情報ビットの数の最大値に従って、スロットに対してDCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHの情報ビットの数を決定することを含み得る。一例では、グループの各々は、スロットにおける複数のPDSCHをスケジューリングするDCIのセットに従って決定され得る。一例では、PDSCHは重複しなくてもよい。一例では、グループの各々の情報ビットの数は、PDSCHの数に従って決定(例えば、計算)され得る。例えば、PDSCHの数が3であるときに、グループの各々の情報ビットの数は3と決定される。
【0024】
一例では、HARQ送信は、「ACK」または「NACK」を送信することによって実行され得る。一例では、通信デバイスは、PDSCHの複数の参照インデックスに従ってスロットに対するHARQ送信の第1の複数の機会を決定し、第1の機会に従ってスロットに対するHARQ送信の複数の位置を決定し得る。参照インデックスは、第1の機会に関連付けられ得る(例えば、マッピングされ得る)。一例では、参照インデックスは、PDSCHの複数の最後のOFDMシンボルインデックスに従ってそれぞれ決定され得る。例えば、PDSCHの最後のOFDMシンボルインデックスのうちの1つはmであり、参照インデックスのうちの1つ(例えば、対応する1つ)は、m+(n*14)であり、mは、負でない整数であり、nは、0および/または1である。
【0025】
一例では、参照インデックスの情報は、通信デバイスの能力に従って、例えば、無線リソース制御(RRC)メッセージ、DCI (例えば、上記のDCIまたは専用DCIのいずれか)またはメディアアクセス制御制御要素(MAC CE)を介して、ネットワークによって設定され得る。通信デバイスの能力は、通信デバイスからネットワークに送信されて、その数のPDSCHがスロットを介して通信デバイスによって受信され得ることをネットワークに知らせてもよい。一例では、通信デバイスは、参照インデックスの情報に従って参照インデックスを決定し得る。一例では、情報は分布ファクタであってもよく、分布ファクタは、正の整数である。例えば、通信デバイスは、開始OFDMシンボルインデックス(例えば、0)から始まる3つのOFDMシンボル毎にOFDMシンボルインデックスとして参照インデックスを決定し得る。例えば、分布ファクタが3を示すときに、参照インデックスは{2,5,8,11}と決定される。一例では、情報はインデックスベクトルであり得、インデックスベクトルは、正の整数を含む。例えば、通信デバイスは、インデックスベクトルが{2,6,10}を示すときに、{2,6,10}と参照インデックスを決定し得る。
【0026】
一例では、通信デバイスは、タイミング値のセットに従って複数の物理UL制御チャネル(PUCCH)を実行し得る。例えば、通信デバイスは、タイミング値が「1」または「2」を示すときに、PDSCHを受信するためのスロット(n)の後のスロット(n+1)またはスロット(n+2)においてPUCCHを実行し得る。
【0027】
一例では、複数のタイミング値のセットのうちのタイミング値は、DCIによってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信のうちの最後のPDSCH受信のためのスロットに適用され得る(例えば、使用され得る)。言い換えると、DCIによってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信のうちの最後のPDSCH受信が位置するスロットである。例えば、通信デバイスは、タイミング値が「1」を示すときに、DCIによってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信のうちの最後のPDSCH受信のためのスロット(n+1)の後の、PUCCHリソースを含むスロット(n+2)においてHARQ送信を実行し得る。別の例では、通信デバイスは、タイミング値が「2」を示すときに、DCIによってスケジューリングされる少なくとも2つのPDSCH受信のうちの最後のPDSCH受信のためのスロット(n)の後の、PUCCHリソースを含むスロット(n+2)においてHARQ送信を実行し得る。
【0028】
図4は、本発明の一例によるTDRA40の概略図である。TDRAテーブル40は、図3のTDRA表を実現するために使用され得る。本例では、PDSCHをスケジューリングするための行インデックス{00,01,10,11}によってラベル付けされた図4の行リストが考慮される。例えば、行インデックス{00}は、2つのエントリ、例えば、2つのPDSCHをスケジューリングするためのR(0,0)およびR(0,1)をそれぞれ示す。R(0,0)は、通信デバイスが第1のPDSCHを受信するために、「{0,6}」を示すSLIV SLIV_0と、「1」を示すスケジューリングオフセットK0_0と、「A」を示すマッピングタイプMT_0と、を含む。R(0,1)は、通信デバイスが第2のPDSCHを受信するために、「{0,6}」を示すSLIV SLIV_1と、「2」を示すスケジューリングオフセットK0_1と、「A」を示すマッピングタイプMT_1と、を含む。例えば、行インデックス{01}は、2つのエントリ、例えば、2つのPDSCHをスケジューリングするためのR(1,0)およびR(1,1)をそれぞれ示す。R(1,0)は、通信デバイスが第3のPDSCHを受信するために、「{6,7}」を示すSLIV SLIV_2と、「1」を示すスケジューリングオフセットK0_2と、「A」を示すマッピングタイプMT_2と、を含む。R(1,1)は、通信デバイスが第4のPDSCHを受信するために、「{3,6}」を示すSLIV SLIV_3と、「2」を示すスケジューリングオフセットK0_3と、「A」を示すマッピングタイプMT_3と、を含む。例えば、行インデックス{10}は、1つのエントリ、例えば、1つのPDSCHをスケジューリングするためのR(2,0)を示す。R(1,0)は、通信デバイスが第5のPDSCHを受信するために、「{3,3}」を示すSLIV SLIV_4と、「2」を示すスケジューリングオフセットK0_4と、「A」を示すマッピングタイプMT_4と、を含む。例えば、行インデックス{11}は、1つのエントリ、例えば、1つのPDSCHをスケジューリングするためのR(3,0)を示す。R(3,0)は、通信デバイスが第6のPDSCHを受信するために、「{5,2}」を示すSLIV SLIV_5と、「2」を示すスケジューリングオフセットK0_5と、「A」を示すマッピングタイプMT_5と、を含む。
【0029】
一例では、通信デバイスは、ネットワークからの設定において、TDRAテーブル40と、タイミング値のセットと、を受信し得、スロット(n-1)において、行インデックス{00}がPDSCHをスケジューリングするために使用されることを示すDCIを受信する。次いで、通信デバイスは、スケジューリングオフセットK0_0およびK0_1が「1」を示すときに(例えば、示すため)、スロット(n)においてPDSCHの受信を実行し得る。
【0030】
図5は、本発明の一例による2つのスロットに対するHARQ送信を決定する概略図である。本例では、候補PDSCH PDSCH00~PDSCH07および候補PDSCH PDSCH 10~PDSCH17が存在する。候補PDSCH PDSCH00~PDSCH07の受信は、スロット(n)において実行し得、候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17の受信は、スロット(n+1)において実行し得、nは、負ではない整数である。スロット(n+1)では、候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17は、ULシンボルと重複せず、通信デバイスは、候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17の情報ビットを決定する。スロット(n)では、候補PDSCH PDSCH06~PDSCH07のための時間リソースとULシンボルULSL(例えば、UL送信)のための時間リソースが重複しており、通信デバイスは、候補PDSCH PDSCH00~PDSCH05の情報ビットを決定するが、候補PDSCH PDSCH06~PDSCH07の情報ビットを決定しない。追加的に、通信デバイスが、候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17の受信を実行した後、「1」のスロット(例えば、PUCCHリソースを含むスロット(n+2))で候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17の情報ビットに従って、候補PDSCH PDSCH10~PDSCH17のHARQ送信を実行するための「1」を示すタイミング値K1が存在する。通信デバイスが、候補PDSCH PDSCH00~PDSCH05の受信を実行した後、「2」のスロット(例えば、PUCCHリソースを含むスロット(n+2))で候補PDSCH PDSCH00~PDSCH05の情報ビットに従って、候補PDSCH PDSCH00~PDSCH05のHARQ送信を実行するための「2」を示すタイミング値K1が存在する。
【0031】
図6は、本発明の一例によるスロットの潜在的なDCIの概略図である。本例では、DCI DCI1と、DCI DCI1によってスケジューリングされる、例えば、TDRAテーブル(例えば、図4のTDRAテーブルであるが、本明細書において限定されない)の第1の行のPDSCH PDSCH11およびPDSCH12とが存在し、DCI DCI2と、DCI DCI2によってスケジューリングされる例えば、TDRAテーブルの第2の行のPDSCH PDSCH21およびPDSCH22が存在する。PDSCH PDSCH11、PDSCH21の受信は、スロット(n)で実行し得、PDSCH PDSCH12、PDSCH22の受信は、スロット(n+1)で実行し得、nは、負ではない整数である。通信デバイスは、通信デバイスがスロット(n)においてDCI DCI1によってスケジューリングされるPDSCH PDSCH11の受信を実行するときに(例えば、示すため)、スロット(n)に対する第1の潜在的なDCIとしてDCI DCI1を決定し得る。通信デバイスは、通信デバイスがスロット(n)においてDCI DCI2によってスケジューリングされるPDSCH PDSCH21の受信を実行するときに、スロット(n)に対する第2の潜在的なDCIとしてDCI DCI2を決定し得る。すなわち、スロット(n)は、潜在的なDCI、すなわち、DCI DCI1およびDCI2に対する受信スロットとして決定され得る。
【0032】
追加的に、通信デバイスがHARQ送信を実行するために、「1」を示すタイミング値K1が存在する。「1」を示すタイミング値K1は、DCI(例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信(例えば、PDSCH PDSCH11およびPDSCH12)のうちの最後のPDSCH受信(例えば、PDSCH PDSCH12)に対するスロット(例えば、スロット(n+1))に適用される。言い換えると、タイミング値K1は、DCIによってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信のうちの最後のPDSCH受信が位置するスロットに適用される。通信デバイスは、スロット(n+1)の後のPUCCHリソースを含むスロット(n+2)においてHARQ送信を実行し得る。
【0033】
図7は、本発明の一例によるスロットに対する潜在的なDCIのグループに対する情報ビットの数の概略図である。本例では、DCI DCI1~DCI4によってスケジューリングされるDCI DCI1~DCI4およびPDSCH PDSCH11~PDSCSCH12、PDSCH21~PDSCH23、PDSCH31~PDSCH32およびPDSCH41~PDSCH42が存在する。PDSCH PDSCH31およびPDSCH41の受信は、スロット(n-1)において実行され得、PDSCH PDSCH11、PDSCH21、PDSCH22、PDSCH32およびPDSCH42の受信は、スロット(n)において実行され得、PDSCH PDSCH12およびPDSCH23の受信は、スロット(n+1)において実行され得、nは、負でない整数である。
【0034】
スロット(n)については、通信デバイスが、スロット(n)においてDCI DCI1によってスケジューリングされるPDSCH PDSCH11を受信するときに(例えば、示すと)、通信デバイスは、DCI DCI1を潜在的なDCIとして決定し得る。同様に、通信デバイスは、潜在的なDCIとしてDCI DCI2~DCI4を決定し得る。すなわち、スロット(n)は、潜在的なDCI、すなわち、DCI DCI1~DCI4に対する受信スロットとして決定され得る。次に、通信デバイスは、DCI DCI1およびDCI2によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH11、PDSCH21およびPDSCH22が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI1およびDCI2を含むDCI DCI1の第1のグループG12を決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI1およびDCI4によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH11およびPDSCH42が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI1およびDCI4を含むDCI DCI1の第2のグループG14を決定し得る。
【0035】
同様に、通信デバイスは、DCI DCI1およびDCI2によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH11、PDSCH21およびPDSCH22が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI1およびDCI2を含むDCI DCI2の第3のグループG21を決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI3およびDCI4によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH32およびPDSCH42が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI3およびDCI4を含むDCI DCI3の第4のグループG34を決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI4およびDCI1によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH42およびPDSCH11が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI1およびDCI4を含むDCI DCI4の第5のグループG41を決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI4およびDCI3によってスケジューリングされるスロット(n)におけるPDSCH PDSCH42およびPDSCH32が重複しないときに(例えば、重複しないため)、スロット(n)に対してDCI DCI4およびDCI3を含むDCI DCI4の第6のグループG43を決定し得る。
【0036】
追加的に、通信デバイスがPDSCH PDSCH12およびPDSCH23の受信を実行した「1」スロット後で、PDSCH PDSCH12およびPDSCH23の第1のPUCCHの送信を実行するために、「1」を示すタイミング値K1が存在する。通信デバイスがPDSCH32およびPDSCH42の受信を実行した「2」スロット後で、PDSCH PDSCH32およびPDSCH42の第2のPUCCHの送信を実行するために、「2」を示すタイミング値K1が存在する。「2」を示すタイミング値K1は、DCI(例えば、DCI DCI3)によってスケジューリングされる少なくとも1つのPDSCH受信(例えば、PDSCH PDSCH31およびPDSCH32)のうちの最後のPDSCH受信(例えば、PDSCH PDSCH32)に対するスロット(例えば、スロット(n+1))に適用される。通信デバイスは、スロット(n)の後のPUCCHリソースを含むスロット(n+2)においてHARQ送信を実行し得る。
【0037】
図8は、本発明の一例によるスロットに対する潜在的なDCIのグループに対する情報ビットの数の概略図である。図8の標識は、図7の標識を参照することができ、本明細書では反復されない。DCI DCI1の第1のグループG12の情報ビットの数は、スロット(n)におけるDCI DCI1の第1のグループG12によってスケジューリングされるPDSCH(例えば、PDSCH PDSCH11、PDSCH21、PDSCH22)の数、すなわち、(1+1+1によって計算される)3に従って決定(例えば、計算)され得る。DCI DCI1の第2のグループG14の情報ビットの数は、スロット(n)におけるDCI DCI1の第2のグループG12によってスケジューリングされるPDSCH(例えば、PDSCH PDSCH11、PDSCH42)の数、すなわち、(1+1によって計算される)2に従って決定(例えば、計算)され得る。
【0038】
同様に、通信デバイスは、DCI DCI2の第3のグループG21の情報ビットの数が、DCI DCI1の第1のグループG12の情報ビットの数に等しいと決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI3の第4のグループG34の情報ビットの数が(1+1によって計算される)2であると決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI4の第5のグループG41の情報ビットの数が、DCI DCI1の第2のグループG14の情報ビット数に等しいと決定し得る。通信デバイスは、DCI DCI4の第6のグループG43の情報ビットの数が、DCI DCI3の第4のグループG34の情報ビットの数に等しいと決定し得る。したがって、通信デバイスは、スロット(n)に対する可能性のあるDCI DCI1~DCI4のグループに対する情報ビットの数が、3、2および2のうちの最大値である、3であると決定し得る。次いで、通信デバイスは、3つの情報ビットを使用して、スロット(n)におけるPDSCH PDSCH11、PDSCH21、PDSCH22、PDSCH32、およびPDSCH42のHARQ送信を実行し得る。
【0039】
図9は、本発明の一例による参照インデックスの概略図である。図9の標識は、図6の標識を参照することができ、本明細書では反復されない。PDSCH PDSCH11、PDSCH21、PDSCH22にそれぞれ対応する開始のOFDMシンボルインデックスSTSB1~STSB3と最後のOFDMシンボルインデックスLSB1~LSB3が存在する。通信デバイスは、最後のOFDMシンボルインデックスLSB1~LSB3にそれぞれ従って、参照インデックスRFI1~RFI3を決定し得る。例えば、最後のOFDMシンボルインデックスLSB1~LSB3がそれぞれ6、9および12であるときに、参照インデックスRFI1~RFI3は、6または20、9または23、および12または26である。次いで、通信デバイスは、参照インデックスRFI1~RFI3を、それぞれOC1~OC3に関連付け得る(例えば、マッピングし得る)。通信デバイスは、OC1にPDSCH PDSCH11のHARQ送信のビット(例えば、「ACK」)を配置することを決定し得、PDSCH PDSCH11の開始のOFDMシンボルインデックスSTSB1(例えば、0)が、参照インデックスRFI1(例えば、6)よりも小さくかつ最も近く、参照インデックスRFI1が、機会OC1に関連付けられる。通信デバイスは、OC2にPDSCH PDSCH12のHARQ送信のビット(例えば、「ACK」)を配置することを決定し得、PDSCH PDSCH21の開始のOFDMシンボルインデックスSTSB2(例えば、7)が、参照インデックスRFI2(例えば、9)よりも小さくかつ最も近く、参照インデックスRFI2が、機会OC2に関連付けられる。通信デバイスは、OC3にPDSCH PDSCH22のHARQ送信のビット(例えば、「ACK」)を配置することを決定し得、PDSCH PDSCH22の開始のOFDMシンボルインデックスSTSB3(例えば、10)が、参照インデックスRFI3(例えば、12)よりも小さくかつ最も近く、参照インデックスRFI3が、機会OC3に関連付けられる。
【0040】
図10は、本発明の一例によるプロセス100のフローチャートである。プロセス100は、通信装置(例えば、図1の通信デバイス)で利用され、HARQ送信を処理し得る。プロセス100は、プログラムコード214にコンパイルされてもよく、以下のステップを含む。
ステップ1000:開始する。
ステップ1002:ネットワーク(例:図1のネットワーク)からグループ化ファクタを受信する。
ステップ1004:第2の複数の機会の数、マッピング、グループ化ファクタに従って、HARQ送信のための第1の複数の機会の数を決定する。
ステップ1006:第1の複数の機会の数に従って、スロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の複数の情報ビットの数を決定する。
ステップ1008:第1の複数の機会を介した複数の情報ビットの数に従って、ネットワークへのHARQ送信を実行する。
ステップ1010:終了する。
【0041】
プロセス100によれば、通信デバイスは、ネットワークからグループ化ファクタを受信し得る。次いで、通信デバイスは、第2の機会の数、マッピングおよびグループ化ファクタに従って、HARQ送信のための第1の機会の数を決定し得る。通信デバイスは、第1の機会の数に従って、スロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数を決定し得る。通信デバイスは、第1の機会を介した情報ビットの数に従って、ネットワークへのHARQ送信を実行し得る。すなわち、スロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数を低減するために、第2の機会の数、マッピングおよびグループ化ファクタは、通信デバイスによって考慮されて、第2の機会の数を低減する。したがって、先行技術における冗長ビットの問題を改善し得る。
【0042】
プロセス100の実現は、上記に限定されない。以下の例は、プロセス30および100を実現するために適用され得る。
【0043】
一例では、通信デバイスは、HARQ送信を決定するために、ネットワークからグループ化ファクタを受信し得る。一例では、グループ化ファクタは、正の整数であり得る。一例では、グループ化ファクタは、RRCメッセージ、DCI(例えば、上記のDCI)または別の(例えば、専用の)DCIまたはMAC CEにおいて受信され得る。一例では、グループ化ファクタは、(例えば、3GPP(登録商標)標準において)予め定義されてもよいし、ネットワークによって予め決定されてもよい。一例では、グループ化ファクタは、UE固有であり得る。つまり、グループ化ファクタは、特定のUEに対するものである。言い換えれば、別のUEは、グループ化ファクタでは示されないことがある。
【0044】
一例では、少なくとも1つの(例えば、すべての)PDSCH受信の複数の情報ビットは、グループ化ファクタが受信される場合、HARQ送信のために共同で動作され得る(例えば、通信によって計算され得る)。一例では、すべての少なくとも1つのPDSCH受信の複数の情報ビットがグループ化ファクタに従って、共同で動作された後に、(単一のDCIによってスケジューリングされる)少なくとも1つのPDSCH受信のすべてに対して、1つの情報ビットのみ(例えば、「ACK」)が必要とされることがある。一例では、少なくとも1つのPDSCH受信の複数の情報ビットは、AND演算(例えば、論理AND演算)に従って(例えば、使用して)、HARQ送信のために共同で動作される。一例では、グループ化ファクタをそのスロットに使用し得、すなわち、他のグループ化ファクタを他のスロットに使用し得る。一例では、グループ化ファクタをその通信デバイスに使用し得、すなわち、他のグループ化ファクタを他の通信デバイスに使用し得る。
【0045】
一例では、通信デバイスは、通信デバイスは、プルーニング手順を実行するとき(例えば、実行した後)に、第2の機会の数、マッピングおよびグループ化ファクタに従って、HARQ送信のための第1の機会の数を決定し得る。プルーニング手順は、スロットにおいて重複したPDSCHをグループ化することによって実行され得る。
【0046】
一例では、通信デバイスは、ネットワークから、例えば、RRCメッセージ、DCI (例えば、上記のDCIまたは専用DCI)またはMAC CEを介して、閾値を受信し得る。通信デバイスは、プルーニング手順に従って生成されたスロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数(すなわち、第1の機会のビットの数)が閾値よりも大きいときに、第2の機会の数、マッピングおよびグループ化ファクタに従って、HARQ送信のための第1の機会の数を決定し得る。一例では、閾値は、通信デバイスの能力に従って決定され得る。一例では、グループ化ファクタは、第2の機会のビットの数および閾値に従って決定され得る。例えば、グループ化ファクタは、セイル関数、例えば、閾値で除算する第2の機会のビットの数以上の最小の整数を介して決定される。
【0047】
一例では、マッピングは、セイル関数に従って実行され得る。すなわち、通信デバイスは、セイル機能に従って、第2の機会を第1の機会にマッピングし得る。例えば、第1の機会の数は、グループ化ファクタで除算する第2の機会の数以上の最小の整数として決定される。通信デバイスは、第1の機会の数に従って、スロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数を決定し得る。
【0048】
一例では、マッピングは、バンドル動作であり得る。すなわち、通信デバイスは、バンドル動作に従って、第2の機会を第1の機会にマッピングし得る。一例では、バンドル動作は、フロア関数に従って実現され得る。例えば、第1の機会のインデックスは、グループ化ファクタでそれぞれ除算する第2の機器のインデックス以下の最大の整数として決定される。次いで、通信デバイスは、第1の機会の数に従って、スロットに対する少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数を決定し得る。一例では、バンドル動作は、AND演算(例えば、論理AND演算)に従って実現され得る。
【0049】
一例では、グループ化ファクタが1に等しいときに、マッピングは1対1のマッピングであり得る。一例では、グループ化ファクタが1よりも大きいときに、マッピングは1対1のマッピングであり得る。
【0050】
図11は、本発明の一例によるプルーニング処理後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。本例では、PDSCH PDSCH0~PDSCH7、機会OC0~OC4および機会NOC0~NOC2が存在する。ステップ1100では、PDSCH PDSCH0~PDSCH7は、スロット(n)において受信されるようにスケジューリングされ得、nは、負でない整数である。ステップ1110では、通信デバイスは、スロット(n)におけるPDSCH PDSCH0~PDSCH7に対してプルーニング手順を実行し得る。ステップ1120では、通信デバイスは、プルーニング手順を実行するとき(例えば、実行した後)に、機会OC0~OC4を取得し得る。プルーニング手順は、重複するPDSCH PDSCH PDSCH0およびPDSCH1をグループ化し、重複するPDSCH PDSCH2およびPDSCH3をグループ化し、重複するPDSCH PDSCH PDSCH4およびPDSCH7をグループ化し、PDSCH PDSCH PDSCH5自体をグループ化し、PDSCH PDSCH6自体をグループ化することによって実行され得る。ステップ1130では、通信デバイスは、機会OC0~OC4に対してセイル機能およびグループ化ファクタ(例えば、2)を適用し得る。ステップ1140では、通信デバイスは、機会OC0~OC4に対してセイル関数およびグループ化ファクタを適用するとき(例えば、適用した後)に、新しい機会NOC0~NOC2を取得し得る。例えば、新しい機会NOC0~NOC2の数は、グループ化ファクタで除算する機会OC~OC3の数以上の最小の整数によって計算される。すなわち、
【数1】
である。次いで、通信デバイスは、PDSCH PDSCH PDSCH0~PDSCH7の3つの情報ビット(例えば、「ACK」または「NACK」)を決定し得、新しい機会NOC0~NOC2を介して3つの情報ビットを使用することによってPDSCH PDSCH PDSCH0~PDSCH7のHARQ送信を実行し得る。
【0051】
図12は、本発明の一例によるプルーニング処理120後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。図12の標識は、図11の標識を参照することができ、本明細書では反復されない。ステップ1200~1220は、図11のステップ1100~1120と同様である。ステップ1230では、通信デバイスは、機会OC0~OC4に対してバンドル動作およびグループ化ファクタ(例えば、2)を適用し得る。ステップ1240では、通信デバイスは、機会OC0~OC4に対してバンドル動作およびグループ化ファクタを適用するとき(例えば、適用した後)に、新しい機会NOC0~NOC2を取得し得る。例えば、NOC0~NOC2(例えば、k、k=0、1、2)の新しいインデックスは、グループ化ファクタ(例えば、g、g=2)で除算する機会OC0~OC5(例えば、j、j=0、1、2、3、4)のインデックス以下の最大の整数によって計算される。
【数2】
次いで、通信デバイスは、新しい機会NOC0~NOC2に対する3つの情報ビットを決定し得、新しい機会NOC0~NOC2を介して3つの情報ビットを使用してPDSCH PDSCH0~PDSCH7のHARQ送信を実行し得る。
【0052】
図13は、本発明の一例によるプルーニング処理後のマッピングによる、少なくとも1つのPDSCH受信の情報ビットの数の概略図である。図13の標識およびステップ1300~1340は、図11の標識およびステップ1100~1140を参照することができ、本明細書では反復されない。図11の別の例において、PDSCH PDSCH1およびPDSCH3の受信は、(点線で示される)単一のDCIによってスケジューリングされ、PDSCH PDSCH0、PDSCH2、PDSCH4~PDSCH7の受信は、スケジューリングされない。PDSCH PDSCH1およびPDSCH3は、それぞれ機会OC0およびOC1にプルーニングされ、機会OC0およびOC1は、新しい機会NOC0にバンドルされるため、通信デバイスは、新しい機会NOC0に対して1情報ビットを決定し、新しい機会NOC0を介して1情報ビットを使用してPDSCH PDSCH1およびPDSCH3のHARQ送信を実行(例えば、「ACK」を送信)し得る。すなわち、すべてのPDSCH PDSCH PDSCH1およびPDSCH3の複数の情報ビットが、グループ化ファクタに従って共同して動作された(例えば、通信デバイスによって計算された)後に、(単一のDCIによってスケジューリングされる)すべてのPDSCH PDSCH PDSCH1およびPDSCH3に対して1つの情報ビット(例えば、「ACK」)のみが必要とされる。PDSCH PDSCH4およびPDSCH7は、機会OC2にプルーニングされ、PDSCH PDSCH5は、機会OC3にプルーニングされ、機会OC2およびOC3は、新しい機会NOC1にバンドルされるため、通信デバイスは、新しい機会NOC1に対して1情報ビットを決定し、新しい機会NOC1を介して1情報ビットを使用してPDSCH PDSCH4、PDSCH5およびPDSCH7のHARQ送信を実行(例えば、「NACK」を送信)し得る。PDSCH PDSCH6は、機会OC4にプルーニングされ、機会OC4は、新しい機会NOC2にバンドルされるため、通信デバイスは、新しい機会NOC2に対して1情報ビットを決定し、新しい機会NOC2を介して1情報ビットを使用してPDSCH PDSCH6のHARQ送信を実行(例えば、「NACK」を送信)し得る。
【0053】
上記の例は、プロセス30および100を実現するために適用され得る。
【0054】
上記の例では、ネットワークは、セル、サービングセル、送受信点(TRP)、ライセンスなしセル、ライセンスなしサービングセル、ライセンスなしTRP、gNB、eNBで置き換えられ得るが、本明細書ではこれらに限定されない。
【0055】
上述の「決定」の動作は、「コンピューティング」、「計算」、「取得」、「生成」、「出力」、「使用」、「選出/選択」、「判定」の動作に置き換えられることがある。上述の「~に従って(according to)」という用語は、「に応答して(in response to)」に置き換えられることがある。上述の「~関連付け(associated with)」の句は、「~の」または「~に対応する」に置き換えられ得る。上述の「~を介して」という用語は、「~上(on)」、「~内(in)」または「~において(at)」に置き換えられることがある。
【0056】
当業者は、上述の説明および例に関して、組み合わせ、修正および/または変更を容易に行うべきである。上記の説明、提案されたステップを含むステップおよび/またはプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア(ハードウェアデバイスと、ハードウェアデバイス上の読み出し専用ソフトウェアとして存在するコンピュータ命令およびデータとの組み合わせとして知られる)、電子システム、またはそれらの組み合わせであり得る手段によって実現することができる。手段の一例は、通信デバイス20であり得る。
【0057】
ハードウェアの例は、アナログ回路、デジタル回路および/または混合回路を含み得る。例えば、ハードウェアは、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、結合ハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせを含み得る。別の例では、ハードウェアは、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)またはそれらの組み合わせを含み得る。
【0058】
ソフトウェアの例は、コードのセット、命令のセット、および/または記憶ユニット、例えば、コンピュータ可読媒体に保持される(例えば、記憶される)機能のセットを含み得る。コンピュータ可読媒体は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、CD-ROM/DVD-ROM/BD-ROM、磁気テープ、ハードディスク、光データ記憶デバイス、不揮発性記憶ユニット、またはそれらの組み合わせを含み得る。コンピュータ可読媒体(例えば、記憶ユニット)は、少なくとも1つのプロセッサに内部的に(例えば、一体化されて)または外部的に(例えば、分離されて)結合され得る。1つ以上のモジュールを含み得る少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読媒体内でソフトウェアを実行し得る(例えば、実行するように構成され得る)。コードのセット、命令のセット、および/または機能のセットは、少なくとも1つのプロセッサ、モジュール、ハードウェア、および/または電子システムに関係するステップを実行させ得る。
【0059】
電子システムの例としては、システムオンチップ、システムインパッケージ、コンピュータオンモジュール、コンピュータプログラム製品、装置、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、またはポータブルコンピュータシステム、および通信デバイス20を含み得る。
【0060】
以上をまとめると、本発明は、HARQ送信を処理するための通信デバイスおよび方法を提供する。HARQ送信を実行するときに冗長ビットを低減する通信デバイスのための動作が規定される。したがって、従来技術における冗長ビットの問題が改善され、通信デバイスによって実行されるHARQ送信の性能が改善される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【外国語明細書】