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特開2023-25558コインランドリーのポイント付与方法およびコインランドリーシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023025558
(43)【公開日】2023-02-22
(54)【発明の名称】コインランドリーのポイント付与方法およびコインランドリーシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0214 20230101AFI20230215BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230215BHJP
【FI】
G06Q30/02 332
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021130874
(22)【出願日】2021-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(71)【出願人】
【識別番号】518047207
【氏名又は名称】フトン巻きのジロー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(74)【代理人】
【識別番号】100101856
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 日出夫
(72)【発明者】
【氏名】野村 雅和
(72)【発明者】
【氏名】鍵山 達也
(72)【発明者】
【氏名】森田 祐規子
(72)【発明者】
【氏名】松永 理佳
(72)【発明者】
【氏名】臼井 憲一
(72)【発明者】
【氏名】高梨 潤
(72)【発明者】
【氏名】中村 麻日奈
(72)【発明者】
【氏名】内藤 敏雄
(72)【発明者】
【氏名】森下 洋次郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049CC17
(57)【要約】
【課題】利用者へのサービス向上、並びにコインランドリー店舗の稼働率を向上することができるコインランドリーのポイント付与方法を提供する。
【解決手段】実施形態は、携帯端末と管理装置との通信により、ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムのポイント付与方法であって、前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記管理装置から前記携帯端末に友達招待コードを提供するステップと、前記友達招待コードを前記携帯端末内に取り込み、友達に提供するステップと、友達の携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記友達招待コードを入力するステップと、前記友達の携帯端末から前記ランドリー装置を最初に利用したときに、前記管理装置は前記友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、前記友達招待コードを提供して貰った人に前記友達招待ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムのポイント付与方法であって、
前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記管理装置から前記携帯端末に友達招待コードを提供するステップと、
前記友達招待コードを前記携帯端末内に取り込み、友達に提供するステップと、
友達の携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記友達招待コードを入力するステップと、
前記友達の携帯端末から前記ランドリー装置を最初に利用したときに、前記管理装置は前記友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、前記友達招待コードを提供して貰った人に前記友達招待ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与するステップと、
を有することを特徴とするコインランドリーシステムのポイント付与方法。
【請求項2】
管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムのポイント付与方法であって、
前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、誕生月を入力するステップと、
前記誕生月の最初に前記携帯端末を用いて前記ランドリー装置を利用したときに、前記管理装置は当該利用者に誕生月ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与するステップと、
を有することを特徴とするコインランドリーシステムのポイント付与方法。
【請求項3】
前記ランドリー装置の利用に伴う支払い額に応じて獲得した前記利用ポイントを利用者毎に管理すると共に、獲得した前記友達招待ポイント又は前記誕生月ポイントを前記利用ポイントに加算することを特徴とする請求項1又は2に記載のコインランドリーシステムのポイント付与方法。
【請求項4】
管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムであって、
前記管理装置は、
前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、友達招待コードを前記携帯端末に提供し、
友達の携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、友達から提供された前記友達招待コードを受信し、
前記友達の携帯端末から最初に前記ランドリー装置を利用したときに、前記友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、前記友達招待コードを提供して貰った人に前記友達招待ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与する
ことを特徴とするコインランドリーシステム。
【請求項5】
管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムであって、
前記管理装置は、
前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において入力された誕生月を記録し、
前記誕生月の最初に前記携帯端末を用いて前記ランドリー装置を利用したときに、当該利用者に前記ランドリー装置の利用ポイントと誕生月ポイントとを付与する
を有することを特徴とするコインランドリーシステム。
【請求項6】
前記管理装置は、前記ランドリー装置の利用に伴う支払い額に応じて獲得した前記利用ポイントを利用者毎に管理すると共に、獲得した前記友達招待ポイント又は前記誕生月ポイントを前記利用ポイントに加算することを特徴とする請求項4又5に記載のコインランドリーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コインランドリーのポイント付与方法およびコインランドリーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
顧客サービスシステムの一つであるコインランドリーシステムでは、コインランドリー店舗に洗濯乾燥機、洗濯機、乾燥機等の各種ランドリー装置を多数備え、無人にて利用者に例えば24時間提供されている。特に、日照時間が少ない梅雨シーズンや長雨の時期などでは、洗濯乾燥が十分に行うことができないため、コインランドリー店舗の利用が増える傾向にある。また、最近では新型コロナウイルスの影響で、乾燥時における殺菌能力が高いことからコインランドリー店舗を利用する人が増えている。
【0003】
コインランドリー店舗では、例えば24時間の無人経営であるので、コインランドリー店舗を経営するうえで、沢山の人にランドリー装置を利用して頂くことが第1の目標となる。そこで、店舗内のランドリー装置の稼働率を向上させるための一つの対策として、ランドリー装置の利用金額に応じてポイントを付与することが行われている。サービス産業の中には、ポイント付与に関する他のアイテムとして、「友達招待ポイント」や「誕生月ポイント」等があるが、コインランドリーシステムではそれらのポイント付与はいずれも導入されていない。
【0004】
「友達招待ポイント」の一例として、商品の購入やサービスの利用金額等に応じて利用者にポイントを付与すると共に、その友人・知人等へ入会を勧めた会員(招待者)に対して、設定ポイントを加算することにより、招待により入会した会員の利用金額分に関しても継続的にポイントを獲得させるシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。また、商品情報が掲載された情報サイトを招待した招待元と、情報サイトの招待を受けた招待先にそれぞれポイントを与えるポイント管理方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003-122987号公報
【特許文献1】特開2019-101881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、コインランドリーシステムにおいて友達招待ポイントおよび誕生月ポイントを導入して、キャンペーンポイント以外の特典を利用者に提供することで、利用者へのサービス向上、並びにコインランドリー店舗の稼働率を向上することができるコインランドリーのポイント付与方法およびコインランドリーシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のコインランドリーシステムのポイント付与方法は、実施形態は、管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムのポイント付与方法であって、前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記管理装置から前記携帯端末に友達招待コードを提供するステップと、前記友達招待コードを前記携帯端末内に取り込み、友達に提供するステップと、友達の携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、前記友達招待コードを入力するステップと、前記友達の携帯端末から前記ランドリー装置を最初に利用したときに、前記管理装置は前記友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、前記友達招待コードを提供して貰った人に前記友達招待ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与するステップと、を有することを特徴とする。
【0008】
実施形態のコインランドリーシステムのポイント付与方法は、管理装置と、店舗内に設けられるランドリー装置と、利用者所有の携帯端末とを有し、前記携帯端末と前記管理装置との通信により、前記ランドリー装置を操作することが可能なコインランドリーシステムのポイント付与方法であって、前記携帯端末から前記管理装置へのユーザー登録において、誕生月を入力するステップと、前記誕生月の最初に前記携帯端末を用いて前記ランドリー装置を利用したときに、前記管理装置は当該利用者に誕生月ポイントと前記ランドリー装置の利用ポイントとを付与するステップ、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態に係る顧客サービスシステムとしてコインランドリーシステムの構成を示す図である。
図2図1の集中精算機、第1管理装置、第2管理装置、携帯端末のハードウェア接続構成を示す図である。
図3】携帯端末にランドリーアプリケーションを起動したときの処理手順を示すフローチャートである。
図4】スマートフォンの画面に表示される友達招待コード、例えば「AAGAJQ」の表示例である。
図5図4の「招待コードを共有する」をタッチした場合に、友達に送信される新規メッセージの表示例を示す図である。
図6】招待された利用者の携帯端末の画面に表示される必須項目入力の画面例を示し、招待コードの入力例を示す図である。
図7】「クリスタル」「サファイア」「プレミア」「ダイヤモンド」の各ステータスの遷移を示す画面例である。
図8】「クリスタル」「サファイア」「プレミア」「ダイヤモンド」の各ステータスの遷移と、ポイント還元率の遷移の具体例1を示す図である。
図9】「クリスタル」「サファイア」「プレミア」「ダイヤモンド」の各ステータスの遷移と、ポイント還元率の遷移の具体例2を示す図である。
図10】第2管理装置のデータベースに格納されるユーザー情報テーブルの一例を示す図である。
図11】第2管理装置のデータベースに格納されるユーザー利用履歴テーブルの一例を示す図である。
図12】第2管理装置による「友達招待ポイント」の処理手順を示すフローチャートである。
図13】利用者のスマートフォンに獲得したポイントを通知したときの画面例を示す図である。
図14】決済後にランドリー装置の利用ポイントを利用者のスマートフォンに通知したときの画面例を示す図である。
図15】利用者のスマートフォンに提供される利用履歴の画面例を示す図である。
図16】第2管理装置による「誕生月ポイント」の処理手順を示すフローチャートである。
図17】「誕生月ポイント」が付与されたことを利用者のスマートフォンに通知したときの画面例を示す図である
図18】利用者のスマートフォンに提供される利用履歴の画面例を示す図である。
図19】コインランドリーシステムのポイント管理を示したテーブルである。
図20】他の実施形態のコインランドリーシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係るコインランドリーのポイント付与方法およびコインランドリーシステムについて、図1乃至図20を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るコインランドリーシステムの構成を示す図である。コインランドリーシステム100のコインランドリー店舗10には、洗濯乾燥機、洗濯機、乾燥機(以下、これらを総称してランドリー装置20と称する)が店舗の大きさに応じて多数設置されている。集中精算機(表示装置の一例)30は、タッチスクリーン40や決済処理の機器を内蔵し、コインランドリー店舗10に設置される多数のランドリー装置20の操作設定、動作管理、および利用料金決済等を集中管理する機器である。
【0011】
集中精算機30および多数のランドリー装置20は、ゲートウェイ45、ネットワーク(不図示)を介して1つ又は複数の店舗管理を行う第1管理装置(サーバー装置)50に接続している。第1管理装置50は、ゲートウェイ45に各種指令を送信し、ゲートウェイ45はその指令を受けて集中精算機42および各ランドリー装置20を制御する。第1管理装置50は、第2管理装置(サーバー装置)60ともネットワーク接続している。第2管理装置60は、「ポイント付与プログラム」を含む「ランドリーアプリケーション」を運営および管理する装置である。「ランドリーアプリケーション」は、アプリストから利用者が所有する携帯端末70(例えば、スマートフォン又はタブレット)にダウンロードされ、インストールすることが出来る。
【0012】
携帯端末70は、第2管理装置60との間で無線通信することができる。ここでは、第1管理装置50と第2管理装置60とは、別々のサーバー装置で構成するとしたが、第1管理装置50と第2管理装置60を1つのサーバー装置で構成しても構わない(図20を参照)。従って、第2管理装置60は、第1管理装置50とゲートウェイ45を介して間接的にコインランドリー店舗10内の集中精算機30および各ランドリー装置20を制御する装置である。
【0013】
図2は、図1の集中精算機30、第1管理装置50、第2管理装置60、携帯端末70のハードウェア接続構成を示す図である。第2管理装置60は、通信部610、第1管理装置50を経由して集中精算機30との間でデータ通信することが出来る。なお、図1のゲートウェイ45はここでは省略している。また第2管理装置60は、通信部620を経由して携帯端末70との間で無線通信することが出来る。第2管理装置60は、大容量のデータベース630を有しており、そこにはユーザー情報を記憶するユーザー情報テーブル601、ユーザー利用履歴テーブル605等が設けられる。ユーザー利用履歴テーブル605には、利用者毎に利用店舗のランドリー装置20の使用実績が記録される。
【0014】
図2の集中精算機30のタッチスクリーン40には、ランドリー装置20の選択画面や、選択したランドリー装置20の洗濯・乾燥コースの選択画面等が表示される。また、タッチスクリーン40には、携帯端末70から「ランドリーアプリケーション」の案内に従い、ランドリー装置20の利用要求を行った場合、第2管理装置60から利用店舗の集中精算機30に向けて配信された識別コード80(例えば、QRコード(登録商標))が表示される。携帯端末70は、内蔵するQR読取機能を用いて、タッチスクリーン40に表示される識別コード80を読み取ることが出来る。コインランドリーシステム100は、第2管理装置60と、店舗内に設けられるランドリー装置20と、利用者所有の携帯端末70とを有し、携帯端末70と管理装置60との通信により、ランドリー装置20を操作することが可能なものである。
【0015】
図3は、携帯端末70に「ランドリーアプリケーション」を起動したときの処理手順を示すフローチャートである。
ランドリーメーカーは、例えば、第2管理装置60によって管理されるネットワーク上にホームページHPを開設している。このホームページHPには、「ランドリーアプリケーション」をダウンロードすることができる識別コード(例えば、QRコード)が掲載される。また、コインランドリー店舗10(例えば、集中精算機30)にも、「ランドリーアプリケーション」をダウンロードできる識別コードが掲載される。「ランドリーアプリケーション」をダウンロードできる識別コードは、広告やチラシ等に掲載して利用を促進するようにしても良い。利用者は、所有する携帯端末70(以下、スマートフォンを例に説明する)のQR読取機能を用いて、それらの媒体から識別コードを読み取り(S100)、「ランドリーアプリケーション」をダウンロードする(S110)。
【0016】
次に、利用者は、スマートフォン70にインストールした「ランドリーアプリケーション」を起動する(S120)。
「ランドリーアプリケーション」を起動して会員登録を選択すると、スマートフォン70の画面にユーザーの会員登録画面が表示される。そして、当該登録画面を用いて、必須項目入力や任意項目入力を行う(S130)。必須項目入力としては、例えば「メールアドレス」「パスワード」「ニックネーム」「招待コード」(お持ちの方のみ)がある。任意項目入力としては、「自宅住所」「生年月」「性別」「携帯電話番号」等がある。ここで入力された「生年月」は、後述する「誕生月ポイント」を毎年付与する時に用いられる。なお、任意項目入力は、忘れ物対応やトラブル対応に役立つ項目であれば、他のものであっても良い。
【0017】
スマートフォン70から入力した情報は、第2管理装置60に送信される。第2管理装置60は、正しい入力情報であれば登録確認画面をスマートフォン70に送信する。登録確認画面を承認すれば(S140のYes)、第2管理装置60から「友達招待コード」がスマートフォン70に送信される。利用者は、スマートフォン70の友達招待コード上をタップして(S160)、操作を終了する。ステップS140でユーザー情報が正しく入力されなければ(S140のNo)、ステップS150で入力修正画面を受信し、S130に戻りユーザー情報を再入力する。ステップS150で再入力を拒否すると、操作を終了する。
【0018】
図4は、上記ステップS160で、スマートフォン70の画面に表示される友達招待コードの表示例705を示している。なお、第2管理装置60では、利用者に設定した「友達招待コード」をユーザー情報テーブル601に記録する。
図4では、第2管理装置60から友達招待コードとして「AAGAJQ」705aが提供されている。利用者は、スマートフォン70の画面に表示される友達招待コード「AAGAJQ」705a上をタップすると、スマートフォン70のクリップボード等にコピーされ、一時的に保存されるように設定されている。そして、友人・知人などの友達にコインランドリー店舗10を招待したい時は、メールやSNSにクリップボードにコピーした友達招待コード「AAGAJQ」をペースト(貼り付け)して、友達のスマートフォンに送信する。
【0019】
また、例えば図4の画面705の「招待コードを共有する」705bをタッチすると、図5に示すように、画面下からポップアップで送信機能のある複数のアプリ705cが選択可能に表示される。そして、複数のアプリ705cの一つを選択すると、画面例705dが表示される。画面例705dでは、本文中に既定文章と友達招待コード(この例では、「AAGAJQ」)が表示されるように自動設定されているので、その場で仲の良い友達を招待することが出来る。
【0020】
図6は、スマートフォン70の画面に表示される必須項目入力の画面例710を示している。友達招待コードを貰った友達が、コインランドリー店舗10を利用する場合、自分のスマートフォンの画面に画面例710を表示して会員登録を行う。会員登録の必須項目として、上述した「メールアドレス」「パスワード」「ニックネーム」があり、更に「招待コード」(お持ちの方のみ)710aに貰った友達招待コード「AAGAJQ」を入力して会員登録手続きを行う。なお、この時の友達招待コード「AAGAJQ」は、この後の「友達招待ポイント」が付与されれば不要となる。
【0021】
ここで、実施形態のコインランドリーシステムに導入されているポイント付与について簡単に説明する。
図7は、「ランドリーアプリケーション」に含まれる「ポイント付与プログラム」によって運営されるポイントとステータスとの関係を示す図である。図7に示すステータス管理とポイント付与は、第2管理装置60において実行される。獲得したポイントとステータスの情報は、上記したユーザー情報テーブル601に格納される。
【0022】
図7において、最低ステータス「クリスタル」は、会員登録後、初回利用時に自動的に設定される。「クリスタル」のポイント付与(還元)率は、例えば1%(第1付与率)であるので、例えば¥1000の支払いに対して10ポイント(以下、ptと記す)が付与される。
【0023】
第1中間ステータス「サファイア」は、ランドリー装置20の利用によって支払った蓄積利用金額が、例えば¥3000/設定期間(例えば、1年間)を超えた時に自動的に設定される。「サファイア」のポイント付与率は、例えば3%(第2付与率)であるので、例えば¥1000の支払いに対して30ptが付与される。
【0024】
第2中間ステータス「プレミア」は、ランドリー装置20の利用によって支払った蓄積利用金額が例えば¥20000/設定期間(例えば、1年間)を超えた時に自動的に設定される。「プレミア」のポイント還元率は、例えば10%(第3付与率)であるので、例えば¥1000の支払いに対して100ptが付与される。
【0025】
最高ステータス「ダイヤモンド」は、ランドリー装置20の利用によって支払った蓄積利用金額が例えば¥80000/設定期間(例えば、1年間)を超えた時に自動的に設定される。「ダイヤモンド」のポイント還元率は、例えば20%(第4付与率)であるので、例えば¥1000の支払いに対して200ptが付与される。
【0026】
蓄積利用金額は、システムへの初回利用日から起算する設定期間(例えば、1年間)である。設定期間(例えば、1年間)を経過すると蓄積利用金額はリセットされるので、それ以降は、蓄積金額リセット日から起算する設定期間(例えば、1年間)において蓄積された金額でステータス(ポイント付与率)が管理される。特例として、システムは、最高ステータス「ダイヤモンド」に到達した場合、第4付与率のポイント付与を第4ステータスの到達日から起算する設定期間(例えば、1年間)において維持すると共に、蓄積利用金額をリセットする。従って、最高ステータス「ダイヤモンド」では、以降は蓄積利用金額がリセットされる第4ステータスの到達日から起算する設定期間(例えば、1年間)においてポイント管理される。
【0027】
図8および図9は、「クリスタル」「サファイア」「プレミア」「ダイヤモンド」の各ステータスの遷移と、ポイント付与率の遷移の具体例を説明する図である。ここでは、そのシミュレーションとして、未来を想定した日付を用いて説明する。また、設定期間を1年間として説明する。
図8および図9は、横軸に未来の日付を、縦方向に「イベント(ステータス変更)」「利用金額(当日を含む)」「リセット日から累計利用金額(当日を含む)」「ステータス」「累積利用金額リセット判定(ダイヤモンド昇格又は降格)」「ポイント付与率」を示している。
【0028】
図8において、2021/8/15に初回利用を行い、ランドリー装置20を利用して¥1000を支払ったと想定する。初回の支払いであるので累積利用金額は¥1000であり、「クリスタル」のステータスになる。従って、ポイント付与率は1%のままである。
次に2021/9/1に、ランドリー装置20を利用して¥2000を支払ったと想定する。すると累積利用金額は¥1000+¥2000=¥3000となる。累積利用金額が¥3000に到達したので、ステータスは1ランク上がり「サファイア」に昇格する。従って、ポイント付与率は「サファイア」の3%にアップする。
【0029】
次に2021/10/1に、ランドリー装置20を利用して¥77000を支払ったと想定する。一日に¥77000を利用するケースは極めて少ないが、「ダイヤモンド」ステータスの到達を簡略化している。すると、累積利用金額は¥3000+¥77000=¥80000となる。累積利用金額が¥80000に到達したので、ステータスは2ランク上がり「ダイヤモンド」に昇格し、ポイント付与率は20%にアップする。ただし、¥77000を支払った段階では「サファイア」なのでポイント付与率3%で付与され、その後のランドリー装置20の利用ではポイント付与率20%で付与されることになる。そして、「ダイヤモンド」に昇格すると、累計利用金額はリセット(¥0)され、年間起算日が2021/8/15から2021/10/1に変更される。なお、¥80000の到達が2021/9/2~2021/10/1間の蓄積利用金額としたならば、2021/9/2~2021/10/1の間に「プレミア」にアップする段階が存在する。
【0030】
「ダイヤモンド」に到達すると、その到達日から1年間(2021/10/1~2022/10/1の午前0時迄)は、ランドリー装置20を利用してもしなくても「ダイヤモンド」のステータスは維持される。この間でランドリー装置20を利用すると、ポイント付与率20%でポイントが得られる。そして、一年後の2022/10/1になると、ステータスが「プレミア」に1ランクダウン(降格)して、ポイント付与率は10%、その間の累積利用金額はリセットされ¥0となる。それから1年間(2022/10/1~2023/10/1の午前0時)は、「プレミア」ステータスと、ポイント付与率の10%は維持される。
【0031】
次に、図9に示すように、2023/10/1になると、この1年間(2022/10/1~2023/10/1の午前0時)の蓄積利用金額が第2設定値(¥20000)を到達していないと想定すると、ステータスが「サファイア」に1ランクダウンして、ポイント付与率は3%、累積利用金額はリセットされ¥0となる。その後、2023/10/1の午前0時以降にランドリー装置20を利用して¥3000を支払い、さらに2023/11/1にランドリー装置20を利用して¥17000を支払ったと想定する。すると、累積利用金額が¥3000+¥17000=¥20000に到達するので、ステータスが「プレミア」に1ランクアップして、ポイント付与率は10%に上がる。ただし、¥17000を支払った段階では「サファイア」のポイント付与率3%で付与されるが、その後のランドリー装置20の利用では「プレミア」のポイント付与率10%で付与される。更に、2023/12/1にランドリー装置20を利用して¥60000を支払ったと想定する。すると、累積利用金額が¥20000+¥60000=¥80000に到達するので、ステータスが「ダイヤモンド」に1ランクアップして、ポイント付与率は20%に上がる。同様に、¥60000を支払った段階では「プレミア」のポイント付与率10%で付与されるが、その後のランドリー装置20の利用では「ダイヤモンド」のポイント付与率20%で付与される。
上述したように、「ダイヤモンド」に到達すると、その到達日から1年間(2024/12/1~2025/12/1の午前0時)は、ランドリー装置20を利用してもしなくても「ダイヤモンド」のステータスは維持される。1年後の2025/12/1には、ステータスが「プレミア」に1ランクダウンして、ポイント付与率は10%、累積利用金額はリセットして¥0となる。
【0032】
以上のように、実施形態に係るポイント付与プログラムのステータス制御を纏めると、以下の特徴を有する。
(1)利用金額はポイントを含む
(2)ステータスアップは即時反映
(3)初回利用もしくは蓄積リセット日からの設定期間(例えば、1年間)の累積利用金額でステータス可否を判定
(4)設定期間(例えば、1年間)=リセット日から設定期間(例えば、1年)後の午前0時まで
(5)各ステータスの条件利用額に満たない場合はステータスを1つダウン
付与されたポイントについては、付与された日から設定期間(例えば、1年間)有効とする。また、1ポイント=1円とする。また、100ポイント単位で利用可能とする。
【0033】
図10は、第2管理装置60のデータベース630に格納されるユーザー情報テーブル601の一例を示す図である。
図10において、ユーザー情報テーブル601には、図3のステップS130で入力された各入力情報(例えば、ニックネーム、メールアドレス、パスワード、招待コード、住所、誕生月等)が記録されている。なお、ユーザー情報テーブル601に記録される「友達招待コード」は、図6の会員登録において入力した「友達招待コード」710aではなく、図4を用いて自分宛てに付与された「友達招待コード」である。また、ユーザー情報テーブル601には、現在のポイントのステータス情報およびポイント数が記録されている。
【0034】
図11は、第2管理装置60のデータベース630に格納されるユーザー利用履歴テーブル605の一例を示す図である。ユーザー利用履歴テーブル605には、利用者がランドリー装置20を利用する度に、その日付と支払金額、獲得ポイント等が随時履歴情報として記録され、所定の期間(例えば、3年間)格納される。
【0035】
図11において、ユーザー利用履歴テーブル605には、ニックネーム、蓄積開始日、ダイヤモンド到達日、設定期間(例えば、1年間)の利用実績、設定期間(例えば、1年間)の蓄積利用金額、ステータス情報、ポイント獲得数等が記録されている。設定期間(例えば、1年間)の蓄積利用金額およびポイント獲得数は、設定期間(例えば、1年間)の利用実績の金額と獲得ptを算出したものである。ダイヤモンド到達日は、「ダイヤモンド」ステータスに到達すると、蓄積開始日(初回利用日から起算)に代えて、その到達日から設定期間(例えば、1年間)を起算するように変更されているため、新しい起算日として記録される。
【0036】
次に、第2管理装置60による「友達招待ポイント」の処理手順について説明する。
図12は、第2管理装置60による「友達招待ポイント」の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示した会員登録画面710から、友達からメール等で送信された利用者が「友達招待コード」710aを入力したとする(S200)。そして、その利用者が初めてコインランドリー店舗10に出向いてランドリー装置20を利用したとする(S210)。利用者によるランドリー装置20の利用は、図2に示すように利用者のスマートフォン70を用いて、集中精算機30のタッチスクリーン40に表示される識別コード80を読み取ることで「ランドリーアプリケーション」が実行され、その間はスマートフォン70と第2管理装置60との間でネットワーク通信により紐づけされる。第2管理装置60は、ステップS210により、「友達招待ポイント」を付与する招待を受けた利用者と認識すると共に、入力された「友達招待コード」からユーザー情報テーブル601を参照して「友達招待ポイント」を付与する招待した利用者であると認識すると、その招待を受けた利用者および招待した利用者に「友達招待ポイント」(例えば、100pt)を付与する(S220)。
【0037】
図13は、第2管理装置60から「友達招待ポイント」が付与されたことを利用者のスマートフォン70に通知したときの画面例を示す図である。
図13(a)は、招待を受けた利用者のスマートフォン70に「お友達招待ポイント額:100pt」が付与されてことが通知されたときの画面例715である。招待を受けた利用者のスマートフォン70は、第2管理装置60とネットワーク通信中であるので、獲得したポイントは招待を受けた利用者のユーザー情報テーブル601のポイントに加算して記録される。
【0038】
図13(b)は、招待した利用者のスマートフォン70に「お友達招待ポイント額:100pt」が付与されてことが通知されたときの画面例720である。招待した利用者のユーザー情報テーブル601には、「友達招待コード」が記録されているので、招待された利用者のスマートフォン70から入力された「友達招待コード」710aに基づき、その獲得したポイントは招待した利用者のユーザー情報テーブル601のポイントに加算して記録される。
したがって、友達招待を行った友達がコインランドリー店舗10(コインランドリー店舗10と同じ加盟店又は系列店舗でも同じ扱いとする)のメンバーに加入すると「友達招待ポイント」が獲得できるので、利用者に対するサービスを向上することができる。
【0039】
図12に戻り、利用者のスマートフォン70は、第2管理装置60との通信により「ランドリーアプリケーション」の操作手順に従って、被洗濯物の洗濯乾燥を行うランドリー装置20の選択、洗濯乾燥コースの選択、決済の選択が画面操作によって実行される。そして第2管理装置60は、選択した決済での支払い手続きが完了したならば、その支払い金額に対する利用ポイントを付与する(S230)。この利用ポイントは一律ではなく、図7に示したように、利用者の利用実績に基づくステータス状態に応じて付与されるポイントが異なる(例えば、1%、3%、10%、20%のいずれかのパーセント)。また、ステップS200で、「友達招待コード」を入力しなかった利用者のランドリー装置20の通常利用についても、ステップS230において支払い金額に対する利用ポイントが付与される。
【0040】
図14は、ステップS230において、第2管理装置60から決済後にランドリー装置20の利用ポイントを利用者のスマートフォン70に通知したときの画面例725を示す図である。図14では、例えばステータス「サファイア」の利用者が、利用料金1000円の決済を行ったことで、ポイント30ptを獲得して例を示している。
なお、獲得ポイントの通知は、別々に送信して提供するのではなく、図13(a)の画面例715と図14の画面例725を合体して、1つの画面(スクロール表示可)にて利用者に提供しても良い。
【0041】
図15は、利用者のスマートフォン70に提供される利用履歴の画面例730を示す図である。例えば、図14の画面例725で「履歴へ進む」ボタン725aがタッチされると、第2管理装置60は、ユーザー利用履歴テーブル605から当該ユーザーの利用履歴を読み出し、利用者のスマートフォン70にその利用履歴を表示する。図15では、利用履歴730aに友達招待ポイント100ptが獲得されたことを示している。また、利用履歴730bでは、キャンペーンポイントとしてアンケート回答の特典として10ptが獲得されたことを示している。
【0042】
図16は、第2管理装置60による「誕生月ポイント」の処理手順を示すフローチャートである。
上述したように、図3のステップS130のユーザー情報の任意項目入力として誕生月が登録することが出来る。利用者が誕生月を入力した場合、図10に示すユーザー情報テーブル601に当該誕生月が記録される。
【0043】
第2管理装置60は、ユーザー情報テーブル601を参照して、利用者が誕生月を迎えたことを判断すると(S300)、その誕生月の最初のランドリー装置20の利用において「誕生月ポイント」を付与する(S310)。例えば、ユーザー情報テーブル601の誕生月として「8月」を記録されている利用者は、8月1日~8月31日の間でランドリー装置20を利用した場合、最初に利用した日に「誕生月ポイント」をプレゼントするように動作する(S320)。この「誕生月ポイント」は、毎年実施されるので、利用者へのサービスとして歓迎される。ただし、誕生月にランドリー装置20の利用がない場合には、「誕生月ポイント」は付与されない。利用者へのサービスとして、第2管理装置60から利用者のスマートフォン70に、誕生月の初めに「誕生月ポイント」が獲得できることを案内するようにしても良い。
【0044】
図17は、第2管理装置60から「誕生月ポイント」が付与されたことを利用者のスマートフォン70に通知したときの画面例735を示す図である。例えば、「誕生月ポイント:100pt」が付与されると、利用者のスマートフォン70には、画面例735に示す通知が表示される。そして、第2管理装置60は、付与したポイントを当該利用者のユーザー情報テーブル601のポイントに加算して記録される。
【0045】
図16のステップS320の後、又はステップS300で誕生月を迎えていない場合、又はステップS310で誕生月の最初の利用でない場合、第2管理装置60は、ランドリー装置20の設定に従った支払い金額に基づいて利用ポイントを付与する(S330)。
即ち、利用者のスマートフォン70は、第2管理装置60との通信により「ランドリーアプリケーション」の操作手順に従って、画面操作によって被洗濯物の洗濯乾燥を行うランドリー装置20の選択、洗濯乾燥コースの選択、決済の選択を実行する。そして第2管理装置60は、選択した決済での支払い手続きが完了したならば、その支払い金額に対する利用ポイントを付与する。この利用ポイントは一律ではなく、図7に示したように、利用者の利用実績に基づくステータス状態に応じて付与されるポイントが異なる(例えば、1%、3%、10%、20%のいずれかのパーセント)。利用ポイントは、上述した図14の画面例725と同様に第2管理装置60から利用者のスマートフォン70に通知される。
したがって、ユーザー情報テーブル601に誕生月を登録した利用者は、毎年「誕生月ポイント」が獲得できるので、利用者に対するサービスを向上することができる。なお、獲得ポイントの通知は、別々に送信して提供するのではなく、図17の画面例735と図14の画面例725を合体して1つの画面(スクロール表示可)にて利用者に提供しても良い。
【0046】
図18は、利用者のスマートフォン70に提供される利用履歴の画面例740を示す図である。例えば、図17の画面例735で「履歴へ進む」ボタン735aがタッチされると、第2管理装置60は、ユーザー利用履歴テーブル605から当該ユーザーの利用履歴を読み出し、利用者のスマートフォン70にその利用履歴を表示する。図18では、利用履歴740aに誕生月ポイント100ptが獲得されたことを示している。
【0047】
図19は、コインランドリーシステム100のポイント管理を示したテーブルである。
図19に示すように、例えば、本部(複数の店舗を支援および管理する会社)は、以下のポイントの原資、ポイント額の設定等を担っている。
(1)プロフィール入力ポイント
(2)会員登録ポイント
また、加盟店(各コインランドリー店舗のオーナー)は、以下のポイントの資源、ポイント額の決定を担っている。
(3)誕生月ポイント
(4)お友達招待ポイント
(5)アンケート回答ポイント
(6)フリーコメント回答ポイント
【0048】
図20は、他の実施形態のコインランドリーシステム101の構成を示す図である。このコインランドリーシステム101では、図1の第1管理装置50と第2管理装置60が一つの管理装置65によって構成されている。従って、管理装置65は、1つ又は複数のコインランドリー店舗10の各ランドリー装置20を管理する機能と、実施形態の「ランドリーアプリケーション」を管理する機能を有するサーバー装置で構成される。また、図26では、図1の集中精算機30に代えてタッチスクリーンで構成される表示モニター300で構成している。例えば、表示モニター300は、パーソナルコンピュータやタブレットを用いて構成しても良い。コインランドリーシステム101では、利用手続きに関する全ての処理は管理装置65とスマートフォン70との間で行うように設計される。
【0049】
以上のように実施形態によれば、コインランドリーシステムにおいて「友達招待ポイント」および「誕生月ポイント」を付与することが出来る。「友達招待ポイント」および「誕生月ポイント」は、単純に付与するのではなく、ランドリー装置を最初に利用するタイミング又は誕生月に最初に利用するタイミングで付与するので、コインランドリー店舗の利用率を向上すると共に、利用者に喜ばれるサービスを提供することが出来る。
【0050】
実施形態のコインランドリーシステムのポイント付与方法は、管理装置60(65)と、店舗10内に設けられるランドリー装置20と、利用者所有の携帯端末70とを有し、携帯端末70と管理装置60との通信により、ランドリー装置20を操作することが可能なコインランドリーシステム100(101)のポイント付与方法であって、携帯端末70から管理装置60へのユーザー登録において、管理装置60から携帯端末70に友達招待コード705aを提供するステップと、友達招待コード705aを携帯端末内に取り込み、友達に提供するステップと、友達の携帯端末(70)から管理装置60へのユーザー登録において、友達招待コード705aを入力するステップと、友達の携帯端末(70)からランドリー装置20を最初に利用したときに、管理装置60(65)は友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、友達招待コードを提供して貰った人に友達招待ポイントとランドリー装置20の利用ポイントとを付与するステップと、を有する方法であるので、コインランドリーシステム100(101)において「友達招待ポイント」を付与することが出来る。「友達招待ポイント」は、単純に付与するのではなく、ランドリー装置20を最初に利用するタイミングで付与するので、コインランドリー店舗10の利用率を向上する。また、友達招待コードを提供した人と友達招待コードを提供して貰った人に喜ばれるサービスを提供することが出来る。
【0051】
実施形態のコインランドリーシステムのポイント付与方法では、管理装置60(65)と、店舗10内に設けられるランドリー装置20と、利用者所有の携帯端末70とを有し、携帯端末70と管理装置60との通信により、ランドリー装置20を操作することが可能なコインランドリーシステム100(101)のポイント付与方法であって、携帯端末70から管理装置60へのユーザー登録において、誕生月を入力するステップと、誕生月の最初に携帯端末70を用いてランドリー装置20を利用したときに、管理装置60(65)は当該利用者に誕生月ポイントとランドリー装置20の利用ポイントとを付与するステップ、を有する方法であるので、コインランドリーシステム100(101)において「誕生月ポイント」を付与することが出来る。「誕生月ポイント」は、単純に付与するのではなく、誕生月でランドリー装置20を最初に利用するタイミングで付与するので、コインランドリー店舗10の利用率を向上すると共に、多くの利用者に喜ばれるサービスを提供することが出来る。
【0052】
実施形態のコインランドリーシステムのポイント付与方法では、ランドリー装置20の利用に伴う支払い額に応じて獲得した利用ポイントを利用者毎に管理すると共に、獲得した友達招待ポイント又は誕生月ポイントを利用ポイントに加算されるので、利用者に獲得ポイントを提示することが出来る。
【0053】
実施形態のコインランドリーシステムは、管理装置60(65)と、店舗10内に設けられるランドリー装置20と、利用者所有の携帯端末70とを有し、携帯端末70と管理装置60(65)との通信により、ランドリー装置20を操作することが可能なコインランドリーシステム100(101)であって、管理装置60(65)は、携帯端末70から管理装置60(65)へのユーザー登録において、友達招待コードを携帯端末70に提供し、友達の携帯端末(70)から管理装置60へのユーザー登録において、友達から提供された友達招待コードを受信し、友達の携帯端末(70)から最初にランドリー装置20を利用したときに、友達招待コードを提供した人に友達招待ポイントを付与し、友達招待コードを提供して貰った人に友達招待ポイントとランドリー装置20の利用ポイントとを付与する構成であるので、コインランドリーシステム100(101)において「友達招待ポイント」を付与することが出来る。「友達招待ポイント」は、単純に付与するのではなく、ランドリー装置20を最初に利用するタイミングで付与するので、コインランドリー店舗10の利用率を向上する。また、友達招待コードを提供した人と友達招待コードを提供して貰った人に喜ばれるサービスを提供することが出来る。
【0054】
実施形態のコインランドリーシステムは、管理装置60(65)と、店舗10内に設けられるランドリー装置20と、利用者所有の携帯端末70とを有し、携帯端末70と管理装置60(65)との通信により、ランドリー装置20を操作することが可能なコインランドリーシステム100(101)であって、管理装置60(65)は、携帯端末70から管理装置60へのユーザー登録において入力された誕生月を記録し、誕生月で最初に携帯端末70を用いてランドリー装置20を利用したときに、当該利用者に誕生月ポイントとランドリー装置20の利用ポイントとを付与する構成であるので、コインランドリーシステム100(101)において「誕生月ポイント」を付与することが出来る。「誕生月ポイント」は、単純に付与するのではなく、誕生月でランドリー装置20を最初に利用するタイミングで付与するので、コインランドリー店舗10の利用率を向上すると共に、多くの利用者に喜ばれるサービスを提供することが出来る。
【0055】
実施形態のコインランドリーシステムでは、管理装置60(65)は、ランドリー装置20の利用に伴う支払い額に応じて獲得した利用ポイントを利用者毎に管理すると共に、獲得した友達招待ポイント又は誕生月ポイントを利用ポイントに加算するので、利用者に獲得ポイントを提示することが出来る。
【0056】
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0057】
100…コインランドリーシステム
10…コインランドリー店舗、 20…ランドリー装置
30…集中精算機(表示装置の一つ)、 40…タッチスクリーン
45…ゲートウェイ、 50…第1管理装置(サーバー装置)
60…第2管理装置(サーバー装置)、 65…管理装置
610…通信部1、 620…通信部2、 630…データベース
601…ユーザー情報テーブル、 605…ユーザー利用履歴テーブル
70…携帯端末(スマートフォン又はタブレット)
80…識別コード(例えば、QRコード)
300…表示モニター
図1
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図6
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