特開 2023-25624 傾斜板を備えたパーテーション

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023025624

(43)【公開日】2023-02-22

(54)【発明の名称】傾斜板を備えたパーテーション

(51)【国際特許分類】

   A47B 13/00 20060101AFI20230215BHJP

   A47B 17/00 20060101ALI20230215BHJP

   A47B 96/04 20060101ALI20230215BHJP

   A47G 5/00 20060101ALI20230215BHJP

【ＦＩ】

A47B13/00 Z

A47B17/00 Z

A47B96/04 Z

A47G5/00 Z

【審査請求】未請求

【請求項の数】7

【出願形態】書面

(21)【出願番号】P 2021147198

(22)【出願日】2021-08-10

(71)【出願人】

【識別番号】302025648

【氏名又は名称】和光紙器株式会社

(72)【発明者】

【氏名】本橋 志郎

【テーマコード（参考）】

3B053

【Ｆターム（参考）】

3B053NQ09

3B053NQ10

3B053SE10

(57)【要約】      （修正有）

【課題】使用部材の小型化が図れると共に垂直板のみの場合と比較して小さい材料から生産ができ荷姿サイズも小さくなり輸送コストが削減できるパーテーションを提供する。
【解決手段】飛沫感染防止などに用いられるパーテーションにおいて背の高い人の場合はテーブル高さが７０ｃｍ＋パーテーション高さが６０ｃｍとした場合に合わせて１３０ｃｍになり身長１９０ｃｍの人の場合は口元までの高さが１７０ｃｍと考えた場合その差が４０ｃｍにもなり垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になってしまい部材の取り都合から考えても大きな材料が必要になってしまうので垂直板の上部に傾斜板を設けて分割したことにより使用部材の小型化が図れると共に垂直板のみの場合と比較して小さい材料から生産ができる紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

飛沫感染防止などに用いられるパーテーションにおいて背の高い人の場合はテーブル高さが７０ｃｍ＋パーテーション高さが６０ｃｍとした場合に合わせて１３０ｃｍになり身長１９０ｃｍの人の場合は口元までの高さが床から１７０ｃｍと考えた場合その差が４０ｃｍにもなり垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になってしまうので部材の取り都合から考えても大きな部材が必要になってしまうので垂直板の上部に傾斜板を設けて分割したことにより使用部材の小型化を図ると共に高さが１００ｃｍの垂直板１枚の場合と比較して小さい部材から生産ができ梱包時に２枚を重ねる事ができる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【請求項2】

請求項１において垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になる場合は起立すること自体が不安定になり室内空調の風力で転倒したり傾斜したり垂直に自立する事は非常に難しいが垂直板の高さを低くして傾斜板を取り付ける事により風圧を受ける面積が小さくなることにより空気抵抗が少なくなり室内空調の風力で転倒しにくくなることを特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【請求項3】

請求項１において垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になる場合は起立すること自体が不安定になり室内空調の風力で転倒したり傾斜したり垂直に自立する事は非常に難しいが垂直板を設ける事により側面板を設ける事が出来る事により上下方向の重心位置が低くなると同時に垂直板の位置から奥行方向に重心位置が移動する事でより安定性が向上する構造を得る事ができる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【請求項4】

請求項１において傾斜板の傾斜角度範囲を垂直板に対して１５°～７５°の範囲で使用する事により傾斜板としての機能を特徴とし１５°以上傾ける事により側面板が傾斜板を支えることができ７５°以内までの角度範囲を設定する事により傾斜板としての機能を有し傾斜板の角度は垂直板の高さを６０ｃｍとした場合に延長したい高さａに対して傾斜板の長さｂを設定す

び樹脂製の材料からなるパーテーション

【請求項5】

請求項１において傾斜板を設けて分割したことにより垂直板のみの場合と比較してパーテーションの部材が小さくなり重ねる事により荷姿が小さくなり輸送費の削減が図れる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【請求項6】

請求項１において垂直板と傾斜板の断面交差形状は傾斜板が最低１０ｍｍ以上延長した傾斜板を備えた事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【請求項7】

請求項１において垂直板と傾斜板の断面交差形状は傾斜板が最低１０ｍｍ以上垂直板方向に延長した傾斜板を備えた事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

レストラン及び食堂等では、全員が着席をして食事をするので垂直板のみの飛沫感染防止用のパーテーションで良いが会社の受付等の場合は一方が直立状態で背の高い人であった場合に対面が座っている場合は飛沫が上から下方向に斜めに飛散する為に垂直板のみのパーテーションでは飛散した飛沫を受け止めるには高さが高いパーテーションが必要になってしまう。

【背景技術】

【0002】

飛沫が上から下方向に斜めに飛散する状況に対して飛沫をかぶり難くするにはパーテーションの高さを高くする以外の方法でパーテーションを開発する必要があった。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】実願２０２０－４９１４

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

垂直板の高さを高くするには部材の取り都合から考えても大きな材料が必要になってしまい、また、大きい分輸送コストが上がってしまう問題点がある。

【課題を解決するための手段】

【0005】

飛沫感染防止などに用いられるパーテーションにおいて背の高い人の場合はテーブル高さが７０ｃｍ＋パーテーション高さが６０ｃｍとした場合に合わせて１３０ｃｍになり身長１９０ｃｍの人の場合は口元までの高さが床から１７０ｃｍと考えた場合その差が４０ｃｍにもなり垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になってしまうので部材の取り都合から考えても大きな部材が必要になってしまうので垂直板の上部に傾斜板を設けて分割したことにより使用部材の小型化を図ると共に高さが１００ｃｍの垂直板１枚の場合と比較して小さい部材から生産ができ梱包時に２枚を重ねる事ができる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション。

【0006】

垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になる場合は起立すること自体が不安定になり室内空調の風力で転倒したり傾斜したり垂直に自立する事は非常に難しいが垂直板の高さを低くして傾斜板を取り付ける事により風圧を受ける面積が小さくなることにより空気抵抗が少なくなり室内空調の風力で転倒しにくくなることを特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【0007】

請求項１において垂直板に求められる高さが最低１００ｃｍ以上になる場合は起立すること自体が不安定になり室内空調の風力で転倒したり傾斜したり垂直に自立する事は非常に難しいが垂直板を設ける事により側面板を設ける事が出来る事により上下方向の重心位置が低くなると同時に垂直板の位置から奥行方向に重心位置が移動する事でより安定性が向上する構造を得る事ができる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【0008】

請求項１において傾斜板の傾斜角度範囲を垂直板に対して１５°～７５°の範囲で使用する事により傾斜板としての機能を特徴とし１５°以上傾ける事により側面板が傾斜板を支えることができ７５°以内までの角度範囲を設定する事により傾斜板としての機能を有し傾斜板の角度は垂直板の高さを６０ｃｍとした場合に延長したい高さａに対して傾斜板の

特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなるパーテーション

【0009】

傾斜板を設けて分割したことにより垂直板のみの場合と比較してパーテーションの部材が小さくなり重ねる事により荷姿が小さくなり輸送費の削減が図れる事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【0010】

請求項１において垂直板と傾斜板の断面交差形状は傾斜板が最低１０ｍｍ以上延長した傾斜板を備えた事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【0011】

請求項１において垂直板と傾斜板の断面交差形状は傾斜板が最低１０ｍｍ以上垂直板方向に延長した傾斜板を備えた事を特徴とする紙製及び樹脂製の材料からなる傾斜板を備えたパーテーション

【発明の効果】

【0012】

垂直板一枚のパーテーションは部材の取り都合から考えても大きな材料が必要になってしまうので垂直板の上部に傾斜板を設けて分割したことにより使用部材の小型化が図れると共に垂直板のみの場合と比較して小さい材料から生産ができ荷姿サイズも小さくなり輸送コストが削減でき重心の位置が奥行方向に変わるので安定が増し傾斜板により空気抵抗が少なくなり室内空調の風力に対して抵抗が少なくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

）

【0013】

【図1】本考案の説明図

【図2】本考案の事例

【発明を実施するための形態】

【0014】

図２は本発明に係る傾斜板を備えたパーテーションの実施例を示す。市町村の役所及び会社などの受付場所に設置する事が望ましい。

【実施例0015】

垂直板を延長したい高さａに対して傾斜板の長さｂを設定すれば傾斜板

作業が出来る。

【産業上の利用可能性】

【0016】

飛沫感染防止が目的の為、日々頻繁に対面作業を行う場合は安価な材料で製作する事により、一定期間での使い捨ても可能である。

【符号の説明】

【0017】

１ 傾斜板を備えたパーテーション
２ 傾斜角度θ°
３ テーブル高さ
４ 垂直板の高さ
５ 傾斜板が付かない垂直板の長さ
６ 傾斜板の長さ
７ 傾斜板の奥行
８ 垂直板と傾斜板の交差位置
９ 傾斜板を設けた時の重心位置
１０ 傾斜板を設けた時の横風の流れ
１１ 傾斜板が最低１０ｍｍ以上延長した傾斜板
１２ 傾斜板が最低１０ｍｍ以上垂直板方向に延長した傾斜板

【図1】

【図2】