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▶ 林 彰典の特許一覧

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  • 特開-コマセ籠 図1
  • 特開-コマセ籠 図2
  • 特開-コマセ籠 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023025634
(43)【公開日】2023-02-22
(54)【発明の名称】コマセ籠
(51)【国際特許分類】
   A01K 97/02 20060101AFI20230215BHJP
【FI】
A01K97/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021154856
(22)【出願日】2021-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】516375311
【氏名又は名称】林 彰典
(72)【発明者】
【氏名】林 彰典
【テーマコード(参考)】
2B109
【Fターム(参考)】
2B109AA06
2B109AA14
(57)【要約】
【課題】遠投後、目的の棚に到達したあと、潮流を利用して離岸、又は、磯等では海中の魚の様子を判断し、目的の位置でサシエ50、コマセ60を放出できるコマセ籠Aを提供する。
【解決手段】本発明の釣具は、縁2のある網状でおよそ半球1の形をしている2つを合わせ、かつ、下部に開閉できるように繋いだ球体の形からなり、一方の半球1の上部には2つ孔3を設け、もう一方の半球1には、二つのサルカン7の端子にステンレス棒6を通した形状で両端が折り返り下側には錘40に通し両端を接続し、かつ、上部側の接続部5に留め金9のつめを止める輪を設け、かつ、下部側の接続部5に半球1の縁2の押さえを設けた状況で、ステンレス棒6の上側サルカン7の一方の端子に留め金9を備え、かつ、下側サルカン7のもう一方の端子に釣糸30が結着することが特徴とするコマセ籠A。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
縁のある網状でおよそ半球の形をしている2つを合わせ、かつ、下部に開閉できるように繋いだ球体の形からなり、一方の当該半球の上部には2つ孔を設け、もう一方の当該半球には、二つのサルカンの端子にステンレス棒を通した形状で両端が折り返り下側には錘に通し両端を接続し、かつ、上部側の接続部に留め金のつめを止める輪を設け、かつ、下部側の接続部に当該半球の当該縁の押さえを設けた状況で、当該ステンレス棒の上側当該サルカンの一方の端子に当該留め金を備え、かつ、下側当該サルカンのもう一方の端子に釣糸が結着することが特徴であるコマセ籠。
【請求項2】
当該留め金は、当該ステンナレス棒で当該輪を設け、交差部から両端を横へ当該輪の直径の大きさまで伸ばし、当該輪の反対方向へハの字のつめを設けたことを特徴とする請求項1に記載のコマセ籠。
【請求項3】
当該球体の下部において、当該球体を開閉する接続部と当該ステンレス棒の接続部が離れていることを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載のコマセ籠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚つりの仕掛けに取り付けるコマセ籠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコマセ籠は、遠投投入後、目的とする棚に到達するとすぐにコマセが放出してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-168478号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のコマセ籠は遠投の時、籠からコマセの漏れ、着水時の衝撃で籠の開口部からコマセが放出、及び、目的の棚に到達するとコマセが放出する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の釣具は、縁のある網状でおよそ半球の形をしている2つを合わせ、かつ、下部に開閉できるように繋いだ球体の形からなり、一方の上記半球の上部には2つ孔を設け、もう一方の上記半球には、二つのサルカンの端子にステンレス棒を通した形状で両端が折り返り下側には錘に通し両端を接続し、かつ、上部側の接続部に留め金のつめを止める輪を設け、かつ、下部側の接続部に上記半球の上記縁の押さえを設けた状況で、上記ステンレス棒の上側上記サルカンの一方の端子に上記留め金を備え、かつ、下側上記サルカンのもう一方の端子に釣糸が結着することが特徴とし、上記留め金は、上記ステンナレス棒で上記輪を設け、交差部から両端を横へ上記輪の直径の大きさまで伸ばし、上記輪の反対方向へハの字のつめを設けたことを特徴とし、上記球体の下部において、上記球体を開閉する接続部と上記ステンレス棒の接続部が離れていることを特徴とするコマセ籠。
【発明の効果】
【0006】
本発明のコマセ籠は、遠投時や着水時のコマセの漏れを少なくし、潮流等にもよるが遠投で届かなかった所で、釣竿をしゃくり留め金を外すことにより籠を開放しサシエとコマセを放出し同調も行われることが出来、また、小型、軽量等にすることによって、磯釣りの餌取り対策としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明のコマセ籠Aの開放直前状態の側面図
図2】孔3、接続部5の位置を示した展開図
図3】サシエ50、コマセ60の収納から開放、放出までのコマセ籠Aの状態を示し、(a)はコマセ籠Aを水平にて、サシエ50、コマセ60を収納できる状態を示す説明図、(b)はコマセ籠Aを遠投する直前の状態を示す説明図、(c)はコマセ籠Aが海中で反転し開放する直前の状態を示す説明図、(d)はコマセ籠Aが海中でサシエ50、コマセ60を開放、放出の状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
釣竿から出ている釣糸30は、ウキ70を経由しステンレス棒6の錘40側のサルカン7と結着し、ステンレス棒6にあるもう一方のサルカン7に留め金9を取り付け滑動する。
【0009】
まず、本発明のコマセ籠Aを使った釣りの実施例を説明する。
コマセ籠Aにはサシエ50、コマセ60を収納、半球1を合わせ留め金9の一方のつめは輪へ通し、半球1の蓋側の孔3に挿して遠投の準備をする。
【0010】
次に、コマセ籠Aにある錘40を上側にし、かつ、ステンレス棒6にある釣竿からの釣糸30と結着しているサルカン7を上側にして遠投する。
【0011】
後は、着水後コマセ籠Aは海中で反転し、釣糸30側と結着しているサルカン7がステンレス棒6を摺動して留め金9と繋がっているサルカン7側のところで止まっている。
【0012】
釣竿をしゃくることによりコマセ籠Aが受ける水の抵抗に対して釣糸30が引っ張られるため2つのサルカン7は、協動し留め金9を外しコマセ籠Aからサシエ50、コマセ60を開放できる。
【0013】
この留め金9には2つの爪があり、半球1の蓋側を外すための強さの調整をすることができ、爪の長さが違っているため閉じ易い形となっていて、しっかりした固定が出来る。
【0014】
球体の下側において、ステンレス棒6接続の箇所と蝶番が離れているのは、2つの半球1が大きくひらくためにしている。
【0015】
ステンレス棒6の折り返しの曲げ部には、輪を設けてサルカン7の動きを制限する。
【0016】
本発明の孔3、接続箇所を示した図2について説明する。
半球12つを合わせた繋ぎ方として、リンク、フック付サルカン等を使用し、ステンレス棒6の両端はそれぞれを半球1の縁2に接続し、余りを使い上部には輪を下部には押さえを設ける。
【0017】
本発明の動きを図3に基づいて説明する。
(a)コマセ籠Aを横にし、ステンレス棒6にあるサルカン7の位置に関係なくサシエ50、コマセ60を収納し遠投の準備をする、(b)コマセ籠Aにある錘40側とステンレス棒6にある釣糸30のサルカン7側を上にして遠投できる、(c)着水後、海中において、コマセ籠Aは反転して、釣糸30側サルカン7は、留め金9側サルカン7に来て止まっている、(d)釣竿をしゃくることにより留め金9が外れ半球1が開きサシエ50、コマセ60を放出する。
【符号の説明】
【0018】
A コマセ籠
1 半球(網状)
2 縁
3 孔
4 開口部
5 接続部
6 ステンレス棒
7 サルカン
8 フック付サルカン
9 留め金
10 留め金支持輪
20 半球縁押さえ
30 釣糸
40 錘
50 サシエ
60 コマセ
70 ウキ
図1
図2
図3