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特開2023-26042織型データ生成装置、織物製造方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023026042
(43)【公開日】2023-02-24
(54)【発明の名称】織型データ生成装置、織物製造方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   D03C 19/00 20060101AFI20230216BHJP
   D03D 1/00 20060101ALI20230216BHJP
   D03D 23/00 20060101ALI20230216BHJP
   G06F 30/10 20200101ALI20230216BHJP
   G06F 113/12 20200101ALN20230216BHJP
【FI】
D03C19/00 B
D03D1/00 Z
D03D23/00
G06F30/10 100
G06F30/10 200
G06F113:12
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021131638
(22)【出願日】2021-08-12
(71)【出願人】
【識別番号】306034103
【氏名又は名称】株式会社 出口織ネーム
(74)【代理人】
【識別番号】100137394
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】出口 隆
(72)【発明者】
【氏名】出口 勉
【テーマコード(参考)】
4L048
5B146
【Fターム(参考)】
4L048BA00
4L048CA00
4L048DA00
4L048EA00
5B146AA11
5B146BA04
5B146DE12
(57)【要約】
【課題】 織物自身に起因する模様の変形を抑制する織物製造方法を提供する。
【解決手段】 織物製造方法は、既定の模様が含まれた織物を織機で織るため織型データに基づいて、試作を行う試作工程と、前記試作工程によって試作された試作品と、前記模様の原画とを比較して、織物の模様領域における変形量を特定する変形特定工程と、前記変形特定工程により特定された各模様領域の変形量に基づいて、前記織型データを補正する補正工程とを有する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
既定の模様が含まれた織物を織機で織るため織型データに基づいて、試作を行う試作工程と、
前記試作工程によって試作された試作品と、前記模様の原画とを比較して、織物の模様領域における変形量を特定する変形特定工程と、
前記変形特定工程により特定された各模様領域の変形量に基づいて、前記織型データを補正する補正工程と
を有する織物製造方法。
【請求項2】
前記変形特定工程では、前記織物の縦糸方向の伸び率を算出し、
前記補正工程は、
前記変形特定工程により算出された伸び率に基づいて、各模様領域の伸びを相殺するように、前記原画の画像データを補正する原画補正工程と、
前記原画補正工程により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成する再生成工程と
を含む
請求項1に記載の織物製造方法。
【請求項3】
前記試作工程では、既定の間隔で測定用パターンが挿入された試作品を製織し、
前記変形特定工程では、前記試作品に挿入された測定用パターンに基づいて、各模様領域の変形量を特定する
請求項1又は2に記載の織物製造方法。
【請求項4】
原画の画像データに基づいて、原画が含まれた織物を織るための織型データを生成するデータ生成部と、
前記データ生成部により生成された織型データにより製織された織物の模様と、前記原画との比較結果を取得する比較結果取得部と、
前記比較結果取得部により取得された比較結果に基づいて、前記原画の画像データを補正する原画補正部と、
前記原画補正部により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成するデータ再生成部と
を有する織型データ生成装置。
【請求項5】
前記比較結果取得部は、前記織物の各領域における縦糸方向の伸び量を、前記比較結果として取得し、
前記原画補正部は、取得された各領域の伸び量に基づいて、各領域の伸びを相殺するように、前記原画の画像データを補正する
請求項4に記載の織型データ生成装置。
【請求項6】
原画の画像データに基づいて、原画が含まれた織物を織るための織型データを生成するデータ生成機能と、
前記データ生成機能により生成された織型データにより製織された織物の模様と、前記原画との比較結果を取得する比較結果取得機能と、
前記比較結果取得機能により取得された比較結果に基づいて、前記原画の画像データを補正する原画補正機能と、
前記原画補正機能により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成するデータ再生成機能と
をコンピュータに実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、織型データ生成装置、織物製造方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、与えられた織物規格に対して予め可能な範囲のすべての変形条件を与えて2軸変形挙動のデータベースを作成し、読み込んだ製品形状のCADデータから対象曲面をベジェ曲面に変換し、織物組織1循環のサイズ毎にベジェ曲面の分割法則に従い分割を行い、分割した微小領域に対して、各領域の境界線の経路長および領域中心点における曲率を計算し、前方による計算手法を用いて3次元モデルを作成し、各微小部分の変形状態を計算する。この結果を積算して、曲面全体の歪み量分布を求める織物の3次元モデル構築方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-242516
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
織物自身に起因する模様の変形を抑制する織物製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る織物製造方法は、既定の模様が含まれた織物を織機で織るため織型データに基づいて、試作を行う試作工程と、前記試作工程によって試作された試作品と、前記模様の原画とを比較して、織物の模様領域における変形量を特定する変形特定工程と、前記変形特定工程により特定された各模様領域の変形量に基づいて、前記織型データを補正する補正工程とを有する。ここで、織型データとは、織機が織物を織る時に用いられるデータであり、例えば、タテ糸とヨコ糸の動きを指定する情報である。
【0006】
好適には、前記変形特定工程では、前記織物の縦糸方向の伸び率を算出し、前記補正工程は、前記変形特定工程により算出された伸び率に基づいて、各模様領域の伸びを相殺するように、前記原画の画像データを補正する原画補正工程と、前記原画補正工程により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成する再生成工程とを含む。
【0007】
好適には、前記試作工程では、既定の間隔で測定用パターンが挿入された試作品を製織し、前記変形特定工程では、前記試作品に挿入された測定用パターンに基づいて、各模様領域の変形量を特定する。
【0008】
また、本発明に係る織型データ生成装置は、原画の画像データに基づいて、原画が含まれた織物を織るための織型データを生成するデータ生成部と、前記データ生成部により生成された織型データにより製織された織物の模様と、前記原画との比較結果を取得する比較結果取得部と、前記比較結果取得部により取得された比較結果に基づいて、前記原画の画像データを補正する原画補正部と、前記原画補正部により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成するデータ再生成部とを有する。
【0009】
好適には、前記比較結果取得部は、前記織物の各領域における縦糸方向の伸び量を、前記比較結果として取得し、前記原画補正部は、取得された各領域の伸び量に基づいて、各領域の伸びを相殺するように、前記原画の画像データを補正する。
【0010】
また、本発明に係るプログラムは、原画の画像データに基づいて、原画が含まれた織物を織るための織型データを生成するデータ生成機能と、前記データ生成機能により生成された織型データにより製織された織物の模様と、前記原画との比較結果を取得する比較結果取得機能と、前記比較結果取得機能により取得された比較結果に基づいて、前記原画の画像データを補正する原画補正機能と、前記原画補正機能により補正された画像データに基づいて、織型データを再生成するデータ再生成機能とをコンピュータに実現させる。
【発明の効果】
【0011】
織物自身に起因する模様の変形を抑制する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】織型データ生成装置2のハードウェア構成を例示する図である。
図2】織型データ生成装置2の機能構成を例示する図である。
図3】本実施形態に係る織物製造方法の全体動作(S10)を示すフローチャートである。
図4】補正量決定処理(S20)をより詳細に説明するフローチャートである。
図5】(A)は、織物の原画データ70を例示し、(B)は、原画データ70に基づいて製造された試作品80を例示する図である。
図6】(A)は、補正後の原画データ72を例示し、(B)は、補正後の原画データ72に基づいて製造された解製品82を例示する図である。
図7】変形例における補正量決定処理(S22)を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、また以下に示す実施形態、実施例において記載される具体的な例示についても適宜変更及び調整が可能であり、これらに限定されるものではない。
【0014】
[背景]
織物は、縦糸と横糸を組み合わせて織り上げる布地であって、その中でも細幅織物は、例えば、被服等に縫い付けるタグ等に多く用いられる。
近年、織物、特に細幅織物はその高精細化が求められており、細い糸で精細な図柄を織る要求が高くなってきている。
ところで、近年のコンピュータ技術の発達により、より高解像度の原画データを作成することができるようになっている。しかしながら、この原画データをそのまま織物に反映することは、織物に用いる糸にある程度の太さが必要である以上限界があり、原画データがいかに高解像度であっても、糸の太さ等に基づく糸を配置する間隔がその解像度の限界となる。
【0015】
したがって、原画データのデザインからその糸を配置する間隔に応じた色柄配置を行う必要が生じることとなる。
織物の色柄が増えると、糸同士の交差が増えることとなり、交差部の糸密度が高くなる。
この交差部が連続すると色柄部が伸長する”せり上がり現象”が発生する。
せり上がり現象はデザイン性を大きく損なうこととなるため、商品価値を損なうことになる。
従来、せり上がり現象を解決するために、糸太さを細くする、織ピッチを下げる、織物の組織構成を変えて織物構造を緩める等の対策をしてきたが、結果的に試行錯誤により、試作回数が増え、商品化のリードタイムが伸びる等、工場の経営課題となっていた。
【0016】
なお、上記特許文献1に記載の技術は、織物生地を3次元形状に伸長させた場合の変形を予測するシミュレーションである。織物自身の要因の伸縮については対策法が示されていない。したがって本願のような複雑な色柄配置による織物自身の伸縮現象には適用できない。
【0017】
そこで、本実施形態では、上記課題に鑑み、原画に基づいて試作品を製織し、試作品と原画とを比較して、各領域における織物の変形(主に、縦糸方向の伸び)を特定し、特定された変形を相殺するように原画を補正する。
【0018】
図1は、織型データ生成装置2のハードウェア構成を例示する図である。
図1に例示するように、織型データ装置2は、CPU200、メモリ202、HDD204、ネットワークインタフェース206(ネットワークIF206)、表示装置208、及び、入力装置210を有し、これらの構成はバス212を介して互いに接続している。
CPU200は、例えば、中央演算装置である。
メモリ202は、例えば、揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。
HDD204は、例えば、ハードディスクドライブ装置であり、不揮発性の記録装置としてコンピュータプログラム(例えば、図2の織型データ生成プログラム3)やその他のデータファイルを格納する。
ネットワークIF206は、有線又は無線で通信するためのインタフェースであり、例えば、織物の試作品を撮影するカメラとの通信を実現する。
表示装置208は、例えば、液晶ディスプレイである。
入力装置210は、例えば、キーボード及びマウスである。
【0019】
図2は、織型データ生成装置2の機能構成を例示する図である。
図2に例示するように、織型データ生成装置2には、織型データ生成プログラム3がインストールされている。
織型データ生成プログラム3は、データ生成部300、測定部310、比較結果取得部320、原画補正部330、及びデータ再生成部340を有する。
なお、織型データ生成プログラム3の一部又は全部は、ASICなどのハードウェアにより実現されてもよく、また、OS(Operating System)の機能を一部借用して実現されてもよい。
【0020】
織型データ生成プログラム3において、データ生成部300は、原画の画像データに基づいて、原画が含まれた織物を織るための織型データを生成する。すなわち、データ生成部300は、原画の画像データに基づいて、原画が含まれた試作品を織るための織型データを生成する。
【0021】
測定部310は、データ生成部300により生成された織型データを用いて製織された織物(試作品)について、各領域の寸法を測定し、測定された寸法と、原画とを比較して、織物(試作品)の模様領域における変形量を特定する。例えば、測定部310は、カメラにより撮影された試作品の画像データに基づいて、試作品の各領域の寸法を測定する。
【0022】
比較結果取得部320は、データ生成部300により生成された織型データにより製織された織物の模様と、原画との比較結果を取得する。本例の比較結果取得部320は、測定部310により特定された変形量を比較結果として取得するが、これに限定されるものではなく、例えば、ユーザによる比較結果(変形量)を入力装置210を介して、取得してもよい。
【0023】
原画補正部330は、比較結果取得部320により取得された比較結果に基づいて、原画の画像データを補正する。例えば、原画補正部330は、比較結果取得部320により取得された各領域の伸び量(縦糸方向の伸び)に基づいて、各領域の伸びを相殺するように、原画の画像データを補正する。
【0024】
データ再生成部340は、原画補正部330により補正された画像データに基づいて、完成品の織型データを再生成する。
【0025】
図3は、本実施形態に係る織物製造方法の全体動作(S10)を示すフローチャートである。なお、本例では、図5及び図6に例示する原画及び織物を具体例として説明する。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、織型データ生成プログラム3(図2)のデータ生成部300は、図5(A)の原画の画像データ70に基づいて、原画の模様が形成された織物を織るための織型データを生成する。原画の画像データ70には、測定用パターン700が含まれている。本例の測定用パターン700は、図5(A)に例示するように、縦糸方向に等間隔で複数配置された線である。
【0026】
ステップ105(S105)において、織機は、データ生成部300により生成された織型データに従って、織物の試作品80(図5(B))を製織する。図5(B)に例示するように、試作品80において、模様(4重の円)が存在する領域では、織組織の高密度化によって、縦糸方向に伸び、測定用パターン800の間隔も広くなっている。
【0027】
ステップ110(S110)において、織型データ生成プログラム3は、設計単位を設定する。「設計単位」とは、原画データを縦糸方向に分割した場合の各領域を意味するものである。例えば、設計単位は1mmである。多くの場合、設計単位と測定用パターンを同一とすると好都合である。
【0028】
ステップ115(S115)において、測定部310は、試作品80における模様の寸法を測定し、測定された寸法と、原画データとを設計単位毎に比較する。
ステップ20(S20)において、比較結果取得部320は、測定部310から比較結果を取得し、取得した比較結果を原画補正部330に出力する。
原画補正部330は、比較結果取得部320により取得した比較結果に基づいて、各領域の補正量を決定する。補正量の決定方法は、図4を参照して後述する。
【0029】
ステップ130(S130)において、原画補正部330は、決定した補正量に従って、原画データを補正し、補正された原画データ72(図6(A))をデータ再生成部340に出力する。図6(A)に例示するように、補正された原画データ72は、織物の伸びを相殺するように、高密度領域を縦糸方向に縮めている。そのため、補正後の原画データ72において、参考のために挿入された測定用パターン720の間隔が、高密度領域(4重の円が模様として存在する領域)において、他の領域よりも狭くなっている。
【0030】
ステップ135(S135)において、データ再生成部340は、原画補正部330により補正された原画データ72に基づいて、完成品を製織するための織型データを生成する。
ステップ140(S140)において、織機は、データ再生成部340により生成された完成品の織型データに従って、完成品を製織する。完成品82では、図6(B)に例示するように、織物に起因する縦糸方向の伸びと、原画補正とが相殺した結果、元の原画(図5(A))と同様の形状の模様が形成されている。
【0031】
なお、上記コンピュータ(織型データ生成装置2)に関しては、複数のコンピュータを電気通信回線いわゆるインターネットに接続された状態として使用する形態でもよい。この場合、一方のコンピュータに入力されたデータを、電気通信回線を通じて他方のコンピュータに送信し、当該他方のコンピュータが入力されたデータに対して上記所定の処理を行い、一方のコンピュータにデータを送信するようにすることで、一方のコンピュータの処理量を低減させることが可能となる。
【0032】
図4は、補正量決定処理(S20)をより詳細に説明するフローチャートである。
図4に示すように、ステップ200(S200)において、原画補正部330は、比較結果取得部320により取得された比較結果に基づいて、近似式を作成する。近似式は、例えば、試作品80の実測値を近似する多項式である。
ステップ205(S205)において、原画補正部330は、作成された近似式に基づいて、各領域における補正量を算出するための補正式を作成する。
【0033】
ステップ210(S210)において、原画補正部330は、作成された補正式を用いて、各領域の補正量を示す補正解像度表を生成する。
ステップ215(S215)において、原画補正部330は、生成された補正解像度表に従って、各領域(設計単位毎)の解像度を決定する。すなわち、設計単位毎に解像度(ドット数)を増減させて、各領域の大きさを変化させる。
【0034】
以上説明したように、本実施形態によれば、原画データ70に基づいて試作品80を製織し、試作品80と原画データ70とを比較して各領域の補正量を決定し、決定された補正量に基づいて、原画データ70を補正し、補正後の原画データ72に基づいて、完成品82を製織するための織型データを生成する。これにより、高密度の織物自身に起因する変形の影響を抑制することができる。その結果、織物試作回数の低減および織型データの作成時間の短縮に大きく寄与することができる。
また、測定用パターン700を原画データ70に含めて、試作品80を製織することにより、各領域の変形量を容易に測定することができる。
【0035】
(変形例)
例えば、上記実施形態では、補正量を決定する際に近似式を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、直接入力してもよい。
図7は、変形例における補正量決定処理(S22)を説明するフローチャートである。
図7に示すように、ステップ220(S220)において、原画補正部330は、比較結果取得部320により取得された比較結果に基づいて、測定表を作成する。測定表とは、例えば、設計単位毎の伸縮の実測値を記入したものである。
ステップ225(S225)において、原画補正部330は、作成された測定表に基づいて、各領域における補正量を算出し、各領域の補正量を含む補正値表を作成する。
【0036】
ステップ230(S230)において、原画補正部330は、作成された補正値表を用いて、各領域の補正量に対応する補正解像度表を生成する。
ステップ235(S235)において、原画補正部330は、生成された補正解像度表に従って、各領域(設計単位毎)の解像度を決定する。
【符号の説明】
【0037】
200…CPU
202…メモリ
204…HDD
206…ネットワークIF
208…表示装置
210…入力装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7