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特開2023-26266身だしなみ保持簡易脱着収納レインコート
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  • 特開-身だしなみ保持簡易脱着収納レインコート 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023026266
(43)【公開日】2023-02-24
(54)【発明の名称】身だしなみ保持簡易脱着収納レインコート
(51)【国際特許分類】
   A41D 3/04 20060101AFI20230216BHJP
   A42B 1/206 20210101ALI20230216BHJP
【FI】
A41D3/04 B
A41D3/04 F
A42B1/206
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021149777
(22)【出願日】2021-08-12
(71)【出願人】
【識別番号】321007759
【氏名又は名称】本田 通子
(72)【発明者】
【氏名】本田 通子
【テーマコード(参考)】
3B031
【Fターム(参考)】
3B031AA14
3B031AB02
3B031AB11
3B031AB12
3B031AB13
3B031AB15
3B031AB16
3B031AC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】脱着が容易で、かつ頭髪が乱れないレインコートを提供する。
【解決手段】二輪車用レインコートで頭・上半身・下半身のセパレートタイプとなり簡易脱着ができ、頭用はポップアップ式で開く為密着せず、上半身はハンドルまで覆うが手元と足元が透明でしっかり見える上、首元から胸元まで閉じる部分は内側から閉じるので手が濡れずに脱着出来る。しかも内側にポケットを付けて携帯や自転車の鍵等の収納が可能である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二輪車用レインコートで頭・上半身・下半身のセパレートタイプとなり簡易脱着ができ、頭用はポップアップ式で開く為密着せず、上半身はハンドルまで覆うが手元と足元が透明でしっかり見える上、首元から胸元まで閉じる部分は内側から閉じるので手が濡れずに脱着出来る。しかも内側にポケットを付けて携帯や自転車の鍵等の収納が可能。ハンドル部に弾性の物で接続してあるので手を離しても外れない。下半身は胴部に巻き付けるタイプの為衣服のスタイルは問わず装着可能で、下部開閉式の収納ポーチがハンドルもしくはステムに取付けてありポーチの一部と膝元裾部分で脱着可能な形で接続している為足元が濡れない。脱いだら全て収納ポーチに入れて持ち運びも簡単。
オートバイはヘルメットが必須なので頭部は取り外して利用すれば良い。
【請求項2】
図4を利用すれば抱っこ紐を利用している時も利用可能。後ろは着る前に装着すれば背面での抱っこ紐にも対応できる。上半身の形はどちらでも使えるように前後に開閉部がある。赤ちゃんとリュックの利用を考慮して大きめにするが、裾がはためかない様に横側で留められるようにする。ポーチから13a・14aを外せば自転車でなく徒歩でも傘なしで利用可。着たまま作業する時は7・8を手首や腕に付ければ邪魔になりにくい。
【請求項3】
車いすで利用する時は介助が必要な人も居る為、内外から開けられる面テープやリバーシブルタイプのファスナーが必須。下半身は脚まで覆い、上半身は肘掛部にゴムを内蔵すれば風が強くてもめくり上がらない。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はレインコート着用時における頭髪の乱れや顔にかかる雨の不快さ、脱着時又は停止時に行う携帯等の確認の際の手の湿り、レインパンツを履く煩わしさを解消する上,脱衣時は簡易で最小限に収納できる物。赤ちゃんの見守りと空間保護が出来る物。
【背景技術】
【0002】
従来のレインコートは手元や前かごも保護する物や、バイザーも顔に雨が当たらないように様々な開発がされている。ポンチョやコート、パンツスーツと様々なスタイルで雨が侵入しない様工夫もされていてお洒落な物も多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-082951
【特許文献2】特開2006-161256
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の物だと強い風雨にも乱れないようしっかり身体に密着させる必要がある為、動きに制限があったり、密着する為汗をかいたり髪が乱れてしまう。後方確認の時も後ろを向きづらく見えにくい事が多々あり危険を伴う。服装も雨を考慮するため限られたスタイルになってしまう。又、赤ちゃんを雨から守りたいが様子も見たいので、開けて覗き込むが頭の雨が赤ちゃんに滴る事は防ぎづらい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
レインコートと身体の間に余裕を持たせ、雨を防ぎつつも動きを制御させない。足元も周囲も安全を確認できるよう視界を塞がない透明性のあるものを使用し、頭を密着させない事により頭の稼働範囲を広げる様にする。赤ちゃんの顔も見られ息苦しくない様空間を作ってあげる。雨に濡れず作業が出来るようにする。
【発明の効果】
【0006】
簡易脱着が出来、頭髪が乱れないレインコートがあれば、通勤・通学での傘等を利用する危険運転をする人がいなくなり、又、営業等でこまめに移動する人にとっては濡れない上、普通のレインコートを利用するより時間短縮にもなる。子連れでの外出も時間がかかり荷物も多いので出来るだけ簡単で安全に脱着できるものがいい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】頭部 開時 正面骨組み
図2】頭部 使用時 正面骨組み
図3】上半身用 抱っこ用前後ほぼ同じ
図4】子供頭用レインカバー
図5】ポーチ 開時
図6】下半身用
【発明を実施するための形態】
【0008】
頭用はポップアップテントの様に出せばすぐに広がり[図1]四角い作りの三方にワイヤー等が入っておりAは形が崩れないように繋げておく。使用時はA1とA2をホックや面テープ等で留め三角にすれば風の抵抗が減る[図2]。風などで飛ばない様1・2を上半身の1a・2aにそれぞれ接続しておく。目の高さは視界を重視で後方も透明性を持たせるが、鼻から下はゴミや虫が入らない様メッシュなどで保護する。強風の時は3・4も肩口の3a・4aに固定すれば安定する。上方周辺には曇り防止でベンチレーションを設け、通気性が良い。背後になる1面は長めの防水布を使用し下部に留め具を装着し[図3]の背面1a・2aと同場所に接続すれば突風でも首が濡れるのを防げる。
【0009】
上半身はポンチョ型で[図3]ハンドルまで覆うが前部が透明なので手元と足元がしっかり見える上、胸元から首元までの閉じる部分をファスナー等で内側から閉じるので、手を濡らさずに脱着出来る。しかも内側にポケット(9・10)を付けて携帯や鍵等の収納が可能。ハンドル部と手元は弾性の物(7・8)で接続してあるので外れない。
【0010】
下半身は胴部に巻き付け後ろで留めるタイプ[図6]の為衣服のスタイルは問わず装着可能で、収納ポーチはハンドルもしくはステムに取付けてある。ポーチの13・14と膝元ペダル幅の13a・14aを、2ヶ所で接続する為足元が濡れない。脱いだら収納ポーチに入れて持ち運びも可能。クロスバイク型は上辺に弾性の紐が入り、面テープ等でひざ上から留める巻き付けタイプのカバーで対応可能。
【0011】
ポーチはハンドルの中心に2か所で固定してあり雨が吹き込まない様下部が開く蛇腹式。固定ホック(もしくは面テープ等)で、縦横どちらの向きでも装着可能。カバンに取り付けて持ち運ぶ事もできる。胴部裾と繋がる部分はタグ式で少し飛び出るので取り付け易い。全装備しない時に落ちない様胴部と、頭部が内部両端に弾性紐等(11)でそれそれ固定できるようにする。四角なら三方、円ならほぼ全部開く形。
【0012】
抱っこ用レインコートは上半身は首の前後に開閉部を作る。子供用頭部は小さいポップアップ型[図4]で左右にワイヤーが入っており、先に子供用(5・6)と(5a・6a)を取り付け、上から親の頭部1・2を(1b・2b)に付ける。胸元Bは開けた後は(B1・B2)にそれぞれ接続すれば子供の顔に襟が当たらず安全である。親に接する内側が開いているので内側から赤ちゃんに触れられる。他はメッシュと防水で保護されていて横は通気用に開けられる。横側をホックや面テープ、弾性紐などで留めれば横裾が拡がり過ぎず安全。おんぶの時は造りは同じなので後ろの開閉部を開け同じ様に取り付ける。後頭部の防水布の下部ホックを(1b・2b)に接続する事により雨の侵入を防げる。前乗せ用自転車などでポーチが不可の場合、弾性の紐も使った細長い布等をステムやフレームに引っ掛け13a・14aに接続すれば足元が濡れない。
【0013】
車いすは足先まで覆える巻き付ける脚部と、上半身は抱っこ用と同じく前後どちらでも開けられる様にすると様々な介護者で応用できる。7・8を内蔵型にすれば様々な肘掛に対応できる。
【実施例0014】
作業のたびに手を拭かずに済む。少し大きめならヘルメットごとカバーできる。子供は帽子等は嫌がるが、かごは自ら被るので出かける際の嫌々が無く楽。
【符号の説明】
【0015】
1 1a・1bとの接続部
2 2a・2bとの接続部
3 3aとの接続部
4 4aとの接続部
5 5aとの接続部
6 6aとの接続部
7・8 弾性の紐
9・10内ポケット
11 太め弾性の紐
12 落下防止網
13 13aとの接続部
14 14aとの接続部
15 タグ式接続部 収納時
16 タグ式接続部 使用時
A 形を固定する紐
A1 A2との接続部
A2 A1との接続部
B 開閉部
B1 Bを開いた時の接続部 右
B2 Bを開いた時の接続部 左
図1
図2
図3
図4
図5
図6