(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023026287
(43)【公開日】2023-02-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230216BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022003719
(22)【出願日】2022-01-13
(62)【分割の表示】P 2021156587の分割
【原出願日】2021-09-27
(31)【優先権主張番号】P 2021131409
(32)【優先日】2021-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521137102
【氏名又は名称】anyenv株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】506304668
【氏名又は名称】株式会社藤本コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】岩木 伸允
(72)【発明者】
【氏名】國高 奈緒
(72)【発明者】
【氏名】八並 嶺一
(72)【発明者】
【氏名】松山 岳史
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】オンラインでの面談の前に、面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、ギフトを選択する面談を行うか、を選択可能とする情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、がネットワーク150と接続する情報処理システム1000において、情報処理装置であるサーバー装置100は、制御部を有する。制御部は、面談相手とのオンラインでの面談の前に、面談主催者の装置に第1の画面を表示するよう制御する。第1の画面は、面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
面談相手とのオンラインでの面談の前に、面談主催者の装置に第1の画面を表示するよう制御し、
前記第1の画面は、前記面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、前記面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第1の画面において前記面談主催者がギフトを選択して面談を行うことが選択された場合、前記面談主催者の装置に第2の画面を表示するよう制御し、
前記第2の画面は、複数のギフトから前記面談相手に送るギフトを選択可能に構成されている、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、入金されている金額に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談主催者に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談相手に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項2から請求項6までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第2の画面において一のギフトが選択され、前記面談主催者と前記面談相手との面談が開始されると、前記面談主催者の装置と前記面談相手の装置とに第3の画面を表示するよう制御し、
前記第3の画面には、前記面談主催者の画像と、前記面談相手の画像と、選択された前記一のギフトと、が含まれる、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第1の画面において前記面談相手がギフトを選択する面談を行うが選択された場合、前記面談主催者の装置に第4の画面を表示するよう制御し、
前記第4の画面は、複数のギフトから前記面談相手にギフトを選ばせるための複数のギフトを選択可能に構成されている、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、入金されている金額に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談主催者に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談相手に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、
前記制御部は、前記面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて前記選択可能な予算を変更する、
情報処理装置。
【請求項13】
請求項8から請求項12までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第4の画面においてギフトを選ばせるための複数のギフトが選択され、前記面談主催者と前記面談相手との面談が開始されると、前記面談主催者の装置と前記面談相手の装置とに第5の画面を表示するよう制御し、
前記第5の画面には、前記面談主催者の画像と、前記面談相手の画像と、選択された前記複数のギフトと、が含まれ、
前記第5の画面は、前記面談相手の装置から前記複数のギフトから一のギフトが選択可能に構成される、
情報処理装置。
【請求項14】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
面談相手とのオンラインでの面談の前に、面談主催者の装置に第1の画面を表示するよう制御し、
前記第1の画面は、前記面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、前記面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている、
情報処理方法。
【請求項15】
プログラムであって、コンピュータを、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
オンライン面談に関する技術がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オフラインで面談をする際にはお土産等を持っていくことができた。お土産は面談を円滑にすすめる助けの一つとなっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部を有する。制御部は、面談相手とのオンラインでの面談の前に、面談主催者の装置に第1の画面を表示するよう制御する。第1の画面は、面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0009】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0010】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、情報処理システム1000は、システム構成として、サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、を含む。クライアント装置110は、オンラインでの面談を主催する面談主催者(ホスト側)が利用する装置である。クライアント装置120は、面談主催者からの呼びかけに応じて、面談を行う面談相手(ゲスト側)が利用する装置である。クライアント装置130は、ホスト側の管理者等が利用する装置である。
【0011】
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、クライアント装置110は1台しか図示していない。しかし、面談主催者の数だけクライアント装置110は情報処理システム1000に含まれる。同様に、
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、クライアント装置120は1台しか図示していない。しかし、面談相手の数だけクライアント装置120は情報処理システム1000に含まれる。
また、
図1では、クライアント装置110及びクライアント装置120の例として、PC(Personal Computer)を示しているが、PCに限定されるものではなく、スマートフォンであってもよいし、タブレット型コンピュータであってもよい。サーバー装置100は、情報処理装置の一例である。
【0012】
2.ハードウェア構成
(1)サーバー装置100のハードウェア構成
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、を含む。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。記憶部202は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部201が、記憶部202に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能等が実現される。通信部203は、NIC(Network Interface Card)等であって、サーバー装置100をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、クライアント装置110、クライアント装置120等)との通信を司る。
【0013】
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、撮像部303と、入力部304と、出力部305と、通信部306と、を含む。制御部301は、CPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。記憶部302は、HDD、ROM、RAM、SSDの何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム、制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶させる。制御部301が、記憶部302に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、クライアント装置110の機能が実現される。撮像部303は、カメラ等であって、クライアント装置110の利用者を撮像する。入力部304は、マウス及びキーボード等であって、ユーザー操作を制御部301に入力する。更に入力部304は、マイク等であって、ユーザーの音声を制御部301に入力する。出力部305は、ディスプレイ及びスピカー等であって、制御部201の処理の結果等を表示したり、音声で出力したりする。通信部306は、NIC等であって、クライアント装置110をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、サーバー装置100、クライアント装置120等)との通信を司る。
【0014】
クライアント装置120及びクライアント装置130のハードウェア構成は、クライアント装置110のハードウェア構成と同様でもよい。クライアント装置120の制御部がクライアント装置120の記憶部に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、クライアント装置120の機能が実現される。同様に、クライアント装置130の制御部がクライアント装置130の記憶部に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、クライアント装置130の機能が実現される。
【0015】
3.情報処理
制御部201は、面談相手との面談の前に、所定の操作に応じて、クライアント装置110の出力部305に画面400を表示するよう制御する。画面400は、第1の画面の一例である。
図4は、画面400の一例を示す図である。
図4に示されるように、画面400では、面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている。
制御部201が
図4に示されるような画面を面談主催者の装置の画面に表示するよう制御することによって、面談主催者は、面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、面談相手がギフトを選択する面談を行うかを選んで、オンライン面談を開始することができる。
【0016】
制御部201は、画面400において面談主催者がギフトを選択して面談を行うことが選択された場合(すなわち、
図4の画面400においてボタン410を選択した場合)、クライアント装置110の出力部305に画面500を表示するよう制御する。画面500は、第2の画面の一例である。画面500は、複数のギフトから面談相手に送るギフトを選択可能に構成されている。
図5は、画面500の一例を示す図である。画面500では、ギフトのカタログが表示されている。特に、
図5の例では、面談主催者が予算で選ぶタブを選択した場合の、ギフトのカタログの表示の一例が示されている。より具体的に説明すると、画面500には、ギフト情報の一覧が含まれている。ギフト情報には、ギフトの画像、ギフト名、ギフトの価格が含まれている。
【0017】
画面500は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、制御部201は、入金されている金額に基づいて選択可能な予算の表示を変更している。より具体的に説明すると、
図5の例では、プリペードカードの入金残高が2487円しかないため、0~1000円、1001~2000円までの予算しか選択可能に表示されておらず、その他の予算(例えば、2001~3000円等)は、選択ができないようにグレースケールで表示されている。また、制御部201は、画面500に、現在のプリペードカードの入金残高を表示している。このことにより、面談主催者は、入金金額が少ないため、入金残高で変えない範囲の予算についてはグレースケールで表示されているのか理解することができる。
【0018】
他の例として、制御部201は、面談主催者に基づいて選択可能な予算を変更するようにしてもよい。例えば、クライアント装置130からの情報に基づき、サーバー装置100に、面談主催者となる社員ごとに、月々ギフトに使える予算が設定されている場合、制御部201は、ログイン情報に基づき、面談主催者を特定し、特定した面談主催者に設定されている予算内で、予算で選ぶタブで表示される予算の表示を変更する。より具体的に説明すると、ある面談主催者の予算として、4000円残っていた場合は、制御部201は、予算で選ぶタブにおいて、0~1000円、1001円~2000円、2001~3000円、3001~4000円を選択可能に表示し、4001円以上をグレースケールで選択不可能に表示する。
なお、この例では、面談主催者となる社員ごとに予算を設定した場合を例に説明したが、例えば、サーバー装置100は、社員が所属する部署ごとに予算を設定し、その部署に属する社員はその部署の予算内ではギフトを送れるようにしてもよい。
また、サーバー装置100は、社員の役職に応じて予算を設定し、該当する役所の社員は役職応じた予算内でギフトを送れるようにしてもよい。
【0019】
更に他の例として、制御部201は、面談相手に基づいて選択可能な予算を変更するようにしてもよい。例えば、クライアント装置130からの情報に基づき、サーバー装置100に、面談相手ごとに、月々ギフトに使える予算が設定されている場合、制御部201は、クライアント装置110等からの情報(例えば、面談のためのURL(Uniform Resource Locator)等を送る際の面談相手の電子メールアドレスの情報等)に基づき、これから面談する面談相手を特定し、特定した面談相手に設定されている予算内で、予算で選ぶタブで表示される予算の表示を変更する。より具体的に説明すると、ある面談相手の予算として、4000円残っていた場合は、制御部201は、予算で選ぶタブにおいて、0~1000円、1001円~2000円、2001~3000円、3001~4000円を選択可能に表示し、4001円以上をグレースケールで選択不可能に表示する。
なお、この例では、面談相手ごとに予算を設定した場合を例に説明したが、例えば、面談相手の会社の部署ごとに予算を設定し、その部署に属する社員が面談相手の場合は、その部署の予算内ではギフトを送れるようにしてもよい。部署ごとの替わりに、面談相手の会社ごとに予算を設定するようにしてもよい。
【0020】
更に他の例として、制御部201は、面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて選択可能な予算を変更するようにしてもよい。例えば、制御部201は、クライアント装置110等から、面談相手の情報(例えば、面談のためのURLを送る際の面談相手の電子メールアドレス情報等)を取得する。制御部201は、取得した面談相手の情報(例えば、面談相手の電子メールアドレス情報等から特定される面談相手の会社情報)に基づき、面談相手の取引情報を取得する。より具体的に説明すると、制御部201は、面談相手の会社情報に基づき、面談相手の会社との取引情報(例えば、面談相手の会社との月間の取引金額、取引件数、取引単価の推移等)に基づき、面談相手のランクを付け、ランクに基づき、選択可能な予算を変更するようにしてもよい。例えば、制御部201は、月間の取引金額が第1の閾値より多い面談相手は高いランクを付け、高いランクを付けた面談相手に対しては、すべての予算の選択肢を選択可能にする。また、制御部201は、月間の取引金額が第2の閾値(第2の閾値<第1の閾値)から第1の閾値までの間の場合は、普通のランクを付け、普通のランクを付けた面談相手に対しては、5,000円以下の予算の選択肢を選択可能にする。また、制御部201は、月間の取引金額が第2の閾値未満の場合は、低いランクを付け、低いランクを付けた面談相手に対しては、3,000円以下の予算の選択肢を選択可能にする。
【0021】
また、
図5に示される画面500において、おまかせで選ぶのタブが選択された場合、制御部201は、面談相手の情報に基づきお勧めのギフトを表示するようにしてもよい。同様に、おまかせで選ぶのタブが選択された場合、制御部201は、ギフトつき面談の過去の利用履歴に基づき面談相手に過去に送ったギフトとは異なる種類のギフト(例えば、過去に洋菓子を送っていたら、飲み物(緑茶、紅茶、コーヒー等)を表示するようにしてもよい。この際、制御部201は、過去に面談相手に送ったギフトの金額と同程度の金額のギフトをお勧めのギフトとして表示するようにしてもよい。
【0022】
制御部201は、画面500において一のギフトが選択され、面談主催者と面談相手との面談が開始されると、クライアント装置110の出力部305とクライアント装置120の出力部とに画面600を表示するよう制御する。
図6は、画面600の一例を示す図である。画面600は、第3の画面の一例である。画面600には、面談主催者の画像610と、面談相手の画像620と、選択された一のギフト630の情報と、が含まれる。
図6では選択されたギフトの情報は面談の画面の下に表示されているが、これは一例であって、面談の画面の左右の何れかに表示されてもよいし、面談の画面の上に表示されてもよい。ギフトの情報としては、ギフトの画像、ギフトの名前、どこのお店のギフトかの情報、保存方法、賞味期限、出荷にどのくらいの日数がかかるか、等が含まれる。
【0023】
制御部201は、画面400において面談相手が面談中にギフトを選択する面談を行うが選択された場合、クライアント装置110の出力部305に画面700を表示するよう制御する。画面700は、第4の画面の一例である。
図7は、画面700の一例を示す図である。画面700は、複数のギフトから面談相手にギフトを選ばせるための複数のギフトを選択可能に構成されている。より具体的に説明すると、画面700には、ギフト情報の一覧が含まれている。ギフト情報には、ギフトの画像、ギフト名、ギフトの価格が含まれている。
【0024】
ここで、画面700は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、制御部201は、入金されている金額に基づいて選択可能な予算を変更する。
図7の例では、制御部201は、プリペードカードの残高が2,487円であることを表示すると共に、プリペードカードの残高以上の選択肢を非活性状態にして表示している。非活性状態とは、ユーザーが選択できない状態のことである。言い換えると、制御部201は、プリペードカードの残高を表示すると共に、プリペードカードの残高で未満の選択肢のみを選択可能にする。
図7の例では0~1,000円、1,001円~2,000円の2つの選択肢が選択可能になっている。
【0025】
他の例として、画面700は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、制御部201は、面談主催者に基づいて選択可能な予算を変更してもよい。制御部201は、ログインしている面談主催者の情報を取得する。面談主催者の情報としては、例えば、面談主催者を識別する識別情報(社員IDや名前等)、所属部署、役職等である。面談主催者ごとにギフトの予算が設定されている場合、制御部201は、取得した面談主催者の情報の面談主催者を識別する識別情報に基づき、該当する面談主催者に関連付けて設定されている予算のうち、まだ残っている予算内で買うことができるギフトの選択肢を選択可能に表示する。また、所属部署ごとにギフトの予算が設定されている場合、制御部201は、取得した面談主催者の情報の所属部署に基づき、該当する所属部署に関連付けている設定されている予算のうち、まだ残っている予算内で買うことができるギフトの選択肢を選択可能に表示する。また、役職ごとにギフトの予算が設定されている場合、制御部201は、取得した面談主催者の情報の役職に基づき、該当する役所に関連付けて設定されている予算のうち、まだ残っている予算内で買うことができるギフトの選択肢を選択可能に表示する。また、所属部署及び役職ごとにギフトの予算が設定されている場合、制御部201は、取得した面談主催者の情報の所属部署及び役職に基づき、該当する所属部署の役職に関連付けて設定されている予算のうち、また残っている予算内で買うことができるギフトの選択肢を選択可能に表示する。
【0026】
他の例として、画面700は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、制御部201は、面談相手に基づいて選択可能な予算を変更してもよい。制御部201は、クライアント装置110等からの情報(例えば、面談のためのURL(Uniform Resource Locator)等を送る際の面談相手の電子メールアドレスの情報等)に基づき、これから面談する面談相手を特定し、特定した面談相手に設定されている予算内で、予算で選ぶタブで表示される予算の表示を変更する。より具体的に説明すると、ある面談相手の予算として、4000円残っていた場合は、制御部201は、予算で選ぶタブにおいて、0~1000円、1001円~2000円、2001~3000円、3001~4000円を選択可能に表示し、4001円以上をグレースケールで選択不可能に表示する。
なお、この例では、面談相手ごとに予算を設定した場合を例に説明したが、例えば、面談相手の会社の部署ごとに予算を設定し、その部署に属する社員が面談相手の場合は、その部署の予算内ではギフトを送れるようにしてもよい。部署ごとの替わりに、面談相手の会社ごとに予算を設定するようにしてもよい。
【0027】
他の例として、画面700は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、制御部201は、面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて選択可能な予算を変更してもよい。制御部201は、クライアント装置110等から、面談相手の情報(例えば、面談のためのURLを送る際の面談相手の電子メールアドレス情報等)を取得する。制御部201は、取得した面談相手の情報(例えば、面談相手の電子メールアドレス情報等から特定される面談相手の会社情報)に基づき、面談相手の取引情報を取得する。より具体的に説明すると、制御部201は、面談相手の会社情報に基づき、面談相手の会社との取引情報(例えば、面談相手の会社との月間の取引金額、取引件数、取引単価の推移等)に基づき、面談相手のランクを付け、ランクに基づき、選択可能な予算を変更するようにしてもよい。
【0028】
図7に示される画面700において、おまかせで選ぶのタブが選択された場合、制御部201は、面談相手の情報に基づきお勧めのギフトを表示するようにしてもよい。同様に、おまかせで選ぶのタブが選択された場合、制御部201は、ギフトつき面談の過去の利用履歴に基づき面談相手に過去に送ったギフトとは異なる種類のギフト(例えば、過去に洋菓子を送っていたら、飲み物(緑茶、紅茶、コーヒー等)を表示するようにしてもよい。
【0029】
制御部201は、画面700においてギフトを選ばせるための複数のギフトが選択され、面談主催者と面談相手との面談が開始されると、クライアント装置110の出力部305と面談相手との装置とに画面800を表示するよう制御する。
図8は、画面800の一例を示す図である。画面800には、面談主催者の画像と、面談相手の画像と、選択された複数のギフトと、が含まれる。画面800は、クライアント装置120から複数のギフトから一のギフトが選択可能に構成される。
図8では複数のギフトの情報は面談の画面の下に表示されているが、これは一例であって、面談の画面の左右の何れかに表示されてもよいし、面談の画面の上に表示されてもよい。ギフトの情報としては、ギフトの画像、ギフトの名前、どこのお店のギフトかの情報等が含まれる。
【0030】
図9は、画面900の一例を示す図である。画面800において、一のギフトが選択されると、クライアント装置110及びクライアント装置120に
図9の画面が表示される。画面900では、画面800で選択されたギフトの情報が含まれる。ギフトの情報としては、ギフトの画像、ギフトの名前、どこのお店のギフトかの情報、保存方法、賞味期限、出荷にどのくらいの日数がかかるか、等が含まれる。
図9では選択されたギフトの情報は面談の画面の下に表示されているが、これは一例であって、面談の画面の左右の何れかに表示されてもよいし、面談の画面の上に表示されてもよい。
【0031】
図9の画面において、OKボタンが選択されると、サーバー装置100は、面談の終了後、クライアント装置120に対して、商品の送付に関するメールを送信する。クライアント装置120においてメールに含まれるURL等が選択されると、サーバー装置100は、
図10に示す画面をクライアント装置120に表示する。
図10は、画面1010の一例を示す図である。
【0032】
図11は、画面1100の一例を示す図である。
図10の画面において、送付先の情報が入力等され、所定の操作が行われると、クライアント装置120に
図11の画面が表示される。
【0033】
本実施形態の処理によれば、オンラインの面談においても面談相手に対してギフトを提供することができる。
【0034】
(その他の変形例)
サーバー装置100は、面談主催者の会社の顧客管理ツールと連携し、顧客管理ツールに登録されていない相手(電子メールアドレス、住所等)へギフトを送る操作がなされた場合、アラートを表示するようにしてもよい。
また、サーバー装置100は、ギフトの送信履歴を管理し、過去のギフトの送信履歴をクライアント装置110、又はクライアント装置130から確認可能としてもよい。送信履歴には、利用日(面談の開催日)、利用者(面談主催者)、自分がギフトを選んで面談を行ったか、相手がギフトを選ぶ面談を行ったかの情報、送付先の情報(送付会社名、部署名、受取人(面談相手))、ギフトの情報等が含まれる。
図12は、管理画面1200の一例を示す図である。例えば、サーバー装置100は、要求に応じて、管理画面1200がクライアント装置130に表示されるよう制御する。使用履歴1210には、使用履歴が表示される。使用履歴には、面談の開催履歴とギフトの送信履歴とが含まれる。面談の開催履歴には、面談の日時、面談の際に用いられた面談を開始するためのURL、面談を識別する面談識別情報等が含まれる。ギフトの送信履歴には、利用日、利用者(面談主催者)、ギフトつき面談において自分で選ぶが選択されたのか、相手が選ぶが洗濯されたのか、送付先の会社名、部署名、受取人、商品名等が含まれる。使用回数1220には、該当する月におけるギフトつき面談の使用回数が含まれる。購入金額1230には、該当する月におけるギフトつき面談におけるギフトの購入金額が含まれる。受取率1240には、該当する月におけるギフトつき面談においてのギフトの受取率が含まれる。プリカ残高1250には、プリペードカードの残高が含まれる。月別使用回数1260には、直近12ヶ月の月ごとのギフトつき面談の使用回数の棒グラフが含まれる。月別購入金額1270には、直近12ヶ月の月ごとのギフトつき面談におけるギフトの購入金額の棒グラフが含まれる。
【0035】
また、サーバー装置100は、面談主催者がギフトを選択しようとする際に、面談相手の電子メールアドレス等より面談相手を特定し、過去に送信したギフト、及び/又は過去に送信したギフトの値段等をサジェストとして画面に表示するようにしてもよい。
なお、面談には、商談のみならず、単なる打ち合わせ、話し合い、等が含まれる。
また、上述した実施形態では、プリペードカードで購入分の金額のギフトを送れるものとして説明を行った。しかし、サーバー装置100は、登録されたクレジットカードの最大限度額までギフトを送れるようにしてもよい。
また、サーバー装置100が画面を作成し、クライアント装置110、クライアント装置120等に表示してもよいし、サーバー装置100が画面を作成するためのデータ等をクライアント装置110、クライアント装置120等に送信し、クライアント装置110、クライアント装置120等が受信したデータに基づいて画面を生成し、表示してもよい。
【0036】
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記第1の画面において前記面談主催者がギフトを選択して面談を行うことが選択された場合、前記面談主催者の装置に第2の画面を表示するよう制御し、前記第2の画面は、複数のギフトから前記面談相手に送るギフトを選択可能に構成されている、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、入金されている金額に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談主催者に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談相手に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第2の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記第2の画面において一のギフトが選択され、前記面談主催者と前記面談相手との面談が開始されると、前記面談主催者の装置と前記面談相手の装置とに第3の画面を表示するよう制御し、前記第3の画面には、前記面談主催者の画像と、前記面談相手の画像と、選択された前記一のギフトと、が含まれる、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記第1の画面において前記面談相手がギフトを選択する面談を行うが選択された場合、前記面談主催者の装置に第4の画面を表示するよう制御し、前記第4の画面は、複数のギフトから前記面談相手にギフトを選ばせるための複数のギフトを選択可能に構成されている、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、入金されている金額に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談主催者に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談相手に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記第4の画面は、予算に応じてギフトを選択可能に構成されており、前記制御部は、前記面談相手の情報に基づき面談相手の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて前記選択可能な予算を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記第4の画面においてギフトを選ばせるための複数のギフトが選択され、前記面談主催者と前記面談相手との面談が開始されると、前記面談主催者の装置と前記面談相手の装置とに第5の画面を表示するよう制御し、前記第5の画面には、前記面談主催者の画像と、前記面談相手の画像と、選択された前記複数のギフトと、が含まれ、前記第5の画面は、前記面談相手の装置から前記複数のギフトから一のギフトが選択可能に構成される、情報処理装置。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、面談相手とのオンラインでの面談の前に、面談主催者の装置に第1の画面を表示するよう制御し、前記第1の画面は、前記面談主催者がギフトを選択して面談を行うか、前記面談相手がギフトを選択する面談を行うか、が選択可能に構成されている、情報処理方法。
プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0037】
例えば、上述のプログラムを記憶させる、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
【0038】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0039】
100 :サーバー装置
110 :クライアント装置
120 :クライアント装置
130 :クライアント装置
150 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
303 :撮像部
304 :入力部
305 :出力部
306 :通信部
400 :画面
410 :ボタン
500 :画面
600 :画面
610 :画像
620 :画像
630 :ギフト
700 :画面
800 :画面
900 :画面
1000 :情報処理システム
1010 :画面
1100 :画面