(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023026991
(43)【公開日】2023-03-01
(54)【発明の名称】圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段
(51)【国際特許分類】
F04B 39/06 20060101AFI20230221BHJP
F25B 19/00 20060101ALI20230221BHJP
F04D 17/12 20060101ALI20230221BHJP
F04D 29/58 20060101ALI20230221BHJP
【FI】
F04B39/06 A
F25B19/00 A
F04D17/12
F04D29/58 M
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021138349
(22)【出願日】2021-08-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0107753
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520206438
【氏名又は名称】ターボウィン カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミン ス
【テーマコード(参考)】
3H003
3H130
【Fターム(参考)】
3H003AA06
3H003AB07
3H003AC02
3H003BE04
3H003CF04
3H130AA12
3H130AB27
3H130AB47
3H130AB62
3H130AB65
3H130AB69
3H130AC30
3H130BA33A
3H130BA33G
3H130BA33J
3H130BA97A
3H130BA97J
3H130BA98A
3H130BA98J
3H130CA01
3H130CA21
3H130DD01Z
3H130DG01Z
3H130EA07A
3H130EA07G
3H130EA07J
3H130EB02A
3H130EB02J
(57)【要約】 (修正有)
【課題】冷却装置および冷却システムなしで、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の内部圧力差を用いて冷却されるようにし、圧縮ガスを再度圧縮されるようにして、ガスの損失のない二段ガス圧縮手段を提供する。
【解決手段】本発明の二段ガス圧縮手段は、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段1において、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100及び圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100を介して圧縮される、圧縮ガスの圧力差活用冷却部200で構成されており、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の密閉された内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部200を介して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部が冷却されるようにするとともに、吸入されたガスと一緒に再度圧縮されるようにすることによって、エネルギーの効率及び好循環が同時に行われるようにすることを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段(1)において、
ガスを吸入及び圧縮して、圧縮された圧縮ガスを必要なところに供給する圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)、及び、
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部一側に形成され、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部圧力差を利用して、第2の冷却用圧縮ガス(G2’)を介して圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部が冷却されるようにするとともに、冷却に使用された第2の冷却用圧縮ガス(G2’)が第3の圧縮ガス(G3)として回収されて、再度、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)を介して圧縮されるようにして、エネルギーの好循環が行われるようにする圧縮ガスの圧力差活用冷却部(200)、で構成され、
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の密閉された内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部(200)を介して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部が冷却されるようにするとともに、内部の冷却に使用された圧縮ガスを回収して、吸入されたガスと一緒に再度圧縮されるようにすることによって、エネルギーの効率及び好循環が同時に行われるようにすることを特徴とする、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段。
【請求項2】
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)は、
低温のガスを吸入し、低馬力の容量を持つ圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)であることを特徴とする請求項1に記載の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段。
【請求項3】
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)は、
ガスを吸入して、1次的に圧縮する第1のガス圧縮インペラ(150)が位置する第1のガス吸入室(111)、
前記第1のガス吸入室(111)から吸入及び圧縮された第1の圧縮ガス(G1)を2次的に再度圧縮する第2のガス圧縮インペラ(160)が位置する第2のガス吸入室(112)、及び、
前記第1のガス吸入室(111)と第2のガス吸入室(112)との間に形成され、ガスを吸入、圧縮、及び吐出するように駆動されるガス圧縮ステータ(120)、ガス圧縮ローター(130)、及びガス圧縮シャフト(140)が位置するガス吸入圧縮室(113)、で構成され、
前記第1のガス吸入室(111)、前記第2のガス吸入室(112)、及び前記ガス吸入圧縮室(113)は、完全に密閉されて形成されるようにし、
第1のガス吸入室(111)の圧力を‘P1’、第2のガス吸入室(112)の圧力を‘P2’、ガス吸入圧縮室(113)の圧力を‘P3’とするとき、下記の不等式である数式1の関係が成立するように、
【数1】
圧力が生成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段に関するものであり、より詳細には、完全に密閉された二段ガス圧縮手段の内部に生成される気体の圧力差を利用して、二段ガス圧縮手段の内部を冷却させると共に、冷却に使用された気体を回収して、再度圧縮し、圧縮ガスが必要なところに供給されるように、エネルギー効率の最大化及びエネルギーの好循環を図る圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ガス圧縮手段は、ガスや空気の圧力を高める機械であり、接続機器の抵抗に対して密度の高いガスを送って圧縮空気器具、削岩機などを運転したり、空気駆動装置の圧力源として使われるメカニズムである。
【0003】
すなわち、インペラの回転駆動により気体を圧縮する装置であり、圧縮された気体を必要なところに供給するメカニズムである。
【0004】
このようなガス圧縮手段は、インペラが高速で回転する必要があるので、インペラを回転させる駆動要素の冷却が重要である。
【0005】
冷却は、機械類の性能と共に、耐久性及び寿命と直結される。
【0006】
したがって、ガス圧縮手段に、様々な冷却システムおよび冷却方式が適用される。
【0007】
しかしながら、本発明は、別の冷却装置および冷却システムなしで、自主的に、低温および低馬力のガス圧縮手段に適用して、ガス圧縮手段の内部の圧力差を利用して冷却し、内部に生成された気体の圧力差を利用して冷却されるようにする二段ガス圧縮手段を提供しようとする。
【0008】
そこで、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段に関する先行技術として、
図7aに示すように、韓国登録特許第10-1103245号公報“圧縮機モータの冷却装置”(以下、特許文献1とする)が開示されている。
【0009】
特許文献1は、圧縮機構を有する圧縮機と、前記圧縮機と流体的に連通した装置の高圧側の凝縮器と、前記凝縮器と流体的に連通した装置の低圧側の蒸発器であって、前記圧縮機と前記凝縮器との間に配置された前記蒸発器と、前記圧縮機構を駆動すべく前記圧縮機と接続されたモータと、前記圧縮機と前記モータを取り囲むハウジングとを含むガス圧縮装置において、圧縮されていないガスをガス供給源から受け取り且つ、前記圧縮されていないガスを前記圧縮機に移送する吸引組立体とを備え、該吸引組立体は、前記ガス供給源と流体的に連通した吸引管と、前記ガス供給源からの前記圧縮されていないガス内にて減圧を生じさせる手段であって、前記吸引管と流体的に連通した前記減圧を生じさせる手段と、前記減圧を生じさせる手段から圧縮されていないガスを受け取り且つ、前記圧縮されていないガスを前記圧縮機に提供する構成とされた圧縮機入口とを備え、前記ガス圧縮装置の低圧側は蒸発器を含み且つ、前記吸引組立体まで伸び、前記ハウジングは、前記ガス圧縮装置の低圧側にて前記ガス供給源と流体的に連通した入口開口部と、前記減圧を生じさせる手段と流体的に連通した出口開口部とを有し、前記減圧を生じさせる手段は、圧縮されていないガスを前記ガス供給源から前記ハウジングを通して吸引し、前記モータを冷却し且つ、前記圧縮されていないガスを前記吸引組立体内に伸びる排出箇所を有するガス戻し導管を介して前記吸引組立体に戻すように改良した圧縮機モータの冷却装置に関するものである。
【0010】
密閉的及び半密閉的モータの冷却は、ガス圧縮回路の低圧側に配置されたガス供給源を使用してガス掃引により行われる。ガス掃引は、圧縮機入口にて減圧を生じさせることにより行われ、この減圧は、圧縮されていないガスをモータハウジングを通しモータを横断して吸引し、ハウジングから出て吸引組立体に戻るようにするのに十分である。減圧は、圧縮機入口の上流に配置された、ノズル及びギャップ組立体のような吸引組立体内に設けられた手段により、又はこれと代替的に、ベンチュリにより生じさせる。液体又は別の冷却流体をモータに隣接するモータハウジング部分内にて冷却ジャケットを通して循環させることによりモータの追加的な冷却を実現することができる。
【0011】
別の先行技術として、
図7bに示すように、韓国登録特許第10-1052513号公報“多段圧縮機の冷却サイクル装置”(以下、特許文献2とする)が開示されている。
【0012】
特許文献2は、超低温ガスが排出されるガス供給ライン上に設置され、超低温のガスを常温に加熱する加熱部と、加熱部の後段に設置されて常温に加熱されたガスを高温および高圧のガスとなるように圧縮する第1の圧縮機と、第1の圧縮機から圧縮された圧縮ガスの温度を低下させるために設置される第1の中間冷却器と、第1の中間冷却器からの温度低下した圧縮ガスを高温および高圧で圧縮する第2の圧縮機と、第2の圧縮機の後段に設置され、再び圧縮過程で高温になった圧縮ガスを冷却して排出させる第2の中間冷却器を含み、加熱部と、第1および第2の中間冷却器を循環するように設置されて熱交換が行われる冷媒循環ラインと、冷媒循環ライン上にインストールされている冷媒供給制御部とを含む多段圧縮機の冷却サイクル装置に関するものである。
【0013】
これにより、超低温ガスを圧縮機前段で常温ガスで加熱し、各圧縮機の後段に冷却が行われるよう冷媒が循環する冷却システムを提供し、簡単な循環構造を介して冷媒を再冷却するための別途の冷却システムを必要としなくなって、設備の簡素化によりインストール及び運用費が削減され、効率的な熱管理が行われるようにする。
【0014】
前述したように、前記特許文献1ないし特許文献2は、本発明と同一の技術分野であり、発明の基本的な構成要素とガス圧縮手段を冷却させるためという発明の目的において、類似及び同じ概念が存在するが、発明が解決しようとする課題および効果、これを解決するための解決手段に違いがある。
【0015】
すなわち、発明が解決しようとする課題を解決し、その効果を発揮させるための発明の具体的な解決手段構成要素において技術的特徴に差がある。
【0016】
したがって、本発明は、前記特許文献1ないし特許文献2を含む従来のガス圧縮手段の冷却システムの技術とは異なる、本発明のみの発明の解決しようとする課題発明の目的、これを解決するための解決手段構成要素、及びそれを解決することに発揮される効果に基づいて、その技術的特徴を図りたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1103245号公報
【特許文献2】韓国登録特許第10-1052513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
したがって、本発明は、前記のような問題点を解決するために提案された技術として、本発明の目的は、吐出される圧縮されたガス以外に、ガスの損失なしで、駆動および冷却される二段ガス圧縮手段の提供にある。
【0019】
すなわち、本発明の目的は、別の冷却装置および冷却システムなしで、完全に密閉された内部の圧力差だけを利用して、内部を冷却させる二段ガス圧縮手段の提供にある。
【0020】
また、本発明の目的は、圧力差を利用した冷却はもちろん、冷却に使用されたガスが再度流入して、圧縮されるようにすることによって、エネルギー効率の最大化およびエネルギーの好循環が行われるようにする二段ガス圧縮手段の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記目的を達成するための本発明による圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段は、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段において、ガスを吸入及び圧縮して、圧縮された圧縮ガスを必要なところに供給する圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部;及び前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の内部一側に形成され、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の内部圧力差を利用して、第2の冷却用圧縮ガスを介して圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の内部が冷却されるようにするとともに、冷却に使用された第2の冷却用圧縮ガスが第3の圧縮ガスとして回収されて、再度、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部を介して圧縮されるようにして、エネルギーの好循環が行われるようにする圧縮ガスの圧力差活用冷却部;で構成されて、前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の密閉された内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部を介して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部の内部が冷却されるようにするとともに、内部の冷却に使用された圧縮ガスを回収して、吸入されたガスと一緒に再度圧縮されるようにすることによって、エネルギーの効率及び好循環が同時に行われるようにすることを特徴とする。
【0022】
このとき、前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部は、低温のガスを吸入し、低馬力の容量を持つ圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部であることを特徴とする。
【0023】
また、前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部は、ガスを吸入して、1次的に圧縮する第1のガス圧縮インペラが位置する第1のガス吸入室;前記第1のガス吸入室から吸入及び圧縮された第1の圧縮ガスを2次的に再度圧縮する第2のガス圧縮インペラが位置する第2のガス吸入室;及び前記第1のガス吸入室と第2のガス吸入室との間に形成され、ガスを吸入、圧縮、及び吐出するように駆動されるガス圧縮ステータ0、ガス圧縮ローター、及びガス圧縮シャフトが位置するガス吸入圧縮室;で構成されるが、前記第1のガス吸入室、前記第2のガス吸入室、及び前記ガス吸入圧縮室は、完全に密閉されて形成されるようにし、第1のガス吸入室の圧力を‘P1’、第2のガス吸入室の圧力を‘P2’、ガス吸入圧縮室の圧力を‘P3’とするとき、下記の不等式である数式1の関係が成立するように、圧力が生成されることを特徴とする。
【0024】
【0025】
一方、これに先立ち、本明細書は、特許登録請求の範囲に使用された用語や単語は通常的であるか、辞典的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は、彼自身の発明を最も最善の方法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができる原則に立脚して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈されるべきである。
【0026】
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は、本発明の最も望ましい一実施例にすぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる様々な均等物と変形例があることを理解しなければならない。
【発明の効果】
【0027】
以上の構成及び作用で、前記説明したように、本発明によれば、次のような効果がある。
【0028】
1.ガスを吸入及び圧縮し、吐出する過程の中で、吐出される圧縮されたガス以外に、ガスの損失なしで、駆動及び冷却されるようにする。
【0029】
2.冷却効果は向上させるが、二段ガス圧縮手段を冷却するための手段が簡略化させて、製作及びメインテナンスのコスト削減の効果が最大化される。
【0030】
3.また、ガスの損失がないので、エネルギー効率が最大化され、捨てられるガスがないように、エネルギーの好循環が行われるようにする非常に効果的発明といえる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の構成図を示したものである。
【
図2】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の概念図を示したものである。
【
図3】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の実施例の断面図を簡単に示したものである。
【
図4】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の実施形態の断面図を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部による圧縮ガスの移動経路を簡単に示したものである。
【
図5】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の別の実施形態の断面図を簡単に示したものである。
【
図6】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の全体的なメカニズムを簡単にフローチャートで示したものである。
【
図7a】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の特許文献1の代表図を示す。
【
図7b】本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の特許文献2の代表図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付された図面を参照して、本発明である圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段1の機能、構成、および作用を詳細に説明することにする。
【0033】
図1は、本発明の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の構成図を示したものであり、
図2は、本発明の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の概念図を、
図3は、本発明の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の実施例の断面図を、
図4は、本発明圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の実施形態の断面図を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部による圧縮ガスの移動経路を簡単に示したものである。
【0034】
図1ないし
図4に示すように、本発明は、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段1において、ガスを吸入及び圧縮して、圧縮された圧縮ガスを必要なところに供給する圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100;及び圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部一側に形成され、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部圧力差を利用して、第2の冷却用圧縮ガスG2’を介して圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部が冷却されるようにするとともに、冷却に使用された第2の冷却用圧縮ガスG2’が第3の圧縮ガスG3として回収されて、再度、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100を介して圧縮されるようにして、エネルギーの好循環が行われるようにする圧縮ガスの圧力差活用冷却部200;で構成されて、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の密閉された内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部200を介して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部が冷却されるようにするとともに、内部の冷却に使用された圧縮ガスを回収して、吸入されたガスと一緒に再度圧縮されるようにすることによって、エネルギーの効率及び好循環が同時に行われるようにすることを特徴とする。
【0035】
すなわち、本発明は、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部200によって生成される特定の流路に沿って、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部が冷却されるようにする。
【0036】
また、特定の流路に沿って圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部を冷却した圧縮ガス、すなわち、第3の圧縮ガスG3を回収して、再度圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100に吸入および圧縮されるようにすることによって、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部を冷却させるための別途の装置なしで、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部の冷却はもちろん、冷却に使用された圧縮ガスを回収して、再度圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100に流入されるようにして、エネルギー効率およびエネルギーの好循環が行われるようにする、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100内部の圧力差を利用して冷却されるガス圧縮手段の技術である。
【0037】
より具体的に、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100は、低温のガスを吸入し、低馬力の容量を持つ圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100として、ガスを吸入し、吸入されたガスの流動及び吐出を案内したり、外部から内部に位置及び結合されたガス圧縮ステータ120、ガス圧縮ローター130、及びガス圧縮シャフト140、及びガス圧縮インペラ150を保護するガス圧縮ハウジング110;前記ガス圧縮ハウジング110の内部に位置されている固定子であるガス圧縮ステータ120;前記ガス圧縮ハウジング110の内部に位置されている回転子である圧縮ローター130;前記ガス圧縮ローター130と結合されて回転されるガス圧縮シャフト140;前記ガス圧縮シャフト140の端部に結合され、ガス圧縮シャフト140が回転されることによって回転されて、ガスを吸入し、1次的に圧縮して、圧縮された第1の圧縮ガスG1を生成させる第1のガス圧縮インペラ150;前記ガス圧縮シャフト140の他端部に結合され、ガス圧縮シャフト140が回転されることによって回転されて、第1のガス圧縮インペラ150を介して1次的に圧縮された第1の圧縮ガスG1を2次的に再度圧縮して、第2の圧縮ガスG2を生成及び吐出させる第2のガス圧縮インペラ160;前記第1のガス圧縮インペラ150から吐出される第1の圧縮ガスG1が第2のガス圧縮インペラ160に吸入されるようにする二段ガス圧縮通路170;で構成されて、ガスを吸入して、吸入されたガスを、1次及び2次に圧縮して、第2の圧縮ガスG2を必要なところに供給できるように、ガス及び圧縮ガスの吸入と吐出が円滑に行われるようにする。
【0038】
このとき、ガス圧縮ハウジング110は、ガスを吸入して、1次的に圧縮する第1のガス圧縮インペラ150が位置する第1のガス吸入室111;前記第1のガス吸入室111から吸入及び圧縮された第1の圧縮ガスG1を2次的に再度圧縮する第2のガス圧縮インペラ160が位置する第2のガス吸入室112;および前記第1のガス吸入室111と第2のガス吸入室112との間に形成され、ガスを吸入、圧縮、及び吐出するように駆動されるガス圧縮ステータ120、ガス圧縮ローター130、及びガス圧縮シャフト140が位置するガス吸入圧縮室113;で構成される。
【0039】
したがって、ガスが最初に吸入され、圧縮された第2の圧縮ガスG2が最終的に吐出されるところを除き、第1のガス吸入室111、第2のガス吸入室112、及びガス吸入圧縮室113が完全に密閉状態で形成され、エネルギー損失を避けるために、効率が最大化されるようにする。
【0040】
このとき、第1のガス吸入室111、第2のガス吸入室112、ガス吸入圧縮室113は、互いに完全に密閉されて形成されるようにし、第1のガス吸入室111の圧力を‘P1’、第2のガス吸入室112の圧力を‘P2’、ガス吸入圧縮室113の圧力を‘P3’とするとき、下記の不等式である数式2の関係が成立するように、圧力が生成されるようにする。
【0041】
【0042】
したがって、第2のガス吸入室112から生成される、ガス吸入圧縮室113を冷却するための第2の冷却用圧縮ガスG2’が、第2のガス吸入室112からのガス吸入圧縮室113を過ぎ、第1のガス吸入室111に流動されるようにする。
【0043】
前記圧縮ガスの圧力差活用冷却部200は、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の第2のガス圧縮インペラ160の近接した位置に形成され、第2のガス圧縮インペラ160から圧縮される第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’が圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100のガス圧縮ハウジング110の内部に圧力差によって流入されるようにする冷却用二段圧縮ガスの流入モジュール210;前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の第1のガス圧縮インペラ150の近接した位置に形成され、前記冷却用二段圧縮ガスの流入モジュール210を介して流入して、圧力差によって圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100のガス圧縮ハウジング110の内部を冷却させた第2の冷却用圧縮ガスG2’が第3の圧縮ガスG3として排出されるようにする冷却後の二段圧縮ガス排出モジュール220;第2の冷却用圧縮ガスG2’が前記冷却用二段圧縮ガスの流入モジュール210を介して流入されて、ガス圧縮ハウジング110の内部を冷却した後、圧力差によって冷却後の二段圧縮ガスの排出モジュール220に排出されて生成される圧力差圧縮ガスの冷却経路モジュール230;及び前記圧力差圧縮ガスの冷却経路モジュール230を介して排出される第2の冷却用圧縮ガスG2’が、第3の圧縮ガスG3として、第1のガス圧縮インペラ150の一側に流入されて、第1のガス圧縮インペラ150によって再度圧縮されるように生成されるガスの損失ゼロ好循環経路モジュール240;で構成される。
【0044】
したがって、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部を冷却させるための別途の冷却装置なしで、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部100の内部を冷却させるとともに、ガスの損失ゼロ好循環経路モジュール240を介して、圧縮ガスが好循環するようにすることによって、ガス損失の最小化に起因するエネルギー効率およびエネルギーの好循環が行われるようにすることを特徴とする。
【0045】
このとき、前記冷却用二段圧縮ガスの流入モジュール210は、第2のガス吸入室112の一側からガス吸入圧縮室113の一側に、一定の直径D1に貫通および形成されて、第2のガス吸入室112から生成される第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’が、ガス吸入圧縮室113に流入されるようにする二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211;で構成されて、第2のガス吸入室112から生成される第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’が圧力差により、ガス吸入圧縮室113に流入されて、ガス吸入圧縮室113が冷却されるようにする。
【0046】
前記冷却後の二段圧縮ガス排出モジュール220は、ガス吸入圧縮室113の一側から第1のガス吸入室111の一側に、一定の直径D2に貫通および形成されて、ガス吸入圧縮室113に位置する第2の冷却用圧縮ガスG2’が、第1のガス吸入室111に流入されるようにする冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221;で構成されて、ガス吸入圧縮室113を冷却した第2の冷却用圧縮ガスG2’が圧力差により、第1のガス吸入室111に排出されるようにすることによって、第1のガス吸入室111と、第2のガス吸入室112と、ガス吸入圧縮室113との間にガスの損失なしに、流動するようにしてエネルギー効率が最大限になるようにする。
【0047】
また、前記圧力差圧縮ガスの冷却経路モジュール230は、二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211を介して、第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’の流動に対する特定のパスが生成される圧力差圧縮ガスの冷却経路要素231;及び冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221を介して、第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’の流動に対する特定のパスが生成される圧力差圧縮ガスの排出経路要素232;で構成される。
【0048】
前記ガスの損失ゼロ好循環経路モジュール240は、冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221を介して排出された第2の冷却用圧縮ガスG2’が第3の圧縮ガスG3として循環されるようにする、第3の圧縮ガスG3の流動に対する特定のパスが生成される圧力差圧縮ガスの循環経路要素241;で構成されて、第2のガス吸入室112から生成された第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’が、圧力差により、ガス吸入圧縮室113に流入され、ガス吸入圧縮室113を冷却した後、第1のガス吸入室111に流動されて、第1のガス吸入室111に流動された第2の冷却用圧縮ガスG2’が、第3の圧縮ガスG3として再度第1のガス吸入室111から圧縮されるようにして、エネルギーの損失なしで、エネルギーの好循環が行われるようにする。
【0049】
このとき、二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211の一定の直径を‘D1’とし、冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221の一定の直径を‘D2’とするとき、下記の不等式である数式3の関係が成立するように形成されなければならない。
【0050】
【0051】
これは、第2のガス吸入室112から生成される第2の圧縮ガスG2の吐出量に対する影響は最小限に抑えするが、圧力差により、第2の圧縮ガスG2の一部である第2の冷却用圧縮ガスG2’が、ガス吸入圧縮室113に流入されるようにし、圧力差によってガス吸入圧縮室113に流入された第2の冷却用圧縮ガスG2’が、第1のガス吸入室111にスムーズに流動および排出されて、循環されるようにすることによって、エネルギーの効率が最大化されるようにする。
【0052】
一方、二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211は、例えば、
図5に示すように、第2の冷却用圧縮ガスG2’が流入される側、すなわち、第2のガス吸入室112側の端部を台形状に形成し、第1の断面積A1と第2の断面積A2との相関関係(ベルヌーイの定理)で、第2の断面積A2での第2の冷却用圧縮ガスG2’の流動がより積極的に活発に行われるようにすることによって、ガス吸入圧縮室113に特定のパス(圧力差圧縮ガスの冷却経路要素231)に沿って迅速に進入されるようにすることができる。
【0053】
また、冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221やはり、前記二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211の形状と同様に、例えば、ガス吸入圧縮室113を冷却した第2の冷却用圧縮ガスG2’が流入される側、すなわち、ガス吸入圧縮室113の端部側を台形状に形成し、第1の断面積A1と第2の断面積A2との相関関係(ベルヌーイの定理)で、第2の断面積A2での第2の冷却用圧縮ガスG2’の流動がより積極的に活発に行われるようにすることにより、第1のガス吸入室111に特定のパス圧力差圧縮ガスの排出経路の要素は、232に沿って迅速に進入されるようにすることができる。
【0054】
図6は、本発明の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段の全体的なメカニズムを簡単にフローチャートで示したものである。
【0055】
以上のように、本発明は、記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく様々な修正及び変形することができることは、この技術の分野における通常の知識を有する者にとって自明である。
【0056】
したがって、技術的思想や主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができるので、本発明の実施例は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならず、さまざまな変形して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段に関するものであり、これを製作する第作業と販売は、特に、二段ガス圧縮手段が活用されている全体的な産業現場など、様々な産業分野増進に寄与することに適用することができる。
【符号の説明】
【0058】
1 圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段
100 圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部
110 ガス圧縮ハウジング
111 第1のガス吸入室
112 第2のガス吸入室
113 ガス吸入圧縮室
120 ガス圧縮ステータ
130 ガス圧縮ローター
140 ガス圧縮シャフト
150 第1のガス圧縮インペラ
160 第2のガス圧縮インペラ
170 二段ガス圧縮通路
200 圧縮ガスの圧力差活用冷却部
210 冷却用二段圧縮ガスの流入モジュール
211 二段圧縮ガス活用冷却ホールセット
220 冷却後の二段圧縮ガス排出モジュール
221 冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット
230 圧力差圧縮ガスの冷却経路モジュール
231 圧力差圧縮ガスの冷却経路要素
232 圧力差圧縮ガスの排出経路要素
240 ガス損失ゼロ好循環経路モジュール
241 圧力差圧縮ガスの循環経路要素
D1 二段圧縮ガス活用冷却ホールセット211の直径
D2 冷却後の圧縮ガスの回収循環ホールセット221の直径
G1 第1の圧縮ガス第1のガス圧縮室111から圧縮された圧縮ガス
G2 第2の圧縮ガス
G2’第2の冷却用圧縮ガスガス吸入圧縮室113に流入される第2の圧縮ガスG2の一部
G3 第3の圧縮ガス第1のガス圧縮室111に流入される第2の冷却用圧縮ガスG2’
P1 第1のガス吸入室111の内部の圧力
P2 第2のガス吸入室112の内部の圧力
P3 ガス吸入圧縮室113の内部の圧力
【手続補正書】
【提出日】2022-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段(1)において、
ガスを吸入及び圧縮して、圧縮された圧縮ガスを必要なところに供給する圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)、及び、
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部一側に形成され、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部圧力差を利用して、第2の冷却用圧縮ガス(G2’)を介して圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部が冷却されるようにするとともに、冷却に使用された第2の冷却用圧縮ガス(G2’)が第3の圧縮ガス(G3)として回収されて、再度、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)を介して圧縮されるようにして、エネルギーの好循環が行われるようにする圧縮ガスの圧力差活用冷却部(200)、で構成され、
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の密閉された内部に発生する圧力差を利用して、圧縮ガスの圧力差活用冷却部(200)を介して、圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)の内部が冷却されるようにするとともに、内部の冷却に使用された圧縮ガスを回収して、吸入されたガスと一緒に再度圧縮されるようにすることによって、エネルギーの効率及び好循環が同時に行われるようにし、
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)は、別の冷却装置および冷却システムなしで、低温のガスを吸入し、低馬力の容量を持つ圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)であることを特徴とする、圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段。
【請求項2】
前記圧縮ガス冷却式の二段ガス圧縮部(100)は、
ガスを吸入して、1次的に圧縮する第1のガス圧縮インペラ(150)が位置する第1のガス吸入室(111)、
前記第1のガス吸入室(111)から吸入及び圧縮された第1の圧縮ガス(G1)を2次的に再度圧縮する第2のガス圧縮インペラ(160)が位置する第2のガス吸入室(112)、及び、
前記第1のガス吸入室(111)と第2のガス吸入室(112)との間に形成され、ガスを吸入、圧縮、及び吐出するように駆動されるガス圧縮ステータ(120)、ガス圧縮ローター(130)、及びガス圧縮シャフト(140)が位置するガス吸入圧縮室(113)、で構成され、
前記第1のガス吸入室(111)、前記第2のガス吸入室(112)、及び前記ガス吸入圧縮室(113)は、完全に密閉されて形成されるようにし、
第1のガス吸入室(111)の圧力を‘P1’、第2のガス吸入室(112)の圧力を‘P2’、ガス吸入圧縮室(113)の圧力を‘P3’とするとき、下記の不等式である数式1の関係が成立するように、
【数1】
圧力が生成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力差を利用して冷却させる圧縮ガスの圧力差活用冷却部が適用された二段ガス圧縮手段。