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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023027512
(43)【公開日】2023-03-02
(54)【発明の名称】スポーツ用具管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20230222BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230222BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021132651
(22)【出願日】2021-08-17
(71)【出願人】
【識別番号】521362830
【氏名又は名称】後藤 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100185476
【弁理士】
【氏名又は名称】宮下 桂輔
(72)【発明者】
【氏名】後藤 一輝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB68
5L049CC18
(57)【要約】
【課題】
本発明は、手ぶら又は一部のスポーツ用具を持参して気軽にスポーツが楽しめるサービスを提供するためのスポーツ用具管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
利用者端末120から案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を送信し、運営者端末110がレンタル用具情報記憶部111と、預かり用具情報記憶部112と、利用者情報記憶部113と、案件情報記憶部114を備える。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者端末と運営者端末とが相互に通信可能に接続されたスポーツ用具管理システムであって、
前記利用者端末は、
案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を入力する利用者入力手段と、
前記入力された案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を前記運営者端末に送信する利用者送信手段を備え、
前記運営者端末は、
レンタル用具情報を記憶するレンタル用具情報記憶手段と、
預かり用具情報を記憶する預かり用具情報記憶手段と、
利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
前記案件情報を記憶する案件情報記憶手段と、
前記利用者端末から送信された案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を受信する運営者受信手段を備えることを特徴とするスポーツ用具管理システム。
【請求項2】
前記利用者入力手段は、さらに前記利用者情報を入力され、
前記利用者送信手段は、さらに前記利用者情報を送信するものであることを特徴とする請求項1に記載のスポーツ用具管理システム。
【請求項3】
前記利用者入力手段は、さらに前記預かり用具情報を入力され、
前記利用者送信手段は、さらに前記預かり用具情報を送信するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスポーツ用具管理システム。
【請求項4】
前記利用者情報に、利用者サイズ情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスポーツ用具管理システム。
【請求項5】
前記預かり用具情報に、預かり画像情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスポーツ用具管理システム。
【請求項6】
前記スポーツ用具がバスケットボール用具であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスポーツ用具管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者がスポーツ用具の一部又は全部を会場に持参せずにスポーツを楽しむことを可能とするサービスを提供するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
老若男女を問わず、スポーツは愛好されている。通常、スポーツ愛好者は、スポーツ用具を揃え、各自、自己のスポーツ用具をスポーツ会場に持参してスポーツを楽しんでいる。
しかし、スポーツ愛好者の中には、スポーツ用具を購入すること自体、又は購入後保管すること等について煩雑さを感じる者もいる。また、例えば、社会人のスポーツ愛好者等は、仕事帰りにスポーツを楽しみたいという要望もあるが、もし自己のスポーツ用具を使用する場合、スポーツ用具を勤務先に持って行かなければならないという不都合がある。
【0003】
特許文献1は、保管センタに保管されたスポーツ用具を配送先に配送することを指示する配送指示情報と、前記スポーツ用具にメンテナンスをすることを指示するメンテナンス指示情報とをユーザ端末から受信する通信部と、前記スポーツ用具が前記配送先に配達されたことを示す配送結果情報を生成する配送結果情報生成部と、前記メンテナンスが終了したことを示すメンテナンス結果情報を生成するメンテナンス結果情報生成部とを具備し、 前記通信部は、前記配送結果情報と、前記メンテナンス結果情報とを前記ユーザ端末に対して送信するスポーツ用具の保管システムを開示している。
【0004】
特許文献1は、利用者所有のスキーやゴルフ等の大型のスポーツ用具の保管、配送及びメンテナンスを行うためのシステムに関するものである。
【0005】
すなわち、特許文献1は、スポーツ用具を取り扱うものではあるが、利用者自身が所有するスポーツ用具に関するものであり、スポーツ用具の一部又は全部をレンタルしたい利用者に対応できる技術を開示するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007-261765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の通り、様々な事情により、スポーツ愛好者の中には、スポーツ用具を購入して所有することを望まない者やスポーツ会場に自己のスポーツ用具を持参することを望まない者がいる。
スポーツ用具の所有とスポーツ会場への持参という観点から、スポーツ愛好者は次の類型に分けることができる。
(A)スポーツ用具を一切所有していないため、全てレンタルする者
(B)スポーツ用具を全て所有しているが、全てレンタルする者
(C)スポーツ用具を一部所有しているが、全てレンタルする者
(D)スポーツ用具を全て所有しており、その全てを持参する者
(F)スポーツ用具を全て所有しており、その全てを予め預けておき、持参しない者
(G)スポーツ用具を全て所有しており、その一部を予め預けておき、他の一部を持参する者
(H)スポーツ用具を全て所有しており、その一部を予め預けておき、他の一部をレンタルする者
(I)スポーツ用具を一部所有しており、所有している一部を全て持参し、他の一部をレンタルする者
(J)スポーツ用具を一部所有しており、所有している一部を全て予め預けておき、他の一部をレンタルする者
【0008】
上述のような類型のスポーツ愛好者が存在するということは、スポーツ会場にてスポーツを楽しむにあたり、(1)スポーツ用具を全てレンタルする者、(2)スポーツ用具を全て予め預けておく者、(3)スポーツ用具の一部を予め預けておき、他の一部をレンタルする者、(4)スポーツ用具の一部を予め預けておき、他の一部を持参する者、及び(5)スポーツ用具を全て持参する者が存在することになる。
【0009】
本発明は、このように多様なスポーツ愛好者が存在していても、手ぶら又は一部のスポーツ用具を持参して気軽にスポーツが楽しめるサービスを提供するためのスポーツ用具管理システムを提供することを目的とする。
さらに、団体スポーツの場合、一つの団体の中に、上述のような多様な類型の多様なスポーツ愛好者が存在している場合もあり、そのスポーツ用具の管理は相当複雑なものとなるが、本発明は、このような団体の場合でも、手ぶら又は一部のスポーツ用具を持参して気軽にスポーツが楽しめるサービスを提供するためのスポーツ用具管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様は、利用者端末と運営者端末とが相互に通信可能に接続されたスポーツ用具管理システムであって、前記利用者端末は、案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を入力する利用者入力手段と、前記入力された案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を前記運営者端末に送信する利用者送信手段を備え、前記運営者端末は、レンタル用具情報を記憶するレンタル用具情報記憶手段と、預かり用具情報を記憶する預かり用具情報記憶手段と、利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記案件情報を記憶する案件情報記憶手段と、前記利用者端末から送信された案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報を受信する運営者受信手段を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の態様は、前記利用者入力手段は、さらに前記利用者情報を入力され、 前記利用者送信手段は、さらに前記利用者情報を送信するものであることを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の態様は、前記利用者入力手段は、さらに前記預かり用具情報を入力され、前記利用者送信手段は、さらに前記預かり用具情報を送信するものであることを特徴とする。
【0013】
本発明の第4の態様は、前記利用者情報に、利用者サイズ情報が含まれることを特徴とする。
【0014】
本発明の第5の態様は、前記預かり用具情報に、預かり画像情報が含まれることを特徴とする。
【0015】
本発明の第6の態様は、前記スポーツ用具がバスケットボール用具であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の第1の態様によれば、運営者端末が、レンタル用具情報と預かり用具情報を記憶していることから、利用者がスポーツ用具のレンタルを希望する場合及び予め預けておいた用具の使用を希望する場合の両方に対応可能となる。
【0017】
本発明の第2の態様によれば、利用者端末が、利用者情報を入力し及び運営者端末に送信するものであることから、運営者端末において利用者情報を管理することが可能となる。
【0018】
本発明の第3の態様によれば、利用者端末が、預かり用具情報を入力し及び運営者端末に送信するものであることから、利用者が予め預けておきたい自己のスポーツ用具の情報を運営者に通知することが可能となる。
【0019】
本発明の第4の態様によれば、利用者情報に、利用者サイズ情報が含まれることから、当該利用者が後日スポーツ用具のレンタルを希望する際、再度、利用者サイズ情報の入力を省略することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0020】
本発明の第5の態様によれば、預かり用具情報に、預かり画像情報が含まれることから、利用者から預かっているスポーツ用具を、他の利用者から預かっているスポーツ用具と取り違えてしまうミスを防止することが可能となる。
【0021】
本発明の第6の態様によれば、スポーツ用具がバスケットボール用具であることから、バスケットボールに特有の事情を考慮した専門的且つきめ細かなサービスの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の好ましい態様のシステムの構成の一例を示す概略図である。
図2】本発明のレンタル用具情報の一例を示す図である。
図3】本発明の預かり用具情報の一例を示す図である。
図4】本発明の利用者情報の一例を示す図である。
図5】本発明の案件情報の一例を示す図である。
図6】本発明の好ましい態様のシステムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
本発明のスポーツ用具管理システムについて、利用者が自分一人でスポーツを行うため(個人利用)に利用する場合と、団体の代表者が複数人でスポーツを行うため(団体利用)に利用する場合の両方が想定される。団体利用の場合は、団体の代表者が利用者端末を操作し、自己及び当該団体の代表者以外の構成員の情報の入力等を行うことを基本とする。
また、本発明において「スポーツ用具」とは、例えば、バスケットボールやサッカーで使用されるボール、野球で使用されるバットやグローブ等を含み、さらに、ユニフォーム、スポーツ用シャツ、パンツ、シューズ等の被服、履物等を含むものとする。
好ましくは、スポーツ用具は、バスケットボール用具である。スポーツ用具の管理としてバスケットボール用具に特化することで、より専門的且つきめ細かなサービスを提供することが可能となる。
【0024】
図1は、本発明のシステムの構成の一例である。図1に示すように、本発明のスポーツ用具管理システムは、運営者端末110と利用者端末120とがネットワーク130を介して相互に通信可能に接続されている。
【0025】
利用者端末120は、例えば、スマートフォンやコンピュータである。利用者端末120は、スポーツ用具の預かり、レンタル及び預かり用具の使用を依頼する利用者が所持し、スポーツをする前に利用されるものである。図1では、利用者端末120を1つしか図示していないが、通常、利用者端末120は、複数個存在している。
【0026】
利用者端末120は、具体的には、コンピュータの場合は、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)等で構成されるメモリと、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される記憶装置と、キーボードやタッチパネル等で構成される入力装置と、ディスプレイやプリンター等で構成される出力装置を備える。
【0027】
利用者端末120は、利用者入力部121と利用者送信部122を備え、好ましくは、利用者受信部123を備えている。
【0028】
利用者入力部121は、上述の入力装置であり、利用者により案件情報、並びにレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報、好ましくは利用者情報、さらに好ましくは預かり用具情報が入力される装置である。
【0029】
利用者送信部122は、利用者入力部121より入力された情報を運営者端末110に送信する。
【0030】
本発明の好ましい態様において、利用者端末120は、利用者受信部123を備えており、利用者受信部123は、運営者端末110から送信される情報を受信する。
【0031】
運営者端末110は、運営者がスポーツ用具の管理等を実施するために所持するものである。
【0032】
運営者端末110は、例えば、コンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)等で構成されるメモリと、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される記憶装置と、キーボードやタッチパネル等で構成される入力装置と、ディスプレイやプリンター等で構成される出力装置を備える。HDDは、本発明のプログラム等を記憶している。CPUがHDDからメモリにスポーツ用具管理プログラムを読み出して実行することにより、運営者端末110の機能が実現される。
【0033】
運営者端末110は、レンタル用具情報記憶部111と預かり用具情報記憶部112と利用者情報記憶部113と案件情報記憶部114と運営者受信部115を備え、好ましくは、運営者送信部116を備えている。
【0034】
レンタル用具情報記憶部111は、レンタル用具情報、即ち、利用者に対してレンタルするスポーツ用具の品目名と必要に応じてそのサイズに関する情報であり、具体的には、図2に示すように、好ましくは、レンタル用具ID及び品目名、並びに必要に応じてサイズに関する情報を記憶している。
【0035】
預かり用具情報記憶部112は、利用者端末120から送信された預かり用具情報、即ち、利用者から預かっているスポーツ用具の品目名と必要に応じてそのサイズに関する情報であり、具体的には、図3に示すようにスポーツ用具の品目名及び、必要に応じてサイズの情報を記憶するとともに、好ましくは、各スポーツ用具に預かり用具IDを付与して記憶し、且つ後述する利用者IDを記憶する。さらに好ましくは、預かり用具情報には、利用者から預かっているスポーツ用具の写真画像データである預かり画像情報が含まれ、利用者情報記憶部112は、好ましくは、この預かり画像情報を記憶する。預かり画像情報は、利用者より利用者端末120から送信してもらってもよいし、預かり用具を預かった運営者が当該預かり用具を写真撮影して預かり画像情報を取得するようにしてもよい。
なお、利用者端末120からの預かり用具情報の送信は、利用者が本発明のシステムを利用する都度行われる必要がなく、利用者が自己のスポーツ用具の預かりを運営者に依頼したいタイミングで行うことができる。或いは、預かり用具情報は、運営者が預かり期間を、例えば1ケ月間というように設定している場合は、その預かり期間経過後にも預かりを希望する場合等に、預かり期間経過前に利用者端末120から送信されるものである。
団体利用の場合は、その代表者が自己及び当該団体の他の構成員が運営者に予め預けておきたいスポーツ用具に関する情報を預かり用具情報として送信することができる。
【0036】
利用者情報記憶部113は、利用者端末120から送信された利用者情報、即ち、利用者の氏名、住所及び連絡先に関する情報であり、具体的には、図4に示すように、利用者の氏名と住所と連絡先(電話番号及び/又はメールアドレス)を記憶するとともに、好ましくは各利用者に利用者IDを付与して記憶し、好ましくは生年月日及び性別を記憶し、さらに好ましくは利用者サイズ情報を記憶する。利用者サイズ情報は、利用者の被服及び履物等のサイズに関する情報であり、具体的には、シャツ等のトップス及びパンツ等のボトムスのL・M・S等のサイズ、シューズの「〇〇cm」といった足のサイズ、並びに必要に応じて胸囲や胴囲のサイズ等が含まれる。
なお、利用者端末120からの利用者情報の送信は、利用者が本発明のシステムを利用する都度行われる必要がなく、基本的には、初回利用時のみ行われるものであり、その後は、利用者が利用者情報を追加、変更又は削除等したい場合に適宜行われるものである。
団体利用の場合は、その代表者が自己及び当該団体の他の構成員の利用者情報を送信することができる。
【0037】
案件情報記憶部114は、利用者端末120から送信された案件情報、即ち、レンタル用具及び/又は預かり用具を利用する日時及び会場名についての情報であり、具体的には、図5に示すように利用日時及び利用会場名、好ましくは利用会場住所に関する情報を記憶するとともに、利用者ID及び各案件に案件IDを付与して記憶する。また、案件情報記憶部114は、利用者端末120から送信されたレンタル用具特定情報及び/又は預かり用具特定情報に基づいて、これに対応するレンタル用具ID及び/又は預かり用具IDを記憶する。
【0038】
運営者受信部115は、利用者端末120から送信された情報を受信する。
【0039】
本発明の好ましい態様において、運営者端末110は、運営者送信部116を備えている。運営者送信部116は、運営者から利用者端末120へ各種の連絡事項等の情報を送信する。
【0040】
利用者端末120から送信されるレンタル用具特定情報は、利用者がレンタルを希望するスポーツ用具に関する情報であり、具体的には、レンタルを希望するスポーツ用具の品目名及び数、並びに必要に応じてサイズに関する情報が含まれる。
団体利用の場合は、その代表者が自己及び当該団体の他の構成員がレンタルを希望するスポーツ用具に関する情報をレンタル用具特定情報として送信することができる。
【0041】
利用者端末120から送信される預かり用具特定情報は、利用者が予め運営者に預けておいたスポーツ用具のうち、利用を希望するスポーツ用具に関する情報であり、具体的には、利用を希望する自己が預けておいたスポーツ用具の品目名及び、必要に応じて数に関する情報が含まれる。
団体利用の場合は、その代表者が自己及び当該団体の他の構成員が運営者に預けているスポーツ用具のうち利用を希望するスポーツ用具に関する情報を預かり用具特定情報として送信することができる。
【0042】
本発明の好ましい態様のスポーツ管理システムの処理の一例を図6のフローチャートを用いて説明する。具体的には、本発明のスポーツ管理システムを利用してバスケットボールをプレイする場合について説明する。
【0043】
利用者は、利用者入力部121を用いて、案件情報と、スポーツ用具のレンタルを希望する場合はレンタル用具特定情報、運営者に預けているスポーツ用具の使用を希望する場合は預かり用具特定情報を入力し、利用者送信部122を用いて運営者端末110に送信する。利用者が本システムを初めて利用する場合は、さらに利用者情報と、運営者に預かって欲しいスポーツ用具がある場合には預かり用具情報と、必要に応じて利用者サイズ情報を入力し、これらの情報を含めて運営者端末110に送信する(ステップ1)。
【0044】
運営者受信部115は、ステップ1で送信された情報を受信する。運営者は、案件情報に含まれる利用会場情報及び利用日時情報に基づいて、当該日時において当該会場を予約可能であれば予約を行う。もし予約が不可能であれば、運営者は、利用者情報の利用者住所及び案件情報の利用会場住所から近隣の別の会場を検索して、利用者に当該会場を案内することも可能である(ステップ2)。
【0045】
利用者情報記憶部113は、ステップ1において利用者情報が含まれている場合は、当該利用者情報を記憶するとともに、利用者IDを付与して記憶する(ステップ3)。ここで、利用者サイズ情報が含まれている場合は、利用者情報記憶部113は、利用者サイズ情報も記憶する。
【0046】
預かり用具情報記憶部112は、ステップ1において預かり用具情報が含まれている場合は、当該預かり用具情報を記憶するとともに、預かり用具IDを付与して記憶し、合わせて当該利用者IDを記憶する(ステップ4)。ここで、預かり用具情報が含まれている場合には、利用日時よりも前に、当該預かり用具を運営者が預かるために運営者送信部116より預かり日時問い合わせを送信し、預かり日時を設定する。運営者は、利用者より預かった預かり用具を写真撮影し、写真撮影の画像データ、すなわち、預かり画像情報を預かり用具情報記憶部112に記憶させることが望ましい。
【0047】
案件情報記憶部114は、ステップ1で送信された案件情報を記憶するとともに、案件IDを付与して記憶し、レンタル用具特定情報及び預かり用具特定情報に基づいて対応するレンタル用具ID及び預かり用具IDを記憶する(ステップ5)。
【0048】
利用日時の開始時間の到来前に、運営者は、レンタル用具特定情報及び預かり用具特定情報に基づいて対応するレンタル用具ID及び預かり用具IDにそれぞれ紐づくレンタル用具及び預かり用具を利用会場に持参又は配送する(ステップ6)。
【0049】
利用日時の終了時間が到来すると、運営者は、レンタル用具と預かり用具を回収する(ステップ7)。回収したレンタル用具及び預かり用具は、適宜メンテナンスや洗濯が行われる。
【符号の説明】
【0050】
110 運営者端末
111 レンタル用具情報記憶部
112 預かり用具情報記憶部
113 利用者情報記憶部
114 案件情報記憶部
115 運営者受信部
116 運営者送信部
120 利用者端末
121 利用者入力部
122 利用者送信部
123 利用者受信部
130 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6