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特開2023-2766オフィスシステム、作業タスク管理方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023002766
(43)【公開日】2023-01-10
(54)【発明の名称】オフィスシステム、作業タスク管理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20221227BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022171984
(22)【出願日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202111257854.4
(32)【優先日】2021-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ハイウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン, バオウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ハオ, シュウジャオ
(72)【発明者】
【氏名】イン, リンイ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ, ヤン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】異なるシステムのタスクを統括的に管理するオフィスシステム、作業タスク管理方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】アプリケーション層、エンジン層及びシステム層を備えるオフィスシステムにおいて、アプリケーション層は、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクに基づいて各タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するようにエンジン層を呼び出し、各作業カードの変更情報が取得された後、システム層に保存された作業カードを更新するようにエンジン層を呼び出す。
【効果】作業カードをキャリアとして、異なるアプリケーションシステム間の境目を打ち破り、様々な作業タスクの統括的な管理を実現することができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するようにエンジン層を呼び出し、各作業カードの変更情報を取得し、システム層に保存された作業カードを更新するようにエンジン層を呼び出すように構成されるアプリケーション層と、
アプリケーション層の呼び出しに基づいて、作成された作業カード及び作業カードの変更情報をシステム層に送信して作業カードの記憶及び更新を行うように構成されるエンジン層と、
各作業カードの情報を記憶するように構成されるシステム層と、
を備えるオフィスシステム。
【請求項2】
前記アプリケーション層が、作業カード作成モジュール及び作業カードフォローアップモジュールを備え、前記エンジン層が、イベントセンターサービスモジュールを備え、
作業カード作成モジュールが、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクの異なるタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュールを呼び出すように構成され、
作業カードフォローアップモジュールが、各作業カードの変更情報を取得し、変更された各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュールを呼び出すように構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記作業カード作成モジュールが、異なるアプリケーションシステムによって送信された作業カードを受信し、各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュールを呼び出すように構成される請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記アプリケーション層が、作業カード転送モジュール及び/又は作業カード管理モジュールを備え、前記エンジン層が、作業カード転送エンジンを備え、
前記作業カード転送モジュールが、ユーザの操作に基づいて、エンジン層内の作業カード転送エンジンを呼び出し、作業カードを関連するアプリケーションシステム又はグループに転送し、及び/又は作業カード情報に基づいて関連する作業カードを作成して関連するシステム又はグループに転送するように構成され、
前記作業カード管理モジュールが、ユーザの個人看板によって、前記システム層から当該ユーザに関連する作業カード情報を取得して当該ユーザに表示し、表示された作業カードに対して当該ユーザによる編集を受け入れ、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュールを呼び出し、編集された作業カードをシステム層に記憶するように構成される請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記エンジン層が、知識エンジンモジュールを備え、
前記知識エンジンモジュールが、システム層に記憶されている各作業カードの情報を知識抽出し、抽出された知識をシステム層に記憶し、アプリケーション層のいずれかのモジュールによって呼び出された場合、当該アプリケーション層モジュールによって提供されている情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて対応する推奨情報を生成して当該アプリケーション層のモジュールに返信するように構成される請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記作業カード作成モジュールが、作業タスクのタスク情報が取得された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュールを呼び出し、知識エンジンモジュールを取得し、ユーザが推奨情報に基づいて作業カードを作成するように、前記タスク情報に基づいて生成された作業カード推奨情報をユーザに出力するように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記作業カードフォローアップモジュールが、作業カードを変更する必要があると決定された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュールを呼び出し、知識エンジンモジュールを取得し、ユーザが変更推奨情報に基づいて変更情報を入力して作業カードを変更するように、変更対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの変更推奨情報を生成してユーザに出力するように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記作業カード転送モジュールが、作業カードを転送する必要があると決定された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュールを呼び出し、知識エンジンモジュールを取得し、ユーザが転送推奨情報に基づいて転送対象の作業カードを転送するように、転送対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの転送推奨情報を生成してユーザに出力するように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
前記作業カード管理モジュールが、ユーザの作業カードを編集する時に、前記エンジン層内の知識エンジンモジュールを呼び出し、知識エンジンモジュールを取得し、ユーザが編集推奨情報に基づいて転送対象の作業カードを編集するように、編集対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの編集推奨情報を生成してユーザに出力するように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項10】
前記エンジン層が、協同編集実現モジュールを備え、
前記作業カードフォローアップモジュールが、前記作業カードをユーザによって選定された他の目標ユーザに共有し、作業カードの内容を協同編集するように、エンジン層内の協同編集実現モジュールを呼び出すように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項11】
前記作業カードフォローアップモジュールが、協同編集を行うと決定された場合、前記エンジン層内の知識エンジンモジュールを呼び出し、知識エンジンモジュールを取得し、ユーザが推奨目標ユーザに基づいて、前記作業カードをユーザによって選定された他の目標ユーザに共有するように、編集対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、推奨目標ユーザを生成してユーザに出力するように構成される請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記エンジン層が、
作業カードの作成後、作業カードの変更後、作業カードが転送された後及び作業カードが編集された後、対応する通知情報を生成してアプリケーション層の対応するモジュールによってユーザに出力するように構成される通知センターモジュールを備える請求項4に記載のシステム。
【請求項13】
異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得するステップと、
各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶するステップと、
各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新するステップと、
を含む、作業タスクの管理方法。
【請求項14】
異なるアプリケーションシステムによって送信された作業カードを受信して記憶するステップを含む請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ユーザの操作に基づいて、作業カードを関連するアプリケーションシステム又はグループに転送し、及び/又は作業カード情報に基づいて関連する作業カードを作成して関連するシステム又はグループに転送するステップと、
ユーザの個人看板によって、当該ユーザに関連する作業カード情報を取得して当該ユーザに表示し、表示された作業カードに対して当該ユーザによる編集を受け入れ、編集された作業カードを記憶するステップと、
前記作業カードをユーザによって選定された他の目標ユーザに共有し、作業カードの内容を協同編集するステップと、
を含む請求項13に記載の方法。
【請求項16】
記憶されている各作業カードの情報を知識抽出し、抽出された知識を記憶するステップと、
作業カードを作成する必要があり、作業カードを変更する必要があり、作業カードを転送する必要があり、作業カードが個人看板で編集される必要があり、又は作業カードが協同編集される必要があると決定された後、ユーザが各推奨情報に基づいて対応する操作を実行するように、当該作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カード作成用の作業カード推奨情報、又は作業カード変更用の変更推奨情報、又は作業カード転送用の転送推奨情報、又は作業カードが個人看板で編集されるための編集推奨情報、又は協同編集用の推奨目標ユーザを生成してユーザに出力するステップと、
を含む請求項15に記載の方法。
【請求項17】
異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得するように構成されるタスク情報取得ユニットと、
各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶するように構成される作業カード作成ユニットと、
各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新するように構成される作業カード更新ユニットと、
を備える作業タスクの管理装置。
【請求項18】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、
を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される指令が記憶されており、前記指令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項13から16のいずれか一項に記載の方法を実行できる電子機器。
【請求項19】
コンピュータ指令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ指令が、コンピュータに請求項13から16のいずれか一項に記載の方法を実行させるために使用される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項20】
プロセッサによって実行される場合、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法が実現されるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に、スマートオフィス技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、多くの企業は、作業タスクが多くて処理が複雑であるため、作業タスクを管理する必要がある。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、異なるシステムのタスクを統括的に管理するオフィスシステム、作業タスク管理方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【0004】
本開示の一態様によれば、オフィスシステムが提供され、前記システムは、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するようにエンジン層を呼び出し、各作業カードの変更情報を取得し、システム層に保存された作業カードを更新するようにエンジン層を呼び出すように構成されるアプリケーション層と、アプリケーション層の呼び出しに基づいて、作成された作業カード及び作業カードの変更情報をシステム層に送信して作業カードの記憶及び更新を行うように構成されるエンジン層と、各作業カードの情報を記憶するように構成されるシステム層と、を備える。
【0005】
本開示の一態様によれば、作業タスクの管理方法が提供され、前記方法は、異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得するステップと、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶するステップと、各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新するステップと、を含む。
【0006】
本開示の一態様によれば、作業タスクの管理装置が提供され、前記装置は、異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得するように構成されるタスク情報取得ユニットと、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶するように構成される作業カード作成ユニットと、各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新するように構成される作業カード更新ユニットと、を備える。
【0007】
本開示の他の態様によれば、電子機器が提供され、前記電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、該少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、を備え、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される指令が記憶されており、前記指令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが上記記載の作業タスクの管理方法のいずれかを実行できる。
【0008】
本開示の一態様によれば、コンピュータ指令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ指令は、コンピュータに上記記載の作業タスクの管理方法のいずれかを実行させるために使用される。
【0009】
本開示の一態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記いずれかに記載の作業タスクの管理方法が実現される。
【0010】
なお、本部分に記載された内容は、本開示の実施例の肝心又は重要な特徴を限定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明によって容易に理解されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本開示を限定するものではない。
図1】本開示に係るオフィスシステムの第1の実施例の概略図である。
図2】本開示に係るオフィスシステムの第2の実施例の概略図である。
図3】本開示に係るオフィスステムの1つの具体例の概略図である。
図4】本開示に係るオフィスステムの1つの適用例の概略図である。
図5】本開示に係る作業タスクの管理方法の第1の実施例の概略図である。
図6】本開示に係る作業タスクの管理方法の第2の実施例の概略図である。
図7】本開示に係る作業タスクの管理装置の第1の実施例の概略図である。
図8】本開示の実施例の作業タスクの管理方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を組み合わせて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項が含まれ、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができる。同様に、わかりやすくかつ簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0013】
異なるシステムのタスクを統括的に管理するために、本開示は、オフィスシステム、作業タスク管理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0014】
図1を参照して、図1は、本開示に係るスマートオフィスシステムの第1の実施例の概略図であり、当該システムは、アプリケーション層110、エンジン層120及びシステム層130を備えることができる。
【0015】
上記アプリケーション層110は、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するようにエンジン層を呼び出し、各作業カードの変更情報を取得し、システム層に保存された作業カードを更新するようにエンジン層を呼び出すように構成されてもよい。
【0016】
上記エンジン層120は、アプリケーション層の呼び出しに基づいて、作成された作業カード及び作業カードの変更情報をシステム層に送信して作業カードの記憶及び更新を行うように構成されてもよい。
【0017】
上記システム層130は、各作業カードの情報を記憶するように構成されてもよい。
【0018】
本開示の実施例に係るオフィスシステムは、アプリケーション層、エンジン層及びシステム層を備え、アプリケーション層は、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するようにエンジン層を呼び出し、各作業カードの変更情報を取得し、システム層に保存された作業カードを更新するようにエンジン層を呼び出すことができる。本開示の実施例を適用することにより、作業カードをキャリアとして、異なるアプリケーションシステム間の境目を打ち破り、様々な作業タスクの統括的な管理を実現することができる。
【0019】
本開示の実施例において、ユーザが作成した作業カードは、異なるプラットフォーム、異なるアプリケーションシステムにおける情報を含むことができる。上記プラットフォームは、開発協同プラットフォーム、OKR(Objectives and Key Results、目標と重要な結果法)プラットフォームなどを含むことができる。
【0020】
本開示の実施例の具体的な一実施例形態として、ユーザが作業カードを作成するときに、作業カードに対応するラベルを設定することができ、上記ラベルは、作業カードの対応する作業タスクの処理状態、対応する作業タスクの緊急度及び重要度などであってもよい。これらのラベルは、上記システム層に記憶することができる。
【0021】
本開示の実施例において、上記アプリケーション層は、IMに基づいて一部の機能を実現することができる。IMは、インスタントメッセージングシステムであり、ユーザ間の一対一の通信をサポートすることができ、複数のユーザ間の通信(例えば、セッショングループ)をサポートすることもできる。ユーザは、上記IMアプリケーションに基づいて他のユーザとの会話、情報交換などを実現することができる。本開示の実施例の具体的な一実施形態として、上記IMのアプリケーションインタフェースには、「作業カード作成」のアイコンを表示することができ、ユーザは、当該アイコンをクリックすることで、作業カードの作成を開始することができる。また、アプリケーション層は、IMアプリケーションに基づいて、一人又はセッショングループへの作業カードの送信、共有などを実現することができる。
【0022】
上記エンジン層は、アプリケーション層が呼び出す必要があるプログラムであってもよく、関連するプログラムを呼び出すことで対応する作業カード作成などの機能を実行することができる。
【0023】
本開示の実施例において、上記システム層は、ユーザが作業中に使用する可能性のある異なるアプリケーションシステム、例えば、コメントシステム、添付ファイルシステム及びラベルシステムなどを備えることができる。上記コメントシステムは、様々なコメントテーマ、画像などの情報を記憶することができ、コメントの返信関係を記憶することもできる。上記コメントの返信関係とは、コメント発信者が発信したコメントとコメントされるメッセージとの関連関係であってもよい。上記添付ファイルシステムには、複数の人がアップロードする添付ファイルを記憶及び管理することができ、上記添付ファイルは、協同編集可能なドキュメント、Excel及び画像などのリソースを含むことができる。上記ラベルシステムには、各作業カードのラベルを記憶することができる。
【0024】
本開示の一実施例において、図2に示すように、上記アプリケーション層110は、作業カード作成モジュール111及び作業カードフォローアップモジュール112を備えることができ、上記エンジン層は、イベントセンターサービスモジュール121を備えることができ、上記作業カード作成モジュール111は、異なるアプリケーションシステムから取得された異なる作業タスクの異なるタスク情報に基づいて、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成し、各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュール121を呼び出すように構成されてもよい。
【0025】
上述したように、システム層にはユーザが作業中に使用可能な複数のアプリケーションシステムが備えられるため、本開示の実施例の具体的な一実施形態として、各アプリケーソンシステムにSDKインタフェースを埋め込み、当該SDKインタフェースによってアプリケーションシステムにおける情報を取得することができる。SDKはソフトウェア開発キットであり、本開示の実施例において、上記SDKインタフェースは、ユーザが様々なアプリケーションシステムからドキュメント、画像などのリソースを選択し、対応する作業カードを作成することを容易にするように、同じフォーマットを採用することができる。
【0026】
一実施形態として、IMアプリケーションは、ユーザが一句又は一段落の内容を選択した後、ユーザに作業カードを作成する必要があるか否かを尋ねるプロンプト情報を出力することができる。
【0027】
本開示の他の実施例において、上記作業カード作成モジュール111は、異なるアプリケーションシステムによって送信された作業カードを受信し、各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュールを呼び出すように構成されてもよい。
【0028】
通常、実際の作業は、複数のユーザが共同で完成する必要がある作業が多く、上述したように、ユーザが作業カードを作成した後、アプリケーション層は、作業カードをシステム層の対応するデータコンテンツシステムに記憶するようにエンジン層を呼び出すことができる。したがって、本開示の実施例において、1つの作業タスクを処理するユーザにとって、システム層に記憶されている、当該作業タスクに関連する作業カードを当該ユーザに送信することができ、当該作業タスクに関連するこれらの作業カードは他のユーザによって作成されてもよい。具体的な一実施形態として、システム層における権限データを記憶するための権限システムに基づいてユーザが当該作業タスクを処理する権限を持っていると判断した後、上述したシステム層に記憶された作業カードを当該ユーザに送信することができる。もちろん、他のユーザがIMアプリケーションによって作業カードを当該ユーザに送信してもよい。
【0029】
システムが作業カードを積極的にユーザに送信することによって、その作業タスクの処理を始めたばかりのユーザに、処理している作業タスクの様々な処理状況を把握させ、ユーザの作業効率を向上させることができる。
【0030】
図2における作業カードフォローアップモジュール112は、各作業カードの変更情報を取得し、変更された各作業カードをシステム層に記憶するように、エンジン層内のイベントセンターサービスモジュール121を呼び出すように構成されてもよい。
【0031】
本開示の実施例において、作業カードが作成されてシステム層に記憶された後、複数人が作業カードの編集、コメント、返信及び添付ファイルのアップロードなどを行うことをサポートすることができる。上述したように、異なるアプリケーションシステムは、作業タスクの作業カードを当該作業タスクの関連ユーザに送信することができるため、具体的な一実施形態として、関連ユーザは、受信された作業カードに基づいてタスク処理を行ったり、当該作業カードを編集したりすることによって、作業カードに対して複数の人による編集などを実現することができる。
【0032】
本開示の実施例において、上述した作業カードの変更情報には、作業カードに対するユーザの編集、コメント、返信、アップロードされた添付ファイル及び作業タスクに対する操作の具体的な内容を含むことができ、作業カードに対する編集、コメント、返信、アップロードされた添付ファイル及び作業タスクを操作するためのユーザ識別情報(例えば、ユーザの作業アカウントID)を含むこともでき、これらの情報は、いずれもシステム層に関連する作業カードに対応して記憶されている。
【0033】
以上から分かるように、本開示の実施例において、作業カードには、作業タスク全体の処理フロー(コンテキスト)、作業状態などの情報が記録されているため、操作の遡及、すなわち、操作及び当該操作を実行するユーザ情報の取得をサポートし、ユーザが協同して問題を解決することを容易にし、ユーザの作業効率を向上させることができる。
【0034】
本開示の一実施例において、図2に示すように、図1におけるアプリケーション層110は、作業カード転送モジュール113及び/又は作業カード管理モジュール114をさらに備え、前記エンジン層120は、作業カード転送エンジン122をさらに備えることができ、前記作業カード転送モジュール113は、ユーザの操作に基づいて、エンジン層内の作業カード転送エンジン122を呼び出し、作業カードを関連するアプリケーションシステム又はグループに転送し、及び/又は作業カード情報に基づいて関連する作業カードを作成して関連するシステム又はグループに転送するように構成され、上述したように、本開示の実施例において、アプリケーション層は、IM(インスタントメッセージング)をベースにすることができるため、本開示の実施例の具体的な一実施形態として、上述したインスタントメッセージングアプリケーションは、ユーザが作成、受信した様々な作業カードを表示することができ、ある問題(事項)が他の業務システム又はグループセッションでフォローアップ又は完了する必要がある場合、ユーザは、対応する作業カードを関連する業務システム又はセッショングループに転送する必要がある。
【0035】
他の実施形態として、本開示の実施例において、転送する必要がある作業カードに基づいて関連する作業カードを作成する方式によって、作業カードを他の業務システム又はセッショングループに転送することができ、当該関連する作業カードには、転送する必要がある作業カードにおけるすべての情報を含むことができ、具体的な一実施形態として、ユーザは、当該関連する作業カードにラベルを設定し、関連する作業カードをシステム層に記憶することができる。上記ラベルは、関連する作業カードの送信すべきの業務システム、当該システムにおける各ユーザ又は送信すべきのセッショングループ情報(例えば、セッショングループID)などを含むことができる。システム層に記憶された当該関連する作業カードのラベルに基づいて対応するユーザ又はセッショングループに送信することができる。例えば、作業カードに対応する作業タスクは、プログラム作成であり、ユーザは、プログラム作成完了後、作業カードの状態を完了に変更する。作業フローに基づいて、次の作業タスクがプログラムテストである場合、関連する作業カードを作成することができ、当該関連する作業カードに対応する作業タスクはプログラムテストである。
【0036】
本開示の実施例の具体的な一実施形態として、作業カードの共有範囲は、システム層に記憶されるように設定することができ、例えば、作業カードの可視範囲、編集可能ユーザなどを設定することができる。したがって、ユーザが作業カードを他のユーザと共有する場合、当該ユーザの当該作業タスクに対する権限を予め確認し、当該ユーザが当該作業カードを閲覧する権限を持っていない場合、先ず承認を与えて作業カードを当該ユーザに送信するか、又は作業カードを当該ユーザに送信しないようにすることができる。
【0037】
以上から分かるように、本開示の実施例において、作業カードの転送、関連する作業カードの作成などにより、業務システムやグループを跨いだ情報共有及び位置合わせが可能となり、作業タスクの協同処理が可能となり、情報共有操作の簡略化により、協同作業の効率を向上させることができる。
【0038】
前記作業カード管理モジュール114は、ユーザの個人看板によって、前記システム層130から当該ユーザに関連する作業カード情報を取得して当該ユーザに表示し、表示された作業カードに対して当該ユーザによる編集を受け入れ、エンジン層120内のイベントセンターサービスモジュール121を呼び出し、編集された作業カードをシステム層130に記憶するように構成される。
【0039】
本開示の実施例において、上記インスタントメッセージングアプリケーションインタフェースにユーザ個人看板の表示を追加することができ、当該看板にユーザの各作業カード、各作業カード間の関連を表示することができると共に、各作業カードを時間順、重要度の高い順によってソートして表示することもでき、上記作業カードの重要度は、ユーザが作業カードに設定したラベルから取得することができる。ユーザは、個人看板インタフェースにおいて各作業カードの編集、閲覧を行ったり、当該看板に表示されている各作業カードに基づいて自分の作業タスクを手配することができる。
【0040】
ユーザの個人看板でユーザにユーザの作業カードの状況を表示することにより、ユーザの個人作業に対する体系的な管理を支援することができ、ユーザがラベル、時間軸及び作業カード間の関連関係を組み合わせて各作業タスクを管理することにより、情報の紛失、重複などを低減し、ユーザの情報処理効率を向上させることができる。
【0041】
本開示の実施例において、図2に示すように、図1におけるエンジン層120は、知識エンジンモジュール123をさらに備えることができ、前記知識エンジンモジュール123は、システム層130に記憶されている各作業カードの情報を知識抽出し、抽出された知識をシステム層130に記憶し、アプリケーション層110のいずれかのモジュールによって呼び出された場合、当該アプリケーション層モジュールによって提供されている情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて対応する推奨情報を生成して当該アプリケーション層のモジュールに返信し、オフィスシステムのインテリジェント化を向上させ、ユーザ体験を向上させるように構成される。
【0042】
本開示の実施例において、上記知識エンジンモジュール123は、内容セマンティック理解、プロセスマイニング、ユーザ解析などの技術により、作業から価値ある情報をマイニングし、マイニングした情報をアプリケーション層、エンジン層、システム層の各モジュールに適用することで、上記オフィスシステムの自動化及びインテリジェント化を高め、業務効率をさらに向上させることができる。例えば、保存されている同じ作業タスクに対する複数の作業カードの中から最適な作業カードの内容をマイニングし、当該作業タスクの知識の1つとして保存するか、又はすでに保存されている同じ作業タスクに対する複数の作業カードの転送プロセスから、最適な転送プロセスをマイニングし、当該作業タスクの別の知識として保存する。
【0043】
具体的には、本開示の一実施例において、上記作業カード作成モジュール111は、さらに、作業タスクのタスク情報が取得された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュール123を呼び出し、知識エンジンモジュール123を取得し、ユーザが推奨情報に基づいて作業カードを作成するように、前記タスク情報に基づいて生成された作業カード推奨情報をユーザに出力するように構成されてもよい。
【0044】
本開示の実施例において、上記知識エンジンモジュールは、シーン、内容のセマンティック理解能力に基づいて、作業カードを作成する必要があるか否かをシーンで自動的に予測し、作業カードを作成するようにユーザに積極的に推奨することができる。例えば、ユーザが発話した内容のセマンティック解析を行い、その内容のコンテキストを組み合わせて、解析されたセマンティックが作業タスクに関する進捗、実行などである場合、ユーザに作業カードの作成の要否を問い合わせる問い合せ情報を出すことができる。
【0045】
具体的な一実施形態として、知識エンジンモジュールは、作業内容の理解に基づいて、作業カードに関連する作業属性のラベルを付け、当該作業属性に関連する既存のプロセスと作業カードテンプレートをユーザに推奨し、固定化されたプロセスや経験などにより、後続の作業カードの実行プロセスを規範化し、作業実行プロセスの不確実性を低減し、作業効率を向上させる。さらに、固定化されたプロセスは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などの技術により、完全に機械に実行させて完成させることができ、人の関与を減らすことができる。
【0046】
上記作業カードフォローアップモジュール112は、さらに、作業カードを変更する必要があると決定された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュール123を呼び出し、知識エンジンモジュール123を取得し、ユーザが変更推奨情報に基づいて変更情報を入力して作業カードを変更するように、変更対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの変更推奨情報を生成してユーザに出力するように構成されてもよい。
【0047】
上述したように、作業カードには、作業タスク全体のプロセス情報(コンテキスト情報)及び作業セッションの状態などの情報を記憶することができるため、知識エンジンモジュールは、これらの情報内容及び実行者の画像情報に基づいて、置かれている作業シーンを認識し、ユーザの作業意図及び目標を推論し、さらに必要な知識、協同する必要がある人、又は転送する必要がある次のステップなどを計算してユーザに推奨し、オフィスシステムのインテリジェント化を向上させることができる。
【0048】
上記作業カード転送モジュール113は、さらに、作業カードを転送する必要があると決定された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュール123を呼び出し、知識エンジンモジュール123を取得し、ユーザが転送推奨情報に基づいて転送対象の作業カードを転送するように、転送対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの転送推奨情報を生成してユーザに出力するように構成されてもよい。
【0049】
本開示の実施例において、知識エンジンモジュールは、プロセス知識の多重化により、次の動作をインテリジェントに推奨することができる。具体的な一実施形態として、各履歴ワークフローを学習し、対応する最も効率的なプロセステンプレートを保存し、現在の作業タスクと保存されているプロセスに対応するタスクが同一のタスクであることを認識すると、保存されているプロセスに基づいて、転送先の他の業務システムなどのプロセス情報をユーザに推奨することができ、オフィスシステムのインテリジェント化をさらに向上させることができる。
【0050】
上記作業カード管理モジュール114は、さらに、ユーザの作業カードを編集する時に、前記エンジン層内の知識エンジンモジュール123を呼び出し、知識エンジンモジュール123を取得し、ユーザが編集推奨情報に基づいて転送対象の作業カードを編集するように、編集対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの編集推奨情報を生成してユーザに出力するように構成されてもよい。
【0051】
本開示の実施例において、知識エンジンモジュールは、AI能力に基づいて、ユーザの個人的なスケジュールとその作業カードとを組み合わせて、ユーザの個人的な作業スケジュールに提案や手配方法の推奨を行うことができる。
【0052】
作業チームにとって、組織内の原子化作業カードのグローバルな集約管理によって、AI能力に基づいて、業務収益の最大化を目指し、全体的な作業と資源調達の最適化を行い、費用対効果(ROI)を向上させることができる。
【0053】
本開示の一実施例において、図2を参照して、図1のエンジン層120は、協同編集実現モジュール124をさらに備えることができ、前記作業カードフォローアップモジュール112は、さらに、前記作業カードをユーザによって選定された他の目標ユーザに共有し、作業カードの内容を協同編集するように、エンジン層内の協同編集実現モジュール124を呼び出すように構成されてもよい。
【0054】
上記協同編集実現モジュールは、同時に協同編集作業カードを操作するように複数のユーザを駆動するコアエンジンであり、他のユーザも当該協同編集実現モジュールを呼び出して受信した作業カードの協同編集を実現し、協同作業効率を向上させることができる。
【0055】
さらに、前記作業カードフォローアップモジュール112は、さらに、協同編集を行う必要があると決定された後、前記エンジン層内の知識エンジンモジュール123を呼び出し、知識エンジンモジュール123を取得し、ユーザが編集推奨情報に基づいて転送対象の作業カードを編集するように、編集対象の作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カードの編集推奨情報を生成してユーザに出力するように構成されてもよい。
【0056】
上述したように、知識エンジンモジュールは、作業カードにおける作業状態などの情報や実行者の画像情報に基づいて、目前の作業シーンを認識し、ユーザの作業意図及び目標を推論し、さらに必要な知識、協同する必要がある人、又は転送する必要がある次のステップなどを計算して、ユーザに即時に推奨し、オフィスシステムのインテリジェント化を向上させることができる。
【0057】
図2に示すように、本開示の一実施例において、図1のエンジン層120は、通知センターモジュール125をさらに備えることができ、当該通知センターモジュール125は、作業カードの作成後、作業カードの変更後、作業カードが転送された後及び作業カードが編集された後、対応する通知情報を生成してアプリケーション層の対応するモジュールによってユーザに出力するように構成されてもよい。
【0058】
本開示の実施例において、上記通知センターモジュールは、ユーザのメッセージタッチ及びイベントタッチを可能にして、異なる人が変化の通知を感知したり、様々な場所に流れている作業カードが変化を適時に感知して応答したりすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0059】
図3を参照して、図3は、本開示に係るオフィスステムの1つの具体例の概略図である。
【0060】
全体のシステムアーキテクチャを図に示す。全体はシステム層、エンジン層、アプリケーション層の3層に分かれている。
【0061】
本実施例において、上記システム層は、作業カード本体、コメントシステム、添付ファイルシステム、操作ログシステム、ラベルシステム、転送関係システム、権限システム及び知識システムという複数のデータコンテンツシステムを備えることができ、ここで、上記コメントシステム、添付ファイルシステム、操作ログシステム、ラベルシステム及び転送関係システムはいずれも作業カード本体に依存している。
【0062】
上記作業カード本体は、各作業カードのテーマ、説明、参加者及び時間などの属性を含む情報を記憶するために使用されてもよい。上記操作ログシステムは、すべての人の作業カードでのすべての操作ログを記憶して複数人の協同作業の透明性を高めることができる。上記転送関係システムは、各グループセッションにおける作業カードの転送関係を記憶することができ、作業カードの発生源、移動先及び各レベルの転送関係などを含むことができる。上記権限システムは、作業カードの企業可視範囲、参加する人員の制限、及び作業カード内の各種の属性情報を異なる役割が操作できるオブジェクトの制限などを制御するために用いることができる。上記知識システムは、マイニングされ、外部から導入された知識を記憶及び維持することができ、アプリケーション層に関連するサービスを提供するために、アプリケーション層が必要とするときに知識エンジンによって呼び出される。
【0063】
上記エンジン層は、イベントセンターサービス、通知センター、協同編集エンジン、転送エンジン及び知識エンジンを備えることができる。
【0064】
本実施例において、アプリケーション層は、作業カード作成モジュール、作業カードフォローアップモジュール、作業カード転送モジュール及び作業カード管理モジュールを備え、作業カードの作成、協同編集、転送及び管理を行うことができる。作業カードを作成する段階では、具体的には、SDKをシステム層内の様々なシステムにアクセスし、作業メッセージ、処理対象のタスク、スケジュールなどを含む関連するアプリケーションシステム内の情報の抽出を容易にする情報ポータルを作成することができる。協同作業の実現では、各ユーザのコメント、アップロードされた添付ファイル、編集内容及び操作ログを作業カードに記録することで、ユーザにこれらの内容を照会させると同時に、知識エンジンが抽出した内容を組み合わせてインテリジェントな知識推奨を行うことができ、ユーザが効率的に作業タスクを実行することができる。転送段階では、具体的な実施形態として、作業カードを転送したり、関連カードを作成したりするなどの形で、IMアプリケーションに基づいて、作業カードをセッションAからセッションBに転送することが可能である。同時に、知識エンジンが与える転送推奨(推奨が送信されたユーザなど)を組み合わせて、インテリジェントな転送を実現し、情報転送をより効率的にすることができる。作業カードの管理では、ユーザの個人看板により、作業カードをラベル(重要度)などでソートしてユーザに表示することができる。そして知識エンジンがユーザのスケジュールと作業カード情報に基づいて得た情報を組み合わせて、インテリジェントな推奨を行い、ユーザに重要なタスクを優先的に処理するなど個人的な作業手配を提案することができる。(図中の「要事第一」)。
【0065】
この例では、簡単で使いやすい方法で、協同作業を効率的に管理し、整列させ、作業のオンライン化レベルを向上させる。同時に知識エンジンの知識マイニング能力に基づいて、システム層のデータとログからフローなどの各種知識をマイニング・抽出し、さらにアプリケーション層の各シーンにおいて、知識とAI能力に基づいてシーン化した知識推奨と意思決定補助を実現し、インテリジェント化補助により作業効率を向上させる。
【0066】
図4を参照して、図4は、本開示に係るオフィスステムの作業カードの一例の概略図であり、図4に示すように、オフィスシステム情報(会議情報など)、コミュニケーションプラットフォーム情報(仕事のメッセージ、クラスメートサークル内の情報など)を含む、作業タスクに関する事項情報を作業カードに書き込むことができる。iCafeやOKRなどの業務システム内の情報や、上記iCafeは一種の開発協同プラットフォームであり、上記iCafe内の情報は、当該作業カードに関わる業務システムなどを備えることができ、上記OKR(Objectives and Key Results、目標と重要な結果法)は、目標とその達成状況を明確にし、追跡する管理ツールであり、作業カードには、OKR内の作業タスクの作業環節の状態、操作ログなどの情報を含むことができる。
【0067】
ユーザは、作業カードを作成する際に、作業カードに対応する作業タスクの処理状態(例えば、進行中)、作業タスクの緊急度、重要度等であってもよいラベルを付けることができる。作業カードをユーザの個人看板に表示することができる。
【0068】
図4に示す例では、作業カードは、ユーザとユーザとの対話中及びセッショングループの中を転送することも可能である。
【0069】
次に、知識エンジンモジュールを利用してAI及び知識マネジメントに基づいて、作業カード作成、転送するユーザ、協同するユーザなどの作業カード関連の内容を推奨することもできる。
【0070】
以上から分かるように、従来技術における、アイソレーション型のBPM、プロジェクト管理ツール、カスタマイズされたシステムなどを利用してプロジェクトタスクを管理することは、複雑な作業に対する従業員のニーズを満たすことができなく、タスク管理系Teambition、Trelloを利用することによって複雑度と利用ハードルが高く、また、プロセストリガーを利用することによって人に依存してルールを配置及び設定する必要があり、限界性があり、柔軟性が不足し、利用ハードルが高く、インテリジェント化が不足しているのに比べて、本開示の実施例を適用すると、作業カードをキャリアとして、企業内の様々な業務システム(例えばerp(企業資源計画)システムなど)、オフィスシステム(例えば、メールシステム、会議システムなど)、コミュニケーションプラットフォームなどに対して原子化の殻を破り、事、人、組織などの粒度を核として、ラベル、時間軸及び作業カード間の相互関連などによりクロスプラットフォームの作業カードを関連付け、集約、再編成し、作業のオンライン化とパイプライン化を実現する。ストリーミングエンジンフレームワークに基づいて、作業カードは、企業内を迅速かつ効率的な転送及び関連付けを可能にし、柔軟で効率的な複数人の協同を実現することができる。AIと知識管理能力に基づいて、ストリーミングエンジンに十分なインテリジェント化能力を持たせ、オンライン化された作業からワークフロー、経験、テンプレートなどの知識を継続的にマイニングして沈殿させ、ワークフローのインテリジェントな診断と分析を行うことができるだけでなく、作業シーンでは、シーン認識とユーザ分析により、ユーザのニーズを推論し、シーン化知識推奨、検索などの方式を通じて、ユーザに仕事問題を解决するために必要な知識、人、後続のプロセスなどを適時に推奨し、知識の多重化を通じて、協同作業の効率を高めることができる。クロスプラットフォーム、クロスシステムの原子化により殻を破り、作業内容の境目を打ち破り、作業協同のシームレスな協同と転送を実現するとともに、AI能力により作業プロセスに対して十分なインテリジェント化の固有エネルギーを提供する。
【0071】
本開示の実施例によれば、本開示は、作業タスクの管理方法をさらに提供し、図5に示すように、当該方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップS510において、異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得し、ステップS520において、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶し、ステップS530において、各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新する。
【0072】
本開示の実施例に係る作業タスクの管理方法は、異なるアプリケーションシステムから取得した異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶し、各作業カードの変更情報を取得した後、保存されている作業カードを更新する。本開示の実施例を適用することにより、作業カードをキャリアとして、異なるアプリケーションシステム間の境目を打ち破り、様々な作業タスクの統括的な管理を実現することができる。
【0073】
本開示の一実施例において、図5に基づいて、図6に示すように、上記作業タスクの管理方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
ステップS640において、異なるアプリケーションシステムによって送信された作業カードを受信して記憶し、ステップS650において、ユーザの操作に基づいて、作業カードを関連するアプリケーションシステム又はグループに転送し、及び/又は作業カード情報に基づいて関連する作業カードを作成して関連するシステム又はグループに転送し、ステップS660において、ユーザの個人看板によって、当該ユーザに関連する作業カード情報を取得して当該ユーザに表示し、表示された作業カードに対して当該ユーザによる編集を受け入れ、編集された作業カードを記憶し、ステップS670において、前記作業カードをユーザによって選定された他の目標ユーザに共有し、作業カードの内容を協同編集する。
【0074】
本開示の他の実施例において、図2に示すように、上記作業カードの管理方法は以下のステップをさらに含むことができる。
ステップS680において、記憶されている各作業カードの情報を知識抽出し、抽出された知識を記憶し、ステップS690において、作業カードを作成する必要があり、作業カードを変更する必要があり、作業カードを転送する必要があり、作業カードが個人看板で編集される必要があり、又は作業カードが協同編集される必要があると決定された後、ユーザが各推奨情報に基づいて対応する操作を実行するように、当該作業カードの情報及びシステム層に記憶されている知識に基づいて、作業カード作成用の作業カード推奨情報、又は作業カード変更用の変更推奨情報、又は作業カード転送用の転送推奨情報、又は作業カードが個人看板で編集されるための編集推奨情報、又は協同編集用の推奨目標ユーザを生成してユーザに出力する。
【0075】
上記ステップの具体的な実行手順は、上記システムの実施例で詳細に説明したので、ここでは詳しく説明しない。
【0076】
本開示の実施例によれば、本開示は、作業タスクの管理装置をさらに提供し、図7に示すように、当該装置は、異なるアプリケーションシステムから異なる作業タスクのタスク情報を取得するように構成されるタスク情報取得ユニット710と、各作業タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶するように構成される作業カード作成ユニット720と、各作業カードの変更情報を取得し、保存された作業カードの情報を更新するように構成される作業カード更新ユニット730と、を備えることができる。
【0077】
本開示の実施例に係る作業タスクの管理装置は、異なるアプリケーションシステムから取得した異なる作業タスクのタスク情報に基づいて、各タスクに対応する異なる作業カードを作成して記憶し、各作業カードの変更情報を取得した後、保存されている作業カードを更新する。本開示の実施例を適用することにより、作業カードをキャリアとして、異なるアプリケーションシステム間の境目を打ち破り、様々な作業タスクの統括的な管理を実現することができる。
【0078】
本開示の技術案において、関連するユーザの個人情報の収集、保存、使用、加工、伝送、提供及び公開等の処理は、いずれも関連法律法規の規定に合致し、公序良俗に反することはない。
【0079】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0080】
図8は、本開示の実施例を実施するために使用できる電子機器800の概略ブロック図を示す。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の同様のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本出願の実現を制限するものではない。
【0081】
図8に示すように、機器800は、リードオンリーメモリ(ROM)802に記憶されているコンピュータプログラム、又は記憶ユニット808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロッドされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作及び処理を実行することができる計算ユニット801を備える。RAM803には、機器800の動作に必要な様々なプログラム及びデータが記憶されていてもよい。計算ユニット801、ROM802及びRAM803は、バス804を介して互いに接続されている。入出力(I/O)インタフェース805もバス804に接続されている。
【0082】
機器800における、キーボード、マウスなどの入力ユニット806と、様々なタイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット807と、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット808と、ネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット809と、を備える複数のコンポーネントは、入出力(I/O)インタフェース805に接続されている。通信ユニット809は、機器800がインターネットなどのコンピュータネットワーク及び/又は様々な電気通信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを可能にする。
【0083】
計算ユニット801は、各種の処理及び計算能力を有する汎用及び/又は専用処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット801のいくつかの例は、セントラルプロセッシングユニット(CPU)、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)、各種の専用人工知能(AI)計算チップ、各種の機械学習モデルアルゴリズムを運行する計算ユニット、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びいずれかの適宜なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット801は、上述したそれぞれの方法及び処理、例えば、作業タスクの管理方法を実行する。例えば、いくつかの実施例で、作業タスクの管理方法は、記憶ユニット808のような機械読み取り可能な媒体に具体的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実装されてもよい。いくつかの実施例で、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM802及び/又は通信ユニット809を介して機器800にロッド及び/又はインストールすることができる。コンピュータプログラムがRAM803にロッドされて計算ユニット801によって実行された場合、上述した作業タスクの管理方法の1つ又は複数のステップを実行することができる。あるいは、他の実施例で、計算ユニット801は、他の任意の適切な形態で(例えば、ファーとウェアにより)作業タスクの管理方法を実行するように構成されてもよい。
【0084】
本明細書で上述したシステム及び技術の各種の実施方式は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア及び/又はそれらの組合せにおいて実現してもよい。これらの各種の実施方式は、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを備えるプログラマブルシステムにおいて実行及び/又は解釈することができる1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実現されてもよく、当該プログラマブルプロセッサは、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、当該記憶システム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置にデータ及び命令を伝送することができる専用及び/又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよい。
【0085】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、プロセッサ又はコントローラによって実行された際に、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/動作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全に機械上で実行され、部分的に機械上で実行され、スタンドアロンパッケージとして、部分的に機械上で実行され、かつ部分的にリモート機械上で実行され、又は完全にリモート機械又はサーバ上で実行されてもよい。
【0086】
本開示の文脈では、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用されるために、又は命令実行システム、装置、又はデバイスと組み合わせて使用するためのプログラムを含むか、又は格納することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のラインに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)又はフラッシュメモリ、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0087】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力と、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0088】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドユニットを備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアユニットを備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドユニットを備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションする)、又はこのようなバックエンドユニットと、ミドルウェアユニットと、フロントエンドユニットの任意の組み合わせを備えるコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、を含む。
【0089】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを備えることができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、且つ互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散システムのサーバ、又はブロックチェーンを組み合わせたサーバであってもよい。
【0090】
なお、上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定しない。
【0091】
上記の具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要件と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本開示の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8