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  • 特開-垂直振幅補助プラットフォーム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023027732
(43)【公開日】2023-03-02
(54)【発明の名称】垂直振幅補助プラットフォーム
(51)【国際特許分類】
   A63B 22/16 20060101AFI20230222BHJP
【FI】
A63B22/16
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021170842
(22)【出願日】2021-10-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-12-13
(31)【優先権主張番号】202110943954.6
(32)【優先日】2021-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521458661
【氏名又は名称】邁族智能科技(上海)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】王士栄
(72)【発明者】
【氏名】王海龍
(57)【要約】      (修正有)
【課題】単純な垂直運動を効率的で安定的に出力することができる垂直振幅補助プラットフォームを提供する。
【解決手段】駆動機構により、伝動軸心4を回転させると、伝動軸心により「八」字状のベアリングシート9の下部を偏心回転させ、上部を水平往復運動させる。「八」字状のベアリングシートにより、水平方向の伝動ロッド11を介して、一端を水平往復運動させるようになる。三角状のベアリングシートは、その三角形の構造により、第三端が動かない状況で、一端の水平往復運動を、もう一端の垂直往復運動に変換し、更に上カバーペダルを動かして安定的に上下垂直振幅を発生させ、上カバーペダルの垂直動作の単一性と安定性を保証し、より安定で快適なスポーツエクスペリエンスと効果的な受動運動が得られ、余分で乱れた水平方向の動きが混ざることによって運動効果を減少させ、スポーツエクスペリエンスの快適さを低下させることはない。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
垂直振幅補助プラットフォームであって、
それはベースと、上カバーペダルと、駆動機構と、伝動機構を備え、前記ベースは、前記駆動機構と伝動機構を支持するために用いられ、前記駆動機構はモータを備え、前記モータは前記ベースに固定するように設置され、前記モータはベルトを介して前記伝動機構に伝動接続され、前記伝動機構により、前記上カバーペダルを垂直上下動作させるように駆動し、
前記伝動機構は、水平方向に設置された伝動軸心を備え、前記伝動軸心は、玉軸受を介してベアリングシートに回転自在に設置され、前記ベアリングシートは、前記ベースに固定するように設置され、前記伝動軸心にベルトプーリが設置され、前記ベルトプーリは、ベルトを介して前記モータの出力軸と伝動接続され、
前記伝動軸心の両側に、二組の伝動コンポーネントが対称になって設置され、各伝動コンポーネントは、一つの「八」字状のベアリングシートと、一つの水平方向の伝動ロッド及び二つの三角状のベアリングシートを備え、前記「八」字状のベアリングシートの一端は偏心端であり、もう一端は水平動作端であり、その両端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受が取り付けられ、前記水平方向の伝動ロッドの中部及び両端に、合わせて三つの円形開口が開けられ、前記三角状のベアリングシートは、固定端と、水平動作端と、垂直動作端を備え、三端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受が取り付けられ、前記伝動軸心の端部に偏心スリーブが取り付けられ、前記偏心スリーブは、前記「八」字状のベアリングシートの偏心端の円形開口に取り付けられた玉軸受の軸穴に接続され、前記「八」字状のベアリングシートの水平動作端の円形開口は、前記水平方向の伝動ロッドの中央位置の円形開口と連接ピンを介して接続され、前記水平方向の伝動ロッドの両端の円形開口は、それぞれ二つの三角状のベアリングシートの水平動作端の円形開口と連接ピンを介して接続され、前記三角状のベアリングシートの固定端の円形開口は、ベースの連接部品と連接ピンを介して接続され、前記ベースの連接部品は、前記ベースに固定するように設置され、前記三角状のベアリングシートの垂直動作端の円形開口は、上カバーペダルの連接部品と連接ピンを介して接続され、前記上カバーペダルの連接部品は、前記上カバーペダルの底部に固定するように設置されることを特徴とする垂直振幅補助プラットフォーム。
【請求項2】
前記モータは、モータ固定台に取り付けられ、前記モータ固定台は、前記ベースに接続されることを特徴とする請求項1に記載の垂直振幅補助プラットフォーム。
【請求項3】
前記駆動機構は、制御モジュールを備え、前記制御モジュールによってモータを回転させることを特徴とする請求項1に記載の垂直振幅補助プラットフォーム。
【請求項4】
前記ベースの基準面に水平方向調節機構が設置され、前記水平方向調節機構は、前記ベースの基準面に設置された高さ調節ねじであることを特徴とする請求項1に記載の垂直振幅補助プラットフォーム。
【請求項5】
前記モータと前記伝動機構の間に、複数の中間伝動輪が設置され、前記中間伝動輪を介して間接的に伝動することを特徴とする請求項1に記載の垂直振幅補助プラットフォーム。
【請求項6】
前記中間伝動輪が2つ備えられる場合、前記モータの出力端は、ベルトを介して第一中間伝動輪に伝動接続され、前記第一中間伝動輪は、軸を介して第二中間伝動輪に接続され、前記第二中間伝動輪は、ベルトを介して前記伝動軸心におけるベルトプーリに接続されることを特徴とする請求項5に記載の垂直振幅補助プラットフォーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフィットネスマシンの分野に関し、特に垂直振幅補助プラットフォームに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展に従って、人々の生活リズムはますます速くなり、忙しい仕事や、勉強しているうちに、人々の体の状況もだんだん色々な不調が出てきて、疲れや、悩み、焦慮などの様々な悪状態によって人々を次第に亜健康状態に持ち込んで、甚だしきに至っては病気を招く可能性もある。これは人々に各種のフィットネスを行うように促すが、速いリズムの学習、仕事により、人々のフィットネス時間が制限されている。このように、各種のフィットネスマシンが生まれ、忙しい生活の中で、ばらばらな時間を利用しても効果的な受動運動ができるようになる。
【0003】
様々な室内余暇活動の中で、人々は自分の体力や体形を鍛えることが望んで、そのため、例えばランニングマシン、足踏み機などは更に愛顧を受ける。しかし、ランニングや、足踏みは人体にとって主動的な高強度運動であり、運動者の心肺機能に対する要求は比較的高く、また、膝関節に一定の損傷をもたらすため、多くの人にとっては長期的に持続できるとは限らない。これに鑑みて、現在、業界ではボディグリーンという運動器具が設計され、垂直振幅によって人体に規則的な振動が行われて、人々は立位姿勢であろうと、着座姿勢であろうと、横になる姿勢であろうと、運動の効果が得られる。
【0004】
今、市場に販売されているボディグリーンは、例えば、ペダルタイプや、ベッドタイプ及び歩行訓練タイプなど様々な形があり、それぞれの形は異なっているが、それらのコア技術は似ていて、すべて振幅プラットフォームを備え、振幅プラットフォームによって、機体に規則的な垂直振動を発生させる。例えば、本出願人は、中国で出願したCN201910278551.7には、類似的設備を提出しており、その方案では、偏心輪の回転運動を巧みに上下垂直の直線運動に変換する。ただし、今市場に既存の振幅補助プラットフォームは、垂直振幅を発生させると宣伝したが、実は生じたのはU型振幅であり、単純な垂直振幅ではないため、機体を使用中に、振動が不安定になり、安全性が足りなく、それによって人体は良いスポーツエクスペリエンスと受動運動の効果が得られないことを招く。従って、上記問題を解決するためには、単純な垂直運動を効率的で安定的に出力することができる真の垂直振幅補助プラットフォームが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、既存技術の不足を克服し、現実の需要に応じて、単純な垂直運動を効率的で安定的に出力することができる垂直振幅補助プラットフォームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を実現するために、本発明の使用する技術的な解決方案は以下の通りである。
【0007】
垂直振幅補助プラットフォームであって、
それはベースと、上カバーペダルと、駆動機構と、伝動機構を備え、前記ベースは、前記駆動機構と伝動機構を支持するために用いられ、前記駆動機構はモータを備え、前記モータは前記ベースに固定するように設置され、前記モータはベルトを介して前記伝動機構に伝動接続され、前記伝動機構により、前記上カバーペダルを垂直上下動作させるように駆動する。
【0008】
前記伝動機構は、水平方向に設置された伝動軸心を備え、前記伝動軸心は、玉軸受を介してベアリングシートに回転自在に設置され、前記ベアリングシートは、前記ベースに固定するように設置され、前記伝動軸心にベルトプーリが設置され、前記ベルトプーリは、ベルトを介して前記モータの出力軸と伝動接続される。
【0009】
前記伝動軸心の両側に、二組の伝動コンポーネントが対称になって設置され、各伝動コンポーネントは、一つの「八」字状のベアリングシートと、一つの水平方向の伝動ロッド及び二つの三角状のベアリングシートを備え、前記「八」字状のベアリングシートの一端は偏心端であり、もう一端は水平動作端であり、その両端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受が取り付けられ、前記水平方向の伝動ロッドの中部及び両端に、合わせて三つの円形開口が開けられ、前記三角状のベアリングシートは、固定端と、水平動作端と、垂直動作端を備え、三端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受が取り付けられ、前記伝動軸心の端部に偏心スリーブが取り付けられ、前記偏心スリーブは、前記「八」字状のベアリングシートの偏心端の円形開口に取り付けられた玉軸受の軸穴に接続され、前記「八」字状のベアリングシートの水平動作端の円形開口は、前記水平方向の伝動ロッドの中央位置の円形開口と連接ピンを介して接続され、前記水平方向の伝動ロッドの両端の円形開口は、それぞれ二つの三角状のベアリングシートの水平動作端の円形開口と連接ピンを介して接続され、前記三角状のベアリングシートの固定端の円形開口は、ベースの連接部品と連接ピンを介して接続され、前記ベースの連接部品は、前記ベースに固定するように設置され、前記三角状のベアリングシートの垂直動作端の円形開口は、上カバーペダルの連接部品と連接ピンを介して接続され、前記上カバーペダルの連接部品は、前記上カバーペダルの底部に固定するように設置される。
【0010】
さらに、前記モータは、モータ固定台に取り付けられ、前記モータ固定台は、前記ベースに接続される。
【0011】
さらに、前記駆動機構は、制御モジュールを備え、前記制御モジュールによってモータを回転させる。
【0012】
さらに、前記ベースの基準面に水平方向調節機構が設置され、前記水平方向調節機構は、前記ベースの基準面に設置された高さ調節ねじである。
【0013】
さらに、前記モータと前記伝動機構の間に、複数の中間伝動輪が設置され、前記中間伝動輪を介して間接的に伝動する。
【0014】
さらに、前記中間伝動輪が2つ備えられる場合、前記モータの出力端は、ベルトを介して第一中間伝動輪に伝動接続され、前記第一中間伝動輪は、軸を介して第二中間伝動輪に接続され、前記第二中間伝動輪は、ベルトを介して前記伝動軸心におけるベルトプーリに接続される。
【発明の効果】
【0015】
従来の技術と比べて、本発明の有益な効果は以下の通りである。
【0016】
本発明は、巧みで高効率、快適、安心・安全で単純な上下垂直駆動を実現できるようになる。
【0017】
本発明の垂直振幅補助プラットフォームでは、駆動機構により、伝動機構を介して上カバーペダルを駆動させる。駆動機構により、伝動軸心を回転させると、伝動軸心により「八」字状のベアリングシートの下部を偏心回転させ、「八」字状のベアリングシートの上部を水平往復運動させる。「八」字状のベアリングシートにより、水平方向の伝動ロッドを介して三角状のベアリングシートの一端を水平往復運動させるようになる。三角状のベアリングシートは本発明のコア技術として、その三角形の構造により、第三端が動かない状況で、一端の水平往復運動を、もう一端の垂直往復運動に変換し、更に上カバーペダルを動かして安定的に上下垂直振幅を発生させるとともに、途中で余分な水平方向の動きが発生しないので、上カバーペダルの垂直動作の単一性と安定性を保証する。運動者は本発明を使って運動すると、より安定で快適なスポーツエクスペリエンスと効果的な受動運動が得られ、余分で乱れた水平方向の動きが混ざることによって運動効果を減少させ、スポーツエクスペリエンスの快適さを低下させることはない。
【0018】
ベースの基準面に水平方向調節機構が設置されることにより、本発明のベースはいつも水平の位置にあることが保証され、設備をより安全で安定に運行させ、運行できない状況がなく、使用者が上に立っているスポーツをするとき、エクスペリエンスもよりよくなる。
【0019】
本発明の伝動方式は、実際に応じてカスタマイズすることができる。駆動機構と伝動機構の間は直接に伝動しなくてもよく、中間伝動輪を介して間接的に伝動することができ、中間伝動輪の個数と伝動割合をカスタマイズすることで、異なる機体を作り出すことが可能である。
【0020】
本発明は、プラットフォームを提供するものであり、これに基づいて異なるケースを設計して異なる形態の機体を構成することができ、応用範囲は非常に広く、また、これにより量産を実現し、生産効率を向上させ、製品の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
これから、図面と具体的な実施形態を合わせて、本発明について詳しく説明する。
【0022】
図1】本発明の一つの実施形態の全体構成図(視角一)である。
図2】本発明の一つの実施形態の全体構成図(視角二)である。
図3】本発明の一つの実施形態の上カバー上カバーペダルを取り外した後の構造を示す図である。
図4】本発明の一部機構の拡大図である。
図5】本発明の三角状のベアリングシートの拡大図である。
図6】本発明のもう一つの実施形態の全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面に関連して本発明を詳細に説明し、本発明の実施形態における技術案を明確にし、完全に説明する。説明した実施形態は、全ての実施形態ではなく、本発明の一部の実施形態にすぎないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、当業者は、創造的な労働がなされていない前提で得られた他の実施形態のすべては、本発明の保護の範囲に属する。
【0024】
説明すべきなのは、コンポーネントがもう一つのコンポーネントに「固定される」とは、コンポーネントが他のコンポーネントに直接固定されてもよく、または中間部品を介して固定されてもよい。1つのコンポーネントがもう1つのコンポーネントに「接続される」と見なされるとき、他のコンポーネントに直接接続されてもよく、または中間部品を介して接続されてもよい。コンポーネントがもう一つのコンポーネントに「設置される」とは、コンポーネントが他のコンポーネントに直接設置されてもよく、または中間部品を介して設置されてもよい。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「左」、「右」および同様の表現は、説明の目的のためだけに使用される。
【0025】
別に定めがない限り、本明細書で使用されるすべての技術および科学用語は、本発明の技術分野に属する技術者が一般的に理解する意味と同じである。本明細書で使用される用語は、具体的な実施形態を説明する目的だけであり、本発明を限定することを意味するものではない。本明細書で使用される用語「および/または」は、1つまたは複数の関連する列項目の任意およびすべての組み合わせを含む。
【0026】
本発明は、ここで垂直振幅補助プラットフォームを提供し、図1-6をご参照ください。
【0027】
図1図2に示すように、本実施形態では、垂直振幅補助プラットフォームは、ベース1と、上カバーペダル2と、ベース1と上カバーペダル2の間に設置された駆動機構と伝動機構を備え、ベース1は、駆動機構と伝動機構を支持するために用いられ、駆動機構はモータを3備え、モータ3は前記ベース1に固定するように設置され、モータ3はベルトを介して伝動機構に伝動接続され、伝動機構により、上カバーペダル2を垂直上下動作させるように駆動する。
【0028】
ベース1の基準面に水平方向調節機構が設置され、水平方向調節機構は、ベース1の基準面に設置された高さ調節ねじ17である。水平方向調節機構により、ベース1はいつも水平の位置にあることが保証され、設備をより安全で安定に運行させ、運行できない状況がなく、使用者が上に立っているスポーツするとき、エクスペリエンスもよりよくなる。
【0029】
図3図5に示すように、伝動機構は、水平方向に設置された伝動軸心4を備え、伝動軸心4は、玉軸受5を介してベアリングシート6に回転自在に設置され、ベアリングシート6は、ベース1に固定するように設置され、伝動軸心4にベルトプーリ7が設置され、ベルトプーリ7は、ベルトを介してモータ3の出力軸と伝動接続され、説明すべきなのは、ベルトは図面に描かれているので、理解には影響しない。モータ3は、モータ固定台16に取り付けられ、モータ固定台16は、ベース1に接続される。
【0030】
伝動軸心4の両側に、二組の伝動コンポーネントが対称になって設置され、各伝動コンポーネントは、一つの「八」字状のベアリングシート9と、一つの水平方向の伝動ロッド10及び二つの三角状のベアリングシート11を備える。図4に示すように、「八」字状のベアリングシート9の一端は偏心端であり、もう一端は水平動作端であり、その両端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受5が取り付けられ、水平方向の伝動ロッド10の中部及び両端に、合わせて三つの円形開口が開けられ、図5に示すように、三角状のベアリングシート11は、固定端と、水平動作端と、垂直動作端を備え、三端にそれぞれ円形開口が開けられ、円形開口に玉軸受5が取り付けられ、図4に示すように、伝動軸心4の端部に偏心スリーブ12が取り付けられ、偏心スリーブ12は、「八」字状のベアリングシート9の下側の偏心端の円形開口に取り付けられた玉軸受の軸穴に接続され、「八」字状のベアリングシート9の水平動作端の円形開口は、水平方向の伝動ロッド11の中央位置の円形開口と連接ピン13を介して接続され、水平方向の伝動ロッド10の両端の円形開口は、それぞれ二つの三角状のベアリングシート11の水平動作端の円形開口と連接ピン13を介して接続され、三角状のベアリングシート11の固定端の円形開口は、ベースの連接部品14と連接ピン13を介して接続され、ベースの連接部品14は、ベース1に固定するように設置され、図1図2に示すように、三角状のベアリングシート11の垂直動作端の円形開口は、上カバーペダルの連接部品15と連接ピン13を介して接続され、上カバーペダルの連接部品15は、上カバーペダル2の底部に固定するように設置され、図1図2をご参照ください。
【0031】
図6をご参照ください、もう一つの実施形態では、モータ3とベルトプーリ7の間に、複数の中間伝動輪8が設置される。図6に示すように、中間伝動輪8が2つ備えられる場合、モータ3の出力端は、ベルト18を介して第一中間伝動輪8に伝動接続され、第一中間伝動輪8は、軸を介して第二中間伝動輪8に接続され、第二中間伝動輪8は、ベルト18を介して伝動軸心4におけるベルトプーリ7に接続される。理解できるのは、もっと多くの中間伝動輪がある場合、この法則に従うことになる。これにより、本発明の中間伝動輪8の個数と伝動割合は、実際な需要に応じてカスタマイズすることができる。
【0032】
本発明の原理及び使用方法は以下の通りである。使用するとき、まずベース1を水平方向に置き、高さ調節ねじ17を調節することで、ベース1を水平状態にさせる。垂直振幅補助プラットフォームを使うとき、制御モジュールにより、モータ3を回転させ、モータ3の回転により、複数の中間伝動輪8を回転させ、又はベルトプーリ7を回転させることで、伝動軸心4を回転させるようになる。偏心スリーブ12と「八」字状のベアリングシート9を組み合わせて、伝動軸心4の回転動作を水平往復動作に変換し、その後、水平方向の伝動ロッド10により、水平往復動作を三角状の三角状のベアリングシートに伝達し、三角状のベアリングシート11により、水平往復運動を垂直往復運動に変換し、更に上カバーペダルを動かして安定的に上下垂直振幅を発生させるとともに、途中で余分な水平方向の動きが発生しないので、上カバーペダルの垂直動作の単一性と安定性を保証する。本発明は、プラットフォームを提供するものであり、これに基づいて異なるケースを設計して異なる形態の機体を構成することができ、例えば、足踏み機や、ベッドタイプ訓練機及び歩行訓練機等。
【0033】
開示された実施形態の上述の説明は、当業者が本発明を実現または使用することを可能にする。これらの実施形態の様々な修正は、当業者にとって十分に予測可能なものであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本発明の精神または範囲を逸脱することなく、他の実施形態において実現され得る。したがって、本発明は、本明細書で示したこれらの実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するものである。
【符号の説明】
【0034】
1、ベース;2、上カバーペダル;3、モータ;4、伝動軸心;5、玉軸受;6、ベアリングシート;7、ベアリングシート;8、中間伝動輪;9、「八」字状のベアリングシート;10、水平方向の伝動ロッド;11、三角状のベアリングシート;12、偏心スリーブ;13、連接ピン;14、ベースの連接部品;15、上カバーペダルの連接部品;16、モータ固定台;17、高さ調節ねじ;18、ベルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6