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特開2023-27735情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023027735
(43)【公開日】2023-03-02
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/70 20170101AFI20230222BHJP
   G01C 3/06 20060101ALI20230222BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20230222BHJP
【FI】
G06T7/70 Z
G01C3/06 120S
G06T7/00 660A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021197623
(22)【出願日】2021-12-06
(62)【分割の表示】P 2021132685の分割
【原出願日】2021-08-17
(71)【出願人】
【識別番号】517075300
【氏名又は名称】株式会社アップリーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】原 康則
【テーマコード(参考)】
2F112
5L096
【Fターム(参考)】
2F112AD00
2F112BA14
2F112CA12
2F112FA03
2F112FA35
2F112FA39
2F112FA45
5L096AA06
5L096BA18
5L096CA04
5L096CA22
5L096CA27
5L096DA02
5L096DA03
5L096FA02
5L096FA64
5L096FA66
5L096FA67
5L096FA69
5L096GA51
5L096HA05
5L096HA08
5L096JA11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カメラで撮影したユーザの顔画像に基づいて、ユーザと画面との距離が近すぎる場合に警告情報を出力する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置100は、制御部101と、表示部(出力部104)と、撮像部(入力部103)と、を有する。制御部101は、撮像部で撮像された情報処理装置のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、情報処理装置100のユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、ユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部と、表示部と、撮像部と、を有し、
前記制御部は、
前記撮像部で撮像された前記情報処理装置のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、前記情報処理装置の前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記複数のパーツには、前記ユーザの顔の左目と右目とが含まれる、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記撮像部で撮像された前記ユーザの顔の複数のパーツの位置関係に基づき、前記表示部の向きを判定し、前記表示部の向きが、設定された向き以外の向きとなったと判定した場合、アラートを出力する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までの何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記複数のパーツには、前記ユーザの顔の鼻が含まれる、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までの何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記ユーザごとに、前記ユーザの顔の複数のパーツ間の長さを設定値として設定する、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記撮像部で撮像された前記ユーザの顔画像より前記ユーザを特定し、特定した前記ユーザの前記設定値を取得し、取得した前記設定値に基づき前記情報処理装置の前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6までの何れか1つに記載の情報処理装置において、
検知部を有し、
前記検知部は、前記検知部の周囲の明るさを検知し、
前記制御部は、
前記検出部による検知の結果に基づき、明るさが設定された範囲外となったと判定した場合、アラートを出力する、
情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記情報処理装置は、表示部と、撮像部と、を有し、
前記撮像部で撮像された前記情報処理装置のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、前記情報処理装置の前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する、
情報処理方法。
【請求項9】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、視力低下の進行を防ぐために、カメラを用いてユーザと電子画面との間の距離を判定し、判定結果に応じてユーザに通知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-523514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ユーザの頭部の画像に基づいて、ユーザの頭部と装置の電子画面との間の距離を検出している。しかし、この方法の場合、ユーザが髪型を変えた場合等、適切に距離を検出することができない問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部と、表示部と、撮像部と、を有する。制御部は、撮像部で撮像された情報処理装置のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、情報処理装置のユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、ユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態1に係る情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図3図3は、アプリの実行中における情報処理装置の一例を示す図である。
図4図4は、アプリにおけるユーザと画面の距離の設定方法を説明する図である。
図5図5は、アプリの実行中におけるユーザと画面の距離の測定方法を説明する図である。
図6図6は、アプリの実行中におけるユーザと画面の距離に関する警告を表示している情報処理装置の一例を示す図である。
図7図7は、アプリの実行中における警告を表示している情報処理装置の一例を示す図である。
図8図8は、アプリの実行中における設定条件を変更中の情報処理装置の一例を示す図である。
図9図9は、アプリの実行中における設定条件を変更中の情報処理装置の一例を示す図である。
図10図10は、アプリに係るユーザ毎の情報に関するテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0009】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0010】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0011】
1.ハードウェア構成
情報処理装置100は、ネットワークを介して通信可能に接続されている。情報処理装置100は、実施形態に係る処理を実行する。例えば、情報処理装置100は、撮像部で撮像された情報処理装置100のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、情報処理装置100のユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、ユーザと、表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する。
【0012】
図1は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置100は、制御部101と、記憶部102と、入力部103と、出力部104とを有し、これらの構成要素が情報処理装置100の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。各構成要素について更に説明する。
【0013】
制御部101は、情報処理装置100に関連する全体動作の処理及び制御を行う。制御部101は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部101が、記憶部102に記憶された所定のプログラムを読み出し、プログラムに基づき処理を実行することによって、情報処理装置100に係る種々の機能、例えば、後述する図2に示される処理が実現される。なお、制御部101は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部101を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0014】
記憶部102は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部101によって実行される情報処理装置100に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、又は、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部102は、制御部101によって実行される情報処理装置100に係る種々のプログラム、変数及び制御部101がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶している。
【0015】
入力部103は、情報処理装置100の筐体に含まれてもよいし、外付けされてもよい。例えば、入力部103は、出力部104と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。また、入力部103は、後述する情報処理装置100の撮像部301として機能することができる。撮像部301の例としては、例えばカメラが用いられる。更に、入力部103は、情報処理装置100の照度センサーとして機能することができる。照度センサーは、検知部の周囲の明るさを検知する。また、入力部103は、情報処理装置100のジャイロセンサー又は加速度センサーとして機能することができる。ジャイロセンサー又は加速度センサーは、情報処理装置100の動きや傾きを検知することができる。すなわち、入力部103がユーザによってなされた操作に基づく入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バスを介して制御部101に転送され、制御部101が必要に応じて所定の制御又は演算を実行しうる。
【0016】
出力部104は、情報処理装置100の表示部として機能することができる。出力部104は、例えば、情報処理装置100の筐体に含まれてもよいし、外付けされてもよい。出力部104は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、情報処理装置100の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。
【0017】
情報処理装置100の一例としては、タブレット型コンピュータがある。但し、このことは本実施形態を制限するものではなく、情報処理装置100は、スマートフォンであってもよいし、PC(Personal Computer)等であってもよい。
【0018】
2.情報処理方法
本節では、前述した情報処理装置100によって実行される情報処理装置100を使用するユーザの視力低下を防止するためのアプリケーション(アプリ)を使用する例について説明する。
【0019】
2.1 情報処理の概要
図2は、実施形態1に係る情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【0020】
[アプリの起動]
A201において、情報処理装置100の制御部101は、入力部103を介してアプリの起動を受け付ける。
【0021】
アプリの起動を受け付けた場合、A202において、制御部101は、アプリを起動し、出力部104にアプリの起動の様子を表示する。
【0022】
A203において、制御部101は、アプリの合計起動回数nを確認する。制御部101は、アプリの合計起動回数nがn=0の場合は、A204及びA206の並列処理に進み、合計起動回数n≠0の場合は、A208の処理に進む。
【0023】
[アプリの初回起動時の処理]
アプリの合計起動回数nがn=0の場合、A204において、制御部101は、入力部103を介してパスワードの設定を受け付ける。具体的には、制御部101は、入力部103を介して数字、文字、記号等の入力を受け付ける。
【0024】
A205において、制御部101は、入力部103から受け付けた数字、文字、記号等をパスワードとして設定する。設定されたパスワードは、後述するA212において、設定を変更するために入力を求められる。
【0025】
アプリの合計起動回数n=0の場合、A206において、制御部101は、入力部103を介して取得したユーザの画像から、顔情報を取得する。取得した顔情報には、複数のパーツの位置、大きさ、形状が含まれる。
【0026】
A207において、制御部101は、ユーザと画面との間の距離が設定距離になったときに撮像部を介して取得したユーザの顔情報から、左目と右目の間の設定長さ取得する。詳しくは、図4を用いて説明する。
【0027】
[アプリの実行中の処理]
A205及びA207の処理が完了した後に、又はアプリの合計起動回数nがn≠0の場合に、A208において、制御部101は、起動したアプリを開始する。具体的には、制御部101は、A209、A211及びA215の処理を並列で行う。
【0028】
A209において、制御部101は、所定の条件を満たしたかどうかを判定する。具体的には、制御部101は、ユーザと画面との間の測定距離が設定距離より小さいか否か、情報処理装置100の使用環境の測定照度が設定照度の範囲外か否か、アプリ開始からの測定時間が設定時間を経過しているか否か、情報処理装置100が適切な態様で使われているか否か、をそれぞれ判定する。制御部101は、所定の条件を満たした場合、A210の処理を行う。ユーザと画面との間の測定距離が設定距離より小さいか否かについては、図5を用いて詳述する。
【0029】
A210において、制御部101は、出力部104に所定の条件を満たしたことをユーザに伝達するための警告を表示する。具体的には、制御部101は、ユーザと画面との間の測定距離が設定距離より小さいこと、測定照度が設定照度より小さいこと、アプリ開始からの測定時間が設定時間を経過していること、情報処理装置100が適切な態様で使われていないこと、をそれぞれ表示することで、ユーザに警告する。詳しくは、図6及び図7を用いて説明する。
【0030】
A211において、制御部101は、入力部103を介して設定の変更を受け付ける。
【0031】
A212において、制御部101は、入力部103を介してパスワードの入力を受け付ける。具体的には、制御部101は、入力部103に選択可能に表示される0から9までの数字の入力を受け付ける。入力された数字がパスワードと一致する場合、A213の処理に進む。詳しくは、図8を用いて説明する。
【0032】
A213において、制御部101は、入力部103を介して、アプリの使用時のユーザと画面との間の設定距離、アプリの使用環境の設定照度、アプリの使用時間に関する設定時間の変更等を受け付ける。詳しくは、図9を用いて説明する。
【0033】
A214において、制御部101は、受け付けた設定条件に変更する。
【0034】
[アプリの終了]
A215において、制御部101は、入力部103を介してアプリの終了を受け付ける。
A216において、制御部101は、アプリの終了を受け付けた場合、A217の処理に進む。
A217において、制御部101は、アプリを終了させ、出力部104にアプリの終了の様子を表示する。
【0035】
2.2 情報処理の詳細
続いて、前述した情報処理の詳細を説明する。
【0036】
まず、図3を用いてアプリの実行中におけるユーザインタフェースの基本的な構成や処理を説明する。
図3は、アプリの実行中における情報処理装置100の一例である。
情報処理装置100には、撮像部301と、画面310と、が含まれる。画面310には、撮像部301で撮影している情報と、使用状況情報320と、設定ボタン331と、が含まれる。撮像部301で撮影している情報には、ユーザの顔の複数のパーツが含まれる。複数のパーツには、ユーザの顔の右目情報311と、左目情報312と、右眉情報313と、左眉情報314と、鼻情報315と、口情報316と、顔の輪郭情報317と、が含まれる。右目情報311、左目情報312、右眉情報313、左眉情報314、鼻情報315、口情報316及び顔の輪郭情報317には、それぞれの位置、大きさ、形状の情報が含まれる。使用状況情報320には、照度情報321と、距離情報322と、ウォッチング情報323と、が含まれる。照度情報321には、照度センサーにより取得した情報処理装置100の周囲の測定照度が含まれる。距離情報322には、後述する方法により測定されたユーザと画面310との測定距離dの情報が含まれる。ウォッチング情報323には、ユーザの目の状態を追跡した結果が含まれる。設定ボタン331は、操作されることにより、後述する設定領域830を表示する。
なお、本実施形態の顔情報には、上記の他に、ほくろ、しみ、ひげ等の位置、大きさ、形状の情報が含まれてもよい。
【0037】
[照度情報321の表示]
本実施形態では、アプリの実行中における周囲の照度情報321を表示することができる。
具体的には、アプリの実行中において、制御部101は、照度センサーを介して信号等の照度信号を取得する。制御部101は、この照度信号に基づいて、パラメータ化された測定照度を取得する。制御部101は、測定照度を画面310の照度情報321に表示する。ここで、本実施形態では、照度(lx)が用いられているが、照度(lx)の代わりに、光度(cd)、輝度(cd/m)、光束(lm)等明るさに関する他の情報が用いられてもよい。これにより、情報処理装置100が使用される周囲環境を適切に把握することができる。
【0038】
[距離情報322の表示]
また、本実施形態では、アプリの実行中におけるユーザと画面310との間の距離情報322を表示することができる。
具体的には、アプリの実行中において、制御部101は、撮像部301を介して映像情報を取得する。制御部101は、撮像部301を介して取得した映像情報について、処理を行い、右目情報311、左目情報312、右眉情報313、左眉情報314、鼻情報315、口情報316及び顔の輪郭情報317を取得する。制御部101は、取得した右目情報311、左目情報312、右眉情報313、左眉情報314、鼻情報315、口情報316及び顔の輪郭情報317について、画面310に点線で表示する。また、このとき、制御部101は、取得した右目情報311及び左目情報312からユーザと画面310との測定距離dを後述する方法により取得する。制御部101は、取得した測定距離dを距離情報322として画面310に表示する。これにより、ユーザと画面310との間の距離を把握することができる。
【0039】
[ウォッチング情報323の表示]
更に、本実施形態では、アプリの実行中においてユーザが画面310を注視しているか否かのウォッチング情報323を表示することができる。
具体的には、アプリの実行中において、制御部101は、取得した右目情報311、左目情報312及び鼻情報315からユーザが画面310を注視しているか否かを判定する。具体的には、制御部101は、右目情報311、左目情報312及び鼻情報315同士の位置関係及び大きさ関係の変化と、右目情報311、左目情報312及び鼻情報315の形状の変化と、を観察することにより判定する。例えば、右を向くことにより、右目情報311、左目情報312及び鼻情報315の位置は、すべて右側にシフトし、右目情報311の大きさは、比較的小さくなり、左目情報312の大きさは、比較的大きくなり、右目情報311の形状は、左右の幅が小さくなり、鼻情報315の形状は、右側の小鼻が隠れることを検知して注視していないことを判定することができる。すなわち、制御部101は、顔のパーツの位置、大きさ、形状の変化を踏まえて、画面310を注視しているか否かを判定する。制御部101は、ユーザが画面310を注視していると判定した場合、ウォッチング情報323にユーザが画面310を注視しているとわかるように表示する。図3では、ユーザが画面310を注視している場合、ウォッチング情報323には、「true」と表示されている。一方で、制御部101は、ユーザが画面310を注視していないと判定した場合は、ウォッチング情報323にユーザが画面310を注視していないとわかるように表示する。例えば、ウォッチング情報323に「false」と表示することができる。これにより、情報処理装置100の使用状態が適切かどうか把握することができる。
【0040】
次に図4及び図5を用いて、ユーザと画面310の距離の測定方法について説明する。
図4は、アプリにおけるユーザと画面310の距離の設定方法を説明する図である。
設定距離drefは、ユーザの顔440と撮像部301とを結んだ線の長さである。設定長さprefは、画面310に映し出された像について、右目情報311の中心と左目情報312の中心同士を結んだ線の長さである。なお、設定距離dref及び測定距離dの定義について、ユーザと画面310との距離としているが、ユーザと撮像部301との間の距離としてもよい。
【0041】
[ユーザと画面310との間の距離の設定]
制御部101は、アプリの初回起動時、又は後述する設定変更を受け付けた時に、ユーザと画面310との距離の設定を行う。このとき、制御部101は、所定の調整方法によりユーザと画面310との間の距離を調整し、設定距離drefになったときに撮影した像の設定長さprefを取得する。すなわち、制御部101は、使用者ごとに、ユーザの顔の複数のパーツ間の長さを設定長さprefとして設定する。ここで、設定距離drefの所定の調整方法は、情報処理装置100に光源部と受光部を更に設け、レーザー光を照射し、物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測することによりユーザと画面310との間の距離を調整する方法(LiDAR(Light Detection And Ranging)による方法)、ユーザと画面310との距離を定規、メジャー等の計測器を用いることにより測定し調整する方法などが挙げられる。これにより、より簡便にユーザと画面310との間の適切な距離を設定することができる。
【0042】
図5は、アプリの実行中におけるユーザと画面310の距離の測定方法を説明する図である。
測定距離dは、ユーザの顔440と撮像部301とを結んだ線の長さである。測定長さpは、画面310に映し出された像の右目情報311の中心と左目情報312の中心同士を結んだ線の長さである。
【0043】
[ユーザと画面310との間の距離の判定]
制御部101は、アプリの実行中に、撮像部301により画像情報を取得する。制御部101は、取得した画像情報から右目情報311及び左目情報312を更に取得する。制御部101は、取得した右目情報311及び左目情報312から測定長さpを取得する。制御部101は、予め設定した設定距離dref及び設定長さprefと、測定した測定長さpと、を式1に当てはめることにより、ユーザと画面310との間の距離として、測定距離dを取得する。すなわち、制御部101は、撮像部301で撮像されたユーザの顔画像よりユーザを特定し、特定したユーザの設定距離dref及び設定長さprefを取得し、取得した設定距離dref及び設定長さprefに基づき情報処理装置100のユーザと、画面310との距離が設定された距離以下となったか否かを判定する。ここで、設定距離dref及び設定長さprefは、設定値の一例である。これにより、より簡便にユーザと画面310との間の適切な距離を設定することができる。
なお、本実施形態では、右目情報311と左目情報312を基に設定長さprefと測定長さpを取得したが、制御部101は、その他の顔情報を基に複数の設定長さと測定長さを取得してもよい。この場合、制御部101は、複数の測定長さのうち、全て又は何れか1つの測定長さが条件を満たした場合に後述する警告情報651を表示してもよい。これにより、より高い精度でのユーザと画面310との間の距離を測定することができる。
【0044】
【数1】
【0045】
次に、図6及び図7を用いてアプリの実行中におけるユーザへの警告について説明する。
図6は、アプリの実行中におけるユーザと画面310の距離に関する警告を表示している情報処理装置100の一例である。図6では、図3と比較して、情報処理装置100がよりユーザに近い距離で使用されている場合について、画面310の状態と処理の内容を説明する。
【0046】
画面310には、図3と比較して、警告情報651が更に含まれる。警告情報651は、ユーザと画面310との距離が適切な状態で使用されていないことを警告する情報である。また、撮像部301で撮影している画像情報には、図3と比較して、より拡大された態様の右目情報311と、左目情報312と、右眉情報313と、左眉情報314と、鼻情報315と、口情報316と、顔の輪郭情報317と、が含まれている。更に、距離情報322には、式1により取得した測定距離dが表示されている。
【0047】
[近距離での使用における警告]
制御部101は、アプリの実行中に、撮像部301により画像情報を取得する。制御部101は、取得した画像情報から右目情報311及び左目情報312を更に取得する。制御部101は、取得した右目情報311及び左目情報312から測定長さpを取得する。制御部101は、予め設定した設定距離dref及び設定長さprefと、取得した測定長さpと、を用いて式1により、ユーザと画面310との距離として、測定距離dを取得する。ここで、制御部101は、測定距離dが、設定距離drefよりも小さい場合は、ユーザと画面310との距離が近いことを警告する警告情報651を画面310に表示する。これにより、より簡便にユーザと画面310との距離が適切であるかどうかをユーザに知らせることができる。
【0048】
図7は、アプリの実行中における警告を表示している情報処理装置100の一例である。図7では、図3と比較して、情報処理装置100がより暗い場所で使用され、情報処理装置100が長時間使用され、また情報処理装置100が誤った姿勢で使用されている場合について、画面310の状態と処理の内容を説明する。
【0049】
情報処理装置100は、暗所かつやや傾けられた状態で長時間使用されている。情報処理装置100の画面310には、図3と比較して、これらの状態を警告する複数の警告情報752、753、754が更に含まれる。具体的には、警告情報752は、適切な明るさの環境で情報処理装置100を使用していないことを警告する情報である。また、警告情報753は、長時間、画面310を見ていたことを警告する情報である。更に、警告情報754は、情報処理装置100を適切な方法で使用していないことを警告する情報である。
【0050】
[暗所での使用における警告]
本実施形態では、暗所での情報処理装置100の使用を警告することができる。
具体的には、制御部101は、アプリの実行中、照度センサーを介して照度情報を取得する。制御部101は、照度センサーを介して取得した照度情報について、所定のパラメータに変換をする。制御部101は、所定のパラメータの値が設定された設定照度の範囲外であると判定した場合、画面310に警告情報752を表示する。すなわち、制御部101は、検出部による検知の結果に基づき、明るさが設定された範囲外となったと判定した場合、アラートを出力する。これにより、ユーザの暗い場所での情報処理装置100の使用を防ぐことができる。
【0051】
[長時間の使用における処理]
また、本実施形態では、長時間の情報処理装置100の使用を警告することができる。
具体的には、制御部101は、アプリの実行開始から、情報処理装置100の使用時間をカウントする。制御部101は、情報処理装置100の使用時間が設定された設定時間を経過した場合、制御部101は、画面310に警告情報753を表示する。また、後述するユーザの切り替えが発生した場合は、カウント中の使用時間をリセットしてもよい。これにより、ユーザの長時間の情報処理装置100の使用を防ぐことができる。
【0052】
[誤った態様での使用における警告]
更に、本実施形態では、誤った態様での情報処理装置100の使用を警告することができる。
具体的には、制御部101は、アプリの実行中、撮像部301を介して取得したユーザの顔情報と、ジャイロセンサー又は加速度センサーを介して取得した情報とから、想定されていない状態での情報処理装置100の使用を判定した場合、警告情報754を発生する。具体的には、制御部101は、顔のパーツの位置、大きさ、形状の変化を踏まえて、適切な使用がされているか否かを判定する。例えば、ユーザが右目を隠して情報処理装置100を使用する場合、制御部101は、右目情報311のみが消えたことを検知して、情報処理装置100が適切に使用されていないと判定することができる。また、制御部101は、取得したジャイロセンサー又は加速度センサーの情報から、例えば、情報処理装置100の画面310が下向き又は上向きの状態で使用されている場合、情報処理装置100を画面310の正面視で、時計回りに斜めに倒して使用されている場合等に、情報処理装置100が適切に使用されていないと判定することができる。制御部101は、撮像部301を介して取得したユーザの顔情報と、ジャイロセンサー又は加速度センサーを介して取得した情報と、を任意に組み合わせて、情報処理装置100が不適切な状態であるか否かを判定する。制御部101は、適切な使用がされていないと判定した場合、画面310に警告情報754を表示する。すなわち、制御部101は、撮像部301で撮像されたユーザの顔の複数のパーツの位置関係に基づき、表示部の向きを判定し、表示部の向きが、設定された向き以外の向きとなったと判定した場合、アラートを出力する。これにより、誤った態様でのユーザの情報処理装置100の使用を防ぐことができる。
【0053】
図8は、アプリの実行中における設定条件を変更中の情報処理装置100の一例である。図8では、図3と比較して、情報処理装置100が横向きで使用されており、かつ、図3の設定ボタン331が操作された場合について、画面310の状態と処理の内容を説明する。
【0054】
情報処理装置100は、横向きの状態で使用されている。情報処理装置100の画面310には、設定領域830が含まれる。設定領域830には、設定ボタン831と、パスワード入力領域837と、実行ボタン838と、が含まれる。設定ボタン831は、操作されることにより、表示されている設定領域830を非表示にする。パスワード入力領域837は、入力部103を介して入力されたパスワードの入力結果を表示する。実行ボタン838は、操作されることにより、予め設定されたパスワードと入力されたパスワードが一致している場合、設定領域830を後述する設定変更領域930に遷移させる。
【0055】
[画面の回転]
本実施形態では、情報処理装置100の姿勢に合わせて画面310を回転して表示することができる。
具体的には、制御部101は、取得したジャイロセンサー又は加速度センサーの情報から、情報処理装置100が画面310の正面視で時計回りに90°回転したことを検知して、使用状況情報320及び設定領域830等の情報を90°回転させて表示している。これにより、ユーザの情報処理装置100の使用状況に応じて、情報が見やすく表示できるようになる。
【0056】
[設定変更の許可]
また、本実施形態では、各設定条件の変更に際してパスワードを設けることができる。
具体的には、制御部101は、アプリの実行中において、設定ボタン831の操作を受け付ける。制御部101は、設定ボタン831の操作を受け付けた場合、画面310にパスワード入力領域837を含む設定領域830を表示する。制御部101は、入力部103を介して、パスワード入力領域837へのパスワードの入力を受け付ける。制御部101は、パスワードの入力を受け付けが完了した場合、実行ボタン838の操作を受け付ける。実行ボタン838が操作された場合、制御部101は、入力されたパスワードの正誤判定を行う。パスワードが正しい場合、制御部101は、後述する設定変更領域930を表示し、設定条件の変更を受け付ける。これにより、設定の変更にパスワードが必要となるので、適切な態様での情報処理装置100の使用を維持しやすくなる。
【0057】
図9は、アプリの実行中における設定条件を変更中の情報処理装置100の一例である。図9では、図8にて、適切なパスワードが入力されることにより、設定変更領域930が表示された場合について、画面310の状態と処理の内容を説明する。
【0058】
情報処理装置100の画面310には、設定変更領域930が含まれる。設定変更領域930には、設定ボタン931と、撮像部設定ボタン932と、設定距離変更領域933と、設定照度変更領域934と、設定時間変更領域935と、パスワード変更ボタン936と、が含まれる。設定ボタン831は、操作されることにより、設定変更領域930を非表示にする。撮像部設定ボタン932は、操作されることにより、撮像部301による撮像の開始と終了を切り替える。設定距離変更領域933は、操作されることにより、警告情報651を表示する設定距離drefの設定を変更する。設定照度変更領域934は、操作されることにより、警告情報752を表示する設定照度の設定を変更する。設定時間変更領域935は、操作されることにより、警告情報753を表示する設定時間の設定を変更する。パスワード変更ボタン936は、操作されることにより、設定されているパスワードを変更できるよう、画面310の表示を遷移させる。
【0059】
[設定条件の変更]
本実施形態では、アプリの使用中における設定条件を適宜変更することができる。
具体的には、制御部101は、設定変更領域930が表示されている場合において、設定変更領域930に設けられた操作部の操作を受け付けると、受け付けた操作に応じて、設定を変更する。制御部101は、撮像部設定ボタン932が操作されると撮像部301の起動を終了し、再度操作されると撮像部301を起動する。また、制御部101は、設定距離変更領域933が操作されると警告情報651を表示する測定距離dの閾値を変更する。更に、制御部101は、設定照度変更領域934が操作されると警告情報752を表示する測定照度の閾値を変更する。また、制御部101は、設定時間変更領域935が操作されると警告情報753を表示する使用時間の閾値を変更する。更に、制御部101は、パスワード変更ボタン936が操作されるとパスワードを変更できる状態に画面310を遷移させる。これにより、適宜設定情報を変更することができる。
【0060】
次に、図10を用いて、ユーザ毎の設定の切り替えについて説明する。
図10は、アプリに係るユーザ毎の情報に関するテーブルの一例である。
図10には、ユーザ情報テーブル1000が含まれる。ユーザ情報テーブル1000は、アプリの設定に関する情報をユーザ毎に記録しているテーブルである。ユーザ情報テーブル1000には、設定ユーザ識別情報1001と、設定顔情報1002と、設定距離情報1003と、設定照度情報1004と、設定時間情報1005と、が含まれる。設定ユーザ識別情報1001には、ユーザの名称、略称、ニックネーム、ID等のユーザを識別できる情報が含まれる。設定顔情報1002には、ユーザ毎の右目情報、左目情報、右眉情報、左眉情報、鼻情報、口情報及び顔の輪郭情報等の顔情報が含まれる。設定距離情報1003には、ユーザ毎の設定距離drefに関する情報が含まれる。設定照度情報1004には、ユーザ毎の設定照度が含まれる。設定時間情報1005には、ユーザ毎の設定時間が含まれる。
【0061】
[顔認証による使用ユーザの変更]
本実施形態では、顔認証を用いて、登録されている複数のユーザの中から該当ユーザを特定し、その人に合った判定に切り替えてもよい。
具体的には、制御部101は、一定間隔毎に(例えば、5秒に一回の間隔)、取得したユーザの顔情報と、ユーザ情報テーブル1000内の設定顔情報1002内の顔情報と、を比較する。比較した結果、もし、他のユーザの顔情報と一致した場合、制御部101は、設定距離情報1003、設定照度情報1004及び設定時間情報1005を参照し、設定を切り替える。ここで、もし、記録されていないユーザの顔情報が確認された場合、制御部101は、メッセージ等を画面310に表示することで、追加の登録の指示を受け付ける。制御部101は、追加の登録の指示を受け付けた場合、ユーザ名の登録、パスワードの設定、設定距離dref及び設定長さprefの設定等をできる状態に画面310を遷移させる。また、もし、記録されていないユーザの顔情報が確認された場合、制御部101は、設定距離drefによる判定、設定照度による判定、設定時間による判定、情報処理装置100が誤った態様で使用されているか否かの判定のうち、任意の判定又は全ての判定を実行しないようにしてもよい。これにより、アプリの実行中にユーザが変更された場合でも、ユーザに応じて適切な使用状況を維持することができる。
以上、本発明の一つによれば、ユーザが髪型を変えた場合等でも、適切に距離を検出することができる。
【0062】
次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記複数のパーツには、前記ユーザの顔の左目と右目とが含まれる、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮像部で撮像された前記ユーザの顔の複数のパーツの位置関係に基づき、前記表示部の向きを判定し、前記表示部の向きが、設定された向き以外の向きとなったと判定した場合、アラートを出力する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記複数のパーツには、前記ユーザの顔の鼻が含まれる、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記ユーザごとに、前記ユーザの顔の複数のパーツ間の長さを設定値として設定する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮像部で撮像された前記ユーザの顔画像より前記ユーザを特定し、特定した前記ユーザの前記設定値を取得し、取得した前記設定値に基づき前記情報処理装置の前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、検知部を有し、前記検知部は、前記検知部の周囲の明るさを検知し、前記制御部は、前記検出部による検知の結果に基づき、明るさが設定された範囲外となったと判定した場合、アラートを出力する、情報処理装置。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記情報処理装置は、表示部と、撮像部と、を有し、前記撮像部で撮像された前記情報処理装置のユーザの顔の複数のパーツ間の長さに基づき、前記情報処理装置の前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったか否かを判定し、前記ユーザと、前記表示部との距離が設定された距離以下となったと判定した場合、アラート情報を出力する、情報処理方法。
プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0063】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0064】
100 :情報処理装置
101 :制御部
102 :記憶部
103 :入力部
104 :出力部
301 :撮像部
310 :画面
311 :右目情報
312 :左目情報
313 :右眉情報
314 :左眉情報
315 :鼻情報
316 :口情報
317 :顔の輪郭情報
320 :使用状況情報
321 :照度情報
322 :距離情報
323 :ウォッチング情報
331 :設定ボタン
440 :ユーザの顔
651 :警告情報
752 :警告情報
753 :警告情報
754 :警告情報
830 :設定領域
831 :設定ボタン
837 :パスワード入力領域
838 :実行ボタン
930 :設定変更領域
931 :設定ボタン
932 :撮像部設定ボタン
933 :設定距離設定領域
934 :設定照度設定領域
935 :設定時間設定領域
936 :パスワード変更ボタン
1000:ユーザ情報テーブル
1001:ユーザ名情報
1002:顔情報
1003:設定距離情報
1004:設定照度情報
1005:設定時間情報
d :測定距離
ref :設定距離
p :測定長さ
ref :設定長さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10