(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023027807
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】スクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置
(51)【国際特許分類】
B41M 1/12 20060101AFI20230224BHJP
B41F 15/08 20060101ALI20230224BHJP
【FI】
B41M1/12
B41F15/08 303
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021133091
(22)【出願日】2021-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】田中 哲矢
(72)【発明者】
【氏名】篠木 崚司
(72)【発明者】
【氏名】岡村 進吾
【テーマコード(参考)】
2C035
2H113
【Fターム(参考)】
2C035AA06
2C035FA37
2C035FD01
2C035FE01
2H113AA01
2H113AA05
2H113BA10
2H113BA14
2H113BB22
2H113BB32
2H113CA17
(57)【要約】
【課題】主面から突出した凸部を有する基板に対し、その基板の凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成することができるスクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】基板KBの主面SMから突出した凸部TBの表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するにおいて、印刷パターンを形成するための印刷開口が形成されたメッシュスクリーン22をスキージ33で凸部TBに押し付けてその凸部TBの頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながらスキージ33を移動させることにより、印刷開口からペーストPstを基板KB側に押し出して、凸部TBの頂部に印刷パターンを形成する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板の主面から突出した凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するスクリーン印刷方法であって、
印刷パターンを形成するための印刷開口が形成されたスクリーンをスキージで前記凸部に押し付けて前記凸部の頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながら前記スキージを移動させることにより前記印刷開口からペーストを基板側に押し出して前記頂部に印刷パターンを形成するスクリーン印刷方法。
【請求項2】
前記スキージが前記凸部の形状に倣って弾性変形することで前記スクリーンを前記凸部の頂部の形状に倣わせる、請求項1に記載のスクリーン印刷方法。
【請求項3】
基板の主面から突出した凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するスクリーン印刷装置であって、
印刷パターンを形成するための印刷開口が形成されたスクリーンと、
下端に角部を有する板状部材から成るスキージと、
前記スキージの前記角部で前記スクリーンを前記凸部に押し付けて前記凸部の頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながら前記スキージを移動させることにより、前記印刷開口からペーストを基板側に押し出して前記頂部に印刷パターンを形成させるスキージ移動手段と、
を備えたスクリーン印刷装置。
【請求項4】
前記スキージの前記角部が前記スクリーンに当接した状態で前記スキージが反り方向に変形するのを防止するバックアップ部材を備えた、請求項3に記載のスクリーン印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板の主面から突出した凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するスクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板の主面に印刷パターンをスクリーン印刷する方法が知られている。また、主面から突出した凸部を有する基板に対し、その凸部を避けて主面に印刷パターンをスクリーン印刷する方法も知られている(例えば、下記の特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-139019号公報
【特許文献2】特開2003-211862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、主面から突出した凸部を有する基板に対し、凸部の表面にスクリーン印刷でパターンを形成する技術はこれまで確立されていなかった。
【0005】
そこで本発明は、主面から突出した凸部を有する基板に対し、その基板の凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成することができるスクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスクリーン印刷方法は、基板の主面から突出した凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するスクリーン印刷方法であって、印刷パターンを形成するための印刷開口が形成されたスクリーンをスキージで前記凸部に押し付けて前記凸部の頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながら前記スキージを移動させることにより前記印刷開口からペーストを基板側に押し出して前記頂部に印刷パターンを形成する。
【0007】
本発明のスクリーン印刷装置は、基板の主面から突出した凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成するスクリーン印刷装置であって、印刷パターンを形成するための印刷開口が形成されたスクリーンと、下端に角部を有する板状部材から成るスキージと、前記スキージの前記角部で前記スクリーンを前記凸部に押し付けて前記凸部の頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながら前記スキージを移動させることにより、前記印刷開口からペーストを基板側に押し出して前記頂部に印刷パターンを形成させるスキージ移動手段と、を備えた。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、主面から突出した凸部を有する基板に対し、その基板の凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の概略構成を示す斜視図
【
図2】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の概略構成を示す側面図
【
図3】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置でペーストが印刷される基板の斜視図
【
図4】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の一部の断面図
【
図5】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の概略構成を示す側面図
【
図6】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の一部の断面図
【
図7】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の(a)一部の断面図(b)メッシュスクリーンの平面図
【
図8】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の概略構成を示す側面図
【
図9】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の一部の断面図
【
図10】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の(a)一部の断面図(b)メッシュスクリーンの平面図
【
図11】本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置により印刷パターンが形成された基板の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1および
図2は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置1を示している。スクリーン印刷装置1は基板KBに対してスクリーン印刷を施すことによって、その基板KBの表面に印刷パターンを施す装置である。
【0011】
本実施の形態においてスクリーン印刷装置1が印刷対象とする基板KBは、
図3に示すように、全体としてXY面に沿って広がる平板状の部材から成る。基板KBは、平らな上面(「主面SM」と称する)を有するとともに、主面SMの複数箇所から上方に突出した複数の凸部TBを有している。複数の凸部TBはそれぞれ曲面状の表面を有しており、曲面状の表面のうち頂部に近い領域は、スクリーン印刷装置1によってパターンが形成されるパターン形成領域PR(
図3において破線で囲まれる領域)となっている。
【0012】
図1および
図2において、スクリーン印刷装置1は、基板ステージ11、スクリーンマスク12、印刷ヘッド13および印刷ヘッド駆動部14を備えている。本実施の形態では説明の便宜上、水平面内の一方向を左右方向(X方向)とし、上下方向をZ方向とする。また、Y方向と直交する水平面内の方向を前後方向(Y方向)とする。
【0013】
図1および
図2において、基板ステージ11は上面が平らな基板保持面11Mを有している。基板保持面11Mには図示しない複数の吸着開口が設けられている。基板ステージ11はこれら複数の吸着開口を通じて基板KBを吸着することによって、その基板KBを基板保持面11M上に保持する。基板ステージ11は基板ステージ移動機構11Kによって水平面内方向に移動させることができる。
【0014】
図1および
図2において、スクリーンマスク12は、スクリーン保持枠21と、メッシュスクリーン22を備えている、スクリーン保持枠21は、XY面に沿って広がる矩形状の枠部材から成る。メッシュスクリーン22はスクリーン保持枠21によって四辺が保持されており、面外方向(Z方向)に撓む可撓性を有している。メッシュスクリーン22の中央部には、基板KBの凸部TBの表面に印刷パターンを形成するための複数の印刷開口22Kが設けられている。
【0015】
図1および
図2において、印刷ヘッド13は、ヘッドベース31、スキージ保持部32、スキージ33、保持部材34およびバックアップ部材35を備えている。印刷ヘッド駆動部14は、印刷ヘッド13をZ方向およびY方向に駆動する。印刷ヘッド13は、印刷ヘッド駆動部14によってY方向(前後方向)のうちの一の方向(本実施の形態では前方とする)に駆動されることで、メッシュスクリーン22上に供給されたペーストPstを掻き寄せる動作(「スキージング」と称する)を行う。
【0016】
図1および
図2において、印刷ヘッド13のヘッドベース31は、印刷ヘッド駆動部14によって直接駆動される部分であり、全体としてX方向に延びた形状を有している。スキージ保持部32はヘッドベース31の下端から下方に延びた部材であり、スキージ33の上端部を保持する。スキージ33は全体として矩形の板状部材から成り、ウレタン等の弾性材料から構成されている。スキージ33はスキージングの際、メッシュスクリーン22上でペーストPstを掻き寄せる部材であり、下端側がスキージング時における進行方向(前方)とは反対の方向(後方)に斜めに延びている。スキージ33の下端は下方に突出した角部33Eとなっている(
図2)。
【0017】
図1および
図2において、保持部材34はX方向に延びた板状の部材から成り、スキージ保持部32の下端部からスキージ33のペースト掻き寄せ面(ここでは前面)に沿って設けられている。バックアップ部材35もX方向に延びた板状の部材から成り、スキージ保持部32の下端部からスキージ33のペースト掻き寄せ面とは反対側の面(ここでは後面)に沿って設けられている。すなわちスキージ33は、スキージ保持部32の下部に、保持部材34とバックアップ部材35とによって挟まれた状態で取り付けられている(
図2)。バックアップ部材35は下端側がスキージ33の下端部(角部33E)の近傍まで延びている。
【0018】
このような構成のスクリーン印刷装置1によって、基板KBが有する複数の凸部TBそれぞれの表面(詳細にはパターン形成領域PR内の表面)にペーストPstを印刷して印刷パターンを形成する場合には、先ず、基板ステージ11の基板保持面11Mに基板KBを保持させる。そして、基板ステージ移動機構11Kによって、基板ステージ11を(すなわち基板KBを)スクリーンマスク12の下方に位置させる(
図2)。このとき基板KBは、
図4(
図2におけるV1-V1断面図)に示すように、凸部TBの上面がメッシュスクリーン22と接触しない位置に位置される。また、基板ステージ移動機構11Kは基板KBのパターン形成領域PRの水平方向(XY面に沿う方向)の位置をメッシュスクリーン22の印刷開口22Kの位置に合わせる。
【0019】
基板ステージ11がスクリーンマスク12の下方に位置したら、印刷ヘッド駆動部14は、印刷ヘッド13をスクリーンマスク12の後部に位置させる。このとき印刷ヘッド13は、スキージ33のペースト掻き寄せ面(前面)がメッシュスクリーン22上に供給されたペーストPstよりも後方に位置し、かつ、角部33Eがメッシュスクリーン22に接触しない位置に位置される(
図2)。
【0020】
印刷ヘッド駆動部14は、印刷ヘッド13をスクリーンマスク12の後部に位置させたら、印刷ヘッド13を下降させて(
図5中に示す矢印A)、印刷ヘッド13を初期位置に位置させる。印刷ヘッド13が初期位置に位置した状態では、スキージ33の角部33Eはメッシュスクリーン22に当接してその部分を押し下げる(
図5、
図6および
図7(a))。ここで、
図6は
図5におけるV2-V2断面図であり、
図7(a)は
図6におけるV3-V3断面図である。
【0021】
印刷ヘッド13が初期位置に位置してスキージ33の角部33Eがメッシュスクリーン22に当接している部分は、
図7(b)に示すように、帯状の領域(以下、「スキージ当接部22Q」と称する)となる。ここで、
図7(b)は、
図7(a)に示す箇所のメッシュスクリーン22の平面図である。印刷ヘッド13が初期位置に位置した状態では、スキージ33の下端部(角部33E)は、
図7(a)に示すように、基板KBの凸部TBの高さH1よりも低く、主面SMの高さH2よりも高い位置に位置する。
【0022】
印刷ヘッド駆動部14は、印刷ヘッド13を初期位置に位置させたら、印刷ヘッド13を前方に移動させる(
図8中に示す矢印B)。これによりスキージ33の角部33Eはメッシュスクリーン22に当接したまま前方に移動し、メッシュスクリーン22上のペーストPstを前方に掻き寄せる。スキージ33が前方に移動することによってスキージ33の角部33Eが基板KBの凸部TBに達すると、スキージ33の角部33Eは凸部TBの表面形状に倣うように弾性変形しつつ、メッシュスクリーン22の一部を凸部TBの表面に倣わせながら押し付ける(
図9および
図10(a))。ここで、
図9は
図8におけるV4-V4断面図であり、
図10(a)は
図9におけるV5-V5断面図である。
【0023】
スキージ33の角部33Eが凸部TBの表面形状に倣った状態では、
図10(b)に示すように、スキージ当接部22Qのうちメッシュスクリーン22が凸部TBに接触している部分(接触部分S1)は、その両側のメッシュスクリーン22が凸部TBと接触していない部分(非接触部分S2)よりも前後に広がった形状になる。これは、スキージ33の角部33Eのうち、凸部TBの表面形状に倣っている部分の変形量が、凸部TBの表面形状に倣っていない部分(凸部TBの両側方の部分)の変形量よりも大きくなるからである。なお、
図10(b)は
図10(a)に示す箇所のメッシュスクリーン22の平面図であり、
図10(b)中に示す領域SRは、メッシュスクリーン22が凸部TBと接触している領域である。メッシュスクリーン22の領域SRの部分は凸部TBの表面形状に倣った状態で接触する。この領域SRは、スキージ33の前方への移動に伴って前方へ移動する。
【0024】
印刷ヘッド13が更に前方に進行すると、スキージ33の角部33Eは基板KBの凸部TBに密着したメッシュスクリーン22の印刷開口22Kの上を通過する。このときスキージ33の角部33EはペーストPstを基板KB側に押し出すので、凸部TBの表面には印刷開口22Kを通してペーストPstが塗布される。
【0025】
メッシュスクリーン22のうち、スキージ33の角部33Eが通過した部分は、メッシュスクリーン22自身の復元力によって元の状態(スキージ33によって下方に押される前の状態)に復帰しようとする。このためスキージ33の角部33Eが通過した後のメッシュスクリーン22は凸部TBの表面から離間し、いわゆる版離れがなされる。これにより凸部TBの表面(詳細にはパターン形成領域PRの表面)に、印刷開口22Kの形状に応じた形状の印刷パターンPPTが形成された状態となる(
図11)。
【0026】
ここで、スキージ33は角部33Eを凸部TBの表面形状に倣わせている間、角部33Eを通じて凸部TBから押し上げられる方向(反り方向)の大きな反力Rを受けるが(
図10(a))、スキージ33の後面にはバックアップ部材35が設けられているため、角部33Eのような局部的な部分を除いて、スキージ33の全体が反り変形することはない。このためスキージ33は凸部TBにメッシュスクリーン22を広い範囲で凸部TBの表面に密着させることができる。また、適切な印圧で印刷開口22KにペーストPstを押し込むので、凸部TBの曲面状の表面の広い領域に、確実に、印刷パターンPPTを形成することができる。
【0027】
このように本実施の形態におけるスクリーン印刷装置1は、印刷パターンPPTを形成するための印刷開口22Kが形成されたスクリーンとしてのメッシュスクリーン22と、下端に角部33Eを有する板状部材から成るスキージ33と、スキージ33の角部33Eでメッシュスクリーン22を凸部TBの表面に押し付けて凸部TBの頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながら移動させることにより、印刷開口22KからペーストPstを基板KB側に押し出して凸部TBの頂部に印刷パターンPPTを形成させるスキージ移動手段としての印刷ヘッド駆動部14を備え、基板KBの主面SMから上方に突出した凸部TBの表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成する構成となっている。
【0028】
上記構成のスクリーン印刷装置1を用いた本実施の形態におけるスクリーン印刷方法は、印刷パターンPPTを形成するための印刷開口22Kが形成されたメッシュスクリーン22をスキージ33で凸部TBの表面に押し付けて凸部TBの頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながらスキージ33を移動させることにより、印刷開口22KからペーストPstを基板KB側に押し出して、凸部TBの頂部に印刷パターンPPTを形成するものである。この方法では、スキージ33が凸部TBの形状に倣って弾性変形し、メッシュスクリーン22を凸部TBの頂部の形状に倣わせるので、凸部TBの曲面状の表面に確実に、印刷パターンPPTを形成することができる。
【0029】
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷装置1(スクリーン印刷方法)によれば、印刷パターンPPTを形成するための印刷開口22Kが形成されたスクリーン(メッシュスクリーン22)をスキージ33で凸部TBに押し付けて凸部TBの頂部の形状に倣わせ、その状態を維持しながらスキージ33を移動させることにより、印刷開口22KからペーストPstを基板KB側に押し出して凸部TBの頂部に印刷パターンPPTを形成するようになっているので、基板KBの主面SMから突出した凸部TBの表面に、確実に、印刷パターンPPTを形成することができる。
【0030】
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態において示した基板KBの凸部TBの形状は一例であり、凸部TBの形状は必ずしも
図3(
図11)において示したものに限定されない。また、実施の形態において示した印刷パターンPPTは一例であり、
図10において示したものに限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0031】
主面から突出した凸部を有する基板に対し、その基板の凸部の表面にスクリーン印刷によって印刷パターンを形成することができるスクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置を提供する。
【符号の説明】
【0032】
1 スクリーン印刷装置
14 印刷ヘッド駆動部(スキージ移動手段)
22 メッシュスクリーン(スクリーン)
22K 印刷開口
33 スキージ
35 バックアップ部材
KB 基板
SM 主面
TB 凸部
PPT 印刷パターン
Pst ペースト