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特開2023-27898特装車制御装置および特装車制御装置管理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023027898
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】特装車制御装置および特装車制御装置管理システム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20230224BHJP
   B65F 3/00 20060101ALI20230224BHJP
   G06Q 10/20 20230101ALI20230224BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20230224BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20230224BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20230224BHJP
【FI】
G08G1/00 D
B65F3/00 L
G06Q10/00 300
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021133252
(22)【出願日】2021-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】000163095
【氏名又は名称】極東開発工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092956
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 栄男
(74)【代理人】
【識別番号】100101018
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 正
(72)【発明者】
【氏名】今岡 大策
(72)【発明者】
【氏名】尾原 歩希
【テーマコード(参考)】
3E024
5H181
5L049
【Fターム(参考)】
3E024AA07
3E024BA01
3E024CA02
3E024DB03
3E024GA01
3E024HB10
3E024HD04
5H181AA07
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB08
5H181BB12
5H181BB13
5H181BB17
5H181BB18
5H181CC04
5H181FF04
5H181FF10
5H181FF13
5H181FF27
5H181MB07
5H181MB08
5L049CC15
(57)【要約】
【課題】 時計機能を有していない特装車制御装置であっても、異常状態となった時刻を推定するシステムを提供する。
【解決手段】 架装物側制御装置UK(図2参照)は、エラーを検出すると、自身に記憶している積算稼動累積度データを検出する(S3)。そして、読み出した積算稼動累積度データと検出したエラーを組み合わせた紐付けデータをユーザ携帯装置160に送信する(S5)。ユーザ携帯装置160はかかる紐付けデータを受信すると、特装車管理サーバ100へユーザID1001の紐付けデータとして送信する。特装車管理サーバ100は、かかる紐付けデータを受信すると、当該ユーザの履歴データとして記憶する。
【選択図】 図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置であって、
前記制御対象装置の異常状態を検出する異常状態検出手段、
前記制御対象装置から稼働データを受け取ると、当該制御対象装置の積算稼動累積度データを演算する積算稼動累積度データ演算手段、
前記異常状態検出手段が前記異常状態を検出すると、前記積算稼動累積度データ演算手段から演算した積算稼動累積度データを受け取って、前記異常状態と積算稼動累積度データとを関連づけた関連データを生成する生成手段、
を備えたことを特徴とする特装車車両側制御装置。
【請求項2】
請求項1の特装車車両側制御装置、および、
前記特装車車両側制御装置から直接又は間接に前記関連データを受け取ると、記憶するコンピュータ装置、
を備え、
前記コンピュータ装置は時計機能を有し、
前記特装車車両側制御装置は、前記関連データを前記コンピュータ装置に送信する送信手段を有すること、
を特徴とする特装車制御装置管理システム。
【請求項3】
請求項2の特装車制御装置管理システムにおいて、
前記送信手段は、当該制御対象装置の積算稼動累積度データをあらかじめ定められた送信条件で、前記コンピュータ装置に送信し、
前記コンピュータ装置は、特装車車両側制御装置から直接又は間接に前記積算稼動累積度データを受け取ると、前記関連データとの時系列関係がわかるように記憶すること、
を備えたことを特徴とする特装車制御装置管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、特装車制御装置および特装車制御装置管理システムに関し、特に、異常状態の管理に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、塵芥車の油圧機器30の稼働状況を収集して記憶するコントロールユニットが開示されている。このコントロールユニットには、USBケーブルを介して携帯用パーソナルコンピュータが接続可能であり、コントロールユニットに記憶された情報を読み込み、稼働状況、メンテナンスが必要な部位及びメンテナンス履歴を収集することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許5147485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のコントロールユニットを用いた稼働状況の収集技術には以下の問題があった。
【0005】
サービスマンはUSBケーブルを介して前記情報を検出するが、エラーが発生した時刻がわからないという問題がある。もちろん、コントロールユニット内に時計機能を搭載すれば、かかる問題は解決するが、既にユーザが使用している特装車に、後付けでそのような機能を搭載することは煩雑である。
【0006】
この発明は、上記問題を解決し、時計機能を有していない特装車制御装置であっても、異常状態となった時刻を推定するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明にかかる特装車制御装置は、特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車制御装置であって、前記制御対象装置の異常状態を検出する異常状態検出手段、前記制御対象装置の稼働データに基づいて、当該制御対象装置の積算稼動累積度データを決定する積算稼動累積度データ決定手段、前記異常状態検出手段が前記異常状態を検出すると、前記積算稼動累積度データ決定手段が決定した積算稼動累積度データを受け取って、前記異常状態と積算稼動累積度データとを関連づけた関連データを生成する生成手段、を備えている。したがって、前記異常状態と積算稼動累積度データとを関連づけた関連データを生成できる。
【0008】
(2)本発明にかかる特装車制御装置管理システムは、前記特装車制御装置、および、前記特装車制御装置から直接又は間接に前記関連データを受け取ると、記憶するコンピュータ装置を備え、前記コンピュータ装置は時計機能を有し、前記特装車制御装置は、前記関連データを前記コンピュータ装置に送信する送信手段を有する。
【0009】
したがって、前記コンピュータ装置にて受信した際に記憶した時刻から、前記異常状態の発生時期を推定することができる。
【0010】
(3)本発明にかかる特装車制御装置管理システムにおいては、前記送信手段は、当該制御対象装置の積算稼動累積度データをあらかじめ定められた送信条件で、前記コンピュータ装置に送信し、前記コンピュータ装置は、特装車制御装置から直接又は間接に前記積算稼動累積度データを受け取ると、前記関連データとの時系列関係がわかるように記憶する。したがって、前記関連データおよび前記積算稼動累積度データを参照して、前記異常状態の発生時期を推定することができる。
【0011】
請求項にて用いた用語と、実施形態における対応について説明する。
【0012】
「制御対象装置」とは、実施形態では、油圧ポンプP、マルチバルブMV、各種シリンダA1~A4、昇降体4、圧縮板5などが該当する。
【0013】
「特装車制御装置」は、実施形態では、車両側制御装置UV、架装物側制御装置UKおよびキャビン内制御装置UFが該当する。
【0014】
「特装車架装物制御装置」とは、実施形態では架装物側制御装置UKが該当する。
【0015】
「異常検出手段208」は、各種のセンサによる異常信号の検出処理および、各種センサからの数値に基づいて、異常か否かを判定する架装物側制御装置UKの処理を含む。後者の例としては、たとえば、マルチバルブMV内にプレッシャレギュレータを設け、供給油圧を所定の設定値以上に規制するプレッシャレギュレータの設定値を診断時の圧力値として用いて、異常状態を検出することが該当する。
【0016】
また、実施形態における「装置異常」とは、各種のセンサによって判断される異常状態であり、直接センサが直接、異常を検出する場合、あるパラメータ値(たとえば電流値)を計測する機器からの検出値に基づいて判断部がこれを判断する場合のいずれも含む。
【0017】
また「コンピュータ装置」とは、実施形態では、特装車管理サーバ100および、ユーザ携帯装置160のいずれも含むが一方のみであってもよい。たとえば、実施形態では、特装車制御装置201からユーザ携帯装置160を介して間接的に、積算稼動累積度データを受け取って記憶する特装車管理サーバ100がコンピュータ装置である。一方、特装車制御装置210から直接、積算稼動累積度データを受け取って記憶する場合、ユーザ携帯装置160がコンピュータ装置である。なお、特装車管理サーバ100およびユーザ携帯装置160の双方であってもよい。
【0018】
「関連データ」とは、「異常状態」と「積算稼動累積度データ」とを関連づけたデータをいい、実施形態では、紐付けデータが該当する。なお、本実施形態においては、エラーが継続している状態で、定時または随時送信タイミングで積算稼動累積度データが送信されると、紐付けデータとして送信される。このように、エラー解除するまでの間は、前記紐付けデータである。図10B場合、積算回数123回および211回のデータは、エラーデータと関連づけられているため、紐付けデータに該当する。
【0019】
「積算稼動累積度データ」とは制御対象装置の積算稼動数を特定するデータをいい、実施形態の積算積込回数、積算テールゲート(TG)上昇回数などの累積回数はもちろん、PTO稼働時間のような累積時間を含む。
【0020】
「特装車の識別子」とは特装車のIDであり、実施形態では製造番号が該当する。
【0021】
また、実施形態における制御手段205における決定処理、異常検出処理、生成処理、および送信処理が、それぞれ、積算稼動累積度データ決定手段、異常状態検出手段、生成手段および送信手段に該当する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】特装車制御装置管理システム1において採用する塵芥収集車Vについて一部を破断した全体側面図である。
図2】塵芥収集車Vにおける各部の制御関係を説明するための概略図である。
図3】特装車制御装置管理システム1の機能ブロック図である。
図4】特装車管理サーバ100のハードウェア構成を示す図である。
図5】ユーザ別車両データ、関連データの一例を示す図である。
図6】ユーザ携帯装置160のハードウェア構成を示す図である。
図7】実施形態における紐付けデータのデータ構造を示す図である。
図8】書き込み時のフローチャートである。
図9】読み出し時のフローチャートである。
図10】積算稼動累積度データからおこなう時刻の推測を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明における実施形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
(1.特装車の説明)
まず、本特装車制御装置管理システム1で用いる特装車である塵芥収集車Vについて説明する。
【0025】
図1に示す塵芥収集車Vは、ベース車両Vbと、そのベース車両Vbの組立完成後にその車体F上に架装される塵芥収集作業用の架装物Kとから構成されている。ベース車両Vbには車両側制御装置UVが、また架装物Kには架装物側制御装置UKがそれぞれ配備されている。
【0026】
図2に示すように、ベース車両Vbの車体Fには、エンジンE、バッテリB、電動モータM、動力選択取出機構PS、および車両側制御装置UVが搭載されている。
【0027】
エンジンEは車輪Wに駆動力を付与する。電動モータMはバッテリBにインバータ12を介して接続されてバッテリBからの電力で作動する。動力選択取出機構PSは、エンジンE及び電動モータMを含む駆動系としての車輪駆動系DからエンジンE又は電動モータMの動力を選択的に取出可能である。車両側制御装置UVはマイコンを主要部として構成されており、エンジンE、電動モータM、バッテリB及び電磁クラッチ11を制御する。エンジンEを始動操作するためのスタータスイッチS-SWも、車両側制御装置UVに接続されている。
【0028】
なお、車両側制御装置UVと、エンジンE、電動モータM及びバッテリBとの各間は、実際には複数の電力線及び/又は信号線で各々接続されるが、その表示を図2では簡略的に示している。
【0029】
動力取出装置PTOの出力側は、架装物Kの一部である油圧ポンプPに連動、連結される。また、動力取出装置PTOは、車両側制御装置UVに接続されており、同じく車両側制御装置UVに接続された動力取出スイッチP-SWへの操作入力に応じて、変速機10(図1参照)の出力を車輪W側と油圧ポンプP側とに選択的に切り換えて伝達する。具体的には、動力取出スイッチP-SWがオフ(OFF)の状態では、変速機10の出力が車輪W側に伝達されて走行駆動に利用される。これに対して、同スイッチP-SWがオン操作された状態では、変速機10の出力が油圧ポンプP側に伝達されてポンプ駆動に利用される。
【0030】
架装物Kは、後端を開放したボックス状の塵芥収容箱1をベース体(架装物本体)としており、この塵芥収容箱1は、ベース車両Vbの車体F上に後付けで搭載、固定される。塵芥収容箱1の後端には塵芥投入箱3が連設されている。塵芥投入箱3は、塵芥を塵芥収容箱1内に投入するための塵芥投入口3aを後端に有する。開閉扉3tは塵芥投入口3aを開閉する。
【0031】
塵芥投入箱3内には、作業機としての塵芥積込装置2が設けられる。塵芥積込装置2は、投入箱3が積込位置にあるときに、投入箱3内の投入塵芥を塵芥収容箱1内に強制的に積み込む。
【0032】
塵芥積込装置2の構造は、圧縮板式と呼ばれる従来周知のものであり昇降体4、第2シリンダA2、圧縮板5、第3シリンダA3とを有する。昇降体4は、塵芥収容箱1の後端開口1aに臨む位置で塵芥投入箱3の左右両側壁に昇降可能に支持されている。第2シリンダA2は、昇降体4と、その昇降体4を強制昇降させる。圧縮板5は、昇降体昇降用の第2シリンダA2と、塵芥投入箱3内でその横幅一杯に延び且つ昇降体4の下部に前後回動可能に軸支されている。第3シリンダA3は圧縮板5を強制回動させる。
【0033】
また、図1に示す塵芥投入箱3の塵芥投入口3a周辺の外面には後部操作盤CRが固定、支持されている。後部操作盤CRには、操作スイッチCR-SW1~3、第1動力源選択スイッチM-SW1、および報知ランプL1~L5が設けられる。操作スイッチCR-SW1~3は、塵芥積込装置2の作動態様を選択操作する。特に操作スイッチCR-SW3は危険状態の場合に緊急停止を指示するスイッチである。第1動力源選択スイッチM-SW1はオン操作されたときモータ選択信号を出力する。これにより、油圧ポンプPはエンジンEで駆動されるエンジン駆動状態から、電動モータMで駆動されるモータ駆動状態に切り換えられる。
【0034】
図1に示すように、ベース車両Vbの運転室内には、操作盤CFを有するキャビン内制御装置UFが設けられている。キャビン内制御装置UFは図2に示すように、マイコン61、近距離無線通信ユニット63、アンテナ65、および操作盤CFを有する。
【0035】
操作盤CFには、操作スイッチCF-SW1~3、第2動力源選択スイッチM-SW2、および報知ランプL1~L5が設けられる。操作スイッチCF-SW1~3は、操作スイッチCR-SW1~3と同様、塵芥積込装置2及び塵芥排出装置7の作動態様を選択操作する。第2動力源選択スイッチM-SW2は、前記第1動力源選択スイッチM-SW2と同様、オン操作されたときモータ選択信号を出力する。
【0036】
油圧ポンプPとマルチバルブMVには図示しない圧力センサが設けられている。かかる圧力センサの検出値は架装物側制御装置UKに与えられる。架装物側制御装置UKは検出値が異常であれば、キャビン内制御装置UFを介して、後述するように、積算稼動累積度データとともに、ユーザ携帯装置160に送信する。かかる異常時の送信処理は他のセンサからの異常についても同様である。
【0037】
たとえば、架装物側制御装置UKは、各種の操作スイッチのオン、オフ信号、タイマーからの信号、負荷量検知部(図示せず)からの信号、および温度検出センサからの信号に基づき、エラー検出をすることができる。かかるエラー検出については従来と同様であるので説明は省略する。
【0038】
架装物側制御装置UKは、積算稼動累積度データとして、積算積込回数、積算TG上昇回数、およびPTO稼動時間を記憶している。架装物側制御装置UKは、新たに積込指令、積算TG上昇指令、およびPTO稼動指令を受け取ると、これに基づいて、積算積込回数、積算TG上昇回数、およびPTO稼動時間の各データを更新する。かかる処理は従来と同様である。
【0039】
また、図1に示すように、塵芥投入箱3の上部にはカメラ53が設けられている。かかるカメラ53からの画像は、制御ユニットボックスUKB内に設けられた画像処理部51にて画像が解析される。画像処理部51は架装物側制御装置UKと接続されており、前記画像解析により危険状態と判断すると架装物側制御装置UKに緊急停止信号を出力する。すなわち操作スイッチCR-SW3が押された状態と同じとなる。
【0040】
なお本実施形態においては、特装車として塵芥収集車を例として説明したが、塵芥収集車には限定されない。
【0041】
2. 特装車制御装置管理システム1の全体概要
特装車制御装置管理システム1は、図3に示すように、特装車に搭載された制御対象装置210を制御する特装車制御装置201を管理するシステムであって、特装車管理サーバ100、ユーザ携帯装置160、ユーザ側管理者端末装置120および特装車180aを備えている。
【0042】
特装車180aの特装車制御装置201について説明する。特装車制御装置201は、積算稼動累積度データ記憶手段202、近距離無線送受信手段203、特装車特定データ記憶手段204、および制御手段205を有する。
【0043】
積算稼動累積度データ記憶手段202は、制御対象装置210の積算稼動累積度データを記憶する。近距離無線送受信手段203は、特装車制御装置201の近距離無線送受信手段164と近距離無線通信によって接続する。
【0044】
特装車特定データ記憶手段204は、特装車を特定する特装車の識別子データを記憶する。積算稼動累積度データ記憶手段206は、制御対象装置210の積算稼動累積度データを記憶する。制御手段は、下記の積算稼動累積度データの決定処理、異常検出処理、生成処理、および送信処理を行う。
【0045】
決定処理:制御対象装置210の稼働データに基づいて、制御対象装置210の積算稼動累積度データを決定する。
【0046】
異常検出処理:制御対象装置210の異常状態を検出する。
【0047】
生成処理:前記異常状態を検出すると、前記決定した積算稼動累積度データを受け取って、前記異常状態と積算稼動累積度データとを関連づけた関連データを生成する。
【0048】
送信処理:生成した関連データをユーザ携帯装置160に送信する。
【0049】
また、制御手段207は積算稼動累積度データ記憶手段205に記憶された積算稼動累積度データをあらかじめ定められた送信条件に基づき、近距離無線送受信手段203で送信する。
【0050】
決定処理:制御対象装置210の稼働データに基づいて、制御対象装置210の積算稼動累積度データを決定する。
【0051】
異常検出処理:制御対象装置210の異常状態を検出する。
【0052】
生成処理:前記異常状態を検出すると、前記決定した積算稼動累積度データを受け取って、前記異常状態と積算稼動累積度データとを関連づけた関連データを生成する。
【0053】
送信処理:生成した関連データをユーザ携帯装置160に送信する。
【0054】
ユーザ携帯装置160は、近距離無線送受信手段164、積算稼動累積度データ管理手段165、および転送手段167を有する。
【0055】
転送手段167は、近距離無線送受信手段164に特装車制御装置201と無線通信接続させ、特装車制御装置201から関連データを受け取ると、特装車管理サーバ100に送信する。積算稼動累積度データ管理手段165は、近距離無線送受信手段164に特装車制御装置201と無線通信接続させ、架装物の積算稼動累積度データを取得するとともに、取得した積算稼動累積度データを、定められた送信条件に基づいて特装車管理サーバ100に送信する。
【0056】
特装車管理サーバ100は、関連データ記憶手段105、制御手段109を備えている。
【0057】
関連データ記憶手段105は、ユーザ携帯装置160から送信された前記関連データを複数、時系列順に記憶する。また、ユーザ携帯装置160から受信した積算稼動累積度データを複数、時系列順に記憶する。これらの処理は制御手段105が行う。
【0058】
3.ハードウェア構成
(3.1 特装車管理サーバ100のハードウェア構成)
特装車管理サーバ100を、CPUを用いて構成したハードウェア構成について、図4を用いて説明する。
【0059】
特装車管理サーバ100は、CPU23、メモリ27、ハードディスク26、モニタ30、光学式ドライブ25、入力デバイス28、通信ボード31、およびバスライン29を備えている。CPU23は、ハードディスク26に記憶された各プログラムにしたがいバスライン29を介して、各部を制御する。
【0060】
ハードディスク26は、オペレーティングシステムプログラム26o(以下OSと略す)、メインプログラム26m、ユーザ別車両データ記憶部26c、積算稼動累積度データ記憶部26dおよび関連データ記憶部26Sを有する。
【0061】
ユーザ別車両データ記憶部26cのデータ構造を図5Aに示す。ユーザ別車両データ26cはユーザIDごとに当該ユーザが管理する特装車の製造番号および型式データが対応づけて記憶されている。
【0062】
関連データ記憶部26Sに記憶される関連データのデータ構造を図5Bに示す。関連データは、製造番号に対応付けて、エラー情報、積算積込回数、積算TG上昇回数、PTO稼働時間、および位置データが記憶されている。かかる積算稼動累積度データ関連データはユーザ携帯装置160を介して与えられる。
【0063】
また、図5Bには、エラー情報と紐付けされていない積算稼動累積度データも時系列順に記憶されている。かかる積算稼動累積度データは後述するように、定期的又はユーザの操作に基づいて、ユーザ携帯装置160から送信されたものである。
【0064】
本実施形態においては、オペレーティングシステムプログラム(OS)26oとして、Windows 10(登録商標または商標)を採用したが、これに限定されるものではない。
【0065】
なお、上記各プログラムは、光学式ドライブ25を介して、プログラムが記憶されたCD-ROM25aから読み出されてハードディスク26にインストールされたものである。なお、CD-ROM以外に、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等のプログラムをコンピュータ可読の記録媒体から、ハードディスクにインストールさせるようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてダウンロードするようにしてもよい。
【0066】
本実施形態においては、プログラムをCD-ROMからハードディスク26にインストールさせることにより、CD-ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させるようにしている。しかし、これに限定されることなく、CD-ROMに記憶させたプログラムを光学式ドライブ25から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、そのままインストールするだけで直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを、解凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含む。
【0067】
(3.2 ユーザ携帯装置160のハードウェア構成)
ユーザ携帯装置160について図6を用いて説明する。同図は、ユーザ携帯装置160を、CPUを用いて構成したハードウェア構成の一例である。
【0068】
ユーザ携帯装置160は、一般的なスマートフォンの構成であり、CPU123、メモリ127、フラッシュメモリ126、表示部130、無線通信部128、操作部125、音声入出力部124、位置情報検出部122、近距離無線通信ユニット121、およびバスライン129を備えている。位置情報検出部122は、GNSS(Global Navigation Satellite System)により位置情報を検出するモジュールである。近距離無線通信ユニット121はBluetooth(登録商標)規格での通信をおこなう。本実施形態においては、OSとしてiOS(商標)を採用したがこれに限定されない。
【0069】
CPU123は、フラッシュメモリ126に記憶された各プログラムにしたがいバスライン129を介して、各部を制御する。
【0070】
フラッシュメモリ126は、オペレーティングシステムプログラム126o(以下OSと略す)、メインプログラム126mを有する。
【0071】
メインプログラム126mの処理は後述する。
【0072】
本実施形態においては、近距離無線通信ユニットとして、Bluetooth(登録商標)を採用したが、これに限定されない。
【0073】
積算稼動累積度データは、以下の手順でユーザ携帯装置160から特装車管理サーバ100に送信される。CPU123はメインプログラム126mに基づいて、特装車制御装置201と定期的に(たとえば30秒毎)近距離無線で接続するとともに、積算稼動累積度データの取得命令を与える。特装車の特装車制御装置201はかかる取得命令を受けとると、架装物側制御装置UK内のメモリ(図2にて図示せず)に記憶されている積算稼動累積度データを、ユーザ携帯装置160に送信する。CPU123はかかる積算稼動累積度データを受け取ると、これを特装車管理サーバ100に送信する。
【0074】
また、本実施形態においては、特装車制御装置201から図7Bに示すような関連データを受け取り、かかるデータは、特装車管理サーバ100に送信される。
【0075】
(3.3 ユーザ側管理者端末装置120のハードウェア構成)
ユーザ側管理者端末装置120のハードウェア構成は、ブラウザプログラムを搭載した一般的なコンピュータ装置と同様であるので説明は省略する。
【0076】
4.関連データ記憶処理
(4.1 第1実施形態)
図8を用いて、ユーザID1001のユーザが製造番号18R830001Mの特装車の異常状態検出手段208から、ユーザ携帯装置160が関連データを受信する場合について説明する。また、この場合、特装車管理サーバ100の関連データ記憶部26Sに図5Bに示す関連データが記憶されている場合とする。
【0077】
ユーザ携帯装置160の操作者は、ユーザID1001で特装車管理サーバ100にIDとPWを用いてログインする。かかるログイン処理は一般的なログイン処理なので説明は省略する。
【0078】
かかるログイン処理がなされると、特装車制御装置の架装物側制御装置UKは、エラーを検出するか否か判断しており(図8ステップS1)、エラーを検出すると、自身に記憶している積算稼動累積度データを検出する(ステップS3)。本実施形態においては、積算稼動累積度データとして、積算積込回数、積算TG上昇回数、およびPTO稼働時間を採用した。
【0079】
架装物側制御装置UKは、読み出した積算稼動累積度データと検出したエラーを組み合わせた紐付けデータ(関連データ)をユーザ携帯装置160に送信する(ステップS5)。紐付けデータの一例を図7Aに示す。なお、紐付けデータをユーザ携帯装置160に送信する際に、自身の製造番号18R830001Mを付与して送信する。
【0080】
ユーザ携帯装置160は、かかる紐付けデータを受信するか否か判断しており(図8ステップS11)、かかるデータを受信すると、特装車管理サーバ100へユーザID1001として送信する。紐付けデータの一例を図7Bに示す。この紐付けデータは、特装車を特定するための製造番号が付与されている。
【0081】
特装車管理サーバ100は、かかる紐付けデータを受信するか否か判断しており(図8ステップS21)、かかるデータを受信すると、当該ユーザの履歴データとして記憶する。紐付けデータが追記されたデータテーブルの一例を図5Cに示す。図5Bに比べて、製造番号18R830001Mの特装車の関連データとして、装置異常「センサ1」、積算積込回数「61781」、積算TG上昇回数「1996」、PTO稼働時間41993、位置「34.818781, 135.00468」が追記されている。
【0082】
かかる関連データは以下のように利用することができる。たとえば、ユーザ側管理者端末装置120からこれを読み出すことで、時刻データが付与されていなくとも、エラーが起きた時刻を、積算回数から推定することができる。これは積算回数が時刻データと完全に一致はしていないが、ある程度の相関関係があるためである。また、塵芥収集車の場合、移動ルートはおおまかに決まっているため、どこで起きたのかを把握できることにより、おおまかなエラー発生時刻を知ることができる。
【0083】
なお、本実施形態においては、受け取った関連データを時系列順に記憶しているので積算回数の順に並べる必要がない。ただし、これについては任意である。
【0084】
図9を用いて、ユーザ側管理者端末装置120における読み出し処理について説明する。
【0085】
ユーザ側管理者端末装置120の操作者は、ユーザID1001で特装車管理サーバ100にログインする。ログイン処理について一般的なブラウザプログラムをもちいて行えばよい。
【0086】
ログイン後、特装車管理サーバ100から初期画面が送信されると、ユーザ側管理者端末装置120のモニタに初期画面を表示する(ステップS31)。
【0087】
ユーザ側管理者端末装置120のCPU(図示せず)は初期画面に表示されている「車両一覧表示ボタン」(図示せず)を選択されるか否か判断しており、選択されると、車両一覧データ要求を特装車管理サーバ100へ送信する(ステップS35)。特装車管理サーバ100のCPU23は、かかる要請を受信するか否か判断しており(ステップS41)、これを受信すると車両一覧画面データを作成し、送信する(ステップS43)。なお、ユーザID1001の登録車両は、図5Aのユーザ別車両データを参照すればよい。
【0088】
ユーザ側管理者端末装置120のCPUは、かかるデータを受信するか否か判断しており(ステップS51)、受信すると、車両一覧画面データを表示する(ステップS53)。
【0089】
ユーザ側管理者端末装置120のユーザは車両一覧画面データから紐付けデータの参照を希望する車両を特定する。
【0090】
ユーザ側管理者端末装置120のCPUは、かかる選択があるか否か判断しており(ステップS55)、選択があると、紐付けデータを要求する(ステップS57)。
【0091】
特装車管理サーバ100のCPU23は、かかる要求を受信するか否か判断しており(ステップS61)、これを受信すると当該特装車の紐付けデータを送信する(ステップS63)。この場合、図5Cに示す紐付けデータが送信される。
【0092】
ユーザ側管理者端末装置120のCPUは、かかるデータを受信するか否か判断しており(ステップS71)、受信すると、この紐付けデータを表示する(ステップS73)。
【0093】
なお、図8のフローチャートとは別に、積算稼動累積度データは特装車制御装置201からユーザ携帯装置160に、定期的にまたは不定期に送信される。ユーザ携帯装置160はかかるデータを受け取ると、これを特装車管理サーバ100に送信する。特装車管理サーバ100はこれをエラーとは無関係な積算稼動累積度データとして追記する。かかる処理は従来と同様である。
【0094】
ユーザ側管理者端末装置120の操作者は、このような紐付けデータおよび積算稼動累積度データから、いつ頃発生したエラーなのかを、推定することができる。
【0095】
たとえば、図10Aに示すように、積算回数「70」:「エラー無し」と、積算回数「123」:「センサ1エラー」と、積算回数「211」:「エラー無し」とが記憶されており、現在時刻が時刻「t3」である場合、直近の積算回数「211」の時刻をたとえば、当該特装車の走行ルートなどから推測する。そして、積算回数「123」にて「センサ1エラー」が発生しているので、積算回数「211」:「エラー無し」の予測時刻から積算回数「123」の時刻を予想すればよい。このようにして、前記積算回数からエラー発生した大まかな時期を推測することができる。
【0096】
本実施形態においては、時刻推定を操作者がするようにしたが、かかる時刻推定はシステムが推定するようにしてもよい。
【0097】
たとえば、あるごみ収集業者の積込動作した間隔(時間)の平均値を記憶させておき、現在の積込回数からエラーが生じた積込回数までの差を時間換算させればよい。
【0098】
また、テールゲートリフターの場合も、上昇作動から特装車移動させた後、次の上昇までの平均時間を記憶させておき、現在の上昇回数からエラー回数の差を時間換算させればよい。
【0099】
本実施形態においては積算稼動累積度データと紐付けデータを混在させて受信順に記憶するようにしたが、かかるエラーがない積算稼動累積度データが存在することで、エラー発生時の推定がより容易となる。
【0100】
本実施形態においては、特装車管理サーバ100に記憶された関連データをユーザ側管理者端末装置120の操作者が読み出す場合について説明したが、ユーザ携帯装置160または他のコンピュータ装置(保守業者が使用するコンピュータ)から、関連データを読み出すようにしてもよい。
【0101】
(4.2 第2実施形態)
第1実施形態では、特装車管理サーバ100にエラー種別および応答処理の判断のためのデータを記憶しておき、ユーザ携帯装置160に、結果を送信するようにした。
【0102】
しかし、これに限定されず、ユーザ携帯装置160内に図5,6のデータをユーザ携帯装置160のフラッシュメモリ126に記憶しておき、特装車管理サーバ100と通信することなく、紐付けデータをユーザ携帯装置160に表示するようにしてもよい。
【0103】
(4.3 第3実施形態)
上記実施形態においては、積算稼動累積度データと紐付けデータとを混在させて受信順に記憶する際に、時計データを記憶させていない場合について説明した。しかし、これに限定されずユーザ側管理者端末装置120が架装物側制御装置UKから関連データを受信した時、またはユーザ側管理者端末装置120から特装車管理サーバ100への送信時にユーザ携帯装置160の管理する時計データを読み出して、かかる時刻データを追加した紐付けデータとして記憶するようにしてもよい。これにより、エラー発生時の時刻を得ることができる。また、エラー発生時以外も積算稼動累積度データと時刻データを対応づけて記憶するようにしてもよい。
【0104】
なお、このように、紐付けデータに時刻を対応づけて記憶させたとしても、ユーザ携帯装置160と架装物側制御装置UKとの通信を確保しているとは限らない。このような場合、エラーが生じたタイミングで、前記紐付けデータを作成しても、やはりエラー発生時は不明となる。
【0105】
このような場合も、前記エラー発生時の積算稼動累積度データを記憶しておくことで、架装物側制御装置UKとユーザ携帯装置160との間が通信できないタイミングであっても、エラー発生時を後からおおまかに推定できる。
【0106】
たとえば、エラー発生時は架装物側制御装置UKとユーザ携帯装置160とを接続しておらず、定期または随時(作業終了時など)に架装物側制御装置UKとユーザ携帯装置160とを接続していた場合、図10Bに示すように、積算回数「70」:「エラー無し」:時刻「t1」と、積算回数「123」:「センサ1エラー」と、積算回数「211」:「センサ1エラー」:時刻「t3」、積算回数「212」:「エラー無し」:時刻「t4」が得られたとする。
【0107】
この場合、積算回数「123」:「センサ1エラー」の前後の、時刻及び積算回数から、センサ1にてエラー発生した大まかな時期を推測することができる。このように異常状態でない場合の2つの積算回数および時刻データから、エラー発生時を推測することができる。
【0108】
なお、図10Bでは、異常状態でない場合の2つの積算回数および時刻データがある場合について説明したが、一方のみ時刻データがあれば、2つの積算回数から、エラー発生時を推測することができる。やり方としては図10Aの場合と同様にすればよい。
【0109】
なお、本実施形態においてはエラー発生時に前記紐付けデータを生成するようにしたが、エラー終了時にも前記紐付けデータを生成するようにしてもよい。これによりエラーの開始時刻だけでなく、終了時刻もわかる。
【0110】
また、図10Bでは、異常状態でない積算回数と、異常状態である紐付けデータの2つの時刻データからエラー開始時刻を推測する場合について説明したが、異常状態でない2つの積算回数から推測することもできる。たとえば、図1Bでは、センサー1のエラーを解除する時刻t3の積算回数を採用したが、センサー1のエラーを解除した後の、時刻t4の積算回数を採用してもよい。
【0111】
また、図10Bでは、2つの時刻データ(異常状態でない積算回数「70」と、異常状態である積算回数「211」)から、推測する場合について説明したが、異常状態でない2つの積算回数「70」、「217」から推測するようにしてもよい。
【0112】
また、図10Cに示すように、2つの時刻データ(異常状態である積算回数「110」:時刻「t11」と、積算回数「138」:時刻「t12」)から、推測することも可能である。このように、前後の時刻データは他のエラーが継続発生している状態であってもよい。
【0113】
本実施形態においては、前記制御対象装置の積算稼動累積度データをあらかじめ定められた送信条件で、前記コンピュータ装置に送信するようにしたが、異常状態でない場合、および/または異常状態である場合に、あらかじめ定められた送信条件で、前記コンピュータ装置に送信するようにしてもよい。
【0114】
(5.他の実施形態)
本実施形態においては、関連データ記憶部26Sに、関連データと積算稼動累積度データを混在させて記憶するようにした。しかしこれに限定されず、関連データとは別に記憶するようにしてもよい。この場合、関連データと積算稼動累積度データの時系列順がわかるようにしておけばよい。
【0115】
本実施形態においては、塵芥収集車を例として説明したが、塵芥収集車以外の特殊車両通行についても同様に適用できる。たとえば、荷受台昇降装置(テールゲートリフター)の場合、積算積込回数は上昇スイッチをオンとすることに1カウントされる荷受台昇降回数となる。
【0116】
本実施形態においては、積算稼動累積度データとして、積算積込回数、積算TG上昇回数、およびPTO稼働時間を採用したが、3つ全てを用いてく手もよいし、別の稼動回数を特定するデータの積算値であってもよい。
【符号の説明】
【0117】
UK 架装物側制御装置
100 特装車管理サーバ
160 ユーザ携帯装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10