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  • -油入電気機器の吸湿呼吸器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023028193
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】油入電気機器の吸湿呼吸器
(51)【国際特許分類】
   H01F 27/14 20060101AFI20230224BHJP
   H01F 27/12 20060101ALI20230224BHJP
【FI】
H01F27/14 B
H01F27/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021133747
(22)【出願日】2021-08-19
(71)【出願人】
【識別番号】000116666
【氏名又は名称】愛知電機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】田中 淳
(72)【発明者】
【氏名】尾脇 智史
【テーマコード(参考)】
5E050
【Fターム(参考)】
5E050EA10
(57)【要約】
【課題】小型かつ簡易な構成の吸湿呼吸器を提供する。
【解決手段】第1の吸気路兼排気路33と第2の吸気路兼排気路28と、第1の吸気路兼排気路33および第2の吸気路兼排気路28間に位置する吸気孔兼排気孔46を備えた弁体42によって呼吸弁14を構成する。弁体42は、薄膜に切込みを入れて吸気孔兼排気孔46を形成し、吸気・排気に伴い、切込みの周囲部分を反り返らせることにより、吸気孔兼排気孔46を形成し、択一的に吸気と排気を行う。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略中空筒状の筐体と、該筐体の上部に取り付けられる呼吸管と、前記筐体の下部中空部に取り付けられる呼吸弁からなり、該呼吸弁は、第1の吸気路兼排気路と、第2の吸気路兼排気路と、当該第1の吸気路兼排気路および第2の吸気路兼排気路間に配置され、吸気孔兼排気孔に取り付けられる弁体からなることを特徴とする油入電気機器の吸湿呼吸器。
【請求項2】
前記弁体は、薄膜状の弁であることを特徴とする請求項1記載の油入電気機器の吸湿呼吸器。
【請求項3】
前記第2の吸気路兼排気路と外部との間にフィルタを備えて構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の油入電気機器の吸湿呼吸器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器等の油入電気機器に取付けられ、当該電気機器に流入する空気の吸湿を行う吸湿呼吸器の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
変圧器等の油入電気機器には、電気機器本体を収容するタンクなどの導体や大地との絶縁を確保したり、電気機器本体を冷却する目的で油(以下、絶縁油という)が充填されている。
【0003】
絶縁油は、電気機器本体や外気の温度変化によってタンク内で膨張又は収縮するため、タンク内の絶縁油上に存在する空気を、絶縁油の膨張・収縮に応じて、電気機器の内部と外部間で出し入れ(呼吸)する必要が生じる。
【0004】
当該呼吸は電気機器の内部と外部を連通する管体を通して行われるが、絶縁油は湿気を含んだ空気と接触すると劣化し、電気特性が低下してしまうので、前記管体の中途位置に吸湿呼吸器を設置し、当該吸湿呼吸器によって電気機器内部に流入する空気に含まれる水分を除去し、絶縁油が空気中の水分と触れることで劣化することを防止している。
【0005】
前記吸湿呼吸器としては、従来から種々の構造のものが存在するが、例えば、下記特許文献1に示すものが例示できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平5-18012
【0007】
特許文献1には、当該文献1の図1に示すように、本体1と上蓋2からなり、本体1内に隔離板12を設けて吸入流路と排気流路を分け、吸入流路に吸湿剤4を収納した容器を配置し、吸入流路と排気流路に弁体30,40をそれぞれ備えた吸湿呼吸器が図示されている。
【0008】
当該吸湿呼吸器の吸入流路と排気流路に備える弁体30,40は、常態では封鎖され、該吸湿呼吸器を付設する電力用変圧器等の呼吸に伴って択一的に解放する乾式の弁が採用されている。
【0009】
上記特許文献1記載の吸湿呼吸器によれば、電力用変圧器等の絶縁油が負荷変動や外気温変化に伴って膨張・収縮し、容積変化が繰り返されても、絶縁油上の空気が吸入流路と排気流路にそれぞれ備える弁体30,40を介して外気と呼吸することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
然るに、上記吸湿呼吸器によれば、弁体を吸入流路と排気流路の双方に配置しなければならず、吸湿呼吸器の大型化を招くとともに、弁体を2つ備えることにより、構造が複雑化するとともに、製品コストが上昇する。
【0011】
そこで、本発明は、前述した問題点に鑑み、小型かつ簡易な構成の吸湿呼吸器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1記載の発明は、略中空筒状の筐体と、該筐体の上部に取り付けられる呼吸管と、前記筐体の下部中空部に取り付けられる呼吸弁からなり、該呼吸弁は、第1の吸気路兼排気路と、第2の吸気路兼排気路と、当該第1の吸気路兼排気路および第2の吸気路兼排気路間に配置され、吸気孔兼排気孔に取り付けられる弁体からなることを特徴とする油入電気機器の吸湿呼吸器に関する。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の弁体を、薄膜状の弁によって構成したことを特徴とする油入電気機器の吸湿呼吸器に関する。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2の何れかに記載の第2の吸気路兼排気路と外部との間にフィルタを備えて構成したことを特徴とする油入電気機器の吸湿呼吸器に関する。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の発明によれば、吸湿呼吸器の呼吸弁が筐体の中空部内に取り付けられるので、筐体上部に取り付けられる配管と横並びに配置されることはなく、吸湿呼吸器の横寸法小さくすることができる。また、吸気路と排気路、吸気孔と排気孔を兼用するので、構造が簡素化するとともに、吸湿呼吸器をコンパクトに構成することができる。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、薄膜状の弁体を使用することにより、吸気と排気を択一的に行う単一の弁体を簡単に構成することができる。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、吸気する空気から、塵や埃を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の吸湿呼吸器を油入電気機器に取り付けた状態を示す正面図である。
図2】本発明の吸湿呼吸器を示す正面図である。
図3】本発明の吸湿呼吸器を示す側面図である。
図4】本発明の吸湿呼吸器を構成する呼吸弁の構造を示す正面視縦断面図である。
図5】本発明の吸湿呼吸器を構成する呼吸弁の構造を示す側面視縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5により説明する。図1は本発明の吸湿呼吸器1を取り付けた油入電気機器Aを示している。図1に示すように、油入電気機器Aは、電気機器本体を収納するタンク2と、タンク2の上部開口部を閉塞する蓋体3と、蓋体3から上方に向けて延出し、前記電気機器本体を電力系統に接続するための電線をつなぐ端子および碍管からなるブッシング4から概略構成されている。
【0020】
タンク2内には、当該タンク2などの導体や大地との絶縁を確保したり、前記電気機器本体を冷却するための絶縁油が充填されている。吸湿呼吸器1は、呼吸管5を介して油入電気機器Aに具備されている。
【0021】
図2は吸湿呼吸器1を拡大して示す正面図であり、図3は右側面図である。図2,3に示す6は、吸湿呼吸器1の筐体であり、略中空筒状に形成されている。7は、筐体6の上部フランジであり、8は上部フランジ7に取り付けられ、筐体6の内側と外側を連通するガス管を示している。
【0022】
9はガス管8の上部開口に着脱可能に取り付けられるキャップであり、10は上部に第1のフランジ11を備え、呼吸管5の下部に取り付けられる第2のフランジ12との間を連結手段13によって接続される上部配管である。当該上部配管10の下部は、上部フランジ7を貫通して筐体6内と通気可能に連通している。
【0023】
図2に示す14は、筐体6の下部中空部に設置した底部15の中央部下側に取り付けられる呼吸弁であり、底部15上の筐体6中空部には、図示しないシリカゲル等の吸湿剤が充填されている。なお、図3において、呼吸弁14の図示は省略している。
【0024】
16は筐体6の側面に取り付けられる覗き窓であり、ガラス等の透明部材17を備え、筐体6内の吸湿剤の状態を確認することができる。
【0025】
18は上部フランジ7に、図3に示す第1の固定手段19等によって取り付けられる固定金具であり、図1に示すタンク2に溶接した図示しない座に接続して吸湿呼吸器1を固定する。
【0026】
次に、前記呼吸弁14の構造について説明する。図4は呼吸弁14の内部構造を示す縦断面図である。前述したとおり、呼吸弁14は底部15の中央部下側に取り付けられており、底部15には、その中央部に第1の貫通孔20が形成されている。
【0027】
底部15の下面には、円環状の第1のガスケット21を介して、上部フランジ22を備えた中空状の弁固定座23が配置されている。弁固定座23の下側には、円環状の第2のガスケット24を介して弁下部25が設置されており、底部15と第1のガスケット21および弁固定座23が第2の固定手段26によって連結され、弁固定座23と第2のガスケット24および弁下部25が第3の固定手段27によって連結されている。
【0028】
前記弁下部25には、縦方向に貫通する第2の吸気路兼排気路28が形成されており、29は弁下部25下に配置されたフィルタであり、下面に設置した押え板30とともに、第4の固定手段31によって弁下部25に連結されている。
【0029】
32は底部15の第1の貫通孔20および第1のガスケット21の中空部において、弁固定座23の上面上に配置された支持座であり、縦方向に貫通する第1の吸気路兼排気路33が形成されている。
【0030】
34は、支持座32上に、第1の吸気路兼排気路33を塞ぐように設置されるフィルタであり、押え板35を介して、第5の固定手段36によって、支持座32とともに弁固定座23に取り付けられる。
【0031】
37は弁固定座23の中空部内を第1空間38と第2空間39に2分割する仕切壁であり、第3のガスケット40を介して弁下部25と支持座32間に取り付けられている。なお、41は仕切壁37の中央部に形成した第2の貫通孔である。また、前記第1の吸気路兼排気路33は、第1空間38側に設けられており、第2の吸気路兼排気路28は、第2空間39側に設けられている。
【0032】
42は仕切壁37の第2空間39側に当接される薄膜状の弁体であり、仕切壁37の第2の貫通孔41を閉塞するように、押え金具43を介して、第6の固定手段44によって固定されている。
【0033】
図5図4に示す呼吸弁14を右側方からみた場合の縦断面図である。図5に示すように、仕切壁37はその周囲を第3のガスケット40で囲み、弁固定座23の中空部を、その中央部において完全に塞ぐように設置されている。
【0034】
押え金具43の中央には、仕切壁37の第2の貫通孔41より径大の円形孔45が形成されており、円形孔45からは、押え金具43と仕切壁37間に配置した弁体42が露出している。
【0035】
弁体42の中央部には、例えば、縦方向に切り込みを入れて形成した吸気孔兼排気孔46が形成されており、通常には閉じている。なお、吸気孔兼排気孔46は縦方向の切り込みである必要はなく、横方向でも斜め方向でもよく、また、これらの組み合わせであっても良い。
【0036】
このように構成した本発明の呼吸弁14は、図2に示すように、吸湿呼吸器1の筐体6内下部の底部15に固定される。筐体6内には、キャップ9を外すことによって、ガス管8の上部開放口から吸湿剤が充填されるが、図4に示す弁体14の弁固定座23の中空部は、支持座32、フィルタ34、押え板35によってその上部開口が塞がれるので、当該中空部内に吸湿剤が落下することはなく、吸湿剤は、底部15上や押え板35上、あるいは、弁固定座23の上部フランジ22上に充填される。
【0037】
つづいて、図4,5に示す呼吸弁14による呼吸動作について説明する。図1に示す油入電気機器Aのタンク2内の絶縁油が電気機器本体や外気の温度低下によって収縮すると、それに応じて呼吸管5内の空気がタンク2内に取り込まれる。
【0038】
呼吸管5には吸湿呼吸器1が取り付けられているので、吸湿呼吸器1は、図4,5に示す呼吸弁14を介して外気を吸い込むよう動作する。呼吸弁14は、吸湿呼吸器1の筐体6内の空気が呼吸管5内に吸引されることによって動作する。具体的には、筐体6内の空気が呼吸管5内に引き込まれると、図4に示す吸気弁14の弁固定座23内部の第1空間38内の空気が支持座32の第1の吸気路兼排気路33を通った後、フィルタ34を介して、底部15の第1の貫通孔20から筐体6内に吸い込まれる。
【0039】
筐体6内に吸い込まれた空気は、筐体6内に充填されている図示しない除湿剤によって水分が除かれた後、図3に示す上部配管10を通った後、呼吸管5を介して、図1に示す油入電気機器Aのタンク2内へ取り込まれる。
【0040】
前述のごとく弁固定座23の第1空間38内の空気が吸い込まれると、第2空間39内の空気が図5に示す弁体42の吸気孔兼排気孔46を通過して第1空間38へ引き込まれる。このとき、弁体42に設けた切込みの周囲部分が、空気の吸い込み作用に伴って第1空間38側に反り返ることによって吸気孔兼排気孔46が形成され、第2空間39内の空気を第1空間38へ通過させる。第2空間39から第1空間38への空気に吸い込み作用が解消されると、弁体42は切込みの周囲部分の反り返りが解消し、吸気孔兼排気孔46は閉じられる。
【0041】
第2空間39の空気が第1空間38へ通過すると、外気がフィルタ29を介して、第2の吸気路兼排気路28から第2空間39内に取り込まれる。この際、第2空間39内に取り込まれる空気は、フィルタ29によって塵・埃が除去される。
【0042】
以上の過程を通して、図1に示す油入電気機器Aは、タンク2内の絶縁油の収縮に応じて、吸湿呼吸器1から呼吸管5を介して、絶縁油上に吸湿除去した外気を取り入れる。
【0043】
一方、図1に示すタンク2内の絶縁油が電気機器本体や外気の温度上昇によって膨張した場合は、絶縁油上の空気が呼吸管5を介して外部へ排出される。
【0044】
呼吸管5には図2,3に示すように吸湿呼吸器1が取り付けられているので、吸湿呼吸器1は、タンク2から呼吸管5内へ排出された空気を、図4,5に示す呼吸弁14を介して外部へ排気するよう動作する。
【0045】
呼吸弁14は、吸湿呼吸器1の筐体6内の空気が呼吸管5内に排出されることによって動作する。具体的には、筐体6内の空気が呼吸弁14の底部15の第1の貫通孔20に排出されると、当該空気はフィルタ34を介して第1の吸気路兼排気路33から弁固定座23内の第1空間38へ排出される。
【0046】
第1空間38に排出された空気は、第2の貫通孔41を通って図5に示す弁体42の吸気孔兼排気孔46を通過して、図4に示す第2空間39へ排出される。このとき、弁体42に設けた切込みの周囲部分が、空気の吐き出し作用に伴って第2空間39側に反ることによって吸気孔兼排気孔46が形成され、第1空間38内の空気を第2空間39へ通過させる。
【0047】
第1空間38から第2空間39への空気の吐き出し作用が解消されると、弁体42は切込みの周囲部分の反り返りが解消し、吸気孔兼排気孔46は閉じられる。
【0048】
第2空間39へ排出された空気は、弁下部25に形成した第2の吸気路兼排気路28からフィルタ29を通過して外部へ排出される。
【0049】
このようにして、図1に示す油入電気機器Aは、タンク2内の絶縁油の膨張に応じて、呼吸管5から吸湿呼吸器1を介して、外部へ空気を排出する。
【0050】
以上のように、図4,5に示す呼吸弁14は、油入電気機器Aのタンク2と外部間で空気の出し入れ(呼吸)を行い、タンク2内の絶縁油の膨張・収縮に追随する。当該呼吸作用を通じて空気を除湿した吸湿剤は、図2に示す覗き窓17からその変色を確認することによって交換時期を決定する。
【0051】
以上説明したように、図4,5に示す呼吸弁14を備えた吸湿呼吸器1においては、呼吸弁14が筐体6の中空部内に取り付けられるので、筐体6上部に取り付けられるガス管8や上部配管10と呼吸弁14が横並びに配置されることはなく、吸湿呼吸器をコンパクトに構成できる。
【0052】
また、単一の弁体によって吸気と排気を択一的に行うことができ、かつ、吸気路と排気路を兼用する構造とすることで、呼吸弁を簡易に構成することができる。さらに、薄膜状の弁体に切込みを入れて吸気孔兼排気孔を形成するので、弁体の構成も簡素化でき、製品コストを抑制できるとともにメンテナンス負担も軽減できる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
油入電気機器の吸湿呼吸器として適用可能である。
【符号の説明】
【0054】
1 吸湿呼吸器
2 タンク
3 蓋体
4 ブッシング
5 呼吸管
6 筐体
7 上部フランジ
8 ガス管
9 キャップ
10 上部配管
11 第1のフランジ
12 第2のフランジ
13 連結手段
14 呼吸弁
15 底部
16 覗き窓
17 透明部材
18 固定金具
19 第1の固定手段
20 第1の貫通孔
21 第1のガスケット
22 上部フランジ
23 弁固定座
24 第2のガスケット
25 弁下部
26 第2の固定手段
27 第3の固定手段
28 第2の吸気路兼排気路
29,34 フィルタ
30,35 押え板
31 第4の固定手段
32 支持座
33 第1の吸気路兼排気路
36 第5の固定手段
37 仕切壁
38 第1空間
39 第2空間
40 第3のガスケット
41 第2の貫通孔
42 弁体
43 押え金具
44 第6の固定手段
45 円形孔
46 吸気孔兼排気孔
A 油入電気機器
図1
図2
図3
図4
図5