IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社コーエーテクモゲームスの特許一覧

特開2023-28248情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末
<>
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図1
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図2
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図3
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図4
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図5
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図6
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図7
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図8
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図9
  • 特開-情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023028248
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/87 20140101AFI20230224BHJP
   A63F 13/65 20140101ALI20230224BHJP
【FI】
A63F13/87
A63F13/65
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021133830
(22)【出願日】2021-08-19
(71)【出願人】
【識別番号】595000427
【氏名又は名称】株式会社コーエーテクモゲームス
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】正津 夕紀
(72)【発明者】
【氏名】坊迫 春萌
(57)【要約】
【課題】翻訳されたチャット内容を、再生又は表示するプレイヤに分かりやすく編集すること。
【解決手段】複数のプレイヤがそれぞれ操作する複数の情報処理端末が、チャット機能を複数のプレイヤに提供する情報処理システムであって、チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳処理部と、チャット内容を発言した第1のプレイヤが使用する第1の標準時、及びチャット内容を再生又は文字で表示する第2のプレイヤが使用する第2の標準時、の時差に基づいて、翻訳されたチャット内容を編集する編集処理部と、チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理部と、を有する情報処理システムが提供される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のプレイヤがそれぞれ操作する複数の情報処理端末が、チャット機能を前記複数のプレイヤに提供する情報処理システムであって、
前記チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳処理部と、
前記チャット内容を発言した第1のプレイヤが使用する第1の標準時、及び前記チャット内容を再生又は文字で表示する第2のプレイヤが使用する第2の標準時、の時差に基づいて、翻訳された前記チャット内容を編集する編集処理部と、
前記チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理部と、
を有する情報処理システム。
【請求項2】
前記編集処理部は、前記第1の標準時を使用する国家又は地域と、前記第2の標準時を使用する国家又は地域と、の間で差が生じる情報を、前記チャット内容に付加する
請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1の標準時を使用する国家又は地域と、前記第2の標準時を使用する国家又は地域と、の間で差が生じる情報は、時刻、日付、又は季節に関係する情報である
請求項2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記プレイヤがゲーム内で取得できるアイテムが、前記プレイヤのそれぞれが使用する前記標準時の時間帯により変化するゲームにおいて、前記第1のプレイヤのゲーム画面に前記第2のプレイヤが使用する第2の標準時の時間帯において取得できる前記アイテムに関する情報を表示するアイテム情報表示処理部、
を更に有する請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記チャット機能を利用して前記アイテムの取得及び受渡を前記第1のプレイヤから前記第2のプレイヤに依頼する依頼処理部、
を更に有する請求項4記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記翻訳処理部は、前記情報処理端末と通信可能な翻訳機により実現される
請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記翻訳処理部は、前記情報処理端末に搭載された翻訳プログラムにより実現される
請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
複数のプレイヤがそれぞれ操作する複数の情報処理端末が、チャット機能を前記複数のプレイヤに提供する情報処理システムのコミュニケーション方法であって、
前記チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳ステップと、
前記チャット内容を発言した第1のプレイヤが使用する第1の標準時、及び前記チャット内容を再生又は文字で表示する第2のプレイヤが使用する第2の標準時、の時差に基づいて、翻訳された前記チャット内容を編集する編集ステップと、
前記チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理ステップと、
を有するコミュニケーション方法。
【請求項9】
他のプレイヤが操作する情報処理端末が通信可能に接続され、チャット機能により前記他のプレイヤとコミュニケーションが可能な情報処理端末であって、
前記チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳処理部と、
前記チャット内容を発言した他のプレイヤが使用する標準時との時差に基づいて、翻訳された前記チャット内容を編集する編集処理部と、
前記チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理部と、
を有する情報処理端末。
【請求項10】
他のプレイヤが操作する情報処理端末が通信可能に接続され、チャット機能により前記他のプレイヤとコミュニケーションが可能な情報処理端末であって、
前記チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳機と連携する連携処理部と、
前記チャット内容を発言した他のプレイヤが使用する標準時との時差に基づいて、翻訳された前記チャット内容を編集する編集処理部と、
前記翻訳機により翻訳された前記チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理部と、
を有する情報処理端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、コミュニケーション方法、及び情報処理端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザが協力してプレイする協力プレイゲームでは、例えばチャットを利用して情報交換を行い、他のユーザとのコミュニケーションを図っていた(例えば特許文献1参照)。複数のユーザが情報交換を行うチャット機能には、テキストによりチャット内容をやり取りするテキストチャット機能、又は音声によりチャット内容をやり取りするボイスチャット機能があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-22668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばワールドワイドなオンラインゲームなど、複数のプレイヤにチャット機能を提供する情報処理システムでは、使用する言語が異なるプレイヤがチャット機能により情報交換を行う場合もある。使用する言語が異なるプレイヤ間であっても、例えばチャット内容を翻訳機により翻訳することでコミュニケーションを図ることができる。
【0005】
しかし、複数のプレイヤにチャット機能を提供する情報処理システムでは、チャット内容を発言したプレイヤとチャット内容を再生するプレイヤとの間に、使用する標準時の違いや、所属する国家や地域の違いがあると、日時や季節など、チャット内容にずれが生じてしまう場合があった。したがって、翻訳されたチャット内容を再生するプレイヤに分かりやすく編集できれば便利である。なお、特許文献1は、チャット内容を翻訳機により翻訳してコミュニケーションを図ることについて記載されたものではない。
【0006】
本開示は、翻訳されたチャット内容を、再生又は表示するプレイヤに分かりやすく編集することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、複数のプレイヤがそれぞれ操作する複数の情報処理端末が、チャット機能を前記複数のプレイヤに提供する情報処理システムであって、前記チャット機能によるチャット内容を翻訳する翻訳処理部と、前記チャット内容を発言した第1のプレイヤが使用する第1の標準時、及び前記チャット内容を再生又は文字で表示する第2のプレイヤが使用する第2の標準時、の時差に基づいて、翻訳された前記チャット内容を編集する編集処理部と、前記チャット内容を音声で再生又は文字で表示するチャット処理部と、を有する情報処理システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、翻訳されたチャット内容を、再生又は表示するプレイヤに分かりやすく編集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。
図2】本実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】本実施形態に係る情報処理端末及び翻訳機の機能構成の一例を示す図である。
図4】本実施形態に係る情報処理端末の機能構成の一例を示す図である。
図5】プレイヤテーブルの一例の構成図である。
図6】アイテムテーブルの一例の構成図である。
図7】本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。
図8】本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。
図9】本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。
図10】アイテムを取得可能なフィールドの画面の一例のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0011】
[システム構成]
まず、一実施形態に係るコミュニケーション方法を実現する情報処理システムの一例として、ゲームシステムの例を説明する。なお、一実施形態に係るコミュニケーション方法を実現する情報処理システムは、ゲームシステム以外でもよく、例えばソーシャルネットワーキングサービス(SNS)システムであってもよい。
【0012】
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1に示した本実施形態の情報処理システム1は、サーバ装置10、情報処理端末12a~12c、翻訳機14a~14b、及びデータ通信用のネットワーク18を有する構成である。ネットワーク18は、LAN(Local Area Network)、インターネット、又は通信網などである。
【0013】
翻訳機14aは情報処理端末12aと通信可能に接続されている。翻訳機14bは情報処理端末12bと通信可能に接続されている。なお、以下では翻訳機14a及び14bを翻訳機14と総称する場合がある。翻訳機14は、有線又は無線により情報処理端末12a又は12bと通信可能に接続される。例えば翻訳機14は、Bluetooth(登録商標)やWifi(登録商標)などの近距離無線通信を利用して、情報処理端末12a又は12bと通信を行う。
【0014】
図1の情報処理端末12aはプレイヤAに操作される。情報処理端末12bはプレイヤBに操作される。情報処理端末12cはプレイヤCに操作される。図1の情報処理システム1はプレイヤA~Cが発言したチャット内容を情報処理端末12a~12cが送受信することで、プレイヤA~Cにチャット機能を提供する。チャット内容の送受信は、サーバ装置10を介して行うようにしてもよいし、サーバ装置10を介さずに行うようにしてもよい。
【0015】
情報処理端末12aは、翻訳機14aと連携し、翻訳機14aの翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う。情報処理端末12bは、翻訳機14bと連携し、翻訳機14bの翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う。また、情報処理端末12cは、情報処理端末12cに搭載された翻訳プログラムを実行することにより実現する翻訳機能で、チャット内容の翻訳を行う。なお、情報処理端末12a~12cはサーバ装置10に搭載された翻訳プログラムにより実現される翻訳機能で、チャット内容の翻訳を行うようにしてもよい。
【0016】
翻訳機14は、例えば翻訳機能を有するハンディタイプの専用端末であっても、翻訳プログラムをインストールした汎用端末であってもよい。翻訳機14は、プレイヤの近くに置いて使用するものであっても、ヘッドセットなどに装着して使用するクリップ側のものであってもよい。翻訳機能は、既存技術を利用することができ、例えば国際公開番号「WO2019/111346」に記載の技術を利用して実現できる。
【0017】
情報処理端末12a~12cは、プレイヤA~Cが操作するコンピュータである。情報処理端末12a~12cは、PC、タブレット端末、スマートフォン端末、ゲーム機器などである。情報処理端末12a~12cは、プレイヤA~Cからの操作を、例えばタッチパネル、コントローラ、マウス、又はキーボード等で受け付けて、操作に応じた情報処理を実行し、実行結果を表示する。
【0018】
また、サーバ装置10はコンピュータにより実現できる。サーバ装置10は情報処理端末12a~12cとの間でデータを送受信することにより、情報処理端末12a~12cが受け付けたプレイヤA~Cの操作に応じた情報処理を実行し、実行結果を情報処理端末12a~12cに提供する。
【0019】
サーバ装置10はクラウドコンピュータにより実現してもよい。なお、図1のサーバ装置10の個数は、1つに限定されるものではなく、2つ以上で分散処理してもよい。例えばサーバ装置10は情報処理端末12a~12cへのプログラム(アプリケーション)などのダウンロード処理、プレイヤA~Cのログイン処理、各種データベースを管理する処理などに利用してもよい。
【0020】
なお、図1のシステム構成は一例である。以下の説明では、情報処理端末12a~12cを、情報処理端末12と総称する場合がある。サーバ装置10の機能の少なくとも一部は情報処理端末12の機能として実現する構成であってもよい。情報処理端末12の機能の一部は、サーバ装置10の機能として実現する構成であってもよい。また、図1の情報処理端末12の個数は、3つに限定されるものではなく、2つ、又は4つ以上であってもよい。
【0021】
[ハードウェア構成]
本実施形態に係る情報処理端末12は、例えば図2に示す構成のコンピュータ500により実現される。また、サーバ装置10も同様に、例えば図2に示す構成のコンピュータ500により実現される。図2は本実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【0022】
図2のコンピュータ500は、例えばCPU(Central Processing Unit)100、記憶装置102、通信装置104、入力装置106、及び出力装置108を有する。CPU100はプログラムに従ってコンピュータ500を制御する。また、記憶装置102は例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などのストレージである。記憶装置102はCPU100で実行するプログラム及びデータを記憶する。
【0023】
通信装置104は、通信を制御するネットワーク回路などの通信デバイスである。入力装置106は、タッチパッド、コントローラ、マウス、キーボード、カメラ、マイクなどの入力デバイスである。また、出力装置108はディスプレイ、スピーカなどの出力デバイスである。タッチパネルは入力装置106の一例であるタッチパッドと出力装置108の一例であるディスプレイとを組み合わせることで実現される。図2のハードウェア構成は一例である。
【0024】
[機能ブロック]
以下では、翻訳機14と連携し、翻訳機14の翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う場合の機能ブロックと、搭載された翻訳プログラムを実行することにより実現する翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う場合の機能ブロックと、を分けて説明する。
【0025】
例えば翻訳機14と連携し、翻訳機14の翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う場合の機能ブロックは、図3に示すようになる。図3は、本実施形態に係る情報処理端末及び翻訳機の機能構成の一例を示す図である。なお、図3の機能構成は一例であって、例えば図3に示した情報処理端末12の機能構成の少なくとも一部を翻訳機14又はサーバ装置10に設け、連携して処理を行うようにしてもよい。
【0026】
図3の情報処理端末12は、制御部200、操作受付部202、出力制御部204、通信部206、及び記憶部210を有する。記憶部210は、ゲームプログラム212、プレイヤテーブル214、及びアイテムテーブル216を記憶する。記憶部210は記憶装置102で実現してもよいし、ネットワーク18等を介して接続された記憶装置により実現してもよい。
【0027】
ゲームプログラム212は、CPU100が実行するゲーム処理及びチャット処理のプログラムの一例である。プレイヤテーブル214は、プレイヤが使用する標準時、プレイヤが所属する国家や地域などのプレイヤに関する情報を後述のように記憶している。標準時とは、国家や地域が共通で使用する地方時である。アイテムテーブル216は、ゲーム内においてプレイヤが取得できるアイテムの取得可能時間帯などのアイテムに関する情報を後述のように記憶している。
【0028】
本実施形態では、プレイヤがゲームをしながらチャット機能を利用して他のプレイヤとコミュニケーションを図る場合に、チャット内容を翻訳機14により翻訳することができるようにしたことで、使用する言語が異なるプレイヤ間であってもコミュニケーションを図ることが可能となっている。したがって、本実施形態によれば、母国語などの使用する言語が異なるプレイヤ間の意思疎通が容易となり、使用する言語が異なるプレイヤ同士の協力プレイへの障壁を減少させることができるので、協力プレイが促進され、協力プレイゲームが活性化される。
【0029】
制御部200は情報処理端末12の全体の制御を行う。情報処理端末12の全体の制御には、プレイヤから実行中のゲームに対する操作を受け付け、操作に応じたゲームの画像を生成して表示するゲーム処理が含まれる。また、情報処理端末12の全体の制御には複数のプレイヤに対してチャット機能を提供するための処理が含まれる。また、情報処理端末12の全体の制御には、他のプレイヤが取得できるアイテムに関する情報を表示する処理が含まれる。さらに、また、情報処理端末12の全体の制御には、チャット機能を利用して他のプレイヤにアイテムの取得及び受渡を依頼する処理が含まれる。
【0030】
制御部200は、CPU100がゲームプログラム212などのプログラムに記載された処理を実行することにより実現される。図3の制御部200は、ゲーム制御部230及び情報処理端末側連携処理部232を有する構成である。ゲーム制御部230はゲーム処理及びチャット処理などのゲームに関する処理を行う。また、情報処理端末側連携処理部232は翻訳機14との連携に関する処理を行う。
【0031】
例えばゲーム制御部230はゲーム処理を実行し、実行中のゲーム処理に従ってゲームの画像を生成し、ゲームの画面として出力装置108に表示させる。また、ゲーム制御部230はプレイヤに対してチャット機能を提供するためのチャット処理を実行する。プレイヤの発言したチャット内容の翻訳が必要であれば、ゲーム制御部230は翻訳機14と連携する情報処理端末側連携処理部232を介して、チャット内容の翻訳を翻訳機14に行わせることができる。さらに、ゲーム制御部230は翻訳されたチャット内容を後述するように再生又は表示するプレイヤに分かりやすく編集することができる。
【0032】
ゲーム制御部230は、チャット処理部240、画像生成部242、編集処理部244、アイテム情報表示処理部246、及び依頼処理部248を有する構成である。チャット処理部240は、プレイヤから音声によるチャット内容の発言を受け付け、他のプレイヤの情報処理端末12にチャット内容を送信する。また、チャット処理部240は、他のプレイヤから発言されたチャット内容を受信する。チャット処理部240はチャット内容を必要に応じて翻訳機14に翻訳させる。
【0033】
編集処理部244は、翻訳機14により翻訳されたチャット内容を再生又は表示するプレイヤに分かり易く編集する。例えばチャット内容を発言したプレイヤと、チャット内容を再生又は表示するプレイヤとの間に、使用している標準時の違いや、所属する国家や地域の違いがある場合に、編集処理部244は、再生又は表示するプレイヤが分かり易いチャット内容に編集する。
【0034】
具体例として、編集処理部244は発言したプレイヤのチャット内容に、日時や季節に関係する情報が含まれている場合に、再生又は表示するプレイヤが時差や季節の違いを認識できるような情報(例えば「プレイヤAの地域は○月○日○時○分です」や「プレイヤAの地域は夏です」などの情報)を付加する編集を行う。
【0035】
チャット処理部240は、翻訳機14に翻訳されたチャット内容、又は編集処理部244により編集されたチャット内容を、音声で再生又は文字で表示する。画像生成部242は、ゲーム処理及びチャット処理に従って、ゲーム及びチャットの画像を生成する。例えば画像生成部242は、プレイヤがアイテムを取得可能なフィールドの画面の画像を生成する。
【0036】
アイテム情報表示処理部246は、取得可能なアイテムがプレイヤの使用する標準時の時間帯によって変化するゲームの場合に、現在の時間帯において取得できるアイテムに関する情報を、例えばフィールドの画面に表示する。
【0037】
また、アイテム情報表示処理部246は、現在の時間帯において取得できないアイテムであっても、他のプレイヤが使用している標準時の時間帯において取得できるアイテムに関する情報を、例えばフィールドの画面に表示する。
【0038】
依頼処理部248は、他のプレイヤが使用している標準時の時間帯において取得できるアイテムの取得及び受渡の依頼操作をプレイヤから受け付け、チャット機能を利用して他のプレイヤに依頼する処理を行う。また、アイテムの取得及び受渡の依頼を受け付けた他のプレイヤの情報処理端末12の依頼処理部248は、依頼に応じる場合、依頼されたアイテムの取得及び受渡の処理を行う。
【0039】
操作受付部202は入力装置106に対するプレイヤの各種操作を受け付ける。出力制御部204は制御部200の制御に従って各種画面を出力装置108に表示する。操作受付部202はCPU100がプログラムに従って入力装置106を制御することにより実現される。また、出力制御部204は、CPU100がプログラムに従って出力装置108を制御することにより実現される。
【0040】
入力装置106に対するプレイヤの各種操作とは、CPU100に処理を実行させるためにプレイヤが操作受付部202を操る操作をいう。出力制御部204は、制御部200の制御に従い、各種画面の表示と音の出力とを行う。通信部206は、通信に関する処理を行う。通信部206はCPU100がプログラムを実行し、プログラムに従って通信装置104を制御することにより実現される。
【0041】
図3の翻訳機14は、翻訳処理部250、翻訳結果出力部252、及び翻訳機側連携処理部254を有する。翻訳処理部250はチャット機能によるチャット内容を翻訳する処理を実行する。翻訳結果出力部252は翻訳したチャット内容を情報処理端末12に出力する。翻訳機側連携処理部254は情報処理端末12との連携に関する処理を行う。例えば翻訳機14は情報処理端末12と連携する翻訳機側連携処理部254を介してチャット内容の翻訳を行う。
【0042】
次に、搭載された翻訳プログラムを実行することにより実現する翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う場合の機能ブロックを説明する。搭載された翻訳プログラムを実行することにより実現する翻訳機能でチャット内容の翻訳を行う場合の機能ブロックは、図4に示すようになる。図4は本実施形態に係る情報処理端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図4の機能構成は一例であって、例えば図4に示した情報処理端末12の機能構成の少なくとも一部をサーバ装置10に設け、連携して処理を行うようにしてもよい。
【0043】
図4の情報処理端末12は、制御部200、操作受付部202、出力制御部204、通信部206、及び記憶部210を有する。なお、図4の情報処理端末12の機能構成は図3の情報処理端末12の機能構成と一部を除いて同様であるため、同一部分について適宜説明を省略する。図4の情報処理端末12は、図3の情報処理端末12の情報処理端末側連携処理部232が翻訳処理部234に置き換えられた構成である。
【0044】
例えばゲーム制御部230はプレイヤに対してチャット機能を提供するためのチャット処理を実行する。プレイヤの発言したチャット内容の翻訳が必要であれば、ゲーム制御部230はチャット内容の翻訳を翻訳処理部234に行わせることができる。チャット処理部240はチャット内容を必要に応じて翻訳処理部234に翻訳させる。その他の機能構成は、図3の機能構成と同様であるため、説明を省略する。
【0045】
図5はプレイヤテーブルの一例の構成図である。プレイヤテーブル214は、プレイヤが使用する標準時、プレイヤが所属する国家又は地域などのプレイヤに関する情報として例えば図5に示すような情報を記憶している。図5のプレイヤテーブル214は、プレイヤ名、使用標準時、及び国家又は地域、を対応付けて記憶している。
【0046】
プレイヤ名は、プレイヤを識別する情報の一例である。使用標準時は、プレイヤが所属している国家又は地域で使用している標準時を識別する情報の一例である。国家又は地域はプレイヤが所属する国家又は地域を識別する情報の一例である。図5のプレイヤテーブルに記憶された情報を利用することで、情報処理端末12は、チャット内容を発言したプレイヤとチャット内容を再生又は表示するプレイヤとの時差や季節の違いを判別できる。
【0047】
図6はアイテムテーブルの一例の構成図である。アイテムテーブル216は、ゲーム内においてプレイヤが取得できるアイテムに関する情報として、例えば図6に示すような情報を記憶している。図6のアイテムテーブル216は、アイテム名及び取得可能時間帯を対応付けて記憶している。
【0048】
アイテム名は、プレイヤがゲーム内において取得できるアイテムを識別する情報の一例である。取得可能時間帯は、アイテム名により識別されるアイテムを、プレイヤがゲーム内において取得可能な時間帯(朝、昼、又は夜など)を識別する情報の一例である。図6のアイテムテーブル216は一例であって、例えば敵キャラクタを倒すことによりアイテムを取得するゲームであれば、アイテム名と敵キャラクタが出現する出現時間帯とを対応付けて記憶したテーブルであってもよい。
【0049】
図5のプレイヤテーブル214及び図6のアイテムテーブル216に記憶された情報を利用することで、情報処理端末12は、プレイヤが使用している標準時の現在の時間帯において取得できないアイテムであっても、他のプレイヤが使用している標準時の時間帯において取得できるアイテムを判別できる。
【0050】
[処理]
以下では、本実施形態に係る情報処理システム1においてプレイヤがゲームをしながらチャット機能を利用して他のプレイヤとコミュニケーションを図る例を説明する。ここでは図1の情報処理システム1の例を説明する。なお、プレイヤA~Cが使用する言語及び標準時は異なるものとする。また、ここではチャット内容の再生及び表示のうち、再生の例を説明する。
【0051】
図7は本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。例えばプレイヤA~Cはプレイ中のゲームにおいてコミュニケーションを図るため、ステップS10においてチャットを開始する。情報処理端末12a~12cは、ステップS22でチャットが終了と判定するまでステップS12~S20の処理を繰り返す。
【0052】
プレイヤA~Cは、他のプレイヤとコミュニケーションを図りたい内容があれば、その内容(チャット内容)をマイクなどの入力装置106から音声で発言する。ここではプレイヤAが、日時や季節に関係する情報を含むチャット内容を発言したものとする。日時や季節に関係する情報は、例えば使用している標準時の違いや所属する国家や地域の違いにより、ずれが生じる情報の一例である。プレイヤAにより発言されたチャット内容は、情報処理端末12aから情報処理端末12b及び12cに送信される。
【0053】
ステップS12において、情報処理端末12b及び12cは情報処理端末12aからのチャット内容の受信によりプレイヤAの発言があったと判定し、ステップS14~S20の処理を行う。情報処理端末12a~12cは、他の情報処理端末12からのチャット内容の受信がなければ、他のプレイヤによる発言がなかったと判定し、ステップS14~S20の処理をスキップする。
【0054】
ステップS14において、情報処理端末12bは翻訳機14bと連携し、プレイヤAが発言したチャット内容の翻訳を翻訳機14bの翻訳機能で行う。また、ステップS14において、情報処理端末12cは情報処理端末12cに搭載された翻訳プログラムを実行することにより実現する翻訳機能で、プレイヤAが発言したチャット内容の翻訳を行う。
【0055】
なお、ここではプレイヤA~Cが使用する言語が異なる例を説明したが、使用する言語が同一であればステップS14のチャット内容の翻訳を省略してもよい。プレイヤA~Cが使用する言語の判別は、翻訳機能が行ってもよいし、プレイヤが手動で設定しておいた情報に基づいて行うようにしてもよい。
【0056】
ステップS16において、情報処理端末12b及び12cはプレイヤテーブル214を参照して、チャット内容を発言したプレイヤAの標準時、及びチャット内容を再生するプレイヤB又はCの標準時から時差を特定する。例えば情報処理端末12bはチャット内容を発言したプレイヤAの標準時、及びチャット内容を再生するプレイヤBの標準時から時差を特定する。情報処理端末12cはチャット内容を発言したプレイヤAの標準時、及びチャット内容を再生するプレイヤCの標準時から時差を特定する。
【0057】
ステップS18において、情報処理端末12b及び12cはステップS14で翻訳したチャット内容を、ステップS16で特定した時差に基づいて編集する。例えばプレイヤAの発言したチャット内容に日時に関する情報が含まれていれば、情報処理端末12bはプレイヤAが発言したチャット内容に含まれる日時をプレイヤBの標準時における日時で表した参考情報を付加する編集を行う。また、プレイヤAの発言したチャット内容に日時に関する情報が含まれていれば、情報処理端末12cはプレイヤAが発言したチャット内容に含まれる日時をプレイヤCの標準時における日時で表した参考情報を付加する編集を行う。
【0058】
また、例えばプレイヤAの発言したチャット内容に日時に関する情報として今朝や今晩などの情報が含まれていれば、情報処理端末12bはプレイヤAが発言したチャット内容に含まれる今朝や今晩などの情報を、プレイヤBの標準時における日時で表した参考情報を付加する編集を行う。プレイヤAの発言したチャット内容に日時に関する情報として今朝や今晩などの情報が含まれていれば、情報処理端末12cはプレイヤAが発言したチャット内容に含まれる今朝や今晩などの情報を、プレイヤCの標準時における日時に置き換えた参考情報を付加する編集を行う。
【0059】
さらに、例えばプレイヤAの発言したチャット内容に季節に関係する情報(暑い、寒いなど)が含まれていれば、情報処理端末12bはプレイヤAの所属する国家や地域の季節を表した参考情報を付加する編集を行う。プレイヤAの発言したチャット内容に季節に関係する情報が含まれていれば、情報処理端末12cはプレイヤAの所属する国家や地域の季節を表した参考情報を付加する編集を行う。
【0060】
ステップS20において、情報処理端末12b及び12cはステップS18で編集したチャット内容を、音声で再生する。例えば、プレイヤAの標準時とプレイヤB又はCの標準時に時差がある場合、情報処理端末12b又は12cはチャット内容に日時に関係する情報が含まれていれば、プレイヤAの標準時の日時をプレイヤB又はCの標準時の日時で表した情報を参考情報として付加して再生する。このように、情報処理端末12b又は12cは再生するチャット内容を、プレイヤB又はCに分かり易く編集できる。したがって、プレイヤB又はCは再生されたチャット内容に含まれる日時の把握が容易となる。
【0061】
また、例えばプレイヤAの所属する国家又は地域の季節とプレイヤB又はCの所属する国家又は地域の季節とに差がある場合、情報処理端末12b又は12cはチャット内容に季節に関係する情報が含まれていれば、プレイヤAの所属する国家又は地域の季節を表した情報を参考情報として付加して再生する。このように、情報処理端末12b又は12cは再生するチャット内容を、プレイヤB又はCに分かり易く編集できる。したがって、プレイヤB又はCは再生されたチャット内容に含まれる季節に関係する情報の把握が容易となる。
【0062】
図8は本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。例えばプレイヤA~Cはプレイ中のゲームにおいてチャット機能によりコミュニケーションを図れる状態であるものとする。また、ここではプレイヤAが、アイテムの取得及び受渡をプレイヤB又はCに依頼する例を説明する。
【0063】
ステップS30において、情報処理端末12aはゲーム内でプレイヤAがアイテムを取得可能なフィールドの画面の表示を開始する。例えばプレイヤAはフィールドの画面に表示されているアイテムを取得可能であるとする。
【0064】
ステップS32において、情報処理端末12aはプレイヤAが使用する標準時の現在の時間帯において取得可能なアイテムをフィールドの画面に表示する。また、情報処理端末12aは、図5のプレイヤテーブル及び図6のアイテムテーブルを参照し、プレイヤB又はCが使用する標準時の現在の時間帯において、取得可能なアイテムがあるか否かを判定する。
【0065】
プレイヤB又はCが使用する標準時の現在の時間帯において、取得可能なアイテムがあれば、情報処理端末12aはステップS36の処理を行う。また、プレイヤB又はCが使用する標準時の現在の時間帯において、取得可能なアイテムがなければ、情報処理端末12aはステップS36~S40の処理をスキップする。
【0066】
ステップS36において、情報処理端末12aはプレイヤB又はCが使用する標準時の時間帯において取得可能なアイテムの表示を行う。例えば情報処理端末12aは、プレイヤB又はCが使用する標準時の時間帯において取得可能なアイテムの表示を、例えば図10のフィールドの画面1000のように行う。
【0067】
図10はアイテムを取得可能なフィールドの画面の一例のイメージ図である。図10の画面1000には、プレイヤAが使用する標準時の現在の時間帯において取得可能なアイテム1004が表示されている。また、画面1000にはプレイヤAがゲーム内で使用しているキャラクタ1002が表示されている。プレイヤは例えばキャラクタ1002をアイテム1004に近付ける操作や、アイテム1004をタップする操作など、アイテム1004を取得するための操作を行うことで、ゲーム内でアイテム1004を取得することができる。
【0068】
また、画面1000には、プレイヤB又はCが使用する標準時の現在の時間帯において取得可能なアイテムに関する情報の一例として、プレイヤB又はCが使用する標準時の現在の時間帯において取得可能なアイテムがある場所を示すコメント1006が表示されている。プレイヤAは例えばタップなどのコメント1006の選択操作を行い、チャット内容を音声で発言することで、プレイヤB又はCにアイテムの取得及び受渡の依頼を行うことができる。
【0069】
なお、プレイヤB又はCに帯するアイテムの取得及び受渡の依頼は、コメント1006の選択操作を行わずに、チャット内容を音声で発言することで行ってもよい。プレイヤB又はCに帯するアイテムの取得及び受渡の依頼は、チャット内容を音声で発言することなく、コメント1006の選択操作を行うことで行ってもよい。
【0070】
ステップS38において、情報処理端末12aはプレイヤAからプレイヤB又はCに対するアイテムの取得及び受渡の依頼操作があったか否かを判定する。プレイヤAからプレイヤB又はCに対するアイテムの取得及び受渡の依頼操作がなければ、情報処理端末12aはステップS40の処理をスキップする。
【0071】
プレイヤAからプレイヤB又はCに対するアイテムの取得及び受渡の依頼操作があれば情報処理端末12aはステップS40において、チャット機能を利用してプレイヤB又はCにアイテムの取得及び受渡の依頼を行う。情報処理端末12aはフィールドの画面の表示が終了と判定するまでステップS32~S40の処理を繰り返す。
【0072】
図9は本実施形態に係る情報処理システムの処理の一例のフローチャートである。図9のフローチャートは、図8のフローチャートのステップS40において、プレイヤB又はCに対するアイテムの取得及び受渡の依頼を行った場合に実行される。
【0073】
ステップS50において、情報処理端末12b又は12cはチャット機能を利用したプレイヤAからのアイテムの取得及び受渡の依頼を受け付ける。ステップS52において情報処理端末12b又は12cはプレイヤAが発言したチャット内容(アイテムの取得及び受渡の依頼内容)の翻訳を行う。
【0074】
ステップS54において、情報処理端末12b及び12cはステップS52で翻訳した依頼内容の再生及び表示を行う。ステップS56において、情報処理端末12b及び12cは、ステップS52で翻訳した依頼内容に応じる操作をプレイヤB又はCから受け付けたか否かを判定する。ステップS52で翻訳した依頼内容に応じる操作は、様々考えることができ、プレイヤB又はCが依頼内容に応じる旨の発言や、依頼内容に応じるタップ操作などである。
【0075】
依頼内容に応じる操作がなければ、情報処理端末12b及び12cはステップS58の処理をスキップする。依頼内容に応じる操作があれば、情報処理端末12b及び12cはステップS58において、依頼されたアイテムの取得及び受渡の処理を行う。
【0076】
例えば図5のプレイヤテーブル及び図6のアイテムテーブルの場合、時間帯が「昼」であるプレイヤAは「アイテムα」を取得できない。本実施形態では、図10の画面1000に示したように、プレイヤAの画面1000にプレイヤBが使用する標準時の現在の時間帯において「アイテムα」が取得可能であることを示すコメント1006をプレイヤAが確認できる。
【0077】
したがって、本実施形態では取得可能なアイテムがプレイヤの使用する標準時の時間帯によって変化するゲームであっても、他の標準時を使用する他のプレイヤにアイテムの取得及び受渡の依頼を容易に行うことができる。
【0078】
このように、本実施形態では、翻訳されたチャット内容を、再生又は表示するプレイヤに分かりやすく編集できる。例えばゲームシステムでは、他者の発言を聞くことや、字幕を読むことに集中できる会議と異なり、ゲーム操作や状況把握と並行してチャット内容を聞く必要がある。本実施形態によれば、チャット内容に、日時や季節に関係する情報が含まれている場合に、再生するプレイヤが時差や季節の違いを認識しやすくなる。
【0079】
開示した一実施形態の情報処理システム1は例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲、及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。また、上記した複数の実施形態に記載された事項は矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0080】
1 情報処理システム
10 サーバ装置
12a~12c 情報処理端末
14a~14b 翻訳機
232 情報処理端末側連携処理部
240 チャット処理部
244 編集処理部
246 アイテム情報表示処理部
248 依頼処理部
250 翻訳処理部
254 翻訳機側連携処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10