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特開2023-28858精算販売装置及び精算販売管理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023028858
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】精算販売装置及び精算販売管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230224BHJP
   G07B 15/00 20110101ALI20230224BHJP
【FI】
G06Q50/10
G07B15/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021134804
(22)【出願日】2021-08-20
(71)【出願人】
【識別番号】515212747
【氏名又は名称】株式会社GOURIKIコーポレーション
(71)【出願人】
【識別番号】521369507
【氏名又は名称】Fusion Cubic株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 智博
(72)【発明者】
【氏名】張 遠瑞
(72)【発明者】
【氏名】朱 疆
【テーマコード(参考)】
3E127
5L049
【Fターム(参考)】
3E127AA18
3E127BA06
3E127CA21
3E127CA54
3E127DA33
3E127EA04
3E127EA47
3E127FA11
5L049CC13
(57)【要約】
【課題】利用者に対する使い勝手を向上させた精算販売装置及び精算販売管理システムを提供する。
【解決手段】駐車場9に設けられた精算販売装置1は、入力装置を介して駐車料金の精算に係る精算要求を受け付けた場合に、駐車場9の使用に係る駐車料金を取得し、入力装置を介して物品の購入に係る取出要求を受け付けた場合に、物品の料金を取得し、取得した料金をディスプレイに出力し、入力装置を介して電子決済に係る指定を受け付けた場合に、出力した料金を決済サーバ7に送信し、決済サーバ7から料金に係る二次元コードを受信してディスプレイに出力し、二次元コードの出力後に、決済サーバ7から決済完了に係る情報を受信した場合に、精算処理をした車両の出庫を許可し、物品を排出する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場に設けられ、駐車料金の精算に係る第1機能と、物品の取出に係る第2機能とを有する精算販売装置であって、
ディスプレイと、
入力装置と、
前記物品の取出口と、
前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、前記駐車場における指定の駐車スペースの使用に係る第1料金を取得する第1料金取得手段と、
前記入力装置を介して前記第2機能に係る前記物品の取出要求を受け付けたことに応じて、前記物品の取出に係る第2料金を取得する第2料金取得手段と、
前記第1料金取得手段が取得した前記第1料金及び/又は前記第2料金取得手段が取得した前記第2料金を、前記ディスプレイに出力する料金出力手段と、
前記入力装置を介して電子決済に係る指定を受け付けた場合に、通信可能に接続された決済サーバに対して前記料金出力手段が出力した料金を送信する料金送信手段と、
前記決済サーバから前記料金に係るコード情報を受信するコード受信手段と、
前記コード受信手段が受信した前記コード情報を、前記ディスプレイに出力するコード出力手段と、
前記コード出力手段による前記コード情報の出力後に、前記決済サーバから決済完了に係る情報を受信した場合に、前記指定の駐車スペースを使用した車両の出庫を許可し、及び/又は、前記取出要求に係る前記物品を排出する決済完了処理手段と、
を備える、精算販売装置。
【請求項2】
請求項1に記載の精算販売装置において、
前記料金出力手段は、前記第1料金と1以上の前記第2料金とを取得した場合又は複数の前記第2料金を取得した場合に、複数の料金を合算した合算料金を前記ディスプレイに出力する、精算販売装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の精算販売装置において、
前記コード出力手段は、前記コード情報として、前記決済サーバへの接続情報と前記料金の情報とを含む、携帯端末で読み取り可能な二次元コードを前記ディスプレイに出力する、精算販売装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の精算販売装置において、
前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、通信可能に接続されたカメラが撮影した、前記精算要求に基づく前記指定の駐車スペースを撮影した撮影画像を、前記カメラから受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段が受信した前記撮影画像を、前記ディスプレイに出力する画像出力手段と、
を備え、
前記第1料金取得手段は、出力した前記撮影画像に対する確認結果を、前記入力装置を介して受け付けたことに応じて、前記第1料金を取得する、精算販売装置。
【請求項5】
駐車場に設けられ、駐車料金の精算に係る第1機能と、物品の取出に係る第2機能とを有する精算販売装置と、
前記駐車場の各駐車スペースにおける車両の入出庫を管理する管理サーバと、
前記精算販売装置の利用に係る決済を行う決済サーバと、
を備える精算販売管理システムであって、
前記精算販売装置は、
ディスプレイと、
入力装置と、
前記物品の取出口と、
前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、前記精算要求に含まれる指定の駐車スペースに係る使用終了通知を、前記管理サーバに送信する終了送信手段と、
前記管理サーバから前記指定の駐車スペースの使用に係る第1料金を受信する第1料金受信手段と、
前記入力装置を介して前記第2機能に係る前記物品の取出要求を受け付けたことに応じて、前記物品の取出に係る第2料金を取得する第2料金取得手段と、
前記第1料金受信手段が受信した前記第1料金及び/又は前記第2料金取得手段が取得した前記第2料金を、前記ディスプレイに出力する料金出力手段と、
前記入力装置を介して電子決済に係る指定を受け付けた場合に、前記料金出力手段が出力した料金に係る情報を、前記決済サーバに送信する料金送信手段と、
前記決済サーバから前記料金に係るコード情報を受信するコード受信手段と、
前記コード受信手段が受信した前記コード情報を、前記ディスプレイに出力するコード出力手段と、
前記コード出力手段による前記コード情報の出力後に、前記決済サーバから決済完了に係る情報を受信した場合に、前記指定の駐車スペースを使用した車両の出庫を許可し、及び/又は、前記取出要求に係る前記物品を排出する決済完了処理手段と、
を備え、
前記管理サーバは、前記指定の駐車スペースに係る使用終了通知を前記精算販売装置から受信したことに応じて、前記指定の駐車スペースの使用に係る前記第1料金を算出して、前記精算販売装置に対して算出した前記第1料金を送信し、
前記決済サーバは、前記料金に係る情報を前記精算販売装置から受信したことに応じて、前記料金に係る前記コード情報を生成して、前記精算販売装置に対して生成した前記コード情報を送信する、精算販売管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、精算販売装置及び精算販売管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、街中等に設けられた、例えば、時間貸しの駐車場には、駐車料金を精算するための精算機が設置されている。駐車場の利用者は、精算機を用いて駐車料金の精算を行うことで、車を駐車場から出庫することができる。
このように、駐車場には、精算機を設置するためのスペースがある。駐車場のオーナー等には、精算機を設置するスペースを有効に活用したいと考える者もいる。そこで、例えば、自動販売機に精算機能を備えたものが開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-134765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
精算機も自動販売機も、いずれも料金を支払うものであるが、近年では、現金に変わって利用者にとって利便性のよい電子マネー等の電子決済による決済が主流になりつつある。
【0005】
本発明は、利用者に対する使い勝手を向上させた精算販売装置及び精算販売管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、駐車場に設けられ、駐車料金の精算に係る第1機能と、物品の取出に係る第2機能とを有する精算販売装置であって、ディスプレイと、入力装置と、前記物品の取出口と、前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、前記駐車場における指定の駐車スペースの使用に係る第1料金を取得する第1料金取得手段と、前記入力装置を介して前記第2機能に係る前記物品の取出要求を受け付けたことに応じて、前記物品の取出に係る第2料金を取得する第2料金取得手段と、前記第1料金取得手段が取得した前記第1料金及び/又は前記第2料金取得手段が取得した前記第2料金を、前記ディスプレイに出力する料金出力手段と、前記入力装置を介して電子決済に係る指定を受け付けた場合に、通信可能に接続された決済サーバに対して前記料金出力手段が出力した料金を送信する料金送信手段と、前記決済サーバから前記料金に係るコード情報を受信するコード受信手段と、前記コード受信手段が受信した前記コード情報を、前記ディスプレイに出力するコード出力手段と、前記コード出力手段による前記コード情報の出力後に、前記決済サーバから決済完了に係る情報を受信した場合に、前記指定の駐車スペースを使用した車両の出庫を許可し、及び/又は、前記取出要求に係る前記物品を排出する決済完了処理手段と、を備える、精算販売装置に関する。
【0007】
また、精算販売装置において、前記料金出力手段は、前記第1料金と1以上の前記第2料金とを取得した場合又は複数の前記第2料金を取得した場合に、複数の料金を合算した合算料金を前記ディスプレイに出力してもよい。
【0008】
また、精算販売装置において、前記コード出力手段は、前記コード情報として、前記決済サーバへの接続情報と前記料金の情報とを含む、携帯端末で読み取り可能な二次元コードを前記ディスプレイに出力してもよい。
【0009】
また、精算販売装置において、前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、通信可能に接続されたカメラが撮影した、前記精算要求に基づく前記指定の駐車スペースを撮影した撮影画像を、前記カメラから受信する画像受信手段と、前記画像受信手段が受信した前記撮影画像を、前記ディスプレイに出力する画像出力手段と、を備え、前記第1料金取得手段は、出力した前記撮影画像に対する確認結果を、前記入力装置を介して受け付けたことに応じて、前記第1料金を取得してもよい。
【0010】
本発明は、駐車場に設けられ、駐車料金の精算に係る第1機能と、物品の取出に係る第2機能とを有する精算販売装置と、前記駐車場の各駐車スペースにおける車両の入出庫を管理する管理サーバと、前記精算販売装置の利用に係る決済を行う決済サーバと、を備える精算販売管理システムであって、前記精算販売装置は、ディスプレイと、入力装置と、前記物品の取出口と、前記入力装置を介して前記第1機能に係る精算要求を受け付けたことに応じて、前記精算要求に含まれる指定の駐車スペースに係る使用終了通知を、前記管理サーバに送信する終了送信手段と、前記管理サーバから前記指定の駐車スペースの使用に係る第1料金を受信する第1料金受信手段と、前記入力装置を介して前記第2機能に係る前記物品の取出要求を受け付けたことに応じて、前記物品の取出に係る第2料金を取得する第2料金取得手段と、前記第1料金受信手段が受信した前記第1料金及び/又は前記第2料金取得手段が取得した前記第2料金を、前記ディスプレイに出力する料金出力手段と、前記入力装置を介して電子決済に係る指定を受け付けた場合に、前記料金出力手段が出力した料金に係る情報を、前記決済サーバに送信する料金送信手段と、前記決済サーバから前記料金に係るコード情報を受信するコード受信手段と、前記コード受信手段が受信した前記コード情報を、前記ディスプレイに出力するコード出力手段と、前記コード出力手段による前記コード情報の出力後に、前記決済サーバから決済完了に係る情報を受信した場合に、前記指定の駐車スペースを使用した車両の出庫を許可し、及び/又は、前記取出要求に係る前記物品を排出する決済完了処理手段と、を備え、前記管理サーバは、前記指定の駐車スペースに係る使用終了通知を前記精算販売装置から受信したことに応じて、前記指定の駐車スペースの使用に係る前記第1料金を算出して、前記精算販売装置に対して算出した前記第1料金を送信し、前記決済サーバは、前記料金に係る情報を前記精算販売装置から受信したことに応じて、前記料金に係る前記コード情報を生成して、前記精算販売装置に対して生成した前記コード情報を送信する、精算販売管理システムに関する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、利用者に対する使い勝手を向上させた精算販売装置及び精算販売管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態に係る精算販売管理システムの概要図である。
図2】本実施形態に係る精算販売装置の概要図である。
図3】本実施形態に係る精算販売装置の機能ブロック図である。
図4】本実施形態に係る精算販売装置の精算販売処理を示すフローチャートである。
図5図4の続きである。
図6】本実施形態に係る精算販売装置のディスプレイに表示される表示例を示す図である。
図7】本実施形態に係る精算販売管理システムの精算指定処理を示すフローチャートである。
図8】本実施形態に係る精算販売装置のディスプレイに表示される表示例を示す図である。
図9】本実施形態に係る精算販売管理システムの電子決済処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
<精算販売管理システム100>
図1は、本実施形態に係る精算販売管理システム100の概要図である。
図2は、本実施形態に係る精算販売装置1の概要図である。
図3は、本実施形態に係る精算販売装置1の機能ブロック図である。
【0014】
図1に示す精算販売管理システム100は、駐車場9に設置された精算販売装置1における各種機能を実現するためのシステムである。
精算販売管理システム100は、精算販売装置1と、カメラ5と、管理サーバ6と、決済サーバ7と、携帯端末8とを備える。精算販売管理システム100では、精算販売装置1を使用する利用者Pにおける精算販売装置1に対する操作に応じて、駐車場9の利用に係る料金(駐車料金)の精算や、精算販売装置1における商品(物品)の販売(取出)のための処理を行う。
【0015】
精算販売装置1と、カメラ5、管理サーバ6及び決済サーバ7とは、例えば、インターネット回線等の通信網を介して通信可能に接続されている。通信網は、インターネット回線以外のものであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。また、決済サーバ7は、管理サーバ6及び携帯端末8との間で通信網を介して通信可能に接続されている。
【0016】
駐車場9には、精算販売装置1とカメラ5とが備えられている。また、管理サーバ6及び決済サーバ7は、精算販売装置1と通信可能に接続されていればよく、別の場所に設けられる。図1の例では、1つの駐車場9を例示しているが、様々な場所にある駐車場9には、同様に精算販売装置1とカメラ5とが備えられている。駐車場9のスペースの広さや形状によっては、駐車場9の全体が撮影できるように、駐車場9には、複数台のカメラ5が備えられていてもよい。
【0017】
<精算販売装置1>
精算販売装置1は、例えば、駐車場9の入出庫口9aの近傍に設けられた装置である。精算販売装置1は、駐車場9の利用に係る駐車料金の精算機能(第1機能)と、商品の販売機能(第2機能)とを有する。
図2に示す精算販売装置1は、筐体32と、ディスプレイ34と、センサ35と、入力装置36と、現金投入口37と、釣銭取出口38と、商品ケース41と、商品取出口42(取出口)とを備える。
【0018】
筐体32は、精算販売装置1のケースである。
ディスプレイ34は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置である。ディスプレイ34は、利用者Pによる視認可能な位置に配置されている。ディスプレイ34には、利用者Pによる利用前には、例えば、広告等を表示してもよい。
センサ35は、利用者Pが精算販売装置1の前に立っていることを検出するための検出装置である。センサ35は、例えば、カメラ等であってもよい。
入力装置36は、利用者Pが操作しやすいように、例えば、利用者Pの腰の位置付近の高さに配置され、利用者Pの手による操作入力を受け付ける。入力装置36は、例えば、0から9までの番号が付されたボタンを有するテンキーのような装置であってよい。
【0019】
現金投入口37は、駐車料金の精算や商品の購入における支払のための現金を入れるものである。現金投入口37は、紙幣投入口37aと、硬貨投入口37bとを含む。例えば、硬貨投入口37bの内部には、投入された硬貨を検出する光学センサ(図示せず)等が設けられている。そして、硬貨投入口37bに硬貨が投入されることで光学センサ等が硬貨を検出すると、制御部10(後述する)に検出信号を出力し、制御部10が料金を受け付ける。
釣銭取出口38は、現金による支払において釣銭がある場合に、釣銭を外部に払い出す払出口である。
【0020】
商品ケース41は、販売する商品を並べたケースである。商品ケース41は、図2に示す例では、ガラス張りになっており、利用者Pによって中にある商品が視認できるようになっている。
商品取出口42は、商品を外部に払い出す払出口である。商品取出口42は、利用者Pがしゃがんで商品を取り出すことができるように、筐体32のZ方向下側であり、かつ、商品ケース41の下方に配置されている。
【0021】
次に、精算販売装置1の機能について説明する。
図3に示す精算販売装置1は、上記したディスプレイ34等の他に、制御部10と、記憶部30と、通信IF(インタフェース)39と、ストッカ部45とを備える。
制御部10は、精算販売装置1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
【0022】
制御部10は、精算処理部11と、販売処理部17と、料金出力部21(料金出力手段)と、決済方式受付部22と、料金送信部23(料金送信手段)と、コード受信処理部24(コード受信手段、コード出力手段)と、決済完了処理部25(決済完了処理手段)とを備える。
【0023】
精算処理部11は、駐車場9の利用に係る駐車料金の精算に関する処理を行う。
精算処理部11は、精算要求受付部12と、画像受信処理部13(画像受信手段、画像出力手段)と、操作受付処理部14(終了送信手段)と、駐車料金取得部15(第1料金取得手段、第1料金受信手段)とを備える。
精算要求受付部12は、利用者Pによる入力装置36に対する操作によって、駐車場9を利用したことによる精算要求を受け付ける。精算要求には、例えば、車両を停車させている駐車スペースを指定する番号(以降、車室番号ともいう。)を含む。
【0024】
画像受信処理部13は、精算要求受付部12が受け付けた精算要求に対応した駐車場9の車室(指定の駐車スペース)を撮影した画像(撮影画像)を、カメラ5から受信する。
操作受付処理部14は、利用者Pによる入力装置36を介した確認操作によって、確認結果を受け付ける。そして、操作受付処理部14は、確認結果に応じて、駐車スペース(以降、車室ともいう。)の使用終了に係る通知(使用終了通知)を、管理サーバ6に送信する。
駐車料金取得部15は、当該車室の利用に係る駐車料金(第1料金)を、管理サーバ6から受信する。
【0025】
販売処理部17は、商品の販売に係る処理を行う。
販売処理部17は、購入要求受付部18と、商品料金取得部19(第2料金取得手段)とを備える。
購入要求受付部18は、利用者Pによる入力装置36に対する操作によって、商品の購入による取出要求を受け付ける。購入要求受付部18は、例えば、商品に対応した商品番号を受け付ける。
商品料金取得部19は、当該商品の販売料金(第2料金)を取得する。例えば、商品の金額が、商品の商品番号に対応付けられて予め記憶部30(後述する)に記憶されており、商品料金取得部19は、記憶部30の対応付けを参照することで、当該商品の販売に係る販売料金を取得できる。
【0026】
料金出力部21は、駐車料金取得部15の処理によって取得した駐車料金と、商品料金取得部19の処理によって取得した販売料金とを、ディスプレイ34に出力する。ここで、料金出力部21は、駐車料金と販売料金とがある場合には、個々の料金の他に、全ての料金を合算した合算金額を出力してもよい。
決済方式受付部22は、料金の支払に関する決済方式を、入力装置36を介して受け付ける。決済方式には、例えば、現金による支払と、電子決済とが該当する。電子決済には、例えば、二次元コード(コード情報)を読み取る決済方式が該当する。電子決済には、その他、チャージされた金額を用いるもの等もあるが、以下の例においては、二次元コードを読み取るものを説明する。
【0027】
料金送信部23は、料金出力部21で出力した料金を決済額として、決済サーバ7に対して送信する。ここで、複数の料金がある場合には、料金送信部23は、個々の料金と合算金額とを送信してもよいし、個々の料金のみを送信してもよい。また、料金送信部23は、個々の料金に、何の料金であるかの情報(駐車料金又は販売料金)を対応付けて送信してもよい。
【0028】
コード受信処理部24は、決済サーバ7から決済額に係る二次元コードを受信する。そして、コード受信処理部24は、受信した二次元コードを、ディスプレイ34に出力する。二次元コードは、例えば、QRコード(登録商標)であり、決済サーバ7の位置を指定したアドレス情報(接続情報)と、決済額の情報とを少なくとも含む。
決済完了処理部25は、決済サーバ7からコード受信処理部24が出力した二次元コードに対応した決済完了に係る情報を受信した場合に、車室の使用による精算であれば、車室を使用した車両の出庫を許可し、また、商品の購入であれば、例えば、ストッカ部45を制御して、当該商品を、商品取出口42に排出する。
【0029】
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31を備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、例えば、精算販売装置1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラム31aを記憶している。
なお、上記したように、記憶部30には、各商品の金額を記憶した記憶領域等を備える。
【0030】
通信IF39は、通信網を介して管理サーバ6や、決済サーバ7、カメラ5等との間の通信を行うためのインタフェースである。
ストッカ部45は、商品ケース41にある商品を、商品取出口42に排出するための機構である。
【0031】
<カメラ5>
図1に示すカメラ5は、駐車場9の各車室を撮影可能な位置に設置されている。カメラ5は、常に画像を取得して、精算販売装置1に送信するものであってもよい。また、精算販売装置1から取得要求があった場合に、カメラ5は、画像を取得して精算販売装置1に送信してもよい。
【0032】
<管理サーバ6>
管理サーバ6は、駐車場9の各車室に対する駐車状況を管理するサーバである。管理サーバ6は、例えば、駐車場9の管理を委託された管理委託会社に設けられて運営される。管理サーバ6は、駐車状況として、車室の使用状況である入庫及び出庫を管理する。より具体的には、管理サーバ6は、車室の使用開始に係る通知を、例えば、精算販売装置1から受け付ける。ここで、精算販売装置1は、車室の使用開始に係る通知を、どのような方法で生成して管理サーバ6に送信してもよい。例えば、精算販売装置1は、カメラ5を介して受信した画像から車室の利用開始を判定して、管理サーバ6に車室の使用開始に係る通知を送信してもよい。また、管理サーバ6は、車室の使用終了に係る通知を、精算販売装置1から受け付けると、使用開始時間及び使用終了時間から車室の使用に係る駐車料金を算出して、精算販売装置1に送信する。
なお、管理サーバ6は、図示しないが、制御部と、記憶部と、通信IF等とを備える。
【0033】
<決済サーバ7>
決済サーバ7は、利用者Pによる駐車場9の利用に係る駐車料金や、利用者Pによる精算販売装置1を利用した商品の購入に係る販売料金についての決済処理を行うサーバである。決済サーバ7は、精算販売装置1から決済額を受信すると、決済サーバ7の位置を指定したアドレス情報と決済額の情報とを含む二次元コードを生成して、精算販売装置1に送信する。また、決済サーバ7は、二次元コードを読み取って決済サーバ7に接続した携帯端末8から、決済要求を受け付けると、決済処理を行う。そして、決済サーバ7は、決済処理が行われると、決済完了通知を携帯端末8と、精算販売装置1とに送信する。
なお、決済サーバ7は、図示しないが、制御部と、記憶部と、通信IF等とを備える。
また、管理サーバ6及び決済サーバ7は、各々クラウドであってもよい。
【0034】
<携帯端末8>
携帯端末8は、利用者Pが所持する、例えば、スマートフォンに代表される携帯型の端末である。利用者Pは、携帯端末8を操作して二次元コードを読み取るためのアプリケーションを起動させて、精算販売装置1のディスプレイ34に出力された二次元コードを読み取らせる。そうすることで、携帯端末8は、決済サーバ7に接続し、決済処理を行う。
携帯端末8は、図示しないが、制御部と、記憶部と、タッチパネルディスプレイと、カメラと、通信IF等とを備える。
【0035】
ここで、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、精算販売装置1、管理サーバ6、決済サーバ7、携帯端末8等は、各々制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
【0036】
<精算販売管理システム100の処理>
次に、精算販売管理システム100における精算及び販売に係る処理について、フローチャートに即して説明する。
図4及び図5は、本実施形態に係る精算販売装置1の精算販売処理を示すフローチャートである。
図6及び図8は、本実施形態に係る精算販売装置1のディスプレイ34に表示される表示例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る精算販売管理システム100の精算指定処理を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係る精算販売管理システム100の電子決済処理を示すフローチャートである。
【0037】
例えば、利用者Pが、駐車料金の精算及び/又は商品の購入のために精算販売装置1の前に立つことによって、図4に示す精算販売処理が開始される。
図4のステップS(以下、「ステップS」を単に「S」という。)11において、精算販売装置1の制御部10は、センサ35からの検出信号を受信する。
S12において、制御部10は、初期画面をディスプレイ34に出力する。
図6(A)に、ディスプレイ34に出力する初期画面50の例を示す。初期画面50は、用件を利用者Pに選択させるための画面である。より具体的には、初期画面50は、商品の購入や駐車料金の精算に係る処理に対応する番号を利用者Pが入力させるための指示出力画面である。
【0038】
利用者Pは、初期画面50を見て、所望する用件に対応する番号を、入力装置36を介して入力することで、図4のS13において、制御部10は、用件を受け付ける。
S14において、制御部10は、受け付けた用件が商品の購入を含むか否かを判断する。商品の購入を含む場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、商品の購入を含まない場合(S14:NO)には、制御部10は、処理をS17に移す。具体的には、図6(A)の初期画面50で「1」又は「7」の入力を受け付けた場合には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、図6(A)の初期画面50で「3」の入力を受け付けた場合には、制御部10は、処理をS17に移す。
【0039】
S15において、制御部10(販売処理部17)は、商品購入指定処理を行う。
具体的には、制御部10は、まず、図6(B)に例示する商品選択画面51を、ディスプレイ34に出力する。商品選択画面51は、利用者Pに商品番号の入力をさせるための画面である。利用者Pは、商品ケース41を見て、欲しい商品に係る商品番号を確認する。そして、利用者Pが、入力装置36から商品の商品番号を入力すると、制御部10(購入要求受付部18)は、商品番号を受け付ける。
【0040】
次に、制御部10は、図6(C)に例示する連続選択画面52を、ディスプレイ34に出力する。連続選択画面52は、利用者Pに商品を連続して購入するか否かを問い合わせる画面である。利用者Pは、連続して商品を購入するか否かに対応した番号を、入力装置36から入力する。
続けて商品を購入する場合、具体的には、図6(C)の連続選択画面52で「1」の入力を受け付けた場合には、制御部10は、図6(B)の商品選択画面51を、ディスプレイ34に出力し、再度利用者Pに商品番号を選択させる。
【0041】
他方、続けて購入しない場合、具体的には、図6(C)の連続選択画面52で「3」の入力を受け付けた場合には、図4のS16において、制御部10は、続けて精算をするか否かを判断する。続けて精算をする場合とは、具体的には、図6(A)の初期画面50で「7」の入力を受け付けていた場合をいう。続けて精算をする場合(S16:YES)には、制御部10は、処理をS17に移す。他方、続けて精算をしない場合(S16:NO)には、制御部10は、処理をS18に移す。
【0042】
図4のS17において、制御部10(精算処理部11)は、精算指定処理を行う。
ここで、精算指定処理について、図7に基づき説明する。
図7のS41において、制御部10は、車室番号画面を、ディスプレイ34に出力する。図8(A)に、ディスプレイ34に出力する車室番号画面60の例を示す。車室番号画面60は、利用者Pに車室番号の入力をさせるための画面である。
利用者Pが、車室番号画面60を見た上で、入力装置36を介して自身の車両を駐車した車室番号を入力することで、図7のS42において、制御部10(精算要求受付部12)は、車室番号を受け付ける。
【0043】
S43において、カメラ5は、駐車場9を撮影した画像を精算販売装置1に送信するので、精算販売装置1の制御部10(画像受信処理部13)は、画像を受信する。
そして、S44において、制御部10(画像受信処理部13)は、画像を含む車室確認画面をディスプレイ34に出力する。図8(B)に、ディスプレイに出力された車室確認画面61の例を示す。車室確認画面61は、画像61aを含む。画像61aは、車体と車両のナンバープレート61bとを確認可能な画像である。利用者Pは、画像61aや、その中のナンバープレート61bを見て、自身の車両であることを確認する。そして、利用者Pが、入力装置36から確認結果に対応する番号を入力すると、図7のS45において、制御部10(操作受付処理部14)は、確認結果を受け付ける。
【0044】
S46において、制御部10(操作受付処理部14)は、車室番号を含む使用終了に係る通知を、管理サーバ6に送信する。なお、受け付けた確認結果が「3.入力し直す」である場合には、制御部10は、処理をS41に移して、車室番号の入力を再度行わせるようにすればよい。
管理サーバ6の制御部は、車室番号を含む使用終了に係る通知を受信すると、S47において、駐車料金を算出し、精算販売装置1に対して送信する。
精算販売装置1の制御部10(駐車料金取得部15)は、管理サーバ6から駐車料金に係る情報を受信すると、処理を図4のS18に移す。
【0045】
図4のS18において、制御部10(料金出力部21)は、料金画面を、ディスプレイ34に出力する。
図6(D)は、商品の購入に係る購入料金画面53を例示し、図8(C)は、駐車料金の精算に係る駐車料金画面62を例示する。いずれの画面も、料金を表示し、決済方式を選択させるための画面である。
なお、図示しないが、商品の購入と、駐車料金の精算との両方を行った場合には、例えば、各料金に加えて合算の金額を出力する。
【0046】
利用者Pが料金画面を見た上で、入力装置36を介して決済方式に対応した番号を入力することで、図5のS21において、制御部10(決済方式受付部22)は、決済方式を受け付ける。
S22において、制御部10は、受け付けた決済方式が電子決済であるか否かを判断する。図6(D)に示す購入料金画面53や、図8(C)に示す駐車料金画面62において、「3.QRコード決済」に対応する番号「3」を受け付けた場合に、制御部10は、受け付けた決済方式が電子決済であると判断する。受け付けた決済方式が電子決済である場合(S22:YES)には、制御部10は、処理をS23に移す。他方、受け付けた決済方式が電子決済ではない場合(S22:NO)には、制御部10は、処理をS24に移す。
S23において、制御部10は、電子決済処理を行う。
【0047】
ここで、電子決済処理について、図9に基づき説明する。
図9のS51において、制御部10(料金送信部23)は、決済額を決済サーバ7に対して送信する。
決済サーバ7の制御部は、決済額を受信すると、S52において、二次元コードを生成し、精算販売装置1に生成した二次元コードを送信する。
【0048】
精算販売装置1の制御部10(コード受信処理部24)は、決済サーバ7から二次元コードを受信すると、S53において、受信した二次元コードを含むコード画面を、ディスプレイ34に出力する。
図8(D)に、コード画面63の例を示す。コード画面63は、二次元コードと、表示された二次元コードを利用者Pに読み取らせるための説明とを含む。
利用者Pは、コード画面63を見て、自身の携帯端末8に二次元コードを読み取らせる操作をすることで、図9のS54において、携帯端末8の制御部は、二次元コードを読み取る。そして、S55において、携帯端末8の制御部は、二次元コードに含まれる決済サーバ7の位置を指定したアドレス情報を用いて、決済サーバ7に接続する。
【0049】
S56において、決済サーバ7の制御部は、携帯端末8に対して決済画面(図示せず)を送信する。
携帯端末8の制御部は、決済サーバ7から決済画面を受信すると、決済画面を表示させる。そして、利用者Pが必要に応じて決済に係る情報を入力した後に、決済を依頼する操作をすることで、S57において、携帯端末8の制御部は、決済依頼を決済サーバ7に送信する。
【0050】
携帯端末8からの決済依頼を受信した決済サーバ7の制御部は、S58において、決済処理を行う。具体的には、決済サーバ7の制御部は、決済処理として、例えば、利用者Pの銀行口座から料金を引き出す処理を行う。
なお、決済サーバ7は、利用者Pの銀行口座から引き出した料金を、商品を販売する企業や、駐車場9を管理する企業の口座に入金する必要がある。そのため、例えば、決済サーバ7の制御部は、精算販売装置1から受信した決済額に対応付けられた何の料金であるかの情報に基づいて、各企業の口座に入金することができる。
また、精算販売装置1から受信した決済額に対応付けの情報がない場合には、決済サーバ7の制御部は、例えば、管理サーバ6から駐車料金に係る情報を受信することで、各企業の口座に入金することができる。
【0051】
決済処理が行われると、S59において、決済サーバ7の制御部は、精算販売装置1及び携帯端末8に対して決済完了通知を送信する。その後、精算販売装置1の制御部10は、処理を図5のS26に移す。
【0052】
他方、図5のS24において、精算販売装置1の制御部10は、現金投入口37から投入された現金の金額を受け付け、S25において、現金確認処理を行う。そして、釣銭がある場合には、制御部10は、釣銭を排出する。
【0053】
S26において、制御部10(決済完了処理部25)は、決済が完了したか否かを判断する。決済が完了した場合(S26:YES)には、制御部10は、処理をS27に移す。他方、決済が完了しなかった場合(S26:NO)には、制御部10は、処理をS28に移す。
【0054】
S27において、制御部10(決済完了処理部25)は、決済完了処理を行う。より具体的には、車室の使用による駐車料金の精算であれば、制御部10は、車室を使用した車両の出庫を許可し、また、商品の購入であれば、制御部10は、例えば、ストッカ部45を制御して、当該商品を、商品取出口42に排出する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
他方、S28において、制御部10は、キャンセル処理を行う。具体的には、制御部10は、例えば、エラー画面(図示せず)を出力後に、処理を図4のS12に移す。
【0055】
このように、本実施形態の精算販売装置1によれば、以下のような効果がある。
(1)駐車場9に設置された精算販売装置1は、駐車場9の精算に係る機能と、商品の販売に係る機能とを備えたものであるので、駐車料金の精算と、商品の販売との両方を、1つの装置で行える。よって、駐車場9のスペースを有効に活用できる。
また、電子決済に係る指定を受け付けた場合に、駐車料金や、商品の販売料金を電子決済で行うための二次元コードをディスプレイに出力するので、利用者Pは、自身の携帯端末8に二次元コードを読み取らせることで電子決済を行うことができ、現金以外でも支払ができるため、利用者Pの利便性が向上する。
【0056】
(2)利用者Pが複数の商品を購入したり、商品の購入と駐車料金の精算とを一緒に行ったりする場合に、複数の料金を合算した合算料金をディスプレイ34に出力する。
よって、合算の金額に対する決済処理をすればよく、一度の決済処理で完了するため便利である。
【0057】
(3)駐車料金の精算の場合、車室番号に係る駐車場9の駐車スペースを撮影した画像をカメラ5から取得して、ディスプレイ34に駐車スペースを撮影した画像を出力する。
よって、利用者Pが、精算する車室が合っているかを画像により簡単に確認ができ、一見して分かりやすく車室番号の入力の間違いがあった場合でも、間違いに気づきやすくできて便利である。
【0058】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0059】
(変形形態)
(1)本実施形態では、精算販売装置において、商品ケースがガラス張りのものであり、中の商品を確認できるものを例に説明したが、これに限定されない。サンプルが陳列又は表示され、中が見えないものであってもよい。
また、精算販売装置において、駐車料金の精算の他、商品を販売するものを例に説明したが、これに限定されない。商品を販売するものに代えて、例えば、宅配ロッカーのような、物品の預け入れ及び取り出しができるものであってもよい。
【0060】
(2)本実施形態では、センサが精算販売装置の前に立つ利用者を検出することで、精算販売装置の処理を開始するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、利用者による入力装置に対する操作を受け付けることで、精算販売装置の処理を開始してもよい。
【0061】
(3)本実施形態では、ディスプレイと入力装置とを別々に有するものを例に説明したが、これに限定されない。ディスプレイに入力装置を備えたタッチパネルディスプレイを有するものであってもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 精算販売装置
5 カメラ
6 管理サーバ
7 決済サーバ
8 携帯端末
9 駐車場
9a 入出庫口
10 制御部
11 精算処理部
12 精算要求受付部
13 画像受信処理部
14 操作受付処理部
15 駐車料金取得部
17 販売処理部
18 購入要求受付部
19 商品料金取得部
21 料金出力部
22 決済方式受付部
23 料金送信部
24 コード受信処理部
25 決済完了処理部
30 記憶部
31a プログラム
32 筐体
34 ディスプレイ
36 入力装置
37 現金投入口
42 商品取出口
61 車室確認画面
63 コード画面
100 精算販売管理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9