(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023029142
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】拇指球加重の靴中敷き
(51)【国際特許分類】
A61F 13/06 20060101AFI20230224BHJP
A63B 69/36 20060101ALI20230224BHJP
A41D 13/06 20060101ALI20230224BHJP
A43B 17/00 20060101ALI20230224BHJP
A43B 17/16 20060101ALI20230224BHJP
【FI】
A61F13/06 N
A63B69/36 532Z
A41D13/06
A43B17/00 Z
A43B17/16
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021152622
(22)【出願日】2021-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】521210117
【氏名又は名称】坪井 一男
(72)【発明者】
【氏名】坪井 一男
【テーマコード(参考)】
3B011
4F050
【Fターム(参考)】
3B011AA14
3B011AB11
3B011AC04
4F050AA01
4F050EA03
4F050EA24
4F050JA02
(57)【要約】
【課題】 本発明はゴルフでボールを打つときの基本姿勢を作る動作として、両膝を正面方行にやや折り、拇指球加重体勢(体重を乗せる)で行う重要性を強く補完し、また、踵台の高さを調整するパットを付帯し、ショットを力強く、より正確なものにするための本拇指球加重靴中敷きを提供する。
【解決手段】靴中底の形状で踵部分に、高さ約20ミリ~約40ミリ程度の厚み(高さ)でややクッション性のある素材にて踵台を設け、踵最後部からつま先に向けて、約50ミリ~約70ミリ程度の長さで平滑とし、そこから先、足裏拇指球手前まで傾斜をなし、傾斜ゼロにて基盤に繋ぐ、その先、足指まで、約3ミリ~約5ミリ程度の基盤の厚さにて拇指球加重靴中敷きとし、踵台が高く踵が不安定なことがあり、これを防ぐ踵腰裏カバー(ヒールカップ)をあらたに設け、踵、足首の安定を図る、踵台の高さを追加すべき人へ高さ調節パッドを付帯することを特徴とする拇指球加重の靴中敷き。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴中底の形状で踵部分に、高さ約20ミリ~約40ミリ程度の厚み(高さ)で、ややクッション性のある素材にて踵台を設け、踵最後部からつま先に向けて、約50ミリ~約70ミリ程度の長さで平滑とし、そこから先、足裏拇指球手前まで傾斜をなし、傾斜ゼロにて基盤に繋ぐ、その先、足指まで、約3ミリ~約5ミリ程度の基盤の厚さにて拇指球加重靴中敷きとし、踵台が高く踵が不安定なことがあり、これを防ぐ踵腰裏カバー(ヒールカップ)をあらたに設け、踵、足首の安定を図る、踵台の高さ追加すべき人へ高さ調節パッドを付帯することを特徴とする拇指球加重の靴中敷き。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフでボールを打つときの体勢を作るのに両足裏母指球に体重を乗せてボールを打つことを基本としていることへの強力なサポート役の補助用具である拇指球加重靴中敷きに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、靴中敷は健康志向で衝撃吸収し、疲れない、魚の目、タコなど、医学療法、または、歩走行の矯正と言った目的の中敷きであった。
本靴中敷きは、ゴルフ靴用としてゴルフスイングフォームの基本とする足裏拇指球加重の理論を強カにマインドアップするし、補完するものである。
現在類似品は他になかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-136242号公報
【特許文献2】特開2004-194734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、次のような欠点があった。
(イ)ゴルフスイング動作で重要項目に拇指球加重で前傾姿勢の基本がある、多くのゴルフ人口が拇指球ライン(拇指球、拇子内転筋横頭、指尖球)加重体勢を周知されていない現状がある。
(ロ)拇指球ライン加重体勢を作りだすには、身体上半身を股関節からの前傾と両膝を正面へ曲げる一連の動作が必修であるが継続することを困難としている。
本発明は、以上のような欠点をなくすために考えたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(イ)ゴルフ靴用中敷きは、体重を拇指球に加重する体勢を維持するのに踵部位の厚さ(高さ)を約20ミリから約40ミリ程度とし、横幅は靴幅に合せ、踵最後部より、約60ミリから約80ミリつま先方面まで平滑にして踵台を設け、その先母指球ラインまでで傾斜を終了し、つま先まで約3ミリから約5ミリ程度の厚みで一体成型した靴中敷き(2)とする。
(ロ)本中敷きの踵部位を高くしたことで靴中の踵、および、足首が不安定になり、これを防止する(1)を設ける。
(ハ)本中敷き使用人は、背の高さ、前傾姿勢、スイング姿勢など個人差があり本人により最大効果を齎される踵台の高さに調節すべき、拇指球加重が効率的に最も良い踵の高さにするため、調節パット(3)を付帯する。
(ニ)本中敷きの使用は腰裏カバー(ヒールカップ)(1)、を靴中へ設置し中敷き本体(2)、をはめ込み(
図3)、高さ調節パッド(3)を活用する、以上の順に設置する。
本発明は、以上の構成よりなる拇指球加重靴中敷きである。
【発明の効果】
【0006】
(イ)本踵台付き拇指球ライン加重の靴中敷きを試作し、複数名グループで試着テストした結果、安定したスイングフォームを保つ画期的な物と称賛された。
(ロ)踵部位を高くした本中敷きで体重を拇指球ラインに乗せて打つことは必要不可欠のスイング体勢の完成を導き拇指球加重マインドアップの新開発システムインソールである。
(ハ)ゴルフ靴用拇指球加重中敷きとして、足裏母指球に体重を乗せてボールを打つ体勢を作る強力な補助具として踵台付き靴中敷き、と足首、踵を安定させる腰裏カバー(ヒールカップ)(1)と幼少期から青年まで活用できるように踵台の高さを調節する踵台高さ調節パッド(3)を付帯し、再剥離可能な接着剤で拇指球加重中敷き本体と接着し、高さ調節ができることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の腰裏カバー(ヒールカップ)(2)、拇指球加重靴中敷き本体(1)、踵の高さ調節パット(3)、接着部(5)の分解斜視図である。
図2は、本発明の腰裏カバー(ヒールカップ)(2)、拇指球加重靴中敷き本体(1)、踵の高さ調節パット(3)、接着部(5)の分解側面図である。
図3は、本発明の中敷き本体と腰裏カバー(ヒールカップ)を靴踵部位(4)にセットした状態の説明図である。
図4は、本発明の中敷き本体と腰裏カバー(ヒールカップ)と高さ調節パットの分解斜視図である。
図5は、本発明の中敷き本体と腰裏カバー(ヒールカップ)をセットした側面図である。
図6は、本発明の中敷き本体と腰裏カバー(ヒールカップ)を靴踵部位に組込み、セットした斜視図である。
図7は、本発明の腰裏カバー(ヒールカップ)、拇指球加重靴中敷き本体をゴルフ靴にセットし、実際に足を入れた使用状態を示した説明図である。
(イ)ゴルフ靴用中敷きは、体重を拇指球に加重する体勢を維持するのに踵部位の厚さ(高さ)を約20ミリから約40ミリ程度とし横幅は靴幅に合せ、踵最後部より約60ミリから約80ミリつま先方面まで平滑にして踵台を設ける。
その先母指球ラインまでで傾斜を終了し、つま先まで約3ミリから約5ミリ程度の厚みで一体成型した靴中敷き(2)とする本中敷きの踵部位を高くしたことで靴中の踵、足首が不安定になり、これを防止する拇指球加重靴中敷き本体(1)を新たに設置する。
(ロ)本中敷き使用人は、背の高さ、前傾姿勢、スイング姿勢など個人により踵台の高さを調節し、拇指球加重が効率的に最も良い踵の高さにするため、踵台高さ調整パット(3)を付帯する。
(ハ)本中敷きを使用する順序は、腰裏カバー(ヒールカップ)(2)を靴中に設置し、中敷き本体(1)を腰裏カバー(2)にはめ込み、高さ調節パッド(3)、接着部(5)を活用する、以上の順に設置する。
(二)これを使用するときは、使用者が各々靴中底に合せたサイズに中敷き本体の足指先部分を切除して使用する。
(ホ)本発明の拇指球加重靴中敷き、と腰裏カバー(ヒールカップ)、と踵高さ調節パッド、接着部を靴本体の制作に組み込むこともできる。
また、男女兼用にてヒールアップを目的に使用することができる。
本発明は、以上の構成よりなる拇指球加重靴中敷きである。
【符号の説明】
【0009】
1 拇指球加重靴中敷き本体
2 腰裏カバー(ヒールカップ)
3 踵台高さ調整パット
4 靴踵部位
5 接着部