(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023029177
(43)【公開日】2023-03-03
(54)【発明の名称】木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム
(51)【国際特許分類】
B65B 67/10 20060101AFI20230224BHJP
B65G 47/46 20060101ALI20230224BHJP
B65G 47/48 20060101ALI20230224BHJP
【FI】
B65B67/10 B
B65G47/46 B
B65G47/48
B65G47/46 H
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208596
(22)【出願日】2021-12-22
(31)【優先権主張番号】202110957733.4
(32)【優先日】2021-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521560344
【氏名又は名称】浙江裕豊智能家居有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHEJIANG YUFENG INTELLIGENT HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】BUILDING 66, BUILDING 68, BUILDING 70, MUPI MARKET, LUOSHE TOWN, DEQING COUNTY, HUZHOU, ZHEJIANG, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】▲ざん▼ 先旭
(72)【発明者】
【氏名】魯 文其
(72)【発明者】
【氏名】叶 交友
(72)【発明者】
【氏名】李 雪蓮
(72)【発明者】
【氏名】李 檸
(72)【発明者】
【氏名】虞 宇翔
(72)【発明者】
【氏名】謝 序勤
(72)【発明者】
【氏名】劉 雪羽
【テーマコード(参考)】
3E057
3F015
【Fターム(参考)】
3E057BA10
3E057BB01
3F015AA19
3F015FA02
3F015GA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システムを提供する。
【解決手段】一端に複数の支持棒15が固定的に設けられたキャッシュ搬送ベルト17を含み、支持棒15には、位置識別装置16が固定接続されており、本発明は、重い板材をキャッシュ搬送ベルト17に中継することができる油圧昇降装置11を内蔵し、人の労力を節約し、本発明は、光感知認識により板材上の画像コード情報を読み取ることができ、それにより、板材の仕様モデルを取得し、さらに位置認識モジュール16により異なる規格の板材を位置決めし、その後、押し治具14を介して異なる仕様の板材を分類して一時保管室19内に押して置き、押し仕分けの方式は、大型板材の重量が大きく、外形が平らで広いという特性に有利であり、仕分けの過程全体は、効率的で迅速であり、マシンの安定性も比較的高い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システムであって、
一端に複数の支持棒が固定的に設けられたキャッシュ搬送ベルトを含み、前記支持棒には、位置識別装置が固定接続されており、前記位置識別装置と前記キャッシュ搬送ベルトの手前との間の距離は、木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記キャッシュ搬送ベルトの前記支持棒から遠い側に仕分け搬送ベルトが設けられており、前記仕分け搬送ベルトに複数の保管室が固定的に設けられており、複数の前記保管室は前記キャッシュ搬送ベルトに向かって開口し、複数の前記保管室はそれぞれ異なる仕様の木製板を保管するために使用され、
前記仕分け搬送ベルトの前記キャッシュ搬送ベルトから遠い側に感知テーブルが設けられており、前記感知テーブルと前記仕分け搬送ベルトとの間は、中継レールを介して接続されており、前記感知テーブルには機械的測距装置が固定的に設けられており、前記機械的測距装置と前記感知テーブルとの間の距離は、複数の木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記感知テーブルの一端には傾斜板が固定的に設けられており、前記傾斜板の前記感知テーブルから遠い一端に梱包搬送ベルトが固定接続されている、ことを特徴とする木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項2】
前記中継レールは、全体としてU字状であり、占有スペースを節約することができ、前記中継レールの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に供給ラインが設けられており、前記供給ラインの前記キャッシュ搬送ベルトに近い側に油圧昇降装置が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項3】
前記供給ラインはモータを介してローラーホイールに動力を伝達して動力ローラーホイール機構を構成し、複数の動力ローラーホイール機構は、ワークの搬送を実現し、前記供給ラインで搬送可能な板材は、最小仕様が、300mm×300mmであり、最大仕様が、1300mm×2400mmであり、板材の総重量が、100KG以下である、ことを特徴とする請求項2に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項4】
前記油圧昇降装置の側方に、光感知識別装置が設けられており、前記光感知識別装置は、CCDの方式で走査し、走査速度は、5msであり、前記光感知識別装置は、前記油圧昇降装置上の板材の画像コードを迅速に認識することにより、前記油圧昇降装置上の板材の仕様情報を認識することができる、ことを特徴とする請求項2に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項5】
前記キャッシュ搬送ベルトの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に複数の押しベースが設けられており、複数の前記押しベースの位置は、複数の前記保管室の位置に対応しており、複数の前記押しベース内には、押し治具が摺動自在に設けられており、前記押し治具の前記保管室に近い一端は、板材を挟持固定することができ、前記押し治具は、板材を固定した後、板材を対応する前記保管室内に押し込むことができる、ことを特徴とする請求項1に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項6】
前記仕分け搬送ベルトの高さは、前記キャッシュ搬送ベルトの高さよりも低く、前記保管室の開口部は、ラッパ状である、ことを特徴とする請求項5に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項7】
前記位置識別装置は、前記キャッシュ搬送ベルト上の板材の位置を検出することができ、前記位置識別装置は、前記光感知識別装置と通信した後、異なる仕様の板材の位置を判断し、前記仕分け搬送ベルトの起動停止を制御することにより、異なる仕様の板材を対応する前記保管室の開口部に停止させることができる、ことを特徴とする請求項4に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項8】
前記保管室は、前記仕分け搬送ベルトに接近する方向に移動し、その後、前記保管室内の1つ以上の板材を前記仕分け搬送ベルト上に載置する、ことを特徴とする請求項7に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項9】
前記機械的測距装置の最大動作高さは、900mmであり、適用可能な最大板材仕様は、1200mm×3000mmであり、最小板材仕様は、200mm×300mmであり、前記機械的測距装置は、押圧棒を下方に突出させて前記感知テーブルと前記機械的測距装置との間の木製板の厚さを測定し、紙裁断装置を備え、当該板材の仕様情報に基づいて、プラスチックシール包装を行うことができる、ことを特徴とする請求項1に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項10】
前記紙裁断装置は、前記感知テーブル上の板材の高さと仕様情報に基づいて、適切なサイズの包装紙を自動的に裁断することができる、ことを特徴とする請求項9に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項11】
前記梱包搬送ベルトには完成品が載置され、前記梱包搬送ベルトの高さは、前記感知テーブルよりも低く、前記傾斜板は、地面に対して30度の角度を形成し、前記傾斜板の前記感知テーブルに近い側の端部は、前記梱包搬送ベルトに近い側の端部よりも高く、前記梱包搬送ベルトの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に手動梱包エリアが設けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【請求項12】
前記梱包搬送ベルトには、測定したサイズに基づいてカートンの幅を自動クラムシェル機により自動的に調整し、カートンの蓋を立てることができる自動折りたたみ作業台が設けられている、ことを特徴とする請求項11に記載の木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木材の選別分野に関し、特に、木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システムに関する。
【背景技術】
【0002】
木製板は、無傷の木材で作られた木の板材であり、この種の木製板は、家庭用品によく使われる素材であり、この種の木製板は多くの場合、異なる種類の治具の製作に対応するために複数のサイズに作られている。木製板は、加工が終わったら仕分けして梱包する必要があり、従来の梱包方法では、手動で木製板を持ち上げて積み重ね、手動で梱包する際には、視覚的に判断して同じタイプ、同じサイズの木製板を積み重ね、次に、プラスチックシールや裁断紙を行って梱包する必要がある。この梱包方式は非常に労力がかかり、また、木製板のサイズが大きく、重量が重いため、昇降式の治具を使って仕分けることが困難であり、運搬時の作業が非常に不便であり、梱包の効率が低く、人為的に梱包紙を裁断すると、サイズが正確でないため、梱包紙が無駄になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上記の課題を解決するために、木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン包装システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下の技術的解決手段によって上記の目的を達成し、木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン梱包システムは、一端に複数の支持棒が固定的に設けられたキャッシュ搬送ベルトを含み、前記支持棒には、位置識別装置が固定接続されており、前記位置識別装置と前記キャッシュ搬送ベルトの手前との間の距離は、木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記キャッシュ搬送ベルトの前記支持棒から遠い側に仕分け搬送ベルトが設けられており、前記仕分け搬送ベルトに複数の保管室が固定的に設けられており、複数の前記保管室は、前記キャッシュ搬送ベルトに向かって開口し、複数の前記保管室はそれぞれ異なる仕様の木製板を保管するために使用され、
前記仕分け搬送ベルトの前記キャッシュ搬送ベルトから遠い側に感知テーブルが設けられており、前記感知テーブルと前記仕分け搬送ベルトとの間は、中継レールを介して接続されており、前記感知テーブルには機械的測距装置が固定的に設けられており、前記機械的測距装置と前記感知テーブルとの間の距離は、複数の木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記感知テーブルの一端には傾斜板が固定的に設けられており、前記傾斜板の前記感知テーブルから遠い一端に梱包搬送ベルトが固定接続されている。
【0005】
本発明の好ましい態様として、前記中継レールは、全体としてU字状であり、占有スペースを節約することができ、前記中継レールの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に供給ラインが設けられており、前記供給ラインの前記キャッシュ搬送ベルトに近い側に油圧昇降装置が設けられている。
【0006】
本発明の好ましい態様として、前記供給ラインはモータを介してローラーホイールに動力を伝達して動力ローラーホイール機構を構成し、複数の動力ローラーホイール機構は、ワークの搬送を実現し、前記供給ラインで搬送可能な板材は、最小仕様が、300mm×300mmであり、最大仕様が、1300mm×2400mmであり、板材の総重量が、100KG以下であり、作業全過程はPLCによって制御され、周波数可変速度制御される。
【0007】
本発明の好ましい態様としては、前記油圧昇降装置の側方に、光感知識別装置が設けられており、前記光感知識別装置は、CCDの方式で走査し、走査速度は、5msであり、前記光感知識別装置は、前記油圧昇降装置上の板材の画像コードを迅速に認識することにより、前記油圧昇降装置上の板材の仕様情報を認識することができる。
【0008】
本発明の好ましい態様として、前記キャッシュ搬送ベルトの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に複数の押しベースが設けられており、複数の前記押しベースの位置は、複数の前記保管室の位置に対応しており、複数の前記押しベース内には、押し治具が摺動自在に設けられており、前記押し治具の前記保管室に近い一端は、板材を挟持固定することができ、前記押し治具は、板材を固定した後、板材を対応する前記保管室内に押し込むことができる。
【0009】
本発明の好ましい態様としては、前記仕分け搬送ベルトの高さは、前記キャッシュ搬送ベルトの高さよりも低く、前記保管室の開口部は、ラッパ状であり、精度不足による板材の保管室内への進入不能を防止する。
【0010】
本発明の好ましい態様として、前記位置識別装置は、前記キャッシュ搬送ベルト上の板材の位置を検出することができ、前記位置識別装置は、前記光感知識別装置と通信した後、異なる仕様の板材の位置を判断し、前記仕分け搬送ベルトの起動停止を制御することにより、異なる仕様の板材を対応する前記保管室の開口部に停止させることができる。
【0011】
本発明の好ましい態様として、前記保管室は、前記仕分け搬送ベルトに接近する方向に移動し、その後、前記保管室内の1つ以上の板材を前記仕分け搬送ベルト上に載置することができる。
【0012】
本発明の好ましい態様として、前記機械的測距装置の最大動作高さは、900mmであり、適用可能な最大板材仕様は、1200mm×3000mmであり、最小板材仕様は、200mm×300mmであり、前記機械的測距装置は、押圧棒を下方に突出させて前記感知テーブルと前記機械的測距装置との間の木製板の厚さを測定し、紙裁断装置を備え、当該板の仕様情報に基づいて、プラスチックシール包装を行うことができる。
【0013】
本発明の好ましい態様として、前記紙裁断装置は、前記感知テーブル上の板材の高さと仕様情報に基づいて、適切なサイズの包装紙を自動的に裁断することができる。
【0014】
本発明の好ましい態様として、前記梱包搬送ベルトには完成品が載置され、前記梱包搬送ベルトの高さは、前記感知テーブルよりも低く、前記傾斜板は、地面に対して30度の角度を形成し、前記傾斜板の前記感知テーブルに近い側の端部は、前記梱包搬送ベルトに近い側の端部よりも高く、前記梱包搬送ベルトの前記仕分け搬送ベルトから遠い側に手動梱包エリアが設けられている。
【0015】
本発明の好ましい態様としては、前記梱包搬送ベルトには、測定したサイズに基づいてカートンの幅を自動クラムシェル機により自動的に調整し、カートンの蓋を立てることができる自動折りたたみ作業台が設けられており、後続の木製板の梱包作業を容易にする。
【0016】
従来技術と比較して、本発明の有益な効果は、以下の通りであり、本発明は、重い板材をキャッシュ搬送ベルトに中継することができる油圧昇降中継装置を内蔵し、人の労力を節約し、本発明は、光感知認識により板材上の画像コード情報を読み取ることができ、それにより、板材の仕様モデルを取得し、さらに位置認識モジュールにより異なる規格の板材を位置決めし、その後、押し治具を介して異なる仕様の板材を分類して一時保管室内に押して置き、押し仕分けの方式は、大型板材の重量が大きく、外形が平らで広いという特性に有利であり、仕分けの過程全体は、効率的で迅速であり、マシンの安定性も比較的高く、本発明には板材梱包感知装置が内蔵されており、機械式圧力測定により板材の積み重ねの高さを測定することができ、板材を包む梱包材の嵩高さが測定高さに記入されることを防止し、測定の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の実施例の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明について、添付の図面を参照してさらに説明する。
【0019】
木製板の仕様に自動的にマッチングするカートン梱包システムは、
図1に示すように、一端に複数の支持棒15が固定的に設けられたキャッシュ搬送ベルト17を含み、前記支持棒15には、位置識別装置16が固定接続されており、前記位置識別装置16と前記キャッシュ搬送ベルト17の手前との間の距離は、木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記キャッシュ搬送ベルト17の前記支持棒15から遠い側に仕分け搬送ベルト18が設けられており、前記仕分け搬送ベルト18に複数の保管室19が固定的に設けられており、複数の前記保管室19は前記キャッシュ搬送ベルト17に向かって開口し、複数の前記保管室19はそれぞれ異なる仕様の木製板を保管するために使用され、
前記仕分け搬送ベルト18の前記キャッシュ搬送ベルト17から遠い側に感知テーブル21が設けられており、前記感知テーブル21と前記仕分け搬送ベルト18との間は、中継レール20を介して接続されており、前記感知テーブル21には機械的測距装置27が固定的に設けられており、前記機械的測距装置27と前記感知テーブルと21の間の距離は、複数の木製板の厚さよりもはるかに大きく、前記感知テーブル21の一端には傾斜板22が固定的に設けられており、前記傾斜板22の前記感知テーブル21から遠い一端に梱包搬送ベルト23が固定接続されている。
【0020】
さらに、前記中継レール20は、全体としてU字状であり、占有スペースを節約することができ、前記中継レール20の前記仕分け搬送ベルト18から遠い側に供給ライン10が設けられており、前記供給ライン10の前記キャッシュ搬送ベルト17に近い側に油圧昇降装置11が設けられている。
【0021】
さらに、前記供給ライン10は、モータを介してローラーホイールに動力を伝達して動力ローラーホイール機構を構成し、複数の動力ローラーホイール機構は、ワークの搬送を実現し、前記供給ライン10で搬送可能な板材は、最小仕様が、300mm×300mmであり、最大仕様が、1300mm×2400mmであり、板材の総重量が、100KG以下であり、作業全過程はPLCによって制御され、周波数可変速度制御される。
【0022】
さらに、前記油圧昇降装置11の側方に、光感知識別装置12が設けられており、前記光感知識別装置12は、CCDの方式で走査し、走査速度は、5msであり、前記光感知識別装置12は、前記油圧昇降装置11上の板材の画像コードを迅速に認識することにより、前記油圧昇降装置11上の板材の仕様情報を認識することができる。
【0023】
さらに、前記キャッシュ搬送ベルト17の前記仕分け搬送ベルト18から遠い側に複数の押しベース13が設けられており、複数の前記押しベース13の位置は、複数の前記保管室19の位置に対応しており、複数の前記押しベース13内には、押し治具14が摺動自在に設けられており、前記押し治具14の前記保管室19に近い一端は、板材を挟持固定することができ、前記押し治具14は、板材を固定した後、板材を対応する前記保管室19内に押し込むことができる。
【0024】
さらに、前記仕分け搬送ベルト18の高さは、前記キャッシュ搬送ベルト17の高さよりも低く、前記保管室19の開口部は、ラッパ状であり、精度不足による板材の保管室19内への進入不能を防止する。
【0025】
さらに、前記位置識別装置16は、前記キャッシュ搬送ベルト17上の板材の位置を検出することができ、前記位置識別装置16は、前記光感知識別装置12と通信した後、異なる仕様の板材の位置を判断し、前記仕分け搬送ベルト18の起動停止を制御することにより、異なる仕様の板材を対応する前記保管室19の開口部に停止させることができる。
【0026】
さらに、前記保管室19は、前記仕分け搬送ベルト18に接近する方向に移動し、その後、前記保管室19内の1つ以上の板材を前記仕分け搬送ベルト18上に載置する。
【0027】
さらに、前記機械的測距装置27の最大動作高さは、900mmであり、適用可能な最大板材仕様は、1200mm×3000mmであり、最小板材仕様は、200mm×300mmであり、前記機械的測距装置27は、押圧棒を下方に突出させて前記感知テーブル21と前記機械的測距装置27との間の木製板の厚さを測定し、当該板の仕様情報に基づいて、プラスチックシール包装を行うことができる。
【0028】
さらに、前記紙裁断装置25は、前記感知テーブル21上の板材の高さと仕様情報に基づいて、適切なサイズの包装紙を自動的に裁断することができる。
【0029】
さらに、前記梱包搬送ベルト23には完成品24が載置され、前記梱包搬送ベルト23の高さは、前記感知テーブル21よりも低く、前記傾斜板22は、地面に対して30度の角度を形成し、前記傾斜板22の前記感知テーブル21に近い側の端部は、前記梱包搬送ベルト23に近い側の端部よりも高く、前記梱包搬送ベルト23の前記仕分け搬送ベルトから遠い側に手動梱包エリア26が設けられている。
【0030】
さらに、前記梱包搬送ベルト23には、測定したサイズに基づいてカートンの幅を自動クラムシェル機により自動的に調整し、カートンの蓋を立てることができる自動折りたたみ作業台が設けられており、後続の木製板の梱包作業を容易にする。
【0031】
使用時に、板材は、供給ライン10を介して仕分け包装システムに搬送され、板材は、油圧昇降装置11に到達し、油圧昇降装置11は、通電されて上昇し、油圧昇降装置11は、板材をキャッシュ搬送ベルト17と同じ高さまで上昇させ、光感知識別装置12は、油圧昇降装置11上の板材の画像コードを走査し、光感知識別装置12は、油圧昇降装置11上の板材の仕様情報を認識し、その後、油圧昇降装置11上の板材は、キャッシュ搬送ベルト17上に進入し、キャッシュ搬送ベルト17は、板材を油圧昇降装置11から離れる方向に移動させ、位置識別装置16は、キャッシュ搬送ベルト17上の板材の位置を検出し、キャッシュ搬送ベルト17上の板材が対応する保管室19の開口部に到達すると、キャッシュ搬送ベルト17は、動作を停止し、このとき、押しベース13は、押し治具14を移動するように駆動して、押し治具14を保管室19に近づける方向に移動させ、押し治具14は、板材の一端を固定しながら、板材を保管室19内に押し込むように移動を継続し、保管室19に所定の枚数の板材が収納されると、保管室19は、仕分け搬送ベルト18に接近する方向に移動し、保管室19は、その内部の板材を仕分け搬送ベルト18上に載置してから、元の位置に戻り、仕分け搬送ベルト18が作動し始め、仕分け搬送ベルト18は、仕分け搬送ベルト18上の板材が中継レール20上に到達するまで、板材を中継レール20に近い側に移動させ、中継レール20は、中継レール20上の板材が感知テーブル21上に到達するまで、板材を移動させ、感知テーブル21上で板材を予備梱包し、梱包が完了した後、機械的測距装置27は、機械的に押し下げる方式で、感知テーブル21上の板材の高さを測定し、次に、測定された板材を梱包搬送ベルト23に近い側に押し、予備梱包された板材は、傾斜板22を通って梱包搬送ベルト23上にスライドし、同時に、紙裁断装置25は、板材の高さ仕様などの情報を読み取った後、対応するサイズの用紙を自動的に切り出し、最終的に、手動梱包エリア26上の作業員は、梱包搬送ベルト23上の予備梱包された板材を紙で手動で梱包し、梱包された完成品24は、梱包搬送ベルト23を介して移動し、次の工程に進み、これまで、板材の仕分け梱包作業が完了する。
【0032】
以上、本発明の基本原理、主要な特徴、及び利点を示し、説明した。当業者であれば、本発明は、前述の実施形態によって限定されるものではなく、前述の実施形態及び明細書に記載されているのは、本発明の原理を説明するだけであり、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明には様々な変更及び改良があり、これらの変更及び改良はいずれも請求項に係る発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0033】
10 供給ライン、11 油圧昇降装置、12 光感知識別装置、13 押しベース、14 押し治具、15 支持棒、16 位置識別装置、17 キャッシュ搬送ベルト、18 仕分け搬送ベルト、19 保管室、20 中継レール、21 感知テーブル、22 傾斜板、23 梱包搬送ベルト、24 完成品、25 紙裁断装置、26 手動梱包エリア、27 機械的測距装置