(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023003031
(43)【公開日】2023-01-11
(54)【発明の名称】苗植替えシステムおよびそれに用いる植替え方法
(51)【国際特許分類】
A01G 9/08 20060101AFI20221228BHJP
A01G 31/04 20060101ALI20221228BHJP
A01G 7/00 20060101ALI20221228BHJP
【FI】
A01G9/08 610B
A01G31/04 A
A01G7/00 603
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021103947
(22)【出願日】2021-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】000211592
【氏名又は名称】株式会社日立産機中条エンジニアリング
(71)【出願人】
【識別番号】514135904
【氏名又は名称】有限会社アイエムエイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】澁木 光
(72)【発明者】
【氏名】今口 正一
【テーマコード(参考)】
2B314
2B327
【Fターム(参考)】
2B314NC24
2B314PD03
2B314PD07
2B327XA11
(57)【要約】
【課題】
不良苗を排除して移植することが可能な苗植替えシステムおよびそれに用いる植替え方法を提供する。
【解決手段】
苗植替えシステムであって、苗床から個別苗床に切り離して苗間距離をより大きく確保する水耕パネルへ移植する移植装置と、移植された苗を有する水耕パネルを撮影する第1のカメラと、第1のカメラで撮影された画像から画像処理により水耕パネルの位置と水耕パネル内にある移植された苗の位置を座標設定し、座標設定された座標をもとに水耕パネル内の苗の状態を診断し、診断の結果に基づき植替えを行う植替え機を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
苗床から個別苗床に切り離して苗間距離をより大きく確保する水耕パネルへ移植する移植装置と、
前記移植された苗を有する水耕パネルを撮影する第1のカメラと、
前記第1のカメラで撮影された画像から画像処理により前記水耕パネルの位置と該水耕パネル内にある前記移植された苗の位置を座標設定し、該座標設定された座標をもとに前記水耕パネル内の苗の状態を診断し、該診断の結果に基づき植替えを行う植替え機を有することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は第2のカメラを有し、
前記診断は、前記第2のカメラで前記座標設定された座標をもとに前記水耕パネル内の苗を撮影し、該撮影された画像から画像処理により苗の状態を診断することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項3】
請求項2に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記診断は、前記撮影された画像から画像処理により取得した画像データと、事前に取得した苗の状態を示す複数の画像データと比較し診断することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項4】
請求項2に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記第2のカメラは、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けられていることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項5】
請求項2に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記第1のカメラと前記第2のカメラは1つのカメラであることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項6】
請求項1に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記植替え機は、前記診断した結果をもとに前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた把持爪で苗を植替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項7】
請求項1に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記診断は、正常苗か、不良苗か、苗がない状態か、苗が正常に植えられていない状態であるかを診断することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項8】
請求項7に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記診断の結果が、苗が正常に植えられていない状態であった場合、
前記植替え機は、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた把持爪で前記苗が正常に植えられているように修正することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項9】
請求項7に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記診断の結果が、苗がない状態であった場合、
前記植替え機は、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた把持爪で植替え用の正常苗を正常苗パレットから取り出し、前記座標設定された座標をもとに前記苗がない状態の位置に前記植替え用の正常苗に植え替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項10】
請求項7に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記診断の結果が不良苗であった場合、
前記植替え機は、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた把持爪で前記不良苗を取出し、該不良苗は廃棄パレットに集められ、植替え用の正常苗を正常苗パレットから前記把持爪で取り出し、前記座標設定された座標をもとに前記不良苗を取出した位置に前記植替え用の正常苗に植え替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項11】
請求項7に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は多軸ロボットであって、
前記診断の結果が不良苗であった場合、
前記植替え機は、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた第1の把持爪で前記不良苗を取出し、前記多軸ロボットのハンド部に取り付けた第2の把持爪で植替え用の正常苗を正常苗パレットから取り出し、前記座標設定された座標をもとに前記不良苗を取出した位置に前記植替え用の正常苗に植え替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項12】
請求項11に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は前記多軸ロボットのハンド部に回転式支持部材を介して複数個の把持爪を有しており、前記第1の把持爪と前記第2の把持爪の切り替えは、前記回転式支持部材による回転で切り替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項13】
請求項11に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記植替え機は前記多軸ロボットのハンド部にスライド式支持部材を介して複数個の把持爪を有しており、前記第1の把持爪と前記第2の把持爪の切り替えは、前記スライド式支持部材によるスライドで切り替えることを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項14】
苗を苗床から水耕パネルへ移植し、移植された苗を植替える苗植替えシステムにおける植替え方法であって、
前記移植された苗を有する水耕パネルを撮影し、
該撮影された画像から画像処理により前記水耕パネルの位置と該水耕パネル内にある前記移植された苗の位置を座標設定し、
該座標設定された座標をもとに前記水耕パネル内の苗の状態を診断し、
該診断の結果に基づき植替えを行うことを特徴とする植替え方法。
【請求項15】
請求項14に記載の植替え方法において、
前記診断は、前記座標設定された座標をもとに前記水耕パネル内の苗を撮影し、該撮影された画像から画像処理により苗の状態を診断することを特徴とする植替え方法。
【請求項16】
請求項1に記載の苗植替えシステムにおいて、
前記移植装置は、保持部材に苗を把持する複数個の把持爪を有し、該保持部材を第3のカメラの前を通過させることで苗診断を行ない、正常苗のみを前記水耕パネルへ移植することを特徴とする苗植替えシステム。
【請求項17】
請求項14に記載の植替え方法において、
前記苗を苗床から水耕パネルへ移植する際に苗診断を行ない、正常苗のみを前記水耕パネルへ移植することを特徴とする植替え方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生育した苗を苗床から切り離して苗間距離をより大きく確保する水耕パネルへ移植する苗の植替えシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培において、種が蒔かれ発芽した苗が植えられている苗床では、苗は縦横に区分された単位苗床毎に植えられている。そして、苗が大きく生長して大きくなると、苗間距離を確保するために、苗は移植装置により水耕パネルへ移植される。
【0003】
本技術分野における先行技術として特許文献1がある。特許文献1では、単位苗床の移植に伴って苗を傷付ける可能性の低い苗の移植装置を提供するものであって、単位苗床が平面上二方向に配列して構成された苗床を支持しフレームに支持された苗トレイと、フレームに支持され苗トレイ上の単位苗床の移植先となり単位苗床が納まる孔が形成された水耕パネルと、フレームに鉛直軸回りに回動自在で昇降自在に支持され苗トレイ上の単位苗床を苗床から分離させて保持し水耕パネルの孔内に保持している単位苗床を挿入し離脱させる保持部材を備え、保持部材が、苗床の最も外周側に配列し単位苗床が隣接しない側面を有する単位苗床を側面側から幅方向に保持して苗床から分離させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
単位苗床で生長した苗は、様々な条件により、正常に育つ苗、生育の悪い不良苗、発芽し生長しないものがあり、完全に均一に苗を育てることは容易ではない。
【0006】
特許文献1では、自動移植装置により単位苗床を決められた所定箇所に移植するだけであるので、不良苗や発芽していないものを排除して移植する点について考慮しておらず、それを実行することは困難である。なお、栽培の効率及び収量を上げるためには、不良苗や発芽しなかった単位苗床を良苗に植え替える必要があり、現状は人が判断し植替えを実施している為、手間がかかっているという課題がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、不良苗を排除して移植することが可能な苗植替えシステムおよびそれに用いる植替え方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、その一例を挙げるならば、苗植替えシステムであって、苗床から個別苗床に切り離して苗間距離をより大きく確保する水耕パネルへ移植する移植装置と、移植された苗を有する水耕パネルを撮影する第1のカメラと、第1のカメラで撮影された画像から画像処理により水耕パネルの位置と水耕パネル内にある移植された苗の位置を座標設定し、座標設定された座標をもとに水耕パネル内の苗の状態を診断し、診断の結果に基づき植替えを行う植替え機を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、不良苗を排除して移植することが可能な苗植替えシステムおよびそれに用いる植替え方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施例における苗植替えシステムの概略構成図である。
【
図2】
図1における移植装置を拡大した概略構成図である。
【
図3】
図1における座標設定用カメラの部分を拡大した概略構成図である。
【
図4】
図1における植替え機の部分を拡大した概略構成図である。
【
図5】実施例における苗植替えの処理フローチャートである。
【
図6】実施例における移植装置の他の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【実施例0012】
図1は、本実施例における苗植替えシステムの概略構成図である。
図1において、苗植替えシステムは、水耕パネル10と移植装置20と座標設定用カメラ30と植替え機40を主な構成としている。
【0013】
移植装置20は、種から発芽した苗、或いは生育した苗を有する図示しない苗床から、単位苗ごとに切り離して、苗間距離をより大きく確保するために水耕パネル10へ移植する。
【0014】
座標設定用カメラ30は、水耕パネル位置と苗位置を座標設定するために、移植された苗を有する水耕パネル10の全体を撮影することが可能な位置に配置されている。
【0015】
植替え機40は、多軸ロボットであってハンド部に取り付けた診断用カメラにより苗の詳細な状態を画像処理で診断し、不良苗を排除して植替えを行う。
【0016】
以下、本実施例における苗植替えシステムの詳細について説明する。
【0017】
図2は、
図1における移植装置20を拡大した概略構成図である。
図2において、移植装置20は、図示しないフレームに支持された保持部材21と、苗を把持する把持爪22と、移植用カメラ23を有している。移植装置20は、移植用カメラ23で撮影された画像から図示しない制御装置により移植先の水耕パネル10の位置、及び、後述する水耕パネル10上の移植先である孔11の位置を画像処理により把握して、苗床から苗を水耕パネル10へ移植する。
【0018】
図3は、
図1における座標設定用カメラ30の部分を拡大した概略構成図である。
図3において、苗植替えシステムは、座標設定用カメラ30を支持する支持部材15を有し、座標設定用カメラ30は、支持部材15上を矢印で示すように移動し、水耕パネル10の一定範囲をブロック分けして撮影、または苗を1つずつ撮影する。座標設定用カメラ30で撮影された画像から、図示しない制御装置により画像処理されて、水耕パネル10の位置と水耕パネル10内にある複数の単位苗の位置を座標設定する。なお、座標設定用カメラ30は、水耕パネル10の全体を1回で撮影することが可能であれば、移動する必要はなく、ブロック分けして撮影する必要もない。
【0019】
図4は、
図1における植替え機40の部分を拡大した概略構成図である。
図4において、植替え機40は、多軸ロボットであってハンド部に取り付けた診断用カメラ41により、水耕パネル位置と苗位置の座標位置をもとに、水耕パネル10上の孔11に移植されている単位苗床12の苗の詳細な状態を撮影する。
【0020】
図4に示すように、苗の状態としては、正常苗A、生育の悪い不良苗B、苗がない状態C、苗が斜めや孔11から飛び出している等の正常に植えられていない状態D等がある。そのため、植替え機40は、診断用カメラ41で撮影された画像から、図示しない制御装置により画像処理して、上記のような苗の詳細な状態を診断する。なお、苗の状態を診断するために、例えば、事前に苗の状態を示す複数の画像データを準備しておき、これらの画像データを参照することで、制御装置により、その苗が正常苗か不良苗等の苗の診断を行う。
【0021】
図5は、本実施例における苗植替えの処理フローチャートである。
図5において、まずステップS11において、水耕パネル10の位置を、座標設定用カメラ30で全体を撮影することが可能な所定位置に設定する。そして、ステップS12において、座標設定のための撮影として、座標設定用カメラ30で、水耕パネル10とその水耕パネル10内にある複数の単位苗の位置が把握できる画像を撮影する。そして、ステップS13において、座標設定用カメラ30で撮影された画像から、制御装置により画像処理されて画像データを得、水耕パネル10の位置と水耕パネル10内にある複数の単位苗の位置を座標設定する。
【0022】
次に、ステップS14において、苗診断のための撮影として、植替え機40の診断用カメラ41で、水耕パネル位置と苗位置の座標位置をもとに各苗の状態を撮影する。そして、ステップS15において、診断用カメラ41で撮影された画像から制御装置により画像処理されて画像データを得、例えば、その画像データと事前に準備された苗の状態を示す画像データとを比較することで苗の状態を診断する。なお、準備された画像データと比較することなく、取得した画像データを解析し、苗の形状で診断する等でもよい。
【0023】
ステップS16では、苗の診断結果に応じて処理を振り分け、正常苗であれば、植替えは行わず処理を終了する。
【0024】
ステップS16において、苗診断の結果、不良苗であった場合は、ステップS17に進み、植替え機40の多軸ロボットのハンド部に取り付けた回転式支持部材42の複数個の把持爪43のうち、1つの把持爪で水耕パネル10から不良苗を取出し、ステップS18で、不良苗は廃棄パレットに集められる。次に、ステップS19で、植え替え用の正常苗を個別の正常苗パレットから多軸ロボットのハンド部に取り付けた把持爪43で取り出し、ステップS20で、水耕パネル上の不良苗を取出した位置を座標位置をもとに把握し、正常苗に植え替える。なお、ステップS18とS19を入替え、不良苗を廃棄する前に、不良苗を取出した把持爪とは別の把持爪で正常苗を把持して取出してもよい。その場合の把持爪の切り替えは、回転式支持部材42の回転による切り替え、又は
図4に示すスライド式支持部材45のスライドによる切り替えで行う。
【0025】
また、ステップS16において、苗診断の結果、水耕パネル10上の孔11に苗がない場合は、ステップS19で、植え替え用の正常苗を個別の正常苗パレットから取り出し、ステップS20で、正常苗を植え替える。
【0026】
さらに、ステップS16において、苗診断の結果、苗が正常に植えられていない、すなわち、苗が斜めや孔11から飛び出して植えられている場合等は、ステップS21において、把持爪43で正常に植えられているように傾き等の修正を行ない、処理を終了する。
【0027】
なお、上記実施例では、移植装置20と植替え機40の処理を別けて説明したが、植替え機40に移植装置20での苗床から苗を水耕パネル10へ移植する機能を設け、植替え機40で、移植する際に、上記苗診断と、その苗診断結果に基づく苗の植替えを同時に行ってもよい。
【0028】
また、座標設定用カメラ30と診断用カメラ41を兼用し、1つのカメラで2つの機能を有するように構成してもよい。
【0029】
また、座標設定するための画像処理を行う制御装置、及び、診断するための画像処理を行う制御装置は、それぞれ別体でも一体でもよく、また、それらを植替え機40に設けてもよいし、植替え機40とは別に苗植替えシステム内に設けてもよい。
【0030】
また、移植装置20は、苗床から水耕パネル10へ移植する際に、苗を診断し、正常苗のみを水耕パネル10へ移植するようにしてもよい。すなわち、
図6に示すように、移植装置20は、フレームに支持された保持部材21に苗を把持する複数個の把持爪22を有し、複数個の把持爪22により苗床から複数個の苗を把持し、保持部材21を移植診断用カメラ24の前を通過させることで、移植診断用カメラ24の前へ苗を把持する把持爪22を1個ずつ移動させ把持した苗を診断し、診断の結果、不良苗を切り離し正常苗のみを水耕パネル10へ移植するようにしてもよい。なお、移植診断用カメラ24は移植用カメラ23と共用してもよい。
【0031】
このように、本実施例によれば、多軸ロボットと画像処理を用いた苗診断と苗の植替えを行うことで、不良苗を排除したり、正常な状態にて移植することが可能な苗植替えシステムを提供できる。
【0032】
以上実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
10:水耕パネル、11:孔、12:単位苗床、15:支持部材、20:移植装置、21:保持部材、22:把持爪、23:移植用カメラ、30:座標設定用カメラ、40:植替え機、41:診断用カメラ、42:回転式支持部材、43:把持爪、45:スライド式支持部材、A:正常苗、B:不良苗、C:苗がない状態、D:正常に植えられていない状態