IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニックIPマネジメント株式会社の特許一覧

特開2023-30981制御方法、制御装置、およびプログラム
<>
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図1
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図2
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図3
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図4
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図5
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図6
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図7
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図8
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図9
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図10
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図11
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図12
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図13
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図14
  • 特開-制御方法、制御装置、およびプログラム 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023030981
(43)【公開日】2023-03-08
(54)【発明の名称】制御方法、制御装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   D06F 33/52 20200101AFI20230301BHJP
【FI】
D06F33/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021136420
(22)【出願日】2021-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】内藤 綾佳
(72)【発明者】
【氏名】杉本 博子
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 千絵子
【テーマコード(参考)】
3B167
【Fターム(参考)】
3B167AE03
3B167AE04
3B167AE05
3B167AE11
3B167BA48
3B167BA55
3B167BA64
3B167BA91
3B167BA92
3B167JA01
3B167JA41
3B167JA53
3B167MA03
3B167MA17
(57)【要約】
【課題】洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【解決手段】洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御方法は、洗濯機のログ情報を取得し(S1)、取得したログ情報に基づいて、洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し(S2)、洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し(S3)、第二運転が終了してから、第二洗濯物が洗濯機から取り出されない状態で、上記統計値に示される時間が経過した場合に(S4)、第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を洗濯機にさせる制御をする(S5)。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御方法であって、
前記洗濯機のログ情報を取得し、
取得した前記ログ情報に基づいて、前記洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、前記第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し、
前記洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し、
前記第二運転が終了してから、前記第二洗濯物が前記洗濯機から取り出されない状態で、前記統計値に示される時間が経過した場合に、前記第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を前記洗濯機にさせる制御をする
制御方法。
【請求項2】
前記洗濯機は、前記第一運転が終了した後に、ユーザによる操作に起因して前記洗濯機が前記第一洗濯物をさらに乾燥させる第四運転をする機能を有し、
前記第三運転をさせる前記制御をする際には、
さらに、前記ログ情報に基づいて、前記第一運転をした回数に対する、前記第四運転をした回数の割合が所定割合以上であるか否かを判定し、
前記割合が所定割合以上であると判定した場合に、前記第三運転をさせる前記制御をする
請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記割合が前記所定割合未満であると判定した場合に、
前記第二運転が終了してから、前記洗濯物にシワが生ずるのを防止するシワ防止運転を前記洗濯機にさせる制御をする
請求項2に記載の制御方法。
【請求項4】
前記第三運転をさせる前記制御をする際には、
さらに、前記統計値が閾値未満であるか否かを判定し、
前記統計値が前記閾値未満であると判定した場合に、前記第三運転をさせる前記制御をする
請求項1~3のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項5】
前記第二運転が終了してから、前記統計値に示される前記時間が経過するまでの間に、前記洗濯物にシワが生ずるのを防止するシワ防止運転を前記洗濯機にさせる制御をする
請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
さらに、前記統計値が閾値以上である場合に、前記第二運転が終了してから前記統計値に示される時間が経過したか否かに関わらず、前記第三運転をさせる前記制御をする
請求項1~5のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項7】
前記第三運転をさせる前記制御をした場合には、前記第三運転をさせる前記制御をしたことを示す画像または音声を、端末により出力する制御をする
請求項1~6のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項8】
さらに、前記第二運転をしたときの前記洗濯機の状況を示す状況情報を取得し、
前記洗濯機の前記ログ情報のうち、前記第二運転をしたときの前記状況情報と同一の状況情報に係るログ情報を抽出し、
抽出した前記ログ情報のみに基づいて、前記第一洗濯物が取り出されるまでの前記時間の前記統計値を取得する
請求項1~7のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項9】
前記状況情報は、前記洗濯物の量、または、前記洗濯機の場所の天気もしくは湿度を含む
請求項8に記載の制御方法。
【請求項10】
洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御装置であって、
プロセッサと、メモリとを備え、
前記プロセッサは、前記メモリを用いて、
前記洗濯機のログ情報を取得し、
取得した前記ログ情報に基づいて、前記洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、前記第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し、
前記洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し、
前記第二運転が終了してから、前記第二洗濯物が前記洗濯機から取り出されない状態で、前記統計値に示される時間が経過した場合に、前記第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を前記洗濯機にさせる制御をする
制御装置。
【請求項11】
請求項1~9のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御方法、制御装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機において、洗濯および乾燥された洗濯物を追加的に乾燥させる技術を開示している。追加的な乾燥を追加乾燥ともいう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6199554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、洗濯物の追加乾燥を適切に行う洗濯機の制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における制御方法は、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御方法であって、前記洗濯機のログ情報を取得し、取得した前記ログ情報に基づいて、前記洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、前記第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し、前記洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し、前記第二運転が終了してから、前記第二洗濯物が前記洗濯機から取り出されない状態で、前記統計値に示される時間が経過した場合に、前記第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を前記洗濯機にさせる制御をする制御方法である。
【発明の効果】
【0006】
本開示における制御方法は、洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施の形態における洗濯機の制御システムの構成を模式的に示す説明図である。
図2図2は、実施の形態におけるサーバの構成を模式的に示す説明図である。
図3図3は、実施の形態における洗濯機のログを示す説明図である。
図4図4は、実施の形態における追加乾燥情報を示す説明図である。
図5図5は、実施の形態における取出情報の第一例を示す説明図である。
図6図6は、実施の形態における取出情報の第二例を示す説明図である。
図7図7は、実施の形態における端末が表示する画像の第一例を示す説明図である。
図8図8は、実施の形態における端末が表示する画像の第二例を示す説明図である。
図9図9は、実施の形態における端末が表示する画像の第三例を示す説明図である。
図10図10は、実施の形態における端末が表示する画像の第四例を示す説明図である。
図11図11は、実施の形態におけるサーバの第一処理を示すフロー図である。
図12図12は、実施の形態におけるサーバの第二処理を示すフロー図である。
図13図13は、実施の形態におけるサーバの追加乾燥またはシワ防止の制御処理を示すフロー図である。
図14図14は、実施の形態における洗濯機の処理を示すフロー図である。
図15図15は、実施の形態の変形例におけるサーバの処理を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、洗濯機による乾燥に関し、以下の問題が生じることを見出した。
【0009】
一般に、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機は、洗濯物を洗濯した後、洗濯されたその洗濯物を、あらかじめ定められた時間をかけて乾燥させる。
【0010】
このとき、洗濯物が十分に乾燥していない場合において、比較的長い時間、洗濯物が洗濯機の洗濯槽内に置かれていると、洗濯物または洗濯機の臭いの原因となったり、洗濯物にシワが生じたりすることがある。
【0011】
特許文献1は、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機において、洗濯および乾燥された洗濯物を追加的に乾燥させる技術を開示している。より具体的には、特許文献1に開示される洗濯機は、ユーザによる衣類の仕上がりの確認結果に応じて、追加的な乾燥を行うか否かを制御する。
【0012】
しかしながら、追加的な乾燥の制御に改善の余地がある。
【0013】
本開示は、洗濯物の追加乾燥を適切に行う洗濯機の制御方法を提供する。より具体的には、洗濯機の普段の使用の態様に基づいて、洗濯物の追加乾燥を適切に行う洗濯機の制御方法を提供する。
【0014】
本開示における制御方法は、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御方法であって、前記洗濯機のログ情報を取得し、取得した前記ログ情報に基づいて、前記洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、前記第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し、前記洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し、前記第二運転が終了してから、前記第二洗濯物が前記洗濯機から取り出されない状態で、前記統計値に示される時間が経過した場合に、前記第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を前記洗濯機にさせる制御をする制御方法である。
【0015】
上記態様によれば、洗濯機は、ログ情報から得られる、洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間の統計値を利用して、一度乾燥された洗濯物を、さらに乾燥させるか否かを制御する。ログ情報から得られる、洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間の統計値には、ユーザによる普段の洗濯機の使用において洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間が反映されている。そのため、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで、適切に、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。このように、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【0016】
また、前記洗濯機は、前記第一運転が終了した後に、ユーザによる操作に起因して前記洗濯機が前記第一洗濯物をさらに乾燥させる第四運転をする機能を有し、前記第三運転をさせる前記制御をする際には、さらに、前記ログ情報に基づいて、前記第一運転をした回数に対する、前記第四運転をした回数の割合が所定割合以上であるか否かを判定し、前記割合が所定割合以上であると判定した場合に、前記第三運転をさせる前記制御をしてもよい。
【0017】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用において、ユーザによる操作に起因して洗濯物を乾燥させることが比較的多い場合に、洗濯物の追加乾燥運転をさせる。よって、上記制御方法は、ユーザが操作によって洗濯物を乾燥させる割合に応じて、より適切に、洗濯物の追加乾燥を行うことができる。
【0018】
また、前記割合が前記所定割合未満であると判定した場合に、前記第二運転が終了してから、前記洗濯物にシワが生ずるのを防止するシワ防止運転を前記洗濯機にさせる制御をしてもよい。
【0019】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用において、ユーザによる操作に起因して洗濯物を乾燥させることが比較的少ない場合に、洗濯物のシワ防止運転をさせる。上記場合には、ユーザが追加乾燥をすることを好まないことがあるので、追加乾燥を行うことを制限することができるとともに、シワ防止運転によって洗濯物にシワが生ずることを抑制することができる。よって、上記制御方法は、適切に、洗濯物の追加乾燥に加えて洗濯物のシワ防止をすることができる。
【0020】
また、前記第三運転をさせる前記制御をする際には、さらに、前記統計値が閾値未満であるか否かを判定し、前記統計値が前記閾値未満であると判定した場合に、前記第三運転をさせる前記制御をしてもよい。
【0021】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的短い場合に、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで洗濯物の追加乾燥運転をさせる。上記場合には、洗濯物が比較的短い時間内に取り出される場合には追加乾燥運転の必要性が低い一方、洗濯物が比較的短い時間内に取り出されない場合には追加乾燥運転の必要性が高い。そのため、追加乾燥運転を、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで行うことが有用である。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0022】
また、前記第二運転が終了してから、前記統計値に示される前記時間が経過するまでの間に、前記洗濯物にシワが生ずるのを防止するシワ防止運転を前記洗濯機にさせる制御をしてもよい。
【0023】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的短い場合に、洗濯物の追加乾燥運転の前に、洗濯物のシワ防止運転をさせる。上記場合には、追加乾燥運転の前に洗濯物が取り出される可能性があり、その場合に、追加乾燥運転をする必要がなくなる利点がある。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0024】
また、さらに、前記統計値が閾値以上である場合に、前記第二運転が終了してから前記統計値に示される時間が経過したか否かに関わらず、前記第三運転をさせる前記制御をしてもよい。
【0025】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的長い場合に、ユーザによる普段の洗濯機の使用における洗濯物の取り出しのタイミングに関わらず、洗濯物の追加乾燥運転をさせる。上記場合には、追加乾燥運転の必要性が高いからである。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0026】
また、前記第三運転をさせる前記制御をした場合には、前記第三運転をさせる前記制御をしたことを示す画像または音声を、端末により出力する制御をしてもよい。
【0027】
上記態様によれば、端末は、画像または音声によって、洗濯機が追加乾燥をしたことを容易にユーザに知らせることができる。よって、上記制御方法は、ユーザへの通知を行いながら、洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【0028】
また、さらに、前記第二運転をしたときの前記洗濯機の状況を示す状況情報を取得し、前記洗濯機の前記ログ情報のうち、前記第二運転をしたときの前記状況情報と同一の状況情報に係るログ情報を抽出し、抽出した前記ログ情報のみに基づいて、前記第一洗濯物が取り出されるまでの前記時間の前記統計値を取得してもよい。
【0029】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用のうち、洗濯機が第二洗濯物を洗濯したときの状況と同じ状況での使用の態様を反映して、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0030】
また、前記状況情報は、前記洗濯物の量、または、前記洗濯機の場所の天気もしくは湿度を含んでもよい。
【0031】
上記態様によれば、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用のうち、洗濯機が第二洗濯物を洗濯したときの洗濯物の量、または、洗濯機の場所の天気もしくは湿度と、同じ洗濯物の量、または、洗濯機の場所の天気もしくは湿度での使用の態様を反映して、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより容易に、かつ、より適切に、行うことができる。
【0032】
また、本開示における制御装置は、洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機を制御する制御装置であって、プロセッサと、メモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリを用いて、前記洗濯機のログ情報を取得し、取得した前記ログ情報に基づいて、前記洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、前記第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値を取得し、前記洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信し、前記第二運転が終了してから、前記第二洗濯物が前記洗濯機から取り出されない状態で、前記統計値に示される時間が経過した場合に、前記第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を前記洗濯機にさせる制御をする制御装置である。
【0033】
上記態様により、上記制御方法と同様の効果を奏する。
【0034】
また、本開示におけるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0035】
上記態様により、上記制御方法と同様の効果を奏する。
【0036】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0037】
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0038】
(実施の形態)
本実施の形態において、洗濯物の追加乾燥を適切に行う洗濯機の制御方法および制御装置などについて説明する。
【0039】
図1は、本実施の形態における洗濯機20の制御システム1の構成を模式的に示す説明図である。
【0040】
図1に示されるように、制御システム1は、サーバ10と、洗濯機20と、端末30とを備える。サーバ10と、洗濯機20と、端末30とは、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
【0041】
ネットワークNは、携帯電話キャリア通信ネットワーク、インターネットサービスプロバイダのネットワークまたはインターネットなどの任意のネットワークを含み得る。
【0042】
サーバ10は、洗濯機20を制御する制御装置である。サーバ10は、ネットワークNを通じて制御情報を送信することで洗濯機20を制御する。サーバ10は、洗濯機20の追加乾燥またはシワ防止の運転を制御する。
【0043】
洗濯機20は、洗濯槽内の洗濯物の洗濯をし、洗濯した洗濯物を乾燥させる機能を有する洗濯機である。洗濯機20は、例えば、ドラム式洗濯機である。また、洗濯機20は、プロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit))、メモリおよび通信インタフェース(不図示)を備える。洗濯機20は、プロセッサがメモリを用いてプログラムを実行することで運転を行う。洗濯機20は、ネットワークNを通じて通信インタフェースを介してサーバ10から受信する制御命令に従って運転を行う。
【0044】
洗濯機20の運転は、洗濯運転、乾燥運転、および、シワ防止運転を少なくとも含む。
【0045】
洗濯運転は、洗濯機20が有する洗濯槽に入れられた洗濯物を洗濯する運転である。洗濯運転は、洗濯物を洗った(つまり、洗濯物が入っている洗濯槽に水および洗剤を投入して撹拌させた)あと、すすぎおよび脱水によって、水および洗剤を取り除くことである。なお、上記における洗い、すすぎおよび脱水のそれぞれを動作ともいう。
【0046】
乾燥運転は、洗濯機20が有する洗濯槽に入れられた洗濯物であって、洗濯運転によって洗濯された洗濯物を乾燥させる運転である。乾燥運転は、例えば、予め定められた時間をかけて、洗濯槽内の洗濯物に温風を当てながら洗濯槽を回転させることである。乾燥運転を、乾燥の動作ともいう。
【0047】
洗濯機20は、乾燥運転によって乾燥された洗濯物をさらに乾燥させる乾燥運転(追加乾燥運転ともいう)を行う。洗濯機20は、ユーザUによる操作に基づいて追加乾燥運転をすることができ、また、サーバ10から追加乾燥運転をさせる制御情報を受信した場合に、受信した制御情報に従って追加乾燥運転をすることができる。
【0048】
シワ防止運転は、洗濯および乾燥後の洗濯物にシワが生ずることを防止し、または、洗濯物の柔軟性を維持する運転である。シワ防止運転は、例えば、数分間に1回程度の頻度で洗濯槽を回転させることである。シワ防止運転は、一般に、「ふんわりキープ」などと呼ばれることがある。洗濯機20は、ユーザUによる操作に基づいて、シワ防止運転をすることができ、また、サーバ10からシワ防止運転をさせる制御情報を受信した場合に、受信した制御情報に従って、シワ防止運転をすることができる。シワ防止運転を、シワ防止の動作ともいう。
【0049】
洗濯機20は、行った運転または動作の履歴を示すログ(ログ情報ともいう)を蓄積し、サーバ10に送信する。ログの送信は、洗濯機20の運転または動作のたびになされてもよいし、所定の時間(例えば、数分、数十分または数時間)間隔でなされてもよい。
【0050】
端末30は、洗濯機20のユーザUが保有する情報端末である。端末30は、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))、メモリ、通信インタフェース、および、ユーザインタフェース装置(操作受付部、表示画面およびスピーカ)などを備える。端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット、または、パーソナルコンピュータ等である。
【0051】
端末30は、洗濯機20の運転に関する情報をユーザUに提示する。具体的には、端末30は、上記情報を表示画面に画像として表示し、または、上記情報をスピーカにより音声として出力する。
【0052】
図2は、本実施の形態におけるサーバ10の構成を模式的に示す説明図である。
【0053】
図2に示されるように、サーバ10は、機能部として、取得部11と、ユーザ管理部12と、制御部13とを備える。サーバ10が備える機能部は、サーバ10が備えるプロセッサ(例えばCPU)(不図示)が、メモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
【0054】
取得部11は、洗濯機20に関する情報を、ネットワークNを通じて通信インタフェースを介して取得する機能部である。取得部11は、洗濯機20が送信したログを取得し、取得したログをユーザ管理部12に提供する。
【0055】
ユーザ管理部12は、取得部11が取得したログを用いて、ユーザに関する情報を管理する機能部である。ユーザ管理部12は、洗濯機20のユーザUが、乾燥運転が終わってから洗濯物を取り出すまでの時間の長短の傾向を管理する。具体的には、ユーザ管理部12は、洗濯機20のユーザUが、乾燥運転が終わってから洗濯物を取り出すまでの時間が、比較的短いか、または、比較的長いかを管理する。言い換えれば、ユーザ管理部12は、洗濯機20のユーザUが、乾燥運転が終わってから比較的短時間で洗濯物を取り出す傾向にあるか、または、比較的短時間では取り出さず、比較的長時間経過後に取り出す傾向にあるかを管理する。
【0056】
ユーザ管理部12は、洗濯機20のユーザUが洗濯物を取り出す時点を、ユーザUによる操作によって洗濯機20の電源がオフにされる時点として取得する。一般に、洗濯機20は、乾燥運転後には、電源オン状態で、かつ、洗濯槽の扉がロックされた状態で、シワ防止運転をする。ユーザUは、洗濯機20から洗濯物を取り出すときには、操作により電源をオフにしてから、洗濯機20から洗濯物を取り出す。そのため、ユーザUによる操作によって洗濯機20の電源がオフにされる時点は、洗濯機20のユーザUが洗濯物を取り出す時点にほぼ等しいと推定されるからである。
【0057】
ユーザ管理部12は、取得部11が取得したログに基づいて、洗濯機20により洗濯された洗濯物(第一洗濯物に相当)を乾燥させる乾燥運転(第一運転に相当)が終了してから、洗濯機20の電源がオフにされるまでの時間の統計値を取得する。統計値は、例えば、上記時間の平均値または中央値などである。上記統計値を通常取出時間ともいう。
【0058】
制御部13は、洗濯機20による運転を制御する機能部である。制御部13は、洗濯機20に追加乾燥運転またはシワ防止運転をさせる制御を、ネットワークNを通じて通信インタフェースを介して行う。また、制御部13は、端末30による情報の提示を制御する。
【0059】
制御部13は、洗濯機20により洗濯された洗濯物(第二洗濯物に相当)を乾燥させる乾燥運転(第二運転に相当)が終了したことを示す通知を、ネットワークNを通じて通信インタフェースを介して受信する。制御部13は、その通知を受信した場合に、第二洗濯物をさらに乾燥させる乾燥運転(第三運転に相当)を洗濯機20にさせるか否かを決定し、第三運転をさせると決定した場合には、第三運転をさせる制御情報を洗濯機20に送信する。制御部13は、洗濯機20の第二運転が終了してから、第二洗濯物が洗濯機20から取り出されない状態で通常取出時間が経過した場合に、第三運転をさせると決定する。
【0060】
なお、制御部13は、第二運転をしたときの洗濯機20の状況を示す状況情報を取得し、洗濯機20のログのうち、第二運転をしたときの状況情報と同一の状況情報に係るログ情報を抽出し、抽出したログのみに基づいて、第一洗濯物がユーザUによって取り出されるまでの通常取出時間を取得してもよい。ここで、状況情報は、例えば、洗濯物の量、または、洗濯機20の場所の天気もしくは湿度を含み得る。洗濯機20の場所の天気または湿度は、天気の情報を保有しているサーバ(例えば天気予報情報を保有しているサーバ)から通信によって取得することができる。また、洗濯機20の場所の湿度は、洗濯機20が湿度センサを備えている場合には、湿度センサにより感知することができる。
【0061】
制御部13は、また、洗濯機20のログに基づいて、第一運転をした回数に対する、第四運転をした回数の割合が所定割合以上であるか否かを判定し、その割合が所定割合以上であると判定した場合において、第二洗濯物が洗濯機20から取り出されない状態で通常取出時間が経過したときに、第三運転をさせる制御をしてもよい。ここで、第四運転とは、第一運転が終了した後に、ユーザUによる操作に起因して洗濯機20が第一洗濯物をさらに乾燥させる運転である。所定割合は、例えば、80%~90%程度とすることができる。
【0062】
その場合、制御部13は、上記割合が所定割合未満であると判定した場合には、第二運転が終了してからシワ防止運転を洗濯機20にさせる制御をしてもよい。
【0063】
制御部13は、また、通常取出時間が閾値未満であるか否かを判定し、通常取出時間が閾値未満であると判定した場合において、第二洗濯物が洗濯機20から取り出されない状態で通常取出時間が経過したときに、第三運転をさせる制御をしてもよい。
【0064】
その場合、第二運転が終了してから、通常取出時間が経過するまでの間にシワ防止運転を洗濯機20にさせる制御をしてもよい。
【0065】
一方、制御部13は、通常取出時間が閾値以上である場合に、第二運転が終了してから通常取出時間が経過したか否かに関わらず、第三運転をさせる制御をしてもよい。
【0066】
また、制御部13は、情報の提示の制御をする。端末30は、サーバ10による制御のもとで、(a)サーバ10が追加乾燥運転をすると決定した後、洗濯機20が追加乾燥運転をする前、(b)洗濯機20が追加乾燥運転を開始した後、または、(c)洗濯機20が連続的な洗濯運転および乾燥運転を実行しているときに、情報の提示を制御する。(b)の場合、より具体的には、第三運転をさせる制御をした場合に、第三運転をさせる制御をしたことを示す情報(具体的には、画像または音声)を、端末30により出力する制御をしてもよい。画像の出力は、端末30が備える表示画面に画像を表示させることでなされる。音声の出力は、端末30が備えるスピーカに音声を出力させることでなされる。
【0067】
以降において、制御システム1が洗濯機20の制御に用いる情報を説明する。
【0068】
図3は、本実施の形態における洗濯機20のログを示す説明図である。
【0069】
ログは、洗濯機20により生成および送信され、サーバ10の取得部11が取得する情報である。ログは、洗濯機20が実行した動作、または、洗濯機20の状態変化の履歴を示している。ログに含まれる1つのエントリ(1行)が、洗濯機20が実行した1つの動作または状態変化に対応している。
【0070】
図3に示されるように、洗濯機20のログは、機器IDと、日時と、電源状態と、コースと、動作と、布量とを含む。
【0071】
機器IDは、当該エントリに係る動作または状態変化をした洗濯機20の識別子を示す。機器IDは、洗濯機20を一意に識別し得る情報であり、数字、文字または記号などを1以上含み得る。機器IDについては以降でも同様である。
【0072】
日時は、当該エントリに係る動作または状態変化を洗濯機20がした日時を示す。日時は、例えば、「2020年1月18日 9時20分30秒」のように、年月日形式および時分秒形式で上記日時を示す。なお、日時について、以降でも同様の形式で示す。
【0073】
電源状態は、当該エントリに係る動作または状態変化があったときの洗濯機20の電源状態(つまり、電源がオフ状態であるかオン状態であるか)を示す。当該エントリが状態変化を示す場合には、電源状態は、その状態変化の後の電源状態を示す。
【0074】
コースは、当該エントリに係る動作または状態変化をしたときの洗濯機の運転コースを示す。運転コースは、洗濯機20が連続して実行する1以上の運転を示す概念である。例えば、「おまかせ(洗濯乾燥)」の運転コースは、洗濯機20が連続して洗濯運転と乾燥運転とを行うコースであって、洗濯運転または乾燥運転に含まれる動作の詳細(例えば時間または回数など)を洗濯機20に決定させる(言い換えれば、ユーザUが決定しない)コースである。また、「おまかせ(乾燥)」の運転コースは、洗濯機20が乾燥運転を行うコースであって、乾燥運転に含まれる動作の詳細を洗濯機20に決定させるコースである。
【0075】
動作は、当該エントリに係る動作を示す。
【0076】
布量は、当該エントリに係る動作を洗濯機20が実行したときに、洗濯機20の洗濯槽に入っている洗濯物の量を示す指標である。
【0077】
図3に示される一連のログは、洗濯機20が「おまかせ(洗濯乾燥)」の運転コースを実行、つまり、連続して洗濯運転および乾燥運転を実行した(図3の#1~#6)後に、ユーザUにより洗濯機20の電源がオフにされ(図3の#7)、その後、ユーザUによる操作に起因して洗濯機20が乾燥運転を実行した(図3の#8~#9)ときのログの一例である。
【0078】
図4は、本実施の形態における追加乾燥情報を示す説明図である。追加乾燥情報は、ユーザUによる操作に起因して洗濯機20が行った乾燥運転の履歴を示している。追加乾燥情報に含まれる1つのエントリ(1行)が、洗濯機20がユーザUによる操作に起因して実行した1回の乾燥運転に対応している。
【0079】
追加乾燥情報は、ユーザ管理部12が、取得部11が取得したログを参照して生成し、また、更新する情報である。
【0080】
図4に示されるように、追加乾燥情報は、機器IDと、日時と、コースと、布量と、運転時間と、追加乾燥布量と、追加乾燥時間とを含む。
【0081】
機器IDは、当該エントリに係る1回の乾燥動作をした洗濯機20の識別子を示す。
【0082】
日時は、当該エントリに係る1回の乾燥運転の前になされたコースが実行された日時を示す。上記コースは、当該乾燥運転がなされるときに洗濯槽内にある洗濯物を対象として先に実行されたコースとも言える。
【0083】
コースは、当該エントリに係る1回の乾燥運転の前になされたコースを示す。
【0084】
布量は、当該エントリに係る1回の乾燥運転の前になされたコースが実行されたときに、洗濯機20の洗濯槽に入っている洗濯物の布量を示す指標である。
【0085】
運転時間は、当該エントリに係る1回の乾燥運転の前になされたコースに要した時間を示す。
【0086】
追加乾燥布量は、当該エントリに係る1回の乾燥運転のときに洗濯機20の洗濯槽に入っている洗濯物の量を示す指標である。
【0087】
追加乾燥時間は、当該エントリに係る1回の乾燥運転に要した時間を示す。
【0088】
ユーザ管理部12は、ログ(図3参照)において、連続的に実行された洗濯運転及び乾燥運転の履歴を発見し、その乾燥運転の後、ユーザUによる操作によって電源がオフにされた後に実行された乾燥運転(図3の#8~#9)を、追加乾燥運転と判定できる。そして、ユーザ管理部12は、追加乾燥運転に係る布量を追加乾燥布量として取得し、また、追加乾燥運転の継続時間(つまり、乾燥の開始から乾燥終了までの時間)を、追加乾燥時間として取得する。
【0089】
図4に示される追加乾燥情報に含まれる#2のエントリは、図3に示される#8~#9の追加乾燥のログに基づいて、ユーザ管理部12が取得したエントリであり、追加乾燥布量が3であり、追加乾燥時間が50分である追加乾燥に対応している。
【0090】
図5は、本実施の形態における取出情報の第一例を示す説明図である。図5では、取出情報の一例として、乾燥運転が終了してから、乾燥された洗濯物がユーザUによって洗濯槽から取り出されるまでの時間である取出時間を示している。取出情報に含まれる1つのエントリ(1行)が、1回の乾燥運転についての取出時間を示している。
【0091】
取出情報は、ユーザ管理部12が、取得部11が取得したログを参照して生成し、また、更新する情報である。
【0092】
図5に示されるように、取出情報は、機器IDと、運転開始日時と、運転終了日時と、電源オフ日時と、取出時間とを含む。
【0093】
機器IDは、当該エントリに係る1回の乾燥運転をした洗濯機20の識別子を示す。
【0094】
運転開始日時は、当該エントリにかかる1回の乾燥運転の開始日時を示す。なお、運転開始日時は、当該エントリにかかる1回の乾燥運転を含むコースの開始日時でもよい。
【0095】
運転終了日時は、当該エントリにかかる1回の乾燥運転の終了日時を示す。
【0096】
電源オフ日時は、当該エントリにかかる1回の乾燥運転が終了した後に、ユーザUに洗濯機20の電源がオフにされた日時を示す。
【0097】
取出時間は、当該エントリにかかる1回の乾燥運転が終わってから、ユーザUが洗濯物を取り出すまでの時間を示す。取出時間は、運転終了日時から電源オフ日時までの経過時間として算出される。
【0098】
なお、取出情報は、図5に示される取出時間に限定されない。取出情報の他の態様について図6を参照しながら説明する。
【0099】
図6は、本実施の形態における取出情報の第二例を示す説明図である。図6に示される取出情報は、機器ごとに取出時間の傾向、より具体的には、取出時間の長短の傾向を示したものである。
【0100】
図6に示される1つのエントリ(1行)が、1つの洗濯機20についての取出時間の傾向を示している。
【0101】
図6に示されるように、取出情報は、機器IDと、取出時間の傾向とを含む。
【0102】
機器IDは、当該エントリに対応する洗濯機20を示す機器IDである。
【0103】
取出時間の傾向は、当該エントリに対応する洗濯機20についての取出時間の傾向を示している。取出時間の傾向は、例えば、「比較的短い」または「比較的長い」と表現され得る。この場合、長いか短いかの閾値は、例えば、20分~30分程度とすることができる。
【0104】
取出時間の傾向は、図5に示される取出時間を、洗濯機20ごとに集計して統計値を算出し、その統計値を予め定められた閾値と比較することで取得され得る。
【0105】
以降において、サーバ10による制御の下で端末30が表示する画像について説明する。
【0106】
図7は、本実施の形態における端末30が表示する画像の第一例を示す説明図である。
【0107】
図7に示される画像は、サーバ10(制御部13)が追加乾燥運転をすると決定した後、洗濯機20が追加乾燥運転をする前に、追加乾燥運転をするか否かをユーザUに問いかけるメッセージを含む。メッセージは、例えば、「追加乾燥をスタートしますか?」というメッセージであるが、これに限定されない。
【0108】
また、図7に示される画像は、上記の問いかけに対するユーザUの応答を受けるボタンを含む。ボタンは、例えば、肯定的な応答を受けるボタン(具体的には「はい」と記載されているボタン)と、否定的な応答を受けるボタン(具体的には「いいえ」と記載されているボタン)とを含むが、これに限定されない。
【0109】
肯定的な応答を受けるボタンがユーザUにより操作された場合、端末30は、その応答を示す情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、その応答を受信して、先に決定した追加乾燥運転の実行を行う。一方、否定的な応答を受けるボタンがユーザUにより操作された場合、端末30は、その応答を示す情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、その応答を受信して、先に決定した追加乾燥運転の実行を取り止める。
【0110】
図8は、本実施の形態における端末30が表示する画像の第二例を示す説明図である。
【0111】
図8に示される画像は、サーバ10(制御部13)による制御の下で洗濯機20が追加乾燥運転を開始した後に、追加乾燥運転を開始したことをユーザUに知らせるメッセージを含む。メッセージは、例えば、「30分の追加乾燥をスタートしました」というメッセージであるが、これに限定されない。
【0112】
また、図8に示される画像は、上記のメッセージに対するユーザUの応答を受けるボタンを含む。ボタンは、例えば、肯定的な応答を受けるボタン(具体的には「OK」と記載されているボタン)と、運転の内容を変更する応答を受けるボタン(具体的には「変更」と記載されているボタン)とを含むが、これに限定されない。
【0113】
肯定的な応答を受けるボタンがユーザUにより操作された場合、端末30は、その応答を示す情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、その応答を受信して、追加乾燥運転の実行を継続する。一方、運転の内容の変更する応答を受けるボタンがユーザUにより操作された場合、端末30は、具体的な運転の内容の変更のための画像(不図示)を表示する。運転の内容の変更は、例えば、追加乾燥運転の取り止め、または、追加乾燥運転の時間の変更などを含み得る。端末30は、変更後の運転の内容を示す情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、変更後の運転の内容に従って、先に決定した追加乾燥運転の実行を変更する。
【0114】
図9は、本実施の形態における端末が表示する画像の第三例を示す説明図である。
【0115】
図9に示される画像は、図8に示される画像に、追加乾燥運転に要すると予想される電気料金(「予想電気代」ともいう)を加えた画像である。
【0116】
電気料金は、追加乾燥運転に要する洗濯機20の消費電力量に、単位電力量あたりの電気料金を乗算することで算出され得る。図9に示されるボタンについては、図8における説明と同様である。
【0117】
図10は、本実施の形態における端末30が表示する画像の第四例を示す説明図である。
【0118】
図10に示される画像は、洗濯機20が連続的な洗濯運転および乾燥運転を実行している場合に、その乾燥運転の残存時間(例えば「30分」)を含む。乾燥運転の残存時間は、追加乾燥運転を開始するまでの時間であるともいえる。
【0119】
また、図10に示される画像は、実行している乾燥運転が終了した後に予定されている追加乾燥運転についての設定をユーザUから受けるボタン(具体的には「追加乾燥設定」と記載されているボタン)を含むが、これに限定されない。
【0120】
上記ボタンがユーザUにより操作された場合、端末30は、具体的な追加乾燥運転の設定のための画像(不図示)を表示する。追加乾燥運転の設定は、例えば、追加乾燥運転の取り止め、または、追加乾燥運転の時間の設定などを含み得る。端末30は、設定後の運転の内容を示す情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、設定後の運転の内容に従って、追加乾燥運転の実行を変更する。
【0121】
以上のように構成された制御システム1の処理を説明する。
【0122】
まず、サーバ10が実行するログおよび情報の更新処理を説明する。
【0123】
図11は、本実施の形態におけるサーバ10の第一処理を示すフロー図である。
【0124】
図11に示されるように、ステップS101において、取得部11は、洗濯機20から新たなログを取得したか否かを判定する。新たなログを取得したと判定した場合(ステップS101でYes)には、ステップS102に進み、そうでない場合(ステップS101でNo)には、ステップS101を再び実行する。つまり、取得部11は、新たなログを取得するまでステップS101で待機状態をとる。
【0125】
ステップS102において、ユーザ管理部12は、ステップS101で取得したログに基づいて追加乾燥情報(図4参照)を更新する。
【0126】
ステップS103において、ユーザ管理部12は、ステップS101で取得したログに基づいて取出情報(図5参照)を更新する。ステップS103を終えたらステップS101に進む。
【0127】
図11に示される一連の処理により、サーバ10は、洗濯機20のログを繰り返し取得し、ログの取得のたびに追加乾燥情報および取出情報を取得および更新する。
【0128】
次に、図12および図13を参照しながら、サーバ10が洗濯機20および端末30を制御する処理を説明する。
【0129】
図12は、本実施の形態におけるサーバ10の第二処理を示すフロー図である。
【0130】
図12に示されるように、ステップS201において、制御部13は、洗濯機20から第二運転を終了したことの通知(乾燥終了通知ともいう)を受信したか否かを判定する。乾燥終了通知を受信したと判定した場合(ステップS201でYes)には、ステップS202に進み、そうでない場合(ステップS201でNo)には、ステップS201を再び実行する。つまり、制御部13は、乾燥終了通知を受信するまで、ステップS201で待機する。
【0131】
ステップS202において、制御部13は、ステップS201で受信した通知を送信した洗濯機20のログに含まれる運転のうち、追加乾燥をした割合が所定割合以上であるか否かを判定する。追加乾燥をした割合が所定割合以上であると判定した場合(ステップS202でYes)には、ステップS203に進み、そうでない場合(ステップS202でNo)には、ステップS211に進む。
【0132】
ステップS203において、制御部13は、ステップS201で受信した通知を送信した洗濯機20について通常取出時間が閾値未満であるか否かを判定する。通常取出時間が閾値未満であると判定した場合(ステップS203でYes)には、ステップS204に進み、そうでない場合(ステップS203でNo)には、ステップS221に進む。
【0133】
なお、取出情報として取出時間の傾向(図6参照)が用いられる場合、取出時間の傾向が「比較的短い」であるときが、ステップS203で通常取出時間が閾値未満であると判定したとき(ステップS203でYes)に相当し、取出時間の傾向が「比較的長い」であるときが、ステップS203で通常取出時間が閾値未満でないと判定したとき(ステップS203でNo)に相当する。
【0134】
ステップS204において、制御部13は、洗濯機20に追加乾燥またはシワ防止の運転をさせる制御処理を実行する。ステップS204に含まれる詳細な処理は、後で詳しく説明する。
【0135】
ステップS205において、制御部13は、洗濯機20の電源がユーザUによってオフにされたことの通知(電源オフ通知ともいう)を洗濯機20から受信したか否かを判定する。電源オフ通知を受信したと判定した場合(ステップS205でYes)には、ステップS206に進み、そうでない場合(ステップS205でNo)には、ステップS205を再び実行する。つまり、制御部13は、洗濯機20から電源オフ通知を受信するまでステップS205で待機する。
【0136】
ステップS206において、制御部13は、端末30へ通知する。この通知は、洗濯機20の電源がオフになったことの通知を含む。
【0137】
ステップS211において、制御部13は、シワ防止の運転の開始命令を生成し、生成した開始命令を洗濯機20に送信する。
【0138】
ステップS212において、制御部13は、端末30へ通知する。この通知は、洗濯機20がシワ防止運転を開始したことの通知を含む。ステップS212を実行したらステップS205に進む。
【0139】
ステップS221において、制御部13は、洗濯機20から電源オフ通知を受信したか否かを判定する。電源オフ通知を受信したと判定した場合(ステップS221でYes)には、ステップS206に進み、そうでない場合(ステップS221でNo)には、ステップS222に進む。
【0140】
ステップS222において、制御部13は、追加乾燥の開始命令を生成し、生成した開始命令を洗濯機20に送信する。
【0141】
ステップS223において、制御部13は、端末30へ通知する。この通知は、洗濯機20が追加乾燥運転を開始したことの通知を含む。ステップS223を実行したらステップS205に進む。
【0142】
図13は、本実施の形態におけるサーバ10の追加乾燥またはシワ防止の制御処理を示すフロー図である。図13に示される処理は、図12のステップS204に含まれる詳細な処理である。
【0143】
ステップS301において、制御部13は、洗濯機20から電源オフ通知を受信したか否かを判定する。電源オフ通知を受信したと判定した場合(ステップS301でYes)には、ステップS306に進み、そうでない場合(ステップS301でNo)には、ステップS302に進む。
【0144】
ステップS302において、制御部13は、シワ防止の運転の開始命令を生成し、生成した開始命令を洗濯機20に送信する。
【0145】
ステップS303において、制御部13は、洗濯機20から電源オフ通知を受信したか否かを判定する。電源オフ通知を受信したと判定した場合(ステップS303でYes)には、ステップS306に進み、そうでない場合(ステップS303でNo)には、ステップS304に進む。
【0146】
ステップS304において、制御部13は、乾燥終了通知を受信(ステップS201)してから、通常取出時間が経過したか否かを判定する。乾燥終了通知を受信してから通常取出時間が経過したと判定した場合(ステップS304でYes)には、ステップS305に進み、そうでない場合(ステップS304でNo)には、ステップS303に進む。
【0147】
なお、取出情報として取出時間の傾向(図6参照)が用いられる場合、通常取出時間は、取出時間の傾向が「比較的短い」であるときには、比較的短い取出時間の所定値(例えば15分)を用い、取出時間の傾向が「比較的長い」であるときには、比較的長い取出時間の所定値(例えば2時間)を用いることができる。
【0148】
ステップS305において、制御部13は、追加乾燥の運転の開始命令を生成し、生成した開始命令を洗濯機20に送信する。
【0149】
ステップS306において、制御部13は、端末30へ通知する。上記通知は、ステップS301またはS303の判定結果がYesであったことに基づいて当該ステップS306が実行されている場合には、洗濯機20の電源がオフになったことの通知を含む。また、上記通知は、ステップS305が実行されたあとに当該ステップS306が実行されている場合には、追加乾燥が開始されたことの通知を含む。
【0150】
図12および図13に示される一連の処理により、サーバ10は、ユーザUによる普段の洗濯機20の使用の態様に基づいて、以下のように洗濯機20に追加乾燥またはシワ防止の運転を適切に実行させることができる。
【0151】
(1)普段の使用において追加乾燥をすることが比較的多いユーザであって、通常取出時間が比較的短い場合には、第二運転の終了後にシワ防止運転を行い、その後に追加乾燥運転を行う。
【0152】
(2)普段の使用において追加乾燥をすることが比較的多いユーザであって、通常取出時間が比較的長い場合には、第二運転の終了後に追加乾燥運転を行う。
【0153】
(3)普段の使用において追加乾燥をすることが比較的少ないユーザである場合には、第二運転の終了後に追加乾燥運転を行わずに、しわ防止運転を行う。
【0154】
図14は、本実施の形態における洗濯機20の処理を示すフロー図である。
【0155】
ステップS401において、洗濯機20は、サーバ10(制御部13)から命令を受信したか否かを判定する。命令を受信したと判定した場合(ステップS401でYes)には、ステップS402に進み、そうでない場合(ステップS401でNo)には、ステップS401を再び実行する。つまり、洗濯機20は、サーバ10から命令を受信するまで、ステップS401で待機する。
【0156】
ステップS402において、洗濯機20は、ステップS401で受信した命令が追加乾燥の開始命令を含むか否かを判定する。上記命令が追加乾燥の開始命令を含むと判定した場合(ステップS402でYes)には、ステップS403に進み、そうでない場合(ステップS402でNo)には、ステップS405に進む。
【0157】
ステップS403において、洗濯機20は、追加乾燥運転を実行する。
【0158】
ステップS404において、洗濯機20は、シワ防止運転を実行する。シワ防止運転の実行を終了したら、図15に示される一連の処理を終了する。
【0159】
ステップS405において、洗濯機20は、ステップS401で受信した命令がシワ防止の開始命令を含むか否かを判定する。上記命令がシワ防止の開始命令を含むと判定した場合(ステップS405でYes)には、ステップS404に進み、そうでない場合(ステップS405でNo)には、図14に示される一連の処理を終了する。
【0160】
図14に示される一連の処理により、洗濯機20は、サーバ10による制御の下で乾燥またはシワ防止の運転をする。
【0161】
(実施の形態の変形例)
本変形例において、洗濯物の追加乾燥を適切に行う洗濯機の制御方法の別形態について説明する。
【0162】
図15は、本実施の形態の変形例におけるサーバ10の処理を示すフロー図である。
【0163】
ステップS1において、サーバ10は、洗濯機のログ情報を取得する。
【0164】
ステップS2において、サーバ10は、ステップS1で取得したログ情報に基づいて、洗濯機により洗濯された第一洗濯物を乾燥させる第一運転が終了してから、第一洗濯物が取り出されるまでの時間の統計値である通常取出時間を取得する。
【0165】
ステップS3において、サーバ10は、洗濯機により洗濯された第二洗濯物を乾燥させる第二運転が終了したことを示す通知を受信する。
【0166】
ステップS4およびS5において、サーバ10は、第二運転が終了してから、第二洗濯物が洗濯機から取り出されない状態で、通常取出時間が経過した場合に、第二洗濯物をさらに乾燥させる第三運転を洗濯機にさせる制御をする。
【0167】
図15に示される一連の処理により、サーバ10は、洗濯機による洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【0168】
以上のように、上記実施の形態および変形例の制御方法によれば、洗濯機は、ログ情報から得られる、洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間の統計値を利用して、一度乾燥された洗濯物を、さらに乾燥させるか否かを制御する。ログ情報から得られる、洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間の統計値には、ユーザによる普段の洗濯機の使用において洗濯物がユーザによって取り出されるまでの時間が反映されている。そのため、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで、適切に、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。このように、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【0169】
また、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用において、ユーザによる操作に起因して洗濯物を乾燥させることが比較的多い場合に、洗濯物の追加乾燥運転をさせる。よって、上記制御方法は、ユーザが操作によって洗濯物を乾燥させる割合に応じて、より適切に、洗濯物の追加乾燥を行うことができる。
【0170】
また、洗濯機は、ユーザによる普段の洗濯機の使用において、ユーザによる操作に起因して洗濯物を乾燥させることが比較的少ない場合に、洗濯物のシワ防止運転をさせる。上記場合には、ユーザが追加乾燥をすることを好まないことがあるので、追加乾燥を行うことを制限することができるとともに、シワ防止運転によって洗濯物にシワが生ずることを抑制することができる。よって、上記制御方法は、適切に、洗濯物の追加乾燥に加えて洗濯物のシワ防止をすることができる。
【0171】
また、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的短い場合に、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで洗濯物の追加乾燥運転をさせる。上記場合には、洗濯物が比較的短い時間内に取り出される場合には追加乾燥運転の必要性が低い一方、洗濯物が比較的短い時間内に取り出されない場合には追加乾燥運転の必要性が高い。そのため、追加乾燥運転を、ユーザによる普段の洗濯機の使用の態様を反映したタイミングで行うことが有用である。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0172】
また、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的短い場合に、洗濯物の追加乾燥運転の前に、洗濯物のシワ防止運転をさせる。上記場合には、追加乾燥運転の前に洗濯物が取り出される可能性があり、その場合に、追加乾燥運転をする必要がなくなる利点がある。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0173】
また、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用において洗濯物が取り出されるまでの時間が比較的長い場合に、ユーザによる普段の洗濯機の使用における洗濯物の取り出しのタイミングに関わらず、洗濯物の追加乾燥運転をさせる。上記場合には、追加乾燥運転の必要性が高いからである。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0174】
また、端末は、画像または音声によって、洗濯機が追加乾燥をしたことを容易にユーザに知らせることができる。よって、上記制御方法は、ユーザへの通知を行いながら、洗濯物の追加乾燥を適切に行うことができる。
【0175】
また、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用のうち、洗濯機が第二洗濯物を洗濯したときの状況と同じ状況での使用の態様を反映して、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより適切に行うことができる。
【0176】
また、洗濯機は、ユーザの普段の洗濯機の使用のうち、洗濯機が第二洗濯物を洗濯したときの洗濯物の量、または、洗濯機の場所の天気もしくは湿度と、同じ洗濯物の量、または、洗濯機の場所の天気もしくは湿度での使用の態様を反映して、洗濯物の追加乾燥運転を制御することができる。よって、上記制御方法は、洗濯物の追加乾燥をより容易に、かつ、より適切に、行うことができる。
【0177】
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
【0178】
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記実装を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0179】
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0180】
本開示は、洗濯機の運転または動作を制御する制御装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0181】
1 制御システム
10 サーバ
11 取得部
12 ユーザ管理部
13 制御部
20 洗濯機
30 端末
N ネットワーク
U ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15