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  • 特開-室外機の吸排気構造 図1
  • 特開-室外機の吸排気構造 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023003108
(43)【公開日】2023-01-11
(54)【発明の名称】室外機の吸排気構造
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/48 20110101AFI20221228BHJP
   F24F 1/0041 20190101ALI20221228BHJP
   F24F 1/68 20110101ALI20221228BHJP
   F24F 13/02 20060101ALI20221228BHJP
【FI】
F24F1/48
F24F1/0041
F24F1/68
F24F13/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021104081
(22)【出願日】2021-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(74)【代理人】
【識別番号】100154726
【弁理士】
【氏名又は名称】宮地 正浩
(72)【発明者】
【氏名】宮▲崎▼ 貴士
【テーマコード(参考)】
3L054
3L080
【Fターム(参考)】
3L054BA02
3L054BB01
3L054BB02
3L080AC01
3L080AC03
(57)【要約】
【課題】大掛かりな対策を講じることなく、省エネルギー化を図りながら、ショートサーキットに起因した空調効率の低下を抑制する。
【解決手段】建物1の屋外側に備えられた室外機置場2に、目隠し建材5が備えられた室外機置場2の横側面から吸気と排気とを行う形態で設置される室外機の吸排気構造において、室外機置場2を、室外機設置部2Aとチャンバー部2Bとに上下に区画し、室外機設置部2Aに設置された室外機4の排気部4Bとチャンバー部2Bとを接続手段9で接続して、室外機4からの排気を、チャンバー部2Bを経由してチャンバー部2Bの横側面から外部に排出する形態に構成されている。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の屋外側に備えられた室外機置場に、通風性を有する目隠し建材が備えられた前記室外機置場の横側面から吸気と排気とを行う形態で設置される室外機の吸排気構造であって、
前記室外機置場を、室外機設置部とチャンバー部とに上下に区画し、
前記室外機設置部に設置された前記室外機の排気部と前記チャンバー部とを接続手段で接続して、前記室外機からの排気を、前記チャンバー部を経由して前記チャンバー部の横側面から外部に排出する形態に構成されている室外機の吸排気構造。
【請求項2】
前記室外機設置部を前記室外機置場の下部に区画し、前記チャンバー部を前記室外機置場の上部に区画している請求項1に記載の室外機の吸排気構造。
【請求項3】
前記チャンバー部には、複数台の前記室外機の前記排気部が接続されている請求項1又は2に記載の室外機の吸排気構造。
【請求項4】
前記チャンバー部には、前記建物の内部からの排気を前記チャンバー部に導入する排気導入部が備えられている請求項1~3のいずれか一項に記載の室外機の吸排気構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の屋外側に備えられた室外機置場に、通風性を有する目隠し建材が備えられた前記室外機置場の横側面から吸気と排気とを行う形態で設置される室外機の吸排気構造に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、建物の屋外側に凹設した室外機置場に、室外機を、通風性を有する目隠し建材としてのルーバー構造の扉が取り付けられた室外機置場の横一側面から吸気と排気とを行う形態で設置するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
又、中央部に吹抜けが設けられた空調屋外機設置用タワーのタワー本体を、室内機が設置される建物の近傍に、この建物と同じ層数および階高で並設し、タワー本体の各層の設置部に、屋外機を、その吸入口をタワー本体の外方に向けた状態で設置し、各屋外機の吐出口を中央部の吹抜けに排気ダクトで接続するようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平06-042773号公報
【特許文献2】特開2003-343881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の技術では、室外機置場の内部空間が、室外機置場の横一側面から取り込まれた外気を室外機に導く吸気空間と、室外機からの排気を室外機置場の横一側面に導いて、その横一側面から外部に排出する排気空間とを兼ねることから、室外機からの排気が室外機置場の横一側面から外部に排出されずに室外機に取り込まれる、いわゆるショートサーキットが生じ易くなっており、これにより、このショートサーキットに起因した空調効率の低下を招き易くなる。
このような空調効率の低下を招き難くするためには、例えば、排気の風速を上げてショートサーキットを生じ難くすることが考えられるが、この場合、室外機におけるファンの駆動に要するエネルギー消費量が増大することから、省エネルギー化を図る上において改善の余地がある。
又、室外機からの排気を室外機置場の横一側面に導く排気フードを室外機に備えることが考えられるが、この場合、室外機の振動で排気フードがルーバー構造の扉に干渉しないように、排気フードと扉との間に干渉防止用の隙間を確保する必要があり、そのため、その隙間から漏れた排気によるショートサーキットに起因した空調効率の低下を招くことがある。
しかも、排気フードを備えると、外風が室外機置場に向けて吹いている状況では、室外機からの排気が外風にて阻害され易くなり、これに起因した空調効率の低下を招き易くなる。
【0006】
上記特許文献2に記載の技術では、ショートサーキットの発生を防止するために、室内機が設置される建物の近傍に空調屋外機設置用タワーを並設する、といった大掛かりな対策を講じることから、施工費が大幅に増大するなどの問題が生じることになる。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、大掛かりな対策を講じることなく、省エネルギー化を図りながら、ショートサーキットに起因した空調効率の低下を抑制する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、建物の屋外側に備えられた室外機置場に、通風性を有する目隠し建材が備えられた前記室外機置場の横側面から吸気と排気とを行う形態で設置される室外機の吸排気構造であって、
前記室外機置場を、室外機設置部とチャンバー部とに上下に区画し、
前記室外機設置部に設置された前記室外機の排気部と前記チャンバー部とを接続手段で接続して、前記室外機からの排気を、前記チャンバー部を経由して前記チャンバー部の横側面から外部に排出する形態に構成されている点にある。
【0009】
本構成によると、室外機置場の上下いずれか一方に区画された室外機設置部が、室外機設置部の横側面から取り込まれた外気を室外機の吸気部に導く吸気空間となり、室外機置場の上下いずれか一方に区画されたチャンバー部が、室外機の排気部から排出された排気を一旦受け入れてから、チャンバー部の横側面から外部に排出する排気空間となる。
つまり、室外機置場の内部空間が吸気空間と排気空間とに上下に仕切られることから、例えば、室外機置場の内部空間が吸気空間と排気空間とを兼ねる場合のように、排気の風速を上げることによるファン動力の上昇を招くことなく、省エネルギー化を図りながら、室外機からの排気が直ぐに室外機に取り込まれる、いわゆるショートサーキットの発生を抑制することができる。
又、室外機からの排気は、チャンバー部に向けて上下方向に排出されてから、チャンバー部の横側面から外部に排出されることから、外風が室外機置場に向けて吹いている状況であっても、外風による室外機からの排気に対する抵抗圧力を低減することができ、これにより、室外機からの排気を外風にて阻害され難くすることができる。
その結果、室外機置場を室外機設置部とチャンバー部とに上下に区画し、室外機設置部に設置された室外機の排気部とチャンバー部とを接続手段で接続することで、例えば、室内機が設置される建物の近傍に空調屋外機設置用タワーを並設するなどの大掛かりな対策を講じることなく、省エネルギー化を図りながら、ショートサーキットや外風による排気の阻害に起因した空調効率の低下を抑制することができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、前記室外機設置部を前記室外機置場の下部に区画し、前記チャンバー部を前記室外機置場の上部に区画している点にある。
【0011】
本構成によると、室外機設置部を室外機置場の上部に区画する場合に比較して、室外機置場を室外機設置部とチャンバー部とに上下に区画する隔壁を簡易に構築することができる。
その結果、室外機置場の構造の簡易化を図りながら、ショートサーキットに起因した空調効率の低下を抑制することができる。
【0012】
本発明の第3特徴構成は、前記チャンバー部には、複数台の前記室外機の前記排気部が接続されている点にある。
【0013】
本構成によると、チャンバー部をより正圧にすることができ、チャンバー部への外風の流入を抑制することができる。
その結果、室外機からの排気を、チャンバー部の横側面からより効率良く排出することができる。
【0014】
本発明の第4特徴構成は、前記チャンバー部には、前記建物の内部からの排気を前記チャンバー部に導入する排気導入部が備えられている点にある。
【0015】
本構成によると、チャンバー部が建物内部からの排気経路に兼用されることから、建物内部からの排気経路を別途に延伸させる場合に比較して、施工性や施工コストの面で有利にすることができる。
そして、チャンバー部に建物内部からの排気が導入されることにより、チャンバー部をより正圧にすることができ、チャンバー部への外風の流入を抑制することができる。
その結果、施工性や施工コストの面で有利にしながら、室外機からの排気を、チャンバー部の横側面からより効率良く排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】室外機の吸排気構造を示す室外機置場の側面視の垂直断面図
図2】室外機の吸排気構造を示す室外機置場の正面視の垂直断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明にかかる室外機の吸排気構造を実施するための形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1~2には、オフィスビル、商業ビル、病院、ホテル、又は集合住宅、などの建物1の屋外側に、建物1のバルコニーなどを利用して備えられた室外機置場2が示されている。室外機置場2は、建物1の上下階を隔てるスラブ3を間に置いて建物1の各階に上下に連続して備えられている。室外機置場2には、ビル用マルチエアコンなどに使用される上吹き型の室外機4が、通風性を有する目隠し建材としての目隠しルーバー5が備えられた室外機置場2の横一側面から吸気と排気とを行う形態で設置されている。図示は省略するが、室外機4は、その振動を吸収する防振架台などを介して室外機置場2に設置されている。
【0019】
尚、通風性を有する目隠し建材として、目隠しルーバー5に代えて目隠しフェンスなどを備えるようにしてもよい。
【0020】
図1~2に示すように、室外機置場2は、天井ボードからなる隔壁8によって室外機設置部2Aとチャンバー部2Bとに上下に区画されている。具体的には、室外機設置部2Aが室外機置場2の下部に区画され、チャンバー部2Bが室外機置場2の上部に区画されている。
【0021】
室外機設置部2Aには、複数台の室外機4が、それらの横一側部の吸気部4Aが目隠しルーバー5に対向する状態で横方向に所定間隔を置いて設置されている。そして、室外機設置部2Aに設置された各室外機4の上部の排気部4Bと上方のチャンバー部2Bとが、隔壁8に形成された排気用の開口8Aと、接続手段としてのキャンバス継手9とを介して接続されることにより、各室外機4からの排気が、チャンバー部2Bを経由してチャンバー部2Bにおける目隠しルーバー5側の横一側面から外部に排出される形態に構成されている。
【0022】
図示は省略するが、各室外機4は、吸気部4Aから取り入れた外気を、内蔵された室外機用の熱交換器にて熱搬送流体(例えば、冷媒)と熱交換し、熱交換後の外気を排気部4Bから排出する。ちなみに、熱交換後の熱搬送流体は、室内機に内蔵された室内機用の熱交換器に供給され、室内機用の熱交換器にて室内の空気と熱交換されることで、室内の冷房や暖房などの空調に使用される。
【0023】
図1に示すように、チャンバー部2Bには、建物1の内部に備えられた換気扇(図示せず)などからの排気をチャンバー部2Bに導入する排気管や排気ガラリなどからなる排気導入部10が備えられている。
【0024】
以上の構成により、本実施形態で例示する室外機4の吸排気構造においては、室外機置場2の下部に区画された室外機設置部2Aが、室外機設置部2Aの横一側面から取り込まれた外気を室外機4の吸気部4Aに導く吸気空間となり、室外機置場2の上部に区画されたチャンバー部2Bが、室外機4の排気部4Bから排出された排気を一旦受け入れてから、チャンバー部2Bの横一側面から外部に排出する排気空間となる。
【0025】
つまり、室外機置場2の内部空間が吸気空間と排気空間とに上下に仕切られることから、例えば、室外機置場2の内部空間が吸気空間と排気空間とを兼ねる場合のように、排気の風速を上げることによるファン動力の上昇を招くことなく、省エネルギー化を図りながら、室外機4からの排気が直ぐに室外機4に取り込まれる、いわゆるショートサーキットの発生を抑制することができる。
【0026】
又、室外機4からの排気は、チャンバー部2Bに向けて上方に排出されてから、チャンバー部2Bの横一側面から外部に排出されることから、外風が室外機置場2に向けて吹いている状況であっても、外風による室外機4からの排気に対する抵抗圧力を低減することができ、これにより、室外機4からの排気を外風にて阻害され難くすることができる。
【0027】
その結果、室外機置場2を室外機設置部2Aとチャンバー部2Bとに上下に区画し、室外機設置部2Aに設置された室外機4の排気部4Bとチャンバー部2Bとをキャンバス継手9などで接続することで、例えば、室内機(図示せず)が設置される建物1の近傍に室外機設置用のタワーを並設するなどの大掛かりな対策を講じることなく、省エネルギー化を図りながら、ショートサーキットや外風による排気の阻害に起因した空調効率の低下を抑制することができる。
【0028】
しかも、本実施形態で例示する室外機4の吸排気構造においては、室外機設置部2Aとチャンバー部2Bとが、図1~2に示すように室外機置場2を上下に略二等分する状態で区画されていることにより、室外機4からの排気を一旦受け入れるチャンバー部2Bが、比較的大きな排気空間として確保されており、これにより、室外機4からの排気を、その温度を比較的大きな排気空間にて緩和して外気に近づけた状態で外部に排出することができ、この点からもショートサーキットに起因した空調効率の低下を抑制することができる。
【0029】
そして、接続手段としてキャンバス継手9を使用することにより、隔壁8の開口8Aに対して室外機4の排気部4Bが多少位置ズレしていても、その位置ズレをキャンバス継手9にて容易に吸収することができ、これにより、室外機設置部2Aに対する室外機4の設置を容易にすることができる。又、室外機4の振動が隔壁8に伝わらないようにすることができ、よって、室外機4の振動が隔壁8に伝わることに起因した異音の発生を防止することができる。
【0030】
しかも、室外機設置部2Aを室外機置場2の下部に区画し、チャンバー部2Bを室外機置場2の上部に区画することにより、室外機設置部2Aを室外機置場2の上部に区画する場合に比較して、室外機置場2を室外機設置部2Aとチャンバー部2Bとに上下に区画する隔壁8を簡易に構築することができる。その結果、室外機置場2の構造の簡易化を図りながら、ショートサーキットに起因した空調効率の低下を抑制することができる。
【0031】
更に、チャンバー部2Bには、複数台の室外機4の排気部4Bが接続されていることにより、チャンバー部2Bをより正圧にすることができ、チャンバー部2Bへの外風の流入を抑制することができる。その結果、室外機4からの排気を、チャンバー部2Bの横一側面からより効率良く排出することができる。
【0032】
その上、チャンバー部2Bには、建物1の内部からの排気をチャンバー部2Bに導入する排気導入部10が備えられることで、チャンバー部2Bが建物1の内部からの排気経路に兼用されることから、排気経路を別途に延伸させる場合に比較して、施工性や施工コストの面で有利にすることができる。そして、チャンバー部2Bに建物1の内部からの排気が導入されることにより、チャンバー部2Bを更に正圧にすることができ、チャンバー部2Bへの外風の流入を抑制することができる。その結果、施工性や施工コストの面で有利にしながら、室外機4からの排気を、チャンバー部2Bの横一側面から更に効率良く排出することができる。
【0033】
〔別実施形態〕
本発明の別実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、上記の実施形態や他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
【0034】
(1)上記の実施形態においては、本発明にかかる室外機4の吸排気構造として、室外機4に供給する外気を、室外機設置部2Aの横一側面から取り込み、室外機4からの排気を、チャンバー部2Bの横一側面から外部に排出する形態のものを例示したが、これに限らず、例えば、室外機置場2が建物1のコーナー部に備えられている場合には、室外機4に供給する外気を、室外機設置部2Aにおけるコーナー部の横二側面から取り込み、室外機4からの排気を、チャンバー部2Bにおけるコーナー部の横二側面から外部に排出する形態のものであってもよい。
【0035】
(2)上記の実施形態においては、本発明にかかる室外機4の吸排気構造を、室外機設置部2Aに複数台の室外機4を設置した場合に適用したものを例示したが、これに限らず、例えば、室外機設置部2Aに単一の室外機4を設置した場合に適用してもよい。
【0036】
(3)上記の実施形態においては、室外機設置部2Aが室外機置場2の下部に区画され、チャンバー部2Bが室外機置場2の上部に区画されたものを例示したが、これに限らず、例えば、室外機設置部2Aが室外機置場2の上部に区画され、チャンバー部2Bが室外機置場2の下部に区画されたものであってもよい。
【0037】
(4)上記の実施形態においては、接続手段としてキャンバス継手9を例示したが、これに限らず、例えば、アルミ箔付ガラスクロス製のたわみ継手などを採用してもよい。
【0038】
(5)上記の実施形態においては、チャンバー部2Bに排気導入部10が備えられたものを例示したが、これに限らず、例えば、チャンバー部2Bに排気導入部10が備えられていないものであってもよい。
【0039】
(6)上記の実施形態においては、室外機4として、排気を上方に排出する上吹き型のものを例示したが、これに限らず、例えば、排気を横一側方に排出する横吹き型のものであってもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 建物
2 室外機置場
2A 室外機設置部
2B チャンバー部
4 室外機
4B 排気部
5 目隠しルーバー(目隠し建材)
9 キャンバス継手(接続手段)
10 排気導入部

図1
図2