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特開2023-32747チケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラム
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  • 特開-チケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023032747
(43)【公開日】2023-03-09
(54)【発明の名称】チケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/34 20120101AFI20230302BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230302BHJP
【FI】
G06Q20/34 400
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021139047
(22)【出願日】2021-08-27
(71)【出願人】
【識別番号】521380959
【氏名又は名称】株式会社iTech
(74)【代理人】
【識別番号】100098796
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 全
(74)【代理人】
【識別番号】100121647
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 和孝
(74)【代理人】
【識別番号】100187377
【弁理士】
【氏名又は名称】芳野 理之
(72)【発明者】
【氏名】貝原 健男
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L049CC18
5L055AA66
(57)【要約】      (修正有)
【課題】有価証券等であるチケットを事前に発行等する場合でも無駄なく管理することができるチケット情報管理装置、チケット情報管理の制御方法及びチケット情報管理プログラムを提供する。
【解決手段】チケット情報管理装置システム1は、管理サーバ10、映画鑑賞チケットの提供先であるX社のX社サーバ50及び同チケットを使用して映画を鑑賞する劇場の劇場サーバ110を有している。管理サーバ10は、チケット識別情報及びチケット一意情報を含むチケット内容情報を記憶する。識別情報のチケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供され、提供先がチケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信後、チケット有効化情報を有効化処理する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、
少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有し、
前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、
前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供され、
前記提供先が前記チケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とするチケット情報管理装置。
【請求項2】
前記チケット一意情報が、記憶媒体に表示又は格納されて、前記提供先に提供されることを特徴とする請求項1に記載のチケット情報管理装置。
【請求項3】
前記受領情報が、前記記憶媒体と関連付けられている配送済み情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチケット情報管理装置。
【請求項4】
前記チケット一意情報を受領した前記提供先の装置によって、前記提供先のチケット有効化情報である提供先チケット有効化情報が生成され、
前記提供先チケット有効化情報を前記提供先の装置から受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のチケット情報管理装置。
【請求項5】
少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有するチケット情報管理装置の制御方法であって、
前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供され、
前記提供先が前記チケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とするチケット情報管理装置の制御方法。
【請求項6】
少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有するチケット情報管理装置に、
前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供される機能、
前記提供先が前記チケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理する機能、を実現させるためのチケット情報管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映画鑑賞チケット等の各種のチケット情報の管理に関するチケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、上映期間前に発行し、販売等される観賞作品指定映画鑑賞チケット等があり、これらのチケット情報の管理の方法が提案されている(例えば、特許文献1等)。
また、このような映画鑑賞チケット等は、映画鑑賞の利用金額(例えば、1800円等)相当の価値を有するため「有価証券」となる。
このため、チケットを前売り等で、鑑賞前に発行する場合、劇場等の販売場所に受領された販売前チケットは、有価証券として管理しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-73877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このように事前に発行した多くのチケットは、実際に利用者に配布されることなく、有効期間が券面に印字されているため、その期間を徒過する場合も多い。
このため、有価証券として多額の費用を投じてチケット情報を管理しても、その多くが無駄となる場合があり、問題となっていた。
【0005】
そこで、本発明は、有価証券等であるチケットを事前に発行等する場合でも無駄なく管理することができるチケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的は、本発明にあっては、少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有し、前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供され、前記提供先が前記チケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とするチケット情報管理装置により達成される。
【0007】
前記構成によれば、チケットが提供先に提供され、提供先からチケットの受領情報を受信するまでは、当該チケットは有効化されない構成となっている。
このため、有効化されるまでは、当該チケットを有価証券として扱う必要がないため、チケットの管理コストを低減させることができる。
【0008】
好ましくは、前記チケット情報管理装置の前記チケット一意情報が、記憶媒体に表示又は格納されて、前記提供先に提供されることを特徴とする。
【0009】
好ましくは、前記受領情報が、前記記憶媒体と関連付けられている配送済み情報に基づいて生成されることを特徴とする。
【0010】
前記構成によれば、受領情報が、記憶媒体と関連付けられている配送済み情報に基づいて生成されるので、記憶媒体が実際に宅配会社等の配送業者等によって配送された後、チケットが有効化される。このため、適切なタイミングでチケットを有効化でき、チケットを効率的に管理することができる。
【0011】
好ましくは、前記チケット一意情報を受領した前記提供先の装置によって、前記提供先のチケット有効化情報である提供先チケット有効化情報が生成され、前記提供先チケット有効化情報を前記提供先の装置から受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とする。
【0012】
前記構成によれば、提供先の装置が提供先チケット有効化情報を生成し、その提供先チケット有効化情報をチケット情報管理装置に送信し、チケット情報管理装置は、この情報を受信した後、チケット有効化情報を有効化処理する構成となっているので、チケット情報管理装置は、チケット内容情報の詳細情報、例えば、実際にチケットを使用する利用者の氏名等の情報を受信することなく、当該チケット有効化情報を有効化処理することができる。
したがって、チケットの利用者等の個人情報等を保護しつつ、チケットの有効化処理を行うことができる。
【0013】
上記目的は、本発明にあっては、少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有するチケット情報管理装置の制御方法であって、前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供され、前記提供先が前記チケット一意情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理することを特徴とするチケット情報管理装置の制御方法により達成される。
【0014】
上記目的は、本発明にあっては、少なくとも、チケット識別情報及びチケット内容情報を記憶するチケット情報記憶部と、少なくとも、前記チケット識別情報を有するチケット一意情報を記憶するチケット一意情報記憶部と、を有するチケット情報管理装置に、前記チケット内容情報は、チケット有効化情報を含み、前記チケット一意情報は、対応する前記チケット識別情報の前記チケット有効化情報が、未だ有効化されていない状態で提供先に提供される機能、前記提供先が前記チケット一意2次元コード情報を受領した旨の受領情報を受信した後、前記チケット有効化情報を有効化処理する機能、を実現させるためのチケット情報管理プログラムにより達成される。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明は、有価証券等であるチケットを事前に発行等する場合でも無駄なく管理することができるチケット情報管理装置、チケット情報管理装置の制御方法及びチケット情報管理プログラムを提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の「チケット情報管理装置」である例えば、管理サーバ10を有する第1の実施の形態及び他の実施の形態である「映画鑑賞チケット情報管理システム1」の主な構成を示す概略図である。
図2図1の利用者の携帯端末120、X社の担当者携帯端末130及び配達員の携帯端末140等の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3図1の管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図4】管理側第1の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。
図5】管理側第2の各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。
図6図1のX社サーバ50の主な構成を示す概略ブロック図である。
図7】X社側各種情報記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。
図8】本発明の第1の実施の形態を示す概略フローチャートである。
図9】本発明の第1の実施の形態を示す他の概略フローチャートである。
図10】「映画鑑賞券(カード)」を示す概略図である。
図11】本発明の第2の実施の形態を示す概略フローチャートである。
図12】本発明の第3の実施の形態を示す概略フローチャートである。
図13】本発明の第4の実施の形態を示す概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
(第1の実施の形態及び他の実施の形態における共通の構成等)
図1は、本発明の「チケット情報管理装置」である例えば、管理サーバ10を有する第1の実施の形態及び他の実施の形態である「映画鑑賞チケット情報管理システム1」の主な構成を示す概略図である。
【0019】
図1に示すように、同システム1は、管理サーバ10、映画鑑賞チケットの提供先である例えば、提供先の装置である例えば、X社のX社サーバ50、同チケットを配送する宅配会社の宅配会社サーバ100、同チケットを使用して映画を鑑賞する劇場の劇場サーバ110等を有している。
また、この劇場サーバ110は、劇場の出入口等に設置される後述するチケット一意情報である例えば、マトリックス型2次元コード(以下「2次元コード」という、)等を読み取る2次元コード等読取装置111及び劇場の入場等を規制する装置であるゲート装置112と制御可能に接続されている。
また、このチケット一意情報は、2次元コードのみならず、文字列、1次元コード等も含まれる。
なお、この2次元コード等読取装置111は、このような装置に限らず、カメラ等の撮像装置による2次元コード等のバーコード等の読取装置等であっても構わない。
【0020】
さらに、同システム1は、同チケットを利用し、提供先でもある例えば、Y氏等の利用者の携帯端末120、X社の同チケットの発注等を担当する担当者携帯端末130及び宅配会社の配達員の携帯端末140を有している。
そして、これら管理サーバ10、X社サーバ50、宅配会社サーバ100、劇場サーバ110、利用者の携帯端末120、X社の担当者携帯端末130及び配達員の携帯端末140等は、図1に示すように、インターネット網2,基地局3a、3b、3c等を介し、相互に通信可能に接続されている。
【0021】
また、図1の管理サーバ10等の各装置は、コンピュータを有し、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等を有し、バスを介して接続されている。
このような装置は、所謂「クラウド」として展開されても良く、その場合、無停止とバックアップ不要という効果を発揮する。
【0022】
図2は、図1の利用者の携帯端末120、X社の担当者携帯端末130及び配達員の携帯端末140等の主な構成を示す概略ブロック図である。
これらの端末装置120等は、ほぼ同様の構成を有するため、以下、利用者の携帯端末120を例に構成を説明し、その他の端末の説明は省略する。
【0023】
図2に示すように、利用者の携帯端末120は、端末側制御部121を有し、同制御部121は、外部の装置等と通信するための「端末側通信装置122」や「タッチパネル123」を制御する構成となっている。
この「タッチパネル123」は、表示部である例えば、ディスプレイと、位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、ディスプレイ上の表示に利用者が触れることで各種情報を入力できる入力装置である。
また、同制御部121は、図2に示す「端末側各種情報記憶部124」も制御する構成となっている。
【0024】
図3は、図1の管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ10は、管理側制御部11を有し、同制御部11は、外部の装置等と通信するための「管理側通信装置12」、各種情報を表示する表示部である例えば、「管理側ディスプレイ13」及び各種情報を入力する「管理側各種情報入力装置14」を制御する構成となっている。
また、同制御部11は、図3の「管理側第1の各種情報記憶部20」及び「管理側第2の各種情報記憶部30」等も制御し、図4及び図5は、それぞれ「管理側第1の各種情報記憶部20」及び「管理側第2の各種情報記憶部30」の主な構成を示す概略ブロック図である。
これら「管理側第1の各種情報記憶部20」及び「管理側第2の各種情報記憶部30」の各ブロックの内容は、図4及び図5等で後述する。
【0025】
図6は、図1のX社サーバ50の主な構成を示す概略ブロック図である。
図6に示すように、X社サーバ50は、X社側制御部51を有し、同制御部51は、外部の装置等と通信するための「X社側通信装置52」、各種情報を表示する表示部である例えば、「X社側ディスプレイ53」及び各種情報を入力する「X社側各種情報入力装置54」を制御する構成となっている。
また、同制御部51は、図6の「X社側各種情報記憶部60等も制御し、図7は「X社側各種情報記憶部60」の主な構成を示す概略ブロック図である。
この「X社側各種情報記憶部60」の内容は、後述する。
【0026】
(第1の実施の形態)
図8及び図9は、上述の構成を用いた本発明の第1の実施の形態を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、提供先である例えば、個人「Y氏」がチケットである例えば、映画鑑賞券(チケット)を上映期間前に事前に購入を希望する場合を例に以下、説明する。
先ず、図8のステップ(以下「ST」とする。)1で、Y氏は、図1の自己の「利用者の携帯端末120」を介して、図1の「管理サーバ10」にアクセスする。
そして、Y氏は、「2021年5月1日~7月31日の上映期間」内に上映している複数の映画から選択して1つ鑑賞できる「映画鑑賞券(チケット)」を「1枚」、申し込み、代金を支払う。
このチケットは、上映期間内に複数の映画を含む映画群の中から、個人「Y氏」が任意に1つの映画を選択して、座席を予約することができるチケットとなっている。
Y氏は、申し込みをする際に、自己の「氏名」、「住所」「電話番号」等を入力する。
【0027】
次いで、ST2へ進む。ST2では、管理サーバ10の図4の「チケット情報生成部(プログラム)21」が動作し、Y氏の「映画鑑賞券情報」が生成される。
具体的には、チケット識別情報である例えば、「鑑賞券識別番号(123456)」、チケット内容情報である例えば、「映画群(A映画、B映画、C映画等)」、Y氏の「氏名」、「住所」、「電話番号」、「暗証番号(ピンコード)」そして「メールアドレス」等を関連付け関連情報として、図4のチケット情報記憶部である例えば、「映画鑑賞券情報記憶部22」に記憶する。
また、同生成部21は、これら関連情報のうち「鑑賞券識別番号」及び「暗証番号」を記憶した2次元コード情報である例えば、「2次元コード」情報を生成し、同記憶部22に記憶させる。
したがって、同記憶部22は、2次元コード情報記憶部の一例となっている。
【0028】
次いで、ST3へ進む。ST3では、管理サーバ10の管理会社が、同記憶部22に記憶された「鑑賞券識別番号(123456)」と「暗証番号」を事前に用意した樹脂製等の「カード」に「2次元コード」を付して「映画鑑賞券(カード)」を作成する。
図10は、本工程で作成された「映画鑑賞券(カード)」を示す概略図である。
この「映画鑑賞券(カード)」は、記憶媒体の一例であり、例えば、名刺サイズ等の紙や樹脂等で作成されたカード状のもの等であり、その表面に「鑑賞券識別番号(123456)」、「暗証番号」及び「2次元コード」が表示されている。
本発明では、本実施の形態のようなカード状のものに限らず、データを記憶するメモリ等を備えた記憶媒体であってよく、チケットを一意に特定できるコード(「鑑賞券識別番号(123456)」、「暗証番号」及び「2次元コード」等)が表面でなく、内部にデータとして記憶されていても構わない。
【0029】
次いで、ST4へ進む。ST4では、管理サーバ10の管理会社は、宅配会社に同「映画鑑賞券(カード)」のY氏宅への配送を依頼する。
次いで、ST5へ進む。ST5では、図1の宅配会社の宅配会社サーバ100は、当該「映画観賞券(カード)」の「鑑賞券識別番号(123456)」に「配送識別番号(7891011)」を関連付け、この配送識別番号と鑑賞券番号を管理サーバ10へ送信する。
【0030】
次いで、ST6へ進む。ST6では、管理サーバ10は、この「配送識別番号(7891011)」を「鑑賞券識別番号(123456)」と関連付けて、図4の映画鑑賞券情報記憶部22に記憶させる。
次いで、ST7へ進む。ST7では、宅配会社の配達員が「映画鑑賞券(カード)」をY氏宅へ届けると、同配達員は、図1の自己の「配達員の携帯端末140」を用いて、Y氏宅に届けた旨の情報を図1の「宅配会社サーバ100」へ送信する。
具体的には、配送識別番号と当該2次元コードの情報等と共に配送済み情報である例えば、「受領済み情報」を「宅配会社サーバ100」へ送信する。
【0031】
そして、宅配会社サーバ100が、この「受領済み情報」を「配達員の携帯端末140」から受領し、確認すると、宅配会社サーバ100は、その「配送識別番号(7891011)」と共に「受領確認情報」を管理サーバ10へ送信する。
【0032】
次いで、ST8へ進む。ST8では、図4の管理サーバ10の「有効化処理部(プログラム)23」は、受領情報である「受領確認情報」を受信すると、「配送識別番号(7891011)」と関連付けられている「観賞券識別番号(123456)」の図4の「映画鑑賞券情報」を有効化(具体的には「2021年5月1日~7月31日」の間、有効化する)する。
ここで、有効化は、映画鑑賞券が使用可能な状態となることを指し、有価証券となることを意味する。
【0033】
このように、本実施の形態によれば、「映画鑑賞券(カード)」がY氏宅に届く前に紛失等しても、未だ、有効化される前であれば、単なるカード等であって、有価証券ではないので、扱いが容易となり、チケットの管理コストを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、「映画鑑賞券(カード)」は、実際にY氏宅に届いたタイミングで有効化されるので、「映画鑑賞券(カード)」を適切なタイミングで有効化でき、「映画鑑賞券(カード)」を効率的に管理することができる。
【0034】
また、本実施の形態では、Y氏が「映画鑑賞券(カード)」有効化処理の後に、失くした場合でも、Y氏が利用者の携帯端末120を介して管理サーバ10にアクセスし、氏名」「住所」「電話番号」等を知らせることで、図4の「映画鑑賞券情報記憶部22」に示すように、無効化できる構成となっている。
【0035】
この場合、新たな「鑑賞券識別番号」を設定し、再発送し、上述のように「受領確認情報」を取得することで、新たな「映画鑑賞券(カード)」を有効化できる。
このように、有効化と無効化処理を行うことで、容易に「映画鑑賞券(カード)」を再発行することができる。
【0036】
さらに、本実施の形態によれば、一度、有効化された「映画鑑賞券(カード)」を失くし、その後、第3者が使用した場合は、無効化されていて使用不可であるうえに、不正使用された「映画鑑賞券(カード)」の元の権利者等の情報が分かるので、不正使用の経路等を発見し易い。
【0037】
次いで、有効化された「映画鑑賞券(カード)」を取得したY氏が、実際に、劇場で映画を鑑賞する工程を以下説明する。
先ず、図9のST11では、Y氏が劇場に行き、図10の「映画鑑賞券(カード)」に表示されている2次元コードを劇場の図1に示す「2次元コード等読取装置111」に読み取らせる。
【0038】
次いで、ST12へ進む。ST12では、2次元コード等読取装置111は、読み取った2次元コードを図1の劇場サーバ110に送信する。
次いで、ST13へ進む。ST13では、劇場サーバ110は、読み取った2次元コードの情報と当該劇場で上映中の「映画情報」等を管理サーバ10へ送信する。
【0039】
次いで、ST14へ進む。ST14では、管理サーバ10の図4の「情報確認処理部(プログラム)24」が動作し、受信した2次元コードの情報に基づき、「鑑賞券識別番号(123456)」を特定し、その「映画鑑賞券情報」を参照する。
そして、当該鑑賞券情報が、有効化されているか否か、映画情報は合致するか否か、有効化されているか、上映期間に該当するか等をチェックする。
そして、全て該当している場合、管理サーバ10は、「承認」の信号を劇場サーバ110へ送信する。
【0040】
次いで、ST15へ進む。ST15では、「承認」信号を受信した劇場サーバ110は、「入場許可」の信号を劇場のゲート装置112へ送信し、ゲート装置112はゲートを「開」とする。
【0041】
次いで、ST16へ進む。ST16では、劇場サーバ110は、劇場のゲートを開とした信号をゲート装置112から受信すると、当該「鑑賞券識別番号(123456)」と「開情報」を、管理サーバ10へ送信する。
【0042】
次いで、ST17へ進む。ST17では、管理サーバ10の図4の「無効化処理部(プログラム)25」が動作し、当該「鑑賞券識別番号(123456)」の「映画鑑賞券情報」の「有効化情報」を取り消して、「無効化(使用済み)」する。
【0043】
これにより、当該「映画鑑賞券(カード)」は無効化され、事後、使用することができず、不正使用等を確実に防ぐことができる。
【0044】
また、本実施の形態では、1つの「映画鑑賞券(カード)」で、1人、1つの映画等の鑑賞券情報について説明したが、本発明はこれに限らず、1つの「映画鑑賞券(カード)」で、複数人、複数の映画等の鑑賞券とすることもでき、その場合、個々について「使用済み」の処理を行うことが可能性である。
したがって、同じカードを複数回使用でき、使用毎に、使用証拠としてカードを劇場に残す必要がない。
また、本発明では、本実施の形態とは異なり、1つの「映画鑑賞券(カード)」を「回数券タイプ」としても構わない。この場合は、1つの「映画鑑賞券(カード)」で、複数回、映画等を鑑賞することができる。
【0045】
さらに、本実施の形態では、「映画鑑賞券(カード)」を管理サーバ10で有効化処理する例で説明したが、劇場等で「有効化」処理を行う構成としても構わない。
また、本発明は、本実施の形態と異なり、「Y氏」が劇場等に行く前に事前に管理サーバ10や劇場等の予約サイトで劇場、作品、上映会、座席を指定し、保有している一意の情報である「鑑賞券識別番号」を入力し、使用可否の判定を受けて予約番号が発行され、劇場等の来館時に「予約番号」を提示(入力)し、座席券に置き換える構成としても構わない。
【0046】
(第2の実施の形態)
図11は、上述の構成を用いた本発明の第2の実施の形態を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、提供先である例えば、X社(株式会社)がチケットである例えば、映画鑑賞券(チケット)を上映期間前に事前に販促用に大量に購入を希望する場合を例に以下、説明する。
【0047】
先ず、ST21で、X社の担当者が図1のX社の担当者携帯端末139を介して管理サーバ10にアクセスし、事前に登録されている所定の複数の映画を含む「映画群(A映画、B映画、C映画)」で「上映期間2021年5月1日~7月31日」のカード状の「映画鑑賞券(カード)」を10万枚発注する。
【0048】
次いで、ST22へ進む。ST22では、図1の管理サーバ10の図5に示す「法人用チケット情報生成部(プログラム)31」が動作して、X会社の図5に示す「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報」を「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部31」に生成し、「X社」分として、10万枚の各「鑑賞券識別番号」、「映画群」、「暗証番号」を入力する。
このとき、実際に「法人用映画鑑賞券(カード)」を、実際に使用する「利用者氏名」「電話番号」「住所」等は、不確定であるため入力しない。
【0049】
また、これら「鑑賞券識別番号」、「暗証番号」の情報から「2次元コード」を生成し、「鑑賞券識別番号」と関連付けて関連情報を「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部32」に記憶する。
【0050】
次いで、ST23へ進む。ST23では、図5のX社の「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報」に基づいて、2次元コードを生成し、同コードを表示させた図10に示す「映画鑑賞券(カード)」を10万枚制作し、X社に送付する。
そして、管理サーバ10は、送付した「映画鑑賞券(カード)」の有効化処理を実行する。
この管理サーバ10で実行される「有効化処理」が提供先チケット有効化情報の一例となっている。
【0051】
次いで、ST24へ進む。ST24で、X社は、受け取った10万枚の「映画鑑賞券(カード)」のそれぞれについて、図7の「会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部61」に必要な情報を入力する。
具体的には、例えば、座席予約時に、図7の「会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報」の「鑑賞券識別番号」毎に利用者の「氏名」、「電話番号」、「住所」等を関連付けて入力する。
【0052】
このように、本実施の形態では、各「映画鑑賞券(カード)」を実際に使用する「利用者」の「氏名」等の情報は、管理サーバ10へ送信されず、利用者の個人情報を確実に保護することができ、X社はより安全に管理することができる。
【0053】
なお、本発明では、X社サーバ50が、利用者の氏名等の個人情報を管理サーバ10へ送信する構成としても構わない。
【0054】
次いで、ST25へ進む。ST25では、X社は実際の利用者(例えば、顧客等)に、それぞれ「映画鑑賞券(カード)」を渡す。
【0055】
その後、各利用者は、予約をしていない場合は、「映画鑑賞券(カード)」を持参して、劇場へ行き、入場し、映画を鑑賞するが、その工程は、第1の実施の形態の図9のST11乃至ST17と同様であるため、説明を省略する。
なお、事前に予約をしている場合は、予約時に使用済み等の処理を行うこととなる。
【0056】
また、上述の本実施の形態では、ST23で、管理サーバ10が、X社に送付するすべての「映画鑑賞券」を有効化処理する構成としたが、本発明は、これに限らず、管理サーバ10は、有効化処理をすることなく、X社にすべての映画鑑賞券を送付する構成としても構わない。
この場合、図7の「会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報」の「鑑賞券識別番号」毎に利用者の「氏名」、「電話番号」、「住所」等を関連付けて入力すると共に「有効化処理」を行う。
次いで、X社サーバ50は、有効化した「鑑賞券識別番号」のみを管理サーバ10に通知する。
この実施の形態の場合、X社サーバ50で実行される「有効化処理」が提供先チケット有効化情報の一例となる。
【0057】
(第3に実施の形態)
図12は、上述の構成を用いた本発明の第3の実施の形態を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、上述の第1の実施の形態と異なり、提供先である例えば、Y氏に、カード状の「映画鑑賞券」を渡すのではなく、「映画鑑賞券(電子券)」を、Y氏の利用者の携帯端末120へ送信する点が異なる。以下、具体的に説明する。
【0058】
先ず、図12のST31では、Y氏は、自己の利用者の携帯端末120で管理サーバ10にアクセスし、「映画鑑賞券(電子券)」を申し込む。
具体的には、Y氏は「2021年5月1日~7月31日の上映期間」の所定の複数の映画を含む「映画群」の「映画鑑賞券(電子券)」を「1枚」申し込み、代金を支払うと共に、申し込みをする際に、自己の氏名、電話番号、メールアドレスを入力し、送信する。
【0059】
次いで、ST32へ進む。ST32では、上述のST2と同様に、図4の「チケット情報生成部(プログラム)21」が動作し、Y氏の「映画鑑賞券情報」が生成される。
具体的には、「鑑賞券識別番号(123456)」、「映画群」、Y氏の「氏名」及び「電話番号」、「暗証番号(ピンコード)」そして「メールアドレス」等を関連付け関連情報として、図4の「映画鑑賞券情報記憶部22」に記憶する。
また、同生成部21は、これら関連情報のうち「鑑賞券識別番号」及び「暗証番号」を記憶した「2次元コード」情報を生成し、同記憶部22に記憶させる。
【0060】
次いで、ST33へ進む。ST33では、管理サーバ10は、「鑑賞券識別番号(123456)」及び「暗証番号」を記憶した「2次元コード」を付した「映画鑑賞券(電子券)」を作成し、後述するように、利用者の携帯端末120の「タッチパネル123」に表示するための「映画鑑賞券表示情報(映画鑑賞券(電子券))」を生成し、図4の「映画鑑賞券表示情報記憶部26」に記憶する。
【0061】
次いで、ST34へ進む。ST34では、管理サーバ10が、Y氏の利用者の携帯端末120のメールアドレスに「映画鑑賞券表示情報(映画鑑賞券(電子券))」を送信する。
【0062】
次いで、ST35へ進む。ST35では、管理サーバ10は、Y氏の利用者の携帯端末120から「鑑賞券識別番号」を含む受領確認メールを受信すると、図4の当該「鑑賞券識別番号」の「映画鑑賞券情報」を「有効化」させる。
【0063】
このように、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、「映画鑑賞券(電子券)」がY氏の利用者の携帯端末120に送信される前に誤配信等されても、未だ、有効化される前であれば、単なる電子券等であって、有価証券ではないので、扱いが容易となり、チケットの管理コストを低減することができる。
【0064】
その後、Y氏は、自己の利用者の携帯端末120を持参して、劇場へ行き、自己の利用者の携帯端末120のタッチパネル123に「2次元コード」を表示させ、劇場の「2次元コード等読取装置111」で、同「2次元コード」を読み取らせ、その後、入場する。
この工程は、第1の実施の形態の図9のST12乃至ST17と同様であるため、説明を省略する。
【0065】
(第4の実施の形態)
図13は、上述の構成を用いた本発明の第4の実施の形態を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、上述の第2の実施の形態と異なり、提供先である例えば、X社に、カード状の「映画鑑賞券」を渡すのではなく、「映画鑑賞券(電子券)」を、X社サーバ50へ送信する点が異なる。以下、具体的に説明する。
【0066】
先ず、ST41では、X社の担当者が担当者携帯端末130を介して管理サーバ10にアクセスし、所定の複数の映画を含む「映画群」で「上映期間2021年5月1日~7月31日」の「映画鑑賞券(電子券)」を10万件、発注する。
【0067】
次いで、ST42へ進む。ST42では、上述のST22と同様に、図5に示す「法人用チケット情報生成部(プログラム)31」が動作して、X会社の図5に示す「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報」を「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部31」に生成し、「X社」分として、10万件の各「鑑賞券識別番号」、「映画群」、「暗証番号」を入力する。
【0068】
また、「鑑賞券識別番号」及び「暗証番号」等の情報から「2次元コード」を生成し、「鑑賞券識別番号」と関連付けて関連情報を「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部32」に記憶する。
【0069】
次いで、ST43へ進む。ST43では、X社の図5の「管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報」に基づいて、「2次元コード」を表示させた「映画鑑賞券表示情報(映画鑑賞券(電子券)」を10万件、生成し、図4の「映画鑑賞券表示情報記憶部26」に記憶させる。
【0070】
次いで、ST44へ進む。ST44では、管理サーバ10が、X社サーバ50に「映画鑑賞券表示情報」を送信する。
そして、管理サーバ10は、送付した「映画鑑賞券(カード)」の有効化処理を実行する。
【0071】
次いで、ST45へ進む。ST45では、X社は、受け取った「映画鑑賞券表示情報(映画鑑賞券(電子券))」のそれぞれについて、図7の「会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部61」の「会社サーバ側法人映画鑑賞券情報」の利用者の「氏名」、「電話番号」及び「メールアドレス」を関連付けて入力する。
【0072】
このように、本実施の形態では、「映画鑑賞券(電子券)」の「有効化」は、上述の第3の実施の形態と異なり、管理サーバ10が実行するのではなく、X社サーバ50が実行する。
【0073】
このように、本実施の形態では、各「映画鑑賞券(電子券)」を実際に使用する「利用者」の「氏名」等の情報は、管理サーバ10へ送信されず、利用者の個人情報を確実に保護することができ、X社はより安全に管理することができる。
【0074】
なお、本発明では、X社サーバ50が、利用者の氏名等の個人情報を管理サーバ10へ送信する構成としても構わない。
【0075】
次いで、ST46へ進む。ST46では、X社は実際の利用者(例えば、顧客等)に、それぞれ「映画鑑賞券(電子券)」を送信する。
【0076】
その後、利用者(顧客)は、自己の携帯端末を持参して、劇場へ行き、自己の携帯端末のタッチパネル等に「2次元コード」を表示させ、劇場の「2次元コード等読取装置111」で、同「2次元コード」を読み取らせ、その後、入場する。
この工程は、第1の実施の形態の図9のST12乃至ST17と同様であるため、説明を省略する。
【0077】
また、本発明では、本実施の形態では、ST44管理サーバ10が、X社に送信する全ての「映画鑑賞券(電子券)」を有効化処理する構成としたが、本発明は、これに限らず、管理サーバ10は、有効化処理をすることなく、X社にすべての映画鑑賞券を送信する構成としても構わない。
この場合、図7の「会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報」の「鑑賞券識別番号」毎に利用者の「氏名」、「電話番号」、「住所」等を関連付けて入力すると共に「有効化処理」を行う。
次いで、X社サーバ50は、有効化した「鑑賞券識別番号」のみを管理サーバ10に通知する。
【0078】
以上説明した本実施形態においては、装置として実現される場合を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納され頒布されてもよい。
【0079】
また、記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であればよい。記憶媒体の記憶形式は、特には限定されない。
【0080】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0081】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体には限定されず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0082】
また、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて本実施形態における各処理を実行すればよく、1つのパソコン等からなる装置であってもよいし、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等であってもよい。
【0083】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンには限定されず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0084】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
【符号の説明】
【0085】
10・・・映画鑑賞チケット情報管理システム、2・・・インターネット網、3a、3b、3c・・・基地局、10・・・管理サーバ、11・・・管理側制御部、12・・・管理側通信装置、13・・・管理側ディスプレイ、14・・・管理側各種情報入力装置、20・・・管理側第1の各種情報記憶部、21・・・2次元コード情報生成部(プログラム)、22・・・映画鑑賞券情報記憶部、23・・・有効化処理部(プログラム)、24・・・情報確認処理部(プログラム)、25・・・無効化処理部(プログラム)、26・・・映画鑑賞券表示情報記憶部、30・・・管理側第2の各種情報記憶部、31・・・法人用2次元コード情報生成部(プログラム)、32・・・管理サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部、50・・・X社サーバ、51・・・X社側制御部、52・・・X社側通信装置、53・・・X社側ディスプレイ、60・・・X社側各種情報記憶部、61・・・会社サーバ側法人用映画鑑賞券情報記憶部、100・・・宅配会社サーバ、110・・・劇場サーバ、111・・・2次元コード読取装置、112・・・ゲート装置、120・・・利用者の携帯端末、121・・・端末側制御部、122・・・端末側通信装置、123・・・タッチパネル、124・・・端末側各種情報記憶部、130・・・担当者携帯端末、140・・・配達員の携帯端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13