(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023033130
(43)【公開日】2023-03-09
(54)【発明の名称】ペットの排泄物のための携帯用バッグ
(51)【国際特許分類】
A01K 23/00 20060101AFI20230302BHJP
【FI】
A01K23/00 M
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114314
(22)【出願日】2022-07-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0112506
(32)【優先日】2021-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520103768
【氏名又は名称】モリスアンドコー,カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,テ ボン
(57)【要約】
【課題】ペットの排泄物処理のために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュや排泄物を効果的に収納することはもとより、非常に簡便に携帯できるペットの排泄物のための携帯用バッグを提供する。
【解決手段】本発明は、ペットの排泄物のための携帯用バッグであって、容易な開閉のために、両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、前記ファスナーの開閉時に地面に向けて開放される形態であり、内部にペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部と、前記排泄物収納空間部の前面に別途の空間に分離されており、開閉部材を有し、内部にティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、前記排泄物収納空間部の上面中央部に形成されているペットのリード取っ手連結用リングと、を含む、ペットの排泄物のための携帯用バッグを提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの排泄物のための携帯用バッグであって、
容易な開閉のために、両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、前記ファスナーの開閉時に地面に向けて開放される形態であり、内部にペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部と、
前記排泄物収納空間部の前面に別途の空間に分離されており、開閉部材を有し、内部にティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、
前記排泄物収納空間部の上面中央部に形成されているペットのリード取っ手連結用リングと、を含む、ペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項2】
前記ティッシュ収納空間部を覆う覆い部をさらに含み、前記開閉部材は、前記ティッシュ収納空間部と前記覆い部との間に取り付けられ、前記開閉部材は、ボタン受け部とボタンとの組み合わせ、ベルクロ(登録商標)テープのオス・メスの組み合わせ、引っ掛け部とリングの組み合わせ、磁石のうちのいずれか一つであることを特徴とする、請求項1に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項3】
前記排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように形成されている複数個の肩掛け用リングをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項4】
前記携帯用バッグの材質は、雨や雪が降る天気でも使用することができ、水洗いも容易な堅固な材質の合成樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項5】
前記ティッシュ収納空間部と、前記ティッシュ収納空間部の覆い部は、それぞれ排泄物収納空間部に裁縫されて固定されることを特徴とする、請求項2に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項6】
前記リード取っ手連結用リングは、ボタン受け部とボタンとの組み合わせ、ベルクロ(登録商標)テープのオス・メスの組み合わせ、引っ掛け部とリングとの組み合わせ、磁石のうちのいずれか一つを用いて形成されることを特徴とする、請求項1に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【請求項7】
前記リード取っ手連結用リングと、肩掛け用リングとは、紐で連結して使用することを特徴とする、請求項1に記載のペットの排泄物のための携帯用バッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、ペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部とが分離されることにより、ペットの排泄物処理のために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュや排泄物を効果的に収納することはもとより、簡便に携帯でき、ティッシュ収納空間部を開閉する開閉部材が磁石からなっているため開閉し易く、排泄物収納空間部の両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、該ファスナーの開閉時に地面に向けて開放させることで、ペットの排泄物処理時における、不快感を軽減でき、細菌感染の心配がなく、ペットとの同伴外出時の清潔度を高めることができ、排泄物収納空間部の背面部に複数個の孔を形成することにより、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止することができ、排泄物収納空間部の上面中央部にペットのリード取っ手連結用リングを形成するか、または排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように複数個の肩掛け用のリングを形成することで、ペットとの散歩時、リードを手で取って歩きながら飼い主の肩にもかけることができるので、使い勝手よく散歩を楽しむことができ、携帯用バッグの材質を丈夫な材質の合成樹脂で作製することにより、雨や雪が降る天気でも使用可能であることはもちろんのこと、水洗いも容易なペットの排泄物のための携帯用バッグに関する。
【背景技術】
【0002】
犬や猫などのペットを飼育することは、ますます流行っている成り行きであり、これによって、ペットと散歩する場合が次第に増加しつつあり、ペットの野外活動の増加に伴い、ペットが野外で排便をすることも増大している。
【0003】
このように、ペットが野外で排泄をする場合、その排泄物を処理しなければならないことが道徳的かつ法的に義務付けられており、ペットの飼い主はペットの野外活動時、その排泄物を処理するための各種ツールを携帯する必要性があり、少なくとも排泄物を収めるための袋を具備する必要がある。
【0004】
前述のように、ペットを連れて出かけるときは、ペットの排便を処理するためのウンチ袋と、ペットの足や肛門をキレイにするためのウェットティッシュとを携帯するようになるが、ウェットティッシュは、ペットの肛門に付いたウンチや足に付いた汚物などを、家に入る前または室内に連れてくる前にぬぐうために携帯するものであり、ウンチ袋は、ペットが室外で排便をした場合、ウンチを回収するために携帯するものである。
【0005】
通常、ウンチ袋とウェットティッシュは、別途のバッグや服に保管するようになる。ところが、もしペットが室外で排便をすると、これを処理するために、バッグや服に収納されているウンチ袋を取り出して排便処理をしなければならない。
【0006】
また、一般に、ペットと一緒に出かける際は、ペットの首にベルトまたはストラップをかけた後、該ベルトまたはストラップにリード紐を連結し、これを片手で取るようになる状態なので、ペットの排便を処理するためにはリード紐を取っていない他の片手のみを利用するようになるので、排便処理が非常に不便であるという問題がある。
【0007】
さらに、排便処理をしてウンチを回収した場合でも、その収去されたウンチを収納する場所に困っているという問題が生じる。
【0008】
また、ペットを自動車の内部や室内に移す場合においても、片手でペットを取ったまま残りの片手のみを用いてウェットティッシュを取り出してペットをキレイにする動作を行わなければならないので、非常に使い勝手がよくないという短所がある。
【0009】
これらの問題点を解決するために、排泄物を収去するための袋や排泄物を収去して収めた袋を別途保管することができるウンチバッグが提案された事があるが、このような従来のペット用ウンチバッグは、ミシン目に沿って1枚ずつを切り離し可能な排泄物処理袋が、ロール状に連続的に巻き取られている袋束を収容することができる内部空間が形成されている。
【0010】
したがって、ユーザは、ウンチバッグの内部空間から袋を一枚ずつ取り出して使用するようになる。
【0011】
しかし、従来のウンチバッグから袋を取り出す場合、ミシン目に沿って袋を切り離さなければならないので、両手とも使わなければならないだけでなく、手の位置を変えなければならないので、袋の取り出し作業が非常に煩雑となる。
【0012】
すなわち、ユーザは、袋を1杖ずつ切り離すために、片手でウンチバッグを把持した状態で、もう一つの片手でウンチバッグの外部に露出した袋の端部を引っ張ってミシン目の箇所を露出させた後、ウンチバッグを把持した手の位置を変更させてウンチバッグの本体とともに袋のミシン目の下端部を握って、他方の片手で袋の端部を精一杯引っ張ることで袋を切り離すようになる。
【0013】
このような状況は、ペットのリードを取っている場合に、ユーザをより困難にし、場合によって、ユーザがリードを放す場合も発生することができる。
【0014】
したがって、ペット用ウンチバッグから袋を取り出す際に、ミシン目に沿って容易に袋を切り離すことができる技術が求められている現状である。
【0015】
前記のような問題点を解決するために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、ペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部とが分離されることにより、ペットの排泄物処理のために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュや排泄物を効果的に収納することはもとより、非常に簡便に携帯でき、ティッシュ収納空間部を開閉する開閉部材が磁石からなっているため開閉が容易であり、排泄物収納空間部の容易な開閉のために、両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、該ファスナーの開閉時に地面に向けて開放させることで、ペットの排泄物処理時における、不快感を軽減でき、細菌感染の心配がなく、ペットとの同伴外出時の清潔度を高めることができ、排泄物収納空間部の背面部に複数個の孔を形成することにより、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止することができ、排泄物収納空間部の上面中央部にペットのリード取っ手連結用リングを形成するか、または排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように複数個の肩掛け用のリングを形成することで、ペットとの散歩時、リードを手で取って歩きながら飼い主の肩にもかけることができるので、使い勝手よく散歩を楽しむことができるペットの排泄物のための携帯用バッグに関する技術の開発が切に求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】韓国公開特許第2009-0046624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は、かかる問題点を解決するために案出されたものであって、ティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、ペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部とが分離されることにより、ペットの排泄物処理のために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュや排泄物を効果的に収納することはもとより、非常に簡便に携帯できるペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにその目的がある。
【0018】
本発明の他の目的は、ティッシュ収納空間部を開閉する開閉部材が磁石などからなっていることで、ティッシュ収納空間部を開閉し易いペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにある。
【0019】
本発明の別の目的は、排泄物収納空間部の容易な開閉のために、排泄物収納空間部の両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、該ファスナーの開閉時に地面に向けて開放させることで、ペットの排泄物処理時における、不快感を軽減でき、細菌感染の心配がなく、清潔度を高めることができるペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにある。
【0020】
本発明の別の目的は、排泄物収納空間部の背面部に複数個の孔を形成することにより、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止することができるペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにある。
【0021】
本発明の別の目的は、排泄物収納空間部の上面中央部にペットのリード取っ手連結用リングを形成するか、または排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように複数個の肩掛け用のリングを形成することで、ペットとの散歩時、リードを手で取って歩きながら飼い主の肩にもかけることができるので、使い勝手よく散歩を楽しむことができるペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにある。
【0022】
本発明の別の目的は、携帯用バッグの材質を丈夫な材質の合成樹脂で作製することにより、雨や雪が降る天気でも使用可能であることはもちろんのこと、水洗いも容易なペットの排泄物のための携帯用バッグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の好適な一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグは、容易な開閉のために、両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、前記ファスナーの開閉時に地面に向けて開放される形態であり、内部にペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部と、前記排泄物収納空間部の前面に別途の空間に分離されており、開閉部材を有し、内部にティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、前記排泄物収納空間部の上面中央部に形成されているペットのリード取っ手連結用リングと、を含むことができる。また、前記排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように形成されている複数個の肩掛け用リングをさらに含むことができる。
【0024】
本発明は、前記排泄物収納空間部の背面部に複数個が形成されており、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止する孔をさらに含むことができる。
【0025】
本発明は、前記ティッシュ収納空間部を覆う覆い部をさらに含み、前記開閉部材は、前記ティッシュ収納空間部と覆い部との間に取り付けられており、前記開閉部材は、ボタン受け部とボタンとの組み合わせ、ベルクロ(登録商標)テープのオス・メスセット、引っ掛け部とリングの組み合わせ、磁石の中でいずれか一つであることを特徴とする。
【0026】
本発明は、前記携帯用バッグの材質は、雨や雪が降る天気でも使用することができ、水洗いも容易な丈夫な材質の合成樹脂であることを特徴とする。
【0027】
本発明は、前記ティッシュ収納空間部と、ティッシュ収納空間部の覆い部と、リード取っ手連結用リングと、肩掛け用リングとは、それぞれ排泄物収納空間部に裁縫されて固定されることを特徴とする。
【0028】
本発明は、前記リード取っ手連結用リングは、ボタン受け部とボタンとの組み合わせ、ベルクロテープのオス・メスセット、引っ掛け部とリングとの組み合わせ、磁石のうちいずれか一つを用いて形成されたものであることを特徴とする。
【0029】
本発明は、前記リード取っ手連結用リングと、肩掛け用リングとは、紐で連結して使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
前述したように、本発明によるペットの排泄物のための携帯用バッグは、次の効果を有する。
【0031】
第一、本発明は、ティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部と、ペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部とが分離されることで、ペットの排泄物処理のために、ティッシュペーパまたはウェットティッシュや排泄物を効果的に収納することはもとより、非常に簡便に携帯することができる。
【0032】
第二、本発明は、ティッシュ収納空間部を開閉する開閉部材が磁石などからなるため、開閉し易い。
【0033】
第三、本発明は、排泄物収納空間部を開閉し易くするために、排泄物収納空間部の両側面と下面に亘ってファスナーが設置されており、ファスナーの開閉時に地面に向けて開放させることで、ペットの排泄物処理時における、不快感を軽減でき、細菌感染の心配がなく、ペットとの同伴外出時の清潔度を高めることができる。
【0034】
第四、本発明は、排泄物収納空間部の背面に複数個の孔を形成することで、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止することができる。
【0035】
第五、本発明は、排泄物収納空間部の上面中央部にペットのリード取っ手連結用リングを形成するか、または排泄物収納空間部の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように複数個の肩掛け用リングを形成することで、ペットとの散歩時にリードを手で取って歩きながら飼い主の肩にもかけることができるので、使い勝手よく散歩を楽しむことができる。
【0036】
第六、本発明は、携帯用バッグの材質を丈夫な材質の合成樹脂で作製することで、雨や雪が降る天気でも使用可能なことはもちろんのこと、水洗いも容易である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの斜視図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの正面図である。
【
図3】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの側面図である。
【
図4】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの背面図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのリード取っ手連結用リングに紐がかけられている形状を示す図である。
【
図6】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのリード取っ手連結用リングに他の形態で紐がかけられている形状を示す図である。
【
図7】本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのティッシュ収納空間部の開閉部材がベルクロテープのオス・メスセットからなっている形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
次に、添付図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明する。一方、本発明を説明するにおいて、関連の公知技術または構成に関する具体的な説明が、本発明の要旨を無駄に濁らすおそれがあると判断される場合は、その詳細な説明を省略し、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これらは、ユーザ、運用者の意図や慣例などによって変わることができるので、本発明のペットの排泄物のための携帯用バッグを説明する本明細書の全般に亘っての内容に基づいて定義されなければならない。
【0039】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグを詳述する。
【0040】
図1は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの正面図であり、
図3は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの側面図であり、
図4は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグの背面図であり、
図5は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのリード取っ手連結用リングに紐がかけられている形状を示す図であり、
図6は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのリード取っ手連結用リングに他の形態で紐がかけられている形状を示す図であり、
図7は、本発明の一実施形態によるペットの排泄物のための携帯用バッグのティッシュ収納空間部の開閉部材がベルクロテープのオス・メスセットからなっている形状を示す図である。
【0041】
本発明によるペットの排泄物のための携帯用バッグは、排泄物収納空間部10、孔11、ファスナー12、ティッシュ収納空間部20、開閉部材21、覆い部22、リード取っ手連結用リング30、肩掛け用リング40、および紐60などを含むことができる。
【0042】
図1~
図7を参照すると、本発明によるペットの排泄物のための携帯用バッグは、容易な開閉のために、両側面と下面に亘ってファスナー12が設置されており、前記ファスナー12の開閉時、地面に向けて開放される形態であり、内部にペットの排泄物を処理して保管する排泄物収納空間部10と、前記排泄物収納空間部10の前面に別途の空間に分離されており、開閉部材21を有し、内部にティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納するティッシュ収納空間部20と、前記排泄物収納空間部10の上面中央部に形成されているペットのリード取っ手連結用リング30と、を含むことができる。また、前記排泄物収納空間部10の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけられるように形成されている複数個の肩掛け用リング40をさらに含むことができる。また、前記排泄物収納空間部10の背面部に複数個が形成されており、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止する孔11をさらに含むことができる。
【0043】
次に、前記ペットの排泄物のための携帯用バッグを構成する技術的手段の機能について説明する。
【0044】
前記排泄物収納空間部10は、排泄物収納空間部10を開閉し易くするために、排泄物収納空間部10の両側面と下面に亘ってファスナー12が設置されており、ファスナー12の開閉時に排泄物収納空間部10が地面に向けて開放される形態であり、ペットの排泄物を化粧紙などで処理して保管することができる。
【0045】
すなわち、ファスナー12が排泄物収納空間部10の下面と両側面に亘って長く形成されており、ファスナー12を開閉する場合、排泄物に手が触れることなくトイレなどに容易に投下することができる。つまり、リード取っ手連結用リング30に結合されたリード取っ手を取ったまま、ファスナー12を開閉して排泄物を容易に処理し得る。また、ファスナー12が下面と両側面に位置するため、雨が降る場合雨水などが流入する可能性が顕著に減る。また、ファスナー12が下面と両側面に位置し、上面に設置するリード取っ手連結用リング30と邪魔にならない。すなわち、ファスナーが上面に設置される従来の技術に比べて、本発明はリード取っ手連結用リング30を非常に容易に設置可能である。
【0046】
前記排泄物収納空間部10の背面部に複数個が形成されており、携帯用バッグ中に匂いが染みることを防止する孔11を含むことができる。
【0047】
前記ティッシュ収納空間部20は、前記排泄物収納空間部10と別途の空間に分離されており、ティッシュ収納空間部20を開閉する開閉部材21を有し、ティッシュペーパまたはウェットティッシュを収納することができる。開閉部材21は、磁石などからなるため開閉し易い。
【0048】
前記ティッシュ収納空間部20の上方に、覆い部22をさらに含み、開閉部材21は、前記ティッシュ収納空間部20と覆い部22との間に設置されることができる。前記開閉部材21は、ボタン受け部とボタンの組み合わせ、ベルクロテープのオス・メスセット(
図7参照)、引っ掛け部とリングの組み合わせ、磁石の中でいずれか一つに選択されることができる。
【0049】
前記リード取っ手連結用リング30は、前記排泄物収納空間部10の上面中央部に形成されることができる。
【0050】
前記リード取っ手連結用リング30は、ボタン受け部とボタンの組み合わせ、ベルクロテープのオス・メスセット、引っ掛け部とリングの組み合わせ、磁石の中でいずれか一つを用いて形成されることができる。
【0051】
前記肩掛け用リング40は、複数個であり、前記排泄物収納空間部10の両側面の上方に、ペット飼い主の肩に紐を用いてかけることができるように形成されている。
【0052】
また、前記リード取っ手連結用リング30と、肩掛け用リング40とは、紐60を連結して使うことができる。
【0053】
また、前記ティッシュ収納空間部20と、覆い部22と、リード取っ手連結用リング30と、肩掛け用リング40とは、それぞれ排泄物収納空間部10に裁縫されて固定されることができる。
【0054】
前述のような前記携帯用バッグの材質は、雨や雪が降る天気でも使用可能であり、水洗いも易い丈夫な材質の合成樹脂であることが最も望ましいが、通常のバッグで使用する材質はいずれも構わない。
【0055】
前述したように、本発明であるペットの排泄物のための携帯用バッグは、ペットの排泄物およびティッシュペーパの保管に適用が可能であるから、その適用範囲が広範囲なものである。
【0056】
以上説明したように、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が、本発明の技術的思想を逸脱することなく、多様な置換、変形及び変更を加え得るので、前述した実施形態及び添付図面に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0057】
10 排泄物収納空間部
11 孔
12 ファスナー
20 ティッシュ収納空間部
21 開閉部材
22 覆い部
30 リード取っ手連結用リング
40 肩掛け用リング
60 紐