(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023033275
(43)【公開日】2023-03-10
(54)【発明の名称】光ファイバ電気通信システムのテスト方法、媒体及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04B 10/073 20130101AFI20230303BHJP
【FI】
H04B10/073
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022090687
(22)【出願日】2022-06-03
(31)【優先権主張番号】17/460,182
(32)【優先日】2021-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】502101180
【氏名又は名称】サブコム,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム ダヴリュー. パターソン
(72)【発明者】
【氏名】ディー. マーク ハヴェンス
(72)【発明者】
【氏名】ロバート ピー. ベロモ
(72)【発明者】
【氏名】バムダッド バクシ
(72)【発明者】
【氏名】ロバート ベリンガー
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト マットス
(72)【発明者】
【氏名】イン ジアン
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム シー. バーネット
(72)【発明者】
【氏名】マーク エンライト
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AA11
5K102AA41
5K102AB06
5K102AD01
5K102LA02
5K102LA11
5K102LA53
5K102PH13
5K102PH14
5K102PH15
5K102RD28
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ケーブルのチャネル及び光ファイバペアを、典型的なテストスケジュールに負荷された時間量内に完全に特徴付ける光ファイバ電気通信システムのテスト方法、媒体及びシステムを提供する。
【解決手段】光ファイバ電気通信システムをより迅速かつ正確にテストすることができるテスト環境において、テスト端末は、光ケーブルの終端装置の位置に配置され、リモートに操作され、1つ以上のテストをローディングすることによりケーブルをプログラマブルにテストし、実行されるテストの上で選択された所定のローディング方式に基づいてケーブルの送信機及び受信機を自動的に配置する。ケーブルのチャネル及び光ファイバペアで反復され、バックトゥバックテストのテスト結果からアーティファクトを除去することができる。
【選択図】
図1C
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されるインターフェイスを表示することと、
前記インターフェイスにより、テストオプションセットに対する選択を受信することと、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定が含まれたテストセット設定構造をアクセスすることと、
選択されたテストオプションセットに基づいて所定の設定の1つを自動的に選択することと、
選択された所定の設定により、前記光ファイバ電気通信システムをプログラマブルに設定することと、
選択されたテストオプションセットにより、設定された光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成し、前記テストは、物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第1端に位置する第1テスト端末と物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第2端に位置する第2テスト端末との間に通信を行うことを含むことと、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶することと、を含む、
コンピュータ実行方法。
【請求項2】
前記第1テスト端末及び前記第2テスト端末は、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルから独立した通信パス、又は
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルであって、テストされていないケーブルの第2光ファイバ、
のうちの少なくとも1つで通信を行う、
請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
【請求項3】
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、
前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式又は最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式、のうちの1つまたは複数を含む、
請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
【請求項4】
前記テストは、バックトゥバックテストからの値をアクセスして、前記テスト結果からテスト装置アーティファクトを除去し、又は前記テストを前記第1テスト端末及び前記第2テスト端末へのリモート接続により開始させる、
請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
【請求項5】
前記テストは、双方向テストであり、4時間又はより短い時間以内に光ファイバペアをほぼ完全に特徴づけることに十分なレートで、光ファイバペアの光ファイバにおける複数のチャネル上に自動的に反復することによりケーブルにおけるすべての光ファイバペアをほぼ完全に特徴づけたように構成される、
請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
【請求項6】
プログラムであって、
前記プログラムは、コンピュータにより実行される時に、
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されるインターフェイスを表示することと、
前記インターフェイスによりテストオプションセットに対する選択を受信することと、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定が含まれたテストセット設定構造をアクセスすることと、
選択されたテストオプションセットに基づいて所定の設定の1つを自動的に選択することと、
選択された所定の設定により前記光ファイバ電気通信システムをプログラマブルに設定することと、
選択されたテストオプションセットにより設定された光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成し、前記テストは、物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第1端に位置する第1テスト端末と物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第2端に位置する第2テスト端末との間に通信を行うことを含むことと、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶することと、を前記コンピュータに実行させる、
プログラム。
【請求項7】
前記第1テスト端末及び前記第2テスト端末は、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルから独立した通信パス、又は
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルであって、テストされていないケーブルの第2光ファイバ、
のうちの少なくとも1つで通信を行う、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、
前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式又は最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式、のうちの1つまたは複数を含む、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記テストはバックトゥバックテストからの値をアクセスし、前記テスト結果からテスト装置アーティファクトを除去し、又は前記テストを前記第1テスト端末及び前記第2テスト端末へのリモート接続により開始させる、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項10】
前記テストは、双方向テストであり、4時間又はより短い時間以内に光ファイバペアをほぼ完全に特徴づけることに十分なレートで、光ファイバペアの光ファイバにおける複数のチャネル上に自動的に反復することによりケーブルにおけるすべての光ファイバペアをほぼ完全に特徴づけたように構成される、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項11】
プロセッサと、
指令を記憶するメモリと、を備える第1テスト端末装置であって、
前記指令が前記プロセッサにより実行される時に、前記第1テスト端末装置は、
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されるインターフェイスを表示することと、
前記インターフェイスによりテストオプションセットに対する選択を受信することと、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定が含まれたテストセット設定構造をアクセスすることと、
選択されたテストオプションセットに基づいて所定の設定の1つを自動的に選択することと、
選択された所定の設定により、前記光ファイバ電気通信システムをプログラマブルに設定し、前記光ファイバ電気通信システムは、前記第1テスト端末装置が位置決められた第1端と、第2テスト端末装置が位置決められた第2端とを含み、選択されたテストオプションセットにより、設定された光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成し、前記テストは前記第1テスト端末装置と前記第2テスト端末装置との間に通信を行うことを含むことと、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶することと、を実行するように構成される、
第1テスト端末装置。
【請求項12】
通信インターフェイスをさらに備え、
前記通信インターフェイスは、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルから独立した通信パス、又は
前記テスト対象である光ファイバを支えるケーブルであって、テストされていないケーブルの第2光ファイバ、
のうちの少なくとも1つでテスト情報を受送信するように構成される、
請求項11に記載の第1テスト端末装置。
【請求項13】
ユーザ装置へのリモート接続を確立し、リモート接続によるテストの開始又は設定コマンドを受信するように構成される通信インターフェイスをさらに備える、
請求項11に記載の第1テスト端末装置。
【請求項14】
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式又は最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式のうちの1つまたは複数を含む、
請求項11に記載の第1テスト端末装置。
【請求項15】
前記第1テスト端末装置は、
前記光ファイバ電気通信システムの第1端でケーブルとインターフェース接続を行うように構成される独立した装置、又は
前記光ファイバ電気通信システムの第1端における信号線終端装置と一体に構成されるもの、のうちの1つである、
請求項11に記載の第1テスト端末装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
光ファイバ電気通信システムは異なる地理的位置の間に多くの世界データを担持している。このようなシステムは、通常には1対以上の光ファイバを含むケーブルで構成され、例えば、多くの現在の電気通信システムケーブルは、十二(12)ペアと多い光ファイバを含む。各光ファイバは光ファイバの物理的又は論理的分割を表すことができる複数のチャネルでデータを担持することができる。例えば、波長多重(WDM)方案において、所定の光ファイバに配光された光は、レーザーにより異なる波長下で配光される(各波長は1つのチャネルに対応する)。他のタイプのチャネル(例えば、時分割多重化に用いられる時間チャネル)もある。例えば、典型的な光ファイバは、百二十(120)個と多いチャネルに分割されることができる。
【0002】
光ファイバ電気通信システムを設定する時に、通常には、所望通りに運転することを確保するようにそれをテストする。従来のテスト技術が往々にして非常に遅いので、合理的な時間内又は合理的なコストで実行できるテスト量を制限している。推定によれば、従来のテストを用いて12-光ファイバペアシステムのすべての120個のチャネルに対して全セットの双方向測定を行うには1000時間以上(84日)かかる。これは許容できないテスト時間量であり、そして、ほとんどのシステム設定契約では、テストを実行するために使用できるより短い継続時間(又は相応する予算量)、例えば、1日以内が指定されている。
【0003】
相応的に、合理的な時間内に十分なテストを行うために、テスト法をいくつか簡略化することができる。例えば、ケーブルは12個の光ファイバペアを含み、各光ファイバペアは120個のチャネルのデータを担持する可能性があるが、典型的なテスト法は、単一の光ファイバペア上で約20個のチャネルしかテストできない。さらに、双方向テストがより良い結果をもたらす可能性があるとしても、典型的には単方向テストのみが実行される。また、システムは、若干のケーブル(例えば、異なる位置まで延びる幹線ケーブル及び支線ケーブル)を含むかもしれないが、典型的には、システムの指定された性能を実現することが最も困難なケーブルのみをテストする。
【0004】
これらの簡略化により、限られた時間と予算内でテストを実行できるが、欠点もある。テストされるケーブル、光ファイバ、及びチャネルを選択して代表的なテスト結果を生成するためには、多くの専門知識が必要である。専門家は、テストを実行するための装備設定、実行される実際のテストなどを選択しなければならない。プロのテスト担当者がいても、選択された設定とテストのサブセットがシステム全体の実行に用いられる方式を正確に反映する結果を生成できるということを保証することができない。
【0005】
光ファイバ電気通信システムの複雑性が急速に増加しているので、より多くの光ファイバペアがより多くのデータを担持するという問題はより深刻になっている。これらのシステムがサポートする光ファイバの数と容量が予見できる将来には増加し続けているので、正確なテストは潜在的に時間がより一層かかるようにしている。
【0006】
MAREA、Dunant又はGrace Hopperのような海底光ファイバ電気通信システムにおいて、陸上の2つ以上のポイントを接続するように、光ケーブルが海底に沿って配置されることができる。この配置は、特にテストを行う時に、多くのユニークなチャレンジをもたらしている。このようなシステムにおける多くのモジュールは、陸地から数マイル離れた大洋の底に位置し、アクセスして配置又は評価を容易にできない。さらに、ケーブルの両端が異なる大陸に位置する可能性があるので、テストの開始及び実行が特に困難になっている。
【0007】
本明細書に説明される例示的な実施例は、これらの問題を解決するために、新しい光ファイバ電気通信システムテスト技術を提供する。本明細書に説明される技術は、海底光ファイバ電気通信システムに特に適用しているが、陸地光ファイバ電気通信システムにも適用することができる。
【発明の概要】
【0008】
例示的な実施例は、コンピュータ実行方法、及び該方法を実行するための指令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体、該方法を実行するように構成される装置などに関する。以下の発明の概要及び説明は、特定の実施例を参照する。別段の規定がない限り、これらの実施例は、別個に配置されて前記利点を達成し、又は任意の組み合わせでさらなる相乗効果を達成することができると予想されている。
【0009】
第1実施例によれば、計算装置にテストインターフェイスを表示させてもよい。インターフェイスは、光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されてもよい。インターフェイスによりテストオプションセットに対する選択を受信してもよい。テストセットオプションを受信することに応答して、光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定が含まれたテストセット設定構造をアクセスすることができる。選択されたテストオプションセットに基づいて所定の設定の1つを自動的に選択し、光ファイバ電気通信システムは、選択された所定の設定によりプログラマブルに配置されてもよい。選択されたテストオプションセットにより設定された光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成してもよい。該テストは、物理的に光ファイバ電気通信システムの第1端に位置する第1テスト端末と物理的に光ファイバ電気通信システムの第2端に位置する第2テスト端末との間に通信を行うことを含んでもよい。テスト結果は非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。
【0010】
特に、複数のテストを行う必要がある場合に、テストセット設定構造による自動的な配置は、テストが従来のテスト範例よりも速く反復すると許容される。システムはこのような方式でプログラマブルに配置されてテストされるので、テストは数ヶ月ではなく数時間以内で完了することができる。前述した120個のチャネル、12個の光ファイバペアの配置を用いた実験では、テスト時間は84日から1日までに減少した。
【0011】
さらに、これらの改善はテストプロセスを速くするので、従来のテスト法に比べて、より多くのチャネル及びより多くの光ファイバでより多くのテストを行うことができる。相応的に、従来のテストでは、専門家のユーザは、専門家がシステム全体の性能のテスト及び光ファイバ配置を代表すると考えているものを選択する必要があるが、例示的な実施例では、このような選択を要らずに、その代わりに、光ファイバを完全に特徴づけることができる。
【0012】
第2実施例によれば、第1テスト端末及び第2テスト端末は複数の可能なパスのうちのいずれかで通信を行ってもよい。第1オプションは、端末が現在にテストされている光ファイバで通信を行う(例えば、光ファイバがテストデータ及びテスト端末が使用する指令、コマンド又は他の情報の2つを担持する)ものである。第1オプションの利点は、光ファイバペアの異なる位置に終了されたケーブル上でテストを実行することを許容することにある。例えば、ケーブルが第2テスト端末と同じ位置にある第2光ファイバペアを含まないと、端末は依然としてテスト対象である光ファイバペア上で通信を行うことができる。第1オプションのもう1つの利点は、第2光ファイバペアのリソースを消費せずに、該光ファイバペアが他の目的(例えば、デバッグ、検収テスト又は商業流量)に用いられることを許容することにある。第1オプションのもう1つの利点は、第2光ファイバペア上に通信に必要な追加の端末装置を確立する必要がないことにある。
【0013】
第2オプションは、端末がテスト対象である光ファイバを支えるケーブルから独立した通信パスにより通信を行う(例えば、端末がテスト対象であるケーブルに依存しない独立したインターネット又は他のネットワーク接続を用いて通信することができる)ものである。このオプションは、第1オプションと類似する利点があるが、テスト端末が個別の、独立した接続を確立する必要がある(遅延や接続品質の低下を招く可能性がある)ため、少しチャレンジがあるかもしれない。それでも、このような選択は、追加の光ファイバペアを占有することを回避し、テストされている光ファイバペアを利用することが不可能であれば、好ましいかもしれない。
【0014】
第3オプションは、端末がテスト対象である光ファイバを支えるケーブルで通信を行うが、テストされていないケーブルの第2光ファイバで通信を行うものである。このオプションは、テストされる同じ光ファイバ上で通信を行う必要性を回避するが、第2テスト端末の位置に接続される第2光ファイバペアは使用可能であることが要求される。また、追加の端末装置が第2光ファイバペア上で通信を確立することが要求される可能性がある。
【0015】
第3実施例によれば、所定の設定は光ファイバ電気通信システムのローディング方式を含んでもよい。ローディング方式は、例えば、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式又は最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式であってもよい。光ファイバ電気通信システムの配置及び実行中のテストによって、異なるローディング方式が必要な可能性がある(説明、例えば、送信機が如何に使用可能なスペクトル上で信号の入力電力分布を生成するかと確定する)。例えば、測定対象である光ファイバ特性、光ファイバ電気通信システムにおけるアンプの性質又は配置、光ファイバ伝搬効果などによって、異なるローディング方式が必要な可能性がある。所定の設定は、テストパラメータの様々な組合せが一緒に使用されるローディング方式を定義することができ、テスト装置が使用可能な/選択されたテストを反復する時に、テスト装置はこれらのテストパラメータを検索して自動的に適用することができる。
【0016】
第4実施例によれば、テストはバックトゥバック(back-to-back)テスト値をアクセスしてもよい。バックトゥバックテストとは、テスト結果からテスト装置アーティファクトを除去するためのテストセットであってもよい。実験室におけるテスト端末により第1テストを実行して、テスト地点に配置されたテスト端末により第2テストを実行することができる。テストセットをその自身へ循環させることにより、テストデータからテスト端末の特徴(例えば、テスト装置のテストデータに対する人的要因及び貢献)を除去することができる。端末がテスト地点に配置された後、このようなバックトゥバックテストの目的はテスト装置の輸送又は配置期間において変化があるか否かを決定することである。
【0017】
第5実施例によれば、テストは双方向テストであり、ケーブルにおけるチャネル及び光ファイバペアを完全に特徴づけるように構成されてもよい。一般には単方向テストによる光ファイバペアの性能としての類似する従来の技術と異なり、例示的な実施例は直接的な双方向テストを提供し、それは実質的にシステムの性能を評価した。
【0018】
第6実施例によれば、第1テスト端末及び第2テスト端末へのリモート接続によりテストを開始してもよい。これはリモート接続で第1テスト端末に接続されてテストをリモートに実行することを許容し、それにより、ユーザがテストを開始して実行することを許可し、ユーザ自身がテスト地点まで到着する必要がない。
【0019】
第7実施例によれば、テストは4時間又はより短い時間以内にほぼ光ファイバペアを完全に特徴づけることに十分なレートで光ファイバペアの複数のチャネルで自動的に反復してもよい。光ファイバ電気通信システムを自動的に配置することにより複数のチャネル上でテストを行って、ダウンタイムを減少させ、ケーブルの各光ファイバペアにおける全てのチャネルでテストを行うことができる。これは比較的に短い時間で実現することができる。1つのテストにおいて、120個のチャネルの光ファイバペアは約2時10分間だけでゲイン形状、OSNR及びGOSNRの双方向テストにより完全に特徴付けられる。推定によれば、適切なリピータ及びラインカードを利用して約24時間以内に12個の光ファイバペアのケーブルを特徴づけることができ、従来のテスト技術に比べて97.6%の時間を節約した。実際の商業環境において(ここで使用可能なリピータの複雑性及び使用可能なラインカードの数はある程度で限られているかもしれない)、1つの光ファイバペアは約4時間又はより短い時間以内にほぼ完全に特徴付けられることができる(又は12個の光ファイバペアのケーブルに対して約48時間)。
【0020】
短句「ほぼ光ファイバペアを完全に特徴づける」とは、光ファイバペアにおける光ファイバに担持されたほぼすべての使用可能なスペクトル上で双方向テストを実行することである。これはスペクトル全体をテストすることに関する可能性があり、テストスペクトルにおける小さな隙間が許容可能であるにもかかわらず、テスト対象であるスペクトル量が光ファイバペアの使用可能なスペクトル全体での性能を推定することに十分であればよい。性能と、光ファイバペアをテストするシステム要求とを比較することができる。例えば、テスト端末は使用可能なスペクトルを使用可能なスペクトル全体において均一に間隔を置いた120個のチャネルに分割するリピータを含んでもよい。このような設定を用いてほぼ光ファイバペアを完全に特徴づけることは、全ての120個のチャネル又は大部分のチャネルをテストすることに関することができ、ここで省略された少数のチャネルの性能が明確にテストされたチャネルから推定されることができる。
【0021】
例示的な実施例はハイレートでほぼ光ファイバペアを完全に特徴づけることができるが、本発明は完全に特徴づけることに限定されない。いくつかの実施例において、意図的に光ファイバペアの一部のみを特徴づけることができる(例えば、双方向テストの代わりに単方向テストを使用して、使用可能なチャネル又は光ファイバペアの選択されたサブセットなどのみをテストすることを通じる)。
【0022】
第8実施例によれば、第1テスト端末は、光ファイバ電気通信システムの第1端でケーブルとインターフェース接続を行うように構成される独立した装置であってもよい。例えば、テスト端末は携帯式航空箱に保存された端末であってもよく、それはテスト装置を含み、信号線終端装置(SLTE)で見つけられる終端装置に類似するものである。第1テスト端末は、SLTEの代りに第1位置でケーブルに接続されてもよい。このように、テスト装置は必要な場所に配置され、そして、異なるテスト位置に移動することができる。第8実施例のテスト装置はメーカー中立の方式で設計されてもよく、それは特定のシステムが使用する送信機及び受信機アーキテクチャから独立してケーブル配置をテストすることを許容する。第8実施例のテスト装置の携帯特性も、「オープンケーブル」システムに装備されたすべての光ファイバペアをテストすることに役立ち、そのうち、海底システムサプライヤーはSLTEを提供せず且つSLTEがまだ取り付けられない場合、又は光ファイバペアが取り付けられたサブセットに既に取り付けられた可能性がある。
【0023】
第9実施例によれば、第1テスト端末は光ファイバ電気通信システムの第1端の信号線終端装置と一体に構成されてもよい。該実施例はテスト実行装置が単独に設定される必要を解消したが、メーカーの特定のルートでテストを行う必要があるかもしれない。第9実施例を実施することは、SLTEに補足テスト装置が追加されて「テストセット」を完全に構成することができる。
【0024】
以下の図面、説明及び特許請求の範囲によれば、他の技術的特徴は当業者にとって自明である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
いかなる特定の要素又は動作の説明を容易に識別するために、符号のうちの1つ以上の最高有効数字とは初めて要素を導入する図面の番号である。
【0026】
【
図1A】一実施例に係る例示的な光ファイバ電気通信システムを描画した。
【
図1B】一実施例に係る例示的なケーブル、信号線終端装置及びテスト端末を描画した。
【
図1C】一実施例に係る例示的なテスト配置を描画した。
【
図2】一実施例に係る2つのテスト端末の間の通信を示した。
【
図3】一実施例に係る例示的なテストインターフェイスを示した。
【
図4】一実施例に係る例示的なテストプロセスの概要である。
【
図5】一実施例に係る光ファイバテストを実行するための例示的な論理を描画するフローチャートである。
【
図6】本明細書に記載の例示的な実施例を実施するために用いることができる説明性のコンピュータシステムアーキテクチャを描画した。
【発明を実施するための形態】
【0027】
例示的な実施例は、従来技術よりも光ファイバ電気通信システムをより迅速かつ正確にテストすることができるテスト環境を提供する。
【0028】
従来のテスト法は、専門家のユーザによるテストされる光ファイバペア及びチャネル(及び実行されるテスト)を選択し、ケーブルサイトを物理的にアクセスし、テスト装置の異なる部品を手動で取り付けて、所望のテストを実行するように配置し、テスト(テストを実行するために必要なすべての装置の反復を管理することを含む)を手動で実行し、結果データを整理して分析を行い、それを(通常には電子メールで)分析サイトに配信する。
【0029】
これに比べて、例示的な実施例は、信号線終端装置の代わり(又は補足)にケーブルに挿入されることができる携帯式テスト端末を提供する。携帯式テスト端末は、テストセットによりプログラマブルに反復するように構成され、このテストセットはケーブルを完全に特徴づけて、ケーブルにおけるすべてのチャネル及び光ファイバペアを含む。
【0030】
従って、専門家のユーザ自身がテスト期間においてテスト地点まで到着する必要を減少するか又は解消するので、顕著的なより速い速度及びより低いコストでより正確及び完全なテスト結果を生成して、そして、光ファイバ電気通信システムのプロバイダは、海底電気通信ケーブルを取り付けるために必要な大量の投資が所望の性能特性をもたらすとより確信することができる。
【0031】
理解を容易にするために、基礎となる実現の詳細な説明を描画する前に、まず一連の例示が示される。なお、これらの例示は単なる説明性のものであり、本発明は、示された実施例に限定されない。
【0032】
現在、図面を参照しながら、ここで、同一符号は始終同一素子を目指すために用いられる。以下の記述においては、解釈の目的で、それに対する完全な理解のために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかし、これらの具体的な詳細がない場合に、新規な実施例を実施することができる。他の場合には、説明を容易にするために、公知の構造及び装置がブロック図の形態で示されている。保護がしようとするテーマと一致するすべての修正、等価物、及び置換物をカバーすることが意図されている。
【0033】
図面及び図面に伴う説明において、「a」、「b」及び「c」(及び類似する名称)を命名することは、いかなる正整数の変数を表すためのものである。従って、例えば、a=5の値を設定することを実現すれば、モジュール122-1~122-aに示された完全なモジュールセット122としてはモジュール122-1、122-2、122-3、122-4及び122-5を含むことができる。実施例はこのコンテキストに限定されない。
【0034】
図1Aは双方向光ファイバ電気通信システム100の例示を示した。光ファイバ電気通信システム100は、高帯域幅の光ファイバを用いて、大容量データを長距離で配信することができる。双方向データ伝送は、ケーブル内で複数ペアの光ファイバパスを構築して各光ファイバペアごとに1つ以上の高密度波長多重(DWDM:(Dense-Wavelength Division Multiplexing))チャネルを配信することにより実現されることができる。
【0035】
図に示すように、光ファイバ電気通信システム100は、2本の単方向光路106、108により接続された端末102、104を含んでもよく、この2本の単方向光路は、ともに双方向光路ペアを形成する。単方向(アウトバウンド)光路106は、端末102における送信機112から端末104における受信機114への単方向(例えば、右へ)で情報を配信することができる。単方向(インバウンド)光路108は、端末104における送信機118から端末102における受信機120への他方向(例えば、左へ)で情報を配信することができる。端末102に対して、光路106はアウトバウンドパスであり、光路108はインバウンドパスである。
【0036】
単方向(アウトバウンド)光路106は、130a、…、130d及びアンプ122a、122b、…を含んでもよく、そして、単方向(インバウンド)光路108は光ファイバ132a、…、132d及びアンプ126a、126b、…を含んでもよい。いくつかの例示において、送信機112及び受信機120は応答機としてともに端末102に収容されることができ、そして、類似的に、送信機118及び受信機114も応答機としてともに端末104に収容されることができる。
【0037】
光路ペア(例えば、光路106、108)は、光ファイバペア128a、…、128d及び130a、…、130dにより接続された中継器116a、116b、…にある一組のアンプペア122a、122b、…及び126a、126b、…に配置されてもよく、それらは、追加パスペアをサポートする光ファイバとともに光ケーブル内に含まれてもよい(より多い詳細は
図1Bを参照)。各中継器116a、116b、…は、各光ファイバペアの1ペアのアンプ122a、122bなどを含むことができるとともに、追加パスペアの追加アンプを含むことができる。光学アンプ122a、…は、EDFA又は他の希土により光ファイバアンプ、ラマン(Raman)アンプ又は半導電体光学アンプをドープすることができる。
【0038】
光ファイバ電気通信システム100の例示的な実施例を示して描画したが、光ファイバ電気通信システム100の変形も本開示の範囲内にある。光ファイバ電気通信システム100は例えば、より多くの光路ペア及びより多い又はより少ない中継器を含んでもよい。代替的に、光ファイバ電気通信システム100は、いかなる光学アンプを含まなくてもよく、又は光学アンプの代わりに光ポンプパワーを含んでもよく、該光ポンプパワーは、中継器を接続する光ファイバ内のラマン増幅により光学ゲインを実現することに適される。また、さらに後述する通りに、送信機、受信機、送信機及び受信機を含む応答機、又はデータを配信及び受信するためのいかなる他の適当な機器は、メモリに記憶された指令を実行するように、少なくとも1つのメモリ及び1つ以上のプロセッサ(例えば、CPU、ASIC、FGPA、いかなる従来のプロセッサなど)を含むことができると理解することができる。
【0039】
図1Bは、ケーブル134内の光ファイバペアの例示的な配置を描画し、ケーブル134が如何に信号線終端装置144に終了されたかを示した。
【0040】
ケーブル134は複数本の光ファイバ128a、130dを含んでもよく、上記通りに、これらの光ファイバは、常に光ファイバペアに配置される。光ファイバは、1筋以上の比較的に細いフレキシブル光伝送材料(例えば、ガラス又はプラスチック)により作成されてもよい。
【0041】
各光ファイバ130aは、1つ以上のチャネル136a、…に細分化されることができる。各チャネルは光ファイバ130aの物理的又は論理的分割を表すことができ、例えば、光ファイバ130aは、多くの異なる波長の光を担持することができ、各チャネルは異なる波長範囲を表すことができる。
【0042】
ケーブル134は、2つの異なる位置の間に光ファイバ光ファイバ130a、132d、…を担持することができる。各位置において、信号線終端装置144は光ファイバ130a、132dへ情報を配信し、又は光ファイバ130a、132dから情報を読み取ることができる。信号線終端装置144は例えば、1つ以上のラインカード158を含んでもよく、それは光ファイバ130a、132d及び/又は信号を生成するか又は読み取るための電子装置とインターフェース接続を行うように構成される。例えば、ラインカード158は、多重又は多重分離光学信号に用いられるmux/demux装置160を含むか、又はそれとインターフェース接続を行ってもよい。ラインカード158は1つ以上のアンプ124を含むか、又はそれとインターフェース接続を行ってもよく、アンプ124は、信号を拡大する(例えば、多重/多重分離の前又はその後に)ように構成される。信号線終端装置144は、ケーブル134で表される光路に終了され、信号を異なる光路又は電気信号パスに伝送するように構成されてもよい。
【0043】
例示的な実施例によれば、信号線終端装置144はテスト端末148により代わられるか又は補足されてもよい。例えば、ケーブル134は信号線終端装置144の代わりにテスト端末148に挿入されてもよく、又はテスト端末148は信号線終端装置144に挿入されることによりテストすることに用いられる。
【0044】
いくつかの実施例において、テスト端末148は、独立した携帯式航空箱(road case)に配置された計算端末であってもよい。他のモジュールにおいて、テスト端末148はラインカード158、アンプ124及びmux/demux装置160などの信号線終端装置144を含んでもよい。テスト端末148は、光ファイバ130a、132dでテストを実行するため(例えば、光学信号対雑音比テスト、一般化光学信号対雑音比テスト、ゲインテストなど)の外部テスト装置110を含んでもよい。外部テスト装置110の例示は、スペクトルアナライザー(OSA)、オプティカルパワーメーター(OPM)、光学スイッチ(OS)、可変光学減衰器(VOA)などを含むが、これに限定されない。以下、
図2を参照しながらテスト端末148をより詳しく説明した。
【0045】
しかし、テスト端末148をより詳しく検査する前に、
図1Cは例示的なテスト配置を描画し、テスト端末148は如何により大きなネットワークの環境中に配置されたかを示した。光ファイバ電気通信システム100(このような場合に、海底光ケーブル)は、2つのケーブル着陸地点138、142の間に延在している。ケーブル着陸地点138、142は、海底ケーブルの着陸地点を表す。それらは、ケーブル着陸ステーション又はケーブル端末ステーションなどの施設を含んでもよい。
【0046】
信号線終端装置140、144は、光ファイバ電気通信システム100を地上ネットワークへ接続することができる。上記通りに、テストのために、テスト端末146、148は、信号線終端装置140、144に接続されるか又はそれを置き換えることができる。
【0047】
テスト端末146、148はお互いに通信する必要があるかもしれない(例えば、外部テスト装置110を如何に配置するかに関する情報、配信中のテストデータに関する情報を交換することによりテストデータの成功受信などを確認することができる。)。このような交換された情報は、テストの一部として配信された情報と異なってもよい。テスト端末146、148は、光ファイバ電気通信システム100及び/又は選択可能な外部テスト接続150(有線又は無線インターネット接続など)を介してお互いに通信することができる。一実施例において、テスト端末146、148は現在にテストされている光ファイバ上(例えば、現在テストされていない光ファイバのチャネル上)で通信を行うことができる。他の一実施例において、テスト端末146、148は、現在にテストされている光ファイバを含む同一のケーブル上で通信を行うことができるが、ケーブルにおける異なる光ファイバ上で通信を行う。さらに、テスト端末146、148は、ケーブル(テストを形成した一部のデータを配信する場合以外)を使用せずに、選択可能な外部テスト接続150を介して通信を行うことができる。
【0048】
テスト端末は、リモート接続152、152を介してユーザ装置156にリモートに接続されたために用いられるインタフェースを含んでもよい。リモート接続152、152は、ユーザ装置156からのユーザコマンドを配信し、応答としてテストデータを受信することに用いられる。このような方式で、ユーザはテストを実行するようにテスト端末146、148をリモートに制御することができ、ユーザ自身がケーブル着陸地点138、142まで到着する必要がない。
【0049】
図2は、例示的な実施例に係るテスト端末に用いられる例示的な配置を描画した。
【0050】
テスト端末は、テストセット設定構造202(例えば、テスト端末モジュールの異なる予め定義された配置を含むファイル又は他のデータ構造)をアクセスして、様々なテストを実行することに用いられるように構成されてもよい。光学伝送のある特性は、(例えば、)入力周波数及び入力電力に伴って変化しているので、実行しているテストタイプによって送信機の電力分布を変更することは有益であるかもしれない。例えば、一般化光学信号対雑音比分析を実行する時に、平坦送信機電力でのネットワーク性能(例えば、チャネルプリエンファシスは送信機におけるパワースペクトル密度を均衡するように構成される。)に興味を持っているかもしれない。従って、テストセット設定構造202は、実行可能な異なるタイプのテストに対して最適化されたローディング方式(例えば、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式、又は最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式)を含んでもよい。テストセット設定構造202には複数の所定の設定が配置されてもとく、これらの所定の設定はそれらを使用できる1つ以上のテストにマッピングされる。単一のテストは一个以上の配置にマッピングされてもよく、このような場合に、テスト端末は、各配置に対してテストを実行するように構成されてもよい。
【0051】
テストセット設定構造202は、テストに参加する送信機(第1位置204にある)及び受信機(第2位置206にある)の設定を定義することができる。従って、第1位置204におけるテスト端末及び第2位置206におけるテスト端末は、所定のテストにそれら自身を配置するように、テストセット設定構造202をアクセスすることができる。
【0052】
テストは第1位置204におけるテスト端末でテスト信号を生成するとともに、第2位置206におけるテスト端末でテスト信号を受信することに関してもよい。配信されたテスト信号と受信されたテスト信号とを比較することにより、テスト端末は、(例えば、)テスト対象である1つ以上の光ファイバにおける信号対雑音比又はゲインを確定することができる。これらの測定を実行するために、テスト端末はテスト信号の一部ではない情報を(例えば、上記通りに、選択可能な外部テスト接続150上又はケーブル・光ファイバ上で)交換する必要があってもよい。
【0053】
第1位置204におけるテスト端末は、テスト信号を生成及び配信するための、及び送信機性能を測定するための特定装置を含んでもよい。テストがコンピュータ204により制御されてもよく、コンピュータ204は、テストセット設定構造202からの1つ以上の所定の設定に基づいて第1位置204におけるテスト端末を配置する。コンピュータ204はテスト信号を生成するとともに第2位置206におけるテスト端末から受信された情報を分析することにより、テストの結果を確定することができる(
図4を参照しながらより詳しく説明した通りである)。
【0054】
テスト信号を配信するために、第1位置204におけるテスト端末は、その上でテストが運転されるケーブル及び光ファイバとインターフェース接続を行うために用いられる1つ以上のラインカード214を含んでもよい。光源210(例えば、広帯域ノイズ源)が光を生成することができ、そして、この光が光源コンディショナー212(例えば、波長選択スイッチ(WSS))により整形されて、ケーブル上で伝送するためのローディング信号を生じる。
【0055】
テストを実行するために、第1位置204におけるテスト端末は、スイッチ、減衰器などの外部テスト装置110を含んでもよい。該外部テスト装置110は、実行されているテストの要求に基づいて光源210及び源コンディショナー212により生じた信号を修正するように構成されてもよい。
【0056】
第2位置206において、テスト端末はコンピュータ216、外部テスト装置218及びラインカード222を含んでもよく、第1位置204に含まれたものに類似する又は対応する。いくつかの実施例において、第2位置206におけるテスト端末は、波長変調信号を読み取るようにWSSバンドパスフィルタ220を含んでもよい。
【0057】
光源210、源コンディショナー212、ラインカード214及び外部テスト装置110は、コンピュータ204によりテストセット設定構造202からの情報を用いて配置されてもよい。類似的に、外部テスト装置218、WSSバンドパスフィルタ220及びラインカード222はコンピュータ216によりテストセット設定構造202に基づいて配置されてもよい。テストの結果はテスト結果224として適当なデータ構造(例えば、ファイル、データベースなど)に記憶されてもよい。
【0058】
ユーザは、グラフィカルユーザインタフェースを介してテスト端末によりテストを確立することができる。
図3は、例示的な実施例が使用することに適される例示的なグラフィカルユーザインタフェース300を描画した。
【0059】
グラフィカルユーザインタフェース300は初期化素子302を含む。選択されると、初期化素子は制御信号を生成して、1つ以上のテスト端末(例えば、テストセット選択器308により認識されたもの)にグラフィカルユーザインタフェース300に指定されたオプションを使用してテストセット(例えば、テスト選択器312a、312b、312c…により認識されたもの)を実行させることができる。
【0060】
これらのオプションの1つはテストの方向性(例えば、単方向又は双方向)であってもよい。単方向テストにおいて、2つの位置におけるテスト端末がテストを実行して、光ファイバに沿う単一の方向上のQ性能を測定(例えば、)することができる。テスト期間において、第1テスト端末から光ファイバに沿ってテスト信号を送信することができ、該テスト信号が第2テスト端末で受信され、ここではQ因子などの特性を測定することができる。1つの方向のみで配信されたテスト信号に依存するので、これが単方向テストを表すことができる。ある場合に、2つの伝送方向の特性を測定することは、ケーブルの他端で測定することにより実現されてもよい。双方向テストにおいて、第2位置における第2テスト端末も興味を持つ特性を測定する。そして、第1テスト端末からの測定結果と第2テスト端末からの測定結果が結合する。双方向テストが光ファイバペアをより徹底的に特徴づけることができるが、より多い時間及びリソースがかかる。単方向と双方向テストの双方はいずれもテストセットの間の協力が必要である。グラフィカルユーザインタフェース300上のテスト方向性選択器304は、ユーザが実行されるテストの方向性を選択できることを許容する。
【0061】
チャネル選択器306は、ユーザが光ファイバのどのチャネルがテストされると指定することを許容する。例えば、ユーザは光ファイバに沿うすべてのチャネル、又はチャネルのサブセット(例えば、開始チャネルから終了チャネルまでの範囲内のチャネル)をテストすることを選択することができる。
【0062】
テストセット選択器308は、ユーザが特定テスト又はテストセットに用いられるテストセットペアを選択することを許容する。テストセットは適当なデータ構造(例えば、テストセットファイル)に記憶されてもよく、該データ構造はテストセット選択器308によりローディングされてもよい。
【0063】
線対選択器310は、ユーザがどの光ファイバペアがテストされるべきかを指定することを許容する。いくつかの実施例において、ユーザは単一の光ファイバ又は光ファイバペアを選択することができる。他の場合に、ユーザは、ケーブルにおけるすべての光ファイバペアを含むまで複数の光ファイバペアを選択してテストすると許容されてもよい。
【0064】
テスト選択器312a、312b、312cなどは、ユーザが実行される特定テストを選択することを許容する。これらは例えば、光ファイバ上のノイズ、信号対雑音比、光学Q値、ゲイン形状などを測定することを含む。全部テスト選択器316は、ユーザがすべての使用可能なテストが実行されるべきであるとマークすることを許容し、この場合に、システムはすべての使用可能なテストを認識して各テストを継続的に実行することができる。
【0065】
バックトゥバック(back to back)特性素子314は、システムをケーブルのバックトゥバック特性を実行するように配置する。このオプションを使用して、ケーブルのテストを実行する配置されたテスト端末の特性が測定されるとともに、テスト端末がこの前に実験室でテストする時と同様な特性のこの前の測定と比較する。テスト端末のいかなる変更(例えば、テスト端末の輸送又は配置期間において既に発生じた可能性がある変更)に対してバックトゥバックテスト期間で検出されるとともに、テスト結果から濾過されることができる。
【0066】
状態ログ318、状態インジケータ320及び出力値322はテスト結果を表示することができる。例えば、出力値322は、送信機・受信機の電力、傾き(tilt)及び信号対雑音比を表示するようにテストが実行されると伴って更新されてもよい。状態インジケータ320は、テストが運転しているか既に完了したか(及び現在にどのテストを実行しているか)を表示することができ、そして、状態ログ318は、状態インジケータ320及び出力値322でカバーされないテストに関するいかなる他の細部を示すことができる。
【0067】
図4は例示的な実施例に係る例示的なテスト配置を描画した。
【0068】
テストがコンピュータ又は他の電子機器より実行されてもよい。上記通りに、テストコンピュータは、テスト端末から離れるテストセット位置406の位置にあってもよく、テスト端末がテスト対象である線対408の末端に配置されてもよい。コンピュータは、
図3に描画されたグラフィカルユーザインタフェース404のようなグラフィカルユーザインタフェース404を提供することができる。
【0069】
各テストセット位置406において、テスト端末がテストを実行する。実行されたテストは、性能テストプロファイル410により指定及び配置されてもよく、性能テストプロファイル410は、グラフィカルユーザインタフェース404を預けるコンピュータローカルにあるか又は遠隔地に記憶されてもよい。性能テストプロファイル410は、あるテストを実行するようにテスト端末を配置する指令を含んでもよい。指令は、性能テストプロファイル410に記憶され、テストの例示はゲイン形状測定418、OSNR測定420、GOSNR測定422及びQ測定424を含む。性能テストプロファイル410はバックトゥバックテストからのバックトゥバック値426を含んでもよい。バックトゥバック値426は、テスト結果224からテスト装置によるアーティファクトを濾過することに用いられることができる。
【0070】
グラフィカルユーザインタフェース404で行われたどのテストを実行すべきかに関する選択に基づいて、各テストの指令を性能テストプロファイル410から1つ以上のテストキットにコピーすることができる。例えば、テストエンジン416は、実行のために選択されたテストを認識し、どの(いくつか)ローディング方式が選択されたテストに適応するかを確定し、テストを実行するテスト端末のローディング方式に対応する所定の設定を検索することができる。一例において、異なるテストは、順にテストを実行するようにテストキットにローディングされてもよい。そして、テストキットはテストエンジン416によりコンパイルされて、グラフィカルユーザインタフェース404及び/又はテスト端末を預けるコンピュータに送信されることができる。
【0071】
グラフィカルユーザインタフェース404において初期化素子302を選択すると、コンピュータはテストセット位置406におけるテスト端末がテストエンジン416に提供されたテストを実行するように指示することができる。相応的に、コンピュータはテストセット位置406へコマンド信号を送信してから、テスト端末で受信される。コマンド信号はパラメータ、値及び指令を記憶するデータ構造を含んで、単独した各テスト端末がテストを実行するように配置することに用いられてもよい。異なるタイプのテスト端末は、異なるテストセット位置406で出現することができ、テスト対象である線対408の各端の異なる設定により、各テスト端末は異なる装置とインターフェース接続を行うことができる。相応的に、それぞれにはいずれもカスタマイズされた配置データ構造が提供されることができる。この例において、送信機テスト端末は第1位置(送信機装置)204にあり、テストセット1設定構造412が配置される。同時に、受信機テスト端末は第2位置(受信機装置)206にあり、テストセット2設定構造414が配置される。設定構造は、テスト端末のメモリに記憶されたファイル又はデータ構造であってもよく、テスト端末を配置するための様々なモジュール(例えば、コンピュータ204、外部テスト装置110、光源210、源コンディショナー212、ラインカード214、コンピュータ216、外部テスト装置218、WSSバンドパスフィルタ220、ラインカード222など)の配置パラメータ、指令、値などを含んでもよい。
【0072】
テストキット及び1つ以上の設定構造412、414に基づいて、テスト端末はテストを実行し、テスト対象である線対408の性能に関する様々なパラメータ(例えば、ゲイン形状、OSNR、Q及びGOSNR)を測定することができる。判定枠402において、テスト端末は、テストが単方向テストであるか、双方向テストであるかを確定することができる。単方向であれば、テストセット1設定構造412に配置された第1位置204における第1テスト端末を送信機とし、第2位置206における第2テスト端末を受信機とする。テスト端末は、第1テストセット430形態のテスト結果及び/又は元データを生成することができる。第1テストセット430は、テスト結果224に記憶される及び/又はグラフィカルユーザインタフェース404に表示されるように、テストエンジン416に送信されてもよい。
【0073】
テストは双方向テストであれば、テストは、光ファイバペアの第1光ファイバでテスト情報を第1テストセット(送信機とする)から第2テストセット(受信機とする)に配信し、及び光ファイバペアの第2光ファイバでテスト情報を第2テストセット(送信機とする)から第1テストセット(受信機とする)に配信することに関することができる。第2位置206におけるテスト端末はテストセット2設定構造414に基づいて配置されてもよい。テスト期間において、第1位置204におけるテスト端末は第1テストセット430を生成し、第2位置206におけるテスト端末は第2テストセット432を生成することができる。この2つのテストセットは、テスト結果224に記憶される及び/又はグラフィカルユーザインタフェース404に表示されるように、テストエンジン416に送信されることができる。
【0074】
単方向又は双方向テストにおいて、2つのテストセットが異なるコンピュータにより独立に制御されてもよく、単一のコンピュータにより制御されてもよい。
【0075】
図5は例示的な実施例に係るコンピュータ実行方法を実行するための例示的な論理を描画するフローチャートである。論理はコンピュータ可読媒体に記憶された指令として体現され、該指令がプロセッサにより実行されるように構成される。論理は、下記動作を実行するように構成される適当な計算システムにより実施されてもよい。
【0076】
処理は、起動枠502から開始されてもよい。起動枠502は例えば、ユーザによりテストコンピュータでテストアプリをローディングしてトリガされてもよく、このテストコンピュータは、テストを実行するテスト端末のローカル又はリモートにあってもよい。
【0077】
枠504において、システムは、
図3に描画されたインターフェイスのようなインターフェイスを表示してもよい。インターフェイスは、ユーザがテストを実行する1つ以上のテスト端末を配置することを許容することができる。インターフェイスは、他の可能性以外に、ユーザが実行されるテストを選択すること、テスト対象である1つ以上のケーブル、1つ以上の光ファイバペア及び/又はチャネルをテストすること、テストを配置すること、テスト結果をリアルタイムにチェックすること、及びテスト結果を記憶して検索することなどを許容することができる。枠506において、インターフェイスによりこれらのパラメータを受信することができる。
【0078】
枠508において、システムは、枠506で識別されたように次の実行されるものを選択することができる。枠510において、システムは、様々なテストを実行するための所定の設定が含まれたテストセット設定構造をアクセスすることができる。所定の設定は、テストを実行するための送信機・受信機装置のローディング方式の形態であってもよいか、又は該ローディング方式を含んでもよい。枠512において、システムは、テストセット設定構造でテスト及び/又はテスト装置を検索して、相応的な所定の設定を検索することができる。
【0079】
枠514において、システムは、枠514で検索された所定の設定に基づいて光ファイバ電気通信システムを配置することができる。例えば、システムは、テストに参加するテスト端末における異なるタイプの装置の1つ以上の設定を調整することができる(例えば、光源210、源コンディショナー212、外部テスト装置110などに関する設定を変更する)。
【0080】
枠516において、システムは、次のテストされる光ファイバペアを(枠506で選択された1つ以上の光ファイバペアに基づいて)選択することができる。枠518において、システムは次のチャネルを選択して、選択された光ファイバペアでテストすることができる。チャネルは、値の範囲(例えば、波長の範囲)、又はチャネル識別子(例えば、「チャネル1」)によるものに指定されてもよい。
【0081】
枠520において、システムは、枠516で選択された光ファイバペア及び枠518で選択されたチャネルに対して枠508で選択されたテストを実行することができる。テストは、枠514で確立された配置により実行されてもよい。テストの実行に伴って、1つ以上のテスト端末は、実行されているテストのニーズに応じて、テスト対象である光ファイバペアの方面又はパラメータを測定することができる。双方向でテストを実行すれば、テスト対象である光ファイバペアのいずれか一端におけるテスト端末が測定を実行することができる。測定値はテスト結果としてファイル又は一時データ構造に書き込むことができる。
【0082】
テストが完了したと、処理は、判定枠522まで行われ、ここでは、システムは、現在のテストにおいてより多くのテストされるチャネルがまだあるか否かと確定する。もしあれば、処理が枠518に戻って、システムは次のチャネルセットでテストを実行する。
【0083】
判定枠524において、現在の光ファイバペアのすべてのチャネルに対する現在のテストが完了した後に、システムは、より多くのテストされる光ファイバペアがまだあるか否かと確定する。もしあれば、処理が枠516に戻って、テストするように次の光ファイバペアが選択される。
【0084】
すべての選択された光ファイバペアにおけるすべての選択されたチャネルに対して既にテストが実行された後に、システムは、テストキットにおける次のテスト(もしあれば)を行い続ける。判定枠526において、システムは、より多くの実行されるテストがまだあるか否かと確定し、もしあれば、処理が枠508に戻って次のテストを選択する。
【0085】
一旦すべてのテストが完了したら、枠528において、システムはテスト結果を非一時的コンピュータ可読媒体に記憶してもよい。テストの結果は、該インターフェイスが更新されてテスト結果を表示するように、元々該インターフェイスを表示するテストコンピュータに配信されてもよい。そして、処理は、完了枠530まで行われて終了されることができる。
【0086】
説明を容易にするために、
図5は、特定の順に実行されるあるステップを示したが、例示的な実施例は、より多い又はより少ない論理ブロックを含んでもよく、これらの論理ブロックは異なる順、順番及び/又は並列に実行されてもよいと理解することができる。例えば、
図6は、そのうち、システムがテストのための配置を選択してテストを実行して、次のテストを継続する例示を描画した。しかし、いくつかの実施例において、システムは、1回ですべてのテストの配置を選択して、テストセット設定構造にローディングされてテストを実行してもよい。
【0087】
ユーザは枠506でテストオプションを提供した後に、ユーザの入力がない場合に残りの動作(枠508から枠528まで)をプログラマブルに実行することができる。比較的に短い時間帯内(例えば、約24時間未満)にケーブルにおけるすべてのチャネル及び光ファイバペアに対して双方向テストを行うように、有効的な方式でテストを実行することを許容する。
【0088】
図6は、システムアーキテクチャー及びデータ処理機器の一例を示した。該システムアーキテクチャー及びデータ処理機器は、独立式及び/又はネットワーク化環境で本明細書に説明された1つ以上の実施形態を実施することに用いられる。データサーバ610、ネットワークサーバ606、コンピュータ604及びラップトップ型コンピュータ602などの様々なネットワークノードは、広域ネットワーク608(WAN)(例えば、インターネット)を介してお互いに接続されてもよい。又は、代替的に、専用イントラネット(intranet)、企業ネットワーク、LAN、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)無線ネットワーク、パーソナルネットワーク(PAN)などを含む他のネットワークを使用してもよい。ネットワーク608は説明のためのものであり、より少ない又はより多いコンピュータネットワークにより置き換えられてもよい。ローカルエリアネットワーク(LAN)は、1種以上のいかなる知られているLANトポロジーを有し、複数種の異なるプロトコル(例えば、イーサネット(登録商標))における1種以上を使用することができる。機器データサーバ610、ネットワークサーバ606、コンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602及び他の機器(未図示)は、ツィステッドペア、同軸ケーブル、光ファイバ、無線電波又は他の通信媒体を介して1つ以上のネットワークに接続されてもよい。
【0089】
コンピュータソフトウェア、ハードウェア及びネットワークは、独立式、ネットワーク化、リモートアクセス(リモートデスクトップともいう)、ヴァーチャライゼーション及び/又はクラウドに基づく環境などを含む様々な異なるシステム環境で使用されてもよい。
【0090】
本明細書に使用された及び図面に描画されたような用語「ネットワーク」とは、そのうちリモート記憶機器が1つ以上の通信パスを介して一体結合されたシステムを意味するだけでなく、記憶能力を有するこのようなシステムに時々結合された独立した装置を意味する。従って、用語「ネットワーク」は、「物理ネットワーク」を含むだけでなく、「内容ネットワーク」も含み、すべての物理ネットワークに存在する(単一のエンティティで作成された)データで構成される。
【0091】
モジュールは、データサーバ610、ネットワークサーバ606及びクライアントコンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602を含んでもよい。データサーバ610は、データベース及び制御ソフトウェアの総合的アクセス、制御及び管理を提供することにより、本明細書に記載の1つ以上の実施形態を実行することに用いられる。データサーバ610は、ネットワークサーバ606に接続されてもよく、ユーザは、ネットワークサーバ606によりデータに対話して要求に応じるデータを得る。代替的に、データサーバ610がネットワークサーバ自身とされ、インターネットに直接に接続されてもよい。データサーバ610はネットワーク608(例えば、インターネット)を通じるか、直接又は間接的な接続を介するか、又はいくつかの他のネットワークを介してネットワークサーバ606に接続されてもよい。ユーザは、リモートコンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602によりデータサーバ610に対話し、例えば、ネットワークブラウザによりネットワークサーバ606で預けられる1つ以上の外に公開されたウェブサイトを介してデータサーバ610に接続されてもよい。クライアントコンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602は、それに記憶されたデータをアクセスするか、又は他の目的に用いられるように、データサーバ610と併用されてもよい。例えば、クライアントコンピュータ604から、ユーザは、当該分野の知られているインターネットブラウザを使用するか、又はコンピュータネットワーク(例えば、インターネット)でネットワークサーバ606及び/又はデータサーバ610と通信するソフトウェアアプリを実行することにより、ネットワークサーバ606をアクセスすることができる。
【0092】
サーバ及びアプリは、同様な物理マシン上に組み合わせられて、個別の仮想又は論理アドレスを保存するか、又は個別の物理マシンに存在してもよい。
図6は、使用可能なネットワークアーキテクチャーの一例のみを示した。そして、当業者は、本明細書がさらに説明するように、使用された具体的なネットワークアーキテクチャー及びデータ処理機器が変更してもよく、それはそれらが提供した機能にとって重要でないと理解することができる。例えば、ネットワークサーバ606及びデータサーバ610に提供されたサービスが単一のサーバに組み合わせられてもよい。
【0093】
各モジュールのデータサーバ610、ネットワークサーバ606、コンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602は、いかなるタイプの知られているコンピュータ、サーバ又はデータ処理機器であってもよい。データサーバ610例えば、データサーバ610全体の操作を制御するプロセッサ612を含んでもよい。データサーバ610は、RAM616、ROM618、ネットワークインタフェース614、入出力インタフェース620(例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタなど)及びメモリ622をさらに含んでもよい。入出力インタフェース620は、データ又はファイルを読み取り、書き込み、表示及び/又はプリントするための様々なインタフェースユニット及びアクチュエータを含んでもよい。メモリ622も、データサーバ610全体の操作を制御するためのオペレーティングシステムソフトウェア624、データサーバ610が本明細書に記載の態様を実行することを指示するための制御論理626、及びアシスト、サポート及び/又は他の機能性を提供する他のアプリソフトウェア628を記憶してもよく、これらの機能は、本明細書に説明された態様に結合するか又は結合しないことにより使用されてもよい。制御論理は、本明細書ではデータサーバソフトウェア制御論理626と呼ばれてもよい。データサーバソフトウェアの機能性は、制御論理に符号化されたルールに基づいて自動的に行われ、ユーザからシステムに入力を提供して手動で行われる操作又は決定、及び/又はユーザの入力(例えば、問い合わせ、データの更新など)に基づく自動的に処理される組み合わせを意味してもよい。
【0094】
メモリ622は、本明細書に記載の1つ以上の態様を実行する時に使用される第1データベース632及び第2データベース630を含むデータを記憶してもよい。いくつかの実施例において、第1データベースは、第2データベース(例えば、個別のテーブル、報告などとして)を含んでもよい。即ち、システム設計によって、情報が単一のデータベースに記憶されるか、又は異なる論理、仮想又は物理データベースに分割されてもよい。ネットワークサーバ606、コンピュータ604、ラップトップ型コンピュータ602は、データサーバ610に対して説明されたように類似するか又は異なるアーキテクチャーを有してもよい。当業者は、本明細書に記載のデータサーバ610(又はネットワークサーバ606、コンピュータ604、膝上型コンピュータ602)の機能性は、複数のデータ処理機器に分布され、例えば、複数のコンピュータで処理負荷を割り当て、地理的位置、ユーザアクセスレベル、サービス品質(QoS)などに基づいてトランザクションを分離できると理解することができる。
【0095】
1つ以上の態様は、コンピュータが使用可能又は読取可能なデータ及び/又はコンピュータが実行可能な指令に体現され、例えば、1つ以上のコンピュータ又は本明細書に記載の他の機器により実行される1つ以上のプログラムモジュールに体現されてもよい。通常には、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、対象、モジュール、データ構造などを含む。それがコンピュータ又は他の機器におけるプロセッサにより実行される時に、特定のタスクを実行する又は特定の抽象データタイプを実現する。モジュールは、その後実行するためにコンパイルされるソースコードプログラミング言語で作成されてもよく、又はHTML又はXML(これに限定されない)などのスクリプト言語で作成されてもよい。コンピュータが実行可能な指令は不揮発性記憶機器などのコンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。ハードディスク、CD-ROM、光記憶装置、磁気記憶装置及び/又はそれらの任意の組み合わせを含むいかなる適当なコンピュータ可読記憶媒体を使用することができる。また、本明細書に記載されたようなデータ又はイベントを表す様々な伝送(記憶ではない)媒体は、電磁波の形態で信号伝送媒体を介してソースと目的地との間に伝送されることができ、該信号伝送媒体は例えば金属線、光ファイバ及び/又は無線伝送媒体(例えば、空気及び/又は空間)である。本明細書に記載の各態様は、方法、データ処理システム又はコンピュータプログラム製品に体現されてもよい。従って、様々な機能性は、ソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェア又はハードウェアの等価物に全部又は部分的に体現され、例えば、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのものである。特定のデータ構造は、本明細書に記載の1つ以上の態様をより有効的に実施することに用いられ、そして、このようなデータ構造は、本明細書に記載のコンピュータが実行可能な指令及びコンピュータが使用可能なデータの範囲内に構想される。
【0096】
上記機器のモジュール及び特徴は、ディスクリート回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理ゲート及び/又はワンチップアーキテクチャーの任意の組み合わせにより実施されてもよい。また、適当な場合に、機器の特徴は、マイクロコントローラ、プログラマブル論理アレイ及び/又はマイクロプロセッサ又は上記した任意の組み合わせにより実施されてもよい。なお、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェア素子は、本明細書では「論理」又は「回路」と総称されるか又は別々に呼ばれてもよい。
【0097】
上記したブロック図に示された例示的な機器は、多くの潜在的に実現される1つの機能の記述例を示すことができると理解することができる。相応的に、図面に描画されたブロック機能の区画、省略又は包括は、これらの機能を実施するためのハードウェアモジュール、回路、ソフトウェア及び/又は素子が区画され、省略されるか又は実施例に含まれなければならないことを示唆するものではない。
【0098】
少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体が指令を含んでもよく、前記指令が実行される時に、システムに本明細書に記載のいかなるコンピュータ実行方法を実行させる。
【0099】
いくつかの実施例は、表現「一実施例」又は「実施例」及びその派生語で説明されてもよい。これらの用語は、実施例と結び付けて説明された特定特徴、構造又は特性が少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。明細書において異なる場所で出現された短句「一実施例において」とは、必ず同一実施例を目指すものでもない。また、特に説明がない限り、上記特徴は、任意の組み合わせでともに使用されることができると認められている。従って、これらの特徴同士は互換性がないことに注意しなければ、単独で説明されたいかなる特徴同士は組み合わせて使用されることができる。
【0100】
一般には、本明細書に使用された符号及び用語を参照すれば、本明細書の詳しい説明は、コンピュータ又はコンピュータネットワークで実行されたプログラムプロセスに従って提示されてもよい。これらのプロセス上の説明及び提示は当業者によって、それらの作業の実質を当該分野の他の技術者へ最も有効的に伝達されることに用いられる。
【0101】
ここのプログラムは、一般には、所望の結果をもたらす自己無撞着(self―consistent)系列の操作に構想される。これらの操作は、物理量を物理的に制御する必要がある操作である。必ずしも必要ではないが、通常にはこれらの物理量は、記憶、伝送、組み合わせ、比較、及び他の方式で制御可能な電気的、磁気的又は光学的信号の形態を採用する。主に慣用語のため、これらの信号をビット、数値、要素、符号、文字、用語、数字などと呼ぶ場合があることが便利であると証明されている。しかし、これらの全部及びこれらに類似する用語はいずれも適当な物理量に関連しており、それらの量に適用される便利なマーカーにすぎないことに留意されたい。
【0102】
また、実行される制御は常に追加又は比較などの用語で表現され、これは、人間オペレータによって実行される心理的操作に関連している。本明細書に記載の1つ以上の実施例の一部を形成するいかなる操作において、人間オペレータのこのような能力が必ずしも必要ではないか、又はほとんどの場合に望ましくないものである。逆に、これらの操作は機械操作である。様々な実施例の操作を実行するための有用な機器は、汎用デジタルコンピュータ又はそれに類似する装置を含む。
【0103】
いくつかの実施例は、表現「結合」、「接続」及びその派生語で説明されてもよい。これらの用語は必ずしも互いに同義語であることを意味するとは限らない。例えば、いくつかの実施例は、2つ以上の素子が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを指示するように、用語「接続」及び/又は「結合」で説明してもよい。しかし、用語「結合」は、2つ以上の素子が互いに直接に接触しないが、依然として互いに協働又は作用していることを意味してもよい。
【0104】
様々な実施例もこれらの操作を実行するための装置又はシステムに関する。このような装置は、上記した目的のために特別に構成されてもよく、又はコンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティブ化又は再配置された汎用コンピュータを含んでもよい。本明細書で提示されたプロセスは、固有の特定のコンピュータ又は他の装置に関するものではない。種々の汎用機器は、本明細書の教示に従って作成されたプログラムとともに使用されることができるか、又は必要な方法ステップを実行するためにより専門的な装置を構成することが便利であることを証明することができる。与えられた説明から、これらの様々な機器に用いられる必要な構造が現れる。
【0105】
なお、本開示の要約は、読者が本技術に開示される実質を迅速に特定できるようにするために提供される。本要約の提出は、特許請求の範囲又は意味を解釈又は制限するために使用されないという理解に基づいている。さらに、上記詳しい説明では、本開示を簡略化するように様々な特徴が単一の実施例で組み合わせられる。本開示の方法は、保護しようとする実施例が各請求項に明確に記載された内容よりも多い特徴を要するという意図を反映すると解釈されるものではない。逆に、以下の特許請求の範囲に反映されるように、発明性の主題は、開示された単一の実施例のすべての特徴よりも少ないことにある。従って、以下の特許請求の範囲は、ここでは詳しい説明に援用され、そのうち、各請求項自身が個別の実施例としている。添付される特許請求の範囲において、用語「含む(including)」、「そのうち(in which)」はそれぞれ相応的な用語「包括(comprising)」及び「ここで(wherein)」の簡明な英語の等価物として用いられる。また、用語「第1(first)」、「第2(second)」、「第3(third)」などはマークのみとして用いられ、その対象に数字の要求を強要するものではない。
【0106】
上述した内容は、開示されたアーキテクチャーの例示を含むものである。もちろん、モジュール及び/又は方法における全部の考えられる組み合わせを説明することができないが、当業者であれば、多くの他の組み合わせ及び配列が可能であることを認識することができる。従って、該新規なアーキテクチャは添付される特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる全てのこのような置換、修正及び変形を含むようにしている。
[他の考えられる項目]
[項目1]
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されているインタフェースを表示する段階と、
前記インタフェースを用いて、前記テストオプションのセットに対する選択を受信する段階と、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定を含むテストセット設定構造をアクセスする段階と、
選択された前記テストオプションのセットに基づいて前記所定の設定の1つを自動的に選択する段階と、
選択された前記所定の設定を用いて、前記光ファイバ電気通信システムをプログラム的に設定する段階と、
選択された前記テストオプションのセットを用いて、設定された前記光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成する段階であって、前記テストする段階は、物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第1端に位置する第1テスト端末と物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第2端に位置する第2テスト端末との間で通信する段階を含む段階と、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶する段階と
を備える、コンピュータ実行方法。
[項目2]
前記第1テスト端末および前記第2テスト端末は、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルから独立した通信パス、または
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルであって、前記ケーブルのテストされていない第2光ファイバを保持するケーブル、
のうちの少なくとも1つで通信する、
項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目3]
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、
前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式または最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式、のうちの1つまたは複数を含む、
項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目4]
前記テストする段階は、バックトゥバックテストからの値をアクセスして、前記テスト結果からテスト設備アーティファクトを除去する、項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目5]
前記テストする段階は、双方向で行われ、ケーブルにおけるすべての光ファイバペアを実質的に完全に特徴付けるように構成されている、項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目6]
前記テストする段階は、光ファイバペアの光ファイバにおける複数のチャネル上に、4時間またはより短い時間以内に前記光ファイバペアを実質的に完全に特徴付けることに十分なレートで、自動的に反復する、項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目7]
前記テストする段階は、前記第1テスト端末および前記第2テスト端末へのリモート接続によって開始される、項目1に記載のコンピュータ実行方法。
[項目8]
非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体は、指令を含み、
前記指令は、コンピュータにより実行される時に、
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されているインタフェースを表示する手順と、
前記インタフェースを用いて、前記テストオプションのセットに対する選択を受信する手順と、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定を含むテストセット設定構造をアクセスする手順と、
選択された前記テストオプションのセットに基づいて前記所定の設定の1つを自動的に選択する手順と、
選択された前記所定の設定を用いて、前記光ファイバ電気通信システムをプログラム的に設定する手順と、
選択された前記テストオプションのセットを用いて、設定された前記光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成する手順であって、前記テストする手順は、物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第1端に位置する第1テスト端末と物理的に前記光ファイバ電気通信システムの第2端に位置する第2テスト端末との間で通信する手順を含む手順と、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶する手順と、を前記コンピュータに実行させる、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
[項目9]
前記第1テスト端末および前記第2テスト端末は、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルから独立した通信パス、または
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルであって、前記ケーブルのテストされていない第2光ファイバを保持するケーブル、
のうちの少なくとも1つで通信する、
項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目10]
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、
前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式または最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式、のうちの1つまたは複数を含む、
項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目11]
前記テストする手順は、バックトゥバックテストからの値をアクセスして、前記テスト結果からテスト設備アーティファクトを除去する、項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目12]
前記テストする手順は、双方向で行われ、ケーブルにおけるすべての光ファイバペアを実質的に完全に特徴付けるように構成されている、項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目13]
前記テストする手順は、光ファイバペアの光ファイバにおける複数のチャネル上に、4時間またはより短い時間以内に前記光ファイバペアを実質的に完全に特徴付けることに十分なレートで、自動的に反復する、項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目14]
前記テストする手順は、前記第1テスト端末および前記第2テスト端末へのリモート接続によって開始される、項目8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[項目15]
プロセッサと、
指令を記憶するメモリと、を備える第1テスト端末装置であって、
前記指令が前記プロセッサにより実行される時に、前記装置は、
光ファイバ電気通信システムをテストするためのテストオプションを展示するように構成されているインタフェースを表示する手順と、
前記インタフェースを用いて、前記テストオプションのセットに対する選択を受信する手順と、
前記光ファイバ電気通信システムに対する複数の所定の設定を含むテストセット設定構造をアクセスする手順と、
選択された前記テストオプションのセットに基づいて前記所定の設定の1つを自動的に選択する手順と、
選択された前記所定の設定を用いて、前記光ファイバ電気通信システムをプログラム的に設定する手順であって、前記光ファイバ電気通信システムは、前記第1テスト端末が位置する第1端と、第2テスト端末が位置する第2端とを有する、手順と、
選択された前記テストオプションのセットを用いて、設定された前記光ファイバ電気通信システムをテストしてテスト結果を生成する手順であって、前記テストする手順は、前記第1テスト端末と前記第2テスト端末との間で通信する手順を含む、手順と、
前記テスト結果を非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶する手順と、を実行するように構成されている、
第1テスト端末装置。
[項目16]
通信インタフェースをさらに備え、
前記通信インタフェースは、
テスト対象である光ファイバ、
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルから独立した通信パス、又は
前記テスト対象である光ファイバを保持するケーブルであって、前記ケーブルテストされていない第2光ファイバを保持するケーブル、
のうちの少なくとも1つでテスト情報を受送信するように構成されている、
項目15に記載のコンピューテイング装置。
[項目17]
ユーザデバイスへのリモート接続を確立し、前記リモート接続によるテストの開始または設定コマンドを受信するように構成されている通信インタフェースをさらに備える、
項目15に記載のコンピューテイング装置。
[項目18]
前記所定の設定は、前記光ファイバ電気通信システムに用いられるローディング方式を含み、
前記ローディング方式は、平坦入力スペクトルローディング方式、光学信号対雑音比最適化ローディング方式または最適化された一般化光学信号対雑音比ローディング方式、のうちの1つまたは複数を含む、
項目15に記載のコンピューテイング装置。
[項目19]
前記第1テスト端末は、前記光ファイバ電気通信システムの前記第1端におけるケーブルとインタフェースするように構成されているスタンドアロンデバイスである、項目15に記載のコンピューテイング装置。
[項目20]
前記第1テスト端末は、前記光ファイバ電気通信システムの前記第1端における信号線終端設備と一体に構成されている、項目15に記載のコンピューテイング装置。
【外国語明細書】