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▶ 渡邊 輝男の特許一覧

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  • 特開-両端が同一磁極をもつ磁石 図1
  • 特開-両端が同一磁極をもつ磁石 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023003367
(43)【公開日】2023-01-11
(54)【発明の名称】両端が同一磁極をもつ磁石
(51)【国際特許分類】
   H01F 7/02 20060101AFI20221228BHJP
   H02K 1/27 20220101ALI20221228BHJP
【FI】
H01F7/02 Z
H02K1/27 501A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021127828
(22)【出願日】2021-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】501311292
【氏名又は名称】渡邊 輝男
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 輝男
【テーマコード(参考)】
5H622
【Fターム(参考)】
5H622CA02
5H622CA13
5H622CB01
5H622DD01
5H622PP20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】両端同一極の磁極と他方誘起同一極の組み合せ,4極の回転子の電動機・発電機を提供する。
【解決手段】両端同一磁極の”角丸長方形柱”多極磁極磁石は,ハードフエライト磁石等の両端同一N極1,2の間のS極(又はN極)の内側に磁性体3を挟み,強力に圧縮し続け、磁気誘導によりNi極とSi極を誘起する事により,斥力を引力に転換させ、多極の磁力線8を発生させることにより磁力も低下しない”角丸長方形柱”の回転子として用いる為,被磁性体のアルミニウム,銅箔で包袋し,磁性体3を非磁性体の遠心力保護筒に本体を入れシヤフト穴4にシヤフトを通し,回転子として固定子内に納め、電動機又は発電機として活用すれば,構造も簡単で製造コスト廉価な製品となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1]の磁石▲1▼,▲2▼の同一磁極S(又はN)極の間に磁性体▲3▼を挟み,両端N(又はS)極▲1▼を斥力降伏点▲10▼迄圧縮し斥力が引力に転換し引力発生点▲11▼より引力最大点▲12▼で
たもの。
【請求項2】
図1]の磁極・磁界様態図の様な両端N(又はS)極と両端S(又はNi)極のある磁石を応用した電動機又は発電機にも出来る磁石。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は,2ヶの磁石の外側同一磁極の内側同一異磁極間に磁性体を挟み,強力圧縮力で磁気誘導により磁性体を磁極化させ,その周囲にも対象反対磁極を発生することにより,斥力降伏点で斥力が引力に転換することにより,両端の同極同志磁石と中間の挟まれた磁性体3者が.その引力で一体化されたものをプラスティク等でラッピングしたものである。
【背景技術】
【0002】
今迄は,通常の親磁石を切断すれば,その子磁石も両端N・Sの2ヶの磁石となり,更にその磁石を切断すれば孫磁石も同端N・S4ヶの磁力の落ちたものになっていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通常,2ヶの磁石の同一極同志を力一杯握りつぶし合体さてたものを手放すと同時に反転して,結合されたものはN・S接合部
は両端の磁力は個々の磁力の1、4~2倍未満となっていた。
本発明は,以上の欠点を無くす為になされたものである。
【課題を解決する手段】
【0004】
2ケの磁石▲1▼,▲2▼の同一磁極N極(又はS極)同志の間のS極(又はN極)間に磁性体▲3▼を挟み,両端を強力に圧縮し磁性体▲3▼を磁気誘導によりNi極▲3▼(又はSi極)を誘起させ周囲にSi極▲6▼誘起させることににより,斥力はP▲10▼で斥力降伏点で引力P▲11▼に転換し,引力最大点P▲12▼で,磁石▲1▼,▲2▼と磁性体▲3▼は一体化されたものをプラスチックス等でラツピングすることにより両端N極と両端Si極の2対磁石を併せもつ4極の磁石になる,なおNi,Siの添字(i:magnetics nduction略)。
そごで,この発明を電動機,発電機の角丸長方形柱を回転子として利用すれば,構造は簡単,回転子励磁電力不要の省エネルギー機器となる。こゝで同期回転数n[r/m]極数P=4極,電源周波数5z(c/s)とすれば,
=1205・P-1(r/m)より5=50(c/s)≒1500(r/m),5=60(c/s)1800r/m,但し滑り数%は省略してある。この様高速回転遠心力に耐えられる様に非磁性体金属・アルミニウム,銅,クローム
加工し,重心のシヤフト穴▲4▼に合せシヤフトを通し楔合して,固定子に入れ両端は転受けで支持する。このとき固定子の溝には3ケのコイル
一端より3本の引き出線を電源端子に接続してある。
【先行技術文献】
この様な両端同一極の磁極と他方誘起同一極の組み合せ,4極の回転子の電動機・発電機の文献は見当らなかった。
【発明の効果】
【0005】
本発明は,磁石の両端はN極(又はS極)になり磁性体は磁気誘導によりNi極(又はSi)が誘起され,そ周囲にSi(又はNi極)も誘起され,実体は両端がN極磁石と直角方向に両端にSi磁石も誘起されて交差され,それぞれの磁極は磁力線によって結ばれるので,その磁性体の中央部にシヤストを通し電動機又は発電機の回転子(角丸長方形柱)にすれば,両端N極とSi極の2対で4極回転子にすれば,構造の簡単,回転子励磁電力不要の省エネルギ機器となる。
こゝで同期回転数n(r/m),電源周波数5z(c/s),すべり数%省略,
=1205z・P-1(r/m)より5z50(c/s)≒1500(r/m),5≒60(c/s)1800(r/m)の電動機となり,工作機用電動機に利用出来る。又僻地等ででは本器を他動駆動に接続し発電機にして3相3線電源に用いれば工作機械用電動機となる。更に本器を発電機にし,3相整流器と共に活用すれば,電解研磨,メツキ,ジュール熱を利用し電気炉等にもなり僻地での雇用を産み出し,その家族等の生計も豊かになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
2ヶのハードラェライト磁石▲1▼&▲2▼のS極(又はN極)の間に軟鉄等の磁性体▲3▼を挟み,両端のN極(又はS極)同志を力強く圧縮圧力を強めると[図2]Pで斥力発し,Pで斥力降伏点に達し,磁
▲11▼からP▲12▼で引力最大となり,磁石▲1▼・▲2▼と磁性体▲3▼の3者は一体化され,これを成形維持の為プラスチックス等でラツピングし,同端N極とSi極の十字状の両端同一磁極のN極とSi極の2対
回転子とし,更に高速回転時の遠心力に耐えるよう,非磁性体のアルミニュウム,クロム,銅等の保護筒に納め両端は内側にL字状
楔合して固定子の中に入れ,両端は軸受けで支える。そして固
結線してそれゞれの結線部より3本を引き出し,電源端子に接続する。
以上は使用する場所の目的用途に合せ,既設3相3線電源のある所では電動機として用い,僻地等では他動回転により発電機として用いれば電気エネルギーはさまゞまな用途に変換出来るので重宝なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の磁極・磁界の様態図である。(磁性体磁極 Ni,Siの添え字(i;magnetic nduction)
図2】本発明で斥力が引力に転換する様態図である。(iのときS極と磁性体▲3▼のエアギヤツプ3~5mmであった。)
【符号の説明】
【0009】
▲1▼ ハードフェライト磁石
▲2▼ ハードフェライト磁石
▲3▼ 磁性体
▲4▼ シヤフト穴(重心位置)
▲5▼ 誘起N極
▲6▼ 誘起S極
▲7▼ 方位磁石(S~S),磁力▲1▼,▲2▼=Si▲6▼
▲8▼ 磁力線×4
▲9▼ 斥力発生点
▲10▼ 斥力降伏点
▲11▼ 引力発生点
▲12▼ 引力最大点
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2022-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1]の様に両端N(又はS)極にした永久磁石▲1▼,▲2▼の内側S(又はN)極の内側に磁性体▲3▼を挟み,強力に圧縮し斥力を引力に発生させ一体化させると磁性体に十字状の磁気誘導による両端S極(又はN)の磁気誘導による両端S極(又はN)と合計4極の同一磁極の磁性体▲3▼の中央にシャフト通した回転子として固定子内に納め,シャフト両端なベアリングで支持した電動機・発電機。
【請求項2】
磁石▲1▼・▲2▼と磁性体▲3▼を非磁性の3重化プラスチック・アルミニウム・銅板等の保護容器でラッピングした回転子。