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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023034096
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】洗車用具
(51)【国際特許分類】
   B60S 3/04 20060101AFI20230306BHJP
【FI】
B60S3/04
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021140175
(22)【出願日】2021-08-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】521383547
【氏名又は名称】アイコネクト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100182567
【弁理士】
【氏名又は名称】遠坂 啓太
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】緒方 洋
【テーマコード(参考)】
3D026
【Fターム(参考)】
3D026AA12
3D026AA18
3D026AA45
(57)【要約】
【課題】利用者の満足度を向上し得る、ユーザービリティに富んだ洗車用具の提供。
【解決手段】洗車用具1は、把持部10と、把持部10に一端が接続され、可撓性を有し変形可能であり、車両を洗うための液体が通過する管11と、管11に設けられる複数の孔Hと、管11の一部または全部を覆う部材と、を含む。また、把持部10はジョイント部20を有し、管11は、他端がジョイント部20に接続されることにより、リング状を形成し得るものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
把持部と、
前記把持部に一端が接続され、可撓性を有し変形可能であり、車両を洗うための液体が通過する管と、
前記管に設けられる複数の孔と、
前記管の一部または全部を覆う部材と、
を含む洗車用具。
【請求項2】
前記把持部はジョイント部を有し、
前記管は、他端が前記ジョイント部に接続されることにより、リング状を形成し得るものである請求項1に記載の洗車用具。
【請求項3】
前記管は、屈折可能な蛇腹状の屈折部を複数有する請求項2に記載の洗車用具。
【請求項4】
液体の供給源と接続する供給管を含み、
前記把持部は、前記供給管と接続されることにより、前記管を通過して前記複数の孔から噴出されずに前記管の一端または他端から排出される液体が、前記供給管を介して前記供給源に還るものである請求項1~3のいずれか1項に記載の洗車用具。
【請求項5】
前記部材は、車両を洗車し得るスポンジ材である請求項1~4のいずれか1項に記載の洗車用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な車両を洗うための洗車用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両を洗うための技術として、下記特許文献に記載されているものがある。
例えば、特許文献1には、自動車車体側面、後部等に穿設されたフタの内部に設置されたホース取付部により2~5回路にフォーク型又は扇型に分岐し、分岐点基部に各々開閉コックが設けられた分岐配水ソケットと、移送水をシャワー状に放水せしめるよう多数の穴を全面にあけられた多孔管と、分岐配水ソケットより多孔管に送水する目的で自動車車体の内部に配管された軟質性を有する通水管と、によりなる自動車洗車装置が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、周壁に多数の小さな貫通孔を穿つと共に、吸盤取付用の弾性腕を一体に、あるいは装着して設け、かつ水道ホース取付口を備えた密閉できる中空の円盤形本体と、腕の先端に取付けた吸盤とよりなる洗車用散水器が記載されている。
【0004】
また、特許文献3には、給水・散水・清掃対象物についてその周囲を回りながら短い給水ホースで給水・散水・清掃できるようにした、全方位給水装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭60-69761号公報
【特許文献2】実開昭60-130786号公報
【特許文献3】実用新案登録第3189268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、昨今の外出が自粛される状況の中、自宅でマイカーを洗車する利用者が増加している。そのため、より利用者の満足度を向上し得る、ユーザービリティに富んだ洗車用具が求められている。そこで、本発明は、利用者の満足度を向上し得る、ユーザービリティに富んだ洗車用具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の洗車用具は、把持部と、把持部に一端が接続され、可撓性を有し変形可能であり、車両を洗うための液体が通過する管と、管に設けられる複数の孔と、管の一部または全部を覆う部材と、を含む。
これにより、管は任意の場所で、任意の方向に、任意の角度で折り曲げることができ、かつ洗車時、管の一部または全部を覆う部材が車に当たる。
【0008】
また、把持部はジョイント部を有し、管は、他端がジョイント部に接続されることにより、リング状を形成し得るものであることが好ましい。
これにより、洗車用具は洗車時、管がリング状に形成された状態で使用される。
【0009】
また、管は、屈折可能な蛇腹状の屈折部を複数有することが好ましい。
これにより、当該複数の屈折部の箇所を任意の方向に、任意の角度で折り曲げて管の形状が形成される。
【0010】
また、洗車用具は、液体の供給源と接続する供給管を含み、把持部は、供給管と接続されることにより、管を通過して複数の孔から噴出されずに管の一端または他端から排出される液体が、供給管を介して供給源に還るものであることが好ましい。
これにより、管を通過して複数の孔から噴出されずに戻ってきた液体が、供給管へ送られて供給源へと戻る。
【発明の効果】
【0011】
(1)本発明の洗車用具は、把持部と、把持部に一端が接続され、可撓性を有し変形可能であり、車両を洗うための液体が通過する管と、管に設けられる複数の孔と、管の一部または全部を覆う部材と、を含む構成により、管は任意の場所で、任意の方向に、任意の角度で折り曲げることができ、かつ洗車時、管の一部または全部を覆う部材が車に当たるため、洗車対象である車のサイズに合わせて自由に管の形状を変形させることができたり、車体に傷をつけずに洗車することができる。
【0012】
(2)また、把持部はジョイント部を有し、管は、他端がジョイント部に接続されることにより、リング状を形成し得るものである構成により、洗車用具は洗車時、管がリング状に形成された状態で使用されるため、リング状に形成された部分に集中して満遍なく水が噴射され、車体のバンパー部分やサイド部分、またはフェンダー部分など特定のスポットを洗いやすくなる。
【0013】
(3)また、管は、屈折可能な蛇腹状の屈折部を複数有する構成により、当該複数の屈折部の箇所を任意の方向に、任意の角度で折り曲げて管の形状が形成されるため、管を長期間使用することができる。言い換えれば、屈折部以外の部分を折り曲げ続けることで当該部分が疲労して折れたりするなど、疲労破壊を防ぐことができる。
【0014】
(4)また、洗車用具は、液体の供給源と接続する供給管を含み、把持部は、供給管と接続されることにより、管を通過して複数の孔から噴出されずに管の一端または他端から排出される液体が、供給管を介して供給源に還る構成により、管を通過して複数の孔から噴出されずに戻ってきた液体が、供給管へ送られて供給源へと戻るため、供給源の液体を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施の形態に係る洗車用具を示す概略図である。
図2】管に部材を被せた場合のイメージ図である。
図3】本発明の別の実施の形態に係る洗車用具を示す概略図である。
図4】本発明の実施の形態に係る洗車用具の使用イメージ図である。
図5】管の断面イメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施形態の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。
【0017】
[洗車用具]
図1は、本発明の実施の形態に係る洗車用具を示す概略図である。洗車用具1は、把持部10と、車両を洗うための液体が通過する管11と、液体の供給源Sと接続する供給管12と、を含む。また、管11は例えばホースであり、管11には、複数の孔H(噴射孔)が設けられている。
【0018】
なお、洗車用具1は、供給源Sから供給される液体に圧力をかけて管11へ送り出すためのモーター(図示せず)や、モーターのスイッチMを含む。モーターは、電源Pから供給される電気により動作し、スイッチMのオン/オフにより電源のオン/オフを行うことができる。
【0019】
管11は可撓性を有し変形可能であり、任意の場所で、任意の方向に、任意の角度で折り曲げることができる。また、管11は空洞であり、供給源Sから供給される液体が内部を通過する。つまり、管11の内部を液体が流れ、当該液体の一部が、複数の孔Hから噴射される。
【0020】
管11の長さは、1m~2.5mが好ましく、1.5m~2mがさらに好ましい。一方、管11の直径は、1~3cm程度である。管11の長さは、洗車対象や利用者(男/女、大人/子供)などによって適宜設計変更することができる。
【0021】
把持部10は、利用者が洗車用具を使用する際に手で握る部分である。図1に示す例においては、把持部10の一端に管11の一端が、ジョイント部20(20A)を介して接続されている。また、把持部10の他端には、供給管12の一端がジョイント部21を介して接続されている。
【0022】
供給管12の他端(把持部10と接続されていない方)には液体の供給源Sが接続されているため、モーターが動作することにより、供給源Sの液体が供給管12を介して吸い上げられ、さらに圧力をかけられて管11へと送り出される。この場合、把持部10は内部が、供給管12を介して送られてくる液体が管11へ送られるような構造(液体が通過するような構造)となっている。
【0023】
供給源Sは、例えば、図1に示すようにバケツである。また、供給源Sは水道の蛇口でもよく、この場合、供給管12は他端が当該蛇口に接続される。それ以外に、供給源Sは水槽や小型のプールなど液体が溜められている人工物でもよく、川や湖などの自然物であってもよい。
【0024】
車両を洗うための液体は、バケツに貯められた水や、水道から供給される水道水などである。その他、市販されているカーシャンプーなどでもよい。
【0025】
なお、モーターは、高圧洗浄機などに使われる、車両を洗うための液体に圧力をかけて送出し得るモーターである。モーターは把持部10など洗車用具1に内蔵されていることが望ましく、外付けの構造としてもよい。また、電源Pも、図1に例示されているようにポータブル型の電源を用いたり、洗車用具1を充電式のものとすることができる。
【0026】
モーターにより圧力をかけられて管11へと送り出される液体は、把持部10に設けられたストッパーWによりコントロールできる。つまり、利用者がストッパーWをオフ(ストップ解除)とすることで管11への液体の送出が開始され、ストッパーWをオン(ストップ)とすることで管11への液体の送出が停止される。
【0027】
また、水道の蛇口など、液体(水)が一定の圧力で供給源Sから送出される場合、ストッパーWに給水弁の機能を持たせてもよい。つまり、水道の蛇口側は開栓されており、利用者が任意のタイミングでストッパーWをオン/オフとすることで、管11への液体の送出を制御することができる。この場合、供給源Sから圧力がかけられて液体(水)が送出されるため、モーターはオフにすることもできる。
【0028】
また、図2に示すように、管11は部材13により覆われる。部材13は、管11を全長に渡って覆ったり、管11の一部分を覆ったりする。部材13は、具体的にはスポンジ材などの柔らかいものであり、車体がこれに触れても、車体を傷つけないものである。また、部材13は、車両を洗車し得るスポンジ材としてもよい。
【0029】
ここで、部材13は中身が空洞の棒状のものとすることができ、当該空洞に管11が挿入されることで、管11は部材13により覆われる。部材13の直径は8~12cm程度であり、当該空洞の直径は挿入される管11の太さ(直径)と同程度である。
【0030】
上述したように、部材13はスポンジ材などの柔らかいものであるため、部材13の空洞に挿入される管11は、部材13にしっかりと固定される(フィットする)。なお、部材13にも、管11に設けられた複数の孔Hと同じ箇所にそれぞれ、液体が通過し得る複数の孔が設けられてもよい。
【0031】
また、部材13は、複数に分けられたものを管11に装着してもよい。例えば、長さ2m程度の管11に、長さ50cm程度のスポンジ材を3つ装着して、それぞれのスポンジ材を連結させて使用してもよい。これにより、部材13が管11に装着しやすくなり、部材13が汚れたり劣化したりした際の交換も容易に行うことができる。
【0032】
図3は、本発明の別の実施の形態に係る洗車用具を示す概略図である。図3に示すように、把持部10は、管11の一端が接続されるジョイント部20(20A)に加えて、管11の他端が接続されるジョイント部20(20B)を有する。管11の他端がジョイント部20(20B)に接続されることにより、管11はリング状(環の形状)となる。
【0033】
ここで、上述したように把持部10は、内部が供給管12を介して送られてくる液体が管11へ送られるような空洞構造となっている。また、把持部10は、内部が管11を通過して複数の孔Hから噴出されずに戻ってきた液体が供給管12へ送られるような空洞構造となっている。これらの空洞構造の間は仕切られているため、それぞれの液体が混じることはない。
【0034】
さらに、管11は、屈折可能な蛇腹状の屈折部(図示せず)を複数有することもできる。屈折部は蛇腹状になっているため、管11の他の部分(屈折部以外の部分)よりも屈折に対する耐久性がある。つまり、屈折部の箇所を折り曲げて上述したように管11をリング状とすることで、管11を長期間使用することができる。言い換えれば、屈折部以外の部分を折り曲げ続けることで当該部分が疲労して折れたりするなど、疲労破壊を防ぐことができる。
屈折部は、例えば管11に2箇所設けてを三角形のような形状を形成することができたり、管11に3箇所設けて四角形のような形状を形成することができる。当然、屈折部をそれ以上設けてもよい。
【0035】
[洗車用具の動作]
以下、各図面を参照して、洗車用具の動作について説明する。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態に係る洗車用具の使用イメージ図である。図4に示すように、利用者は、把持部10を握り、供給源S(図4において図示せず)から管11に供給される液体を洗車対象Cに対して、複数の孔Hより噴射させることで洗車する。
【0037】
例えば、供給源Sがバケツであり、管11に供給される液体(バケツに溜められた液体)が水であるとする場合、複数の孔Hからは当該水が噴射される。孔Hは管11に複数設けられているため、洗車対象に広範囲に渡って、十分に水をかけることができる。つまり、満遍なく洗車対象を洗車することができる。
【0038】
また、管11は可撓性を有し、任意の場所で、任意の方向に、任意の角度で折り曲げることができるため、洗車対象CがSUVやミニバン、またはトラックなど車高が高い車であっても、そのルーフ部分に水が届くように変形させることができる。よって、より満遍なく洗車対象を洗車することができる。
【0039】
なお、ボンネット部分やフロントガラス部分を洗う時には、その高さに応じて管11を変形させることができるため、利用者は窮屈でない、楽な姿勢で洗車を行うことができる。
【0040】
さらに、車体のバンパー部分やサイド部分、またはフェンダー部分などを洗う時には、図3に示すように管11をリング状とすることができる。これにより、管11が直線状である場合よりも、リング状に形成された部分に集中して満遍なく水が噴射されるため、特定のスポットを洗いやすくなる。
【0041】
つまり、ボンネット部分など広い部分を洗う時と、バンパー部分など局所的な部分を洗う時とで、管11の形状を容易に変えることができる。そのため、利用者はより楽に、かつ十分に洗車を行うことができる。
【0042】
なお、図3に示すように管11をリング状とすることで、管11を通過して複数の孔Hから噴出されずに戻ってきた水が、供給管12へ送られてバケツへと戻る。そのため、水を節約することができる。
【0043】
バケツに溜められた水で洗車する場合、近くに(供給管12が届く範囲内に)水道などが無い可能性が高い。そのため、このように水を節約することで、利用者が度々バケツに水を汲みに行く回数を減らすことができる。
【0044】
さらに、管11はスポンジ材などの柔らかい部材13で覆われているため、ミラーやガラス部分などのデリケートな部分を始め、車体に傷をつけずに洗車することができる。同時に、部材13を車体を洗車し得るスポンジ材とすることで、孔Hから水を噴射しつつ、部材13で車体を洗うことができる。この際、孔Hからカーシャンプーなどを噴射させてもよい。
【0045】
以上のように述べた洗車用具の実施の形態はあくまで一例であり、管11を通過して複数の孔Hから噴出されずに戻ってきた液体が供給管12へ送られるような構造であれば、把持部10が空洞構造以外の構造を採用することができる。例えば、供給管12を2本設けて、1本は管11へ供給源Sの液体を送り出すものであり、もう1本は管11を通過して複数の孔Hから噴出されずに戻ってきた液体を供給源Sへ返すものとすることもできる。
【0046】
また、管11に設けられる孔Hの数や位置も、洗車対象や利用者などによって適宜設計変更することができる。例えば、孔Hを管11の長手方向に沿って一直線上に並べて設けたり、反対に散乱させて設けてもよい。数も、数個から数十個、数百個とすることができる。
【0047】
図5は、管の断面イメージ図である。図5に示すように、特に孔Hは管11の全周ではなく、管11の中心から60°程度の幅に沿って設けられることが望ましい。これにより、孔Hから液体が噴射される方向を揃えることができ、例えば洗車対象とは反対方向など、望まない方向に液体が噴射されることを防ぐことができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明の洗車用具は、様々な車両を洗うための洗車用具として利用することができ、かつ利用者の満足度を向上し得る、ユーザービリティに富んだ洗車用具であるため、産業上有用である。
【符号の説明】
【0049】
1 洗車用具
10 把持部
11 管
12 供給管
13 部材
20,20A,20B ジョイント部
21 ジョイント部
H 孔
M スイッチ
P 電源
W ストッパー
C 洗車対象
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-06-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
把持部と、
前記把持部に一端が接続され、可撓性を有し変形可能であり、車両を洗うための液体が通過する管と、
前記管に設けられる複数の孔と、
前記管の一部または全部を覆う部材と、
を含み、
前記把持部はジョイント部を有し、
前記管は、他端が前記ジョイント部に接続されることにより、リング状を形成し得るものである洗車用具。
【請求項2】
前記管は、屈折可能な蛇腹状の屈折部を複数有する請求項に記載の洗車用具。
【請求項3】
液体の供給源と接続する供給管を含み、
前記把持部は、前記供給管と接続されることにより、前記管を通過して前記複数の孔から噴出されずに前記管の一端または他端から排出される液体が、前記供給管を介して前記供給源に還るものである請求項1または2に記載の洗車用具。
【請求項4】
前記部材は、車両を洗車し得るスポンジ材である請求項1~のいずれか1項に記載の洗車用具。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を洗うための液体が供給され、または前記液体を供給源から吸い上げる把持部と、
撓性を有し変形可能であり、一端と他端がそれぞれ前記把持部に接続されることによりリング状を形成し、前記液体が内部を通過する管と、
前記管に設けられ、前記液体が噴射する複数の孔と、
前記管の一部または全部を覆うように前記管に取り付けられ、車体に触れても車体を傷つけない素材からなり、前記複数の孔から噴射した液体が染み出るまたは前記複数の孔と同じ箇所に設けられた孔を当該液体が通過する部材と、
を含洗車用具。
【請求項2】
前記管は、屈折可能な蛇腹状の屈折部を複数有する請求項1に記載の洗車用具。
【請求項3】
液体の供給源と接続する供給管を含み、
前記把持部は、前記供給管と接続されることにより、前記管を通過して前記複数の孔から噴出されずに前記管の一端または他端から排出される液体が、前記供給管を介して前記供給源に還るものである請求項1または2に記載の洗車用具。
【請求項4】
前記部材は、車両を洗車し得るスポンジ材である請求項1~3のいずれか1項に記載の洗車用具。