(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023034167
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】蓄電池監視システム
(51)【国際特許分類】
H02J 13/00 20060101AFI20230306BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20230306BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20230306BHJP
【FI】
H02J13/00 301A
H02J7/00 X
H01M10/48 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021140276
(22)【出願日】2021-08-30
(71)【出願人】
【識別番号】501159133
【氏名又は名称】株式会社キッズウェイ
(74)【代理人】
【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
(72)【発明者】
【氏名】藤井 尚
【テーマコード(参考)】
5G064
5G503
5H030
【Fターム(参考)】
5G064AA04
5G064BA02
5G064CB08
5G064CB18
5G064DA02
5G503AA06
5G503BA03
5G503BB01
5G503CA11
5G503CB16
5G503EA05
5H030AS11
5H030FF41
5H030FF43
5H030FF44
5H030FF52
(57)【要約】
【課題】蓄電池の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池の残量等を監視することができる蓄電池監視システムを提供する。
【解決手段】蓄電池10毎に、電圧測定ユニット13及び通信ユニット14を設け、クラウドサーバ装置4によって、蓄電池10から受信した電圧の測定値をもとに算出する蓄電池10の残量が第1の閾値未満で、且つ、第2の閾値以上になると、識別表示として第2の識別表示を残量識別表示部26に表示させたり、蓄電池10の残量が第2の閾値未満になると、識別表示として第3の識別表示を残量識別表示部26に表示させたりするようにした。また、蓄電池10の残量が第1の閾値未満になると、電気機器3が動作停止してしまうおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知するようにした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電池と、クラウドサーバ装置と、前記クラウドサーバ装置にアクセス可能な端末装置とを備えた蓄電池監視システムであって、
前記蓄電池毎に、所定の電圧測定時間毎に前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定手段と、所定の通信時間毎に電圧の測定値を前記クラウドサーバ装置へ送信する通信手段とが設けられており、
前記クラウドサーバ装置は、前記蓄電池から受信した電圧の測定値が所定の閾値を下回ると、前記端末装置からアクセスされた際の前記端末装置の表示部において、所定の識別表示を表示させることを特徴とする蓄電池監視システム。
【請求項2】
前記蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段が設けられ、前記通信手段は、前記電圧の測定値と共に前記位置情報を前記クラウドサーバ装置へ送信するようになっており、
前記クラウドサーバ装置は、前記端末装置の表示部において、受信した前記位置情報にもとづく前記蓄電池の位置を表示させることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池監視システム。
【請求項3】
複数の蓄電池と、クラウドサーバ装置と、メール機能を有する端末装置とを備えた蓄電池監視システムであって、
前記蓄電池毎に、所定の電圧測定時間毎に前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定手段と、所定の通信時間毎に電圧の測定値を前記クラウドサーバ装置へ送信する通信手段とが設けられており、
前記クラウドサーバ装置は、前記蓄電池から受信した電圧の測定値が所定の閾値を下回ると、前記端末装置にメールを通知することを特徴とする蓄電池監視システム。
【請求項4】
前記蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段が設けられ、前記通信手段は、前記電圧の測定値と共に前記位置情報を前記クラウドサーバ装置へ送信するようになっており、
前記クラウドサーバ装置は、受信した前記位置情報にもとづく前記蓄電池の位置が予め設定されている初期位置から所定の通知距離以上に移動していると、前記端末装置にメールを通知することを特徴とする請求項3に記載の蓄電池監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば仮設信号機等に搭載される蓄電池の残量等を監視するための蓄電池監視システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、蓄電池の電圧等を測定する蓄電池監視システムとしては、たとえば特許文献1に記載されているようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の蓄電池監視システムでは、ユーザーが蓄電池の電圧の測定値や該測定値にもとづく蓄電池の残量等を把握するためには、目視によって把握しなければならなかった。したがって、たとえば蓄電池が仮設信号機に搭載されていると、その蓄電池の残量等を把握するためには仮設信号機の設置場所までわざわざ赴かなければならず、仮設信号機の数や設置場所によっては作業が非常に煩わしくなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、蓄電池の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池の残量等を監視することができる蓄電池監視システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の蓄電池と、クラウドサーバ装置と、前記クラウドサーバ装置にアクセス可能な端末装置とを備えた蓄電池監視システムであって、前記蓄電池毎に、所定の電圧測定時間毎に前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定手段と、所定の通信時間毎に電圧の測定値を前記クラウドサーバ装置へ送信する通信手段とが設けられており、前記クラウドサーバ装置は、前記蓄電池から受信した電圧の測定値が所定の閾値を下回ると、前記端末装置からアクセスされた際の前記端末装置の表示部において、所定の識別表示を表示させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段が設けられ、前記通信手段は、前記電圧の測定値と共に前記位置情報を前記クラウドサーバ装置へ送信するようになっており、前記クラウドサーバ装置は、前記端末装置の表示部において、受信した前記位置情報にもとづく前記蓄電池の位置を表示させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、複数の蓄電池と、クラウドサーバ装置と、メール機能を有する端末装置とを備えた蓄電池監視システムであって、前記蓄電池毎に、所定の電圧測定時間毎に前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定手段と、所定の通信時間毎に電圧の測定値を前記クラウドサーバ装置へ送信する通信手段とが設けられており、前記クラウドサーバ装置は、前記蓄電池から受信した電圧の測定値が所定の閾値を下回ると、前記端末装置にメールを通知することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段が設けられ、前記通信手段は、前記電圧の測定値と共に前記位置情報を前記クラウドサーバ装置へ送信するようになっており、前記クラウドサーバ装置は、受信した前記位置情報にもとづく前記蓄電池の位置が予め設定されている初期位置から所定の通知距離以上に移動していると、前記端末装置にメールを通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、蓄電池毎に、所定の電圧測定時間毎に蓄電池の電圧を測定する電圧測定手段と、所定の通信時間毎に電圧の測定値をクラウドサーバ装置へ送信する通信手段とを設けており、クラウドサーバ装置によって、蓄電池から受信した電圧の測定値が所定の閾値を下回ると、端末装置からアクセスされた際の端末装置の表示部において、所定の識別表示を表示させたり(請求項1)、端末装置にメールを通知させたり(請求項3)するようになっている。したがって、蓄電池の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池の残量等を監視することができ、非常に使い勝手の良い蓄電池監視システムとすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段を設け、通信手段により、電圧の測定値と共に位置情報がクラウドサーバ装置へ送信されるようにし、クラウドサーバ装置によって、端末装置の表示部において、受信した位置情報にもとづく蓄電池の位置を表示させるようになっている。したがって、蓄電池の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池の現在地を把握することができるとともに、蓄電池が盗難されたか災害等により意図せず移動してしまったかしたとしても、その状況が起こったことを知ることができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、蓄電池毎に、所定の位置測定時間毎にGPSを利用して自身の位置情報を取得する位置取得手段を設け、通信手段により、電圧の測定値と共に位置情報がクラウドサーバ装置へ送信されるようにし、クラウドサーバ装置によって、受信した位置情報にもとづく蓄電池の位置が予め設定されている初期位置から所定の通知距離以上に移動していると、端末装置にメールが通知されるようになっている。したがって、蓄電池が盗難されたか災害等により意図せず移動してしまったかした際、蓄電池の設置場所までわざわざ赴くことなく当該状況が起こったことを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】蓄電池監視システムの概略を示した説明図である。
【
図4】蓄電池の電圧推移チャートを示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる蓄電池監視システムについて、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、蓄電池監視システム1の概略を示した説明図である。
図2は、電気機器3のブロック構成図である。
図3は、蓄電池10、10・・の管理画面を示した説明図である。
図4は、蓄電池10の電圧推移チャートを示した説明図である。
蓄電池監視システム1は、蓄電池10が搭載される電気機器3、3・・と、クラウドサーバ装置4と、ユーザーが所持する端末コンピュータ5とを備えてなる。電気機器3は、たとえば仮設信号機や電光板等の機器であって、電気機器3の負荷6に電源を供給する蓄電池10と、蓄電池10を充電するための太陽光パネル11とを備えている。また、電器機器3は、GPSを利用して蓄電池10の位置情報を取得するためのGPSユニット12と、蓄電池10の電圧を測定するための電圧測定ユニット13と、取得した位置情報及び測定した電圧をクラウドサーバ装置4へ送信するための通信ユニット14とを備えている。
【0011】
一方、クラウドサーバ装置4は、データセンター等に設置されるものであって、通信ユニット14から送信される位置情報及び電圧の測定値を受信するとともに、位置情報及び電圧の測定値にもとづいて後述するような蓄電池10の状態判定を行い、該状態判定の結果を含む各種情報を端末コンピュータ5へインターネット2を介して送信する。また、端末コンピュータ5は、ユーザーがオフィス等で使用する周知のものであって、表示部や入力部、制御部等を備えているとともに、メール機能を有している。なお、蓄電池10の通信ユニット14からクラウドサーバ装置4へは、LTE通信により位置情報及び電圧の測定値が送信される。
【0012】
ここで、蓄電池監視システム1における蓄電池10の残量の通知について説明する。
まずユーザーは、蓄電池監視システム1を利用するにあたり、端末コンピュータ5を利用してクラウドサーバ装置4にアクセスし、電気機器3(すなわち蓄電池10)毎に、識別情報(たとえば名称)と初期位置とを設定する。また、蓄電池10毎に、その種類と残量の閾値(後述する第1の閾値及び第2の閾値)とについても設定する。さらに、端末コンピュータ5のメールアドレスを設定する。なお、クラウドサーバ装置4には、予め蓄電池の種類に対応させて、電圧と蓄電池の残量との関係に係る特性が夫々記憶されている。
【0013】
そして、ユーザーにより設定されている初期位置に設置された各電気機器3では、電圧測定ユニット13が、所定の電圧測定時間毎(たとえば2分毎)に蓄電池10の電圧を測定し、その測定値を自身のメモリに記憶する。また、GPSユニット12が、所定の位置測定時間毎(たとえば10分毎)にGPSを利用して自身の位置情報を取得して、その位置情報を自身のメモリに記憶する。そして、通信ユニット14が、所定の通信時間(たとえば10分毎)に、GPSユニット12に記憶されている位置情報と、電圧測定ユニット13に記憶されている電圧の測定値とをクラウドサーバ装置4へ送信する。
【0014】
一方、クラウドサーバ装置4では、受信した位置情報にもとづき、蓄電池10の位置がユーザーにより予め設定されている初期位置から所定の通知距離(たとえば100m)以上移動しているか否かを判定する。そして、蓄電池10が通知距離以上移動していると判定すると、蓄電池10が盗難されたか災害等により意図せず移動してしまったかするおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知する。また、受信した電圧の測定値にもとづき、受信した時点での蓄電池10の残量を算出するとともに、該蓄電池10の残量がユーザーにより予め設定されている第1の閾値未満になったか否かを判定する。そして、蓄電池10の残量が第1の閾値未満になっていると判定すると、電気機器3が動作停止してしまうおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知する。さらに、クラウドサーバ装置4では、前回の通信ユニット14からの受信から通信時間が経過したにも拘わらず、通信ユニット14から新たな位置情報及び電圧の測定値を受信できないと、通信ユニット14が故障しているおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知する。
【0015】
次に、端末コンピュータ5からクラウドサーバ装置4へアクセスした際の端末コンピュータ5における表示部での表示態様について説明する。
蓄電池10、10・・の管理画面では、
図3に示すように、蓄電池10(電気機器3)の識別情報21、蓄電池10の残量22、及び蓄電池10の位置情報23がリスト表示されるようになっている。また、各蓄電池10毎に、蓄電池10の残量に係り注意喚起を促す第1の閾値を入力する入力表示部24と、蓄電池10の残量に係り限界を報知する第2の閾値を入力する入力表示部25とが設けられているとともに、蓄電池10の残量に係る識別表示を表示する残量識別表示部26が設けられている。そして、蓄電池10から受信した電圧の測定値をもとに算出する蓄電池10の残量が第1の閾値以上であると、識別表示として第1の識別表示(具体的には緑色の丸印)を残量識別表示部26に表示させる。また、蓄電池10の残量が第1の閾値未満で、且つ、第2の閾値以上になると、識別表示として第2の識別表示(具体的には黄色の丸印)を残量識別表示部26に表示させる。さらに、蓄電池10の残量が第2の閾値未満になると、識別表示として第3の識別表示(具体的には赤色の丸印)を残量識別表示部26に表示させる。
【0016】
また、各蓄電池10毎に、
図4に示すような電圧推移チャートを表示可能となっている。該電圧推移チャートでは、蓄電池10から受信した電圧の測定値31が日時32と共に時系列で表示されるようになっている。また、クラウドサーバ装置4は、気象情報サイト(たとえば気象庁のサイト)から気象情報を取得しており、当該気象情報にもとづく気象アイコン33を日時32に対応させて表示させるようになっている。
【0017】
以上のような構成を有する蓄電池監視システム1によれば、蓄電池10毎に、電圧測定ユニット13及び通信ユニット14が設けられており、クラウドサーバ装置4によって、蓄電池10から受信した電圧の測定値をもとに算出する蓄電池10の残量が第1の閾値未満で、且つ、第2の閾値以上になると、識別表示として第2の識別表示を残量識別表示部26に表示させたり、蓄電池10の残量が第2の閾値未満になると、識別表示として第3の識別表示を残量識別表示部26に表示させたりするようになっている。また、蓄電池10の残量が第1の閾値未満になると、電気機器3が動作停止してしまうおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知するようにもなっている。したがって、蓄電池10、10・・の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池10、10・・の残量等を監視することができ、非常に使い勝手の良い蓄電池監視システム1とすることができる。
【0018】
また、蓄電池10毎にGPSユニット12が設けられ、通信ユニット14により、電圧の測定値と共に位置情報がクラウドサーバ装置4へ送信されるとともに、クラウドサーバ装置4によって、蓄電池10、10・・の位置情報23、23・・を表示させたり、蓄電池10が通知距離以上移動していると、蓄電池10が盗難されたか災害等により意図せず移動してしまったかするおそれがあるとして、その旨を端末コンピュータ5へメールで通知したりするようになっている。したがって、蓄電池10、10・・の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池10、10・・の現在地を把握することができるとともに、蓄電池10、10・・が盗難されたか災害等により意図せず移動してしまったかしたとしても、その状況が起こったことを知ることができる。
【0019】
さらに、クラウドサーバ装置4によって、端末コンピュータ5からアクセスされた際の端末コンピュータ5の表示部において、各蓄電池10毎に、受信した電圧の測定値31を日時32と共に時系列で表示させるとともに、気象情報サイトから取得した気象情報にもとづく気象アイコン33を日時32に対応させて表示させるようにした。したがって、蓄電池10、10・・の設置場所までわざわざ赴くことなく蓄電池10、10・・の残量等を監視することができるとともに、蓄電池10、10・・の設置場所における天気も把握することができることで、今後の蓄電池10、10・・の稼働状況を予測することもでき、使い勝手の極めて良い蓄電池監視システム1とすることができる。
【0020】
なお、本発明に係る蓄電池監視システムは、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、蓄電池、クラウドサーバ装置、及び端末装置の構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
【0021】
たとえば、上記実施形態では、端末装置として端末コンピュータを採用しているが、スマートホンやタブレット装置等の他の端末装置を採用することも当然可能である。
また、端末装置からクラウドサーバ装置へアクセスした際の端末装置における表示部での表示に係り、クラウドサーバ装置が地図サイトから地図情報を取得し、受信した位置情報にもとづく蓄電池の位置を地図上に表示するように構成することも可能である。そして、蓄電池の位置を地図上に表示するにあたっては、蓄電池の残量に応じた識別表示を表示させたり、蓄電池の残量を数値で表示したりすることも当然可能である。
【0022】
さらに、上記実施形態では、クラウドサーバ装置が、受信した電圧の測定値にもとづいて蓄電池の残量を算出し、蓄電池の残量によって識別表示を表示させたりメールを通知させたりするように構成しているが、当該構成は電圧の測定値をそのまま利用する構成(電圧の測定値を閾値と比較する等)と同義であり、蓄電池の残量を算出しないように構成することも可能である。
加えて、電圧測定時間や位置測定時間、通信時間、通知距離としてどのような時間や距離を設定するかについては、言うまでもなく適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0023】
1・・蓄電池監視システム、3・・電気機器、4・・クラウドサーバ装置、5・・端末コンピュータ(端末装置)、10・・蓄電池、12・・GPSユニット(位置取得手段)、13・・電圧測定ユニット(電圧測定手段)、14・・通信ユニット(通信手段)、22・・残量、23・・位置情報、31・・測定値、32・・日時、33・・気象アイコン。