(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023034589
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】火災報知システム
(51)【国際特許分類】
G08B 17/00 20060101AFI20230306BHJP
G08B 25/00 20060101ALI20230306BHJP
【FI】
G08B17/00 C
G08B25/00 510A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021140899
(22)【出願日】2021-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000111074
【氏名又は名称】ニッタン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】黒坂 悠平
【テーマコード(参考)】
5C087
5G405
【Fターム(参考)】
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA19
5C087BB06
5C087BB07
5C087DD04
5C087DD20
5C087EE12
5C087FF01
5C087FF02
5C087GG12
5C087GG17
5C087GG32
5C087GG64
5G405AA01
5G405AA04
5G405AA06
5G405AB01
5G405AB02
5G405BA03
5G405CA27
5G405CA30
5G405CA55
(57)【要約】
【課題】交換後の端末に交換前のアドレスを含む固有情報を自動的に設定できるようにする。
【解決手段】制御盤1は、端末交換モード中に通信無応答となった端末の固有情報を記憶部に記憶して、割込通信により通信のあった端末を新たに取り付けられた端末と認識し、記憶していた固有情報を割込通信により通信のあった端末に伝達し、割込通信により通信した端末は、受信した新たな固有情報を記憶部に格納して、以後、受信した固有情報を用いて通常通信を行う火災報知システムS。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
火災警報を発する制御盤に、通信用の通信線を介して火災に関する情報を送信する複数の端末を接続し、前記制御盤が指定した端末に送信した制御信号に対し前記端末が対応する動作をする火災報知システムにおいて、
前記制御盤は、
端末交換モードを有し、該端末交換モード中に、
前記端末が前記通信線から外されたことを検出すると、記憶領域に格納されている前記外された端末の固有情報を特定し、
前記端末が外されたことを検出した後、新たな端末が接続され、当該新たな端末から通信割込にて制御盤にアクセスがあったときは、前記新たな端末に対して、前記特定した固有情報を記憶する様、制御信号を前記特定した固有情報とともに送信し、
前記端末は、
前記制御盤より固有情報を記憶する様、制御信号と固有情報を受信したときには、端末内の記憶装置の当該記憶領域に前記受信した固有情報を記憶し、以後、該記憶情報を元に動作することを特徴とした火災報知システム。
【請求項2】
前記固有情報には、通信時に端末を特定するアドレス情報を含む
請求項1の火災報知システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災報知システム、並びに火災報知システムにおいて使用される制御盤および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、火災報知システムにおいて使用される端末に自動的にアドレスを設定する方法が知られている。特許文献1には、電源立ち上げ時に接続されている端末のアドレスを自動的に付する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
感知器は経年劣化や周辺の埃等で感度異常や汚れによる異常を発生することがあり、感知器の異常を検出すると、受信機に当該感知器の故障警報が表示される。
従来の技術においては、故障の感知器を交換する場合、元々の感知器を新しい感知器に付け替える際に、新しい感知器に元々の感知器のアドレス情報や感度情報等をメモしておいて、新しい感知器にそれを付与する作業が必要であり、手間が掛かる上に作業上のミスが入り込む余地があり、アドレス重複、感度データ不具合などのため、交換後にシステムが正常に作動しない場合があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、端末交換の際、交換した端末にアドレスや感度情報等を正確に自動的に設定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の火災報知システムにおいては、火災警報を発する制御盤に、通信用の通信線を介して火災に関する情報を送信する複数の端末を接続し、前記制御盤が指定した端末に送信した制御信号に対し前記端末が対応する動作をする火災報知システムにおいて、
前記制御盤は、
端末交換モードを有し、該端末交換モード中に、
前記端末が前記通信線から外されたことを検出すると、記憶領域に格納されている前記外された端末の固有情報を特定し、
前記端末が外されたことを検出した後、新たな端末が接続され、当該新たな端末から通信割込にて制御盤にアクセスがあったときは、前記新たな端末に対して、前記特定した固有情報を記憶する様、制御信号を前記特定した固有情報とともに送信し、
前記端末は、
前記制御盤より固有情報を記憶する様、制御信号と固有情報を受信したときには、端末内の記憶装置の当該記憶領域に前記受信した固有情報を記憶し、以後、該記憶情報を元に動作することを特徴とする。
【0007】
本第1の発明では、制御盤は、端末交換モード中に端末の無応答を検出したときには、無応答端末は交換の為に取り外されたと判断し、無応答端末の固有情報を記憶する。次に端末より割込があった場合は、割込端末は、交換のために新たに取り付けられたと判断し、割込端末のユニークIDを利用して、特定した固有情報を固有情報更新コマンドと共に送信する。固有情報更新コマンドと固有情報を受信した端末は、受信した固有情報を新たな自身の固有情報として記憶し、以後、本固有情報により動作を開始する。
【0008】
本発明の第2の態様の火災報知システムにおいては、
前記固有情報には、通信時に端末を特定するアドレス情報を含む
請求項1の火災報知システム。
【0009】
本第2の発明では、請求項1の火災報知システムの通信時に端末を特定するアドレスを固有情報のひとつとすることで、受信機が特定するアドレスを用いることができるようになる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、交換された端末に交換前のアドレスを含む固有情報を自動的に設定することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】火災報知システムSの構成例を示す図である。
【
図4】制御盤の端末交換モードフローを示す図である。
【
図5】端末の端末交換モードフローを示す図である。
【
図6】制御盤の端末交換後の作動フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[火災報知システムSの概要]
図1は、火災報知システムSの構成例を示す図である。火災報知システムSは、制御盤1と、複数の端末3、4、5と、を備える。制御盤1は、火災受信機として機能する。制御盤1は、複数の通信線2に接続されており、通信線2を介して複数の端末3、4、5と接続されている。通信線2は、通信信号を伝搬する。電力供給を兼用しても良い。1対の通信線2に接続できる端末3、4、5の数は、システムにより決定され、必要に応じて、複数の通信線2を用いても良い。
図1では、複数の通信線を用いる場合、それぞれの通信線を系統1、系統2、~系統Nと称している。
【0013】
制御盤1は、複数の端末3、4,5を固有情報で識別し、通信線2を介して固有情報で通信する。固有情報は例えばアドレスである。
【0014】
一例として、制御盤1は火災報知機の受信機で、端末3~5のアドレスの若い番号より順番にアドレスを生成してポーリングを行い、アドレスが一致する端末3、4、5より返送されてくる環境データを受信する。受信した環境データに警報情報があると判断すると警報を発し、オペレーターに警報情報を提供する。
【0015】
通信線2は、制御盤1と端末3、4、5間の通信信号を伝搬する電線である。通信信号の他に電力供給を兼用しても良い。1対の通信線2に接続できる端末3、4、5の数は、システムにより決定される。
【0016】
端末3、4は、例えば、煙感知器、熱感知器である。煙感知器、熱感知器は、火災により生成される煙や熱を環境情報として検出して、環境データを生成する。制御盤よりポーリングによる呼び出しアドレスが自身のアドレスと一致したとき、制御盤に生成した環境データを返送する。
【0017】
端末5は、防排煙端末6の状態監視と起動制御を行う防排煙中継器である。防排煙端末6は例えば、防火戸、防火シャッター、排煙口、防煙垂れ壁などである。端末3,4と同様に制御盤1からのポーリングによる呼び出しアドレスが自身のアドレスと一致したとき、制御盤に生成した環境データを返送する。また、制御盤よりポーリングによる防排煙端末起動のコマンドを受けると、防排煙端末6に制御信号を発して起動させる。防排煙端末6の起動が完了すると、防排煙端末6より起動完了の信号が返ってくるので、制御盤に起動完了信号を返送する。
【0018】
端末3、4、5は、制御盤より各端末に送信される固有情報更新コマンドを受け取ると、同時に送られてくる固有情報を端末の記憶装置に格納し、以後、格納した固有情報で動作する。固有情報は例えばアドレスであってもよい。アドレスの一例として、16進数00~FFを用いる。アドレスは、10進数、2進数でもよく、他の任意の形式でも良い。アドレスの桁数も任意の桁数を用いることができ、制御盤1と端末3、4,5で予め取り決めをしておく。
【0019】
固有情報のひとつとして、感度情報が含まれていてもよい。端末3の煙感知器や端末4の熱感知器の警報判定部の判定基準を設置場所によって設定することもあり、警報判定に用いる感度情報を固有情報に含めても良い。
【0020】
端末3、4,5は、例外動作として、自身が有するユニッークIDを用いて、制御盤に割込による通信ができる。ユニークIDは端末毎に世界にひとつのみ割り付けられた数値や記号で、製造時に割り振るシリアル番号でもよい。
【0021】
端末3、4,5の電源がONになる、即ち、通電している通信線2に接続されると、制御盤1の割込可能期間に前記のユニークIDを用いて、割込による通信をすることができる。制御盤は、端末3、4、5より割込通信を受け付けると、ユニークIDを受領し、必要なコマンドとそのパラメータをユニークIDを用いて送信する。
【0022】
[制御盤1の構成]
図2は、制御盤の構成例を示す図である。
制御盤1は、制御部101、通信部102、表示部103、操作部104、記憶部105、電源部106を有し、制御部101には、モード判定部107を有する。
【0023】
制御部101は、通信部102、表示部103、操作部104、記憶部105、モード判定部107を制御し、火災報知機としての機能を司る。制御部101に記憶装置(未表示)を有しても良く、システムプログラム領域やシステムデータ領域を有しても良い。
【0024】
通信部102は、通信線2を経由して通信により端末3、4、5を制御したり、環境情報を受信する。
【0025】
表示部103は、表示灯、画面表示器等の表示デバイスを有し、端末3、4、5からの環境情報とその警報、更に、火災報知システムSの異常を検出したときの故障警報を表示する。
操作部104は、スイッチ、タッチパネル等の操作デバイスを有し、火災報知システムSと端末3、4、5を操作できる。
【0026】
記憶部105は、制御部101に有する記憶装置(未表示)とは別に設けられた記憶部で、それぞれの端末の個別情報を格納する。記憶部105は、記憶装置(未表示)のシステムプログラム領域やシステムデータ領域以外の領域を確保して記憶部105としてもよい。個別情報は、制御部101経由で通信部102に伝達し、制御盤1と端末3、4、5の通信に用いるパラメータのひとつとなる。
【0027】
モード判定部107は、現在動作中のモードを判定する。システム立ち上げモード、通常モード、端末交換モード等を判別する。モードの遷移は、制御部101が司り、火災報知システムSの状況、操作にて遷移する。
【0028】
電源部106は、制御盤1の構成機器すべてに電力を供給し、通信線2経由で端末3、4、5にも電力供給してもよい。
【0029】
[端末3、4、5の構成]
図3は、端末の構成例を示す図である。
端末は、制御部201、警報判定部202、センサー部203、通信部204、固有情報記憶部205、電源部206を有する。
【0030】
制御部201は、警報判定部202、センサー部203、通信部204、固有情報記憶部205を制御し、煙感知器、熱感知器、防排煙中継器の機能を実現している。なお、防排煙中継器の場合、センサー部203は防排煙端末6の作動状況を検出する機能であっても良く、防排煙端末6の起動信号を出力できても良い。
【0031】
警報判定部202は、センサー部203からの環境情報を元に警報発信の要否を判断し、制御部に判断結果を伝達する。
【0032】
センサー部203は、端末が煙感知器の場合は端末設置場所の煙濃度を測定し、熱感知器の場合は、端末設置場所の温度を測定し、防排煙中継器の場合は、接続されている防排煙端末の状態、例えば開/閉など、の測定結果を制御部201に伝達する。
また、制御部201の判断により、端末の機能試験実施の指示を受けると、機能試験を実施し、制御部に試験結果を伝達する。
防排煙中継器の場合、制御部201の指示により接続されている防排煙端末の駆動制御を実施して、例えば防火シャッターの開/閉制御を行う。
【0033】
通信部204は、制御盤1の通信部102と通信線2で接続されており、制御盤1と情報の授受を行う。制御盤1よりポーリングが実施され端末自身のアドレスが一致すると、制御盤1よりのコマンドを受け付け、コマンドに従って、必要な動作を実施する。必要な動作とは、自身の有する環境情報、機能試験情報の返信、自身の機能試験を実施、防排煙端末器の駆動制御、固有情報の書き換え等である。
【0034】
固有情報記憶部205は、端末自身の固有情報を記憶する記憶装置である。固有情報のひとつにアドレスがあり、制御盤1からのポーリングにて、端末の特定のためにアドレス情報が用いられる。制御盤1は、アドレスを用いてポーリングを行い、端末3、4、5はポーリング信号を受信したときのアドレスが、自身のアドレスと一致したときにポーリング時にアドレスと共に送られてきたコマンドに従って、必要な動作を実施する。また、制御盤1より固有情報更新コマンドを受領したとき、記憶している端末自身の固有情報を書き換え、以後、書き換えた固有情報で動作する。
【0035】
電源部206は、端末3、4、5の各部を駆動するための電源装置で、通信線2より電力供給されてもよいし、通信線2と別の電源線を用いても良い。
【0036】
[制御盤1および端末3、4、5における処理の流れ]
図4は火災報知システムSの端末交換モード処理例を示すフロー図である。
図5および
図6は端末3、4、5の処理例を示すフロー図の一部である。以下、
図4、
図5、
図6を参照しながら、制御盤1が端末3、4、5の交換時のアドレスを設定する処理の流れを説明する。
【0037】
制御盤は、S01にて端末3、4、5の通信無応答を検出すると、端末交換モードの確認S03を行う。端末交換モードでは無かったときは、無応答故障警報処理S04を行い、端末交換モード処理を終了する。
【0038】
制御盤は、端末交換モードのときに無応答を検出した場合、端末が交換対象の端末で、通信線2から取り外されたと認識し、無応答端末の固有情報を記憶部105に格納する。S05
【0039】
S05の後、新たに取り付けられた端末より割込による通信を受信するはずであり、当該割込通信を受信するのを確認する。S06
【0040】
制御盤1は、端末交換モードの時に端末より割込による通信を受信すると、交換された新たな端末3、4、5と認識する。割込通信の場合は、端末3、4、5からの通信パラメータの中にユニークIDを含んでいる。ユニークIDは、端末3、4、5毎に工場製造時に付与される世界でひとつの識別コードであり、例えば製造上のシリアル番号である。制御盤は割込通信を受けると受信したユニークIDにて通信線2に接続されている端末3、4、5を識別する。割込通信を受信するまで、割込通信の有無を確認する。S07
【0041】
割込通信を検出し、割込通信を発した端末3、4、5のユニークIDを取得すると、ユニークIDを用いて、割込通信を発した端末3、4、5に対して、固有情報更新コマンドとともに記憶部105に格納した固有情報を送信する。S08
【0042】
制御盤1が固有情報更新コマンドとともに固有情報を送信すると端末3、4、5は受信した固有情報を記憶し、これを元に通常動作を開始する。通常動作とは、すなわち、環境情報の収集を開始し、受信した固有情報のひとつであるアドレスを用いて、制御盤1からのポーリングに備える。
【0043】
ここで、端末3、4、5は制御盤1が感知器交換モードであるか否かは承知していない。作業員により端末3、4、5が通信線2から外されれば、上述の通り制御盤1との通信が途絶え、外された端末3、4、5は無応答であると制御盤1が判断する。
【0044】
端末3、4、5は通信線2に取り付けられることで、通信線2より電力を得、動作を開始する。S20
端末3、4、5は電源が投入された後、電源立ち上げモードとなり、割込通信を試みる。制御盤はポーリングの合間に割込可能時間を用意している。電源立ち上げモード中の端末3、4、5は割込通信可能時間の開始を監視する。S21、S22
端末3、4、5が割込通信可能時間を検出すると、割込通信を開始する。S23
【0045】
割込通信を開始した端末3、4、5は、自身の識別情報であるユニークIDを割込通信
で制御盤1に送信する。ユニークIDは端末毎に世界にひとつのみ割り付けられた数値や記号で、製造時に割り振るシリアル番号でもよい。
【0046】
割込通信を実施すると、割込通信を受信した制御盤より、固有情報更新コマンドと共に固有情報が送られてくる。受信した端末3、4、5は、受信した固有情報更新コマンドと固有情報を元に固有情報を新たな固有情報として固有情報記憶部205に上書き格納する。S26
【0047】
新たな固有情報を格納した端末3、4、5は、固有情報のひとつであるアドレスを自身のアドレスとして通常通信モード、すなわち、ポーリング受信を開始する。S40、制御盤1よりのポーリングを受信してポーリングアドレスと自身のアドレスとが一致するのを検出すると、ポーリングにより送られてきたコマンドに従って動作する。S43
以後、端末3、4、5は通常通信モードで動作する。S44、S41
【0048】
前記の様に端末3、4、5は通常通信モードで動作し始めるが、端末交換モードが継続しているときに、新たな無応答端末を検出したときには、その端末を交換端末と認識し、前記説明と同様の一連動作を端末交換モードが解除されるまで繰り返しても良い。
【0049】
[火災報知システムSによる効果]
以上説明した様に、火災報知システムSにおいて、端末3、4、5を交換する場合、制御盤1を端末交換モードに設定しておくことにより、交換する前の端末の固有情報を交換後の端末のとして自動的にコピーできるので、端末交換後も交換以前とまったく同様にシステムを正常に動作させることが可能となる。
【0050】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0051】
1 制御盤
2 通信線
3 端末(煙感知器)
4 端末(熱感知器)
5 端末(防排煙中継器)
6 防排煙端末器
101 制御部
102 通信部
103 表示部
104 操作部
105 記憶部
106 電源部
107 モード判定部
201 制御部
202 警報判定部
203 センサー部
204 通信部
205 固有情報記憶部
206 電源部