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  • 特開-按分債権譲渡システム 図1
  • 特開-按分債権譲渡システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023035294
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】按分債権譲渡システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/18 20120101AFI20230306BHJP
【FI】
G06Q50/18 310
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021142037
(22)【出願日】2021-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】520321535
【氏名又は名称】株式会社知財事業研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100170449
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英彦
(72)【発明者】
【氏名】山本 英彦
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC33
(57)【要約】      (修正有)
【課題】特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムを提供する。
【解決手段】按分債権譲渡システムにおけるサーバ装置1は、特許情報入力部と、按分設定部と、譲渡部と、将来価値入力部と、を備える。特許情報入力部は、特許権の基となる登録特許情報を入力する。按分設定部は、入力された登録特許情報の基となった特許権から将来生じる将来価値の債権を按分する按分債権の按分率と、按分率により按分される按分債権の現在価値を少なくとも設定する。譲渡部は、設定された按分率と現在価値とに基づき按分債権を譲渡する。将来価値入力部は、特許権の将来の価値が生じた際の将来価値を入力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムであって、
前記特許権の基となる登録特許情報を入力する特許情報入力部と、
入力された登録特許情報の基となった前記特許権から将来生じる前記将来価値の債権を按分する按分債権の按分率と、前記按分率により按分される前記按分債権の現在価値を少なくとも設定する按分設定部と、
設定された前記按分率と前記現在価値とに基づき前記按分債権を譲渡する譲渡部と、
前記特許権の将来の価値が生じた際の前記将来価値を入力する将来価値入力部とを備える、按分債権譲渡システム。
【請求項2】
前記按分債権を、さらに按分する債権を第2次按分債権とし、第2次按分債権の按分率と、前記第2次按分率により按分される前記第2次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第2の按分設定部を備え、
前記第2次按分債権を、さらに按分する第3次按分債権とし、第3次按分債権の按分率と、前記第3次按分率により按分される前記第3次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第3の按分設定部を備え、
前記第n-1次按分債権を、さらに按分する第n次按分債権とし、第n次按分債権の按分率と、前記第n次按分率により按分される前記第n次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第nの按分設定部を備える、請求項1に記載の按分債権譲渡システム。
【請求項3】
前記設定部は、前記按分率および前記按分債権の現在価値に加え、前記譲渡部により按分債権を譲渡する際に譲渡条件を設定する、請求項1または2に記載の按分債権譲渡システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ブロックチェーン技術を利用した管理システム等が開発されている。例えば、特許文献1に記載の投資仲介システムでは、ブロックチェーン技術を利用して投資仲介の情報管理が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-526871
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムは存在しなかった。
【0005】
(1)本発明に基づく按分債権譲渡システムは、特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムであって、前記特許権の基となる登録特許情報を入力する特許情報入力部と、入力された登録特許情報の基となった前記特許権から将来生じる前記将来価値の債権を按分する按分債権の按分率と、前記按分率により按分される前記按分債権の現在価値を少なくとも設定する按分設定部と、設定された前記按分率と前記現在価値とに基づき前記按分債権を譲渡する譲渡部と、前記特許権の将来の価値が生じた際の前記将来価値を入力する将来価値入力部とを備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムを提供できる
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係る按分債権譲渡システムの構成図である。
図2図1により実現される按分債権譲渡システムの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
特許権に基づき、当該特許権から将来生じる将来価値を按分する按分債権を譲渡する按分債権譲渡システムであって、
【0009】
前記特許権の基となる登録特許情報を入力する特許情報入力部と、
【0010】
入力された登録特許情報の基となった前記特許権から将来生じる前記将来価値の債権を按分する按分債権の按分率と、前記按分率により按分される前記按分債権の現在価値を少なくとも設定する按分設定部と、
【0011】
設定された前記按分率と前記現在価値とに基づき前記按分債権を譲渡する譲渡部と、
【0012】
前記特許権の将来の価値が生じた際の前記将来価値を入力する将来価値入力部とを備える、按分債権譲渡システム。
【0013】
前記按分債権を、さらに按分する債権を第2次按分債権とし、第2次按分債権の按分率と、前記第2次按分率により按分される前記第2次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第2の按分設定部を備え、
【0014】
前記第2次按分債権を、さらに按分する第3次按分債権とし、第3次按分債権の按分率と、前記第3次按分率により按分される前記第3次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第3の按分設定部を備え、
【0015】
前記第n-1次按分債権を、さらに按分する第n次按分債権とし、第n次按分債権の按分率と、前記第n次按分率により按分される前記第n次按分債権の現在価値を少なくとも設定する第nの按分設定部を備える、請求項1に記載の按分債権譲渡システム。
【0016】
前記設定部は、前記按分率および前記按分債権の現在価値に加え、前記譲渡部により按分債権を譲渡する際に譲渡条件を設定する、請求項1または2に記載の按分債権譲渡システム。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は、特許権に基づく将来の債権を按分するシステムとして利用できる。

図1
図2