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特開2023-35372学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023035372
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20230306BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20230306BHJP
【FI】
G06Q50/20
G09B19/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021142174
(22)【出願日】2021-09-01
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)令和3年6月16日、以下のウェブサイトのアドレスにて、ウェブ動画として公開した。 https://www.youtube.com/watch?v=oaPhgdhmIPE
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】521386744
【氏名又は名称】株式会社ケンシン
(74)【代理人】
【識別番号】100209624
【弁理士】
【氏名又は名称】制野 友樹
(72)【発明者】
【氏名】駒田 裕樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】      (修正有)
【課題】受講者が学習講座等の受講にあたって受講のモチベーションを維持若しくは向上するか又は学習の効率を高めることができる学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法を提供する。
【解決手段】学習補助システム1は、受講情報管理部11と、受講情報表示制御部12とを備える。受講情報管理部11は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者毎に管理する。受講情報表示制御部12は、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受講情報管理部と、受講情報管理部とを備え、
前記受講情報管理は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助システム。
【請求項2】
前記受講情報は、前記動画教材へのアクセスの有無及びアクセスの日、並びに/又は前記動画教材の視聴の有無及び視聴の日を示す
請求項1に記載の学習補助システム。
【請求項3】
前記動画教材は、複数の小動画に分割されており、
前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記小動画ごとに管理するように構成される
請求項1又は2に記載の学習補助システム。
【請求項4】
理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備え、
前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助システム。
【請求項5】
前記理解度情報は、前記確認試験の得点及び前記確認試験の実施の日を示す
請求項4に記載の学習補助システム。
【請求項6】
前記確認試験は、複数の小試験に分割されており、
前記理解度情報管理部は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記小試験ごとに管理するように構成される
請求項4又は5に記載の学習補助システム。
【請求項7】
回答情報管理部と、採点部とをさらに備え、
前記回答情報管理部は、確認試験に対する受講者の回答を示す回答情報を、前記受講者ごとに管理し、
前記採点部は、前記回答情報に基づき採点を行い、前記得点情報を、前記受講者ごとに生成する
請求項4~6のいずれか1項に記載の学習補助システム。
【請求項8】
添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備え、
前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される
学習補助システム。
【請求項9】
受講情報管理部と、受講情報表示制御部とを備え、
前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助装置。
【請求項10】
理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備え、
前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助装置。
【請求項11】
添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備え、
前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される
学習補助装置。
【請求項12】
コンピュータを、受講情報管理部及び受講情報表示制御部として機能させ、
前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助プログラム。
【請求項13】
コンピュータを、理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部として機能させ、
前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、
前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される
学習補助プログラム。
【請求項14】
コンピュータを、添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部として機能させ、
前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、
前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される
学習補助プログラム。
【請求項15】
受講情報管理工程と、受講情報表示制御工程とを備え、
前記受講情報管理工程では、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理し、
前記受講表示制御工程では、一の受講者の前記受講情報を、他の受講者が閲覧可能な状態に表示制御する
学習補助方法。
【請求項16】
理解度情報管理工程と、理解度情報表示制御工程とを備え、
前記理解度情報管理工程では、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理し、
前記理解度情報表示制御工程では、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御する
学習補助方法。
【請求項17】
添削前答案情報管理工程と、添削後答案情報管理工程と、答案情報表示制御工程とを備え、
前記添削前答案情報管理工程では、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理し、
前記添削後答案情報管理工程では、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理し、
前記答案情報表示制御工程では、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御する
学習補助方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、資格試験や入学試験をはじめとする種々の試験の対策講座や、生涯学習等を目的とした学習講座をインターネット経由で配信するサービスが広まっている。このようなサービスは、講義を行う場所に通学しなくてもよいことや、特定の時間に縛られず視聴できること等、大きなメリットがある。
【0003】
このようなサービスでは通常、受講者は、資格試験の合格を目指して、週単位の学習時間及びテーマごとの進め方などの学習スケジュールを自ら組むが、このような目標が達成されないまま受講者が受講を止めてしまうことがある。そこで、例えば特許文献1には、学習ペースが受講計画よりも遅れている場合、学習ペースを上げるようにアドバイスをする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-259140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される技術によってもなお、多忙な期間がある等の理由から、特に、普段学習の習慣がないような受講者においては、一度学習ペースが受講計画よりも遅れてしまうと再度学習ペースを上げることができず、受講者が受講を止めてしまうことがある。
【0006】
また、受講の目的が記述式試験の対策である場合、明確な解答がない問題も多く、特許文献1に開示される技術のように単に学習ペースを管理するだけでは、受講者が学習のコツを会得できずに、学習の効率が低下することもある。
【0007】
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、受講者が学習講座等の受講にあたって受講のモチベーションを維持若しくは向上するか、又は学習の効率を高めることができる学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、一の受講者の動画教材の視聴状況、一の受講者の動画教材へのアクセス、一の受講者の動画教材の視聴の状況、一の受講者の確認試験の得点、一の受講者の確認試験の添削前後の記述式の答案を共有することにより、受講者が学習講座等の受講にあたって受講のモチベーションを維持若しくは向上するか、又は学習の効率を高めることができることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明は以下を提供する。
【0009】
(1)受講情報管理部と、受講情報管理部とを備え、前記受講情報管理は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助システム。
【0010】
(2)前記受講情報は、前記動画教材へのアクセスの有無及びアクセスの日、並びに/又は前記動画教材の視聴の有無及び視聴の日を示す(1)に記載の学習補助システム。
【0011】
(3)前記動画教材は、複数の小動画に分割されており、前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記小動画ごとに管理するように構成される(1)又は(2)に記載の学習補助システム。
【0012】
(4)理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備え、前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助システム。
【0013】
(5)前記理解度情報は、前記確認試験の得点及び前記確認試験の実施の日を示す(4)に記載の学習補助システム。
【0014】
(6)前記確認試験は、複数の小試験に分割されており、前記理解度情報管理部は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記小試験ごとに管理するように構成される(4)又は(5)に記載の学習補助システム。
【0015】
(7)回答情報管理部と、採点部とをさらに備え、
前記回答情報管理部は、確認試験に対する受講者の回答を示す回答情報を、前記受講者ごとに管理し、
前記採点部は、前記回答情報に基づき採点を行い、前記得点情報を、前記受講者ごとに生成する(4)~(6)のいずれかに記載の学習補助システム。
【0016】
(8)添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備え、前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される学習補助システム。
【0017】
(9)受講情報管理部と、受講情報表示制御部とを備え、前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助装置。
【0018】
(10)理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備え、前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助装置。
【0019】
(11)添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備え、前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される学習補助装置。
【0020】
(12)コンピュータを、受講情報管理部及び受講情報表示制御部として機能させ、前記受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助プログラム。
【0021】
(13)コンピュータを、理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部として機能させ、前記理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理するように構成され、前記理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成される学習補助プログラム。
【0022】
(14)コンピュータを、添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部として機能させ、前記添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記添削後答案情報管理部は、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理するように構成され、前記答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成される学習補助プログラム。
【0023】
(15)受講情報管理工程と、受講情報表示制御工程とを備え、前記受講情報管理工程では、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は前記動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、前記受講者ごとに管理し、前記受講表示制御工程では、一の受講者の前記受講情報を、他の受講者が閲覧可能な状態に表示制御する学習補助方法。
【0024】
(16)理解度情報管理工程と、理解度情報表示制御工程とを備え、前記理解度情報管理工程では、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、前記受講者ごとに管理し、前記理解度情報表示制御工程では、一の受講者が、他の受講者の前記理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御する学習補助方法。
【0025】
(17)添削前答案情報管理工程と、添削後答案情報管理工程と、答案情報表示制御工程とを備え、前記添削前答案情報管理工程では、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、前記受験者ごとに管理し、前記添削後答案情報管理工程では、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、前記受験者ごとに管理し、前記答案情報表示制御工程では、一の受験者が、他の受験者の前記添削前答案情報及び前記添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御する学習補助方法。
【0026】
本発明によれば、受講者が学習講座等の受講にあたって受講のモチベーションを維持若しくは向上するか、又は学習の効率を高めることができる学習補助システム、学習補助装置、学習補助プログラム及び学習補助方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本実施形態に係る学習補助システムの概略模式図である。
図2】本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。
図3】本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。
図4】本実施形態に係る学習補助システムの概略模式図である。
図5】本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。
図6】本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。
図7】本実施形態に係る学習補助システムの概略模式図である。
図8】本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。
図9】本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。
図10】第1~第3の実施形態に係る学習補助装置1a,2a,3aのハードウェア構成を示す概略模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこの実施形態に何ら限定されるものではなく、また、それぞれの構成要素は、互いに組み合わせることができる。
【0029】
本実施形態に係るソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取ることができる非一時的な記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロードできる状態で提供されてもよいし、外部のコンピュータでかかるプログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0030】
また、本実施形態において「部」とは、例えば広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現され得るソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含み得る。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信、演算が実行され得る。
【0031】
また、「広義の回路」とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0032】
1.第1の実施形態
〔学習補助システム〕
本実施形態に係る学習補助システムは、受講情報管理部と、受講情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0033】
このような学習補助システムによれば、一の受講者が、他の受講者の動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況を閲覧することができるので、他の受講者の動画教材の視聴の進捗を把握することができる。これにより、一の受講者は、同じ講座を受講している他の受講者と比較して動画教材の視聴がどの程度進んでいるかを理解することができる。動画教材の視聴が他の受講者に遅れている受講者には、他の受講者に対して遅れを取りたくないという気持ちが芽生え、遅れを取り戻すためのモチベーションが生まれる。このように、受講者の動画教材の視聴について共有して、相互に研鑽させることで、受講者のモチベーションを維持し、又は高めることができる。
【0034】
図1は、本実施形態に係る学習補助システムの概略図である。また、図2は、本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。図1、2に示される学習補助システム1は、主として、受講情報管理部11と、受講情報表示制御部12とを備える。また、学習補助システム1は、受講情報記憶部13と、動画教材記憶部14と、動画教材表示制御部15と、受講情報更新部16と、目標情報管理部17と、目標情報記憶部18と、目標情報表示制御部19とを備える。
【0035】
受講者S1,S2,S3は、Web等のネットワークNを介して通信可能な通信端末T1,T2,T3をそれぞれ用いて、この学習補助システム1に接続する。受講者S1,S2,S3は、動画教材にアクセス又は視聴した場合に、それぞれの通信端末T1,T2,T3から、動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況を入力する。このようにして入力された動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況は、ネットワークNを介して通信され、補助システム1のうち例えば受講情報を取得するように構成される受講情報取得部(図示せず。)によって取得され、例えば後述する受講情報データベースとして保存され、受講情報管理部11によって管理される。受講情報表示制御部12は、受講者S1,S2,S3それぞれの動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況を、閲覧可能な状態に表示制御する。すなわち、このような学習補助システム1においては、受講者S1は、受講者S2,S3の動画教材へのアクセス等を閲覧可能な状態にあり、受講者S2は、受講者S3,S1の動画教材へのアクセス等を閲覧可能な状態にあり、受講者S3は、受講者S1,S2の動画教材へのアクセス等を閲覧可能な状態にある。なお、後述するように、一の受講者が他の全ての受講者の動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況を閲覧可能な状態にしてもよいが、他の受講者のうち一部の受講者の画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況のみを閲覧可能な状態にしてもよい。
【0036】
このような学習補助システム1は、動画教材の提供側が、かかる動画教材を提供するにあたって用いるものである。
【0037】
(受講情報管理部)
受講情報管理部11は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。
【0038】
動画教材は、動画の形式の教材であり、この動画教材を通じて講義を行うことにより、受講者に対して教育を施すものである。動画教材は、全ての講座が一本の動画として提供されてもよいが、例えば単元、章、講義のテーマ、時間等何らかの分割ルールにより、複数の小動画に分割されて提供されることが好ましい。
【0039】
動画教材が複数の小動画に分割されて提供される場合において、受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、小動画ごとに管理するように構成されることが好ましい。このように構成することで、一の受講者が、他の受講者の動画教材の視聴の進捗を、小動画ごとに細かく把握することができる。
【0040】
「動画教材へのアクセスの状況」とは、それぞれ受講者が、動画教材を開くための動作(動画の再生ボタンのクリックや、動画リンクのクリック等)や、動画教材をダウンロードするための動作を行ったか否かについての状況をいう。また、「動画教材の視聴の状況」とは、動画をどの部分まで視聴したか(例えば、全体の何%視聴を終えたか、何分まで視聴を終えたか等)、又は動画の視聴を終えたかについての状況をいう。
【0041】
受講情報管理部11では、受講情報として、単に現時点における動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況(アクセスや動画教材の視聴の有無)のみを含んでいてもよいが、これらの状況と、アクセスの日又は日時や視聴の開始の日又は日時、視聴の完了日又は日時とをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。言い換えると、受講情報は、動画教材へのアクセスの有無及びアクセスの日(若しくは日時)、並びに/又は前記動画教材の視聴の有無及び視聴の日(若しくは日時)を示すものであることが好ましい。受講情報がこれらの日や日時を含むことにより、一の受講者は、他の受講者の動画教材の視聴の進捗やペースをより具体的に把握することができ、自身の学習へのモチベーションをより高めることができる。
【0042】
受講情報としては、特に限定されず、受講者やその代理の者等が自己申告で受講者の端末や共有の端末の受付部を介して入力、更新したものであってもよいし、後述する受講情報更新部16等を用いて、動画のアクセスや視聴に連動して自動的に更新したものであってもよい。
【0043】
受講情報としては、特に限定されないが、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましい。特に、受講情報としては、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。受講情報として、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況と、受講者のIDとが対応して(紐づいて)含まれることにより、受講情報について受講者ごとの管理や記憶を行いやすくすることができる。なお、一実施形態において、受講者のIDは、受講者の実名であってもよい。
【0044】
受講情報は、例えばデータベース化して受講情報データベースとして記憶し、管理してもよい。この受講情報データベースは、受講者IDと、アクセス・視聴情報と、目標情報(動画教材が小動画に分割されている場合、小動画ごとの目標情報)とを備える。ここで、受講者IDは、受講者を特定するものであり、例えば数字、アルファベット、平仮名、片仮名及びそれらの組み合わせであってよく、一つの(同一の)受講者IDを、複数の受講者に割り振ることはできない。また、アクセス・視聴情報は、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況を示すものであり、動画教材が小動画に分割されている場合、小動画ごとの動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況を示すものである。さらに、目標情報は動画教材へのアクセスや動画教材の視聴を行う日又は時間についての目標を示すものである。すなわち、目標情報は、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴をいつ行う予定であるかについての目標である。また、一実施形態において、受講情報データベースは表形式のものであってもよい。
【0045】
(受講情報表示制御部)
受講情報表示制御部12は、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0046】
受講情報表示制御部12においては、一の受講者が他の受講者のうち少なくとも一人の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御すればよいが、他の受講者の二人以上の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよく、また、他の全ての受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよい。
【0047】
(受講情報記憶部)
受講情報記憶部13は、受講情報を、受講者ごとに記憶するように構成されるものである。なお、受講情報については、上述したとおりである。
【0048】
受講情報記憶部13としては、受講情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0049】
(動画教材記憶部)
動画教材記憶部14は、動画教材を記憶するように構成されるものである。なお、動画教材については、上述したとおりである。
【0050】
動画教材記憶部14としては、動画教材を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0051】
(動画教材表示制御部)
動画教材表示制御部15は、動画教材を受講者に視聴可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0052】
動画教材表示制御部15は、動画教材を、受講者全員に視聴可能な状態にしてもよいし、受講者の一部(例えば追加講座のように購入した受講者のみが視聴できる講座であれば購入した一部の受講者)にのみ視聴可能な状態にしてもよい。後者の場合、例えばパスワード等で特定の受講者のみが視聴できるようアクセス制限をすればよい。
【0053】
(受講情報更新部)
受講情報更新部16は、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を更新するように構成されるものである。
【0054】
受講情報の更新は、上述したとおり、受講者やその代理の者等が自己申告で受講者の端末や共有の端末の受付部を介して入力、更新してもよいが、このように受講情報更新部16を用いることで、動画のアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を、入力の誤りや虚偽の入力を防止することができ、より正確な動画のアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を得ることができる他、受講者等が受講情報を更新する手間を省略することができる。
【0055】
受講情報更新部16は、例えば動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴があった場合に、この動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴を検知して、受講情報記憶部13に記憶された受講情報を更新する。更新の時期としては、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴があった場合に直ちに行っても、定期的に、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴を検知し更新を行ってもよい。
【0056】
受講情報の更新は、受講者ごとに行ってもよいし、例えば上述したように定期的に動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴をする場合には複数の受講者について同時に行ってもよい。
【0057】
受講情報更新部16による受講情報の更新の方法としては、過去の情報を保持せずに現在の状態のみを保持するように更新してもよいし、過去の情報を保持しながら更新してもよい。
【0058】
(目標情報管理部)
目標情報管理部17は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の目標を示す目標情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。
【0059】
目標情報とは、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴を、いつまでに行うかについての目標である。目標情報は、受講前に予め受講者によって入力するものである。目標情報は、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴を行う月、週、日又は時間等の一定の時間単位又はその期限を示すものである。目標情報としては、例えば、動画教材の視聴の期限が8月31日であることが挙げられる。なお、動画教材が複数の小動画に分割されて提供される場合、「動画教材」を「小動画」に読み替えるものとする。
【0060】
目標情報は、例えば、受講者やその代理の者等が自己申告で受講者の端末や共有の端末の受付部を介して入力したものであってよい。
【0061】
(目標情報記憶部)
目標情報記憶部18は、目標情報を、受講者ごとに記憶するように構成されるものである。なお、目標情報については、上述したとおりである。
【0062】
目標情報記憶部18としては、目標情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0063】
(目標情報表示制御部)
目標情報表示制御部19は、一の受講者が、他の受講者の目標情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0064】
目標表示制御部19は、一の受講者が他の受講者のうち少なくとも一人の目標情報を閲覧可能な状態に表示制御すればよいが、他の受講者の二人以上の目標情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよく、また、他の全ての受講者の目標情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよい。
【0065】
本実施形態に係る学習補助システム1は、記述式の試験の模擬試験等に用いることができる。記述式の試験としては、特に限定されず、例えば入学試験、公務員試験、資格試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、司法試験、公認会計士試験、税理士試験、司法書士試験、行政書士試験、社労士試験、測量士試験、施工管理技士試験等)等が挙げられる。
【0066】
〔学習補助装置〕
本実施形態に係る学習補助装置は、受講情報管理部と、受講情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0067】
本実施形態に係る学習補助装置における受講情報管理部及び受講情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける受講情報管理部及び受講情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助装置においては、受講情報記憶部、動画教材記憶部、動画教材表示制御部、受講情報更新部、目標情報管理部、目標情報記憶部及び目標情報表示制御部を備えてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける受講情報記憶部、動画教材記憶部、動画教材表示制御部、受講情報更新部、目標情報管理部、目標情報記憶部及び目標情報表示制御部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0068】
なお、学習補助装置は、一つの装置として構成されるのに対し、学習補助システムは、複数の装置として構成されるものをいう。学習補助システムとしては、複数のコンピュータの組み合わせによって、上述した各部が構成されるものであってもよいし、上述した各部が1又は複数によって構成され、さらに異なる機能を有する装置を加えてなるものであってもよい。以下、第2の実施形態及び第3の実施形態においても同様である。
【0069】
〔学習補助プログラム〕
本実施形態に係る学習補助プログラムは、コンピュータを、受講情報管理部及び受講情報表示制御部として機能させるものである。これらのうち、受講情報管理部は、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、受講情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0070】
本実施形態に係る学習補助プログラムにおける受講情報管理部及び受講情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける受講情報管理部及び受講情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助プログラムにおいては、コンピュータを、受講情報記憶部、動画教材記憶部、動画教材表示制御部、受講情報更新部、目標情報管理部、目標情報記憶部及び目標情報表示制御部として機能させてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける受講情報記憶部、動画教材記憶部、動画教材表示制御部、受講情報更新部、目標情報管理部、目標情報記憶部及び目標情報表示制御部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0071】
〔学習補助方法〕
本実施形態に係る学習補助方法は、受講情報管理工程と、受講情報表示制御工程とを備えるものである。受講情報管理工程では、複数の受講者の、動画教材へのアクセス及び/又は動画教材の視聴の状況を示す受講情報を、受講者ごとに管理する。また、受講表示制御工程では、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御する。
【0072】
図3は、本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。図3に示される学習補助方法においては、受講情報を受講者ごとに取得し(S11)、記憶し(S12)、管理(S13)した後、一の受講者が、他の受講者の受講情報を閲覧可能な状態に表示制御する(S14)。
【0073】
本実施形態に係る学習補助方法における受講情報管理工程及び受講情報表示制御工程については、上述した学習補助システムにおける受講情報管理部及び受講情報表示制御部と同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助方法においては、受講情報記憶工程、動画教材記憶工程、動画教材表示制御工程、受講情報更新工程、目標情報管理工程、目標情報記憶工程及び目標情報表示制御工程を備えてもよく、この場合において各工程は、上述した学習補助システムにおける受講情報記憶部、動画教材記憶部、動画教材表示制御部、受講情報更新部、目標情報管理部、目標情報記憶部及び目標情報表示制御部とそれぞれ同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。
【0074】
2.第2の実施形態
〔学習補助システム〕
本実施形態に係る学習補助システムは、理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、理解度情報管理部は、講座を受講する複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0075】
このような学習補助システムによれば、一の受講者が、他の受講者の確認試験の得点を閲覧することができるので、他の受講者の学習に関する理解度を把握することができる。これにより、一の受講者は、同じ講座を受講している他の受講者と比較して学習についての理解がどの程度であるかを理解することができる。学習についての理解度が他の受講者より低い受講者には、他の受講者よりも良い得点を取りたいという気持ちが芽生え、学習についての理解度を高めるためのモチベーションが生まれる。このように、受講者の学習についての理解度を共有して相互に研鑽させることで、受講者のモチベーションを維持し、又は高めることができる。
【0076】
図4は、本実施形態に係る学習補助システムの概略模式図である。また、図4は、本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。図4に示される学習補助システム2は、主として、理解度情報管理部21と、理解度情報表示制御部22とを備える。また、学習補助システム2は、理解度情報記憶部23と、確認試験記憶部24と、確認試験表示制御部25と、回答情報取得部26と、回答情報管理部27と、採点部28と、理解度情報更新部29とを備える。
【0077】
受講者S4,S5,S6は、Web等のネットワークNを介して通信可能な通信端末T4,T5,T6をそれぞれ用いて、この学習補助システム2に接続する。受講者S4,S5,S6は、それぞれの通信端末T4,T5,T6から、確認試験を受験し、その回答を入力する。このようにして入力された回答は、ネットワークNを介して通信され、補助システム2の回答情報取得部26によって回答を取得した後、採点部28によって回答を採点し、理解度情報更新部29によって理解度情報記憶部23に記憶された理解度情報を更新する。理解度情報表示制御部22は、受講者S4,S5,S6それぞれが、受講者S4,S5,S6それぞれの理解度情報を、閲覧可能な状態に表示制御する。すなわち、このような学習補助システム2においては、受講者S4は、受講者S5,S6の理解度情報を閲覧可能な状態にあり、受講者S5は、受講者S6,S4の理解度情報を閲覧可能な状態にあり、受講者S6は、受講者S4,S5の理解度情報を閲覧可能な状態にある。なお、後述するように、一の受講者が他の全ての受講者の理解度情報を閲覧可能な状態にしてもよいが、他の受講者のうち一部の受講者の理解度情報のみを閲覧可能な状態にしてもよい。なお、学習補助システム2の確認試験を受験する前提として、受講者は、確認試験に係る講義を事前に受講し、講義の内容を少なくとも一定程度理解することを想定しているが、受験者が講義を受講する前に確認試験を受験できる状態にすることを妨げるものではない。
【0078】
このような学習補助システム2は、確認試験の提供側が、かかる確認試験を提供するにあたって用いるものである。
【0079】
また、このような学習補助システム2については、上述した学習補助システム1の各部と組み合わせて、動画教材と紐づけた確認試験を提供してもよい。具体的に、小動画ごとに、小動画の内容に対応した確認試験を設け、小動画ごとに動画教材へのアクセスや、動画教材の視聴の状況を他の受講者に共有するとともに、小動画ごとの確認試験の得点を他の受講者に共有してもよい。
【0080】
(理解度情報管理部)
理解度情報管理部21は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。
【0081】
ここで、理解度情報に含まれる確認試験の得点は、正答率であってもよいし、正答数であってもよいし、問題ごとに重みづけをした得点であってもよいし、問題ごとに重みづけをしない得点であってもよい。また、確認試験の得点は、満点が100点に限られない。
【0082】
確認試験としては、特に限定されないが、学習システム2において、1つのみを提供してもよいし、複数を提供してもよい。また、問題数についても特に限定されず、1問のみであってもよいし、複数問であってもよい。
【0083】
確認試験は、対面式、オンライン又はそれらのハイブリッド講座等の何らかの講座を提供する場合において、講座の内容に関連する知識や応用力を問うものであってもよいし、講座の内容に関連する試験の過去問であってもよい。
【0084】
確認試験は、講座に関連する内容の試験として少なくとも1つの動画が提供されればよいが、一実施形態において、確認試験は、例えば単元、章、講義のテーマ、時間等何らかの分割ルールにより複数の小試験に分割されていることが好ましい。
【0085】
確認試験が複数の小試験に分割されている場合において、理解度情報管理部は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、小試験ごとに管理するように構成されることが好ましい。
【0086】
確認試験の出題形式としては、特に限定されず、択一式であってもよいし、選択式であってもよいし、記述式であってもよく、またそれ以外のあらゆる形式を用いることができる。
【0087】
確認試験の回答形式としては、特に限定されず、Webブラウザ等を介しラジオボタン(択一式又は選択式)、チェックボックス(択一式又は選択式)、テキストボックス(択一式、選択式又は記述式)等で電子的に入力したデータをそのまま回答としてもよいし、また、ドキュメントファイル等のひな型に電子的に入力したファイルを用いてもよいし、さらに、回答を記入した回答用紙等の紙を、スキャン又は撮影した画像をアップロードして回答としてもよい。
【0088】
確認試験の採点方法としては、特に限定されず、例えば後述する採点部28を用いる等して自動で行ってもよいし、確認試験の提供側や受講者(確認試験を受験した受講者自ら又は確認試験を受験した受講者以外の受講者)等が人的に行ってもよい。
【0089】
確認試験の採点(アップロード)時期としては、特に限定されず、確認試験の回答の送信とほぼ同時(直後)であってもよいし(例えば、確認試験の出題形式が択一式や選択式等、採点が一義的に可能なものであって、電子的に入力したデータをそのまま回答として用いることができる場合等)、確認試験の回答から時間を置いてもアップロードしてもよい。また、確認試験の採点のアップロードの時期が、確認試験の回答から時間を置く場合、定期的に採点をアップロードしても、不定期に採点をアップロードしてもよい。
【0090】
理解度情報としては、特に限定されないが、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましい。特に、理解度情報としては、確認試験の得点と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。理解度情報として、確認試験の得点と、受講者のIDとが対応して(紐づいて)含まれることにより、理解度情報について受講者ごとの管理や記憶を行いやすくすることができる。なお、一実施形態において、受講者のIDは、受講者の実名であってもよい。
【0091】
理解度情報としては、特に限定されないが、かかる得点を得た確認試験の実施日(又は日時)を含むことが好ましい。特に、理解度情報としては、確認試験の得点と、かかる得点を得た確認試験の実施日(又は日時)とをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。言い換えると、理解度情報は、確認試験の得点及び確認試験の実施の日を示すものであることが好ましい。理解度情報がこれらの日や日時を含むことにより、一の受講者は、他の受講者の特定時点での理解度をより具体的に把握することができ、自身の学習へのモチベーションをより高めることができる。
【0092】
理解度情報は、例えばデータベース化して理解度情報データベースとして記憶し、管理してもよい。この理解度情報データベースは、受講者IDと、得点情報と、かかる得点を得た確認試験の実施日(又は日時)、確認試験を動画教材と対応させる場合においては必要に応じて、アクセス・視聴情報と、目標情報(動画教材が小動画に分割されている場合、小動画ごとの目標情報)とを備える。ここで、受講者IDは、受講者を特定するものであり、例えば数字、アルファベット、平仮名、片仮名及びそれらの組み合わせであってよく、一つの(同一の)受講者IDを、複数の受講者に割り振ることはできない。また、確認試験の得点は、上述したとおり、正答率であってもよいし、正答数であってもよいし、問題ごとに重みづけをした得点であってもよいし、問題ごとに重みづけをしない得点であってもよい。さらに、アクセス・視聴情報は、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況を示すものであり、動画教材が小動画に分割されている場合、小動画ごとの動画教材へのアクセスや動画教材の視聴の状況を示すものである。そして、目標情報は動画教材へのアクセスや動画教材の視聴を行う日又は時間についての目標を示すものである。すなわち、目標情報は、動画教材へのアクセスや動画教材の視聴をいつ行う予定であるかについての目標である。また、一実施形態において、受講情報データベースは表形式のものであってもよい。
【0093】
(理解度情報表示制御部)
理解度情報表示制御部22は、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0094】
理解度情報表示制御部22は、一の受講者が他の受講者のうち少なくとも一人の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御すればよいが、他の受講者の二人以上の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよく、また、他の全ての受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよい。
【0095】
(理解度情報記憶部)
理解度情報記憶部23は、理解度情報を記憶するように構成されるものである。なお、理解度情報については、上述したとおりである。
【0096】
理解度情報記憶部23としては、理解度情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0097】
(確認試験記憶部)
確認試験記憶部24は、確認試験の問題を記憶するように構成されるものである。なお、確認試験の問題については、上述したとおりである。
【0098】
確認試験記憶部24としては、確認試験の問題を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0099】
(確認試験表示制御部)
確認試験表示制御部25は、確認試験の問題を受講者に視聴可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0100】
確認試験表示制御部25は、確認試験の問題を、受講者全員に視聴可能な状態にしてもよいし、受講者の一部(例えば追加講座のように購入した受講者のみが視聴できる講座に対応する確認試験であれば購入した一部の受講者)にのみ視聴可能な状態にしてもよい。後者の場合、例えばパスワード等で特定の受講者のみが視聴できるようアクセス制限をすればよい。
【0101】
(回答情報取得部)
回答情報取得部26は、確認試験に対する受講者の回答を示す回答情報を取得するように構成されるものである。
【0102】
受講者の回答としては、上述したとおり、Webブラウザ等を介しラジオボタン、チェックボックス、テキストボックス等で電子的に入力したデータをそのまま用いることができ、また、ドキュメントファイル等のひな型に電子的に入力したファイルを用いることができ、さらに、回答を記入した回答用紙等の紙を、スキャン又は撮影した画像をアップしたものを用いることもできる。
【0103】
回答情報としては、特に限定されないが、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましい。特に、回答情報としては、確認試験の回答と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。回答情報として、確認試験の回答と、受講者のIDとが対応して(紐づいて)含まれることにより、回答情報について受講者ごとの管理や記憶を行いやすくすることができる。なお、一実施形態において、受講者のIDは、受講者の実名であってもよい。
【0104】
回答情報としては、特に限定されないが、かかる回答を行った確認試験の実施日(又は日時)を含むことが好ましい。特に、回答情報としては、確認試験の回答と、かかる回答を行った確認試験の実施日(又は日時)とをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。言い換えると、回答情報は、確認試験の回答及び確認試験の実施の日を示すものであることが好ましい。
【0105】
回答情報は、例えばデータベース化して回答情報データベースとして記憶し、管理してもよい。この回答情報データベースは、受講者IDと、回答情報と、かかる回答を得た確認試験の実施日(又は日時)とを備える。一実施形態において、受講情報データベースは表形式のものであってもよい。なお、理解度情報データベースと回答情報データベースはそれぞれ異なるデータベースとして用いてもよいが、両者の情報をまとめて1つのデータベースとして用いてもよい。
【0106】
(回答情報管理部)
回答情報管理部27は、確認試験に対する受講者の回答を示す回答情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。
【0107】
なお図示しないが、本実施形態に係る学習補助システム2は、回答情報を、受講者ごとに管理するように構成される回答情報記憶部をさらに備えてもよく、この場合において、回答情報記憶部は、回答情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0108】
(採点部)
採点部28は、回答情報に基づき採点を行い、得点情報を、受講者ごとに生成するように構成されるものである。なお、上述したとおり、例えば確認試験の提供側や受講者等が人的に採点を行う場合等に、採点部28を用いないこともある。
【0109】
採点部28による採点方法としては、特に限定されず、例えば確認試験の問題が択一式又は選択式である場合、回答と正解が一致しているか確認すればよく、一方、確認試験の問題が記述式である場合、AI等を使って採点してもよい。
【0110】
(理解度情報更新部)
理解度情報更新部29は、理解度情報を更新するように構成されるものである。
【0111】
一実施形態において、受講者は、確認試験を複数回受験してもよい。このように、受講者が確認試験を複数回受験することができる場合において、理解度情報更新部29は、理解度情報を最新の状態に更新する。
【0112】
理解度情報の更新は、上述したとおり、確認試験の提供側や他の(回答した受講者以外の)受講者等が人的に採点を行ってそのまま更新してもよいし、採点を受けた受講者本人(回答した受講者本人)やその代理の者等が更新してもよいが、このように理解度情報更新部29を用いることで、確認試験の得点を、入力の誤りや虚偽の入力を防止することができ、より正確な確認試験の得点を得ることができる他、受講者等が理解度情報を更新する手間を省略することができる。
【0113】
理解度情報更新部29は、例えば確認試験の受験があった場合に、これを検知するとともに確認試験の得点を取得して、理解度情報記憶部23に記憶された理解度情報を更新する。更新の時期としては、更確認試験の受験があった場合に直ちに行っても、定期的に確認試験の受験を検知し更新を行ってもよい。
【0114】
理解度情報の更新は、受講者ごとに行ってもよいし、例えば上述したように定期的に確認試験の受験を検知する場合には複数の受講者について同時に行ってもよい。
【0115】
理解度情報更新部29による理解度情報の更新の方法としては、過去の情報を保持せずに現在の状態のみを保持するように更新してもよいし、過去の情報や得点の推移を保持しながら更新してもよい。
【0116】
本実施形態に係る学習補助システム2は、記述式の試験の模擬試験等に用いることができる。記述式の試験としては、特に限定されず、例えば入学試験、公務員試験、資格試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、司法試験、公認会計士試験、税理士試験、司法書士試験、行政書士試験、社労士試験、測量士試験、施工管理技士試験等)等が挙げられる。
【0117】
〔学習補助装置〕
本実施形態に係る学習補助装置は、理解度情報管理部と、理解度情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、理解度情報管理部は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0118】
本実施形態に係る学習補助装置における理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助装置においては、理解度情報記憶部、確認試験記憶部、確認試験表示制御部、回答取得部、採点部及び理解度情報更新部を備えてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける理解度情報記憶部、確認試験記憶部、確認試験表示制御部、回答取得部、採点部及び理解度情報更新部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0119】
〔学習補助プログラム〕
本実施形態に係る学習補助プログラムは、コンピュータを、理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部として機能させるものである。これらのうち、理解度情報管理部は、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、受講者ごとに管理するように構成されるものである。また、理解度情報表示制御部は、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御するように構成されるものである。
【0120】
本実施形態に係る学習補助プログラムにおける理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助プログラムにおいては、コンピュータを、理解度情報記憶部、確認試験記憶部、確認試験表示制御部、回答取得部、採点部及び理解度情報更新部として機能させてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける理解度情報記憶部、確認試験記憶部、確認試験表示制御部、回答取得部、採点部及び理解度情報更新部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0121】
〔学習補助方法〕
本実施形態に係る学習補助方法は、理解度情報管理工程と、理解度情報表示制御工程とを備えるものである。理解度情報管理工程では、複数の受講者の、確認試験の得点を示す理解度情報を、受講者ごとに管理するものである。また、理解度情報表示制御工程では、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御する。
【0122】
図6は、本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。図6に示される学習補助方法においては、理解度情報を受講者ごとに取得し(S21)、記憶し(S22)、管理(S23)した後、一の受講者が、他の受講者の理解度情報を閲覧可能な状態に表示制御する(S24)。
【0123】
本実施形態に係る学習補助方法における理解度情報管理工程及び理解度情報表示制御工程については、上述した学習補助システムにおける理解度情報管理部及び理解度情報表示制御部と同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助方法においては、理解度情報記憶工程、確認試験記憶工程、確認試験表示制御工程、回答取得工程、採点部及び理解度情報更新工程を備えてもよく、この場合において各工程は、上述した学習補助システムにおける理解度情報記憶部、確認試験記憶部、確認試験表示制御部、回答取得部、採点部及び理解度情報更新部とそれぞれ同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。
【0124】
3.第3の実施形態
〔学習補助システム〕
本実施形態に係る学習補助システムは、添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。また、添削後答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。さらに、答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成されるものである。
【0125】
このような学習補助システムによれば、一の受験者が、他の受験者の添削前答案及び添削後答案を閲覧することができる。これにより、一の受験者は、他の受験者の添削前答案について添削を行うことができる。一の受験者は、添削後に、一の受験者が添削した添削前答案と、添削者が添削した添削後答案を比較して、添削前答案に対する自らの添削が適切であるか否かを確認することができる。記述式の試験については、明確な解がないことも多く、採点側の立場に立って学習することが効率的であると考えられる。そこで、このようにして一の受験者に、他の受験者の添削前答案及び添削後答案を共有することによって、他の受験者の採点することを促し、効率的に学習させることができ、記述式試験本番での得点のアップが見込まれ、また受験者のモチベーションを維持し、又は高めることができる。
【0126】
図7は、本実施形態に係る学習補助システムの概略図である。また、図8は、本実施形態に係る学習補助システムの機能構成を示す概略図である。図7、8に示される学習補助システム3は、主として、添削前答案情報管理部31と、添削後答案情報管理部32と、答案情報表示制御部33とを備える。また、学習補助システム3は、添削前答案情報取得部34と、添削前答案情報記憶部35と、添削後答案情報取得部36と、添削後答案情報記憶部37とを備える。
【0127】
受験者S7,S8,S9は、Web等のネットワークNを介して通信可能な通信端末T7,T8,T8をそれぞれ用いて、この学習補助システム3に接続する。受験者S7,S8,S9は、回答を打ち込んだテキストデータ又は回答を記入した答案用紙等の紙等をスキャン若しくは撮影した画像等を添削前の記述式の答案(以下、「添削前答案」ということもある)として用意し、それぞれの通信端末T7,T8,T9から学習補助システム3に添削前答案を送信する。このようにして送信された添削前答案は、ネットワークNを介して通信され、学習補助システム3の添削前答案情報取得部34によって取得した後、添削前答案情報記憶部35に記憶され添削前答案管理部31によって管理されるとともに、添削者が添削し、添削後の記述式の答案(以下、「添削後答案」ということもある。)を作成する。このようにして作成した添削後の記述式の答案(以下、「添削後答案」ということもある)は、添削後答案情報取得部36によって取得され、添削後答案情報記憶部37に記憶され、添削後情報管理部32によって管理される。答案情報表示制御部33は、受験者S7,S8,S9それぞれが、受験者S7,S8,S9それぞれの添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示制御する。すなわち、このような学習補助システム3においては、受験者S7は、受験者S8,S9の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態にあり、受験者S8は、受験者S9,S7の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態にあり、受験者S9は、受験者S7,S8の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態にある。なお、後述するように、一の受験者が他の全ての受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態にしてもよいが、他の受験者のうち一部の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報のみを閲覧可能な状態にしてもよく、また、他の受験者のうち一部であれば、受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報のいずれかのみを閲覧可能な状態にしてもよい。
【0128】
このような学習補助システム3は、記述式の試験の演習や模擬試験等(以下、「模擬試験等」ということもある)を提供するにあたって用いるものである。
【0129】
(添削前答案情報管理部)
添削前答案情報管理部31は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。
【0130】
ここで、「記述式の答案」とは、択一式や選択式のように回答を記号等で答えるものとは異なり、文章や文節、単語等言葉の意味が通じる長さで回答された答案をいう。なお、模擬試験等において複数の問題が存在する場合において、その全ての問題が記述式であってもよく、また一部の問題が記述式であってもよく、記述式のそれぞれの問題が本実施形態に係る学習補助システム3の対象となる。
【0131】
また、「添削者による添削前の記述式の答案」とは、受験者による記述式の問題への回答は含まれるが、少なくとも添削者による添削が含まれないものをいう。
【0132】
模擬試験等の問題形式としては、記述式であれば特に限定されず、例えば知識を問う問題、応用力を問う問題、ケースに対する解決策・対応策を問う問題等あらゆる種類の記述式の問題であってよい。
【0133】
模擬試験等の回答形式としては、上述したとおり、Webブラウザ等を介しテキストボックス等で電子的に入力したデータをそのまま回答としてもよいし、また、ドキュメントファイル等のひな型に電子的に入力したファイルを用いてもよいし、さらに、回答を記入した回答用紙等の紙を、スキャン又は撮影した画像をアップロードして回答としてもよい。
【0134】
添削前答案情報としては、特に限定されないが、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましい。特に、添削前答案情報としては、添削前答案と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。添削前答案情報として、添削前答案と、受講者のIDとが対応して(紐づいて)含まれることにより、添削前答案情報について受講者ごとの管理や記憶を行いやすくすることができる。また、詳細は後述するが、添削後答案情報も、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましく、添削後答案と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことがより好ましい。添削前答案情報及び添削後答案情報のいずれもが受講者のIDを含むことにより、添削前答案及び添削後答案の受講者IDを一致しやすくすることができる。なお、一実施形態において、受講者のIDは、受講者の実名であってもよい。
【0135】
また、添削前答案情報としては、特に限定されないが、受験者が添削前答案を受験した日(若しくは日時)又はアップロードした日(若しくは日時)を含むことが好ましい。特に、添削前答案情報としては、確認試験の得点と、受験者が添削前答案を受験した日(若しくは日時)又はアップロードした日(若しくは日時)とをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。
【0136】
添削前答案情報及び添削前答案情報は、例えばデータベース化して答案情報データベースとして記憶し、管理してもよい。この答案情報データベースは、受講者IDと、添削前答案と、添削後答案と、添削前答案の送信の日(又は日時)を備える。ここで、受講者IDは、受講者を特定するものであり、例えば数字、アルファベット、平仮名、片仮名及びそれらの組み合わせであってよく、一つの(同一の)受講者IDを、複数の受講者に割り振ることはできない。
【0137】
(添削後答案情報管理部)
添削後答案情報管理部32は、複数の受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。
【0138】
ここで、「添削者による添削後の記述式の答案」とは、受験者による記述式の問題への回答及び添削者による添削の両方が含まれるものをいう。
【0139】
添削には、誤記、言語又は文法の誤り、文字又は漢字の誤り、回答に関する知識の誤り、回答の不足、論理性の不足又は欠如等の確認内容が含まれていることが好ましい。したがって、添削者は、以上のような観点から添削できる者であることが好ましい。
【0140】
模擬試験等の添削の形式としては、特に限定されず、例えば文書ファイルや画像ファイルにコメントを付したり、誤記を訂正したりしたものであってよい。
【0141】
模擬試験等の添削(アップロード)時期としては、特に限定されないが、添削者による添削を行うため、確認試験の回答から時間を置いてもアップロードしてよく、アップロードは定期的であっても、不定期であってもよい。
【0142】
添削後答案情報としては、特に限定されないが、それぞれの受講者のIDを含むことが好ましい。特に、添削後答案情報としては、添削後答案と、受講者のIDとをそれぞれが対応するようにして含むことが好ましい。添削後答案情報として、添削後答案と、受講者のIDとが対応して(紐づいて)含まれることにより、添削後答案情報について受講者ごとの管理や記憶を行いやすくすることができる。
【0143】
また、添後前答案情報としては、特に限定されないが、受験者が添削後答案を受験した日(若しくは日時)又はアップロードした日(若しくは日時)を含むことが好ましい。
【0144】
(答案情報表示制御部)
答案情報表示制御部33は、一の受験者が、他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成されるものである。
【0145】
答案情報表示制御部33、一の受講者が他の受講者のうち少なくとも一人の答案情報を閲覧可能な状態に表示制御すればよいが、他の受講者の二人以上の答案情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよく、また、他の全ての受講者の答案情報を閲覧可能な状態に表示制御してもよい。
【0146】
(添削前答案情報取得部)
添削前答案情報取得部34は、添削前答案情報を、受験者ごとに取得するように構成されるものである。なお、添削前答案情報については、上述したとおりである。
【0147】
受験者の答案としては、上述したとおり、Webブラウザ等を介したテキストボックス等で電子的に入力したデータをそのまま用いることができ、また、ドキュメントファイル等のひな型に電子的に入力したファイルを用いることができ、さらに、回答を記入した回答用紙等の紙を、スキャン又は撮影した画像をアップしたものを用いることもできる。
【0148】
(添削前答案情報記憶部)
添削前答案情報記憶部35は、添削前答案情報を、受験者ごとに記憶するように構成されるものである。
【0149】
添削前答案情報記憶部35としては、理解度情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0150】
(添削後答案情報取得部)
添削後答案情報取得部36は、添削後答案情報を、受験者ごとに取得するように構成されるものである。なお、添削後答案情報については、上述したとおりである。
【0151】
(添削後答案情報記憶部)
添削後答案情報記憶部37は、添削後答案情報を、受験者ごとに記憶するように構成されるものである。
【0152】
添削後答案情報記憶部37としては、理解度情報を記憶できるものであれば特に限定されず、例えば各種メモリ等を用いることができる。
【0153】
本実施形態に係る学習補助システム3は、記述式の試験の模擬試験等に用いることができる。記述式の試験としては、特に限定されず、例えば入学試験、公務員試験、資格試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、司法試験、公認会計士試験、税理士試験、司法書士試験、行政書士試験、測量士試験、施工管理技士試験等)等が挙げられる。
【0154】
〔学習補助装置〕
本実施形態に係る学習補助装置は、添削前答案情報管理部と、添削後答案情報管理部と、答案情報表示制御部とを備えるものである。これらのうち、添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。また、添削後答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。さらに、答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成されるものである。
【0155】
本実施形態に係る学習補助装置における添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助装置においては、添削前答案情報取得部、添削前答案情報記憶部、添削後答案情報取得部及び添削後答案情報記憶部を備えてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報取得部、添削前答案情報記憶部、添削後答案情報取得部及び添削後答案情報記憶部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0156】
〔学習補助プログラム〕
本実施形態に係る学習補助プログラムは、コンピュータを、添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部として機能させるものである。これらのうち、添削前答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。また、添削後答案情報管理部は、複数の受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、受験者ごとに管理するように構成されるものである。さらに、答案情報表示制御部は、一の受験者が、他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を閲覧可能な状態に表示を制御するように構成されるものである。
【0157】
本実施形態に係る学習補助プログラムにおける添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部については、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部と同様の機能を有しているため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助プログラムにおいては、コンピュータを、添削前答案情報取得部、添削前答案情報記憶部、添削後答案情報取得部及び添削後答案情報記憶部として機能させてもよく、この場合において各部は、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報取得部、添削前答案情報記憶部、添削後答案情報取得部及び添削後答案情報記憶部とそれぞれ同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0158】
〔学習補助方法〕
本実施形態に係る学習補助方法は、添削前答案情報管理工程と、添削後答案情報管理工程と、答案情報表示制御工程とを備えるものである。これらのうち、添削前答案情報管理工程では、複数の受験者の、添削者による添削前の記述式の答案を示す添削前答案情報を、受験者ごとに管理する。また、添削後答案情報管理工程では、複数の前記受験者の、添削者による添削後の記述式の答案を、受験者ごとに管理する。さらに、答案情報表示制御工程では、一の受験者が、他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を、他の受験者が閲覧可能な状態に表示を制御する。
【0159】
図9は、本実施形態に係る学習補助方法のフローチャートである。図9に示される学習補助方法においては、受講者より得た添削前答案情報を受講者ごとに取得し(S31)、記憶し(S32)、管理する(S33)。一方、添削者より得た添削後答案情報を受講者ごとに取得し(S34)、記憶し(S35)、管理する(S36)。次いで、一の受講者が他の受験者の添削前答案情報及び添削後答案情報を、他の受験者が閲覧可能な状態に表示を制御する(S37)。
【0160】
本実施形態に係る学習補助方法における添削前答案情報管理工程、添削後答案情報管理工程及び答案情報表示制御工程いては、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報管理部、添削後答案情報管理部及び答案情報表示制御部と同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。また、本実施形態に係る学習補助方法においては、添削前答案情報取得工程、添削前答案情報記憶工程、添削後答案情報取得工程及び添削後答案情報記憶工程を備えてもよく、この場合において各工程は、上述した学習補助システムにおける添削前答案情報取得部、添削前答案情報記憶部、添削後答案情報取得部及び添削後答案情報記憶部とそれぞれ同様の機能、動作を示すため、ここでの説明は省略する。
【0161】
4.第1~第3の実施形態に係る学習補助装置のハードウェア構成
図10は、第1~第3の実施形態に係る学習補助装置1a,2a,3aのハードウェア構成を示す概略模式図である。なお、ハードウェア構成については、第1~第3の実施形態に係る学習補助装置1a,2a,3aのいずれでも共通するものであるため、ここでは第1~第3の実施形態に係る学習補助装置1a,2a,3aについてまとめて説明する。
【0162】
図10に示すように、学習補助装置1a,2a,3aは、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有し、これらの構成要素が学習補助装置1a,2a,3aの内部において通信バス44を介して電気的に接続されている。以下、これらについてより具体的に説明する。
【0163】
通信部41は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいが、必要に応じて、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を含めることができる。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することが好ましい。これにより学習補助装置1a,2a,3aと通信可能な他の機器との間で情報や命令のやりとりが実行される。
【0164】
記憶部42は、上述した様々な情報を記憶する。これは、例えばソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、または、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施される。また、記憶部42は、これらの組合せであってもよい。また、記憶部42は、後述する制御部43が読み出し可能な各種のプログラムを記憶している。
【0165】
制御部43は、学習補助装置1a,2a,3aに関連する全体動作の処理・制御を行う。この制御部43は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit:CPU、図示せず)である。制御部43は、記憶部42に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、学習補助装置1a,2a,3aに係る様々機能を実現するものである。すなわち、ソフトウェア(記憶部42に記憶されている。)による情報処理がハードウェア(制御部43)によって具体的に実現されることで、図10に示すように、制御部43におけるそれぞれの機能部として実行される。なお、図10においては、単一の制御部43として記載しているが、実際はこの例に限定されるものではなく、機能ごとに複数の制御部43を有するように構成してもよく、また、単一の制御部と複数の制御部を組合せてもよい。
【符号の説明】
【0166】
1,2,3 学習補助システム
1a,2a,3a 学習補助装置
11 受講情報管理部
12 受講情報表示制御部
13 受講情報記憶部
14 動画教材記憶部
15 動画教材表示制御部
16 受講情報更新部
17 目標情報管理部
18 目標情報記憶部
19 目標情報表示制御部
21 理解度情報管理部
22 理解度情報表示制御部
23 理解度情報記憶部
24 確認試験記憶部
25 確認試験表示制御部
26 回答情報取得部
27 回答情報管理部
28 採点部
29 理解度情報更新部
31 添削前答案情報管理部
32 添削後答案情報管理部
33 答案情報表示制御部
34 添削前答案情報取得部
35 添削前答案情報記憶部
36 添削後答案情報取得部
37 添削後答案情報記憶部
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
44 通信バス

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10