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特開2023-36011車両制御のためのユーザ機器の登録及び認証装置、及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023036011
(43)【公開日】2023-03-13
(54)【発明の名称】車両制御のためのユーザ機器の登録及び認証装置、及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 12/06 20210101AFI20230306BHJP
   H04W 12/63 20210101ALI20230306BHJP
【FI】
H04W12/06
H04W12/63
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022136777
(22)【出願日】2022-08-30
(31)【優先権主張番号】10-2021-0114700
(32)【優先日】2021-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】518409863
【氏名又は名称】サムボ モーターズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヨンヒ
(72)【発明者】
【氏名】キム,テホ
(72)【発明者】
【氏名】ソ,テイン
(72)【発明者】
【氏名】オ,セフン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
(57)【要約】
【課題】 車両制御のためのユーザ機器の登録及び認証装置、及び方法を提供する。
【解決手段】 ユーザ機器と連結されて、ユーザ機器から認証要請を受信する通信部と、車両に含まれて車両のFOBと通信する少なくとも一つのアンテナと通信連結するためのインターフェースと、受信した認証要請に含まれているユーザ情報と機器情報のうち少なくとも一つに基づいてユーザ機器の登録如何を感知し、少なくとも一つのアンテナを用いて、ユーザ機器のユーザがFOBを持っている状態であるかどうかを感知し、ユーザ機器の未登録時、FOBの所持如何によって相異なって設定されるユーザ機器の登録プロセスを制御するプロセッサと、を備える、車両の制御のためのユーザ機器を登録及び認証する装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の制御のためのユーザ機器を登録及び認証する機器登録及び認証装置において、
前記ユーザ機器と連結されて、前記ユーザ機器から認証要請を受信する通信部と、
前記車両に含まれて前記車両のFOBと通信する少なくとも一つのアンテナと通信連結するためのインターフェースと、
受信された認証要請に含まれているユーザ情報と機器情報のうち少なくとも一つに基づいて前記ユーザ機器の登録如何を感知し、
前記少なくとも一つのアンテナを用いて、前記ユーザ機器のユーザが前記FOBを持っている状態であるかどうかを感知し、
前記ユーザ機器の未登録時、前記FOBの所持如何によって相異なって設定される前記ユーザ機器の登録プロセスを制御するプロセッサと、を備える、機器登録及び認証装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記登録プロセスによって前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器と登録し、
前記マスタ機器の制御権限は、前記一般機器及び前記臨時機器の制御権限より多い、請求項1に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として既に登録されている他の機器が存在しない場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録するための登録プロセスを制御する、請求項2に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、
生成されたランダムデータを、前記認証要請に含まれているランダムデータ宛先情報によって伝送し、
前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、
前記受信されたランダムデータと前記生成されたランダムデータとが一致する場合、前記ユーザ機器を前記マスタ機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存する、請求項3に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記ユーザが前記FOBを持っていない状態であると感知し、マスタ機器として登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するための登録プロセスを制御する、請求項2に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、
生成されたランダムデータを、前記マスタ機器として登録された他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送し、
前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、
前記受信されたランダムデータと前記生成されたランダムデータとが一致する場合、前記ユーザ機器を前記一般機器または前記臨時機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存する、請求項5に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項7】
前記生成されたランダムデータは、一般機器としての登録に対応する第1ランダムデータと、臨時機器としての登録に対応する第2ランダムデータを含み、
前記プロセッサは、
前記受信されたランダムデータが前記第1ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を一般機器として登録し、
前記受信されたランダムデータが前記第2ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を臨時機器として登録する、請求項6に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するための登録プロセスを制御する、請求項2に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、
生成されたランダムデータを、前記マスタ機器として登録された他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送し、
前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、
前記受信されたランダムデータに基づいて前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または前記臨時機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存する、請求項8に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項10】
前記生成されたランダムデータは、一般機器としての登録に対応する第1ランダムデータ、臨時機器としての登録に対応する第2ランダムデータ、マスタ機器としての登録に対応する第3ランダムデータを含み、
前記プロセッサは、
前記受信されたランダムデータが前記第1ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を一般機器として登録し、
前記受信されたランダムデータが前記第2ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を臨時機器として登録し、
前記受信されたランダムデータが前記第3ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録し、マスタ機器として既に登録されている他の機器の登録を解除する、請求項9に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記通信部を用いて前記車両と前記ユーザ機器との距離または前記車両に対する前記ユーザ機器の相対的な位置を推定し、
前記少なくとも一つのアンテナを用いて、前記車両と前記FOBとの距離または前記車両に対する前記FOBの相対的な位置を推定し、
推定された距離または相対的な位置の差が既定のしきい値未満である場合、前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると確認する、請求項1に記載の機器登録及び認証装置。
【請求項12】
車両の制御のためのユーザ機器を登録及び認証する方法において、
前記車両に含まれている機器登録及び認証装置が、前記ユーザ機器から認証要請を受信するステップと、
前記機器登録及び認証装置が、受信された認証要請に応答して前記ユーザ機器の登録如何を確認し、前記ユーザ機器のユーザが前記車両のFOBを持っている状態であるかどうかを感知するステップと、
前記ユーザ機器の未登録時、前記FOBの所持如何によって相異なって設定される前記ユーザ機器の登録プロセスを行うステップと、を含む、方法。
【請求項13】
前記登録プロセスを行うステップは、
前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として既に登録されている他の機器が存在しない場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録するための第1登録プロセスを行うステップを含み、
前記第1登録プロセスを行うステップは、
前記機器登録及び認証装置が、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを前記認証要請に含まれているランダムデータ宛先情報によって伝送するステップと、
前記ユーザ機器が、前記ランダムデータの伝送による入力を受信し、受信された入力を前記機器登録及び認証装置に伝送するステップと、
前記機器登録及び認証装置が、受信された入力と前記生成されたランダムデータとが一致する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記登録プロセスを行うステップは、
前記ユーザが前記FOBを持っていない状態であると感知し、マスタ機器として既に登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するための第2登録プロセスを行うステップを含み、
前記第2登録プロセスを行うステップは、
前記機器登録及び認証装置が、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを前記マスタ機器として既に登録されている他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送するステップと、ここで、前記ランダムデータは、一般機器としての登録に対応する第1ランダムデータと、臨時機器としての登録に対応する第2ランダムデータを含み、
前記ユーザ機器が、前記ランダムデータの伝送による入力を受信し、受信された入力を前記機器登録及び認証装置に伝送するステップと、
前記機器登録及び認証装置が、受信された入力と前記生成された第1ランダムデータ及び第2ランダムデータとの比較結果に基づいて、前記ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記登録プロセスを行うステップは、
前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として既に登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するための第3登録プロセスを行うステップを含み、
前記第3登録プロセスを行うステップは、
前記機器登録及び認証装置が、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを前記マスタ機器として既に登録されている他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送するステップと、ここで、前記ランダムデータは、一般機器としての登録に対応する第1ランダムデータ、臨時機器としての登録に対応する第2ランダムデータ、及びマスタ機器としての登録に対応する第3ランダムデータを含み、
前記ユーザ機器が、前記ランダムデータの伝送による入力を受信し、受信された入力を前記機器登録及び認証装置に伝送するステップと、
前記機器登録及び認証装置が、受信された入力と前記生成された第1ランダムデータ、第2ランダムデータ、及び第3ランダムデータとの比較結果に基づいて、前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内に搭載されて車両制御のためのユーザ機器の登録及び認証を行う装置、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両のスマートキーは、ユーザが別途のキー挿入や作動ボタンの操作なしでもドアの開閉及び車両の始動の可能な装置である。最近には、事物インターネット(IoT)技術の発展につれて、車両に適用される通信及び電子制御技術も急激に発展しつつある。
【0003】
特に、最近に発売される車両の中には、ユーザの持っているスマートキーやスマトホンなどのユーザ機器を用いてドアを開閉するか、または車両の始動をかけるなど、ユーザ機器と車両との通信を通じる多様な機能が提供されている。例えば、前記ユーザ機器は、ブルートゥースなどの近距離無線通信方式やLTE、5G、Wi-Fiなどの無線通信方式を通じて車両と連結されることができる。
【0004】
一方、家族が一緒に用いる車両や業務用車両、共有車両の場合、複数のユーザが限られた数のスマートキーで車両を用いることは不便を招く恐れがあるため、前述したユーザ機器を通じて車両を用いる機能への需要が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国登録特許公報第10-2251593号(2021年5月7日登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、サーバとの通信なしでもスマトホンなどのユーザ機器を通じて車両を制御するための登録及び認証手続きを行うことができる装置を提供することである。
【0007】
本発明が解決しようとする技術的課題は、車両に対する制御権限を別々にしてユーザ機器を登録することができる登録及び認証装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記のような課題を解決するために、本発明の一態様による車両の制御のためのユーザ機器を登録及び認証する装置は、前記ユーザ機器と連結されて、前記ユーザ機器から認証要請を受信する通信部と、前記車両に含まれて前記車両のFOBと通信する少なくとも一つのアンテナと通信連結するためのインターフェースと、受信された認証要請に含まれているユーザ情報と機器情報のうち少なくとも一つに基づいて前記ユーザ機器の登録如何を感知し、前記少なくとも一つのアンテナを用いて、前記ユーザ機器のユーザが前記FOBを持っている状態であるかどうかを感知し、前記ユーザ機器の未登録時、前記FOBの所持如何によって相異なって設定される前記ユーザ機器の登録プロセスを制御するプロセッサと、を備える。
【0009】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記登録プロセスによって前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器と登録し、前記マスタ機器の制御権限は、前記一般機器及び前記臨時機器の制御権限より多くてもよい。
【0010】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として既に登録されている他の機器が存在しない場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録するための登録プロセスを制御してもよい。
【0011】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、前記認証要請に含まれているランダムデータ宛先情報によって伝送し、前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、前記受信されたランダムデータと前記生成されたランダムデータとが一致する場合、前記ユーザ機器を前記マスタ機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存してもよい。
【0012】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザが前記FOBを持っていない状態であると感知し、マスタ機器として登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するための登録プロセスを制御してもよい。
【0013】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、前記マスタ機器として登録された他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送し、前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、前記受信されたランダムデータと前記生成されたランダムデータとが一致する場合、前記ユーザ機器を前記一般機器または前記臨時機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存してもよい。
【0014】
一実施形態によって、前記生成されたランダムデータは、一般機器としての登録に対応する第1ランダムデータと、臨時機器としての登録に対応する第2ランダムデータを含み、前記プロセッサは、前記受信されたランダムデータが前記第1ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を一般機器として登録し、前記受信されたランダムデータが前記第2ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を臨時機器として登録してもよい。
【0015】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると感知し、マスタ機器として登録されている他の機器が存在する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するための登録プロセスを制御してもよい。
【0016】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記ユーザ機器の認証のためのランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、前記マスタ機器として登録された他の機器のランダムデータ宛先情報によって伝送し、前記ランダムデータの伝送に応答して前記ユーザ機器を通じてランダムデータが入力されれば、前記ユーザ機器から前記入力されたランダムデータを受信し、前記受信されたランダムデータに基づいて前記ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または前記臨時機器として登録し、前記認証要請に含まれている前記ユーザ情報と前記機器情報のうち少なくとも一部をメモリに保存してもよい。
【0017】
一実施形態によって、前記生成されたランダムデータは、マスタ機器としての登録に対応する第3ランダムデータをさらに含んでもよい。
【0018】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記受信されたランダムデータが前記第1ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を一般機器として登録し、前記受信されたランダムデータが前記第2ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器を臨時機器として登録し、前記受信されたランダムデータが前記第3ランダムデータと一致する場合、前記ユーザ機器をマスタ機器として登録し、マスタ機器として既に登録されている他の機器の登録を解除してもよい。
【0019】
一実施形態によって、前記プロセッサは、前記通信部を用いて前記車両と前記ユーザ機器との距離または前記車両に対する前記ユーザ機器の相対的な位置を推定し、前記少なくとも一つのアンテナを用いて、前記車両と前記FOBとの距離または前記車両に対する前記FOBの相対的な位置を推定し、推定された距離または相対的な位置の差が既定のしきい値未満である場合、前記ユーザが前記FOBを持っている状態であると確認してもよい。
【0020】
本発明の一態様による車両の制御のためのユーザ機器を登録及び認証する方法は、前記車両に含まれている機器登録及び認証装置が、前記ユーザ機器から認証要請を受信するステップと、前記機器登録及び認証装置が、受信された認証要請に応答して前記ユーザ機器の登録如何を確認し、前記ユーザ機器のユーザが前記車両のFOBを持っている状態であるかどうかを感知するステップと、前記ユーザ機器の未登録時、前記FOBの所持如何によって相異なって設定される前記ユーザ機器の登録プロセスを行うステップと、を含む。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、車両内に搭載されている機器登録及び認証装置は、別途の認証サーバなしにユーザ機器との認証及び登録プロセスを行うところ、さらに簡単で効率的なシステムの具現ができる。
【0022】
また、機器登録及び認証装置は、ユーザがFOBのような車両のスマートキーを持っているかどうかを感知して、登録されるユーザ機器の登録類型を能動的に調節することで、ユーザ機器の手軽い登録ができるようにする。
【0023】
それだけではなく、本発明によれば、マスタ機器のユーザは、他のユーザ機器の登録時に車両の近くに位置しなくても登録プロセスを容易に確認及び管理することができるところ、管理の便宜性を極大化することができる。
【0024】
本発明によるユーザ機器の登録及び認証装置と方法が得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないさらに他の効果は、以下の記載から当業者により明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の例示的な実施形態によるネットワーク構成図である。
図2】本発明の例示的な実施形態によるユーザ機器と、機器登録及び認証装置の詳細構成を説明するためのブロック図である。
図3】機器登録及び認証装置とユーザ機器との間の登録及び/または認証動作を概略的に示すラダー図である。
図4】機器登録及び認証装置がユーザのFOB所持如何を確認する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図5】ユーザ機器の登録如何及びFOB所持如何によって区分されるプロセスの例を示すフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第1ユーザ機器をマスタ機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
図7】本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第2ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
図8】本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第3ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
図9】本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第4ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
図10】本発明の一実施形態による共有車両に搭載されている機器登録及び認証装置が第5ユーザ機器を認証及び/または登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明による例示的な実施形態は、当業者に本発明をさらに完全に説明するために提供されるものであり、下記の実施形態はいろいろな他の形態に変形され、本発明の範囲が下記の実施形態に限定されるものではない。むしろ、これらの実施形態は本発明をさらに充実で完全にし、当業者に本発明を完全に伝達するために提供されるものである。
【0027】
本発明で第1、第2などの用語が多様な部材、領域、層、部位及び/または構成要素を説明するために使われるが、これらの部材、領域、層、部位及び/または構成要素は、これらの用語によって限定されてはいけないということは明らかである。これらの用語は、特定手順や上下、または優劣を意味せず、但し、一つの部材、領域、部位、または構成要素を他の部材、領域、部位または構成要素から区別するために使われる。よって、以下で詳述する第1部材、領域、部位または構成要素は、本発明の教えから逸脱せずにも第2部材、領域、部位または構成要素を指称することができる。例えば、本発明の権利範囲から逸脱せずに第1構成要素は第2構成要素と命名され、類似して、第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。
【0028】
別途に定義されない限り、ここで使われるすべての用語は、技術用語と科学用語とを含む本発明の概念の属する技術分野で当業者が共通して理解しているところと同じ意味を持つ。また、通常的に使われる、辞書に定義された通りの用語は、係わる技術の脈絡でこれらが意味するところと一致する意味を持つと解釈されねばならず、ここで明示的に定義しない限り、過度に形式的な意味と解釈されてはいけない。
【0029】
ある実施形態が別途に具現される場合に、特定の工程順序または過程順序は、説明される手順と異なって行われてもよい。例えば、連続して説明される二つの工程または過程が実質的に同時に行われてもよく、説明される手順と逆の手順に行われてもよい。
【0030】
また、本明細書に記載の「~部」、「~器」、「~子」、「~モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerate
Processor Unit)、DSP(Drive Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアやソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの結合で具現され、少なくとも一つの機能や動作の処理に必要なデータを保存するメモリと結合される形態で具現されてもよい。
【0031】
そして、本明細書における構成部の区分は、各構成部が担当する主機能別に区分したことに過ぎないということを明らかにする。すなわち、以下で説明する二つ以上の構成部が一つの構成部に合わせられるか、または一つの構成部がさらに細分化した機能別に二つ以上に分化して備えられてもよい。そして、以下で説明する構成部それぞれは、自分の担当する主機能以外にも他の構成部が担当する機能のうち一部または全部の機能をさらに行ってもよく、構成部それぞれが担当する主機能のうち一部の機能が他の構成部によって専担されて行われてもよいということは言うまでもない。
【0032】
ここで使われた「及び/または」用語は、言及された部材のそれぞれ及び一つ以上のすべての組み合わせを含む。
【0033】
以下、添付された図面を参照して本発明による実施形態について詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の例示的な実施形態によるネットワーク構成図である。
【0035】
図1を参照すれば、全体ネットワークは、ユーザ機器10及び車両20を備えて構成される。
【0036】
車両20は、機器登録及び認証装置21及び車両ECU(Electronic Control Unit)23を備えて構成される。一方、車両20は、FOB 12のようなスマートキーを備えることができ、この場合、FOB 12との通信を行うための複数のアンテナ25(例えば、LF(low frequency)アンテナなど)を備える。
【0037】
FOB 12は、車両20のユーザが持っている携帯機器に対応する。複数のアンテナ25は、FOB 12が車両内に位置しているかどうかを感知するための複数の室内用アンテナ、及びFOB 12が車両から所定距離以内に近づいたかどうか及び/またはFOB 12の距離や位置などを感知する複数の室外用アンテナを備える。但し、車両20とFOB 12との通信方式によって、アンテナの種類や数は変わりうる。
【0038】
ユーザ機器10は、車両20の機器登録及び認証装置21との無線通信を行う。例えば、ユーザ機器10は、車両20と近距離無線通信方式によって通信を行い、近距離無線通信は、ブルートゥース通信を含むことができるが、これは一つの実施形態に過ぎず、Wi-Fi通信、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identification)、UWB(Ultra
Wideband)通信などの多様な近距離無線通信方式が使われてもよい。但し、ユーザ機器10と機器登録及び認証装置21との通信が近距離無線通信のみによって行われるものではなく、実施形態によって、ユーザ機器10は、機器登録及び認証装置21とWi-Fi、LTE(long term evolution)、5Gなどの多様な無線通信方式によって通信を行ってもよい。
【0039】
ユーザ機器10と車両ECU 23とは、ユーザ機器10を通じる車両20の制御のための情報や命令、車両20の状態情報などを送受信する。これより以前に、ユーザ機器10は、機器登録及び認証装置21との通信を通じてユーザ機器10を車両20の制御可能機器として登録し、車両20の利用時に認証手続きを行う。例えば、ユーザ機器10の登録時に制御可能な項目は、ドアやウィンドーの開閉、空調制御、始動オン/オフなどを含む。
【0040】
このようなユーザ機器10は、スマトホン、タブレットPC、ウエアラブル機器などの携帯用機器を含み、実施形態によっては、RFIDタッグやNFCタッグなどのようにディスプレイや入力部のない機器を含んでもよい。実施形態によって、ユーザ機器10には、車両20との通信を通じる機器登録及び認証や車両制御機能の実行などのための車両制御APP(図2の152)が設けられてもよい。
【0041】
機器登録及び認証装置21は、前述したユーザ機器10の登録及び認証に係る全般的な動作を制御する。機器登録及び認証装置21は、車両20内に搭載されているデバイスで具現されてもよく、実施形態によっては、車両ECU 23と一体に提供されてもよい。特に、機器登録及び認証装置21は、別途のサーバと連結されなくても、ユーザ機器10の登録及び認証手続きを全般的に制御するように具現される。機器登録及び認証装置21を用いたユーザ機器10の登録及び認証手続きに係る多様な実施形態については、後で図3ないし図10を通じて説明する。
【0042】
機器登録及び認証装置21が、車両ECU 23から分離された形態のデバイスとして提供される場合、機器登録及び認証装置21は、CAN(Controller Area Network)通信、MOST(Media Oriented Systems Transport)通信、イーサネット(Ethernet)通信、FlexRay通信のうち少なくとも一つを用いて車両ECU 23と情報を交換する。ここで、情報は、各種制御信号、センシング信号などを含むが、これに限定されるものではない。実施形態によって、機器登録及び認証装置21と車両ECU 23との間には車両ゲートウェイ(図示せず)が備えられてもよい。この場合、機器登録及び認証装置21は、CAN通信などを通じて前記車両ゲートウェイと連結され、前記車両ゲートウェイを通じて車両ECU 23と情報を交換することができる。
【0043】
車両ECU 23は、車両20の大部分の構成の動作を制御する。一例として、車両ECU 23は、PTC(Power train Controller)ドメイン、BEM(Body
Electronic Module)ドメイン、HU(Head Unit)ドメイン、CSC(Chassis and Safety Controller)ドメインを含む。
【0044】
実施形態によって、PTCドメインは、エンジン制御器、パワートレインセンサ、ハイブリッド制御器などを含んで構成されてもよい。
【0045】
実施形態によって、BEMドメインは、ドア制御器、空調制御器、シート制御器、トランク制御器、窓/ミラー制御器、ランプ制御器などを含んで構成されてもよい。
【0046】
実施形態によって、HU(Head Unit)ドメインは、ナビゲーション、マルチメディア(オーディオ/ビデオなど)、テレマティクスなどの機能を提供する制御器で構成されてもよい。
【0047】
実施形態によって、CSC(Chassis and Safety Controller)ドメインは、制動制御器、ステアリング制御器、環境センサ、エアバッグ制御器、クルーズ制御器、タイヤ圧力制御器などを含んで構成されてもよい。
【0048】
本実施形態によれば、車両ECU 23は、機器登録及び認証装置21によってユーザ機器10の認証が成功すれば、ユーザ機器10から車両20の制御のための制御信号を受信し、受信された制御信号に基づいて車両20の所定機能を行うための制御動作を行ってもよい。
【0049】
図2は、本発明の例示的な実施形態によるユーザ機器と、機器登録及び認証装置の詳細構成を説明するためのブロック図である。
【0050】
図2を参照すれば、ユーザ機器10は、通信部110、入力部120、出力部130、メモリ140、及びプロセッサ150を備える。機器登録及び認証装置21は、通信部210、メモリ220、インターフェース230、及びプロセッサ240を備える。図2に図示されているユーザ機器10及び機器登録及び認証装置21の構成は、説明の便宜のための一実施形態であり、ユーザ機器10及び機器登録及び認証装置21それぞれは、図2に図示されている構成より多いかまたは少ない構成を備えてもよい。
【0051】
ユーザ機器10の通信部110は、所定距離内の近距離に位置している機器登録及び認証装置21などの機器と通信するための近距離無線通信モジュール112、移動通信網を通じて機器登録及び認証装置21、他の機器、及び/またはサーバなどと通信するための移動通信モジュール114を備える。近距離無線通信モジュール112は、ブルートゥース、NFC、UWBなどの公知の近距離無線通信方式を支援する少なくとも一つの通信インターフェースを備える。移動通信モジュール114は、LTE、LTE-A(LTE-Advanced)、5Gなどの公知の移動通信方式を支援する少なくとも一つの通信インターフェースを備える。
【0052】
入力部120は、ユーザからユーザ機器10の機能の実行や情報入力などのための多様な形態の入力を受信する。例えば、入力部120は、マイクロホン、カメラ、ボタン、ダイヤル、タッチパネル、及び/またはタッチスクリーンなどの既知の多様な種類の入力手段を備える。
【0053】
出力部130は、ユーザ機器10を通じて処理された多様な情報やデータを出力する。例えば、出力部130は、前記情報やデータをテキストまたはグラフィック形態に出力するディスプレイ132を備えることができるが、これに限定されるものではなく、スピーカ、ハプティック・モジュールなどの多様な出力手段を備えてもよい。
【0054】
メモリ140は、ユーザ機器10の動作に係わる情報、プログラムデータ、アルゴリズムなどを保存してもよい。実施形態によって、メモリ140は、ユーザ機器10の登録及び認証、車両の制御のためのアプリケーション(車両制御APP 152)のデータを保存してもよい。メモリ140は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含む。
【0055】
プロセッサ150は、ユーザ機器10に含まれている構成の全般的な動作を制御する。実施形態によって、プロセッサ150は、車両制御APP 152が実行されれば、車両制御APP
152を通じてユーザ機器10と機器登録及び認証装置21との間の機器登録及び認証動作を制御してもよく、車両制御APP 152を通じる車両の制御命令を車両20に伝送するように制御してもよい。
【0056】
機器登録及び認証装置21の通信部210は、所定距離内の近距離に位置しているユーザ機器10などの機器と通信するための近距離無線通信モジュール212、移動通信網を通じてユーザ機器10、他の機器やサーバなどと通信するための移動通信モジュール214を備える。近距離無線通信モジュール212は、ブルートゥース、NFC、UWBなどの通信を支援する少なくとも一つの通信インターフェースを備える。移動通信モジュール214は、LTE、LTE-A、5Gなどの公知の移動通信方式を支援する少なくとも一つの通信インターフェースを備える。
【0057】
図2では、機器登録及び認証装置21が通信部210を備えると図示しているが、実施形態によって通信部210は、機器登録及び認証装置21に含まれずに車両20内に具現されてもよい。この場合、機器登録及び認証装置21は、車両ECU 23を通じて通信部210を用いる。
【0058】
メモリ220は、機器登録及び認証装置21のユーザ機器登録及び認証動作と係わる情報、認証APP 242のデータやアルゴリズムなどを保存する。また、メモリ220は、登録されたユーザ機器10の情報(例えば、機器名、セルナンバー、MACアドレス、電話番号、ユーザの電子メール住所情報など)を保存してもよい。
【0059】
インターフェース230は、機器登録及び認証装置21と車両ECU 23との間の信号または情報交換のために、機器登録及び認証装置21と車両ECU 23とを連結させる。インターフェース230は、既知の多様な方式の有無線連結インターフェースを含む。実施形態によって、インターフェース230は、通信部210に含まれる一構成に当る。
【0060】
プロセッサ240は、機器登録及び認証装置21に含まれている構成の全般的な動作を制御する。実施形態によって、プロセッサ240は、認証APP 242を用いてユーザ機器10の登録及び認証動作を全般的に制御する。
【0061】
図示されてはいないが、実施形態によって、機器登録及び認証装置21は、少なくとも一つの入力手段(例えば、ボタン、ダイヤル、タッチパネルなど)、少なくとも一つの出力手段(例えば、ディスプレイ、スピーカなど)などの構成をさらに含んでもよい。
【0062】
一方、車両ECU 23は、車両20内に含まれているユーザ入力装置27と連結されて、ユーザ入力装置27を通じるユーザ入力を受信する。実施形態によって、車両ECU 23は、受信されたユーザ入力を機器登録及び認証装置21に伝送してもよい。このようなユーザ入力装置27は、車両20内に配置されている多様な形態の入力(または操作)手段であって、エンジン始動及びエンジンオフのための入力を受信する始動ボタン、所定のメニューまたは項目などを選択するか、ボリュームの増減、チャンネルの変更などのための入力を受信するダイヤルを含む。また、ユーザ入力装置27は、ユーザからタッチ形態の入力を受信するタッチパネル及び/またはタッチスクリーン、及びユーザからプッシュ形態の入力を受信する物理ボタン部など多様な形態の構成を含む。
【0063】
以下、図3ないし図10を参照して、本発明の多様な実施形態によるユーザ機器10の登録及び認証プロセスについて具体的に説明する。
【0064】
図3は、機器登録及び認証装置とユーザ機器との間の登録及び/または認証動作を概略的に示すラダー図である。図4は、機器登録及び認証装置がユーザのFOB所持如何を確認する動作の一例を説明するためのフローチャートである。図5は、ユーザ機器の登録如何及びFOB所持如何によって区分されるプロセスの例を示すフローチャートである。
【0065】
図3を参照すれば、ユーザ機器10は、ユーザの入力などに基づいて車両制御APP 152を行う(ステップS300)。
【0066】
実施形態によって、車両制御APP 152が最初に実行される場合、ユーザ機器10は、入力部120などを通じてユーザ情報を入力される(ステップS310)。
【0067】
車両制御APP 152がユーザ機器10に設けられた後で最初に実行される場合、ユーザ機器10は、車両20に登録されていない機器である可能性が高い。これによって、ユーザ機器10のプロセッサ150は、ユーザ機器10を車両20に登録するために必要な情報のうち一部として、ユーザ情報を入力される。例えば、ユーザ情報は、ユーザ名、年齢、性別、電話番号などの情報を含む。また、ユーザ情報は、機器登録過程で後で機器登録及び認証装置21から受信するランダムデータの宛先情報をさらに含む。例えば、前記宛先情報は、ユーザの電子メール住所情報や電話番号などを含むが、これに限定されるものではなく、移動通信モジュール114を通じてランダムデータを受信することができる多様な手段の情報を含む。実施形態によって、前記ユーザ情報は、ユーザ機器10のメモリ140に保存されてもよい。
【0068】
実施形態によって、車両制御APP 152には、前記宛先情報が正しく入力されたかどうかを認証する機能が具現されてもよい。これによって、プロセッサ150は、前記宛先情報に認証データ(認証メール、認証メッセージ、ランダムデータなど)を伝送し、ユーザ機器10のユーザは、前記認証データを受信確認するか、または前記認証データに含まれているランダムデータを入力することで前記宛先情報の認証を行う。
【0069】
ユーザ機器10は、機器登録及び認証装置21に認証要請を伝送する(ステップS320)。
【0070】
車両制御APP 152の実行が最初の実行に該当しない場合、プロセッサ150は、車両制御APP 152の実行時に、または実行された車両制御APP
152を通じて受信された認証入力に応答して、前記認証要請を機器登録及び認証装置21に伝送する。前記認証要請は、既に保存されているユーザ情報及び/または機器情報(機器名、セルナンバー、MACアドレス、電話番号など)を含む。
【0071】
車両制御APP 152が最初に実行された場合、プロセッサ150は、入力されたユーザ情報及び機器情報を含む認証要請を機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0072】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して、ユーザ機器10の登録如何及びFOB 12の所持如何を確認する(ステップS330)。
【0073】
機器登録及び認証装置21のプロセッサ240は、認証要請を伝送したユーザ機器10が登録された機器であるかどうかを確認する。例えば、プロセッサ240は、受信された認証要請に含まれている機器情報を、登録されたユーザ機器の機器情報(メモリ220などに保存される)と比べて、ユーザ機器10の登録如何を確認する。
【0074】
また、プロセッサ240は、ユーザ機器10のユーザがFOB 12を持っているかどうかを確認する。以下、図4を通じてFOB 12の所持如何の確認方法の一実施形態を説明する。
【0075】
図4を参照すれば、機器登録及び認証装置21は、通信部210を用いて車両20とユーザ機器10との距離を推定する(S400ステップ)。図2で前述したように、通信部210は、機器登録及び認証装置21に含まれている構成でありうるが、実施形態によって、通信部210は、機器登録及び認証装置21に含まれずに車両内に具現された構成であってもよい。通信部210が機器登録及び認証装置21に含まれていない場合、機器登録及び認証装置21は、車両ECU 23を通じて通信部210を用いる。
【0076】
例えば、車両20とユーザ機器10との距離(第1距離)は、通信部210の近距離無線通信モジュール212を用いて推定され、信号の強度やRSSIを用いて推定される公知の方式が活用される。実施形態によって、車両20内の相異なる位置に複数の近距離無線通信モジュール212が具現される場合、機器登録及び認証装置21は、三角測量法などに基づいて車両20に対するユーザ機器10の相対的な位置を推定してもよい。
【0077】
機器登録及び認証装置21は、複数の室外用LFアンテナを用いて、車両20とFOB 12との距離または車両20に対するFOB 12の相対的な位置を推定する(S410ステップ)。
【0078】
S400ステップと類似して、機器登録及び認証装置21は、室外用アンテナ(例えば、LFアンテナ)を通じてFOB 12から受信された信号の強度またはRSSIを用いて、FOB 12と車両20との距離(第2距離)を推定する。一方、一般的に車両20には、複数の室外用アンテナが相異なる位置に備えられる。これによって、機器登録及び認証装置21は、複数の室外用アンテナを用いて車両20に対するFOB 12の相対的な位置を推定する。
【0079】
機器登録及び認証装置21は、S400ステップないしS410ステップの推定結果に基づいて、ユーザのFOB所持如何を確認する(S420ステップ)。
【0080】
具体的に、機器登録及び認証装置21は、前記第1距離と第2距離との差が既定のしきい値未満である場合、ユーザがFOB 12を持っている状態であると確認する。一方、機器登録及び認証装置21は、前記第1距離と第2距離との差がしきい値を超過するか、またはFOB 12が感知されなくて第2距離が推定されない場合、ユーザがFOB 12を持っていない状態であると確認する。
【0081】
実施形態によって、機器登録及び認証装置21は、推定されたユーザ機器10の位置とFOB 12の位置との比較を通じて、ユーザのFOB 12所持如何を確認してもよい。
【0082】
再び図3を説明する。
【0083】
機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10の登録如何及びFOB 12の所持如何の確認結果に基づいた応答をユーザ機器10に伝送する(S340ステップ)。例えば、前記応答は、前記確認結果に基づいて行われるプロセスに関する情報を含む。
【0084】
本発明による機器登録及び認証装置21は、前記確認結果に基づいて多様なプロセスを能動的に設定して行う。ユーザ機器10が登録されない場合、ユーザ機器10及び機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10の登録プロセスを行う(S350ステップ)。一方、ユーザ機器10が登録されている場合、ユーザ機器10のプロセッサ150は、車両制御のためのインターフェースを提供する(S360ステップ)。前記インターフェースは、ディスプレイ132などを通じて視覚的な形態に提供される画面を含む。
【0085】
以下、図5を通じて、S340ステップないしS360ステップをさらに詳細に説明する。
【0086】
図5を参照すれば、機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10が既に登録されている機器である場合(S510ステップのYES)、登録類型に基づいて車両の制御のためのインターフェースを提供するようにする応答をユーザ機器10に伝送する(S520ステップ)。
【0087】
車両20の制御権限は、登録類型によって相異なる。すなわち、機器登録及び認証装置21は、複数のユーザ機器それぞれについて、いずれか一つの登録類型を持つように登録及び管理する。
【0088】
例えば、前記登録類型は、マスタ、一般、及び臨時に区分される。マスタとして登録されたユーザ機器(マスタ機器)は、一種の管理者権限を持つ機器であって、他の類型に比べて車両の制御権限が多い。マスタ機器(または、マスタ機器のユーザ)は、登録された一般機器及び/または臨時機器の削除権限を持つ。また、図7ないし図9で後述するように、一般機器及び臨時機器の登録プロセス、マスタ機器の変更登録プロセスで、登録進行中のユーザ機器は、マスタ機器からランダムデータを受信して始めて登録プロセスを完了することができるため、マスタ機器は、他のユーザ機器の登録権限までも持つことができる。車両20には、一台のユーザ機器のみがマスタ機器として登録されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。一般類型として登録されたユーザ機器(一般機器)は、マスタ機器に比べて車両の制御権限が少なく(例えば、車両の運行と係わる制御権限のみを持ち)、マスタ機器(または、マスタ機器のユーザ)によって削除されるまでは車両20の制御権限を持つ。一方、臨時類型として登録されたユーザ機器(臨時機器)は、マスタ機器(または、マスタ機器のユーザ)によって承認された期間または既定の期間の間のみに車両の運行と係わる制御権限を持つことができ、期間の経過時に制御権限が自動で消える。
【0089】
一方、ユーザ機器10が既に登録されている機器に該当しない場合(S510ステップのNO)、機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10の登録プロセスを行う。前記登録プロセスは、FOB 12の所持如何、及びマスタ機器として既に登録されている機器の存否によって細分化される。
【0090】
ユーザ機器10のユーザがFOB 12を持っていない場合(S530ステップのNO)、機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10を一般機器または臨時機器として登録するためのプロセスを行う(S540ステップ)。S540ステップについては、後で図7ないし図8を通じてさらに詳細に説明する。
【0091】
ユーザ機器10のユーザがFOB 12を持っており(S530ステップのYES)、マスタ機器として既に登録されている他のユーザ機器が存在しない場合(S550ステップのNO)、機器登録及び認証装置21は、ユーザ機器10をマスタ機器として登録するためのプロセスを行う(S560ステップ)。S560ステップについては、後で図6を通じてさらに詳細に説明する。
【0092】
一方、マスタ機器として既に登録されている他のユーザ機器が存在する場合(S550ステップのYES)、機器登録及び認証装置21は、既に登録されているマスタ機器をユーザ機器10に変更するか、またはユーザ機器10を一般機器または臨時機器として登録するためのプロセスを行う(S570ステップ)。S570ステップについては、後で図9を通じてさらに詳細に説明する。
【0093】
図6は、本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第1ユーザ機器をマスタ機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
【0094】
図6を参照すれば、第1ユーザ機器10aは、ユーザなどからの実行要請に応答して車両制御APP 152を実行し(S600ステップ)、最初の実行時にユーザ情報を入力され(S610ステップ)、入力されたユーザ情報及び機器情報を含む認証要請を機器登録及び認証装置21に伝送する(S620ステップ)。S600ステップないしS620ステップは、図3のS300ステップないしS320ステップと類似しているため、重なる説明は省略する。
【0095】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して、マスタ機器としての登録進行如何を確認する(S630ステップ)。図4ないし図5で前述した実施形態によって、プロセッサ240は、第1ユーザ機器10aが登録されていないことを確認し、ユーザがFOB 12を持っている状態であると確認する。この場合、プロセッサ240は、第1ユーザ機器10aをマスタ機器として登録するプロセス(以下、S632ステップないしS658ステップ)を進めると定める。
【0096】
本実施形態によれば、機器登録及び認証装置21は、第1ユーザ機器10aのユーザを認証するための認証手段としてランダムデータを生成し(S632ステップ)、生成されたランダムデータを、前記受信されたユーザ情報に含まれている宛先情報を用いて第1ユーザ機器10aに伝送する(S634ステップ)。
【0097】
プロセッサ240は、ユーザ機器の登録のために認証する度に相異なる値を持つランダムデータを生成することで、認証時の保安性を向上させる。プロセッサ240は、生成されたランダムデータを通信部210の移動通信モジュール214などを用いてユーザに伝送する。例えば、前記宛先情報がユーザの電子メール住所である場合、プロセッサ240は、生成されたランダムデータを含む電子メールを、移動通信モジュール214を通じて前記ユーザの電子メール住所に伝送する。または、前記宛先情報が第1ユーザ機器10aの電話番号である場合、プロセッサ240は、生成されたランダムデータを含むSMSまたはMMSを第1ユーザ機器10aに伝送する。
【0098】
実施形態によって、前記ランダムデータは、マスタとして登録された機器の存否、及び登録進行中のユーザ機器10のユーザがFOB 12を持っているかどうかによって異なって生成されてもよい。図6の実施形態のように、マスタとして登録された機器が存在しない場合、第1ユーザ機器10aに伝送されるランダムデータは、マスタに対応する一つのランダムデータを含む。一方、図7ないし図8で後述するように、マスタとして登録された機器が存在してFOB 12の所持が感知されない場合、ランダムデータは、一般機器としての登録に対応するランダムデータと、臨時機器としての登録に対応するランダムデータを含む。また、図9で後述するように、マスタとして登録された機器が存在してFOB 12の所持が感知される場合、ランダムデータは、マスタ機器、一般機器、及び臨時機器それぞれに対応するすべて3つのランダムデータを含む。
【0099】
実施形態によって、機器登録及び認証装置21のメモリ220に、前記ユーザ情報のうち少なくとも一部が既に保存されている状態であってもよい。この場合、プロセッサ240は、第1ユーザ機器10aから受信されたユーザ情報と前記既に保存されているユーザ情報とを比較し、比較結果、ユーザ情報が一致する場合のみに前記ランダムデータを生成及び伝送する。これによって、任意のユーザが自分のユーザ機器をマスタ機器として登録する問題を防止する。
【0100】
機器登録及び認証装置21は、前記確認結果に基づいた応答を第1ユーザ機器10aに伝送する(S640ステップ)。例えば、前記応答は、マスタ機器としての登録プロセスを進めることを示す情報を含む。
【0101】
第1ユーザ機器10aは、機器登録及び認証装置21によって伝送されたランダムデータの入力を要請して、ユーザからランダムデータの入力を獲得し(S650ステップ)、入力されたランダムデータを機器登録及び認証装置21に伝送する(S652ステップ)。
【0102】
例えば、プロセッサ150は、受信された応答に基づいて、ランダムデータの入力を要請する画面を、ディスプレイ132を通じて出力する。第1ユーザ機器10aのユーザは、前記宛先情報に伝送されたランダムデータを確認し、確認されたランダムデータを前記画面を通じて入力する。プロセッサ150は、ランダムデータの入力が獲得されれば、獲得されたランダムデータを、近距離無線通信モジュール112を通じて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0103】
機器登録及び認証装置21は、第1ユーザ機器10aから受信されたランダムデータをS632ステップで生成したランダムデータと比べることで、第1ユーザ機器10aの認証及び登録を行う(S654ステップ)。
【0104】
プロセッサ240は、受信されたランダムデータと生成したランダムデータとが一致する場合、認証が成功したと判断して、第1ユーザ機器10aを車両20のマスタ機器として登録する。第1ユーザ機器10aの登録時、プロセッサ240は、S620ステップで受信したユーザ情報及び機器情報をメモリ220に保存する。
【0105】
機器登録及び認証装置21は、登録結果を第1ユーザ機器10aに伝送し(S656ステップ)、第1ユーザ機器10aは、登録結果を出力部130を通じて出力する(S658ステップ)。
【0106】
プロセッサ240は、第1ユーザ機器10aの登録が完了した場合、登録が正常に完了したことを示すメッセージまたはアラームを第1ユーザ機器10aに伝送する。第1ユーザ機器10aのプロセッサ150は、受信されたメッセージまたはアラームに対応する登録結果画面を、ディスプレイ132を通じて出力する。
【0107】
実施形態によって、受信されたランダムデータと生成したランダムデータとが一致しない場合、プロセッサ240は、登録失敗を示すメッセージまたはアラームを第1ユーザ機器10aに伝送するか、またはランダムデータの再入力を要請するメッセージまたはアラームを第1ユーザ機器10aに伝送してもよい。この場合、第1ユーザ機器10aのプロセッサ150は、受信されたメッセージまたはアラームに基づいてランダムデータの入力画面を再び表示し、ユーザからランダムデータを再入力されて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0108】
実施形態によって、マスタ機器としての登録が完了した場合、第1ユーザ機器10aは、車両制御APP 152を通じて車両20の制御のためのインターフェースを提供してもよい(S660ステップ)。
【0109】
図7は、本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第2ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
【0110】
図7を参照すれば、S700ステップないしS720ステップは、図3のS300ステップないしS320ステップと類似しているため、重なる説明は省略する。
【0111】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して、一般機器または臨時機器としての登録進行如何を確認する(S730ステップ)。図4ないし図5で前述した実施形態によって、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bが登録されていないことを確認し、ユーザがFOB
12を持っていない状態であると確認する。さらに、プロセッサ240は、他のユーザ機器がマスタ機器として登録されている状態であると確認する。この場合、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bを一般機器または臨時機器として登録するプロセス(以下、S732ステップないしS758ステップ)を進めると定める。
【0112】
図示されてはいないが、プロセッサ240は、一般機器または臨時機器としての登録プロセスを定める時、マスタとして登録された機器(またはユーザ)のランダムデータ宛先情報の入力要請を第2ユーザ機器10bに伝送する。第2ユーザ機器10bは、前記入力要請に応答してユーザから入力された宛先情報を機器登録及び認証装置21に伝送する。プロセッサ240は、受信された宛先情報と前記マスタとして登録された機器のランダムデータ宛先情報とを比較し、比較結果、一致する場合、第2ユーザ機器10bの登録プロセスを行い、一致しない場合、登録プロセスを行わない。
【0113】
本実施形態によれば、機器登録及び認証装置21は、第2ユーザ機器10bのユーザを認証するための認証手段としてランダムデータを生成し(S732ステップ)、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器(または、ユーザ)に伝送する(S734ステップ)。
【0114】
プロセッサ240は、ランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器の宛先(電子メール、電話番号など)に伝送する。例えば、前記ランダムデータは、一般機器に対応する第1ランダムデータと、臨時機器に対応する第2ランダムデータを含む。実施形態によって、前記ランダムデータは、マスタ機器に対応する第3ランダムデータをさらに含んでもよい。
【0115】
機器登録及び認証装置21は、前記確認結果に基づいた応答を第2ユーザ機器10bに伝送する(S740ステップ)。例えば、前記応答は、一般機器または臨時機器としての登録プロセスを進めることを示す情報と、認証のためのランダムデータをマスタ機器に伝送したことを示す情報を含む。
【0116】
第2ユーザ機器10bは、マスタ機器に伝送されたランダムデータの入力を要請して、ユーザからランダムデータの入力を獲得し(S750ステップ)、入力されたランダムデータを機器登録及び認証装置21に伝送する(S752ステップ)。
【0117】
マスタ機器のユーザは、機器登録及び認証装置21から受信されたランダムデータを確認し、確認されたランダムデータを第2ユーザ機器10bのユーザに提供する。前記マスタ機器のユーザは、受信された前記第1ランダムデータないし第3ランダムデータのうち、所望の登録類型に当たるランダムデータを第2ユーザ機器10bのユーザに提供する。
【0118】
第2ユーザ機器10bのユーザは、提供されたランダムデータを、入力部120などを通じて第2ユーザ機器10bに入力し、第2ユーザ機器10bのプロセッサ150は、入力されたランダムデータを、近距離無線通信モジュール112を通じて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0119】
機器登録及び認証装置21は、第2ユーザ機器10bから受信されたランダムデータをS732ステップで生成したランダムデータと比べることで、ユーザの認証及び第2ユーザ機器10bの登録を行う(S754ステップ)。
【0120】
プロセッサ240は、受信されたランダムデータと生成されたランダムデータとを比べる。例えば、前記受信されたランダムデータが前記生成された第1ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bを一般機器として登録する。実施形態によって、前記受信されたランダムデータが前記生成された第3ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bをマスタ機器に変更してもよい。
【0121】
第2ユーザ機器10bの登録時、プロセッサ240は、S720ステップで受信したユーザ情報及び機器情報をメモリ220に保存し、第2ユーザ機器10bの登録類型に関する情報を共に保存する。
【0122】
機器登録及び認証装置21は、登録結果を第2ユーザ機器10bに伝送し(S756ステップ)、第2ユーザ機器10bは、登録結果を出力部130を通じて出力する(S758ステップ)。
【0123】
プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bの登録が完了した場合、登録完了及び登録類型を示すメッセージまたはアラームを第2ユーザ機器10bに伝送する。第2ユーザ機器10bのプロセッサ150は、受信されたメッセージまたはアラームに対応する登録結果画面を、ディスプレイ132を通じて出力する。実施形態によって、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bの登録が完了したことを示すメッセージまたはアラームをマスタ機器にも伝送してもよい。
【0124】
実施形態によって、受信されたランダムデータが前記生成されたランダムデータのうちいずれとも一致しない場合、プロセッサ240は、登録失敗を示すメッセージまたはアラームを第2ユーザ機器10bに伝送するか、または、ランダムデータの再入力を要請するメッセージまたはアラームを第2ユーザ機器10bに伝送してもよい。この場合、第2ユーザ機器10bのプロセッサ150は、受信されたメッセージまたはアラームに基づいてランダムデータの入力画面を再び表示し、ユーザからランダムデータを再入力されて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0125】
実施形態によって、一般または臨時機器としての登録が完了した場合、第2ユーザ機器10bは、車両制御APP
152を通じて車両20の制御のためのインターフェースを提供してもよい(S760ステップ)。
【0126】
図8は、本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第3ユーザ機器を一般機器または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。図8の実施形態は、第3ユーザ機器10cがRFIDタッグまたはNFCタッグで具現されるか、または、ディスプレイ及び/または入力部が存在しないポータブル機器(ウエアラブル機器など)で具現された場合に適用されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0127】
図8を参照すれば、第3ユーザ機器10cと機器登録及び認証装置21とが近距離無線通信方式などを通じて通信連結されれば(S800ステップ)、第3ユーザ機器10cは、機器登録及び認証装置21に認証要請を伝送する(S820ステップ)。
【0128】
第3ユーザ機器10cのプロセッサ150は、近距離無線通信モジュール112などを通じて車両20と連結されることを感知すれば、車両20に第3ユーザ機器10cの認証要請を伝送する。前記認証要請は、第3ユーザ機器10cの機器情報を含む。
【0129】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して、一般機器または臨時機器としての登録進行如何を確認する(S830ステップ)。図4ないし図5で前述した実施形態によって、プロセッサ240は、第3ユーザ機器10cが登録されていないことを確認し、ユーザがFOB 12を持っていない状態であると確認する。さらに、プロセッサ240は、他のユーザ機器がマスタ機器として登録されている状態であると確認する。この場合、プロセッサ240は、第3ユーザ機器10cを一般機器または臨時機器として登録するプロセス(以下、S832ステップないしS860ステップ)を進めると定める。
【0130】
図示されてはいないが、プロセッサ240は、一般機器または臨時機器としての登録プロセスを定める時、マスタとして登録された機器(またはユーザ)のランダムデータ宛先情報の入力画面を、車両20のディスプレイ(AVNなど)を通じて出力する。第3ユーザ機器10cのユーザは、前記出力された画面を通じて宛先情報を入力する。プロセッサ240は、入力された宛先情報と前記マスタとして登録された機器のランダムデータ宛先情報とを比較し、比較結果、一致する場合、第3ユーザ機器10cの登録プロセスを行い、一致しない場合、登録プロセスを行わない。
【0131】
機器登録及び認証装置21は、第3ユーザ機器10cのユーザの認証手段としてランダムデータを生成し(S832ステップ)、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器(または、ユーザ)に伝送する(S834ステップ)。
【0132】
プロセッサ240は、ランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器の宛先(電子メール、電話番号など)に伝送する。例えば、前記ランダムデータは、一般機器に対応する第1ランダムデータと、臨時機器に対応する第2ランダムデータを含む。
【0133】
機器登録及び認証装置21は、前記確認結果に基づいて、車両ECU 23にランダムデータ入力画面の出力要請を伝送する(S840ステップ)。例えば、プロセッサ240は、受信された認証要請に含まれている機器情報に基づいて、第3ユーザ機器10cがタッグなどのようにディスプレイ及び/または入力部を備えない機器であると認識する。この場合、プロセッサ240は、車両20内のディスプレイ(例えばAVNなど)及びユーザ入力装置27を用いてランダムデータを入力されるために、車両ECU 23にランダムデータ入力画面の出力を要請する。
【0134】
車両ECU 23は、マスタ機器に伝送されたランダムデータの入力を要請するランダムデータ入力画面を出力し(S850ステップ)、第3ユーザ機器10cのユーザなどからランダムデータの入力を獲得し(S852ステップ)、獲得されたランダムデータを機器登録及び認証装置21に伝送する(S854ステップ)。
【0135】
車両ECU 23は、前記ランダムデータ入力画面を車両20内のディスプレイを通じて出力して、ランダムデータの入力を要請する。
【0136】
一方、前記ランダムデータの入力のためには、第3ユーザ機器10cのユーザまたは既に登録されている機器のユーザなどが車両20内に乗らねばならない。一例として、第3ユーザ機器10cのユーザとマスタ機器のユーザとが同行した場合、または第3ユーザ機器10cのユーザとマスタ機器のユーザとが同一人である場合には、マスタ機器により車両のドアがアンロックされて(unlock)、ユーザが車両20に乗る。
【0137】
一方、第3ユーザ機器10cのユーザのみが車両20の近くに位置している場合には、ユーザが車両20に乗れない恐れがある。よって、機器登録及び認証装置21は、S834ステップで、ランダムデータをマスタ機器に伝送すると同時に、または順次に車両20のドア・アンロック如何の確認要請を伝送する。マスタ機器のユーザが受信された確認要請に応答してドア・アンロック命令を入力した場合、マスタ機器は、車両20に前記ドア・アンロック命令を伝送することで、車両20のドアがアンロックされる。
【0138】
車両20の内部に乗ったユーザ(第3ユーザ機器10cのユーザなど)は、マスタ機器のユーザから提供されるランダムデータを、前記ランダムデータ入力画面及び入力手段を通じて入力する。前記マスタ機器のユーザは、受信された前記第1ランダムデータないし第2ランダムデータのうち、所望の登録類型に当たるランダムデータを第3ユーザ機器10cのユーザに提供する。
【0139】
機器登録及び認証装置21は、第3ユーザ機器10cから受信されたランダムデータを、S832ステップで生成したランダムデータと比べることで、ユーザの認証及び第3ユーザ機器10cの登録を行う(S856ステップ)。
【0140】
プロセッサ240は、受信されたランダムデータと生成されたランダムデータとを比べる。例えば、前記受信されたランダムデータが前記生成された第1ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第3ユーザ機器10cを一般機器として登録する。実施形態によって、前記受信されたランダムデータが前記生成された第2ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第2ユーザ機器10bを臨時機器として登録してもよい。
【0141】
第3ユーザ機器10cの登録時、プロセッサ240は、S820ステップで受信した機器情報(及びユーザ情報)をメモリ220に保存し、第3ユーザ機器10cの登録類型に関する情報を共に保存する。
【0142】
機器登録及び認証装置21は、登録結果を車両ECU 23に伝送し(S858ステップ)、車両ECU 23は、登録結果を、車両20内の出力手段を通じて出力する(S860ステップ)。実施形態によって、機器登録及び認証装置21は、登録結果を第3ユーザ機器10cに伝送してもよく、図7で前述したS756ステップ及びS758ステップで説明した動作と類似した動作が行われてもよい。
【0143】
図9は、本発明の一実施形態による機器登録及び認証装置が、第4ユーザ機器をマスタ機器、一般機器、または臨時機器として登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
【0144】
図9を参照すれば、S900ステップないしS920ステップは、図3のS300ステップないしS320ステップと類似しているため、重なる説明は省略する。
【0145】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して、マスタ機器の変更登録、または一般/臨時機器としての登録進行如何を確認する(S930ステップ)。図4ないし図5で前述した実施形態によって、プロセッサ240は、第4ユーザ機器10dが登録されていないことを確認し、ユーザがFOB 12を持っている状態であると確認する。さらに、プロセッサ240は、他のユーザ機器がマスタ機器として登録されている状態であると確認する。この場合、プロセッサ240は、第4ユーザ機器10dをマスタ機器として変更登録するか、または一般機器または臨時機器として登録するプロセス(以下、S932ないしS958)を進めると定める。
【0146】
図示されてはいないが、プロセッサ240は、マスタ機器の変更登録または一般/臨時機器としての登録プロセスを定める時、マスタとして登録された機器(またはユーザ)のランダムデータ宛先情報の入力要請を第4ユーザ機器10dに伝送する。第4ユーザ機器10dは、前記入力要請に応答してユーザから入力された宛先情報を機器登録及び認証装置21に伝送する。プロセッサ240は、受信された宛先情報と前記マスタとして登録された機器のランダムデータ宛先情報とを比較し、比較結果、一致する場合、第4ユーザ機器10dの登録プロセスを行い、一致しない場合、登録プロセスを行わない。
【0147】
機器登録及び認証装置21は、第4ユーザ機器10dのユーザを認証するための認証手段としてランダムデータを生成し(S932ステップ)、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器(または、ユーザ)に伝送する(S934ステップ)。
【0148】
プロセッサ240は、ランダムデータを生成し、生成されたランダムデータを、マスタ機器として登録されたユーザ機器(または、ユーザ)の宛先(電子メール、電話番号など)に伝送する。例えば、前記ランダムデータは、一般機器に対応する第1ランダムデータ、臨時機器に対応する第2ランダムデータ、及びマスタ機器に対応する第3ランダムデータを含む。
【0149】
機器登録及び認証装置21は、前記確認結果に基づいた応答を第4ユーザ機器10dに伝送する(S940ステップ)。例えば、前記応答は、マスタ機器の変更登録プロセス、または一般/臨時機器としての登録プロセスを進めることを示す情報と、認証のためのランダムデータをマスタ機器に伝送したことを示す情報を含む。
【0150】
第4ユーザ機器10dは、マスタ機器に伝送されたランダムデータの入力を要請して、ユーザからランダムデータの入力を獲得し(S950ステップ)、入力されたランダムデータを機器登録及び認証装置21に伝送する(S952ステップ)。
【0151】
マスタ機器のユーザは、機器登録及び認証装置21から受信されたランダムデータを確認し、確認されたランダムデータを第4ユーザ機器10dのユーザに提供する。前記マスタ機器のユーザは、受信された前記第1ランダムデータないし第3ランダムデータのうち、所望の登録類型に当たるランダムデータを第4ユーザ機器10dのユーザに提供する。
【0152】
第4ユーザ機器10dのユーザは、提供されたランダムデータを、入力部120などを通じて第4ユーザ機器10dに入力し、第4ユーザ機器10dのプロセッサ150は、入力されたランダムデータを、近距離無線通信モジュール112などを通じて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0153】
機器登録及び認証装置21は、第4ユーザ機器10dから受信されたランダムデータを、S932ステップで生成したランダムデータと比べることで、第4ユーザ機器10dの登録を行う(S954ステップ)。
【0154】
プロセッサ240は、受信されたランダムデータと生成されたランダムデータとを比べる。例えば、前記受信されたランダムデータが前記生成された第1ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第4ユーザ機器10dを一般機器として登録する。実施形態によって、前記受信されたランダムデータが前記生成された第3ランダムデータと一致する場合、プロセッサ240は、第4ユーザ機器10dをマスタ機器として変更登録してもよい。この場合、既存マスタとして登録された機器は削除されるか、または一般機器として登録類型が変更される。
【0155】
第4ユーザ機器10dの登録時、プロセッサ240は、S920ステップで受信したユーザ情報及び機器情報をメモリ220に保存し、第4ユーザ機器10dの登録類型に関する情報を共に保存する。
【0156】
機器登録及び認証装置21は、登録結果を第4ユーザ機器10dに伝送し(S956ステップ)、第4ユーザ機器10dは、登録結果を出力部130を通じて出力する(S958ステップ)。
【0157】
プロセッサ240は、第4ユーザ機器10dの登録が完了した場合、登録完了及び登録類型を示すメッセージまたはアラームを第4ユーザ機器10dに伝送する。第4ユーザ機器10dのプロセッサ150は、受信されたメッセージまたはアラームに対応する登録結果画面を、ディスプレイ132を通じて出力する。
【0158】
実施形態によって、第4ユーザ機器10dの登録が完了した場合、第4ユーザ機器10dは、車両制御APP 152を通じて車両20の制御のためのインターフェースを提供してもよい(S760ステップ)。
【0159】
図6ないし図9の実施形態によれば、機器登録及び認証装置21及びこれを含むシステムは、ユーザ機器10の登録時にFOB 12の所持如何及び機器の登録如何を確認して、好適な登録プロセスを自動で選択及び実行する。これによって、ユーザ機器10の登録時の便宜性が向上する。
【0160】
また、マスタ機器のユーザが車両20の近くに位置していなくても、他のユーザがマスタ機器のユーザの許可によって機器を便利に登録することができる。それだけではなく、機器登録及び認証装置21は、車両20の複数のユーザをして権限による登録類型を区分して登録可能にすることで、車両20の管理者がさらに便利な管理を行うことができる。
【0161】
図10は、本発明の一実施形態による共有車両に搭載されている機器登録及び認証装置が第5ユーザ機器を認証及び/または登録するプロセスを説明するためのラダー図である。
【0162】
図10の実施形態は、車両共有サービスによって運用される車両20、すなわち、複数のユーザが共有する車両20に備えられている機器登録及び認証装置21とユーザ機器との間の認証及び/または登録に関する。
【0163】
図10を参照すれば、第5ユーザ機器10eは、ユーザの入力などに基づいて車両制御APP(または、車両共有APP)を行う(S1000ステップ)。実施形態によって、第5ユーザ機器10eは、実行されたAPPを通じて車両20の共有のための情報を入力される(S1010ステップ)。例えば、車両20の共有のための情報は、ユーザ情報(ID、電話番号、名前、年齢、運転免許登録番号、ランダムデータ宛先など)及び/または車両20を使おうとする時間に関する情報(共有時間情報)を含む。
【0164】
第5ユーザ機器10eは、機器登録及び認証装置21に認証要請を伝送する(S1020ステップ)。
【0165】
第5ユーザ機器10eのプロセッサ150は、S1010ステップで入力された情報及び/または第5ユーザ機器10eの情報(機器名、セルナンバー、MACアドレスなど)を含む認証要請を、近距離無線通信モジュール112などを通じて機器登録及び認証装置21に伝送する。
【0166】
機器登録及び認証装置21は、受信された認証要請に応答して第5ユーザ機器10eが車両20に共有登録されているかどうか及び/または使用可能時間があるかどうかを確認する(S1030ステップ)。
【0167】
例えば、車両共有サービスの場合、車両20を用いるために所定の費用を支払って使用可能時間を受ける。実施形態によって、使用可能時間が終われば、該ユーザ機器の登録が解除されることもある。これに基づいて、機器登録及び認証装置21は、第5ユーザ機器10eが共有登録されているかどうか及び/または使用可能時間があるかどうかを確認する。
【0168】
確認結果、第5ユーザ機器10eの車両20の使用可能時間が残る場合(CASE1)、機器登録及び認証装置21は、第5ユーザ機器10e(または、ユーザ)の認証が完了したことを示す応答を伝送し(S1042ステップ)、車両20に対する制御権限を付与する。応答を受信した第5ユーザ機器10eは、車両20の制御のためのインターフェースを提供する(S1044ステップ)。
【0169】
一方、第5ユーザ機器10eが登録されていない場合(または、使用可能時間が存在しない場合)(CASE2)、機器登録及び認証装置21は、S1052ステップないしS1064ステップによる機器登録(または、使用可能時間の登録)プロセスを行う。
【0170】
具体的に、機器登録及び認証装置21は、認証のためのランダムデータを生成し(S1052ステップ)、生成されたランダムデータを、前記受信されたユーザ情報に含まれている宛先によって第5ユーザ機器10eに伝送する(S1054ステップ)。第5ユーザ機器10eは、機器登録及び認証装置21によって伝送されたランダムデータの入力を要請して、ユーザからランダムデータの入力を獲得し(S1056ステップ)、入力されたランダムデータを機器登録及び認証装置21に伝送する(S1058ステップ)。
【0171】
S1052ステップないしS1058ステップは、図6のS632ステップないしS652ステップと類似しているため、重なる説明は省略する。
【0172】
実施形態によって、前記ランダムデータは、近距離無線通信などを通じて機器登録及び認証装置21から第5ユーザ機器10eに伝送され、第5ユーザ機器10eのプロセッサ150は、受信されたランダムデータを前記実行されたAPPを通じてユーザに表示してもよい。
【0173】
機器登録及び認証装置21は、第5ユーザ機器10eから受信されたランダムデータを、S1052ステップで生成したランダムデータと比べることで、第5ユーザ機器10eの認証及び共有機器としての登録を行う(S1060ステップ)。
【0174】
プロセッサ240は、受信されたランダムデータと生成されたランダムデータとが一致する場合、認証が成功したと判断し、第5ユーザ機器10eを車両20に対する共有機器として登録する。これに加えて、プロセッサ240は、S1020ステップで受信された認証要請に含まれている共有時間情報によって、車両20の使用可能時間を設定する。
【0175】
機器登録及び認証装置21は、登録結果を第5ユーザ機器10eに伝送し(S1062ステップ)、第5ユーザ機器10eは、登録結果を出力部130を通じて出力し(S1064ステップ)、車両20の制御のためのインターフェースを提供する(S1066ステップ)。
【0176】
実施形態によって、第5ユーザ機器10eまたは機器登録及び認証装置21は、第5ユーザ機器10eに設定される使用可能時間に関する情報を、車両共有サービスのサーバ(図示せず)に伝送してもよい。サーバは、受信された情報に基づいて第5ユーザ機器10eのユーザに費用を支払うように要請する。費用の支払いが完了した後、第5ユーザ機器10eは、車両20の制御のためのインターフェースを提供する。
【0177】
図10の実施形態によれば、機器登録及び認証装置21とユーザ機器10との間の車両共有サービスを用いるための登録過程でサーバの介入が最小化するため、通信負荷が低減してさらに効率的なサービスが提供される。
【0178】
前記実施形態の説明は、本発明のさらに徹底的な理解のために図面を参照として挙げたものに過ぎないため、本発明を限定する意味で解釈されてはいけない。
【0179】
また、当業者には、本発明の基本的原理を逸脱しない範囲内で多様な変化及び変更が可能であるということは明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10