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特開2023-36241セミナー動画配信装置、セミナー動画配信システム、及びセミナー動画配信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023036241
(43)【公開日】2023-03-14
(54)【発明の名称】セミナー動画配信装置、セミナー動画配信システム、及びセミナー動画配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/258 20110101AFI20230307BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20230307BHJP
   H04N 21/2743 20110101ALI20230307BHJP
【FI】
H04N21/258
G06F13/00 510C
H04N21/2743
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021143185
(22)【出願日】2021-09-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】508255632
【氏名又は名称】株式会社ナビット
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】福井 泰代
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AA30
5B084AB02
5B084AB07
5B084AB30
5B084AB39
5B084BA06
5B084BB01
5B084CD08
5B084CD13
5B084CD22
5B084DA16
5B084DB02
5B084DC02
5B084DC03
5C164FA06
5C164FA26
5C164GA06
5C164MA09S
5C164MB01S
5C164SA54S
5C164SC11P
5C164SD12P
5C164YA11
(57)【要約】
【課題】セミナーを開催するユーザの負担を低減する。
【解決手段】本開示に係るセミナー動画配信装置10は、受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を記憶する受講候補者DB21と、セミナーの申し込みフォームへ案内するセミナーの勧誘メッセージを、受講候補者DB21に記憶される受講候補者情報に基づいて受講候補者の連絡先に送信するメッセージ送信部17と、申し込みフォームからの申し込みに応じて、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である受講候補者の連絡先に送信するメッセージ送信部17と、視聴開始メッセージのハイパーリンクの選択に応じて、顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供部18と、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セミナー動画によるセミナーを開催するユーザの端末、及び前記セミナーの受講候補者の端末に通信可能に接続されるセミナー動画配信装置であって、
前記受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段と、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段と、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、前記セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段と、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段と、を備える
ことを特徴とするセミナー動画配信装置。
【請求項2】
前記セミナー動画の視聴期間を前記ユーザの端末から設定可能な視聴期間設定手段を備え、
前記セミナー動画提供手段は、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記視聴期間設定手段で設定した前記視聴期間内であるか否かを判定し、前記視聴期間外である場合には前記セミナー動画の視聴を制限し、前記視聴期間内である場合には前記セミナー動画の視聴を許容する
ことを特徴とする請求項1に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項3】
前記受講候補者情報を前記ユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段を備え、
前記受講候補者情報記憶手段は、前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項4】
前記セミナー動画を前記ユーザの端末から取得する動画取得手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項5】
各申込者による前記セミナー動画の視聴状況を表示可能な管理画面出力手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項6】
前記申込者に対するアンケートの質問を前記ユーザの端末から受け付ける質問受付手段を備え、
前記アンケートは、前記質問を前記申し込みフォームに含んだ状態で実施され、
前記管理画面出力手段は、前記質問に対する回答を各申込者ごとに表示する
ことを特徴とする請求項5に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項7】
前記セミナー動画の視聴画面のデザインを前記ユーザの端末から設定可能な視聴画面設定手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項8】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項9】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者の端末に対して、広告メッセージを送信する広告メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項10】
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段を備える
ことを特徴とする請求項9に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置と、前記ユーザの端末と、前記受講候補者の端末とを備える
ことを特徴とするセミナー動画配信システム。
【請求項12】
コンピュータを、
セミナーの受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段、
として機能させるセミナー動画配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、セミナー動画配信装置、セミナー動画配信システム、及びセミナー動画配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを介してセミナー動画を視聴させることによってセミナーを開催する技術がある(例えば、特許文献1及び特許文献2)。このようなセミナーを開催するユーザは、特定多数又は不特定多数の人に対してセミナーの勧誘を行い、申し込みを受け付け、申込者に対してセミナー動画の視聴を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-29923号公報
【特許文献2】特開2019-33463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、セミナーの勧誘、申し込みの受け付け、及びセミナー動画の提供等のセミナーの管理は、セミナーを開催するユーザにとって大きな負担になってしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、セミナーを開催するユーザの負担を低減することが可能なセミナー動画配信装置、セミナー動画配信システム、及びセミナー動画配信プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、セミナー動画によるセミナーを開催するユーザの端末、及び前記セミナーの受講候補者の端末に通信可能に接続されるセミナー動画配信装置であって、前記受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段と、前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段と、前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、前記セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段と、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段と、を備える。
【0007】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のセミナー動画配信装置であって、前記セミナー動画の視聴期間を前記ユーザの端末から設定可能な視聴期間設定手段を備え、前記セミナー動画提供手段は、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記視聴期間設定手段で設定した前記視聴期間内であるか否かを判定し、前記視聴期間外である場合には前記セミナー動画の視聴を制限し、前記視聴期間内である場合には前記セミナー動画の視聴を許容する。
【0008】
本発明の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様のセミナー動画配信装置であって、前記受講候補者情報を前記ユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段を備え、前記受講候補者情報記憶手段は、前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する。
【0009】
本発明の第4の態様は、上記第1の態様から上記第3の態様のいずれかのセミナー動画配信装置であって、前記セミナー動画を前記ユーザの端末から取得する動画取得手段を備える。
【0010】
本発明の第5の態様は、上記第1の態様から上記第4の態様のいずれかのセミナー動画配信装置であって、各申込者による前記セミナー動画の視聴状況を表示可能な管理画面出力手段を備える。
【0011】
本発明の第6の態様は、上記第5の態様のセミナー動画配信装置であって、前記申込者に対するアンケートの質問を前記ユーザの端末から受け付ける質問受付手段を備え、前記アンケートは、前記質問を前記申し込みフォームに含んだ状態で実施され、前記管理画面出力手段は、前記質問に対する回答を各申込者ごとに表示する。
【0012】
本発明の第7の態様は、上記第1の態様から上記第6の態様のいずれかのセミナー動画配信装置であって、前記セミナー動画の視聴画面のデザインを前記ユーザの端末から設定可能な視聴画面設定手段を備える。
【0013】
本発明の第8の態様は、上記第1の態様から上記第7の態様のいずれかのセミナー動画配信装置であって、前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段と、を備える。
【0014】
本発明の第9の態様は、上記第1の態様から上記第7の態様のいずれかのセミナー動画配信装置であって、前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、前記条件を満たした前記申込者の端末に対して、広告メッセージを送信する広告メッセージ送信手段と、を備える。
【0015】
本発明の第10の態様は、上記第9の態様のセミナー動画配信装置であって、前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段を備える。
【0016】
本発明の第11の態様は、セミナー動画配信システムであって、上記第1の態様から上記第10の態様のいずれかのセミナー動画配信装置と、前記ユーザの端末と、前記受講候補者の端末とを備える。
【0017】
本発明の第12の態様は、セミナー動画配信プログラムであって、コンピュータを、セミナーの受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段、前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段、前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段、として機能させる。
【発明の効果】
【0018】
本開示によれば、セミナーを開催するユーザの負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本開示に係るセミナー動画配信システムの概略的な説明図である。
図2】本開示に係るセミナー動画配信システムの利用態様の一例を示す図である。
図3】セミナー動画配信システムの概要を示す図である。
図4図3のセミナー動画配信システムのブロック図である。
図5図3のセミナー動画配信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6】セミナー設定フォームの一例を示す図である。
図7】申し込みフォームの一例を示す図である。
図8】申し込みフォーム作成画面の一例を示す図である。
図9】セミナー動画の視聴画面のデザインを設定する画面の一例を示す図である。
図10】視聴開始メッセージの一例を示す図である。
図11】管理画面の一例を示す図である。
図12】セミナー動画を視聴する際の流れを示す図である。
図13】セミナー動画配信システムの流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本開示に係るセミナー動画配信システム1の概略的な説明図である。
【0022】
図1に示すように、本開示に係るセミナー動画配信システム1は、セミナー動画によるセミナー(以下、単に「セミナー」という。)の主催者であるユーザ2が、セミナー動画配信装置10を介してセミナーを開催することによって、ユーザ2の負担を低減することが可能なシステムである。セミナー動画配信システム1では、ユーザ2がユーザ端末(ユーザの端末)2aから各種の情報をセミナー動画配信装置10に入力し、セミナー動画配信装置10が入力された各種の情報に基づいてセミナーの勧誘メッセージの送信、申し込みの受け付け、及びセミナー動画の提供等のセミナーの管理を行うことにより、ユーザ2の負担を低減する。
【0023】
本開示では、ユーザ2を、複数の顧客3を有する企業等とし、また、セミナーの受講候補者及び申込者を、ユーザ2の顧客3(以下、単に「顧客3」という。)として説明する。すなわち、顧客3の顧客端末(申込者の端末)3aは、セミナーの受講候補者の端末であり、受講候補者がセミナーに申し込むことによって申込者(受講者)の端末となる。
【0024】
図2は、本開示に係るセミナー動画配信システム1の利用態様の一例を示す図である。なお、図2には、ユーザ2がユーザ端末2aから各種の情報をセミナー動画配信装置10に入力した後の流れが図示されている。
【0025】
図2に示すように、ユーザ2は、ユーザ端末2aから各種の情報をセミナー動画配信装置10に入力し、その後のセミナーの管理をセミナー動画配信装置10によって自動化する。セミナー動画配信装置10によって自動化されるセミナーの管理には、セミナーの勧誘メッセージの送信(S01)、申し込みの受け付け(S02)、及びセミナー動画の提供(S03)、営業メッセージの送信(S04)等が含まれる。例えば、ユーザ2は、顧客3にセミナー動画を視聴してもらい、セミナー動画を視聴し終わった顧客3に対して商談して(S05)、商談を成約させる(S06)ことを目的に、セミナー動画配信システム1を利用することが考えられる。
【0026】
図3は、セミナー動画配信システム1の概要を示す図である。
【0027】
図3に示すように、インターネットなどのネットワーク100には、セミナーの主催者であるユーザ2のユーザ端末2a、複数の顧客3の顧客端末3a、及びセミナー動画配信装置10が通信可能に接続されている。本実施形態では、これらに加えて、ネットワーク100には、動画記憶サーバ23が接続されている。
【0028】
ユーザ端末2a及び顧客端末3aは、例えば、スマートフォン、コンピュータ、タブレット端末などの情報処理装置であって、情報を表示可能な表示部(図示省略)や、情報を入力可能な入力部(図示省略)を有する。なお、ユーザ端末2aと顧客端末3aとは、互いに同じ種類の端末に限定されるものではない。
【0029】
動画記憶サーバ23は、複数の動画(映像)データ(セミナー動画のデータ)を保存可能な装置である。動画記憶サーバ23としては、セミナー動画配信システム1の管理者が所有するサーバ、オンラインストレージサービス、動画配信サービスを提供する事業者が所有するサーバ、ホスティングサービス提供事業者から提供を受けたサーバ等が挙げられる。
【0030】
図4は、図3のセミナー動画配信システム1のブロック図である。
【0031】
セミナー動画配信装置10は、受講候補者情報取得部11と、受講候補者DB21と、動画取得部12と、視聴期間設定部13と、質問受付部14と、視聴画面設定部15と、条件設定部16と、メッセージ送信部17と、セミナー動画提供部18と、管理画面出力部19と、を備える。
【0032】
図5は、図3のセミナー動画配信装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、ユーザ端末2a及び顧客端末3aの表示部及び入力部以外のハードウェア構成は、セミナー動画配信装置10のハードウェア構成と同様であってよい。
【0033】
図5に示すように、バス4には、CPU(Central Processing Unit)5、通信部6、メモリ7、及び記憶装置8が接続されている。
【0034】
CPU5は、セミナー動画配信装置10全体を制御し、記憶装置8に記憶されたセミナー動画配信プログラム9などのソフトウェアと協働して処理を実行することによって、受講候補者情報取得部(受講候補者情報取得手段)11、動画取得部(動画取得手段)12、視聴期間設定部(視聴期間設定手段)13、質問受付部(質問受付手段)14、視聴画面設定部(視聴画面設定手段)15、条件設定部(条件設定手段)16、メッセージ送信部(勧誘メッセージ送信手段、視聴開始メッセージ送信手段、通知メッセージ送信手段、広告メッセージ送信手段)17、セミナー動画提供部(セミナー動画提供手段)18、及び管理画面出力部(管理画面出力手段)19として機能する。なお、CPU5の機能の一部を抽出して、抽出した機能を他の情報処理装置に設け、複数の情報処理装置を用いて上記処理を実行してもよい。
【0035】
通信部6は、ネットワーク100を介したユーザ端末2a及び顧客端末3a等の外部装置との通信を制御する。
【0036】
メモリ7は、セミナー動画配信プログラム9を実行する際に必要とされるワークエリアなどとして使用される。
【0037】
記憶装置8は、本実施形態に係る上記処理に必要とされるセミナー動画配信プログラム9や、データを格納するためのものであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスクドライブなどの大容量記憶装置である。記憶装置8には、オペレーティングシステム(OS)20、セミナー動画配信プログラム9、受講候補者DB(受講候補者情報記憶手段)21、及びセミナーDB22等が格納されている。OS20は、セミナー動画配信装置10の基本的な機能を実現するためのプログラムである。セミナー動画配信プログラム9は、上記処理を実現するためのプログラムである。受講候補者DB21及びセミナーDB22は、上記処理において使用される受講候補者(本実施形態では顧客3)やユーザ2が開催するセミナーの各種データを格納するデータベースである。
【0038】
受講候補者情報取得部11は、顧客(受講候補者)3の連絡先を含む受講候補者情報をユーザ端末2aから取得し、受講候補者DB21に記憶する。例えば、受講候補者情報取得部11は、受講候補者情報を入力可能な受講候補者情報入力画面であってもよい。ユーザ2は、ユーザ端末2aを用いてセミナー動画配信装置10にアクセスし、受講候補者情報入力画面から受講候補者情報を入力する。受講候補者情報入力画面から入力された受講候補者情報は、受講候補者DB21に記憶される。受講候補者情報としては、顧客3の連絡先の他に、顧客3の氏名、所属会社等が挙げられる。なお、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に受講候補者情報取得部11を設けたが、受講候補者情報取得部11を設けなくてもよい。この場合、セミナー動画配信システム1の管理者等が、ユーザ2から入手した受講候補者情報を受講候補者DB21に記憶させてもよい。
【0039】
図6は、セミナー設定フォーム24の一例を示す図である。
【0040】
動画取得部12は、セミナー動画のデータ(以下、単に「セミナー動画」という。)をユーザ端末2aから取得し、取得したセミナー動画を、動画記憶サーバ23に記憶させる。例えば、動画取得部12は、セミナー動画をアップロード可能なセミナー設定フォーム24であってもよい。図6に示すように、セミナー設定フォーム24には、セミナー名(タイトル)の入力欄24a、セミナーの公開期間の入力欄24b、動画ファイル(セミナー動画)の参照先の入力欄24c、後述する勧誘メッセージのメールタイトルの入力欄24d、及び勧誘メッセージの内容(メール内容)の入力欄24e等が設けられる。ユーザ2は、ユーザ端末2aを用いてセミナー動画配信装置10にアクセスし、セミナー設定フォーム24の各入力欄24a~24eに入力した後、入力ボタンを操作(クリック又はタップ)し、セミナー動画をアップロードする。セミナー設定フォーム24からアップロードされたセミナー動画は、動画記憶サーバ23に記憶される。また、セミナー設定フォーム24に入力されたセミナー名、セミナーの公開期間、勧誘メッセージのメールタイトル、及び勧誘メッセージの内容は、セミナーごとにセミナーDB22に記憶される。なお、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に動画取得部12を設けたが、動画取得部12を設けなくてもよい。例えば、セミナー動画配信システム1の管理者等が、ユーザ2から入手したセミナー動画を動画記憶サーバ23に記憶させ、ユーザ2から入手したセミナー名、セミナーの公開期間、勧誘メッセージのメールタイトル、及び勧誘メッセージの内容をセミナーDB22に記憶させてもよい。また、本実施形態では、ユーザ2が準備したセミナー動画としたが、これに限定されるものではなく、例えば、セミナー動画配信システム1の管理者等が予め準備しているセミナー動画であってもよい。この場合、ユーザ2は、セミナー動画配信システム1の管理者等が予め準備している複数のセミナー動画の中から、所望のセミナーに応じたセミナー動画を選択し、選択したセミナー動画を利用してセミナーを開催してもよい。
【0041】
視聴期間設定部13は、セミナー動画の視聴期間をユーザ端末2aから設定可能である。例えば、視聴期間設定部13は、セミナー動画の視聴期間を設定可能な上記セミナー設定フォーム24であってもよい。ユーザ2は、ユーザ端末2aを用いてセミナー動画配信装置10にアクセスし、セミナー設定フォーム24の各入力欄24a~24eに入力した後、入力ボタンを操作(クリック又はタップ)し、セミナー動画の視聴期間を設定する。セミナー動画の視聴期間は、セミナー動画を視聴可能な期間を設定可能な情報であって、○月○日までというような期限であってもよい。本実施形態では、セミナーの申し込みを受けてから○日間という形式で設定される。なお、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に視聴期間設定部13を設けたが、視聴期間設定部13を設けなくてもよい。例えば、セミナー動画配信システム1の管理者等が自らセミナー動画の視聴期間をセミナー動画配信装置10に設定してもよいし、又は管理者等がユーザ2から指定された期間をセミナー動画の視聴期間としてセミナー動画配信装置10に設定してもよい。あるいは、セミナー動画の視聴期間(視聴期限)をセミナー動画配信装置10に管理させることなく手動で管理してもよい。
【0042】
図7は、申し込みフォーム26の一例を示す図である。図8は、申し込みフォーム作成画面28の一例を示す図である。
【0043】
質問受付部14は、ユーザ2からセミナーの申込者へのアンケートの質問27をユーザ端末2aから受け付ける。図7に示すように、申込者に対するアンケートは、申し込みフォーム26に1つ又は複数の質問27を含むことによって実施される。質問受付部14は、例えば、申し込みフォーム26に表示する内容を設定して申し込みフォーム26を作成可能な申し込みフォーム作成画面28(図8参照)から申込者に対するアンケートの質問27を受け付ける。図8に示すように、申し込みフォーム作成画面28には、申し込みフォーム26に表示するセミナー名(タイトル)の入力欄28a、セミナーの主催者名の入力欄28b、主催者のメールアドレスの入力欄28c、主催者の電話番号の入力欄28d、申込者に対するアンケートの質問27の入力欄28e等が設けられる。ユーザ2は、ユーザ端末2aを用いてセミナー動画配信装置10にアクセスし、フォーム作成画面28の各入力欄28a~28eに入力し、申し込みフォーム26を作成する。フォーム作成画面28の各入力欄28a~28eに入力された情報(アンケートの質問27を含む)は、申し込みフォーム26に表示される(図7参照)。なお、図7では、申込者の氏名を申し込みフォーム26に予め表示しているが、これに限定されるものではなく、申込者の情報(氏名を含む)を申込者自身に入力させてもよい。また、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に質問受付部14を設けたが、申込者に対するアンケートを実施しない場合には、質問受付部14を設けなくてもよい。
【0044】
図9は、セミナー動画の視聴画面29のデザインを設定する画面30の一例を示す図である。
【0045】
視聴画面設定部15は、セミナー動画の視聴画面29のデザインをユーザ端末2aから設定可能である。図9に示すように、視聴画面設定部15は、例えば、セミナー動画の視聴画面29を、複数のデザイン(図9では3つのデザインが図示されている。)の中から選択的に設定可能なデザイン設定画面30であってもよい。本実施形態では、視聴画面29に表示されるセミナーのタイトル29a、メニュー29b、セミナー動画表示部29c、セミナーに関する資料29d等の視聴画面29のレイアウトを、視聴画面29のデザインとしている。ユーザ2は、デザイン設定画面30に表示される複数の視聴画面29のデザインの中から所望の視聴画面29のデザインを、ユーザ端末2aから選択的に(例えば、ラジオボタン31等によって選択的に)設定する。なお、視聴画面29のデザインには、視聴画面29の上記レイアウトの他に、表示する文字、背景画像、テーマ等が含まれてもよい。また、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に視聴画面設定部15を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、視聴画面設定部15を設けることなく、セミナー動画配信システム1の管理者側で予め設定してる視聴画面29を使用してもよい。
【0046】
条件設定部16は、セミナー動画の視聴状況に関する条件をユーザ端末2aから設定可能である。本実施形態では、セミナー動画の視聴状況に関する条件は、この条件を満たした申込者に関する情報(人数、氏名、連絡先等を含む)をユーザ2宛に(ユーザ端末2aに)通知するための条件であり、かつこの条件を満たした申込者に対してセミナー動画配信装置10から自動的に広告メッセージを送信するための条件である。セミナー動画の視聴状況には、視聴の有無、視聴の割合、及び視聴回数の少なくとも1つが含まれる。すなわち、セミナー動画の視聴状況に関する条件は、セミナー動画の視聴をしたことがあるか否か、セミナー動画の最後まで視聴したか否か、セミナー動画を何パーセント視聴しているか、セミナー動画を何回視聴したか、等である。例えば、条件設定部16は、セミナー動画の視聴状況に関する条件を設定可能な入力フォーム等を有する条件設定画面(図示省略)であってもよい。ユーザ2は、ユーザ端末2aを用いてセミナー動画配信装置10にアクセスし、セミナー動画の視聴状況に関する条件を条件設定画面の入力フォームに入力することによって設定することができる。なお、本実施形態では、セミナー動画配信装置10に条件設定部16を設けたが、上記通知(条件を満たした申込者に関する情報の通知)や上記広告メッセージの送信を行わない場合には、条件設定部16を設けなくてもよい。
【0047】
メッセージ送信部17は、ユーザ2の連絡先及び受講候補者DB21に記憶される顧客3の連絡先(受講候補者の連絡先)に基づいて、ユーザ端末2a及び顧客端末3aにメッセージを送信可能である。メッセージは、電子メール、SMS(Short Message Service)などを利用して送信される。メッセージ送信部17は、本実施形態では、以下の4つのメッセージ送信手段(勧誘メッセージ送信手段、視聴開始メッセージ送信手段、通知メッセージ送信手段、広告メッセージ送信手段)として機能する。
【0048】
メッセージ送信部17は、セミナーの申し込みフォーム26(図7参照)へ案内する勧誘メッセージを、受講候補者DB21に記憶される顧客3の連絡先に基づいて顧客端末3aに送信する(図2における(S01))。すなわち、メッセージ送信部17は、勧誘メッセージ送信手段として機能する。メッセージ送信部17は、セミナー設定フォーム24(図6参照)からの入力があると、受講候補者DB21に記憶される受講候補者である顧客3の連絡先に、セミナーへの勧誘メッセージを送信する。勧誘メッセージには、申し込みフォーム26へのURL(Uniform Resource Locator)等のハイパーリンクが含まれている。
【0049】
図10は、視聴開始メッセージ32の一例を示す図である。
【0050】
メッセージ送信部17は、申し込みフォーム26からの申し込み(図2における(S02))に応じて、セミナー動画を視聴するためのURL等のハイパーリンク33を含む視聴開始メッセージ32を申込者である顧客3の連絡先に送信する。すなわち、メッセージ送信部17は、視聴開始メッセージ送信手段として機能する。視聴開始メッセージ32には、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンク33の他に、視聴期間設定部13で設定したセミナー動画の視聴期間(視聴期限)が含まれる。なお、セミナー動画配信装置10は、申し込みフォーム26からの申し込みを受けると、申込者の情報を申し込まれたセミナーに対応付けて、セミナーDB22に記憶する。
【0051】
メッセージ送信部17は、申込者に対して視聴開始メッセージ32を送信した後、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合、係る申込者に関する上記情報を含む通知メッセージを、ユーザ端末2aに送信する。すなわち、メッセージ送信部17は、通知メッセージ送信手段として機能する。例えば、条件設定部16で設定した条件が、「セミナー動画を最後まで視聴したこと」である場合、この条件を満たした申込者に関する上記情報(人数、氏名、連絡先等を含む)を含む通知メッセージを、ユーザ端末2aに送信する。なお、本実施形態では、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を満たした場合に、通知メッセージをユーザ端末2aに送信したが、通知メッセージを送信しなくてもよい。すなわち、上記通知を行わない場合には、メッセージ送信部17を通知メッセージ送信手段として機能させなくてもよい。
【0052】
メッセージ送信部17は、申込者に対して視聴開始メッセージ32を送信した後、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合、係る申込者の顧客端末3aに対して、広告メッセージを送信する(図2における(S04))。すなわち、メッセージ送信部17は、広告メッセージ送信手段として機能する。広告メッセージは、ユーザ2の商品の単なる広告のみならず、申込者である顧客3に対して商談を申し込む営業メッセージを含む。広告メッセージの内容は、条件設定部16での条件設定時に、ユーザ2が予め設定しておいてもよい。なお、本実施形態では、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合に、係る申込者の顧客端末3aに対して広告メッセージを送信したが、広告メッセージを送信しなくてもよい。すなわち、セミナー動画配信装置10を用いた広告(営業)を行わない場合には、メッセージ送信部17を広告メッセージ送信手段として機能させなくてもよい。
【0053】
セミナー動画提供部18は、顧客端末3aから視聴開始メッセージ32のハイパーリンク33が選択(クリック又はタップ)されると、これに応じて、セミナーDB22を参照し、視聴期間設定部13で設定されたセミナー動画の視聴期間内であるか否かを判定する。セミナー動画提供部18は、視聴期間外であると判定した場合には、例えば、視聴制限画面を表示するなどして、セミナー動画の視聴を制限する。一方、セミナー動画提供部18は、視聴期間内であると判定した場合には、セミナー動画の視聴画面29(視聴画面設定部15で設定した視聴画面29)を表示して、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を許容する。すなわち、セミナー動画提供部18は、視聴開始メッセージ32のハイパーリンク33の選択に応じて、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を提供する。なお、セミナー動画の視聴期間(視聴期限)を設定しない場合には、セミナー動画提供部18は、顧客端末3aから視聴開始メッセージ32のハイパーリンク33が選択されると、これに応じて、セミナー動画の視聴画面29を表示して、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を許容してもよい。
【0054】
図11は、管理画面34の一例を示す図である。
【0055】
管理画面出力部19は、セミナーの各申込者によるセミナー動画の視聴状況を、セミナーDB22を参照して管理画面34に表示可能である。図11に示すように、管理画面34では、所望の項目(例えば、会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、セミナー名、視聴花王開始日、視聴可能終了日、動画視聴の有無、最新の視聴日など)を用いた検索によって、ユーザ2が開催する1つ又は複数のセミナーの所望の申込者をセミナーDB22から抽出し、抽出した申込者を一覧として表示可能である。抽出された申込者の一覧には、各申込者の申し込んだセミナー名、会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、視聴状況、アンケート回答(アンケートの質問27に対する回答)などが、各申込者ごとに表示される。
【0056】
図12は、セミナー動画を視聴する際の流れを示す図である。図12には、セミナー動画を視聴する際の大まかな流れが図示されている。
【0057】
図12に示すように、ユーザ2がセミナー動画配信装置10のセミナー設定フォーム24から入力とした情報は、セミナーDB22に記憶される(S11)。顧客3が、申し込みフォーム26からセミナーの申し込みをすると、顧客端末3aから申し込みフォーム26に入力された情報が、セミナーDB22に記憶され(S12)、セミナー動画配信装置10からの自動返信メール(視聴開始メッセージ32)が、メッセージ送信部17から顧客端末3aへ送信される(S13)。顧客3が、視聴開始メッセージ32のハイパーリンク33を選択すると(S14)、セミナー動画提供部18は、セミナーDB22を参照し(S15)、視聴期間設定部13で設定されたセミナー動画の視聴期間内であるか否かを判定する。セミナー動画提供部18は、視聴期間外であると判定した場合には、セミナー動画の視聴を制限し(S16)、視聴期間内であると判定した場合には、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を許容する(S17)。セミナー動画提供部18は、判定結果をセミナーDB22に書き込む(S18)。ユーザ2がユーザ端末2aから管理画面34にアクセスすると、管理画面出力部19は、セミナーDB22を参照して管理画面34を表示する(S19)。
【0058】
図13は、セミナー動画配信システム1の流れを示すシーケンス図である。なお、このシーケンス図においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
【0059】
図13に示すように、セミナー動画配信システム1では、セミナー動画配信装置10は、ユーザ2のユーザ端末2aからの各種情報の入力があるまで待機している。セミナー動画配信装置10は、ユーザ端末2aから各種情報が入力されると(ステップS21)、申し込みフォーム26を作成する(ステップS22)。ユーザ端末2aから入力される各種情報には、受講候補者情報、セミナー設定フォーム24に入力される情報、申し込みフォーム作成画面28に入力される情報、デザイン設定画面30で設定される情報、条件設定画面で設定される情報、等が含まれる。
【0060】
次に、セミナー動画配信装置10のメッセージ送信部17は、セミナーの申し込みフォーム26へ案内する勧誘メッセージを、受講候補者DB21に記憶される顧客3の連絡先に基づいて顧客端末3aに送信する(ステップS23)。
【0061】
勧誘メッセージを受信した顧客3が顧客端末3aからセミナーの申し込みフォーム26へアクセスし、申し込みフォーム26からセミナーを申し込むと(ステップS24)、セミナー動画配信装置10のメッセージ送信部17は、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンク33を含む視聴開始メッセージ32を申込者である顧客3の連絡先(顧客端末3a)に送信する(ステップS25)。
【0062】
顧客3が顧客端末3aから視聴開始メッセージ32に含まれるハイパーリンク33を選択すると(ステップS26)、セミナー動画配信装置10のセミナー動画提供部18は、セミナー動画の視聴期間内であるか否かを判定する(ステップS27)。セミナー動画提供部18は、視聴期間外であると判定した場合には、セミナー動画の視聴を制限する。一方、セミナー動画提供部18は、視聴期間内であると判定した場合には、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を許容する(ステップS28)。セミナー動画の視聴を許容された申込者は、セミナー動画を視聴する(ステップS29)。
【0063】
セミナー動画配信装置10のメッセージ送信部17は、申込者に対して視聴開始メッセージ32を送信した後、条件設定部16で設定されたセミナー動画の視聴状況に関する条件を満たす申込者を判定する(ステップS30)。メッセージ送信部17は、セミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合、係る申込者に関する情報を含む通知メッセージを、ユーザ端末2aに送信するとともに、条件を満たした申込者の顧客端末3aに対して、広告メッセージを送信する(ステップS31)。
【0064】
このように、ユーザ2がセミナー動画配信システム1を利用することによって、通知メッセージを受信したユーザ2は、希望の条件を満たした顧客3に対して商談を申し込むことができ、また、広告メッセージを受信した顧客3は、ユーザ2に対して商談を申し込むことができるので(ステップS40)、その先の成約(ステップS41)を目指すことができる。
【0065】
上記構成では、メッセージ送信部17が、セミナーへの勧誘メッセージを、受講候補者DB21に記憶される顧客3の連絡先に基づいて顧客端末3aに送信し、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンク33を含む視聴開始メッセージ32を、セミナーの申し込みフォーム26からセミナーを申し込んだ申込者に対して送信する。そして、セミナー動画提供部18が、視聴開始メッセージ32のハイパーリンク33の選択に応じて、申込者の顧客端末3aによるセミナー動画の視聴を提供する。このため、セミナー動画によるセミナーを開催するユーザ2は、少なくとも受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を受講候補者DB21に記憶させるだけで、セミナーの勧誘メッセージの送信、セミナーの申し込みの受け付け、視聴開始メッセージ32の送信、セミナー動画の視聴の提供をセミナー動画配信装置10側で自動的に行うことができるので、ユーザ2の負担を低減することができる。
【0066】
また、セミナー動画の視聴期間をユーザ端末2aから設定可能な視聴期間設定部13を備え、セミナー動画提供部18が、セミナー動画の視聴期間を管理するので、ユーザ2がセミナー動画の視聴期間を管理しなくてもよい。このため、ユーザ2の負担を低減することができる。
【0067】
また、顧客3の連絡先を含む受講候補者情報をユーザ端末2aから取得する受講候補者情報取得部11を備えるので、ユーザ2が受講候補者情報をユーザ端末2aから受講候補者情報取得部11に提供することによって、受講候補者情報を受講候補者DB21に記憶することができる。このため、例えば、ユーザ2が受講候補者情報をセミナー動画配信システム1の管理者に受け渡し、受け取った受講候補者情報を管理者が受講候補者DB21に記憶する場合とは異なり、管理者等を介在させなくても受講候補者情報を受講候補者DB21に記憶することができるので、セキュリティ上の安心感をユーザ2に与えることができる。
【0068】
また、セミナー動画をユーザ端末2aから取得する動画取得部12を備えるので、ユーザ2がセミナー動画をユーザ端末2aから動画取得部12に提供することによって、セミナー動画を動画記憶サーバ23に記憶することができる。このため、ユーザ2がセミナー動画を保存するサーバ等を準備する必要がなく、セミナー動画配信システム1の管理者側で準備した大容量の動画記憶サーバ23を利用することができるので、ユーザ2の負担を低減することができる。
【0069】
また、各申込者によるセミナー動画の視聴状況を表示可能な管理画面出力部19を備えるので、ユーザ2は、管理画面出力部19が出力する管理画面34から各申込者によるセミナー動画の視聴状況を確認することができる。
【0070】
また、申込者に対するアンケートの質問27をユーザ端末2aから受け付ける質問受付部14を備え、アンケートは、質問27を申し込みフォーム26に含んだ状態で実施されるので、ユーザ2は、申込者に対してアンケートを実施することができる。
【0071】
また、管理画面出力部19は、質問27に対する回答を各申込者ごとに、申込者の一覧として管理画面34に表示するので、ユーザ2は、管理画面34から各申込者によるセミナー動画の視聴状況に加えて、アンケートの回答を確認することができる。このアンケートの結果によって、各申込者を様々な属性(グループ)に分けることができるので、ユーザ2は、セミナー動画の視聴状況、及び申込者の属性に応じて、営業方法、営業内容を決定することができる。
【0072】
また、セミナー動画の視聴画面29のデザインをユーザ端末2aから設定可能な視聴画面設定部15を備えるので、ユーザ2は、好みの視聴画面29にカスタマイズすることができる。
【0073】
また、メッセージ送信部17は、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合、係る申込者に関する上記情報を含む通知メッセージを、ユーザ端末2aに送信する。このため、ユーザ2は、自らが設定した所望の条件を満たした申込者の存在を、管理画面34から検索することなく、認識することができるので、ユーザ2の負担を低減することができる。
【0074】
また、メッセージ送信部17は、条件設定部16で設定したセミナー動画の視聴状況に関する条件を所定の申込者が満たした場合、係る申込者の顧客端末3aに対して、広告メッセージを送信する。このように、ユーザ2の所望の条件を満たした申込者に対して、メッセージ送信部17が自動的に広告メッセージを送信してくれるので、ユーザ2が広告メッセージを送信する必要がなく、ユーザ2の負担を低減することができる。
【0075】
このように、本実施形態によれば、セミナーを開催するユーザ2の負担を大きく低減することができる。
【0076】
上述したように、セミナー動画配信プログラム9は、コンピュータ(本実施形態では、セミナー動画配信装置10のコンピュータ)を、受講候補者情報記憶手段(受講候補者DB21)、勧誘メッセージ送信手段(メッセージ送信部17)、視聴開始メッセージ送信手段(メッセージ送信部17)、セミナー動画提供手段(セミナー動画提供部18)、として機能させる。本実施形態では、セミナー動画配信プログラム9は、セミナー動画配信装置10のコンピュータを、上記に加えて、受講候補者情報取得手段(受講候補者情報取得部11)、動画取得手段(動画取得部12)、視聴期間設定手段(視聴期間設定部13)、質問受付手段(質問受付部14)、視聴画面設定手段(視聴画面設定部15)、条件設定手段(条件設定部16)、通知メッセージ送信手段(メッセージ送信部17)、広告メッセージ送信手段(メッセージ送信部17)、管理画面出力手段(管理画面出力部19)としても機能させる。
【0077】
なお、セミナー動画配信装置10の上記機能の一部又は全部をユーザ端末2aによって実現してもよい。
【0078】
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0079】
1:セミナー動画配信システム
2:ユーザ
2a:ユーザ端末(ユーザの端末)
3:顧客(受講候補者、申込者)
3a:顧客端末(申込者の端末)
9:セミナー動画配信プログラム
10:セミナー動画配信装置
11:受講候補者情報取得部(受講候補者情報取得手段)
12:動画取得部(動画取得手段)
13:視聴期間設定部(視聴期間設定手段)
14:質問受付部(質問受付手段)
15:視聴画面設定部(視聴画面設定手段)
16:条件設定部(条件設定手段)
17:メッセージ送信部(勧誘メッセージ送信手段、視聴開始メッセージ送信手段、通知メッセージ送信手段、広告メッセージ送信手段)
18:セミナー動画提供部(セミナー動画提供手段)
19:管理画面出力部(管理画面出力手段)
21:受講候補者DB(受講候補者情報記憶手段)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2022-01-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セミナー動画によるセミナーを開催するユーザの端末、及び前記セミナーの受講候補者の端末に通信可能に接続されるセミナー動画配信装置であって、
前記受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を前記ユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段と、
前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段と、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段と、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、前記セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段と、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段と、を備える
ことを特徴とするセミナー動画配信装置。
【請求項2】
前記セミナー動画の視聴期間を前記ユーザの端末から設定可能な視聴期間設定手段を備え、
前記セミナー動画提供手段は、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記視聴期間設定手段で設定した前記視聴期間内であるか否かを判定し、前記視聴期間外である場合には前記セミナー動画の視聴を制限し、前記視聴期間内である場合には前記セミナー動画の視聴を許容する
ことを特徴とする請求項1に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項3】
前記セミナー動画を前記ユーザの端末から取得する動画取得手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項4】
各申込者による前記セミナー動画の視聴状況を表示可能な管理画面出力手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項5】
前記申込者に対するアンケートの質問を前記ユーザの端末から受け付ける質問受付手段を備え、
前記アンケートは、前記質問を前記申し込みフォームに含んだ状態で実施され、
前記管理画面出力手段は、前記質問に対する回答を各申込者ごとに表示する
ことを特徴とする請求項4に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項6】
前記セミナー動画の視聴画面のデザインを前記ユーザの端末から設定可能な視聴画面設定手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項7】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項8】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者の端末に対して、広告メッセージを送信する広告メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項9】
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段を備える
ことを特徴とする請求項8に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置と、前記ユーザの端末と、前記受講候補者の端末とを備える
ことを特徴とするセミナー動画配信システム
【請求項11】
コンピュータを、
前記受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を前記ユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段、
前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段、
として機能させるセミナー動画配信プログラム
【手続補正書】
【提出日】2022-04-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セミナー動画によるセミナーを開催するユーザの端末、及び前記セミナーの受講候補者の端末に通信可能に接続されるセミナー動画配信装置であって、
前記受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を前記ユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段と、
前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段と、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段と、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、前記セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段と、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段と、を備える
ことを特徴とするセミナー動画配信装置。
【請求項2】
前記セミナー動画の視聴期間を前記ユーザの端末から設定可能な視聴期間設定手段を備え、
前記セミナー動画提供手段は、前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記視聴期間設定手段で設定した前記視聴期間内であるか否かを判定し、前記視聴期間外である場合には前記セミナー動画の視聴を制限し、前記視聴期間内である場合には前記セミナー動画の視聴を許容する
ことを特徴とする請求項1に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項3】
前記セミナー動画を前記ユーザの端末から取得する動画取得手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項4】
各申込者による前記セミナー動画の視聴状況を表示可能な管理画面出力手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項5】
前記申込者に対するアンケートの質問を前記ユーザの端末から受け付ける質問受付手段を備え、
前記アンケートは、前記質問を前記申し込みフォームに含んだ状態で実施され、
前記管理画面出力手段は、前記質問に対する回答を各申込者ごとに表示する
ことを特徴とする請求項4に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項6】
前記セミナー動画の視聴画面のデザインを前記ユーザの端末から設定可能な視聴画面設定手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項7】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項8】
前記セミナー動画の視聴状況に関する条件を前記ユーザの端末から設定可能な条件設定手段と、
前記条件を満たした前記申込者の端末に対して、広告メッセージを送信する広告メッセージ送信手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項9】
前記条件を満たした前記申込者に関する情報を含む通知メッセージを、前記ユーザの端末に送信する通知メッセージ送信手段を備える
ことを特徴とする請求項8に記載のセミナー動画配信装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のセミナー動画配信装置と、前記ユーザの端末と、前記受講候補者の端末とを備える
ことを特徴とするセミナー動画配信システム。
【請求項11】
コンピュータを、
セミナーの受講候補者の連絡先を含む受講候補者情報を、前記セミナーを開催するユーザの端末から取得する受講候補者情報取得手段、
前記受講候補者情報取得手段で取得した前記受講候補者情報を記憶する受講候補者情報記憶手段、
前記セミナーの申し込みフォームへ案内する前記セミナーの勧誘メッセージを、前記受講候補者情報記憶手段に記憶される前記受講候補者情報に基づいて前記受講候補者の連絡先に送信する勧誘メッセージ送信手段、
前記申し込みフォームからの申し込みに応じて、セミナー動画を視聴するためのハイパーリンクを含む視聴開始メッセージを、申込者である前記受講候補者の連絡先に送信する視聴開始メッセージ送信手段、
前記視聴開始メッセージの前記ハイパーリンクの選択に応じて、前記申込者の端末による前記セミナー動画の視聴を提供するセミナー動画提供手段、
として機能させるセミナー動画配信プログラム。