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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023036488
(43)【公開日】2023-03-14
(54)【発明の名称】ゴルフバッグ用保護具
(51)【国際特許分類】
   A63B 55/10 20060101AFI20230307BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20230307BHJP
【FI】
A63B55/10
A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021143573
(22)【出願日】2021-09-02
(71)【出願人】
【識別番号】521301747
【氏名又は名称】THE WORLD OF SUKES株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110560
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 恵三
(74)【代理人】
【識別番号】100182604
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 二美
(72)【発明者】
【氏名】箕輪 直介
(72)【発明者】
【氏名】箕輪 恵
(57)【要約】
【課題】ゴルフのプレー中に上部カバーを外した状態のゴルフバッグに装着可能なバッグ表面を衝撃や傷から保護するゴルフバッグ用保護具を提供すること。
【解決手段】ゴルフバッグの外周に沿って装着しゴルフバッグの表面を保護するゴルフバッグ保護具であって、表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体と、前記本体の裏面であって前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する位置に着脱可能に設けた第一取付具と、前記本体の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状又はベルト状の第二取付具と、を備えたことを特徴とするゴルフバッグ用保護具を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフバッグの外周に沿って装着しゴルフバッグの表面を保護するゴルフバッグ保護具であって、
表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体と、
前記本体の裏面であって前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する位置に着脱可能に設けた第一取付具と、
前記本体の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状又はベルト状の第二取付具と、
を備えたことを特徴とするゴルフバッグ用保護具。
【請求項2】
前記第一取付具は、一面に前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する留め具を備えると共に他面に面ファスナーを備え、
前記本体の裏面には、前記第一固定具の前記面ファスナーに対応する面ファスナーを帯状に設けたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフバッグ保護具。
【請求項3】
前記本体は、上辺は、両端から上方に向かってカーブを描き、両端と中央との中間点を越えると下方に向かうカーブとなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴルフバッグ保護具。
【請求項4】
前記本体は、前記本体の上部に、前記本体の前側に垂らして使用する上辺の長辺と略同寸の長辺を有するシート形状のカバーが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1つにゴルフバッグ用保護具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフのプレー中に上部カバーを外した状態のゴルフバッグに装着可能なバッグ表面を衝撃や傷から保護するゴルフバッグ用保護具に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフバッグは、ゴルフのプレー中、キャリーカートに載せられゴルフ場内を運搬される。運搬の際、上部カバーを外した状態で、ベルトやサイドバーでバッグ本体の上部を固定するが、その際、プレーに応じてすぐに中のゴルフクラブ類を取り出せるよう、バッグ上の開口部が外側を向くようにバッグ本体を斜めに固定する。そのため、ゴルフバッグの外側のベルトやサイドバーや触れる部分には、中に収納されたゴルフクラブ類やバッグ本体の重量がかかることから、相当の負荷がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3214488号公報
【特許文献2】実用新案登録第3209212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゴルフバッグの表面を保護するために、各種のゴルフバッグカバーが考案されている。特許文献1は、高伸縮素材で構成されたゴルフバッグ全体をすっぽりと覆うこともできるカバーである。また、特許文献2は、ゴルフバッグの底部のみを覆うカバーである。特許文献1のゴルフバッグカバーは、ゴルフバッグ全体を、すっぽり覆うことで、バッグ表面を保護できる一方、ゴルフバッグの上部カバーを装着した状態のゴルフバッグに使用する前提のカバーであり、上部まですっぽりと覆ってしまうため、カバーを装着した状態ではゴルフクラブの取り出しができない。また、高伸縮素材で構成されているので傷や汚れからゴルフバッグを保護することはできるが、ゴルフバッグにかかる衝撃を緩衝する効果は低い。特許文献2のゴルフバッグカバーは、バッグ底部を傷や汚れから保護するものであるが、ゴルフのプレー中、カート等で運搬する際に、ベルトやカートのサイドバーが接触するバッグ側面上部を保護することはできない。
【0005】
本発明では、ゴルフのプレー中、カート等で運搬する際に、ベルトやカートのサイドバーが接触するバッグ側面上部を保護し、重量負荷や衝撃を緩衝して傷や汚れも防止するゴルフバッグ用保護具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のゴルフバッグ用保護具は、ゴルフバッグの外周に沿って装着しゴルフバッグの表面を保護するゴルフバッグ保護具であって、表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体と、
前記本体の裏面であって前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する位置に着脱可能に設けた第一取付具と、前記本体の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状又はベルト状の第二取付具と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体がゴルフバッグにかかる衝撃や重量負荷を緩衝し、ゴルフバッグ表面に傷や汚れが付着することを防止することができる。また、前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応して前記本体の裏面に設けた第一取付具と、前記本体の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状又はベルト状の第二取付具とで、ゴルフバッグにしっかりと固定でき、ゴルフのプレー中、ゴルフバッグを運搬する際に、傷がつきやすいゴルフバッグの上部表面をしっかりと保護することができる。
【0008】
また、本発明のゴルフバッグ用保護具の第一取付具は、一面に前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する留め具を備えると共に他面に面ファスナーを備え、
前記本体の裏面には、前記第一固定具の前記面ファスナーに対応する面ファスナーのループ面またはフック面を帯状に設けたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体がゴルフバッグにかかる衝撃や重量負荷を緩衝し、ゴルフバッグ表面に傷や汚れが付着することを防止することができる。また、前記ゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応して前記本体の裏面に設けた第一取付具と、前記本体の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状又はベルト状の第二取付具とで、ゴルフバッグにしっかりと固定でき、ゴルフのプレー中、ゴルフバッグを運搬する際に、傷がつきやすいゴルフバッグの上部表面をしっかりと保護することができる。さらに、第一取付具には面ファスナーが設けられ、本体裏面の帯状に設けられた面ファスナーのどこにでも固定することができるので、どのようなゴルフバッグにも本発明のゴルフバッグ用保護具を、ぴったりと装着できる。
【0010】
また、本発明のゴルフバッグ用保護具の本体は、上辺は、両端から上方に向かってカーブを描き、両端と中央との中間点を越えると下方に向かうカーブとなっていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、ゴルフバッグ用保護具をゴルフバッグに装着した際に、ゴルフバッグ用保護具の中央上辺が下側に湾曲するラインを描くので、ゴルフバッグの前面が程よく開放され、ゴルフバッグ内のゴルフクラブを取り出しやすい。
【0012】
また、本発明のゴルフバッグ用保護具の本体は、前記本体の上部に、前記本体の前側に垂らして使用する上辺の長辺と略同寸の長辺を有するシート形状のカバーが設けられたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、本体の上部に、前記本体の前側に垂らして使用する上辺の長辺と略同寸の長辺を有するシート形状のカバーが設けられているので、ゴルフバッグ本体上部のゴルフクラブ等の重量負荷がかかりやすい場所、傷がつきやすい場所を、より強固に保護することができ、ゴルフバッグ本体にかかる衝撃を緩和し、荷重の負担を軽減して、ゴルフバッグ本体の表面を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100を示す平面図である。
図2】本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100を示す底面図である。
図3】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図4】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図5】本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図6】本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図7】本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図8】本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200を示す平面図である。
図9】本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200を示す底面図である。
図10】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図11】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図12】本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図13】本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図14】本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図15】本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300を示す平面図である。
図16】本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300を示す底面図である。
図17】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図18】ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。
図19】本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図20】本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図21】本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300の使用方法を説明するための参考斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照して説明する
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100を示す平面図であって、図2は底面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1のゴルフバッグ保護具100は、表面がクッション性を有する素材からなる帯状の本体1と、本体の1裏面であってゴルフバッグの上側開口部付近に有する留め具に対応する位置に着脱可能に設けた第一取付具3と、本体1の端に設けられ当該端どうしを連結する紐状の第二取付具2とを主に有する。実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100では、第一取付具3を4個備えているが、第一取付具3の数は、4個に限定されない。ゴルフバッグについている留め具の数に応じて、複数個準備してもよいし、ゴルフバッグ側留め具の数より少ない個数、1個または2個でもゴルフバッグに固定することは可能である。
【0017】
本体1は、左右対称な形状であって、上辺は、両端から上方に向かってカーブを描き、両端と中央との中間点を越えると下方に向かうカーブとなっている。下辺も、上辺と同様のラインを描いており、両端から上方に向かってカーブを描き、両端と中央との中間点を越えると下方に向かうカーブとなっている。本体1の上辺が、ゆるやかな曲線形状であって、左右対称に、2つのなだらかな山となっており、その谷間の部分が中央にくるので、本体1を、ゴルフバッグ本体G1に装着したときに、ゴルフバッグの正面に、本体1の谷間の部分がくる。本体1の谷間の部分が正面にくることで、ゴルフクラブPが正面に集まりやすくなり、ゴルフバッグから抜き差ししやすくなる。また、本体1の下辺は、上辺と同様のラインを描いている。上辺と下辺を同様の曲線とすることで、製造の際に、生地を切り出しやすく、生地の余りや切れ端が生じにくいので製造コストを抑えることができる。
【0018】
本体1は、実施の形態1では、毛足の長いファー生地を表面に用いて、クッション性を有する本体1となっている。本体1は、毛足の長いファー生地のほか、ウレタン生地その他の緩衝材となる素材を内部に詰めて表面に布地やレザー生地を貼ったものでも良い。ゴルフバッグG1に装着したときに、外部からの衝撃や負荷を緩衝できるようなクッション性を備えた本体1とすることが望ましい。図2に示すように、本体1の裏面には、長辺方向に沿って帯状に面ファスナー15が設けられている。実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100では、本体1の裏面の面ファスナー1は、ループ面が設けられている。
【0019】
図1に示すように、第二取付具2は、実施の形態1のゴルフバッグ保護具100では、紐形状であって、2本の第二取付具2は、本体1の両端に、それぞれ縫い付けられて設けられている。第二取付具2は、ゴルフバッグG1の背面で互いに結ぶことにより、ゴルフバッグG1に、本体1を固定する。第二取付具2の先端に、ボタンその他の留め具部材を設けて、互いに連結する構成としても良い。第一取付具3は、円形状の独立した部材であって、表面には第一固定具31となる面ファスナーが設けられている。第一取付具3の第一固定具31は、面ファスナーのフック面である。第一取付具3の第一固定具31は、本体1の裏面の面ファスナー15に対応しており、第一取付具3は、本体1の裏面に自由に着脱できる仕様となっている。
【0020】
図2に示すように、第一取付具3の裏面には第二固定具32となるスナップボタンが設けられている。第一取付具3の第二固定具32のスナップボタンは、ゴルフバッグG1の上部開口部付近に備えられているゴルフバッグ側留め具G3に対応するスナップボタンである。ゴルフバッグ側留め具G3は、ゴルフバッグ上部カバーG2を固定するために備えられたものであって、すべてのゴルフバッグに設けられている構成部材であるが、本発明の実施例1のゴルフバッグ用保護具100は、このゴルフバッグ側留め具G3を有効に活用し、ゴルフバッグ用保護具100を、ゴルフバッグG1に固定するために有効活用する。
【0021】
ゴルフバッグ側留め具G3は、すべてのゴルフバッグに設けられている構成部材ではあるが、設けられている位置や数は、個々の商品により、まちまちである。本発明の実施例1のゴルフバッグ用保護具100は、第一取付具3の裏面の第二固定具32で、ゴルフバッグ側留め具G3にしっかりと固定したあと、第一取付具3の表面の第一固定具31を、本体1の裏面の面ファスナー15に固定することになるが、本体1の裏面の面ファスナー15が、帯状に設けられている為、第一取付具3の取り付け位置が限定されず、ゴルフバッグ側留め具G3の位置に応じで、任意の場所に固定することができる。
【0022】
次に、図3から図7を示しながら、本発明の実施の形態1のゴルフバッグ補助具100の使用方法について説明する。図3及び図4は、ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。図5からず7は、本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
【0023】
図3に示すように、一般的なゴルフバッグは、ゴルフクラブPを収納するゴルフバッグ本体1と、ゴルフバッグの上部を覆うゴルフバッグ上部カバーG2からなる。図4に示すように、ゴルフバッグ本体G1の開口部の近傍には、ゴルフバッグ上部カバーG2と連結するためのゴルフバッグ側留め具G3が設けられている。略すべてのゴルフバッグにおいて、ゴルフバッグ側留め具G3は、スナップボタンからなり、ゴルフバッグ上部カバーG2の内側に設けられたスナップボタンと留め合わせて、ゴルフバッグ本体G1にゴルフバッグ上部カバーG2を連結することができる仕様となっている。ゴルフバッグ上部カバーG2を外すと、ゴルフバッグ本体G1の上側開口部が露出する。
【0024】
本発明の実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100の使用方法について、最初に、図5に示すように、第一取付具3の裏面に設けられている第二固定部32であるスナップボタンを、ゴルフバッグ本体1に設けられているゴルフバッグ側留め具G3であるスナップボタンに、嵌めて第一取付具3を、ゴルフバッグ本体に固定する。
【0025】
次に、ゴルフバッグ用保護具100の本体1を、第二取付具3の上を覆うように、ゴルフバッグの外周に沿ってあてがう。第一取付具3の表面には第一固定部31である面ファスナーのフック面が設けられているので、本体1の裏面に設けられた面ファスナー15のループ面に、第二取付具3の表面に設けられた面ファスナーのフック面が接触するようにして、上から軽く押すと。ゴルフバッグ用保護具100を、ゴルフバッグ本体G1に、しっかりと固定することができる。
【0026】
次に、図6に示すように、本体1の両端に設けられている第二取付具2を、ゴルフバッグ本体の背面で互いに結び合わせて連結し、ゴルフバッグ本体G1に、ゴルフバッグ用保護具100を、しっかりと固定して装着する。第一取付具3が、しっかりとゴルフバッグG1に固定されているので、第二取付具2は、きつく縛らずとも、軽く結び合わせるだけでよい。結び方も蝶々結びにしたり、ネクタイ結びにしたり、結び方を変えることで、見た目を華やかにして、ゴルフバッグを装飾してお洒落に見せる効果もある。
【0027】
本発明の実施例1のゴルフバッグ用保護具100は、正面から見ると、図7のようになり、ゴルフバッグ本体G1の上側開口部の近傍を覆う形態となる。ゴルフバッグ本体G1の上側開口部近傍は、ゴルフクラブの抜き差しで、開口部端縁が擦れたり傷や汚れがつきやすい箇所である。また、ゴルフ場でのプレー中、ゴルフバッグ本体G1は、ゴルフバッグ上部カバーG3を外した状態でキャリーカートに搭載されて運搬されることが多く、ゴルフバッグ本体G1の上部をベルトで絞めたり、サイトバーで固定したうえで搬送されるので、ゴルフバッグ本体G1の上部は、重量負荷がかかりやすく、また、ベルトやサイドバーの接触による擦り傷もできやすい。ゴルフバッグ用保護具100を用いれば、傷みやすく汚れやすいゴルフバッグ本体G1の上部を効率的に保護することができる。
【0028】
さらに、ゴルフバッグ用保護具100は、着脱が容易であるので、色や素材の異なるものを複数枚準備して、その日の気分、その日のファッションにあわせたデザインのゴルフバッグ用保護具100を選択して装着することにより、ファッション性を高めることができる。ゴルフバッグ用保護具100は、洗濯ができる素材のものも準備すれば、使用の都度、洗濯して清潔に保つことができ、衛生的でもある。
【0029】
(実施の形態2)
次に、図8から図14を示しながら、実施の形態2のゴルフバッグ保護具200について説明する。
【0030】
図8は、本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200を示す平面図であって、図9は底面図である。図10及び図11は、ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。図12から図14は、本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200の使用方法を説明するための参考斜視図である。
【0031】
実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200は、本体1が略長方形状となっている。本体1の形状以外の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。本体1が略長方形状となっていることで、製造の際、生地の裁断が容易であり、生地の余りや切れ端が出にくいので、生地を余すことなく使用することができ、製造コストを下げることができる。また、直線ラインの長方形というシンプルな形状であるため、上下逆でも使えて、装着が容易である。さらに、本体1の表裏両面に帯状の面ファスナー15を設けて、表裏どちらも使用できるリバーシブルな仕様としてもよい。
【0032】
(実施の形態3)
次に、図13から図21を示しながら、実施の形態3のゴルフバッグ保護具300について説明する。
図13は、本発明の実施の形態2のゴルフバッグ用保護具200の使用方法を説明するための参考斜視図であって、図14は底面図である。
【0033】
実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300は、本体1の上部に、本体1の前側に垂らして使用する上辺の長辺と略同寸の長辺を有するシート形状のカバーシート6が設けられている。カバーシート6が設けられていること以外の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。カバーシート6は、布又は樹脂シート等からなり、本体1の上側に設けられていて、ゴルフバッグ本体G1にゴルフバッグ用保護具300を取り付けたのち、カバーシート6の部分を前側に折り返して本体1の前に垂らすようにして使用する。カバーシートは防水性のある素材または透明な素材として、本体1のデザインを引き立たせつつ、雨や汚れからゴルフバッグ及び本体1を保護したり、本体1の色と重ねたときに綺麗な配色となる色の生地を用いて、本体1との色合わせを楽しめるようデザイン性の高いものとしてもよい。
【0034】
カバーシート6は、本体1の長辺と略同じ寸法の一辺を有するが、垂らす部分の寸法、つまり本体1と接しない辺の寸法は、長めにしてゴルフバッグ本体G1の中央近傍まで保護できるサイズとしたり、逆に短めにして、本体1も見えるようにして、本体1とカバーシート6との配色を楽しむデザインとしたり、様々なバリエーションをつけることが可能である。
【0035】
カバーシート6は、本体1とファスナーやボタンで着脱可能な構成として、好みにあわせて、様々なカバーシート6を選択して、つけかえできる仕様としてもよい。また、イラストやデザインを描いたり、リボンやフリル等の装飾を施してもよい。名札入れや小物入れとなるポケットをつけてもよい。
【0036】
図15及び図16は、ゴルフバッグの構造を説明するための参考図である。図19から図21は、本発明の実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300の使用方法を説明するための参考斜視図である。
【0037】
実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300の使用方法について、第一取付具3をゴルフバッグ本体G1のゴルフバッグ側留め具G3に固定すること、その次に、第一取付具3の表面の第一固定具である面ファスナーを、本体1の裏面の面ファスナー15に接着させて本体1をゴルフバッグ本体1に固定すること、紐状の第二取付具2をゴルフバッグ本体1の背面で、互いに結び合わせて固定することは、実施の形態1のゴルフバッグ用保護具100と同様である。実施の形態3のゴルフバッグ用保護具300は、本体1をゴルフバッグ本体G1に装着したあと、図20及び図21に示すように、カバーシート6を前側に折り返して、カバーシート6が本体1の前面に垂れ下がるようにする。このようにすることで、カバーシート6が本体1を補強し、ゴルフバッグ本体G1にかかる衝撃や重量負荷を緩衝し、本体1が汚れることも防止することができる。カバーシート6は留め具やボタンをつけて、本体1から着脱可能な構成としてもよい。
【符号の説明】
【0038】
100、200、300 ゴルフバッグ保護具
1 本体
13 凸部
14 凹部
15 面ファスナー(ループ面)
2 第二取付具
3 第一取付具
31 第一固定具
32 第二固定具
4 第二取付具/
5 第一取付具
51 第一固定具
52 第二固定具
6 カバーシート
G1 ゴルフバッグ本体
G2 ゴルフバッグ上部カバー
G3 ゴルフバッグ側留め具
P ゴルフクラブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21