(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023037407
(43)【公開日】2023-03-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、および、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230308BHJP
G06Q 50/12 20120101ALI20230308BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20230308BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q50/12
G06Q30/06 312
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021144136
(22)【出願日】2021-09-03
(71)【出願人】
【識別番号】520442863
【氏名又は名称】株式会社アルファオメガ
(74)【代理人】
【識別番号】100142365
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】梶 翔太郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB53
5L049CC11
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】企業側の自由度および利便性が高い飲食物の定期配達サービスを提供することである。
【解決手段】企業にて決定された飲食物を企業に定期配達可能にするための装置であって、飲食店からのアクセスに応じて当該飲食店外に定期配達可能な飲食物を特定する情報と、定期配達可能範囲を特定する情報とを含む店側情報を登録する画面を店側端末に表示し、企業からのアクセスに応じて店側情報に基づいて企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定する画面と、特定された飲食物のうちから企業の配達指定場所に定期配達させる飲食物を企業側にて決定する画面とを含む企業用画面を企業側端末に表示し、企業用画面は、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日として2以上の曜日をも指定でき、企業側にて指定された曜日(2以上の場合には2以上の曜日)を飲食店の店側端末において特定可能とする。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店の担当者が操作可能な店側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、企業側にて決定された飲食店の飲食物を当該企業に定期配達可能にするための処理を行う情報処理装置であって、
複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、当該飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を特定するための飲食物情報と、定期配達可能な範囲を特定するための範囲特定情報とを含む複数種類の店側情報を登録するための店用画面を当該店側端末において表示可能とする店用画面表示手段と、
登録された店側情報を記憶部に記憶する店側情報記憶手段と、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の飲食店各々の店側情報に基づいて当該企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面と、当該特定された飲食物のうちから当該企業の配達指定場所に定期配達させて当該企業に属する人員に提供可能とする飲食物を当該企業側にて決定するための決定画面とを含む企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示手段と、
前記企業側にて飲食物が決定された場合に、当該飲食物と当該企業の配達指定場所とを含む情報を、当該飲食物を登録した飲食店の店側端末において特定可能とすることにより、当該飲食物を当該企業の配達指定場所まで定期配達可能とする定期配達可能化手段とを備え、
前記企業用画面は、企業が飲食物の定期配達を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面を含み、
前記定期配達可能化手段は、前記企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を前記店側端末において特定可能とする、情報処理装置。
【請求項2】
前記2以上の日をも指定可能な画面は、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を当該企業側にて指定するための画面であって2以上の曜日をも指定可能な画面である、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記2以上の日をも指定可能な画面は、所定期間内に飲食物の定期配達を希望する回数を当該企業側にて指定するための画面であって前記所定期間内に2回以上の回数をも指定可能な画面である、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記2以上の日をも指定可能な画面は、所定期間内において飲食物の定期配達を希望する日として毎日を指定可能な画面である、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記複数の端末のうちのいずれかの端末からのアクセス毎に、前記飲食店としてアクセスするか前記企業としてアクセスするかを当該端末の操作者が選択するための選択用画面を当該端末において表示可能とする選択用画面表示手段を備える、請求項1~請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
飲食店あるいは企業としてアクセス可能とするまでに、当該端末に対応する飲食店および企業のうちのいずれか一方に関連する関連情報を登録するための関連情報登録画面を当該端末において表示可能とする関連情報登録画面表示手段を備え、
前記関連情報登録画面において登録された関連情報は、前記選択用画面において前記飲食店としてアクセスする場合および前記企業としてアクセスする場合のいずれにおいても利用可能である、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
飲食店あるいは企業としてアクセス可能とするまでに、当該端末に対応する飲食店および企業のうちのいずれか一方に関連する関連情報を登録するための関連情報登録画面を当該端末において表示可能とする関連情報登録画面表示手段を備え、
前記関連情報登録画面においては、登録する関連情報が飲食店および企業のいずれの情報であるかを指定するための画像を含み、
前記関連情報登録画面において飲食店の情報として登録された関連情報は、前記選択用画面において前記飲食店としてアクセスする場合にのみ利用可能であり、前記関連情報登録画面において企業の情報として登録された関連情報は、前記選択用画面において前記企業としてアクセスする場合にのみ利用可能である、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記店用画面には、飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録する際に、1週間のうちで当該飲食物を定期配達可能な曜日を当該店側にて指定するための画面であって2以上の曜日をも指定可能な画面を含み、
前記店側情報には、定期配達可能な曜日として指定された曜日を特定するための情報を含み、
前記企業用画面は、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を企業側にて指定可能な指定画面を含み、
前記企業用画面表示手段は、前記企業側端末からのアクセスに応じて、前記指定画面を表示可能とした後、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための画面を前記特定画面として表示可能とする、請求項1~請求項7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記指定画面は、さらに、検索キーワードおよび飲食物のジャンルのうち少なくとも一方と、前記企業の配達指定場所を含む所定範囲とを指定可能な画面であり、
前記企業用画面表示手段は、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物であって、検索キーワードおよび飲食物のジャンルのうち指定された内容に合致するとともに、指定された所定範囲を前記範囲特定情報から特定される定期配達可能な範囲に含む飲食店の飲食物を特定するための画面を前記特定画面として表示可能とする、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記店用画面のうち飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録する際に表示可能とする画面は、表示される毎に、登録する飲食物の価格帯、定期配達可能となる飲食物の下限数、定期配達可能となる飲食物の上限数、配達可能時間帯、および、定期配達を継続可能とする期間のうちの少なくともいずれかを前記店側にて指定できる画面であり、
前記指定画面は、表示される毎に、定期配達を希望する飲食物の価格帯、定期配達を希望する飲食物の数、配達時間、および、定期配達を継続する期間のうちの少なくともいずれかを前記企業側にて指定できる画面である、請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記企業用画面は、飲食物の定期配達の開始を希望する開始希望日を指定できる画面を含む、請求項1~請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において飲食物が配達されるまでに要する目安の時間を表示しない、請求項1~請求項11のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記飲食店の店側情報は、飲食店を宣伝するための宣伝情報を含み、
前記宣伝情報は、飲食店の店舗外に定期配達不可能であるが店舗内において提供可能な飲食物を特定するための情報を有する場合があり、
前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において、前記宣伝情報に基づいて飲食店を宣伝するための画像を表示可能である、請求項1~請求項12のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項14】
登録可能な飲食物には、配達の際のバリエーションが複数種類あり得る多種飲食物を含み、
前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において、前記多種飲食物については定期配達毎にバリエーションが異なり得る旨を特定可能とする画像を表示可能である、請求項1~請求項13のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記店用画面においては、当該飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面に当該飲食店への来店時に使用できるクーポン情報を表示するか否かを当該店側にて指定可能であり、
前記クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面は、当該飲食店の前記クーポン情報を表示する画面を含む、請求項1~請求項14のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記特定画面は、特定されている飲食店の飲食物が、前記クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物であるか否かを特定可能な画面である、請求項15に記載の情報処理装置。
【請求項17】
前記情報処理装置は、飲食店からの飲食物を当該店側にて決定された企業に定期配達可能にするための処理をも行うことができ、
前記企業用画面表示手段は、複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、当該企業の配達指定場所に定期配達されることを希望する飲食物を特定するための希望飲食物情報と、当該企業の配達指定場所を特定するための場所特定情報とを含む複数種類の企業側希望情報を登録するための希望情報登録画面を当該企業側端末において表示可能とし、
前記情報処理装置は、前記企業側希望情報を記憶部に記憶する業者側情報記憶手段を備え、
前記店用画面表示手段は、複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の企業各々の企業側希望情報に基づいて、当該飲食店が定期配達可能な範囲内を配達指定場所とし当該飲食店が提供可能な飲食物を希望している企業を特定するための希望飲食物特定画面と、当該特定された企業のうちから当該飲食店の飲食物を定期配達可能である旨を通知する企業を当該飲食店側にて決定するための通知決定画面とを当該店側端末において表示可能とし、
前記定期配達可能化手段は、前記飲食店側にて企業が決定された場合に、当該飲食店を含む情報を、当該企業の企業側端末において特定可能とし、
前記企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面は、前記希望情報登録画面へ移行させるためのアイコン画像、および、前記希望情報登録画面において前記企業側希望情報を登録可能である旨を報知するための報知画像のいずれか一方を含む、請求項1~請求項16のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項18】
飲食店の担当者が操作可能な店側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、企業側にて決定された飲食店の飲食物を当該企業に定期配達可能にするための処理を行う情報処理装置において実行されるプログラムであって、
前記情報処理装置に
複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、当該飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を特定するための飲食物情報と、定期配達可能な範囲を特定するための範囲特定情報とを含む複数種類の店側情報を登録するための店用画面を当該店側端末において表示可能とする店用画面表示ステップと、
登録された店側情報を記憶部に記憶する店側情報記憶ステップと、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の飲食店各々の店側情報に基づいて当該企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面と、当該特定された飲食物のうちから当該企業の配達指定場所に定期配達させて当該企業に属する人員に提供可能とする飲食物を当該企業側にて決定するための決定画面とを含む企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示ステップと、
前記企業側にて飲食物が決定された場合に、当該飲食物と当該企業の配達指定場所とを含む情報を、当該飲食物を登録した飲食店の店側端末において特定可能とすることにより、当該飲食物を当該企業の配達指定場所まで定期配達可能とする定期配達可能化ステップとを実行させ、
前記企業用画面は、企業が飲食物の定期配達を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面を含み、
前記定期配達可能化ステップは、前記企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を前記店側端末において特定可能とする、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、飲食物を企業に定期配達して、従業員等が職場内で当該飲食物を飲食可能とするサービスを提供するものがあった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】[OFFICE DE YASAI]、[on line]、「令和3年8月26日検索」、インターネット<https://www.officedeyasai.jp/、https://www.officedeyasai.jp/product/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術における飲食物は、サービスを提供する業者が厳選したものに限られており、当該業者によって管理され予め組まれたデリバリールートで配達されるものであった。このため、業者により厳選された飲食物の配達しか受けることができず、飲食物を選択するという企業側の自由度が低いものであった。また、数週間に1回しか配達を受けることができないため、相当な回数分をまとめて受け取るしかなく、調理してから数分~数十分程度で配達を受けることも到底できないために日持ちしないものについては冷凍して配達せざるを得ないものであった。さらに、配達日や配達曜日を細かく指定することもできないため、今一歩、企業側の使い勝手を高めることができなかった。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、企業側の自由度および利便性が高い飲食物の定期配達サービスを提供可能となる、情報処理装置、および、プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 飲食店の担当者が操作可能な店側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、企業側にて決定された飲食店の飲食物を当該企業に定期配達可能にするための処理を行う情報処理装置(例えば、管理サーバ300)であって、
複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、当該飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を特定するための飲食物情報と、定期配達可能な範囲を特定するための範囲特定情報とを含む複数種類の店側情報を登録するための店用画面を当該店側端末において表示可能とする店用画面表示手段(例えば、
図8~
図12など)と、
登録された店側情報を記憶部に記憶する店側情報記憶手段(例えば、
図8のt30、t35、
図7など)と、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の飲食店各々の店側情報に基づいて当該企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面(例えば、
図15など)と、当該特定された飲食物のうちから当該企業の配達指定場所に定期配達させて当該企業に属する人員に提供可能とする飲食物を当該企業側にて決定するための決定画面(例えば、
図16など)とを含む企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示手段(例えば、
図13~
図16など)と、
前記企業側にて飲食物が決定された場合に、当該飲食物と当該企業の配達指定場所とを含む情報を、当該飲食物を登録した飲食店の店側端末において特定可能とすることにより、当該飲食物を当該企業の配達指定場所まで定期配達可能とする定期配達可能化手段(例えば、
図13のt56、t57、
図18~
図21など)とを備え、
前記企業用画面は、企業が飲食物の定期配達を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面(例えば、
図14、
図15など)を含み、
前記定期配達可能化手段は、前記企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を前記店側端末において特定可能とする(例えば、
図21など)。
【0007】
このような構成によれば、企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物から定期配達を受ける飲食物を企業が選ぶことができるため、企業側の自由度を高めることができる。また、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、飲食物の定期配達を希望する日として2以上の日をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0008】
(2) 上記(1)において、前記2以上の日をも指定可能な画面は、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を当該企業側にて指定するための画面であって2以上の曜日をも指定可能な画面(例えば、
図14、
図15など)である。
【0009】
このような構成によれば、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日として2以上の曜日をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく当該曜日に毎週定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0010】
(3) 上記(1)において、前記2以上の日をも指定可能な画面は、所定期間(例えば、1日、5日間、1週間、10日間、1か月間、1年間など)内に飲食物の定期配達を希望する回数を当該企業側にて指定するための画面であって前記所定期間内に2回以上の回数をも指定可能な画面である。
【0011】
このような構成によれば、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、所定期間内で飲食物の定期配達を希望する回数として2回以上の回数をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく当該回数だけ定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0012】
(4) 上記(3)において、前記2以上の日をも指定可能な画面は、所定期間(例えば、5日間、1週間、10日間、1か月間、1年間など)内において飲食物の定期配達を希望する日として毎日を指定可能な画面である。
【0013】
このような構成によれば、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、所定期間内において飲食物の定期配達を希望する日として毎日が指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0014】
(5) 上記(1)~(4)のいずれかにおいて、前記複数の端末のうちのいずれかの端末からのアクセス毎に、前記飲食店としてアクセスするか前記企業としてアクセスするかを当該端末の操作者が選択するための選択用画面を当該端末において表示可能とする選択用画面表示手段(例えば、
図9など)を備える。
【0015】
このような構成によれば、企業としてアクセスしたいときに飲食店としてアクセスしてしまうことや、飲食店としてアクセスしたいときに企業としてアクセスしてしまうことを極力防止できる。
【0016】
(6) 上記(5)において、飲食店あるいは企業としてアクセス可能とするまでに、当該端末に対応する飲食店および企業のうちのいずれか一方に関連する関連情報を登録するための関連情報登録画面を当該端末において表示可能とする関連情報登録画面表示手段(例えば、
図5)を備え、
前記関連情報登録画面において登録された関連情報は、前記選択用画面において前記飲食店としてアクセスする場合および前記企業としてアクセスする場合のいずれにおいても利用可能である。
【0017】
このような構成によれば、登録した関連情報を飲食店としても企業としても利用でき、利便性を向上させることができる。
【0018】
(7) 上記(5)において、飲食店あるいは企業としてアクセス可能とするまでに、当該端末に対応する飲食店および企業のうちのいずれか一方に関連する関連情報を登録するための関連情報登録画面を当該端末において表示可能とする関連情報登録画面表示手段(例えば、
図5)を備え、
前記関連情報登録画面においては、登録する関連情報が飲食店および企業のいずれの情報であるかを指定するための画像(例えば、登録者情報)を含み、
前記関連情報登録画面において飲食店の情報として登録された関連情報は、前記選択用画面において前記飲食店としてアクセスする場合にのみ利用可能であり、前記関連情報登録画面において企業の情報として登録された関連情報は、前記選択用画面において前記企業としてアクセスする場合にのみ利用可能である。
【0019】
このような構成によれば、企業としてアクセスしたいときに飲食店としてアクセスしてしまうことや、飲食店としてアクセスしたいときに企業としてアクセスしてしまうことを防止できる。
【0020】
(8) 上記(1)~(7)のいずれかにおいて、前記店用画面には、飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録する際に、1週間のうちで当該飲食物を定期配達可能な曜日を当該店側にて指定するための画面であって2以上の曜日をも指定可能な画面(例えば、
図11)を含み、
前記店側情報には、定期配達可能な曜日として指定された曜日を特定するための情報を含み、
前記企業用画面は、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を企業側にて指定可能な指定画面(例えば、
図14)を含み、
前記企業用画面表示手段は、前記企業側端末からのアクセスに応じて、前記指定画面を表示可能とした後、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための画面を前記特定画面として表示可能とする(例えば、
図15)。
【0021】
このような構成によれば、定期配達可能な曜日を飲食店が指定できるため、飲食店の利便性を向上させることができる。また、企業が希望する曜日について定期配達できない飲食店の飲食物が特定されてしまうことを防止でき、企業はスムーズに飲食店の飲食物を決定することができる。
【0022】
(9) 上記(8)において、前記指定画面は、さらに、検索キーワードおよび飲食物のジャンルのうち少なくとも一方と、前記企業の配達指定場所を含む所定範囲とを指定可能な画面(例えば、
図14)であり、
前記企業用画面表示手段は、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物であって、検索キーワードおよび飲食物のジャンルのうち指定された内容に合致するとともに、指定された所定範囲を前記範囲特定情報から特定される定期配達可能な範囲に含む飲食店の飲食物を特定するための画面を前記特定画面として表示可能とする(例えば、
図15)。
【0023】
このような構成によれば、企業の希望に合致しない飲食店の飲食物や、配達不可能な飲食店の飲食物が特定されてしまうことを防止でき、企業はスムーズ・効率よく飲食店の飲食物を決定することができる。
【0024】
(10) 上記(9)において、前記店用画面のうち飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録する際に表示可能とする画面は、表示される毎に、登録する飲食物の価格帯、定期配達可能となる飲食物の下限数、定期配達可能となる飲食物の上限数、配達可能時間帯、および、定期配達を継続可能とする期間のうちの少なくともいずれかを前記店側にて指定できる画面(例えば、
図11)であり、
前記指定画面は、表示される毎に、定期配達を希望する飲食物の価格帯、定期配達を希望する飲食物の数、配達時間、および、定期配達を継続する期間のうちの少なくともいずれかを前記企業側にて指定できる画面である(例えば、
図14)。
【0025】
このような構成によれば、特定される飲食店の飲食物を企業の希望に沿ったものに絞り込むことができ、企業はより一層スムーズかつ効率よく飲食店の飲食物を決定することができる。
【0026】
(11) 上記(1)~(10)のいずれかにおいて、前記企業用画面は、飲食物の定期配達の開始を希望する開始希望日を指定できる画面(例えば、
図16)を含む。
【0027】
このような構成によれば、開始希望日を指定できるため、定期配達が実際に必要となるタイミング以前の段階から前もって定期配達を受ける飲食店の飲食物を決定しておくことができ、企業の利便性を高めることができる。
【0028】
(12) 上記(1)~(11)のいずれかにおいて、前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において飲食物が配達されるまでに要する目安の時間を表示しない。
【0029】
このような構成によれば、定期配達を受けるに際して目安の時間という必要のない無駄な情報が表示されることがないため、企業を混乱させてしまうことを防止できる。
【0030】
(13) 上記(1)~(12)のいずれかにおいて、前記飲食店の店側情報は、飲食店を宣伝するための宣伝情報(例えば、
図7、
図16)を含み、
前記宣伝情報は、飲食店の店舗外に定期配達不可能であるが店舗内において提供可能な飲食物を特定するための情報を有する場合があり、
前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において、前記宣伝情報に基づいて飲食店を宣伝するための画像を表示可能である(例えば、
図7、
図16)。
【0031】
このような構成によれば、飲食店を宣伝でき、定期配達不可能であるが店舗内において提供可能な飲食物が表示される場合もあるため、当該飲食店への来店を促すことができる。
【0032】
(14) 上記(1)~(13)のいずれかにおいて、登録可能な飲食物には、配達の際のバリエーションが複数種類あり得る多種飲食物を含み、
前記企業用画面表示手段は、前記企業用画面において、前記多種飲食物については定期配達毎にバリエーションが異なり得る旨を特定可能とする画像を表示可能である。
【0033】
このような構成によれば、多種飲食物については定期配達毎にバリエーションが異なり得ることを企業に理解させることができるため、企業と飲食店とでトラブルを生じさせてしまうことを防止できる。
【0034】
(15) 上記(1)~(14)のいずれかにおいて、前記店用画面においては、当該飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面に当該飲食店への来店時に使用できるクーポン情報を表示するか否かを当該店側にて指定可能であり、
前記クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面は、当該飲食店の前記クーポン情報を表示する画面を含む。
【0035】
このような構成によれば、企業は決定した飲食物を当該企業に属する人員に提供するのみならず、クーポン情報を人員に提供することにより、当該人員に対してクーポン情報に応じた利益を付与可能としつつ、当該人員の来店を促すことにより当該飲食店の売り上げを安定的に増大させることができる。
【0036】
(16) 上記(15)のいずれかにおいて、前記特定画面は、特定されている飲食店の飲食物が、前記クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物であるか否かを特定可能な画面である。
【0037】
このような構成によれば、クーポン情報を得ることができる飲食店の飲食物であるか否かを選ぶ際の判断材料とすることができ、企業の利便性を向上させることができる。
【0038】
(17) 上記(1)~(16)のいずれかにおいて、前記情報処理装置は、飲食店からの飲食物を当該店側にて決定された企業に定期配達可能にするための処理をも行うことができ、
前記企業用画面表示手段は、複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、当該企業の配達指定場所に定期配達されることを希望する飲食物(例えば、飲食物そのものの種類、当該飲食物が属するジャンルなど)を特定するための希望飲食物情報と、当該企業の配達指定場所を特定するための場所特定情報とを含む複数種類の企業側希望情報を登録するための希望情報登録画面を当該企業側端末において表示可能とし(例えば、変形例における希望サービス登録ページ、主体・対象は異なるものの例えば
図8~
図12など参考)、
前記情報処理装置は、企業側希望情報を記憶部に記憶する業者側情報記憶手段(主体・対象は異なるものの、例えば、
図8のt30、t35、
図7など参考)を備え、
前記店用画面表示手段は、複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の企業各々の企業側希望情報に基づいて、当該飲食店が定期配達可能な範囲内を配達指定場所とし当該飲食店が提供可能な飲食物(当該飲食物と同じ種類・同じ系統の飲食物・同じジャンルなど)を希望している企業を特定するための希望飲食物特定画面と、当該特定された企業のうちから当該飲食店の飲食物を定期配達可能である旨を通知する企業を当該飲食店側にて決定するための通知決定画面とを当該店側端末において表示可能とし(例えば、希望サービス検索ページ、主体・対象は異なるものの例えば
図8~
図12など参考)、
前記定期配達可能化手段は、前記飲食店側にて企業が決定された場合に、当該飲食店を含む情報を、当該企業の企業側端末において特定可能とし(例えば、申込情報をメモリに登録し、当該企業にメールを送信するとともに企業側端末におけるマイページにてオファーがあった旨およびその内容を表示する、主体・対象は異なるものの例えば
図8のt30、t35、
図7など参考)、
前記企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面は、前記希望情報登録画面へ移行させるためのアイコン画像(例えば、希望サービス登録アイコン)、および、前記希望情報登録画面において前記企業側希望情報を登録可能である旨を報知するための報知画像(例えば、「希望サービス登録ページにおいて希望する飲食物を登録しよう!」といったメッセージ画像など)のいずれか一方を含む。
【0039】
このような構成によれば、企業側から希望する飲食物を飲食店側に共有して検索させることができ、企業が希望する飲食物の定期配達を実際に受けることができる割合(マッチング率)を向上させることができる。また、アイコン画像および報知画像のいずれか一方を特定画面に表示することにより、例えば、特定画面において企業が欲する飲食物が見当たらなかったときなどに希望情報登録画面への移行を促すことができる。
【0040】
(18) 飲食店の担当者が操作可能な店側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、企業側にて決定された飲食店の飲食物を当該企業に定期配達可能にするための処理を行う情報処理装置(例えば、管理サーバ300)において実行されるプログラムであって、
前記情報処理装置に
複数の飲食店のうちのいずれかの店側端末からのアクセスに応じて、当該飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を特定するための飲食物情報と、定期配達可能な範囲を特定するための範囲特定情報とを含む複数種類の店側情報を登録するための店用画面を当該店側端末において表示可能とする店用画面表示ステップ(例えば、
図8~
図12など)と、
登録された店側情報を記憶部に記憶する店側情報記憶ステップ(例えば、
図8のt30、t35、
図7など)と、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の飲食店各々の店側情報に基づいて当該企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定するための特定画面(例えば、
図15など)と、当該特定された飲食物のうちから当該企業の配達指定場所に定期配達させて当該企業に属する人員に提供可能とする飲食物を当該企業側にて決定するための決定画面(例えば、
図16など)とを含む企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示ステップ(例えば、
図13~
図16など)と、
前記企業側にて飲食物が決定された場合に、当該飲食物と当該企業の配達指定場所とを含む情報を、当該飲食物を登録した飲食店の店側端末において特定可能とすることにより、当該飲食物を当該企業の配達指定場所まで定期配達可能とする定期配達可能化ステップ(例えば、
図13のt56、t57、
図18~
図21など)とを実行させ、
前記企業用画面は、企業が飲食物の定期配達を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面(例えば、
図14、
図15など)を含み、
前記定期配達可能化ステップは、前記企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を前記店側端末において特定可能とする(例えば、
図21など)。
【0041】
このような構成によれば、企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物から定期配達を受ける飲食物を企業が選ぶことができるため、企業側の自由度を高めることができる。また、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、飲食物の定期配達を希望する日として2以上の日をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0042】
さらに以下の構成を備えるものであってもよい。
【0043】
前記範囲特定情報は、店側にて登録された飲食店の所在地に対応する所在地情報(例えば、住所、郵便番号など)であり、
前記特定画面において特定される飲食店は、前記所在地情報に基づいて前記企業の配達指定場所を含む所定範囲内に所在地を有する飲食店である。
【0044】
このような構成によれば、店側にて登録された所在地情報に基づいて飲食店が特定されるため、企業の配達指定場所から遠方であって配達に過度の負担が生じてしまう飲食店が誤って特定されてしまうことを防止できる。
【0045】
前記範囲特定情報は、定期配達可能な範囲として店側にて登録された定期配達可能範囲を特定するための範囲情報(例えば、配達できるエリア、
図11)であり、
前記特定画面において特定される飲食店は、前記範囲情報に基づいて前記企業の配達指定場所を含む所定範囲が前記定期配達可能範囲内となる飲食店である(例えば、
図15など)。
【0046】
このような構成によれば、店側にて登録された範囲情報に基づいて飲食店が特定されるため、企業の配達指定場所から遠方であって配達に過度の負担が生じてしまう飲食店が誤って特定されてしまうことを防止できる。
【0047】
前記企業用画面は、前記所定範囲を前記企業側にて指定可能な画面を含む。
【0048】
このような構成によれば、企業側にて所定範囲が指定されるため、企業が意図せぬ範囲内の飲食店が特定されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】通信システムのハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】飲食店および企業各々が新規会員登録するときのフローを説明するための図である。
【
図7】管理サーバのメモリに記憶される情報の例を示す図である。
【
図8】飲食店がログインして定期配達できる飲食物を登録するときのフローを説明するための図である。
【
図10】飲食店のマイページの画面例を示している。
【
図12】飲食店aにより商品が4つ登録された場合のマイページの画面例を示している。
【
図13】企業がログインして定期配達を受ける商品を選択して申し込むときのフローを説明するための図である。
【
図17】申込を完了した旨のお知らせ情報を含むマイページの画面例を示している。
【
図18】注文メールを受信した飲食店がログインして確認するときのフローを説明するための図である。
【
図19】飲食店cのマイページの画面例を示している。
【
図20】申込があった場合におけるお知らせページの画面例を示している。
【
図22】企業Aのお知らせページの画面例を示している。
【
図24】企業Aのお知らせページの画面例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本開示に係る通信システムは、複数の飲食店各々の担当者が操作可能な店側端末と、複数の企業各々の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々と、企業側にて決定された飲食店の飲食物を当該企業に定期配達可能にするサービスを提供するための処理を行う情報処理装置の一例である管理サーバとがネットワークを介して通信可能とするシステムである。以下、図面を参照しつつ通信システムに関する実施の形態について説明する。なお、本発明は以下の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本発明に含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。
【0051】
<通信システムのハードウェア構成>
図1は、通信システム1のハードウェア構成例を示す図である。通信システム1は、複数の店側端末100a、100b、100c…と、複数の企業側端末200A、200B、200C…(以下、まとめて企業側端末200ともいう)と、管理サーバ300とを含む。複数の店側端末100a、100b、100c…は、以下ではまとめて店側端末100ともいう。複数の企業側端末200A、200B、200C…は、以下ではまとめて企業側端末200ともいう。さらに、複数の店側端末および複数の企業側端末は、以下ではまとめて単に端末ともいう。店側端末100、企業側端末200、および、管理サーバ300は、各々、ネットワーク2を介して通信接続可能であり、双方向に情報(データ)を送受信できる。ネットワーク2は、インターネットおよび図示しない無線基地局によって構築される各種移動通信システム等で構成される。この移動通信システムとしては、例えば、所謂4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、および所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が挙げられる。
【0052】
店側端末100および企業側端末200は、各々、例えば、スマートフォン、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、またはタブレット型コンピュータ等の携帯端末であってよく、据え置き型のパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータであってもよい。また、店側端末100および企業側端末200は、WEBページを閲覧するためのWEBブラウザを実装(インストール)している。
【0053】
次に、店側端末100および企業側端末200のハードウェア構成例を示す。
図2は、店側端末100(端末)の一例として携帯端末100のハードウェア構成例を示す図である。携帯端末100は、図示の通り、制御処理部を構成するプロセッサ101、記憶部を構成するRAM102、ROM103、EEPROM104、撮像素子(例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなど)で撮影した画像をデジタル信号に変換するカメラ105、音波によって生ずる振動板などの機械的な振動を電気信号に変換するマイクロフォン106、音声を出力するスピーカ107、画像を表示する表示部を備え当該表示部に対するタッチ操作を検出するタッチスクリーン108、所定のボタン(操作部)に対するユーザからの押圧操作等を検出する操作検出部109、通信IF110、および、入出力IF111を備える。携帯端末100が備えるこれらの構成は、通信バスによって互いに電気的に接続される。通信IF110は、NIC(Network Interface Controller)及び無線LAN(Local Area Network)チップなどを含む。なお、携帯端末100は、タッチスクリーン108に代えて、または、加えて、携帯端末100とは別に構成されたディスプレイ(表示部)を接続可能な入出力IFを備えていてもよい。
【0054】
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、およびGPU(Graphics Processing Unit)などを含む。プロセッサ101は、例えば、EPROM104に記憶されたプログラムをRAM102上に読み込み、プログラムの指示に従ってタッチスクリーン108や操作検出部109、通信IF110などからデータを受け取り、取得したデータをプログラムに規定される手順で演算・加工した上で、演算済み・加工済みのデータをEEPROM104やタッチスクリーン108、通信IF110などに出力する。
【0055】
図1に戻り、管理サーバ300(コンピュータ、情報処理装置)は、ワークステーションまたはパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータであってよい。管理サーバ300は、少なくともプロセッサと、メモリと、ストレージと、通信IFと、入出力IFとを備え、通信バスによって互いに電気的に接続される。
【0056】
管理サーバ300は、所定のWEBページを提供するサーバである。WEBページは、1階層のページであってもよく、ページ内の所定のリンクをクリック操作することによりリンク先のページに遷移するような複数階層のページであってもよい。飲食店および企業内のユーザは、端末に実装されているWEBブラウザを利用して管理サーバ300にアクセスすることにより、所定のWEBページを閲覧できる。所定のWEBページには、いずれかの店側端末100からのアクセスに応じて当該飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録するページや、いずれかの企業側端末200からのアクセスに応じて当該企業に定期配達可能な飲食店の飲食物を抽出して表示し、当該企業側にて決定された飲食店の飲食物を定期配達させて当該企業に属する人員に提供可能とするためのページなどが含まれる。
【0057】
また、管理サーバ300は、飲食店や企業に関する情報や、飲食店により登録されている飲食物、企業が決定した飲食物などを特定するための情報を管理している。管理サーバ300により提供可能となるサービスは、企業にて決定された飲食物が定期配達されることにより、当該企業などが所在するオフィスをキッチンとし、企業側にて決定した飲食物を調理しているかのようなサービスともいえる。このため、本実施形態では、管理サーバ300により提供可能となるサービスをオフィスキッチンサービスともいう。管理サーバ300は、メモリに格納されているプログラムを実行することにより、各種処理を行うとともに各種ページを端末に供給することにより、オフィスキッチンサービスを提供する。以下においては、オフィスキッチンサービスを受けるまでの流れを説明する。
【0058】
飲食店側が定期配達できる飲食物を登録するには、当該飲食店に関連する関連情報を入力して会員登録する必要がある。また、企業側が定期配達を受ける飲食物を選択等するためには、当該企業に関連する関連情報を入力して会員登録する必要がある。
図3は、飲食店および企業各々が新規会員登録するときのフローを説明するための図である。
図3では、複数の飲食店のうち飲食店aが店側端末aを用いて新規会員登録(t1~t8)し、複数の企業のうち企業Aが企業側端末Aを用いて新規会員登録(t11~t18)する場合の例を示している。
図3の横軸においては、店側端末a、管理サーバ300、企業側端末Aなどの各構成を示し、縦軸においては、時間の経過に応じて各構成における処理内容を示している。
【0059】
まず、t1では、店側端末aにおいてWebブラウザを立ち上げて管理サーバ300(トップページのURL)にアクセスしてトップページ要求が送信される。t2では、管理サーバ300から店側端末aに対して、トップページ応答が送信される。トップページ応答には、トップページ用の画像を表示するための情報(例えば、htmlファイル、画像データ等。以下同様)が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供されるトップページが店側端末aに表示される。
【0060】
図4は、トップページの画面例を示している。トップページには、ページ題目として「従業員の健康とモチベーションを向上 従業員が喜ぶ福利厚生」といった題目画像と、新規会員登録用のアイコン401と、すでに会員登録済の飲食店・企業がログインする際のログイン用のアイコン402とが含まれる。なお、新規会員登録用のアイコン401やログイン用のアイコン402と同様の機能を有するアイコンは、トップページの右上にも表示されている。
【0061】
トップページにおいては、「「企業様」と「飲食店様」同士をマッチング」することにより、「企業様は従業員に「健康」を提供し、飲食店様は低コストで「安定的な売り上げ」をあげること」ができる旨の説明や、管理サーバ300により提供可能となるオフィスキッチンサービスを受けることによる企業側のメリット(企業に対して生じさせ得る有利な効果)、飲食店側のメリット(飲食店に対して生じさせ得る有利な効果)などが表示され、さらに、オフィスキッチンサービスにおける企業、飲食店、および、管理サーバ300(オフィスキッチン)各々の関係性が説明されている。飲食店は、管理サーバ300(オフィスキッチン)に対して商品として飲食物を掲載させる一方、企業は、管理サーバ300(オフィスキッチン)に対して定期配達させる商品を検索させて両者をマッチングさせることにより、企業にて決定された飲食物が飲食店から配達されて社食として従業員に提供できる旨が説明されている。
【0062】
新規会員登録用のアイコン401が選択(例えば、対応する位置をタッチ操作、マウス操作によりカーソルを対応する位置まで移動させてクリック操作等。以下同様)されると、
図3のt3に示すように、新規会員登録ページ要求が管理サーバ300に送信される。t4では、管理サーバ300から店側端末aに対して、新規会員登録ページ応答が送信される。新規会員登録ページ応答には、新規会員登録ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される新規会員登録ページが店側端末aに表示される。
【0063】
図5は、新規会員登録ページの画面例を示している。新規会員登録ページには、ページ題目として「新規会員登録」といった題目画像と、アクセス元の操作者に飲食店または企業に関する各種情報(関連情報)を入力させるための入力欄と、最下方に「上記の内容で登録する」といったメッセージが表示された登録用のアイコン403とが含まれる。入力欄には、
図5に示されるように、登録者情報、企業名/店舗名、ご担当者氏名、郵便番号、住所、連絡先、メールアドレス、パスワード等が含まれる。登録者情報は、飲食店および企業のいずれとして会員登録するかを選択(指定)するものであり、例えば、飲食店を選択すると入力された情報を飲食店に関する情報として登録され、企業を選択すると入力された情報を企業に関する情報として登録される。企業名/店舗名やご担当者氏名等のその他の情報については、各々対応するウィンドウに文字・数字等を入力することにより登録可能となる。
【0064】
図3のt5に示すように各種情報を入力後に、登録用のアイコン403が選択されると、
図3のt6に示すように、入力された各種情報が管理サーバ300に送信される。管理サーバ300では、t7に示すように、受信した各種情報をアクセス元の飲食店aに関する店側情報としてメモリに記憶する。また、t7においては、当該飲食店aのメールアドレス宛に新規会員登録が完了した旨を通知するための会員登録完了メールを送信し、t8に示されるように登録完了ページ応答を店側端末aに対して送信する。登録完了ページ応答には、登録完了ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される登録完了ページが店側端末aに表示される。
【0065】
図6は、登録完了ページの画面例を示している。登録完了ページには、ページ題目として「新規会員登録完了」といった題目画像と、登録完了のお知らせをメール送信した旨などを示す画像と、ログイン用のアイコン404とが含まれる。以上のようにして、飲食店aの店側情報が管理サーバ300に登録され、後述するように定期配達するための飲食物を登録(出品)することが可能となる。なお、トップページおよび登録完了ページにおけるログイン用のアイコンが選択されると、
図9で後述するログインページに移行する。
【0066】
図3のt11~t18は、企業Aが企業側端末Aを用いて新規会員登録する場合を例示している。t11~t14までは、アクセスしている端末が企業側端末Aであることを除いて、t1~t4と同じである。t15においては、登録者情報として企業が選択され、企業Aに関する情報が入力される。企業Aに関する各種情報を入力後に、登録用のアイコン403が選択されると、
図3のt16に示すように、入力された各種情報が管理サーバ300に送信される。管理サーバ300では、t17に示すように、受信した各種情報をアクセス元の企業Aに関する企業側情報としてメモリに記憶し、当該企業Aのメールアドレス宛に新規会員登録が完了した旨を通知するための会員登録完了メールが送信されるとともに、t18に示されるように登録完了ページ応答が企業側端末Aに対して送信される。登録完了ページ応答には、登録完了ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される登録完了ページが企業側端末Aに表示される。以上のようにして、企業Aの企業側情報が管理サーバ300に登録され、後述するように定期配達するための飲食物を決定することが可能となる。
【0067】
図7は、管理サーバ300のメモリに記憶される情報の例を示す図である。
図7(a)は、複数の飲食店各々に関する店側情報を示している。IDは、飲食店毎に割り振られる情報であり、当該IDに対応して(当該IDの行に)当該飲食店に関する店側情報が記憶される。
図7(b)は、複数の企業各々に関する企業側情報を示している。IDは、企業毎に割り振られる情報であり、当該IDに対応して(当該IDの行に)当該企業に関する企業側情報が記憶される。また、
図3のt7では、入力された各種情報が飲食店に対応する店側情報のうち店情報として記憶され、
図3のt17では、入力された各種情報が企業に対応する企業側情報のうち企業情報として記憶される。なお、飲食店にて定期配達できる飲食物として登録された場合には、当該飲食店に関する店側情報のうち当該飲食物に関する商品関連情報(例えば、商品関連情報1、商品関連情報2…等)として登録される。また、企業にて定期配達の申し込みが行われた場合には、当該企業に関する企業側情報および申し込まれた飲食店に関する店側情報のうち当該定期配達に関する申込情報(例えば、申込情報1、申込情報2…等)として登録される。さらに、申し込まれた飲食店が当該申込を承諾した場合には、当該企業に関する企業側情報および申し込まれた飲食店に関する店側情報のうちの申込情報が、契約成立を示す契約成立情報(例えば、契約成立1、契約成立2…等)に更新される。申し込まれた飲食店が当該申込を却下した場合には、当該企業に関する企業側情報および申し込まれた飲食店に関する店側情報のうちの申込情報が、契約不成立を示す契約不成立情報(例えば、契約不成立1、契約不成立2…等)に更新される。
【0068】
次に、
図8を用いて、飲食店がログインして定期配達できる飲食物を登録するときのフローを説明する。
図8では、会員登録している複数の飲食店のうち飲食店aが店側端末aを用いてログインして定期配達できる飲食物を登録する場合(t21~t31)の例と、飲食店bが店側端末bを用いてログインして定期配達できる飲食物を登録する場合(t32~t35)の例とを示している。
【0069】
まず、t21では、店側端末aにおいてWebブラウザを立ち上げて管理サーバ300(ログインページのURL)にアクセスしてログインページ要求が送信される。t22では、管理サーバ300から店側端末aに対して、ログインページ応答が送信される。ログインページ応答には、ログインページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供されるログインページが店側端末aに表示される。
【0070】
図9は、ログインページの画面例を示している。ログインページには、ページ題目として「ログイン画面」といった題目画像と、メールアドレスおよびパスワードを入力する入力欄と、企業としてログインするための企業側ログインアイコン405と、飲食店としてログインするための飲食店側ログインアイコン406とが含まれる。
図8のt23に示すように、メールアドレスおよびパスワードが入力され、飲食店側ログインアイコンが選択されると、t24に示すように、メールアドレス、パスワード、および、選択されたログインアイコンの種類(ここでは飲食店)などを含むログイン情報が管理サーバ300に送信される。
【0071】
管理サーバ300では、
図7で示した情報のうち、受信したログイン情報に含まれる選択されたログインアイコンの種類に対応する情報(ここでは
図7(a)に示す店側情報)を参照し、受信したログイン情報に含まれるメールアドレスおよびパスワードに合致するIDが存在するか否かを判定し、存在する場合にはt25で示すように当該IDのマイページ応答(ここでは飲食店aのマイページ応答)を店側端末aに対して送信する。マイページ応答には、当該IDの店側情報に基づくマイページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される飲食店aのマイページが店側端末aに表示される。なお、管理サーバ300が受信したログイン情報に含まれるメールアドレスおよびパスワードに合致するIDが、選択されたログインアイコンの種類に対応する情報に存在しない場合(例えば、メールアドレスおよびパスワードに誤りがある場合、飲食店aが企業側ログインアイコン405を選択した場合など)には、メールアドレスおよびパスワードに合致するIDが存在しないと判定されるため、例えば
図9のログイン画面のパスワード入力欄の下方に「メールアドレスまたはパスワードに誤りがあります。再度入力し直してください。」といったメッセージが付加されたページ応答が送信されて表示されることとなる。
【0072】
図10は、飲食店のマイページの画面例を示している。飲食店のマイページには、ページ題目として「マイページ(飲食店側)」といった題目画像と、マイページ機能に対応する第1~第4のアイコン411~414と、当該飲食店が定期配達できる飲食物として登録済みの商品を一覧表示するための一覧表示部415と、定期配達できる商品として新たに登録するためのアイコン416とが含まれる。第1のアイコン411は、当該飲食店の店側情報の閲覧・編集・更新等を行うとともに、決済に用いるカード情報や当該飲食店の宣伝情報を登録するためのページに移行させるアイコンである。第2のアイコン412は、定期配達できる飲食物として新たに登録するための商品登録ページに移行させるアイコンである。なお、アイコン416は、第2のアイコン412と同様に商品登録ページに移行させるアイコンである。
【0073】
第3のアイコン413は、当該飲食店に対する管理サーバ300からのお知らせを表示するためのお知らせページに移行させるアイコンである。第4のアイコン414は、その他の各種設定を行うためのページに移行させるアイコンである。一覧表示部415には、定期配達できる飲食物として飲食店aが登録している飲食物が一覧表示される。なお、飲食店aは、
図10の時点において未だ飲食物を登録していない場合を想定しているため、一覧表示部415には「現在登録している商品はありません」といったメッセージが表示される。
【0074】
マイページにおいて第2のアイコン412が選択されると、
図8のt26に示すように商品登録ページ要求が管理サーバ300に送信される。t27では、管理サーバ300から店側端末aに対して、商品登録ページ応答が送信される。商品登録ページ応答には、商品登録ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される商品登録ページが店側端末aに表示される。
【0075】
図11は、商品登録ページの画面例を示している。商品登録ページには、ページ題目として「商品登録(飲食店側)」といった題目画像と、マイページ機能に対応する第1~第4のアイコン411~414と、定期配達できる商品として登録する飲食物に関する商品関連情報を入力するための入力欄421~430と、入力欄に入力した内容で飲食物を登録するための登録アイコン431が含まれる。なお、商品登録ページの右上には、
図10で示したマイページに戻るためのアイコン(マイページ)が表示されている。飲食物に関する商品関連情報には、商品名、ジャンル、単価、配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間、注文数、商品画像、および、その他の備考などが含まれる。
【0076】
商品名は、登録する飲食物の名称であり、商品名入力ウィンドウ421に文字を入力することにより登録可能となる。ジャンルは、登録する飲食物が属する分類であり、和食、中華、洋食、その他各々に対応するチェックボックス422a~422dをチェックすることにより登録可能となる。なお、
図11では、チェックボックスをまとめて点線で囲み、422a~422dの符号を付している。以下の説明においても同様に、複数のチェックボックスやウィンドウについては、それらをまとめて点線で囲み、対応する符号を付している。単価は、登録する飲食物1個(1食)当りの価格であり、単価入力ウィンドウ423に数字を入力することにより登録可能となる。
【0077】
配達エリアは、飲食店から飲食物を配達できる限界となる地理的範囲であり、左側の第1エリア選択ウィンドウ424aへの操作に応じて都道府県を選択し、当該都道府県内の市区が表示される真ん中の第2エリア選択ウィンドウ424bへの操作に応じて選択し、当該市内の区町村が表示される右側の第3エリア選択ウィンドウ424cへの操作に応じて選択することにより、段階的に範囲を絞り込むことにより登録可能となる。第3エリア選択ウィンドウ424cでは、複数の区町村を選択することができ、例えば、西区を選択するとともに、隣接する中央区、浪速区等を併せて選択することもできる。
【0078】
配達曜日は、1週間のうち飲食店から飲食物を毎週配達できる曜日であり、曜日各々に対応するチェックボックス425a~425gをチェックすることにより毎週配達可能な曜日として登録可能となる。従来は、特定の業者によって調理の飲食物および企業までの配達が行われるものであったために数週間に1回しか配達できなかった。これに対して、本実施形態におけるオフィスキッチンサービスでは、企業周辺に複数点在する各飲食店自らが登録する配達エリア内の比較的近距離となる企業に配達するというユニークな思想の下において実現されているため、1週間のうち配達曜日として1つの曜日のみを登録することもできるが、各飲食店の都合や経営方針等に応じて2以上の曜日(例えば、月曜日・水曜日・金曜日の3つ、月曜日~金曜日の5つ、月曜日~日曜日の7つ(この場合は毎日))を登録することを可能となる。また、配達曜日は、飲食店の都合・方針次第によって、例えば、当該飲食店の店舗内において営業している曜日と同じ曜日、当該飲食店の店舗内において営業していない曜日、当該飲食店の店舗内において営業している曜日の一部の曜日、当該飲食店の店舗内において営業していない曜日の一部の曜日など、いずれをも登録可能である。
【0079】
配達時間は、飲食店から飲食物を配達できる時間帯であり、開始時間選択ウィンドウ426aへの操作に応じて開始時間を選択し、終了時間選択ウィンドウ426bへの操作に応じて終了時間を選択することにより登録可能となる。なお、配達時間は、1日のうち、複数の期間を指定できるものであってもよく、例えば、飲食店内において込み合う時間帯を考慮して、その時間を避けるように9時~11時、14時~16時、20時~21時といったように複数の期間を指定できるものであってもよい。
【0080】
契約期間は、定期配達を継続する期間として当該定期配達を希望する企業側に選択させることができる期間であって、1カ月、3カ月、1年、その他各々に対応するチェックボックス427a~427dをチェックすることにより企業側に選択させることができる期間として登録可能となる。例えば、1年のみチェックした場合には、企業側は、契約期間として1年しか選択できないように指定することができ、1カ月、3カ月、1年をチェックした場合には、企業側は、契約期間として1カ月、3カ月、1年のいずれかを選択できるように指定することができる。
【0081】
注文数は、1企業に対して1日当りに定期配達可能となる飲食物の下限数および上限数であって、下限数選択ウィンドウ428aへの操作に応じて下限数を選択し、上限数選択ウィンドウ428bへの操作に応じて上限数を選択することにより登録可能となる。商品画像は、ファイル選択アイコン429への操作に応じて、予め用意している商品の画像データを指定することにより登録可能となる。その他の備考は、必要に応じて商品のアピールや補足説明等を追加するものであって、備考入力ウィンドウ430に文字を入力することにより登録可能となる。
【0082】
図8に戻り、t28に示すように入力欄421~430を入力後に、登録アイコン431が選択されると、
図8のt29に示すように、入力された商品関連情報が管理サーバ300に送信される。管理サーバ300では、t30に示すように、受信した商品関連情報をアクセス元の飲食店aに関する店側情報のうち商品関連情報としてメモリに記憶する。商品関連情報は、
図7に示されるように、商品関連情報1、2…といったように、飲食店により登録された商品毎にメモリに記憶される。また、t30においては、当該飲食店aのメールアドレス宛に商品登録が完了した旨を通知するための商品登録完了メールを送信し、t31に示されるように商品登録後のマイページ応答が店側端末aに対して送信される。
【0083】
商品登録後のマイページ応答には、登録された商品の商品名や画像等が一覧表示部415に表示されているマイページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される商品登録後のマイページが店側端末aに表示される。
図12は、飲食店aにより商品が4つ登録された場合のマイページの画面例を示している。
図12におけるマイページにおいては、
図10で示したマイページと比較して、一覧表示部415に、商品A~商品D各々の画像が追加して表示されている。このように、飲食店は、登録している飲食物をマイページにおいて確認することができる。
【0084】
なお、マイページにおける一覧表示部415に表示されている商品の画像を選択することにより、当該商品に対応する商品確認ページ要求が管理サーバ300に送信され、管理サーバ300から商品確認ページ応答が店側端末に送信される。商品確認ページは、
図11で示したページに対して、当該商品に対して登録済の情報が反映された状態で表示され、各項目に対する操作に応じて登録内容を変更・修正・更新等を行うことができる。
【0085】
図8のt32~t35には、飲食店bが店側端末bを用いてログインして定期配達できる飲食物を登録する場合が例示されている。t32にてログインページ要求により、ログインページが表示され、ログイン情報を入力して飲食店としてログインすることにより飲食店bのマイページが表示される。また、t33にて商品登録ページ要求により商品登録ページが表示され、商品関連情報を登録(t34にて送信)することにより、t35にて飲食店の店側情報(商品関連情報)が更新されることにより、飲食店bが定期配達できる飲食物を登録することができる。
【0086】
次に、
図13を用いて、企業がログインして定期配達を受ける商品を選択して申し込むときのフローを説明する。
図13では、会員登録している複数の企業のうち企業Aが企業側端末Aを用いてログインして商品選択・申込を行う場合を例示している。
【0087】
まず、t41では、企業側端末AにおいてWebブラウザを立ち上げて管理サーバ300(ログインページのURL)にアクセスしてログインページ要求が送信される。t42では、管理サーバ300から企業側端末Aに対して、ログインページ応答が送信される。これにより、管理サーバ300から提供されるログインページ(
図9参照)が企業側端末Aに表示される。t43に示すように、企業Aが登録したメールアドレスおよびパスワードが入力され、企業側ログインアイコンが選択されると、t44に示すように、メールアドレス、パスワード、および、選択されたログインアイコンの種類(ここでは企業)などを含むログイン情報が管理サーバ300に送信される。管理サーバ300では、
図7で示した情報のうち、受信したログイン情報に含まれる選択されたログインアイコンの種類に対応する情報(ここでは
図7(a)に示す企業側情報)を参照し、受信したログイン情報に含まれるメールアドレスおよびパスワードに合致するIDが存在するか否かを判定し、存在する場合にはt45で示すように当該IDのマイページ応答(ここでは企業Aのマイページ応答)を企業側端末Aに対して送信する。企業Aのマイページ応答には、当該IDの企業側情報に基づくマイページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される企業Aのマイページが企業側端末Aに表示される。企業のマイページについては、
図17などで後述するが、
図10の第1のアイコン411が「企業情報編集・更新」と表示され、第2のアイコン412が「商品検索」と表示される。
【0088】
企業のマイページにおいて「商品検索」と表示される第2のアイコン412が選択されると、
図13のt46に示すように商品検索ページ要求が管理サーバ300に送信される。t47では、管理サーバ300から企業側端末Aに対して、商品検索ページ応答が送信される。商品検索ページ応答には、商品検索ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される商品検索ページが企業側端末Aに表示される。
【0089】
図14は、商品検索ページの画面例を示している。商品検索ページには、ページ題目として「商品検索(企業側)」といった題目画像と、商品を絞り込む条件を入力するための入力欄501~507と、入力欄に入力した内容で商品を検索するための検索アイコン508が含まれる。なお、商品検索ページの右上には、マイページに戻るためのアイコン(マイページ)が表示されている。商品の絞り込み条件には、配達エリア、ジャンル、価格帯、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間などが含まれ、企業にて一部あるいは全部が指定されて検索が行われる。
【0090】
配達エリアは、企業が定期配達を受ける場合の配達指定場所を含むエリアを選択するものであり、第1エリア選択ウィンドウ501aへの操作に応じて都道府県を選択し、当該都道府県内の市区が表示される第2エリア選択ウィンドウ501bへの操作に応じて選択し、当該市内の区町村が表示される第3エリア選択ウィンドウ501cへの操作に応じて選択することにより、配達指定場所を含むエリアを指定可能となる。
【0091】
ジャンルは、企業が定期配達を受けたい飲食物が属する分類であり、和食、中華、洋食、その他各々に対応するチェックボックス502a~502dをチェックすることにより指定可能となる。価格帯は、飲食物1個(1食)当りの価格として許容できる価格であり、価格帯選択ウィンドウ503への操作に応じて、例えば、500円未満の価格帯、500円~1000円未満の価格帯、1000円~1500円未満の価格帯…といった複数の価格帯が表示され、いずれかを選択することにより価格帯を指定可能となる。注文数は、1回の配達当りに希望する飲食物の数であって、注文数選択ウィンドウ504への操作に応じて数を選択することにより指定可能となる。
【0092】
配達曜日は、1週間のうち定期配達を希望する曜日であり、曜日各々に対応するチェックボックス505a~505gをチェックすることにより、配達を希望する曜日として指定可能となる。後述する契約が成立した場合には、指定した飲食店の飲食物が指定された曜日に毎週定期配達されることとなる。従来は、特定の業者によって調理の飲食物および企業までの配達が行われるものであったために数週間に1回しか配達を受けることができなかった。これに対して、本実施形態におけるオフィスキッチンサービスでは、企業周辺に複数点在する各飲食店自らが登録する配達エリア内の比較的近距離となる企業に配達するというユニークな思想の下において実現されているため、1週間のうち配達曜日として1つの曜日のみを指定することもできるが、各企業の都合や方針等に応じて2以上の曜日(例えば、月曜日・水曜日・金曜日の3つ、月曜日~金曜日の5つ、月曜日~日曜日の7つ(この場合は毎日))を指定することを可能となる。また、配達曜日は、例えば、当該企業が営業している曜日を事前に登録(例えば、新規会員登録時や企業情報編集・更新ページ等での登録時など)している場合には、当該曜日と同じ曜日がデフォルトとして指定された状態で表示されてもよく、当該企業が営業している曜日の一部の曜日とする場合にはそこから除外する曜日をチェックして除外するようにしてもよい。
【0093】
配達時間は、配達を希望する時間帯であり、開始時間選択ウィンドウ506aへの操作に応じて開始時間を選択し、終了時間選択ウィンドウ506bへの操作に応じて終了時間を選択することにより指定可能となる。なお、企業は、指定した注文数の飲食物を1日に2回以上に分けて配達を指定できるようにしてもよい。例えば、配達時間として、企業が1日(指定曜日)に2回以上に分けて配達を希望する場合に、当該希望に応じて2以上の時間帯(例えば、「10時~12時」と「15時~17時」や、「11時~13時」と「16時~17時」と「20時~21時」など)を選択して指定することもできるようにしてもよい。契約期間は、定期配達を継続する期間として企業が希望する期間であって、1カ月、3カ月、1年、その他各々に対応するチェックボックス507a~507dをチェックすることにより期間を指定可能となる。例えば、1カ月を指定して契約が成立した場合には、後述する開始日から1カ月間にわたって、指定した飲食店の飲食物が指定された曜日に毎週定期配達されることとなる。
【0094】
図13に戻り、t48に示すように入力欄501~507に対して企業が希望する絞り込み条件を指定後に、検索アイコン508が選択されると、
図8のt49に示すように、指定された絞り込み条件を特定するための検索情報が管理サーバ300に送信される。なお、商品の絞り込み条件のうち、飲食店の登録内容の影響を受けることとなる特定項目(例えば、配達エリア、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間など)については、企業側による指定が必須となり、特定項目について指定されていることを条件として検索が可能となる(つまり、検索アイコン508が選択可能となり検索情報が送信可能となる)ものであってもよい。これにより、後述する商品詳細ページにおいて申込を行った段階で、飲食店が登録している条件と合致しないと判定されてしまう頻度を低減できる。管理サーバ300では、t50に示すように、複数の飲食店各々により登録されている店側情報に基づいて、指定された絞り込み条件に合致する飲食店の飲食物を抽出する。
【0095】
例えば、絞り込み条件として配達エリアが指定されている場合には、指定された配達エリアが、飲食店により登録されている配達エリア内となる飲食店の飲食物が抽出される。また、絞り込み条件としてジャンルが指定されている場合には、指定されたジャンルと合致するジャンルが登録されている飲食店の飲食物が抽出される。また、絞り込み条件として価格帯が指定されている場合には、当該価格帯の範囲内の単価が登録されている飲食店の飲食物が抽出される。また、絞り込み条件として注文数が指定されている場合には、指定された注文数が、飲食店により登録されている注文数の下限数~上限数の範囲内となる飲食店の飲食物が抽出される。
【0096】
絞り込み条件として配達曜日が指定されている場合には、指定された曜日が、飲食店により登録されている配達曜日に含まれている飲食店の飲食物が抽出される。また、絞り込み条件として配達時間が指定されている場合には、指定された配達時間と、飲食店により登録されている配達時間とに時間的な重複を有している飲食店の飲食物が抽出される。また、絞り込み条件として契約期間が指定されている場合には、指定された契約期間が、飲食店により登録された契約期間に含まれている飲食店の飲食物が抽出される。なお、管理サーバ300は、絞り込み条件として複数の項目が指定されている場合、当該複数の項目すべてについて合致する(条件を満たす)飲食店の飲食物を抽出することとなる。
【0097】
管理サーバ300において飲食物の抽出が行われた後においては、t51にて検索結果ページ応答が送信される。検索結果ページ応答には、管理サーバ300において抽出された飲食店の飲食物を検索結果として一覧表示するための検索結果ページ用の画像を表示するための情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される検索結果ページが企業側端末Aに表示される。
【0098】
図15は、検索結果ページの画面例を示している。検索結果ページには、商品検索ページにおいて示した絞り込み条件に加えて、検索アイコン508の下方に検索結果として抽出された件数と、抽出された飲食物の画像および商品名の一覧とが含まれる。
図15では、絞り込み条件に合致する飲食店の飲食物として20件抽出され、商品A~G、商品Xの8つの飲食物の画像等が表示されており、さらに下方へスクロールさせることにより、残りの12の飲食物を表示させることができる。なお、
図15では、飲食物の画像として×マークで示しているが、実際には、飲食物毎にアップロードされた商品画像(写真)が表示されているものとする。これにより、企業が指定した条件に合致する飲食店の飲食物を確認することができる。入力欄501~507への入力状態は、検索したときの入力(指定)状態が維持(反映)されており、絞り込み条件の一部または全部を変更して再度検索しやすくなっている。
【0099】
検索結果ページにおいていずれかの飲食物が選択(以下では、例えば飲食店cの商品名Xが選択された場合を例示する)されたときには、t52に示すように、当該飲食物の商品詳細ページ要求が管理サーバ300に送信される。商品詳細ページ要求には、選択された飲食物を特定するための情報(例えば、飲食店cの商品名Xを特定するための情報)が含まれている。t53では、管理サーバ300から企業側端末Aに対して、商品詳細ページ応答が送信される。商品詳細ページ応答には、商品詳細ページ要求から特定される飲食物の商品関連情報に基づく当該飲食物に関する詳細な情報と、当該飲食物を提供する飲食店の店側情報に基づく当該飲食店に関する詳細な情報とが含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される商品詳細ページが企業側端末Aに表示される。
【0100】
図16は、商品詳細ページの画面例を示している。商品詳細ページには、選択された飲食物の商品画像510と、商品名511と、商品説明512と、定期配達を申し込む場合に必要となる配達条件等を入力するための入力欄513~519と、当該飲食物に定期配達を申し込むための申込アイコン520と、検索結果ページに戻るための戻るアイコン521と、選択された飲食物を提供する飲食店の宣伝画像522とが含まれる。商品説明512には、飲食店により当該飲食物を登録する際にその他の備考において入力された商品のアピールや補足説明等が表示される。これにより、企業は、選択した飲食物についてより細かく確認することができる。
【0101】
入力欄513~519には、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間、開始日、配達場所などの配達条件を指定するためのウィンドウ・チェックボックスと、企業が希望する定期配達を開始する開始日を指定するための選択ウィンドウと、その他要望を入力するための入力ウィンドウとが表示されている。注文数、配達曜日、配達時間、契約期間への入力状態は、検索したときの入力(指定)状態が維持(反映)されており、申し込む際に必要に応じて一部または全部を変更したり、新たに入力したりすることができる。なお、商品詳細ページが表示されている段階においては、当該飲食物について飲食店が登録している商品関連情報を特定可能であるため、管理サーバ300は、商品詳細ページとして、例えば、配達曜日として飲食店が配達できる曜日としていない曜日に対する変更・入力や、配達時間として飲食店が配達できる時間としていない時間に対する変更・入力など、飲食店が登録している条件と合致しない変更・入力を受け付けないようなページを表示させるものであってもよい。
【0102】
開始日は、月選択ウィンドウ517aへの操作に応じて月を選択し、日選択ウィンドウ517bへの操作に応じて日を選択することにより、開始日を指定することができる。なお、開始日は、飲食店側の準備期間を考慮して、現在よりも予め定められた期間(例えば、3日)経過後の日からしか選択できないように、例えば、現在よりも予め定められた期間内の日については選択不可能となるかグレー表示されるようにしてもよい。配達場所は、入力ウィンドウ518に文字(配達指定場所となる住所)を入力することにより指定可能となる。入力ウィンドウ518には、新規会員登録時や企業情報編集・更新時に登録されている当該企業の住所がデフォルトとして入力された状態で表示され、必要に応じて修正・変更等を行うこととなる。なお、新規会員登録時や企業情報編集・更新時において複数の住所(複数の支店の住所など)を登録可能とし、入力ウィンドウ518では、当該複数の住所から選択できるようにしてもよい。入力ウィンドウ518の+マークを選択すると、配達場所を追加することができる。その他要望は、必要に応じて企業からの要望を入力するものであって、入力ウィンドウ519に文字を入力することにより指定可能となる。なお、
図16では、注文数として「10」、配達曜日として「月、火、水、木、金」、配達時間として「10:00~12:00」、契約期間として「3カ月」、開始日として「9月1日」、配達場所として「大阪府大阪市西区北堀江1-2-3」、その他要望として「できれば朝の10時にお願いします。」といった情報が入力されていることが示されている。
【0103】
飲食店の宣伝画像522には、当該飲食店を宣伝するための宣伝情報が表示される。宣伝情報は、飲食店のマイページにおいて第1のアイコン411を選択することにより、当該飲食店によってメモリ(
図7参照)に登録される情報である。宣伝情報には、例えば、当該飲食店の外観や内観などの写真画像や、当該飲食店内において提供可能な飲食物(定期配達できる飲食物として登録されたものに限らず、定期配達はできないが店内にて(来店時に)提供できる飲食物などを含む場合がある)の商品画像、当該飲食店の住所、営業時間、電話番号、お得な情報などが含まれる。これにより、選択した飲食物のみならず、当該飲食店を詳しく確認することができ、定期配達を申し込むか否かの判断材料にできることのみならず、当該飲食店へ実際に来店したいという意欲を高めることができる。
【0104】
また、戻るアイコン521が選択されたときには、
図15に示す検索結果ページに戻る。一方、
図13のt54に示すように、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間、開始日、配達場所、その他要望などの配達条件が入力された後に申込アイコン520が選択されると、t55に示すように、申込情報が管理サーバ300に送信される。申込情報は、選択された飲食物と、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間、開始日、配達場所、その他要望に入力された情報などの配達条件とを含む。管理サーバ300では、当該選択された飲食物の商品関連情報に基づいて、申込情報から特定される配達条件(なお、開始日、配達場所、その他要望については除く)が合致しているか否かを判定し、合致しているときにはt56に示すように、申し込んだ企業Aの企業側情報と、申し込まれた飲食店cの店側情報とを更新する。具体的には、申し込んだ企業と、選択された飲食物と、配達条件とを含む情報を、申し込んだ企業の企業側情報と、申し込まれた飲食店の店側情報とに申込情報(例えば、申込情報1…)として追加登録する。
【0105】
t57では、企業Aのメールアドレス宛に申込が完了した旨の申込完了メールを送信するとともに、飲食店cのメールアドレス宛に注文を受けた旨の注文メールを送信する。また、t58に示されるように、申込後のマイページ応答を企業側端末Aに対して送信する。申込後のマイページ応答には、申込を完了した旨のお知らせ情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供される申込を完了した旨のお知らせ情報を含むマイページが企業側端末Aに表示される。
図17は、申込を完了した旨のお知らせ情報を含むマイページの画面例を示している。申込を完了した旨のお知らせ情報を含むマイページは、第3のアイコン413が選択されることにより表示される画面であって、第3のアイコン413に対応して「申請中1件」といった画像と、「お知らせ」として「2021-08-27 飲食店cにオファーをしました」といった画像とが表示される。また、「飲食店cにオファーをしました」といった画像を選択することにより、申込内容(
図16で入力指定した内容を含む)を表示することができる。これにより、企業Aは飲食店cの飲食物を申し込んだことや申込内容などを確認することができる。
【0106】
なお、
図16の商品詳細ページにおいて配達条件の一部または全部を変更したり新たに入力したりして申込アイコン520が選択されたときには、飲食店が登録している条件と合致しなくなる場合も生じ得る。例えば、配達曜日を追加指定した場合や配達時間を変更指定した場合などには、飲食店が配達できる曜日あるいは時間として登録していない場合が生じ得る。このような場合、管理サーバ300においては、当該選択された飲食物の商品関連情報に基づいて申込情報から特定される配達条件が合致していないと判定されて、合致していない配達条件を特定可能とする申込不許可ページ応答を企業側端末Aに対して送信する。申込不許可ページにおいては、例えば、
図16の商品詳細ページにおいて注文数、配達曜日、配達時間、契約期間への入力状態が、申込アイコン520を選択したときの入力状態で表示されるが、飲食店が登録している内容に合致しなかった配達条件(例えば、合致しなかった配達曜日、合致しなかった配達時間)が合致していた配達条件とは異なる特定態様(例えば、赤色等)で表示されるとともに、特定態様において合致していないため申込ができていない旨のメッセージ画像が表示される。これにより、企業は、合致するように配達条件を変更して再度申し込むか、あるいは別の飲食物を再検索するかといった判断をすることができ、利便性を向上させることができる。
【0107】
次に、
図18を用いて、注文メールを受信した飲食店がログインして確認するときのフローを説明する。
図18では、会員登録している複数の飲食店のうち飲食店cが店側端末cを用いてログインして企業Aからの申し込みを確認する場合を例示している。
【0108】
店側端末cにおいては、
図8のt21~t25と同様の手順で飲食店cのマイページ応答を受信して、t62に示されるように飲食店cのマイページが表示される。マイページ応答には、飲食店cの店側情報に基づくマイページ用の画像を表示するための情報が含まれる。
図19は、飲食店cのマイページの画面例を示しており、
図10で説明済のとおりマイページ機能に対応する第1~第4のアイコン411~414と、一覧表示部415と、アイコン416とが含まれる。また、一覧表示部415には、当該飲食店cが定期配達できる飲食物として登録済みの商品が一覧表示されている。なお、
図19では、商品W~Zの4つが登録されており、
図16の飲食店cの宣伝情報において表示されていた商品Mは定期配達できる商品として登録されていないものとする。
【0109】
また、
図19のマイページでは、第3のアイコン413に対応して「オファー1件」といった画像が表示されている。これにより、マイページからも注文を受けている旨を確認することができ、第3のアイコン413を選択してお知らせページへ移行させることを促すことができる。ここで、第3のアイコン413を選択すると、
図18のt63に示すように、お知らせページ要求が管理サーバ300に送信される。t64では、管理サーバ300から店側端末cに対して、お知らせページ応答が送信される。お知らせページ応答には、企業Aからの申込情報が含まれる。これにより、管理サーバ300から提供されるお知らせページが店側端末cに表示される。
【0110】
図20は、申込があった場合におけるお知らせページの画面例を示している。申込があった場合におけるお知らせページには、「お知らせ」として「2021-08-27 企業Aからオファーを受け付けました」といった画像が含まれる。さらに、「企業Aからオファーを受け付けました」といった画像を選択することにより、当該申込の申込詳細ページが表示される。なお、複数の申込があった場合には、「…からオファーを受け付けました」という画像が申込毎に表示される。
【0111】
図21は、申込詳細ページの画面例を示している。申込詳細ページには、申し込んだ企業名と、当該企業が入力・指定した希望商品、配達場所、配達曜日、配達時間、注文数、希望開始日、および、その他要望(いずれの項目も
図16で入力・指定されている内容と合致する)と、オファーを承諾するための承諾アイコン450と、オファーを却下するための却下アイコン451と、却下理由を入力するための入力ウィンドウ452とが含まれる。飲食店cは、日頃の店内における注文状況・混み具合等を踏まえて、これらの情報を元に今回のオファーを承諾するか否かを検討し、承諾する場合には承諾アイコンを選択し、却下する場合には理由を入力して却下アイコンを選択する。
【0112】
承諾アイコン450が選択されたときには、
図18のt65のYESに示すように、契約成立情報(申込情報を含む)が管理サーバ300に送信されて、t66にて企業Aの企業側情報と、飲食店cの店側情報とを更新する。具体的には、申込時に追加登録されている申込情報(申し込んだ企業と、選択された飲食物と、配達条件とを含む情報)が、契約が成立した旨の契約成立情報に更新される。また、t66においては、企業Aおよび飲食店c各々のメールアドレス宛に、契約が成立した旨の契約成立メールを送信する。これにより、企業Aおよび飲食店cの両者において契約が成立した旨を把握できる。なお、承諾したオファーについては、お知らせページにおいて「2021-08-27 企業Aからのオファーを承諾しました」といった契約成立を示す画像が表示され、当該画像を選択すると
図21と同様に契約内容(申込内容)を確認することができ、当該企業に定期配達可能となる。契約が複数成立している場合には、「…からのオファーを承諾しました」という画像が契約毎に表示される。
【0113】
一方、契約成立メールを受信した企業Aは、t67およびt68に示すようにログインすることにより、企業Aのマイページを企業側端末Aに表示させる。当該マイページにおいては、第3のアイコン413に対応して「承諾1件」といった画像が表示される。また、当該第3のアイコン413が選択されると、
図22に示す企業Aのお知らせページが表示され、「お知らせ」として「2021-08-27 飲食店cからオファーが承諾されました」といった画像が表示される。さらに、「飲食店cからオファーが承諾されました」といった画像を選択することにより、
図23に示す成立した契約の契約詳細ページが表示される。これにより、企業Aは成立した契約内容を確認することができる。
【0114】
これに対し、飲食店がオファーを却下する場合には、入力ウィンドウ452に却下理由を入力することにより却下アイコン451を選択可能となる。却下理由を入力後に却下アイコン451が選択されたときには、
図18のt65のNOに示すように、契約不成立情報が管理サーバ300に送信されて、t72にて企業Aの企業側情報と、飲食店cの店側情報とを更新する。具体的には、申込時に追加登録されている申込情報(申し込んだ企業と、選択された飲食物と、配達条件とを含む情報)が、契約が不成立となった旨の契約不成立情報に更新される。また、t72においては、企業Aおよび飲食店c各々のメールアドレス宛に、契約が不成立となった旨の契約不成立メールを送信する。これにより、企業Aおよび飲食店cの両者において契約が成立しなかった旨を把握できる。
【0115】
契約不成立メールを受信した企業Aは、ログインすることにより、企業Aのマイページからお知らせページに移行させることにより、
図24に示す企業Aのお知らせページが表示され、「お知らせ」として「2021-08-27 飲食店cからオファーが却下されました」といった画像が表示される。さらに、「飲食店cからオファーが却下されました」といった画像を選択することにより、
図25に示すように、飲食店cにより入力された却下理由が表示される。
【0116】
<本実施形態による効果の一例>
(A) 上記実施形態においては、
図13~
図17で示したように、複数の企業各々の周辺に点在する飲食店のうちある企業の配達指定場所に定期配達可能な飲食店の飲食物を特定し、これらの飲食店の飲食物から当該企業への定期配達を受ける飲食物を当該企業側が選ぶことができるため、企業側の自由度を高めることができる。また、飲食店にとっては、当該飲食店自らが定期配達可能な範囲として登録した範囲内の場所を配達指定場所とする企業から選ばれるため、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日として2以上の曜日をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく当該曜日毎に定期配達できる。その結果、企業側の利便性を高めることができる。また、本実施形態のオフィスキッチンサービス上での飲食店のお客は、個人を対象とするものではなく、ある程度の注文数を見込める企業であり、かつ、配達も予め定められた曜日において定期的(毎週)となるものであるため、複数の飲食店各々の安定的な売上向上に資することができる。
【0117】
(B) 上記実施形態における商品検索ページにて特定される飲食店は、
図15に示されるように、企業により指定された配達指定場所を含む配達エリアを、店側にて配達できる範囲として登録された配達エリア内となる飲食店である。つまり、飲食店により登録される範囲特定情報は、定期配達可能な範囲として店側にて登録された定期配達可能範囲を特定するための範囲情報であり、
図15に示す商品検索ページにおいて特定される飲食店は、範囲情報に基づいて企業の配達指定場所を含む所定範囲が定期配達可能範囲内となる飲食店である。このため、企業の配達指定場所から遠方であって配達に過度の負担が生じてしまう飲食店が誤って特定されてしまうことを防止できる。また、商品検索ページでは、企業の配達指定場所を含む所定範囲を企業側にて指定可能である。このため、企業が意図(希望)していない範囲内の飲食店が特定されてしまうことを防止できる。
【0118】
(C) 上記実施形態においては、
図9で示したように、端末からのアクセス毎に、飲食店としてアクセスするか企業としてアクセスするかを当該端末の操作者が選択するためのログイン画面が表示される。このため、企業としてアクセスしたいときに飲食店としてアクセスしてしまうことや、飲食店としてアクセスしたいときに企業としてアクセスしてしまうことを極力防止できる。
【0119】
また、
図5に示すように、ログイン可能とするまでに、飲食店および企業のうちのいずれか一方とする登録者情報を指定して、当該飲食店および企業のうちのいずれか一方に関連する関連情報を登録する。また、飲食店の情報として登録された関連情報は、ログイン画面において飲食店としてアクセスする場合にのみ利用可能となり、企業の情報として登録された関連情報は、ログイン画面において企業としてアクセスする場合にのみ利用可能となる。このため、企業としてアクセスしたいときに飲食店としてアクセスしてしまうことや、飲食店としてアクセスしたいときに企業としてアクセスしてしまうことを防止できる。
【0120】
(D) 上記実施形態においては、
図11で示したように、商品登録ページにおいて飲食店の店舗外に定期配達可能な飲食物を登録する際に、1週間のうちで当該飲食物を定期配達可能な曜日を当該店側にて指定できる。一方、
図14および
図15で示したように、商品検索ページとして、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を企業側にて指定できるページを表示した後に、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物を抽出したページを表示する。このため、定期配達可能な曜日を飲食店が指定できるため、飲食店の利便性を向上させることができる。また、企業が希望する曜日に定期配達できない飲食店の飲食物が抽出されてしまうことを防止でき、企業はスムーズに飲食店の飲食物を決定することができる。
【0121】
また、
図14で示すように、1週間のうちで飲食物の定期配達を希望する曜日を企業側にて指定できるページは、さらに、飲食物のジャンルと、企業の配達指定場所を含む配達エリアを指定可能である。また、検索後の
図15等のページでは、企業側にて指定された曜日に定期配達可能な飲食店の飲食物であって、飲食物のジャンルのうち指定された内容に合致するとともに、指定された配達エリアを定期配達可能な範囲に含む飲食店の飲食物を抽出して表示される。これにより、企業の希望に合致しない飲食店の飲食物や、配達不可能な飲食店の飲食物が特定されてしまうことを防止でき、企業はスムーズ・効率よく飲食店の飲食物を決定することができる。
【0122】
さらに、
図11で示すように、商品登録ページにおいては、登録する飲食物の価格帯、定期配達可能となる飲食物の下限数、定期配達可能となる飲食物の上限数、配達可能時間帯、および、定期配達を継続可能とする契約期間を指定できる。これに対応して、
図14に示すように、商品検索ページでも、定期配達を希望する飲食物の価格帯、定期配達を希望する飲食物の数、配達時間、および、定期配達を継続する契約期間を指定できる。これにより、検索結果として抽出される飲食店の飲食物を企業の希望に沿ったものに絞り込むことができ、企業はより一層スムーズかつ効率よく飲食店の飲食物を決定することができる。
【0123】
さらに、
図16に示す商品詳細ページでは、飲食物の定期配達の開始を希望する開始希望日を指定できる。このため、定期配達が実際に必要となるタイミング以前の段階から前もって定期配達を受ける飲食店の飲食物を決定しておくことができ、企業の利便性を高めることができる。また、
図13~
図17に示す定期配達を受ける飲食物を検索して決定するまでの間において飲食物が配達されるまでに要する目安の時間(例えば、配達まで10分~20分等)が表示されることはない。このため、定期配達を受けるに際して目安の時間という必要のない無駄な情報が表示されることがないため、企業を混乱させてしまうことを防止できる。
【0124】
(E) 飲食店の店側情報には、
図7および
図16に示されるように、飲食店を宣伝するための宣伝情報が含まれており、企業側端末に表示され得る商品詳細ページにおいては当該宣伝情報に基づいて飲食店を宣伝するための画像が表示される。また、宣伝情報は、飲食店の店舗外に定期配達不可能であるが店舗内において提供可能な飲食物を特定するための情報を有する場合がある(例えば、
図16の飲食店cの宣伝情報において表示されていた商品Mは、
図19に示すように定期配達できる商品として登録されていない)。このため、企業に対して飲食店を宣伝でき、定期配達不可能であるが店舗内において提供可能な飲食物が表示される場合もあるため、企業に属する人員などに対して当該飲食店への来店を促すことができる。
【0125】
(F) 商品検索段階である
図14の商品検索ページおよび
図15の商品検索ページでは、商品を絞り込む条件を入力するための入力欄として入力欄501~507を表示している一方、申込直前の段階である
図16の商品詳細ページでは、入力欄501~507のうち、直前に変更する可能性を有している項目に対応する入力欄(注文数、配達曜日、配達時間、契約期間)に絞って表示している。これにより、商品詳細ページにて変更する可能性が低い項目を表示しないことにより、企業側の操作者にとって商品詳細ページを分かり易いものとすることができる。また、開始日、配達場所、その他要望を指定する入力欄は、商品検索段階である商品検索ページでは表示されず、申込直前の段階である商品詳細ページにおいて初めて表示される。これにより、商品検索ページにて指定する必要性が低い項目を表示せず入力させないことにより、企業側の操作者にとって手間を削減しつつ商品検索ページを分かり易いものとすることができる。
【0126】
<変形例>
以上説明した実施形態の変形例などを以下に列挙する。
【0127】
(1) 上記実施形態においては、飲食店により登録される定期配達可能な範囲を特定するための範囲特定情報として、
図11で示したように、都道府県および市区町村を特定するための情報を例示した。しかし、範囲特定情報は、これに限らず、例えば、地図画像に対して飲食店の操作者により指定された範囲(例えば、囲われた範囲など)を特定するための情報であってもよく、飲食店の所在地(住所等)から当該飲食店により登録された距離(例えば500m~5kmのうちから指定された距離など)を特定するための情報であって、飲食店の所在地を中心として登録された距離を半径とする範囲を定期配達可能な範囲とするものであってもよく、また、飲食店により登録された当該飲食店の所在地(住所等)を特定するための情報であって、飲食店の所在地を中心として予め定められている距離(例えば、3kmなど)を半径とする範囲を定期配達可能な範囲とするものであってもよく、当該所在地に対応する郵便番号(複数の郵便番号を含む)を特定するための情報であって当該郵便番号に対応する住所を定期配達可能な範囲とするものであってもよい。また、企業により指定される当該企業の配達指定場所を含む所定範囲として、
図14などで示したように、当該企業の配達指定場所を含む都道府県および市区町村を特定するための情報を例示した。しかし、企業により指定される当該企業の配達指定場所を含む所定範囲は、これに限らず、企業により指定される当該企業の配達指定場所そのもの(住所)であってもよく、企業により指定される当該企業の配達指定場所を範囲内に含む郵便番号であってもよく、企業により指定される当該企業の配達指定場所から飲食店により登録された距離(飲食店毎に異なり得る距離)内あるいは予め定められている距離内の範囲(この場合は、当該範囲内に所在地を有する飲食店が抽出される)であってもよい。一例としては、範囲特定情報として店側にて登録された飲食店の所在地に対応する所在地情報(例えば、住所、郵便番号など)を利用し、所在地情報に基づいて企業の配達指定場所を含む所定範囲内に所在地を有する飲食店が検索結果として抽出されて表示されるものであってもよい。いずれにしても、店側にて登録された定期配達可能な範囲を特定するための情報に基づいて飲食店が特定されるため、企業の配達指定場所から遠方であって配達に過度の負担が生じてしまう飲食店が誤って特定されてしまうことを防止できる。
【0128】
(2) 上記実施形態においては、新規会員登録ページにおける登録者情報として飲食店および企業のいずれとして会員登録するかを選択(指定)する項目を含み、当該ページにて飲食店を選択した場合には登録された情報を利用して以降において飲食店としてしかログインできず、企業を選択した場合には登録された情報を利用して以降において企業としてしかログインできない例について説明した。しかし、登録者情報として飲食店および企業のいずれとして会員登録したかにかかわらず、新規会員登録ページで登録された情報を利用して、飲食店および企業のいずれでもログインできるようにしてもよい。管理サーバ300は、例えば、ログイン情報を受信したときには、当該ログイン情報に含まれるメールアドレスおよびパスワードに合致するIDが存在するか否かを判定し、存在する場合には当該IDのマイページ応答を送信元端末に対して送信するようにしてもよい。これにより、新規会員登録ページで登録した情報を利用して、飲食店および企業のいずれでもログインできるため、オフィスキッチンサービスの提供を受けようとする者の利便性を向上させることができる。
【0129】
(3) 上記実施形態において飲食店により登録可能な飲食物の種類は、特定の種類に限定されるものではなく、飲食店が提供できるものであればよい。また、登録可能な飲食物には、定期配達されるものであることを考慮すると、旬の時期や季節等によって配達の際のバリエーションが複数種類あり得る飲食物(多種飲食物ともいう)が含まれる。例えば、焼き魚定食であれば、季節によって魚や、副菜が異なることが予想される。また、フルーツセットなどについても、季節によって異なる果物や組合せが異なることが予想される。一方、企業側にしてみれば、定期配達が開始されてから例えば3カ月程経ったときに、急に申込時と異なる飲食物が配達されてしまうと飲食店に対して不審感を抱いてしまい、トラブルを生じさせる要因になり兼ねない。このため、飲食店が多種飲食物を登録する際には、その旨を特定するための多種飲食物情報を併せて登録し、企業側にて検索・抽出された画面において、多種飲食物情報に基づいて多種飲食物については定期配達毎にバリエーションが異なり得る旨を特定可能とする画像を表示するようにしてもよい。例えば、飲食店側における商品登録ページにおいては、登録しようとしている飲食物が多種飲食物である場合にチェックするチェック欄を設けて、当該チェック欄へのチェックにより多種飲食物である旨を登録するようにしてもよい。これに対して、企業側における商品検索ページおよび商品詳細ページのうちの少なくともいずれか一方において、多種飲食物に対応させて「配達時期によって内容が変動する場合があります」といったメッセージ画像が表示されるようにしてもよい。これにより、多種飲食物については定期配達毎にバリエーションが異なり得ることを企業に理解させることができるため、企業と飲食店とでトラブルを生じさせてしまうことを防止できる。
【0130】
(4) 上記実施形態において、飲食店が飲食物を登録する際などに、当該飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面において、当該飲食店への実際の来店時に使用できるクーポン情報(例えば、割引、一品無料等のサービスを受けるための2次元バーコード、あるいは、当該サービスを受けるためのクーポンを表示させるためのURLなど)を表示するか否かを指定・登録できるようにし、クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面(例えば、
図23の画面など)において、当該飲食店のクーポン情報を表示するようにしてもよい。これにより、企業は決定した飲食物を当該企業に属する人員に提供するのみならず、クーポン情報を人員に提供(例えば、社内の電子掲示板などに掲載、各人員にメールで転送など)することにより、当該人員に対してクーポン情報に応じた利益を付与可能としつつ、当該人員の来店を促すことにより当該飲食店の売り上げを安定的に増大させることができる。なお、クーポン情報の登録は、飲食店が飲食物を登録する際に限らず、例えば、飲食店のマイページにおいて第1のアイコン411を選択することにより、当該飲食店のクーポン情報を表示するか否かを指定・登録できるようにしてもよい。
【0131】
また、クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物を定期配達させる飲食物として決定した企業の企業用画面に加えて、申込直前となる
図16の商品詳細ページにおいて表示されている飲食物が、クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物であるときには、定期配達する飲食物として決定されると当該飲食店への実際の来店時に使用できるクーポン情報を獲得できる旨(例えば、「申込でクーポンGET」といったメッセージ画像)を当該商品詳細ページにおいて表示するようにしてもよい。なお、商品詳細ページに替えてあるいは加えて企業側における商品検索ページにおいて、クーポン情報を表示する旨が指定されている飲食店の飲食物に対応させて、定期配達する飲食物として決定されると当該飲食店への実際の来店時に使用できるクーポン情報を獲得できる旨を表示するようにしてもよい。これにより、クーポン情報を得ることができる飲食店の飲食物であるか否かを選ぶ際の判断材料とすることができ、企業の利便性を向上させることができる。
【0132】
(5) 上記実施形態において
図11を用いて説明した商品登録ページで登録された情報のうち、配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間、注文数などについては、次に商品登録ページを表示する際に反映させた状態で商品登録ページ応答できるように、飲食店に対応させて登録履歴情報としてメモリに記憶するようにしてもよい。また、配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間、注文数のいずれかについては、例えば、商品登録毎に指定・登録できることに加えて、飲食店が新規会員登録する際やマイページの店舗情報編集・更新のページにおいてデフォルトとしての配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間、注文数を指定・入力することにより飲食店に対応させてメモリに記憶し、次に商品登録ページを表示する際に反映させた状態で商品登録ページ応答できるようにしてもよい。これにより、当該飲食店の店側端末から商品登録ページ要求があった際には、前回入力された配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間、注文数などが入力(反映)された商品登録ページ応答を当該店側端末に送信して表示できるため、商品登録時の作業負担を軽減できる。
【0133】
(6) 上記実施形態において
図14および
図15を用いて説明した商品検索ページで指定された情報のうち、配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間などについては、次に商品検索ページを表示する際に反映させた状態で商品検索ページ応答できるように、企業に対応させて指定履歴情報としてメモリに記憶するようにしてもよい。また、配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間のいずれかについては、例えば、商品検索毎に指定できることに加えて、企業が新規会員登録する際やマイページの企業情報編集・更新のページにおいてデフォルトとしての配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間を指定・入力することにより企業に対応させてメモリに記憶し、次に商品検索ページを表示する際に反映させた状態で商品検索ページ応答できるようにしてもよい。これにより、企業の企業側端末から商品検索ページ要求があった際には、前回入力された配達エリア、配達曜日、配達時間、契約期間などが入力(反映)された商品検索ページ応答を当該企業側端末に送信して表示できるため、商品検索時の作業負担を軽減できる。
【0134】
(7) 上記実施形態の
図21におけるお知らせページにより、企業にて決定された飲食店の飲食物を当該企業の配達指定場所まで定期配達可能となるが、実際に定期配達するに際して、配達する飲食物については当該飲食店で調理されたものとなるが、当該飲食物の配達については当該飲食店に属する人員が行うものに限らず、当該飲食店と関連・提携等している配達業者が行うものであってもよい。
【0135】
また、上記実施形態においては、
図14等で示した商品検索ページにおける絞り込み条件として、任意の検索キーワード(例えば、商品名、店名等)を入力して、当該キーワードを店側情報に含む飲食店を抽出可能とするようにしてもよい。
【0136】
また、上記実施形態における
図11で示した商品登録ページにおいては、配達可能となる注文数の下限数を指定できる例について説明したが、これに替えてあるいは加えて、配達可能となる注文日数の下限数を指定できるようにしてもよい。例えば、配達可能となる1週間あたりの注文日数(曜日の数)の下限数を指定できるようにし、企業が指定した配達曜日の日数が当該注文日数の下限数以上であれば当該注文日数の下限数の条件を満たし(抽出・申込可能とし)、企業が指定した配達曜日の日数が当該注文日数の下限数未満であるときには当該注文日数の下限数の条件を満たさない(抽出・申込不可)ようにしてもよい。
【0137】
(8) 上記実施形態における管理サーバ300は、企業側における商品検索の際に、
図14等で例示したように、1週間のうちで定期配達を希望する曜日を企業側にて指定する画面であって2以上の曜日をも指定可能な画面を企業側端末において表示可能とした例について説明したが、1週間のうちに定期配達を希望する回数を企業側にて指定するための画面であって当該1週間のうちに2回以上の回数をも指定可能な画面を表示可能とするものであってもよく、所定数(例えば、2~10)の週間のうちで定期配達を希望する回数を企業側にて指定するための画面であって当該所定数の週間に含まれる1週間のうちに2回以上の回数をも指定可能な画面を表示可能とするものであってもよい。また、企業側における商品検索の際には、曜日を指定するものに限らず(曜日を指定することに替えてあるいは加えて)、例えば、所定期間(例えば、1日、5日間、1週間、10日間、1か月間、1年間など)内に定期配達を希望する回数を企業側にて指定するための画面であって当該所定期間内に2回以上の回数(例えば、所定期間が1日の場合は例えば朝・昼・晩・深夜あるいは午前・午後など、所定期間が複数日の場合には2以上の日など)をも指定可能な画面を表示可能とするものや、所定期間(例えば、5日間、1週間、10日間、1か月間、1年間など)内において定期配達を希望する日として毎日を指定可能な画面を表示可能とするものなどであってもよく、所定期間(例えば、5日間、1週間、10日間、1か月間、1年間など)内において定期配達を希望する日として所定間隔(例えば、1日おき、2日おき、あるいは例えば5が付く日、7が付く日など)を指定可能な画面を表示可能とするものなどであってもよく、これらをまとめて、企業が定期配達を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面を企業側端末において表示可能とするものであればよく、また企業側にて指定された日(2以上の日、2以上の曜日、2回以上の回数、毎日などが指定された場合には、指定された内容(日、曜日、回数など)をオファー先の飲食店の店側端末において特定可能とするものであればよい。なお、週間を特定する前述の所定数や、所定期間は、予め定められているものであってもよく、登録する飲食物毎に飲食店により指定可能なものであってもよく、商品検索あるいは商品申込毎に企業により指定可能なものであってもよい。
【0138】
また、上記実施形態においては、企業が決定した飲食店の飲食物の定期配達を受けて、当該飲食物を当該企業に属する人員に提供する例について説明した。しかし、結果として、
図4に記載の通り、従業員の健康とモチベーションを向上させるものであって、従業員が喜ぶ福利厚生の一環となるものであり、なおかつ企業周辺のサービス提供業者の売り上げ向上などの貢献できるものであれば、飲食店からの飲食物を企業が定期的に受けて当該企業に属する人員に提供可能とするものに限らず、例えば、企業周辺に複数点在するサービス提供業者からのサービスを企業が定期的に受けることにより当該企業に属する人員に提供可能とするものであってもよい。サービス提供業者としては、飲食店に替えてあるいは加えて、例えば、マッサージ店や、理髪店・美容室、ネイルサロン店、英会話教室、音楽演奏業者などであってもよく、当該サービス提供業者の担当者(マッサージ師や、理容師、英会話教室の先生、演奏者など)が企業に定期的に訪問して、当該サービス提供業者からのサービス(マッサージや、散髪・カット、ネイルの施術、英会話の教授、音楽鑑賞など)を当該企業に属する人員に対して提供可能とするものであってもよい。この場合、管理サーバ300は、いずれかのサービス提供業者の業者側端末からのアクセスに応じて当該サービス提供業者の店舗外にて定期的に提供可能なサービス内容を登録するページや、いずれかの企業側端末からのアクセスに応じて当該企業に定期的にサービスを提供可能なサービス提供業者のサービス内容を抽出して表示し、当該企業側にて決定されたサービス提供業者のサービスを当該企業に属する人員に対して定期的に提供可能とするためのページなどを供給するものであればよい。具体的には、以下の構成を備えるものであってもよい。
【0139】
サービス提供業者の担当者が操作可能な業者側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、企業側にて決定されたサービス提供業者からのサービスを当該企業に定期的に提供可能にするための処理を行う情報処理装置(例えば、管理サーバ300参考)であって、
複数のサービス提供業者のうちのいずれかの業者側端末からのアクセスに応じて、当該サービス提供業者の店舗外にて定期的に提供可能なサービスを特定するためのサービス情報と、定期的にサービス提供可能な範囲を特定するための範囲特定情報とを含む複数種類の業者側情報を登録するための業者用画面を当該業者側端末において表示可能とする業者用画面表示手段(例えば、
図8~
図12など参考)と、
登録された業者側情報を記憶部に記憶する業者側情報記憶手段(例えば、
図8のt30、t35、
図7など参考)と、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数のサービス提供業者各々の業者側情報に基づいて当該企業の指定場所にて定期的に提供可能なサービス提供業者のサービスを特定するための特定画面(例えば、
図15など参考)と、当該特定されたサービスのうちから当該企業の指定場所にて定期的に当該企業に属する人員に対して提供可能とするサービスを当該企業側にて決定するための決定画面(例えば、
図16など参考)とを含む企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示手段(例えば、
図13~
図16など参考)と、
前記企業側にてサービスが決定された場合に、当該サービスと当該企業の指定場所とを含む情報を、当該サービスを登録したサービス提供業者の業者側端末において特定可能とすることにより、当該サービスを当該企業の指定場所にて定期的に提供可能とする定期提供可能化手段(例えば、
図13のt56、t57、
図18~
図21など参考)とを備え、
前記企業用画面は、企業がサービスの定期提供を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面(例えば、
図14、
図15など参考)を含み、
前記定期提供可能化手段は、前記企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を前記業者側端末において特定可能とする(例えば、
図21など参考)。
【0140】
このような構成によれば、企業の指定場所にて定期提供可能なサービス提供業者のサービスから定期提供を受けるサービスを企業が選ぶことができるため、企業側の自由度を高めることができる。また、サービス提供業者にとっては、当該サービス提供業者自らが定期提供可能な範囲として登録した範囲内の場所を指定場所とする企業から選ばれるため、サービスの定期提供を希望する日として2以上の日をも指定されたとしても過度な負担を生じさせることなく当該日毎に定期提供できる。その結果、企業側の利便性を高めることができるとともに、複数のサービス提供業者各々の安定的な売上向上に資することができる。また、複数種類のサービスから企業が検索可能とする場合には、例えば、
図14の商品検索ページを表示するまでのページにおいて、複数種類のサービスのうちからいずれかのサービスを指定するページを設け、以降においては指定されたサービスについて絞り込みを行うようにしてもよい。なお、上記実施形態で説明した飲食店および飲食物各々をサービス提供業者およびサービスに置き換えることにより、サービス提供業者およびサービスにおいても特許請求の範囲および明細書に記載した技術的思想を有するものとなり、特許請求の範囲および明細書に記載した効果と同趣旨の効果を奏する。
【0141】
また、上記実施形態および変形例においては、飲食店、マッサージ店や、理髪店・美容室、ネイルサロン店、英会話教室、音楽演奏業者などの所定のサービスを提供するサービス提供業者側が、自らのサービスを登録し、企業側は検索して申し込む例について説明したが、これに替えてあるいは加えて、企業側が希望するサービス(配達条件等を含む)を登録し、サービス提供業者側が自らのサービスを欲している企業がないかを検索して提供できる場合にサービス提供業者から企業側に申し込むものであってもよい。管理サーバ300は、例えば、企業側のマイページ(
図17等参照)において、希望サービス登録といったアイコンを表示させ、当該アイコンが選択されると企業が提供を希望するサービスと希望場所(例えば、配達場所など)とを登録するための希望サービス登録ページを表示させる。希望サービス登録ページでは、企業が提供を希望するサービス(飲食物の場合には、例えば、飲食物そのものの種類、当該飲食物が属するジャンルなど)と、サービスの提供を希望する希望場所、ジャンル、価格帯、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間などの条件と(これらを希望サービス情報ともいう)を当該企業に対応させてメモリに登録可能とする(登録する主体・対象が異なるものの
図8~
図12参照)。一方、サービス提供業者側に関して、管理サーバ300は、例えば、業者側のマイページ(
図19等参照)において、希望サービス検索といったアイコンを表示させ、当該アイコンが選択されると、登録されている希望サービス情報に基づいて希望サービスを検索するための希望サービス検索ページ(主体・対象が異なるものの
図14に相当)を表示可能とする。希望サービス検索ページにおいては、例えば、当該サービス提供業者が提供可能なサービスの種類を指定したり、当該サービスを定期提供可能となる範囲(配達エリアに相当)を指定したり、当該サービスを定期提供可能となる曜日(配達曜日に相当)を指定したり、提供可能時間や、提供可能とする下限数・上限数などを指定したりして、絞り込み条件を入力して検索可能とする。さらに、管理サーバ300は、希望サービス検索ページにおいて検索が選択されると、メモリに登録されている希望サービス情報に基づいて、サービス提供業者側にて指定された条件等に合致する企業を抽出して、当該企業を特定可能とする画面(主体・対象が異なるものの
図15に相当)を業者側端末に表示可能とし、当該画面においていずれかの企業が選択されると当該企業が希望するサービスや希望している条件、当該企業に関する詳細情報を特定可能とする企業詳細ページ(主体・対象が異なるものの
図16に相当)を業者側端末に表示可能とする。管理サーバ300は、企業詳細ページにおいて申込アイコンが選択されると、当該企業が希望するサービスを当該サービス提供業者が提供可能である旨を特定するための申込情報をメモリに登録し、当該企業および当該サービス提供業者にメールを送信するとともに、各々の端末におけるマイページにて申請あるいはオファーがあった旨およびその内容を表示可能とする(主体・対象が異なるものの
図17、
図19~
図21に相当)。さらに、管理サーバ300は、企業側がオファー内容を確認して承諾すると契約成立とし、当該サービス提供業者からのサービスを当該サービス提供業者側にて決定された企業に定期的に提供可能にするための処理を行う。具体的には、以下の構成を備えるものであってもよい。
【0142】
サービス提供業者の担当者が操作可能な業者側端末と企業の担当者が操作可能な企業側端末とを含む複数の端末各々とネットワークを介して通信可能であり、サービス提供業者からのサービスを当該サービス提供業者側にて決定された企業に定期的に提供可能にするための処理を行う情報処理装置(例えば、管理サーバ300参考)であって、
複数の企業のうちのいずれかの企業側端末からのアクセスに応じて、当該企業の指定場所にて定期的に提供されることを希望するサービス(例えば、飲食物の場合は、同じ種類・系統の飲食物であってもよく、飲食物のジャンルであってもよい。)を特定するための希望サービス情報と、当該企業の指定場所を特定するための場所特定情報とを含む複数種類の企業側希望情報を登録するための企業用画面を当該企業側端末において表示可能とする企業用画面表示手段(主体・対象は異なるものの、例えば、
図8~
図12など参考)と、
前記企業側希望情報を記憶部に記憶する業者側情報記憶手段(主体・対象は異なるものの、例えば、
図8のt30、t35、
図7など参考)と、
複数のサービス提供業者のうちのいずれかの業者側端末からのアクセスに応じて、前記記憶部に記憶されている複数の企業各々の企業側希望情報に基づいて、当該サービス提供業者がサービス提供可能な範囲内を指定場所とし当該サービス提供業者が提供可能なサービス(当該サービスと同じ種類のサービスなど)を希望している企業を特定するための希望サービス特定画面と、当該特定された企業のうちから当該サービス提供業者のサービスを定期的に提供可能である旨を通知する企業を当該サービス提供業者側にて決定するための申込決定画面とを含む業者用画面を当該業者側端末において表示可能とする業者用画面表示手段(主体・対象は異なるものの、例えば、
図13~
図17など参考)と、
前記サービス提供業者側にて企業が決定された場合に、当該サービス提供業者を含む情報を、当該企業の企業側端末において特定可能とする手段(主体・対象は異なるものの、例えば、
図13のt56、t57、
図18~
図21など参考)とを備える。
【0143】
このような構成により、企業側から希望するサービスをサービス提供業者側に共有して検索させることができ、企業が希望するサービスの提供を実際に受けることができる割合(マッチング率)を向上させることができる。
【0144】
また、このように、サービス提供業者からのサービスを当該サービス提供業者側にて決定された企業に定期的に提供可能にする場合においても、企業用画面は、企業がサービスの定期提供を希望する日を当該企業側にて指定可能にするための画面であって2以上の日をも指定可能な画面を含み、業者用画面表示手段は、企業側にて指定された日であって、2以上の日が指定された場合には当該2以上の日を業者側端末において特定可能とするものであってもよい。
【0145】
また、上記実施形態および変形例における、飲食店などのサービスを提供するサービス提供業者側が、自らのサービスを登録し、企業側は検索して申し込むものに加えて、企業側が希望するサービスを登録し、サービス提供業者側が自らのサービスを欲している企業がないかを検索してサービス提供業者から企業側に申し込むことができる場合、例えば、前述したように企業側のマイページ(
図17等参照)において希望サービス登録といったアイコンを表示させ、当該アイコンが選択されると希望サービス登録ページに移行するものに替えてあるいは加えて、管理サーバ300は、
図15の商品検索ページにおいて希望サービス登録といったアイコン(希望サービス登録アイコン)を表示させ、希望サービス登録ページに移行可能とするようにしてもよい。これにより、例えば、企業が検索結果を確認してオファー先が見当たらない場合等に、希望サービス登録へ移行しやすくなり、企業の利便性を向上させることができる。さらに、管理サーバ300は、
図15の商品検索ページにおいて抽出表示されたサービス数が所定数(例えば、5個)以下あるいは0件(1件もヒットせずの場合)に、当該商品検索ページにおいて希望サービス登録といったアイコンを表示させるようにしてもよい。また、管理サーバ300は、
図15の商品検索ページにおいて、希望サービス登録アイコンを表示することに替えてあるいは加えて、希望サービス登録ページにおいて、企業が提供を希望するサービス(例えば、飲食物)と、サービスの提供を希望する希望場所(例えば、配達指定場所)、ジャンル、価格帯、注文数、配達曜日、配達時間、契約期間などの条件と(これらを希望サービス情報ともいう)を登録可能である旨を報知する報知画像(例えば、「希望サービス登録ページにおいて希望する飲食物を登録しよう!」といったメッセージ画像など)を表示させるようにしてもよい。また、商品検索ページから希望サービス登録ページに移行させる場合には、当該商品検索ページにおいて入力されていた絞り込み条件が反映された希望サービス登録ページを表示させるようにしてもよい。これにより、希望サービス登録ページにて、企業が再度条件を入力する手間を軽減でき、企業の利便性を向上させることができる。
【0146】
なお、上記実施形態および変形例においては、飲食店などのサービス提供業者からのサービスを企業が定期的に受けて当該企業に属する人員に対して当該企業内にて提供可能とする例について説明したが、サービス内容からサービス提供業者の店舗外において提供できないもの(例えば、スポーツジムの利用、浴場の利用など)については、当該サービスを当該サービス提供業者の店舗内で受けるためのチケット等を企業に郵送し、企業内にて当該チケットを当該企業に属する人員に提供することにより、当該人員がチケットを利用してサービス提供業者の店舗内にてサービスを受けることができるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0147】
1 通信システム、2 ネットワーク、100 店側端末、200 企業側端末、300 管理サーバ。