(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023037638
(43)【公開日】2023-03-15
(54)【発明の名称】太陽光発電型走行補助機能付車椅子
(51)【国際特許分類】
A61G 5/02 20060101AFI20230308BHJP
【FI】
A61G5/02 707
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022210869
(22)【出願日】2022-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】522160963
【氏名又は名称】冨山 雅広
(72)【発明者】
【氏名】冨山 雅広
(57)【要約】
【課題】蓄電池にかわる電源の利便性、電動車椅子に手動型の日常性を追加する。
【解決手段】取り外し可能太陽光パネルを車椅子に付け、高出力モーターを作動してシャフトを通し車輪部に、補助するための力を伝える。本人が両腕で車椅子を動かしながら、片手をレバーに持ち変え押すことで電気による動力が加わり、屋外移動時の肉体的疲労を緩和する。平時にモーター側と車輪側の部品を直接つなげないことで、車椅子車輪を逆回転でき、車輪側からモーター側への力の干渉を一定度防ぐことができる。それにより、日常の車椅子操作ができる。一部バネ力を利用することで、車輪側から伝わるモーターへの反発力を緩和できる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外しができる太陽光パネルの発電を利用したモーターによる、手動式電動走行補助機能付車椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電を利用した走行補助機能がある車椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車椅子には人力のものと電動のものがあり、主に障害者本人以外の力による移動である。本人手動の場合もあるが、移動が困難になる。電動型が望ましいが、蓄電池やコスト高の問題がある。近年太陽光パネルやドローンにみられる高出力モーターが一般的に普及している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019―098965
【特許文献2】特開2017-131430
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動車椅子の畜電池取り扱いや重量などの低い利便性や、通常型車椅子の移動距離に問題がないわけでもない。
【発明を解決するための手段】
【0006】
太陽光発電を利用し、直線走行における人力を補助する力を発生させる。太陽光パネルから得た電力を使い、モーターを作動させ、駆動ベルトからシャフトを経由して車輪を回転させる力に変える。加えて発電力を手動で自由に車輪側に加えることのできる構造にする。バネ等を利用して、瞬間的なモーター力伝達を避ける機能を本人の手元レバー付近に加える。太陽光パネルにカバーをつけ手動で動かせるようにする。太陽光パネルは車椅子本体から脱着可能にし、高出力すぎるモーターを避ける。
【発明の効果】
【0007】
太陽光パネルにより蓄電池利用のものと比べ利便性が増す。モーター力の車輪直接伝達を避ける構造により、両輪がシャフトに繋がれていないため車輪を逆回転でき、同時に本人による伝達パワーの制御ができる。その結果、車椅子方向変更や、車輪側からモーター側への力を抑制できる。本人手元に瞬間伝達を緩和する機能をレバーにつけることで、操作性をよくしモーター側への自動車エンジンブレーキのような小振動の反発力に対応できる。太陽光パネルのカバーを手動で動かせるようにし、自由に電力を遮断できシステム停止ができる。パネル本体脱着式により日常の利便性、適切な出力の搭載モーター選定により安全性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
一般的な本人手持ちパイプ付き車椅子が前提である。取り外し可能太陽光発電パネルを車椅子後方に付け、駆動モーター、駆動力伝達回転シャフト部分を椅子後部面に取り付ける。モーター及びシャフト一体部パネルは、本人手元にあるレバーとつながっており、20センチメートル範囲で前後可動できる。車輪の内側面には大小の伝達輪があり駆動ベルトでつながっている。平常時、車輪部に取り付けてある小輪と、シャフト部は接しておらず、本人レバー操作による二つの部分接触型とする。
【実施例0010】
以下、添付局面に従って一実施例を説明する。1はモーターによる駆動力を車輪側に伝達する装置である。平時は、シャフトを含む駆動部分とベルト付車輪部分は離れており、本人手元のレバー操作により駆動部分を前方に動かし接触させ、システムを一体化できる。2は車椅子本体から取り外しのできる太陽光発電パネルである。表面に手動で動かせるカバーがついており、電力源を停止できる。3は、押しばねが前方内部にある、システム可動レバー装置である。これにより車椅子裏面にある、シャフトを含む駆動部分を車輪側に接触させることができる。4はレバーおよび駆動部をつなぐ連絡口である。
【0011】
5は高出力モーターである。太陽光パネルとつながっており、車椅子を動かす動力の補助力を発生させる。6はモーターとシャフトをつなぐ駆動ベルトである。7はモーター及びシャフト部一体可動式パネルである。8は回転するシャフトを一定場所に固定させるものである。9は、動力伝達回転シャフトである。シャフトの両端が車輪側の小車輪部の駆動ベルト接する。10は回転小車輪取付具である。11は駆動ベルトである。
【0012】
12は、本人手元にある作動レバーである。L字パイプ端に押しばねが内蔵しており、レバーを前方に押すことで、一定速度でシステムを作動することができる。13は、手元レバーとモーター部パネルをつなぐL字型パイプである。14は、モーターおよび回転シャフトのある一体型移動パネルである。
【0013】
15は車輪側駆動ベルトである。