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  • 特開-花火プリンター 図1
  • 特開-花火プリンター 図2
  • 特開-花火プリンター 図3
  • 特開-花火プリンター 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023037713
(43)【公開日】2023-03-16
(54)【発明の名称】花火プリンター
(51)【国際特許分類】
   G06T 13/80 20110101AFI20230309BHJP
   G06F 30/10 20200101ALI20230309BHJP
   G06F 30/20 20200101ALI20230309BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20230309BHJP
【FI】
G06T13/80 B
G06F30/10 100
G06F30/20
G06F3/0484
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021144453
(22)【出願日】2021-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】502383889
【氏名又は名称】キーコム株式会社
(72)【発明者】
【氏名】富永 裕輝
【テーマコード(参考)】
5B050
5B146
5E555
【Fターム(参考)】
5B050AA03
5B050BA08
5B050BA18
5B050CA01
5B050EA24
5B050FA02
5B050FA05
5B146BA04
5B146DE06
5B146DE12
5B146DJ11
5E555AA79
5E555BA02
5E555BA70
5E555BB02
5E555BC21
5E555DB56
5E555DC85
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】型物の打ち上げ花火を製造する際、開花した時の様子が実際に打ち上げてみるまで分からない上、手作業で星を並べる場合、多くの時間がかかる。
【解決手段】PC又はタブレットで開花時のシミュレーションを行い、開花の様子をアニメーション表示できるようにすることで、着火や打ち上げを行わないで開花の様子を知ることができるようにする。あわせて、プリンターを用いて星を自動的に配置できるようにすることで、花火の製造を効率化する。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
PC又はタブレット上で絵を描くと、描いた絵の通りに型物花火が開花するように星の配置を決定するとともに、開花時の様子をシミュレーションしアニメーション表示するソフトウェア。
【請求項2】
請求項1で決定した星の配置の通りに、片方の玉殻上に星を自動で配置する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、型物の打ち上げ花火の製造を効率化するための装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記非特許文献1および非特許文献2に開示されるように、打ち上げ花火の制作支援システムが従来知られている。これらの装置では、コンピュータ上でシミュレーションができるものの、実際に星を自動で並べて型物花火を制作することは出来ない。また、イラストから星の配置を自動生成することも出来ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
なし
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】林 亮子, 他3名, “質点シミュレーションを利用した打ち上げ花火作成支援システム”,[online],2013年9月4日,第12回情報科学技術フォーラム,[2021年7月1日検索],インターネット[URL : https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2013/data/pdf/K-024.pdf]
【0005】
【非特許文献2】小山 敬之, 板橋 秀一, “打ち上げ花火シミュレーションシステムの構築”,[online],1996年3月6日,情報処理学会第52回全国大会論文集,[2021年7月1日検索],インターネット[URL : https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=8&item_id=129424&item_no=1]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
型物の打ち上げ花火を製造する際、手を使って星を並べると多くの時間がかかる上、開花した時の様子が実際に打ち上げてみるまで分からない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
PC又はタブレットで開花時のシミュレーションを行い、開花の様子をアニメーション表示することで、打ち上げを行わずに開花の様子を知ることができる。また、プリンター本体を用いて、自動で星を配置することにより、製造を高速化する。プリンター端末は、プリンター本体と接続していなくても、イラスト入力などの機能は使えるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、花火プリンターのブロック図である。
図2図2は、入力したイラストから星の配置を算出した例である。
図3図3は、プリンター本体の構造を上から見た図である。
図4図4は、図3をX軸方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
端末に入力したイラスト例(1)をプリンター端末に入力すると、星の配置例(2)のように自動で星の配置が決定される。開花時のシミュレーション結果は、プリンター端末でアニメーション表示される。割り火薬などを予め詰めた半分の玉殻と、星をプリンター本体に投入すると、星が自動配置された玉殻を取り出すことができる。
【0010】
リニアガイド(4)、X軸電動スライダ(5)、Y軸電動スライダ(6)を使って、星の射出器(7)をXY平面上で自由に動かせるようにする。星の射出器(7)は、星の色の種類だけ取り付けることができ、射出用モータ(8)と射出用弁(9)を用いて、星を1個ずつ射出できるようにする。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明により、実際に着火することなく開花状況をシミュレーションしながら火薬の配合ができるようになるため、花火の開発が効率化するほか、独創的な花火の開発に挑戦しやすくなり、花火産業の活性化が期待できる。また、花火プリンターを観光地に設置し、観光客が描いた開花の様子のイラストに従って開花する花火を製造して打ち上げるサービスを提供することなどにより、花火産業にとどまらない、観光地の集客効果や、町おこしの効果などが期待できる。
【符号の説明】
【0012】
1 端末に入力したイラスト例
2 星の配置例
3 玉殻
4 リニアガイド
5 X軸電動スライダ
6 Y軸電動スライダ
7 星の射出器
8 射出用モータ
9 射出用弁
図1
図2
図3
図4