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特開2023-38630利用者端末、表示制御方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023038630
(43)【公開日】2023-03-17
(54)【発明の名称】利用者端末、表示制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230310BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021145445
(22)【出願日】2021-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】313006647
【氏名又は名称】セイコーソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】並木 敦子
(72)【発明者】
【氏名】境田 慎也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】施設からの呼出に係る利便性を向上させる利用者端末、表示制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】受付用端末と、管理装置と、複数の貸出端末と、複数の利用者端末とが、ネットワークを介して、無線によって接続され、病院、薬局、フードコート、行政機関(役所、警察等)等の施設に利用される呼び出しシステムにおいて、利用者端末400は、ステータス情報取得部と、表示制御部とを備える。ステータス情報取得部は、自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得する。表示制御部は、ステータス情報取得部によって取得された前記ステータス情報に基づいて、施設毎のステータスをそれぞれ表示する。
【選択図】図4B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得部と、
前記ステータス情報取得部によって取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御部と、
を備える利用者端末。
【請求項2】
前記表示制御部は、各施設の前記受付用端末に自装置が登録された順に基づく順で、施設ごとの前記ステータスを表示する、
請求項1に記載の利用者端末。
【請求項3】
前記表示制御部は、施設ごとの前記ステータスのうち、呼出を示すステータスの施設を優先して表示する、
請求項1または2に記載の利用者端末。
【請求項4】
前記表示制御部は、呼出を示すステータスの施設が複数ある場合、所定の優先順で各施設を表示する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の利用者端末。
【請求項5】
前記ステータス情報取得部は、各施設の前記受付用端末から、自装置を所持する利用者が施設に来訪したことを示す通知をそれぞれ取得し、
前記表示制御部は、前記ステータス情報取得部によって前記通知が取得された場合、当該施設を消去する、
請求項1~4のいずれか一項に記載の利用者端末。
【請求項6】
利用者用端末に用いられるコンピュータが、
自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得ステップと、
前記ステータス情報取得ステップにおいて取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御ステップと、
を含む処理を実行する表示制御方法。
【請求項7】
利用者用端末に用いられるコンピュータを、
自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得部、
前記ステータス情報取得部によって取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御部、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者端末、表示制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、病院、薬局、フードコートなどの施設では、順番待ちの利用者に対して、施設から利用者に貸出端末を貸し出して、利用者を呼び出すシステムが利用されている。関連する技術として、診察の予約と、問診票の入力と、チェックイン手続とを受け付けて、診察の順番待ちをするユーザに対して診察の案内を行うとともに、診察順に基づいてユーザを呼び出すシステムが知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、近年では、利用者はスマートフォンなど、各種のアプリケーションをインストール可能な利用者端末を所持していることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-191847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、顧客が所持する一の端末で複数の施設からの呼出を行うことができず、施設からの呼出に係る利便性が低いという問題があった。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、施設からの呼出に係る利便性を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題に鑑み、本発明の一態様に係る利用者端末は、自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得部と、前記ステータス情報取得部によって取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御部と、を備える利用者端末である。
【0007】
また、本発明の一態様に係る表示制御方法は、利用者用端末に用いられるコンピュータが、自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得ステップと、前記ステータス情報取得ステップにおいて取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御ステップと、を含む処理を実行する表示制御方法である。
【0008】
また、本発明の一態様に係るプログラムは、利用者用端末に用いられるコンピュータを、自端末の呼出に係る登録を受け付ける各施設の受付用端末から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得するステータス情報取得部、前記ステータス情報取得部によって取得された前記ステータス情報に基づいて、施設ごとの前記ステータスをそれぞれ表示する表示制御部、として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施設からの呼出に係る利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】呼出システム1のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
図2】受付用端末100の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3】管理装置200の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4A】貸出端末300の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4B】利用者端末400の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5A】施設コードの一例を示す説明図である。
図5B】端末管理テーブルの一例を示す説明図である。
図5C】貸出端末用番号テーブルの一例を示す説明図である。
図5D】利用者端末用番号テーブルの一例を示す説明図である。
図6】コードプレートの一例を示す説明図である。
図7】呼出システム1の運用時に受付用端末100に表示されるメイン画面600の一例を示す説明図である。
図8】貸出端末300を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
図9】貸出端末300に表示される画面の一例を示す説明図である。
図10】利用者端末400を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
図11】利用者端末400に表示される画面の一例を示す説明図である。
図12】利用者端末400の呼出登録において、受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
図13】貸出端末300に表示されるメッセージの画面例を示す説明図である。
図14】利用者端末400に表示される呼出状況確認画面の一例を示す説明図である。
図15】貸出端末300の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
図16A】利用者端末400の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
図16B】利用者端末400が外出解除通知を受信した際の外出解除画面の一例を示す説明図である。
図17】貸出端末300の外出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
図18】利用者端末400の外出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
図19】貸出端末300の呼出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
図20】利用者端末400の呼出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
図21】貸出端末300の外出解除に係る処理の一例を示すシーケンス図である。
図22】利用者端末400の外出解除処理の一例を示すシーケンス図である。
図23A】利用者端末400が行う表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
図23B】利用者端末400が行う表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
図24】利用者端末400の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(呼出システム1のシステム構成について)
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、呼出システム1のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。呼出システム1は、病院、薬局、フードコート、行政機関(役所、警察等)などの施設に利用される。呼出システム1は、受付用端末100と、管理装置200と、複数の貸出端末300と、複数の利用者端末400とを備える。各装置は、ネットワーク10を介して、無線によって接続される。また、各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
【0012】
受付用端末100は、施設ごとに配置され、来訪した各利用者の待ち状態を管理したり、貸出端末300や利用者端末400に呼出を行う旨を受け付けたりする端末装置である。受付用端末100は、例えば、タブレット端末である。図示において、受付用端末100は、1台であるが、複数台とすることも可能である。
【0013】
管理装置200は、受付用端末100を管理するとともに、利用されている貸出端末300や利用者端末400を管理する。なお、管理装置200は、クラウド上に設けられていてもよい。
【0014】
貸出端末300は、施設ごとに配置され、利用者に貸し出される端末装置である。貸出端末300は、利用者を呼び出す際に鳴動したり、所定のメッセージを表示したりする呼出専用の端末装置である。
【0015】
利用者端末400は、可搬型の端末装置であり、例えば、スマートフォンである。ただし、利用者端末400は、スマートフォンに限らず、タブレット端末や携帯電話であってもよい。利用者端末400は、利用者が所持するものであり、例えば、利用者の所有物である。ただし、利用者端末400は、店舗から貸し出される貸与品とすることも可能である。また、本実施形態において、利用者とは、各種施設を利用する利用者であり、例えば、病院や薬局における患者、フードコートの利用客、行政機関の利用者を含む。
【0016】
ネットワーク10は、携帯電話回線(5G(5th Generation))、4G(4th Generation:LTE(Long Term Evolution))など)や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などで構成される。
【0017】
受付用端末100は、施設スタッフから貸出端末300および利用者端末400の管理に関する操作を受け付ける。当該管理に関する操作は、例えば、貸出端末300を利用者に貸し出す貸出操作や、利用者端末400を用いて呼び出すための登録操作や、貸出端末300や利用者端末400を呼び出す呼出操作である。また、当該管理に関する操作は、この他にも、貸出端末300を返却する返却操作や、利用者端末400の登録を解除する解除操作を含む。
【0018】
なお、受付用端末100と貸出端末300は、施設ごとに設けられる。例えば、病院A、病院B、薬局Cなどの施設のそれぞれに受付用端末100と貸出端末300とが設けられる。受付用端末100は、同じ施設に設けられた貸出端末300のみ管理することができる。すなわち、例えば、病院Aの受付用端末100から病院Bに設けられた貸出端末300を呼び出すことはできない。管理装置200は、複数の施設に利用される、受付用端末100と、貸出端末300と、利用者端末400とを管理する。
【0019】
(受付用端末100の機能的構成について)
図2は、受付用端末100の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。受付用端末100は、通信部110と、入力部111と、表示部112と、撮像部113と、施設情報記憶部141と、制御部120とを備える。
【0020】
通信部110は、ネットワークインタフェースである。通信部110はネットワーク10を介して、管理装置200と通信する。入力部111は、タッチパネルおよびボタン等の入力装置を用いて構成される。表示部112は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の出力装置である。表示部112は、タッチパネルディスプレイであるため、入力部111の機能を有する。撮像部113は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどで構成される。
【0021】
施設情報記憶部141は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置である。施設情報記憶部141は、施設コードを記憶する。施設コードとは施設を一意に識別するためのコードである。
【0022】
(施設コードについて)
ここで、図5Aを用いて、施設コードについて説明する。
図5Aは、施設コードの一例を示す説明図である。図5Aに示すように、呼出システム1が利用される施設の施設コードは、「abc」である。管理装置200は、施設コードを用いて、各施設の受付用端末100と通信するため、通信相手がいずれの施設の受付用端末100であるかを判別することができる。
【0023】
(制御部120について)
図2において、制御部120は、受付用端末100の各部の動作を制御する。制御部120は、表示制御部121と、管理操作受付部122と、貸出端末固有番号取得部123と、端末用番号取得部124と、2次元コード読取部125と、貸出端末状態管理部126と、利用者ID取得部127と、登録要求部128と、通知要求部129と、催促部130とを備える。制御部120が備える各機能部は、受付用端末100のCPUによって実現される。すなわち、CPUがメモリや補助記憶装置に記憶される登録プログラムを実行することにより、制御部120が備える各機能部の機能を実現する。
【0024】
表示制御部121は、表示部112に表示させる画面を制御する。
管理操作受付部122(受付部の一例)は、貸出端末300および利用者端末400の管理に関する操作を、後述する貸出端末用番号を用いて受け付ける。
【0025】
(貸出端末300に係る情報の取得について)
まず、貸出端末300に係る情報の取得について説明する。貸出端末固有番号取得部123は、貸出端末固有番号(貸出端末宛先情報の一例)を取得する。貸出端末固有番号は、貸出端末300と管理装置200とが通信を行うために用いられる番号である。具体的には、貸出端末固有番号は、端末固有の番号であり、SIM番号、電話番号とすることも可能である。
【0026】
貸出端末300は、自らの貸出端末固有番号をコード化して表示可能である。当該コードは、例えば、2次元コードであるが、1次元コードでもよい。なお、以下において説明する他のコードについても、2次元コードで表されるものとするが、1次元コードとすることも可能である。
【0027】
撮像部113は、貸出端末300に表示された2次元コードを撮像する。
2次元コード読取部125は、撮像部113によって撮像された2次元コードを読み取る。具体的には、2次元コード読取部125は、撮像部113により撮像された被写体内の2次元コードを読み取り、2次元コードをデコードする。
【0028】
貸出端末固有番号取得部123は、2次元コード読取部125によってデコードされた貸出端末固有番号を取得する。なお、以下に説明する各2次元コードを含めて、2次元コードは、撮像部113による撮像結果から読み取ることに限らず、不図示のコードリーダのリード結果から読み取ることも可能である。
【0029】
端末用番号取得部124は、貸出端末用番号を取得する。貸出端末用番号は、いわゆる番号札に付される番号である。貸出端末用番号は、例えば、貸出端末固有番号を構成する文字数よりも少ない文字数で構成される。本実施形態において、貸出端末用番号は、例えば、「1」、「2」、「3」といった数字である。ただし、貸出端末用番号や、後述する利用者端末用番号は、数字に限らず、アルファベットや五十音(あいうえお)を用いることも可能である。貸出端末用番号は、予め貸出端末固有番号が紐付けられている。
【0030】
施設において、貸出端末用番号は、2次元コードにコード化されて媒体(コードプレート)に描かれている。当該コードプレート(以下「貸出端末用コードプレート」という。)は、例えば、貸出端末用番号に対応するトレイ上に貸出端末300とペア(セット)で保管される。例えば、貸出端末300が10台の場合には、対応する10枚の貸出端末用コードプレートが用意される。
【0031】
ここで、図6を用いて、貸出端末用コードプレートについて説明する。
図6は、コードプレートの一例を示す説明図である。図6(A)は、貸出端末用コードプレートの一例を示す。図6(A)において、貸出端末用コードプレート170には、貸出端末用番号を示す2次元コード171が描かれている。貸出端末用コードプレート170は、例えば、クレジットカード大のプラスチック製のカードが用いられる。また、オペレータが目視で貸出端末用番号を確認できるように「端末用番号1」が描かれている。これにより、施設スタッフは、貸出端末用コードプレート170の番号(数字)を確認して、貸出端末300を利用者に貸し出すことができる。
【0032】
図2に戻り、撮像部113は、貸出端末用コードプレート170に描かれた2次元コードを撮像する。2次元コード読取部125(読取部の一例)は、撮像部113によって撮像された2次元コードを読み取る。端末用番号取得部124は、2次元コード読取部125によってデコードされた貸出端末用番号を取得する。貸出端末用番号は、管理装置200において、貸出端末固有番号取得部123によって取得された貸出端末固有番号に予め紐付けられる。
【0033】
なお、端末用番号取得部124による貸出端末用番号の取得の態様は、コードの読取に限らない。例えば、貸出端末用コードプレート170に記載されている番号(数字)を画像認識して得る態様としてもよい。
【0034】
貸出端末状態管理部126は、各貸出端末300の状態(充電量や、貸し出し中であるか否かなど)を管理する。
【0035】
(利用者端末400に係る情報の取得について)
次に、利用者端末400に係る情報の取得について説明する。端末用番号取得部124は、利用者端末用番号を取得する。利用者端末用番号は、いわゆる番号札に付される番号である。利用者端末用番号は、貸出端末用番号とは異なることを、施設スタッフが容易に把握できる番号である。例えば、利用者端末用番号は、例えば、「A」、「B」、「C」といったアルファベットで表される。なお、利用者端末用番号は、アルファベットに限らず、例えば、3桁の数字としたり、五十音としたりしてもよい。
【0036】
施設において、利用者端末用番号は、貸出端末用番号と同様に、コードプレート(以下「利用者端末用コードプレート」という。)に2次元コードにコード化して描かれている。利用者端末用コードプレートは、例えば、利用者端末用番号に対応するトレイ上に単独で保管される。例えば、利用者端末400の登録を10台までを想定している場合には、10枚の利用者端末用コードプレートが用意される。
【0037】
ここで、図6(B)を用いて、利用者端末用コードプレートについて説明する。
図6(B)は、利用者端末用コードプレートの一例を示す。図6(B)において、利用者端末用コードプレート180には、利用者端末用番号を示す2次元コード181が描かれている。利用者端末用コードプレート180は、例えば、クレジットカード大のプラスチック製のカードが用いられる。また、オペレータが目視で利用者端末用番号を確認できるように「端末用番号A」が描かれている。これにより、施設スタッフは、利用者端末用コードプレート180の番号(アルファベット)を確認して、利用者端末400を登録することができる。
【0038】
図2に戻り、撮像部113は、利用者端末用コードプレート180に描かれた2次元コード181を撮像する。2次元コード読取部125は、撮像部113によって撮像された2次元コードを読み取る。端末用番号取得部124は、2次元コード読取部125によってデコードされた利用者端末用番号を取得する。なお、端末用番号取得部124による利用者端末用番号の取得の態様は、コードの読取に限らない。例えば、利用者端末用コードプレート180に記載されている番号(アルファベット)を画像認識して得る態様としてもよい。
【0039】
利用者ID取得部127(利用者識別情報取得部の一例)は、利用者識別情報(利用者ID)を取得する。利用者IDは、利用者端末400にインストール済みの所定のアプリケーションソフトウェア(以下「呼出アプリ」という。)の利用時に用いられる利用者識別情報である。利用者IDは、利用者に割り当てられた呼出アプリ専用のIDである。呼出アプリは、通知機能を有するアプリであり、例えば、SNS(Social Networking Service)のアプリである。具体的には、呼出アプリは、LINE(登録商標)アプリなどのチャットアプリである。ただし、所定のアプリは、これに限らず、メッセージアプリや、トークアプリでもよいし、SMS(Short Message Service)など他のアプリでもよい。
【0040】
利用者ID取得部127は、端末用番号取得部124によって利用者端末用番号が取得されることに応じて、利用者IDを利用者端末400から取得する。利用者ID取得部127による利用者IDの取得の態様は、例えば、コードの読取によるものである。具体的に説明すると、利用者端末400は、利用者IDを1次元コードおよび2次元コードにコード化して、それぞれ表示可能である。ただし、利用者IDは、1次元コードおよび2次元コードのうち、少なくともいずれか一方でコード化されればよい。撮像部113は、利用者端末400に表示された2次元コードを撮像する。2次元コード読取部125は、撮像部113によって撮像された2次元コードを読み取る。具体的には、2次元コード読取部125は、撮像部113により撮像された被写体内の2次元コードを読み取り、2次元コードをデコードする。利用者ID取得部127は、2次元コード読取部125によってデコードされた利用者IDを取得する。
【0041】
なお、利用者ID取得部127による利用者IDの取得の態様は、コードの読取に限らない。例えば、通信部110が、近距離無線通信によって利用者端末400から利用者IDを受信するようにしもよい。近距離無線通信は、一例として、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などが挙げられる。
【0042】
登録要求部128は、取得された利用者端末用番号と利用者IDとに基づいて、利用者の呼出に係る登録(以下「利用者端末400の外出登録」という。)を要求する。利用者端末400の外出登録は、具体的には、利用者端末用番号と利用者IDとを紐付けること、利用者端末用番号の使用中であることを示す登録とを含む。利用者端末用番号の使用中でることの登録とは、具体的には、当該利用者端末用番号の使用状態(例えば、「不使用中」および「使用中」)のうち、「使用中」の使用状態にすることである。
【0043】
本実施形態において、利用者端末400の外出登録を行う機能部は、管理装置200に具備される。このため、登録要求部128は、管理装置200に、利用者端末400の外出登録を要求する。ただし、利用者端末400の外出登録を行う機能部は、受付用端末100に具備されてもよい。この場合、登録要求部128は、自端末の当該機能部に、利用者端末400の外出登録の要求を行うようにすればよい。
【0044】
通知要求部129は、使用中であることが登録された利用者端末用番号が端末用番号取得部124によって取得されることにより、当該利用者端末用番号に紐付けられる利用者IDが用いられる呼出アプリに、施設からの通知の要求を行う。施設からの通知は、例えば、「受付までお戻りください」といった施設までの来訪を促す呼出や、「確認したいことがあるのでお電話ください」といった通知や、営業時間内に戻ってこない利用者に対して「本日の営業は終了しました。」という通知などである。利用者端末用コードプレート180に描かれた2次元コード181が読み取られ、利用者端末用番号が取得されると、管理操作受付部122が呼出を示す操作を受け付ける。当該操作が受け付けられると、通知要求部129は、管理装置200に対して、呼出アプリにおける呼出の要求を行う。
【0045】
(貸出端末300の登録要求について)
登録要求部128は、端末用番号取得部124によって取得された貸出端末用番号に基づいて、貸出端末300の呼出に係る登録(以下「貸出端末300の外出登録」という。)を要求する。貸出端末300の外出登録は、当該貸出端末用番号の使用中を示す登録である。貸出端末用番号の使用中を示す登録とは、具体的には、当該利用者端末用番号の使用状態(例えば、「不使用中」および「使用中」)のうち、「使用中」の使用状態にすることである。
【0046】
本実施形態において、貸出端末300の外出登録を行う機能部は、管理装置200に具備される。このため、登録要求部128は、管理装置200に、貸出端末300の外出登録を要求する。ただし、貸出端末300の外出登録を行う機能部が、受付用端末100に具備されていてもよい。この場合、登録要求部128は、自端末の当該機能部に、貸出端末300の外出登録の要求を行うようにすればよい。
【0047】
通知要求部129は、使用中を示す登録がされた貸出端末用番号が端末用番号取得部124によって取得されることにより、当該貸出端末用番号に紐付けられる貸出端末固有番号(SIM番号等)が示す宛先の貸出端末300に、施設からの通知の要求を行う。具体的には、貸出端末用コードプレート170に描かれた2次元コード171が読み取られ、貸出端末用番号が取得されると、管理操作受付部122が呼出を示す操作を受け付ける。当該操作が受け付けられると、通知要求部129は、管理装置200に対して、貸出端末300の呼出の要求を行う。
【0048】
(利用者IDの取得の催促について)
催促部130は、端末用番号取得部124によって利用者端末用番号が取得された場合、利用者ID取得部127に利用者IDを取得させるための催促を行う。具体的には、催促部130は、2次元コード読取部125によって利用者端末用コードプレート180の2次元コード181が読み取られた後に、利用者端末400に2次元コード471(図11(A)参照)で表される利用者IDの読取を促す。これにより、施設スタッフに、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181の読取操作と、利用者端末400の2次元コード471の読取操作とを行わせることができる。
【0049】
登録要求部128は、催促部130の催促に応じて利用者ID取得部127によって取得された利用者IDと、利用者端末用番号とに基づいて、利用者端末400の外出登録を管理装置200に要求する。
【0050】
なお、貸出端末用番号と貸出端末固有番号とが予め紐付けられていることから、端末用番号取得部124によって貸出端末用番号が取得された場合に、催促部130は、貸出端末固有番号取得部123に貸出端末固有番号を取得させるための催促を行わない。具体的には、催促部130は、2次元コード読取部125によって貸出端末用コードプレート170の2次元コード171が読み取られた後に、貸出端末固有番号の読取を促さない。すなわち、貸出端末300を貸し出す際に、施設スタッフは、2次元コードの読取操作については、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181の読取操作のみを行う。
【0051】
(施設スタッフから受け付ける操作について)
管理操作受付部122は、入力部111を介して、施設スタッフから各種の操作を受け付ける。通知要求部129は、管理操作受付部122によって呼出を示す操作が受け付けられることに応じて、施設までの来訪を促す呼出を行う。
【0052】
また、登録要求部128は、管理操作受付部122によって来訪済み(外出解除)を示す操作が受け付けられることに応じて、外出登録の解除を要求する。外出登録の解除は、利用者端末用番号と利用者IDとを紐付けを解除することと、利用者端末用番号を、当該利用者端末用番号の使用状態を「不使用中」を示す登録にすることである。これにより、管理装置200は、利用者端末用番号と利用者IDとの紐付けを解消するとともに、当該利用者端末用番号の使用状態を「不使用中」にする。
【0053】
また、貸出端末300の外出登録の解除について補足すると、登録要求部128は、管理操作受付部122によって外出解除を示す操作が受け付けられることに応じて、利用者端末用番号の不使用中を示す登録を管理装置200に要求する。この場合、管理装置200は、貸出端末用番号と貸出端末固有番号との紐付けを解除せず、当該貸出端末用番号の使用状態を「不使用中」にする。
【0054】
なお、制御部120が備える各機能部の全てまたは一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。登録プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。登録プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0055】
また、以下に説明する他の装置(管理装置200、貸出端末300、利用者端末400)の各制御部についても、CPUによって実現されることとするが、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、他の装置に実行させる各種プログラムについても、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されてもよいし、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0056】
(管理装置200の機能的構成について)
図3は、管理装置200の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。管理装置200は、通信部210と、紐付端末用番号記憶部241と、制御部220とを備える。通信部210は、ネットワークインタフェースである。通信部210はネットワーク10を介して、受付用端末100、貸出端末300および利用者端末400と通信する。通信部210は、利用者端末400との通信では、呼出アプリを管理するアプリ管理サーバ(不図示)を介して通信を行う。紐付端末用番号記憶部241は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。紐付端末用番号記憶部241は、端末管理テーブルを記憶する。
【0057】
(端末管理テーブルの一例)
ここで、図5Bを用いて端末管理テーブルの一例について説明する。
図5Bは、端末管理テーブルの一例を示す説明図である。図5Bにおいて(A)は、貸出端末300用の貸出端末管理テーブルを示す。貸出端末管理テーブルは、予め記憶されるテーブルであり、原則、更新されることのないテーブルである。
【0058】
図5Bの(A)において、貸出端末管理テーブルは、施設コードと、貸出端末用番号と、SIM番号と、使用状態とを含む。一例を挙げると、施設コードが「abc」の施設では、貸出端末用番号が「1」~「3」等の複数の貸出端末300が用いられることを示している。また、各貸出端末用番号には、それぞれ貸出端末固有番号が紐付けられている。例えば、貸出端末用番号「1」には、例えば、SIM番号「XY0123456789123」が紐付けられている。貸出端末用番号「1」の使用状態は、「使用中」を示している。
【0059】
貸出端末管理テーブルを用いることにより、管理装置200は、受付用端末100から施設コードと貸出端末用番号とを受信すると、対応する貸出端末固有番号を特定することができる。すなわち、管理装置200は、受付用端末100から受信する情報に貸出端末固有番号が含まれていなくても、貸出端末固有番号を特定することができる。
【0060】
図5Bにおいて(B)は、利用者端末400用の利用者端末管理テーブルを示す。利用者端末管理テーブルは、利用者端末400の外出登録および外出解除(外出登録の解除)に応じて、利用者IDが適宜更新されるテーブルである。
【0061】
図5Bの(B)において、利用者端末管理テーブルは、施設コードと、利用者端末用番号と、利用者IDと、使用状態とを含む。一例を挙げると、施設コードが「abc」の施設では、利用者端末用番号が「A」~「G」等の複数の利用者端末400が利用可能であることを示している。また、各利用者端末用番号には、それぞれ利用者IDが紐付けられている。例えば、利用者端末用番号「A」には、利用者ID「12343212334456900」が紐付けられている。使用状態は、利用者端末用番号と利用者IDとが紐付けられている場合、「使用中」を示す。また、利用者端末用番号「F」の利用者IDは、ブランクであり、すなわち、利用者端末用番号と利用者IDとが紐付けられておらず、使用状態は「不使用中」を示す。
【0062】
利用者端末管理テーブルを用いることにより、管理装置200は、受付用端末100から施設コードと、利用者端末用番号と、利用者IDとを受信すると、これらを紐付ける。また、利用者端末管理テーブルを用いることにより、管理装置200は、受付用端末100から施設コードと利用者端末用番号とを受信すると、対応する利用者IDを特定することができる。すなわち、管理装置200は、受付用端末100から受信する情報に利用者IDが含まれていなくても、利用者IDを特定することができる。
【0063】
(制御部220について)
図3において、制御部220は、管理装置200の各部の動作を制御する。制御部220は、紐付け部221と、登録部222と、貸出端末状態取得部223と、を備える。制御部220が備える各機能部は、管理装置200のCPUによって実現される。すなわち、CPUがメモリや補助記憶装置に記憶される管理プログラムを実行することにより、制御部220が備える各機能部の機能を実現する。
【0064】
呼出システム1を運用する場合には、最初に、SIM番号と端末用番号との紐付けが行われる。具体的には、紐付け部221は、受付用端末100から、運用前に、貸出端末300についての紐付けを要求する登録要求があると、送信されたSIM番号と、貸出端末用番号とを紐付けて施設コードとともに予め貸出端末管理テーブルに登録する。紐付け部221による紐付けが完了すると、貸出端末300に貸出端末用番号が送信される。これにより、貸出端末300は、運用前に、自装置に割り当てられた貸出端末用番号を取得することができる。
【0065】
また、紐付け部221は、受付用端末100から、利用者端末400の外出登録の要求において送信された利用者IDと、利用者端末用番号とを紐付けて、施設コードとともに利用者端末管理テーブルに登録する。
【0066】
登録部222は、受付用端末100から、利用者端末400の外出登録の要求において送信された利用者端末用番号の使用状態について使用中を示す登録を行う。また、登録部222は、受付用端末100から、貸出端末300の外出登録の要求において送信された貸出端末用番号の使用状態について使用中を示す登録を行う。
【0067】
貸出端末状態取得部223は、貸出端末300から状態(充電量)を取得する。管理装置200は、貸出端末状態取得部223によって取得された状態を、受付用端末100に送信する。
【0068】
(貸出端末300の機能的構成について)
図4Aは、貸出端末300の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。貸出端末300は、通信部310と、操作部311と、表示部312と、貸出端末用番号記憶部341と、制御部320とを備える。通信部310は、ネットワークインタフェースである。通信部310はネットワーク10を介して、管理装置200と通信する。操作部311は、例えば、1つの操作ボタンを備える。操作部311は、利用者から、操作ボタンの押下のみを受け付ける。鳴動中に操作部311が利用者から押下を受け付けると、鳴動が終了する。表示部312は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の出力装置である。
【0069】
貸出端末用番号記憶部341は、半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。貸出端末用番号記憶部341は、貸出端末用番号テーブルを記憶する。
【0070】
(貸出端末用番号テーブルについて)
ここで、図5Cを用いて、貸出端末用番号テーブルについて説明する。
図5Cは、貸出端末用番号テーブルの一例を示す説明図である。図5Cにおいて、貸出端末用番号テーブルは、貸出端末固有番号(例えばSIM番号)と、貸出端末用番号とを含む。貸出端末固有番号は、貸出端末300の自端末の貸出端末固有番号である。貸出端末用番号は、自端末の貸出端末固有番号に紐付けられた貸出端末用番号である。貸出端末300の工場出荷時には、貸出端末固有番号に貸出端末用番号が紐付けられておらず、貸出端末用番号にはNULLが記憶される。
【0071】
(制御部320について)
図4Aにおける制御部320は貸出端末300の各部の動作を制御する。制御部320は、表示制御部321と、2次元コード生成部322と、鳴動部323と、状態取得部324とを備える。制御部320が備える各機能部は、貸出端末300のCPUによって実現される。すなわち、CPUがメモリや補助記憶装置に記憶される貸出端末プログラムを実行することにより、制御部320が備える各機能部の機能を実現する。
【0072】
表示制御部321は、表示部312に表示させる画面を制御する。2次元コード生成部322は、貸出端末用番号テーブルから貸出端末用番号を取得して、取得した貸出端末用番号をエンコードすることにより、貸出端末用番号等を示す2次元コードを生成する。
【0073】
ここで、図9を用いて、貸出端末300に表示される2次元コード371について説明する。
図9は、貸出端末300に表示される画面の一例を示す説明図である。図9(A)において、貸出端末300の表示部312には、貸出端末用番号を示す2次元コード371が表示されている。この2次元コード371は、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171と同じである。例えば、端末用番号1を示す貸出端末300に表示される2次元コードと、端末用番号1を示す貸出端末用コードプレート170に描かれた2次元コード171は同じである。
【0074】
また、表示部312には、オペレータが目視で貸出端末用番号を確認できるように「端末用番号1」が表示されている。これにより、施設スタッフは、表示部312に表示される番号(数字)を確認して、貸出端末300を利用者に貸し出すことができる。
【0075】
図4Aに戻り、鳴動部323は、受付用端末100からの呼出時に、貸出端末300を不図示のスピーカやモータ(バイブレータ)を用いて鳴動させる。状態取得部324は、不図示のバッテリの残量など貸出端末300の状態を取得する。
【0076】
(利用者端末400の機能的構成について)
図4Bは、利用者端末400の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。利用者端末400は、通信部410と、入力部411と、表示部412と、撮像部413と、利用者端末用番号記憶部441と、制御部420とを備える。
【0077】
通信部410は、ネットワークインタフェースである。通信部410はネットワーク10を介して、管理装置200と通信する。入力部411は、タッチパネルおよびボタン等の入力装置を用いて構成される。表示部412は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の出力装置である。表示部412は、タッチパネルディスプレイであるため、入力部411の機能を有する。撮像部413は、例えば、CCDイメージセンサ、またはCMOSイメージセンサなどで構成される。
【0078】
利用者端末用番号記憶部441は、半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。利用者端末用番号記憶部441は、利用者端末用番号テーブルを記憶する。
【0079】
(利用者端末用番号テーブルについて)
ここで、図5Dを用いて、利用者端末用番号テーブルについて説明する。
図5Dは、利用者端末用番号テーブルの一例を示す説明図である。図5Dにおいて、利用者端末用番号テーブルは、利用者IDと、利用者端末用番号とを含む。利用者IDは、呼出アプリに登録されている利用者の利用者IDである。利用者端末用番号は、自端末の利用者IDに紐付けられた利用者端末用番号である。利用者端末用番号は、管理装置200から受信される。呼出アプリを用いた外出登録がされていないときには、利用者IDに利用者端末用番号が紐付けられておらず、利用者端末用番号にはNULLが記憶される。
【0080】
(制御部420について)
図4Bにおいて、制御部420は、利用者端末400の各部の動作を制御する。制御部420は、表示制御部421と、2次元コード生成部422と、鳴動部423と、ステータス情報取得部424とを備える。制御部420が備える各機能部は、利用者端末400のCPUによって実現される。すなわち、CPUがメモリや補助記憶装置に記憶される表示制御プログラムを実行することにより、制御部420が備える各機能部の機能を実現する。
【0081】
表示制御部421は、表示部412に表示させる画面を制御する。2次元コード生成部422は、利用者端末用番号テーブルから利用者IDを取得して、利用者IDをエンコードすることにより、利用者ID等を示す2次元コードを生成する。
【0082】
ここで、図11を用いて、利用者端末400に表示される2次元コード471について説明する。
図11は、利用者端末400に表示される画面の一例を示す説明図である。図11(A)において、利用者端末400の表示部412には、利用者IDを示す2次元コード471が表示されている。利用者が呼出アプリを起動させ、会員証ボタン481を操作(タップ)すると、2次元コード471が表示される。なお、利用者端末400に呼出アプリがインストールされていない場合、利用者は、図11(Z)に示す、施設のポスターなどの掲示物の表示または施設のカウンター等に載置される卓上の登録用コード971を撮像部413に撮像させる。これにより、利用者端末400に呼出アプリをインストールさせることが可能である。
【0083】
図4Bに戻り、鳴動部423は、受付用端末100からの呼出時に、利用者端末400を不図示のスピーカやモータ(バイブレータ)を用いて鳴動させる。
【0084】
ステータス情報取得部424は、各施設の受付用端末100から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報をそれぞれ取得する。具体的には、ステータス情報取得部424は、受付用端末100から出力されたステータス情報を、管理装置200を介して受信することによって取得する。ステータス情報は、「外出中」および「呼出中」のうちのいずれかのステータスを示す情報である。
【0085】
ステータス情報取得部424は、管理装置200において利用者端末400の外出登録が行われると、「外出中」のステータス情報を取得する。具体的に説明すると、管理装置200は、受付用端末100から利用者端末400の外出登録の要求があると、利用者端末400の外出登録を行い、「外出中」のステータスを示すステータス情報を、アプリ管理サーバを経由して、利用者端末400に送信する。管理装置200から送信された当該ステータス情報は、通信部410によって受信される。ステータス情報取得部424は、通信部410から当該ステータス情報を取得する。
【0086】
表示制御部421は、ステータス情報取得部424によって取得されたステータス情報に基づいて、施設ごとの呼出に係るステータスを表示する。具体的には、表示制御部421は、施設ごとに「外出中」および「呼出中」のうちのいずれかのステータスを表示する。また、「呼出中」の表示態様は、「外出中」の表示態様とは異なる表示態様としてもよい。ここでいう表示態様は、例えば、色、大きさ、フォントなどである。なお、「外出中」のステータスは、例えば、「薬の調合前」、「薬の調合中」、「あと○人待ち」、「あと○○分待ち」など、より詳細なステータスを含めるようにしてもよい。また、「呼出中」のステータスは、例えば、「呼出後○○分経過」など、より詳細なステータスを含めるようにしてもよい。
【0087】
(施設ごとのステータスの表示順について)
表示制御部421は、各施設の表示順を任意の優先順で表示することが可能である。優先順で表示するとは、優先順の高い施設を、画面上の一番上に表示可能とすることや、利用者から見て最も手前側となるように重畳表示させることである。例えば、表示制御部421は、各施設の受付用端末100に自装置が登録された順に基づく優先順で、施設ごとのステータスを表示する。登録された順に基づく優先順とは、各受付用端末100に自装置が登録された時刻の古いものを優先させた順である。ただし、登録された順に基づく優先順は、各受付用端末100に自装置が登録された時刻の新しいものを優先させた順でもよい。
【0088】
また、各施設には、診察待ちの病院や、時間の経過によって品質が劣化する品物を待つ施設などのように、迅速な施設への来訪が望まれる施設(来訪の緊急度合いの高い施設)がある。このため、各施設の表示順は、来訪の緊急度合いに基づく順としてもよい。すなわち、緊急度合いが高い施設ほど、優先して表示されるようにしてもよい。また、各施設の表示順は、施設との契約に応じた優先順(例えば、オプション料金等に応じた優先順)としてもよい。また、各施設の表示順は、施設スタッフの操作に応じて、変更可能としてもよい。
【0089】
また、表示制御部421は、施設ごとのステータスのうち、呼出を示すステータス(「呼出中」)となった施設を優先して表示する。例えば、優先順の低い施設からの呼出があったとすると、表示制御部421は、当該施設のステータスを「呼出」の表示とするとともに、優先順が最上位になるよう並び替えて表示する。
【0090】
また、表示制御部421は、呼出を示すステータスの施設が複数ある場合、所定の優先順で各施設を表示する。所定の優先順は、来訪の緊急度合いに基づく順である。また、所定の優先順は、呼出回数に基づく順(例えば、呼出回数の多い順)とすることも可能である。所定の優先順は、操作者の選択に応じて設定変更可能としてもよい。
【0091】
(ステータスの表示の消去について)
ステータス情報取得部424は、各施設の受付用端末100から、自端末を所持する利用者が施設に来訪したことを示す通知(外出解除通知)をそれぞれ取得する。具体的に説明すると、受付用端末100において施設スタッフから外出解除を示す操作が受け付けられることに応じて、管理装置200は、利用者端末用番号と利用者IDとの紐付けを解除して、外出解除通知を、アプリ管理サーバを経由して利用者端末400に送信する。管理装置200から送信された外出解除通知は、通信部410によって受信される。ステータス情報取得部424は、通信部410から外出解除通知を取得する。
【0092】
表示制御部421は、ステータス情報取得部424によって外出解除通知が取得された場合、当該施設のステータスを消去(非表示)にする。例えば、複数の施設のステータスを表示していた場合、表示制御部421は、残りの施設のステータスを表示する。
【0093】
(呼出システム1の運用時に受付用端末100に表示される画面例)
図7は、呼出システム1の運用時に受付用端末100に表示されるメイン画面600の一例を示す説明図である。呼出システム1の運用時において、受付用端末100の表示部112には、操作ボタン601が表示される。操作ボタン601は、外出登録ボタン601aと、呼出ボタン601bと、外出解除ボタン601cとを含む。外出登録ボタン601aは、オペレータ(施設スタッフ)から、利用者端末400の外出登録または貸出端末300の外出登録の開始を受け付けるボタンである。
【0094】
呼出ボタン601bは、施設スタッフから、利用者宛に施設からの通知を行うことを受け付けるボタンである。呼出ボタン601bは、何度も受け付けることが可能である。すなわち、顧客の呼出は、何度も行うことが可能である。例えば、呼出を行ったにもかかわらず、利用者が施設に来訪しない場合に、施設スタッフが再び呼出ボタン601bを操作することにより、再び呼出を行うことができる。外出解除ボタン601cは、施設スタッフによる利用者端末400の外出登録の解除、または貸出端末300の外出登録の解除を受け付けるボタンである。
【0095】
次に、状態表示欄602について説明する。状態表示欄602は、貸出端末300および利用者端末400の各種状態を、端末ごとに表示する欄である。具体的に、状態表示欄602は、端末用番号欄と、ステータス欄と、端末種類欄と、貸出日時欄と、呼出日時欄と、メッセージ欄と、呼出回数欄とを示す。端末用番号欄には、貸出端末300については貸出端末用番号(数字)が表示され、利用者端末400については利用者端末用番号(アルファベット)が表示される。
【0096】
ステータス欄は、端末用番号(貸出端末用コードプレート170または利用者端末用コードプレート180)が使用されていないこと、外出中(貸出中)であること、呼出中であること、のいずれかを示す。外出中とは、端末用番号(貸出端末用コードプレート170または利用者端末用コードプレート180)の外出登録がされており、且つ、呼出前の状態を示す。呼出中とは、1回以上呼出を行ったことを示す。ステータス欄には、「外出中」、「呼出中」、および空欄のうち、いずれかが表示される。ステータス欄の空欄は、端末用番号が使用されていないことを示す(図7の端末用番号3参照)。また、貸出端末300については、ステータス欄に充電状態が表示さる。充電状態は、貸出端末300の充電状態を4段階で示したゲージで表される。
【0097】
また、ステータス欄には、「呼出確認済」と「利用不可」とが表示される。「呼出確認済」は、貸出端末300または利用者端末400を所持する利用者が、呼出が行われた際に当該呼出を確認したか否かを示す。例えば、貸出端末300の場合、鳴動中に操作部311が操作されたか否かを示す。利用者によって操作部311が操作された場合には、「呼出確認済」が表示される。また、利用者端末400の場合、利用者端末400が呼出アプリを起動して、呼出に係るメッセージが表示されることによる「既読」を受信した場合に、「呼出確認済」が表示される。「利用不可」は、故障や紛失などにより、顧客に貸し出すことのできない貸出端末300を示す。なお、図示において、「呼出確認済」と「利用不可」とは、同じ表示領域に表示されるが、異なる表示領域に表示されてもよい。
【0098】
端末種類欄は、貸出端末300および利用者端末400のうちのいずれか一方を示す。貸出日時欄は、利用者に貸出端末300が貸し出された日時、または、利用者端末400の外出登録が行われた日時を示す。貸出日時欄の空欄は、端末用番号(貸出端末用コードプレート170または利用者端末用コードプレート180)が使用されていないことを示す。呼出日時欄は、貸出端末300または利用者端末400に呼出を行った日時を示す。複数回の呼出を行った場合には、呼出日時欄には、直近に呼出が行われた日時が表示される。呼出日時欄の空欄は、貸出端末300または利用者端末400が呼び出されていないことを示す。
【0099】
メッセージ欄は、貸出端末300または利用者端末400に表示されるメッセージを示す。受付用端末100は、施設スタッフから呼出ボタン601bの操作を受け付けると、呼出対象の端末用番号の選択を受け付ける。そして、受付用端末100は、メッセージを選択するためのメッセージ選択画面633(図12(B)参照)を表示して、施設スタッフからメッセージの選択を受け付ける。受け付けたメッセージは、管理装置200を介して、貸出端末300または利用者端末400に送信される。
【0100】
貸出端末300または利用者端末400は、受信したメッセージを呼出時(鳴動時)に表示する。貸出端末300の場合、返却処理がなされるまでメッセージを表示し続ける。したがって、利用者が仮に鳴動に気づかなかった場合でも、貸出端末300の表示部312を見ることで、呼び出されたことを認識できる。一方で、利用者端末400の場合、呼出アプリによってメッセージが通知される。メッセージ欄の空欄は、貸出端末300または利用者端末400が呼び出されていないことを示す。
【0101】
ここで、呼出システム1は、施設における待ち時間を利用者に有効活用してもらうことを設計思想としている。例えば、薬などのように、品質の経時劣化が生じにくい品物を待つ場合に、自動的に何度も呼出を行ったとすると、利用者を急かすこととなり、利用者は待ち時間を有効活用できなくなってしまうおそれがある。
【0102】
一方で、本実施形態では、受付用端末100は、施設スタッフの操作に応じて、呼出を行うようにしている。例えば、受付用端末100は、施設スタッフの操作がない場合には、呼出を行わないようにすることができる。このため、品質の経時劣化が生じにくい品物を待つ場合に、自動的に何度も呼出を行えないようにし、利用者の待ち時間を有効活用できるようにしている。なお、品質の経時劣化が生じやすい商品を待つ場合には、施設スタッフの操作に基づく1回目の呼出が行われた後、所定時間が経過するたびに自動で呼出を行うようにしてもよい。
【0103】
なお、図7の例では、一の画面に、各種状態を表示する貸出端末300および利用者端末400の合計数は、5機であるが、これに限らない。当該合計数は、5機未満であってもよいし、6機以上であってもよい。また、当該合計数が多く、1画面に全機を表示できない場合には、表示できない部分を、施設スタッフの操作によってスクロールして表示することも可能である。
【0104】
図7に示すように、貸出端末300については、SIM番号や電話番号を用いずに、貸出端末用番号を用いて、貸出端末300の外出登録を行うことができる。このため、簡単に貸出端末300の外出登録を行うことができ、当該登録における人為ミスの発生を抑制することができる。
【0105】
なお、上述したように、ステータス欄には、「呼出確認済」を表示可能である。貸出端末300において、鳴動中に操作部311が操作された場合には、「呼出確認済」が表示され、一方で、操作部311が操作されていない場合には、「呼出確認済」が表示されない。なお、操作部311が操作されていない場合には、「呼出未確認」やバツの表示など、呼出を確認していないことを示す表示をおこなってもよい。施設スタッフは、ステータス欄に「呼出確認済」が表示された場合には、利用者が鳴動に気付いたと判断でき、「呼出確認済」が表示されていない場合には、鳴動に気付いていない可能性が高いと判断できる。
【0106】
また、利用者端末400において、「呼出確認済」の表示または非表示は、呼出アプリによる「既読」を受信したか否かを示す。「既読」を受信した場合には、「呼出確認済」が表示され、一方で、「既読」を受信していない場合には「呼出確認済」が表示されない。なお、「既読」を受信していない場合には、「呼出未確認」やバツの表示など、呼出を確認していないことを示す表示をおこなってもよい。
【0107】
図7において、操作ボタン601のうち外出登録ボタン601aが操作(タップ)されと、図8(A)に示す催促画面611に遷移する。以下、図8を用いて、外出登録する際の画面遷移について説明する。
【0108】
(貸出端末300を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移)
図8は、貸出端末300を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図8(A)は、催促画面611を示す。催促画面611は、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171、または、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を、コードリーダに読み取らせることを促す画面である。
【0109】
なお、コードリーダを用いずに、撮像画像表示領域610に、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171を被写体として撮像させることによっても、2次元コード171を読み取ることが可能である。2次元コード読取部125が2次元コード171を読み取ることにより、受付用端末100は、貸出端末用番号を取得する。
【0110】
図8(B)は、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を読み取った後の読取完了画面613を示す。読取完了画面613には、貸出端末用番号が「1」の貸出端末300を貸し出す旨と、貸出端末300の外出登録の要求を受け付けるボタンと、当該要求のキャンセルを受け付けるボタンとが表示されている。外出登録の要求を受け付けるボタンが操作されると、受付用端末100は、管理装置200に対して、貸出端末300の外出登録の要求を行う。具体的には、受付用端末100は、取得した貸出端末用番号と、施設コードとを、外出登録の要求として管理装置200に送信する。
【0111】
管理装置200は、受信した貸出端末用番号と施設コードから、SIM番号を特定し、貸出端末300に、外出登録が行われたことを示す通知を送信する。また、管理装置200は、当該要求によって、貸出端末用番号が「1」の貸出端末300が使用中である旨の登録を行う。
【0112】
(外出登録する際の貸出端末300に表示される画面例)
次に、図9を用いて、外出登録する際の貸出端末300に表示される画面例について説明する。図9(A)は、貸出されていない場合の貸出端末300の待機画面を示す。待機画面において、貸出端末300は、貸出端末用番号をコード化した2次元コード371を表示する。同じ貸出端末用番号同士の、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171と、貸出端末300に表示される2次元コード371とは、同じである。このため、貸出端末300の外出登録において、貸出端末300に表示される2次元コード371を読み取らせることによっても、管理装置200に、貸出端末300の外出登録の要求を行うことが可能である。
【0113】
管理装置200において外出登録が行われると、管理装置200から、貸出端末300へその旨を示す外出登録通知が貸出端末300へ送信される。貸出端末300が外出登録通知を受信すると、図9(B)に示す画面に遷移する。
【0114】
図9(B)は、外出登録通知を受信した後に、貸出端末300に表示される準備画面を示す。準備画面は、準備中であることを示している。これにより、施設スタッフは、利用者に貸出端末300を貸し出す。外出登録が行われて所定時間が経過後に、バックライトの点灯が消える。そして、呼出を行った後に、準備画面に示す「準備をしています」の文字は、呼出用のメッセージに切り替わる。
【0115】
(利用者端末400を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移)
図10は、利用者端末400を外出登録する際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図10(A)は、図8(A)と同様の催促画面611を示す。催促画面611の表示中に、施設スタッフがコードリーダを用いて、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を読み取らせる。なお、コードリーダを用いずに、撮像画像表示領域610に、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を被写体として撮像させることによっても、2次元コード181を読み取ることが可能である。
【0116】
図10(B)は、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を読み取った後に、利用者端末400に表示される2次元コード471を読み取らせることを促す催促画面623を示す。催促画面623は、利用者端末400に2次元コード471を表示させて、コードリーダに読み取らせることを促す画面である。
【0117】
また、催促画面623において、撮像画像表示領域610には、利用者がコードリーダに、利用者端末400に表示された2次元コード471を読み取らせている操作中の撮像画像が表示されている。なお、コードリーダを用いずに、撮像画像表示領域610に、利用者端末400に表示されている2次元コード471を被写体として撮像させることによっても、2次元コード471を読み取ることが可能である。
【0118】
図10(C)は、利用者端末400に表示された2次元コード471を読み取った後の読取完了画面624を示す。読取完了画面730には、利用者端末用番号が「A」を使用する旨と、利用者端末400の外出登録の要求を受け付けるOKボタンと、当該要求のキャンセルを受け付けるキャンセルボタンとが表示されている。OKボタンが操作されると、受付用端末100は、管理装置200に対して、利用者端末400の外出登録の要求を行う。管理装置200は、当該要求によって、利用者端末用番号「A」について、利用者端末400の外出登録を行う。
【0119】
(外出登録を行う際に利用者端末400に表示される画面例)
次に、図11を用いて、外出登録を行う際に利用者端末400に表示される画面例について説明する。図11(A)は、外出登録を行う際に利用者端末400に表示される会員証画面を示す。会員証画面において、利用者端末400は、利用者IDをコード化した1次元コード470と2次元コード471とを表示する。なお、以下では、1次元コード470を受付用端末100に読み取らせる場合については説明を省略するが、この場合についても、2次元コード471を受付用端末100に読み取らせる場合と同様である。
【0120】
利用者は、受付用端末100に2次元コード471を読み取らせる操作を行う。受付用端末100は、2次元コード471を読み取ると、管理装置200に利用者端末400の外出登録の要求を行う。これにより、管理装置200において、外出登録が行われて、管理装置200から、利用者端末400へ外出登録通知が送信される。利用者端末400は、外出登録通知を受信すると、図11(B)に示す外出登録完了画面に遷移する。また、利用者端末400には、呼出状況ボタン482が表示されている。呼出状況ボタン482が押下されると、図14を用いて後述するが、各施設の呼出状況を確認できる呼出状況確認画面に遷移する。
【0121】
図11(B)は、外出登録通知を受信することにより、利用者端末400に表示される外出登録完了画面を示す。外出登録完了画面には、利用者端末400の外出登録が完了したことを示す登録完了メッセージ484が表示されている。これにより、利用者は、利用者端末400の外出登録が完了したことを把握できる。
【0122】
(呼出登録を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移)
次に、図12を用いて、呼出登録を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移について説明する。なお、図12では、利用者端末400の呼出登録について説明することとし、貸出端末300の呼出登録については説明を省略する。なお、利用者端末400の呼出登録を行う場合と、貸出端末300の呼出登録を行う場合とでは、受付用端末100に読み取らせるコードプレートが異なる。
【0123】
図12は、利用者端末400の呼出登録において、受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図12(A)は、図7に示した操作ボタン601のうち呼出ボタン601bが操作(タップ)された際に遷移する催促画面631を示す。催促画面631は、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171、または、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を、コードリーダに読み取らせることを促す画面である。
【0124】
催促画面631の表示中に、施設スタッフがコードリーダに、例えば、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を読み取らせる。2次元コード読取部125が2次元コード181を読み取ることにより、受付用端末100は、利用者端末用番号(例えば「A」)を取得する。利用者端末用番号を取得すると、受付用端末100は、図12(B)に示すメッセージ選択画面633に遷移する。
【0125】
図12(B)は、メッセージ選択画面633を示す。メッセージ選択画面633は、利用者端末用番号「A」の利用者端末400に表示させるメッセージの選択を受け付ける画面である。メッセージ選択画面633は、予め設定されている複数のメッセージから一のメッセージの選択を受け付ける画面である。メッセージ選択画面633において、施設スタッフによって一のメッセージが選択されると、受付用端末100は、施設コードと、利用者端末用番号「A」と、選択されたメッセージとを呼出の要求として、管理装置200に送信する。
【0126】
管理装置200は、施設コードと、利用者端末用番号「A」とから、利用者IDを特定し、利用者端末400に呼出処理が行われたことを通知する。この通知において、メッセージも送信される。利用者端末用番号「A」の利用者端末400は、管理装置200からメッセージを受信すると、呼出アプリによって当該メッセージを通知する。なお、管理装置200から送信されるメッセージは、コード化されていてもよく、この場合、利用者端末400は、コードに対応するメッセージを予め記憶しておき、受信したコードに対応するメッセージを通知すればよい。
【0127】
また、メッセージ選択画面633において、一のメッセージが選択されると、受付用端末100は、図12(C)に示す一覧画面634に遷移する。
【0128】
図12(C)は、一覧画面634を示す。一覧画面634において、利用者端末用番号「A」に対応するメッセージの項目には、メッセージ選択画面633において選択したメッセージが表示されている。これにより、施設スタッフは、自らが選択したメッセージを確認できる。
【0129】
(貸出端末300に表示されるメッセージの画面例)
図13は、貸出端末300に表示されるメッセージの画面例を示す説明図である。図13において、貸出端末300の表示部312には、受付用端末100の呼出登録において選択されたメッセージが表示されている。貸出端末300は、外出解除通知を受信するまでメッセージを表示し続ける。
【0130】
(利用者端末400に表示される呼出状況確認画面)
図14は、利用者端末400に表示される呼出状況確認画面の一例を示す説明図である。図14(A)は、利用者端末400の表示部412に表示される呼出状況確認画面900を示す。呼出状況確認画面900は、施設ごとのメッセージ901(901a、901b、901c)と、ステータス902(902a、902b、902c)とを示している。例えば、各施設のステータス902は、いずれも「外出中」に相当する「準備中」を示している。表示部412に表示されている各施設の並び順は、外出登録が行われた順である。具体的には、外出登録が行われた時間が過去であるほど下方に表示されており、新しいほど上方へと表示されている。
【0131】
図14(B)は、呼出が行われた際の呼出状況確認画面910を示す。呼出状況確認画面910では、図14(A)の画面と比較して、施設の並び順が異なる。呼出状況確認画面910では、呼出中のステータス902bを示す○○クリニックが最も上位に表示されている。○○クリニックのステータス902aは、呼出中を示している。また、○○クリニックのメッセージ901bは、受付用端末100において施設スタッフによって選択されたメッセージを示している。
【0132】
(外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移)
次に、図15および図16Aを用いて、外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移について説明する。
図15は、貸出端末300の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図15(A)は、図7に示した操作ボタン601のうち外出解除ボタン601cが操作(タップ)された際に遷移する催促画面641を示す。催促画面641は、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード171、または、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を、コードリーダに読み取らせることを促す画面である。
【0133】
催促画面641の表示中に、施設スタッフがコードリーダに、例えば、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171を読み取らせる。2次元コード読取部125が2次元コード171を読み取ることにより、受付用端末100は、貸出端末用番号(例えば「1」)を取得する。
【0134】
受付用端末100は、取得した貸出端末用番号の貸出端末300が返却されたことを管理装置200に通知する。管理装置200は、通知された貸出端末用番号に対応する貸出端末300に、外出解除通知を送信する。貸出端末300は、外出解除通知を受信すると、呼出のメッセージの表示を終了し、待機画面(図9(A)参照)を表示する。
【0135】
施設スタッフは、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を読み取らせた後に、貸出端末300(待機画面)に表示される2次元コード371を受付用端末100に読み取らせる。なお、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170に描かれている2次元コード171を読み取った後に、貸出端末300に表示さている2次元コード371をコードリーダに読み取らせることを促す画面を表示してもよい。
【0136】
受付用端末100は、貸出端末300に表示された2次元コード371を読み取って、貸出端末用番号を取得する。受付用端末100は、貸出端末300に表示された2次元コード371から取得された貸出端末用番号と、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171から取得された貸出端末用番号とが一致するか否かの端末用番号判定を行う。すなわち、端末用番号判定は、施設スタッフが意図する貸出端末300が返却されたか否かの判定である。
【0137】
図15(B)は、端末用番号判定において一致の判定結果が得られた場合に表示されるメイン画面600を示す。メイン画面600は、貸出端末用番号(例えば「1」)の貸出端末300の返却が完了したことを示している。具体的には、貸出端末用番号「1」のステータス欄から「利用不可」が非表示となり、貸出日時欄等についても非表示となっている。なお、端末用番号判定において、一致しない判定結果が得られた場合には、貸出端末用番号が異なる旨を示す画面が表示される。このように、端末用番号判定の結果を表示することにより、施設スタッフが意図しない貸出端末300が返却されることを防止することができる。
【0138】
上述した貸出端末300の貸し出しから返却までの一連の流れについて、薬局での薬の受け渡しを例に挙げて説明する。薬局での受付において、施設スタッフは、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を受付用端末100に読み取らせて、利用者に貸出端末300を貸し出す。そして、施設スタッフは、処方箋に貸出端末用コードプレート170をクリップなどで留めて薬剤師に渡す。薬剤師は、処方箋に従って処方した薬が入った袋に貸出端末用コードプレート170をクリップなどで留めて施設スタッフに返却する。施設スタッフは、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を受付用端末100に読み取らせるとともに、メッセージを選択して、貸出端末300の呼出を行う。受付用端末100において呼出登録が行われると、貸出端末300は呼出を行う。利用者が施設に来訪すると、施設スタッフは、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171と、貸出端末300に表示される2次元コード371とを受付用端末100に読み取らせて、外出解除を行う。このような運用を行うことで、薬の渡し違いを防止できるとともに、貸出端末300の確実な返却を行わせることができる。
【0139】
(利用者端末400の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移)
図16Aは、利用者端末400の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図16Aの(A)は、図15(A)と同様の催促画面641を示す。催促画面641の表示中に、施設スタッフがコードリーダに、例えば、利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード181を読み取らせる。2次元コード読取部125が2次元コード181を読み取ることにより、受付用端末100は、利用者端末用番号(例えば「A」)を取得する。
【0140】
図16Aの(B)は、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を読み取った後の確認画面653を示す。確認画面653は、利用者端末用番号(例えば「A」)を取得し、当該利用者端末400の外出登録を解除する旨を示している。確認画面653において、解除ボタンが操作されると、受付用端末100は、取得した利用者端末用番号の利用者端末400の利用が終了したことを管理装置200に通知する。管理装置200は、通知された利用者端末用番号と利用者IDとの紐付けを解除し、利用者端末400に、外出解除が行われたことを示す外出解除通知を送信する。
【0141】
図16Bは、利用者端末400が外出解除通知を受信した際の外出解除画面の一例を示す説明図である。利用者端末400は、外出解除通知を受信すると、図16Bに示すように、呼出アプリによって、外出解除が行われた旨のお礼メッセージ485を表示する。また、確認画面653において、解除ボタンが操作された後、受付用端末100は、図16Aの(C)に示すメイン画面600を表示する。図16Aの(C)においてメイン画面600は、利用者端末用番号(例えば「A」)の利用者端末400の外出登録を解除したことを示している。具体的には、利用者端末用番号「A」のステータス欄から「利用不可」が非表示となり、貸出日時欄等についても非表示となっている。
【0142】
上述した利用者端末400の貸し出しから返却までの一連の流れについて、薬局での薬の受け渡しを例に挙げて説明する。薬局での受付において、施設スタッフは、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を受付用端末100に読み取らせる。利用者は、利用者端末400に2次元コード471を表示させて、受付用端末100に読み取らせる。そして、施設スタッフは、処方箋に利用者端末用コードプレート180をクリップなどで留めて薬剤師に渡す。薬剤師は、処方箋に従って処方した薬が入った袋に利用者端末用コードプレート180をクリップなどで留めて施設スタッフに返却する。施設スタッフは、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を受付用端末100に読み取らせるとともに、メッセージを選択して、利用者端末400の呼出を行う。受付用端末100において呼出登録が行われると、利用者端末400は、呼出アプリによって呼出を通知する。利用者が施設に来訪すると、施設スタッフは、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を受付用端末100に読み取らせて、外出解除を行う。このような運用を行うことで、薬の渡し違いを防止できるとともに、利用者端末400を用いて利用者の呼出を行うことができる。
【0143】
(外出登録、呼出および外出解除に係る処理について)
次に、図17図22を用いて、受付用端末100、管理装置200、貸出端末300および利用者端末400が行う、外出登録、呼出登録および外出解除に係る各処理について説明する。
【0144】
(貸出端末300の外出登録に係る処理について)
図17は、貸出端末300の外出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。図17において、まず、受付用端末100は、外出登録ボタン601aの操作を受け付ける(ステップS201)。次に、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171(または貸出端末300に表示される2次元コード371)を読み取り(ステップS202)、貸出端末用番号(数字)を取得する(ステップS203)。
【0145】
そして、受付用端末100は、施設情報記憶部141に記憶された施設コードを取得する(ステップS204)。受付用端末100は、施設コードと、貸出端末用番号とを外出登録の要求として送信する(ステップS205)。管理装置200は、外出登録の要求を受信すると、貸出端末管理テーブル(図5Bの(A))を参照し、貸出端末用番号と施設コードとに紐付けられるSIM番号を特定する(ステップS206)。ステップS206では、貸出端末管理テーブルにおける貸出端末用番号に対応する使用状態を「使用中」にする。
【0146】
そして、管理装置200は、貸出端末300に外出登録を受け付けたことを示す外出登録通知を送信する(ステップS207)。貸出端末300は、外出登録通知を受信すると、準備画面(図9(B)参照)を表示する(ステップS208)。これにより、貸出端末300の外出登録に係る処理が完了する。
【0147】
(利用者端末400の外出登録に係る処理について)
図18は、利用者端末400の外出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。図18において、受付用端末100は、外出登録ボタン601aの操作を受け付ける(ステップS231)。次に、受付用端末100は、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を読み取り(ステップS232)、利用者端末用番号(アルファベット)を取得する(ステップS233)。
【0148】
一方、利用者端末400は、呼出アプリを起動またはインストールする(ステップS234)。そして、利用者端末400は、会員証ボタン481(図11(A)参照)の操作を受け付けて(ステップS235)、表示部412に、呼出アプリの利用者IDを示す2次元コード471を表示する(ステップS236)。
【0149】
受付用端末100は、利用者端末400に表示された2次元コード471を読み取り(ステップS237)、呼出アプリの利用者IDを取得する(ステップS238)。そして、受付用端末100は、施設情報記憶部141に記憶された施設コードを取得する(ステップS239)。次に、受付用端末100は、施設コードと、利用者端末用番号と、利用者IDとを外出登録要求として送信する(ステップS240)。管理装置200は、外出登録要求を受信すると、利用者端末管理テーブル(図5Bの(B))に、施設コードと、利用者端末用番号と、利用者IDとを紐付けて記憶させる(ステップS241)。ステップS241では、利用者端末管理テーブルにおける利用者端末用番号に対応する使用状態を「使用中」にする。
【0150】
そして、管理装置200は、外出登録を受け付けたことを示す外出登録通知を利用者端末400に送信する(ステップS242)。利用者端末400は、外出登録通知を受信すると、呼出アプリによって、登録完了メッセージ484(図11(B)参照)を表示する(ステップS243)。これにより、利用者端末400の外出登録に係る処理が完了する。
【0151】
(貸出端末300の呼出登録に係る処理について)
図19は、貸出端末300の呼出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。図19において、まず、受付用端末100は、呼出ボタン601bの操作を受け付ける(ステップS301)。そして、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を読み取り(ステップS302)、貸出端末用番号(数字)を取得する(ステップS303)。次に、受付用端末100は、メッセージ選択画面633(図12(B)参照)を表示し(ステップS304)、施設スタッフによって選択されたメッセージを取得する(ステップS305)。
【0152】
そして、受付用端末100は、施設コードを取得する(ステップS306)。次に、受付用端末100は、施設コードと、貸出端末用番号と、選択されたメッセージに対応するコードとを呼出の要求として管理装置200に送信する(ステップS307)。管理装置200は、貸出端末管理テーブル(図5Bの(A))を参照し、施設コードと、貸出端末用番号から、SIM番号を特定する(ステップS308)。
【0153】
そして、管理装置200は、貸出端末300に呼出通知を送信する(ステップS309)。この通知において、メッセージに対応するコードも送信される。貸出端末300は、鳴動し、受信したコードに対応するメッセージを表示する(ステップS310)。これにより、貸出端末300の呼出登録に係る処理が完了する。
【0154】
(利用者端末400の呼出登録に係る処理について)
図20は、利用者端末400の呼出登録に係る処理の一例を示すシーケンス図である。図20において、まず、受付用端末100は、呼出ボタン601bの操作を受け付ける(ステップS331)。そして、受付用端末100は、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を読み取り(ステップS332)、利用者端末用番号(アルファベット)を取得する(ステップS333)。次に、受付用端末100は、メッセージ選択画面633(図12(B)参照)を表示し(ステップS334)、施設スタッフによって選択されたメッセージを取得する(ステップS335)。
【0155】
そして、受付用端末100は、施設コードを取得する(ステップS336)。次に、受付用端末100は、施設コードと、利用者端末用番号と、選択されたメッセージとを呼出の要求として管理装置200に送信する(ステップS337)。管理装置200は、利用者端末管理テーブル(図5Bの(B))を参照し、施設コードと、利用者端末用番号から、利用者IDを特定する(ステップS338)。
【0156】
そして、管理装置200は、呼出アプリで利用者端末400に呼出通知を送信する(ステップS339)。この通知において、メッセージも送信される。利用者端末400は、呼出アプリによって、鳴動し、受信したメッセージを表示する(ステップS340)。これにより、利用者端末400の呼出登録に係る処理が完了する。
【0157】
(貸出端末300の外出解除に係る処理について)
図21は、貸出端末300の外出解除に係る処理の一例を示すシーケンス図である。図21において、まず、受付用端末100は、外出解除ボタン601cの操作を受け付ける(ステップS401)。そして、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171を読み取り(ステップS402)、貸出端末用番号(数字)を取得する(ステップS403)。次に、受付用端末100は、施設コードを取得する(ステップS404)。
【0158】
そして、受付用端末100は、施設コードと、貸出端末用番号とを外出解除の要求として管理装置200に送信する(ステップS405)。管理装置200は、貸出端末管理テーブル(図5Bの(A))を参照し、施設コードと、貸出端末用番号から、SIM番号を特定する(ステップS406)。ステップS406では、貸出端末管理テーブルにおける貸出端末用番号に対応する使用状態を「不使用中」にする。
【0159】
そして、管理装置200は、貸出端末300に外出解除通知を送信する(ステップS407)。外出解除通知を受信した貸出端末300は、待機画面(図9(A)参照)を表示する(ステップS408)。そして、受付用端末100は、貸出端末300の待機画面に表示される2次元コード371を読み取り(ステップS409)、貸出端末用番号を取得する(ステップS410)。
【0160】
そして、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170の2次元コード171から取得した貸出端末用番号と、貸出端末300に表示される2次元コード371から貸出端末用番号とが一致するか否かの端末用番号判定を行う(ステップS411)。次に、受付用端末100は、端末用番号判定の判定結果を表示する(ステップS412)。これにより、貸出端末300の外出解除に係る処理が完了する。
【0161】
(利用者端末400の外出解除処理について)
図22は、利用者端末400の外出解除処理の一例を示すシーケンス図である。図22において、まず、受付用端末100は、外出解除ボタン601cの操作を受け付ける(ステップS431)。そして、受付用端末100は、利用者端末用コードプレート180の2次元コード181を読み取り(ステップS432)、利用者端末用番号(アルファベット)を取得する(ステップS433)。次に、受付用端末100は、施設コードを取得する(ステップS434)。
【0162】
そして、受付用端末100は、施設コードと、利用者端末用番号とを外出解除の要求として管理装置200に送信する(ステップS435)。管理装置200は、利用者端末管理テーブル(図5Bの(B))を参照し、施設コードと、利用者端末用番号から、利用者IDを特定する(ステップS436)。そして、管理装置200は、当該利用者IDと、施設コードと、利用者端末用番号との紐付けを解除する(ステップS437)。ステップS437では、利用者端末管理テーブルにおける利用者端末用番号に対応する使用状態を「不使用中」にする。
【0163】
そして、管理装置200は、利用者端末400に外出解除通知を送信する(ステップS438)。外出解除通知を受信した利用者端末400は、お礼メッセージ485(図16B参照)を表示する(ステップS439)。これにより、利用者端末400の外出解除に係る処理が完了する。
【0164】
(利用者端末400が行う表示制御処理について)
次に、利用者端末400が行う表示制御処理について説明する。
図23Aおよび図23Bは、利用者端末400が行う表示制御処理の一例を示すフローチャートである。図23Aにおいて、利用者端末400は、自端末にインストールされている呼出アプリが起動したか否かを判断する(ステップS501)。利用者端末400は、呼出アプリが起動するまで待機し(ステップS501;NO)、呼出アプリが起動すると(ステップS501:YES)、会員証ボタン481(図11(A)参照)の操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS502)。
【0165】
会員証ボタン481の操作を受け付けない場合(ステップS502:NO)、利用者端末400は、ステップS504に進む。会員証ボタン481の操作を受け付けた場合(ステップS502:YES)、利用者端末400は、表示部412に2次元コード471を表示する(ステップS503)。そして、利用者端末400は、管理装置200から外出登録通知を受信したか否かを判断する(ステップS504)。外出登録通知を受信しない場合(ステップS504:NO)、利用者端末400は、ステップS508に進む。
【0166】
外出登録通知を受信した場合(ステップS504:YES)、利用者端末400は、登録完了メッセージ484(図11(B)参照)を表示する(ステップS505)。そして、利用者端末400は、複数の施設の外出登録を行っているか否かを判断する(ステップS506)。複数の施設の外出登録を行っていない場合(ステップS506:NO)、すなわち、一の施設のみの外出登録を行っている場合、利用者端末400は、ステップS508に進む。
【0167】
複数の施設の外出登録を行っている場合(ステップS506:YES)、利用者端末400は、外出登録の登録順(登録された時刻の古いものを一番上にする順)で各施設およびステータスを表示する(ステップS507)。そして、利用者端末400は、管理装置200から呼出通知を受信したか否を判断する(ステップS508)。呼出通知を受信しない場合(ステップS508:NO)、利用者端末400は、ステップS514に進む。
【0168】
呼出通知を受信した場合(ステップS508:YES)、利用者端末400は、鳴動し、受信したメッセージを表示する(ステップS509)。そして、利用者端末400は、複数の施設の表示中であるか否かを判断する(ステップS510)。複数の施設の表示中ではない場合(ステップS510:NO)、すなわち、一の施設のみを表示中である場合、利用者端末400は、ステップS514に進む。
【0169】
複数の施設の表示中である場合(ステップS510:YES)、呼出中の施設が他にあるか否を判断する(ステップS511)。呼出中の施設が他にない場合(ステップS511:NO)、利用者端末400は、呼出のあった施設を最上位(一番上)に表示し(ステップS511)、ステップS514に進む。呼出中の施設が他にある場合(ステップS511:YES)、利用者端末400は、所定の優先順(来訪の緊急度合いに基づく順や、呼出回数に基づく順)で施設を表示する(ステップS513)。
【0170】
そして、利用者端末400は、管理装置200から外出解除通知を受信したか否かを判断する(ステップS514)。外出解除通知を受信しない場合(ステップS514:NO)、利用者端末400は、ステップS517に進む。
【0171】
外出解除通知を受信した場合(ステップS514:YES)、利用者端末400は、お礼メッセージ485(図16B参照)を表示する(ステップS515)。そして、利用者端末400は、当該施設を消去する(ステップS516)。次に、利用者端末400は、他に登録中の施設があるか否かを判断する(ステップS517)。他に登録中の施設がある場合(ステップS517:YES)、利用者端末400は、ステップS502に戻る。
【0172】
他に登録中の施設がない場合(ステップS517:NO)、利用者端末400は、呼出アプリが終了したか否かを判断する(ステップS518)。呼出アプリが終了しない場合(ステップS518:NO)、利用者端末400は、ステップS502に戻る。呼出アプリが終了した場合(ステップS518:YES)、利用者端末400は、一連の処理を終了する。
【0173】
(受付用端末100の外出登録に係る効果)
以上説明したように、本実施形態において、受付用端末100は、利用者端末用番号を取得することに応じて取得した呼出アプリの利用者ID(利用者識別情報)と、利用者端末用番号とに基づいて、利用者端末400の外出登録(利用者端末用番号および利用者IDの紐付けと、使用中を示す登録)を要求するようにした。これにより、施設における呼出用の端末として、利用者端末400を登録することができる。したがって、施設での呼出において利用者端末400を有効活用することができる。また、顧客は、貸出端末300を携行せずに、待ち時間を自宅で過ごしたり、ショッピングに行ったりして、自由に過ごすことができる。また、本実施形態によれば、施設では、多数の貸出端末300を用意しなくても済むため、貸出端末300の管理(充電、メンテナンス、紛失防止など)に係るコスト(施設スタッフの作業負荷、各種費用等)を軽減することができる。
【0174】
また、本実施形態において、受付用端末100は、使用中であることが登録された利用者端末用番号を取得することにより、当該利用者端末用番号に紐付けられる利用者IDが用いられる呼出アプリに、施設からの通知の要求を行うようにした。したがって、施設スタッフは、受付用端末100に利用者端末用番号を取得させることにより、呼出アプリよって顧客に呼出等の各種通知を行うことができる。
【0175】
また、本実施形態において、受付用端末100は、呼出を示す操作が受け付けられることに応じて、施設からの通知の要求を行うようにした。これにより、施設スタッフの確認の元、利用者の呼出を行うことができる。また、品質の経時劣化が生じにくい品物を待つ場合に、自動的に何度も呼出を行えないようにしているため、利用者は待ち時間を有効活用することができる。
【0176】
また、本実施形態において、受付用端末100は、貸出端末用番号を取得した場合、予め貸出端末用番号に紐付けられている貸出端末300の外出登録の要求を行うようにした。これにより、施設における呼出用の端末として、利用者端末400のみならず、貸出端末300も使用することができる。したがって、利用者の選択に応じて、貸出端末300と利用者端末400とのうち、いずれか一方を使用することができる。また、利用者端末400を所持しない利用者の場合や、利用者端末400に呼出アプリのインストールをしない場合でも、貸出端末300を使用することができる。
【0177】
また、本実施形態において、受付用端末100は、使用中であることが登録された貸出端末用番号を取得することにより、当該貸出端末用番号に紐付けられるSIM番号が示す宛先の貸出端末300に施設からの通知の要求を行うようにした。したがって、施設スタッフは、受付用端末100に貸出端末用番号を取得させることにより、貸出端末300よって顧客の呼出等を行うことができる。また、施設スタッフは、利用者が貸出端末300を所持しているか、利用者端末400を所持しているかにかかわらず、利用者の呼出等を行うことができる。したがって、呼出システム1の利便性を向上させることができる。
【0178】
また、本実施形態において、受付用端末100は、貸出端末用コードプレート170または利用者端末用コードプレート180に描かれている2次元コード171、181を読み取ることにより、利用者端末用番号または貸出端末用番号を取得するようにした。これにより、施設スタッフは、2次元コード171、181を読み取らせるだけで、受付用端末100に利用者端末用番号または貸出端末用番号を取得させることができる。したがって、利用者端末用番号または貸出端末用番号の取得に係る施設スタッフの操作負荷を軽減することができる。
【0179】
また、本実施形態において、受付用端末100は、利用者端末400に表示された2次元コード471を読み取ることにより、利用者IDを取得するようにした。これにより、利用者(または施設スタッフ)は、2次元コード471を読み取らせるだけで、受付用端末100に利用者IDを取得させることができる。したがって、利用者IDの取得に係る利用者(または施設スタッフ)の操作負荷を軽減することができる。
【0180】
また、本実施形態において、受付用端末100は、利用者端末用番号を取得した場合、利用者IDを取得させるための催促を行うようにした。これにより、受付用端末100に利用者IDを確実に取得させることができる。また、受付用端末100は、貸出端末用番号を取得した場合、当該催促を行わない。これにより、利用者端末400の外出登録を行う場合と、貸出端末300の外出登録を行う場合とで、異なる操作とすることができる。このため、利用者端末用番号を取得したにもかかわらず、誤って貸出端末300を貸し出してしまうといった、施設スタッフの外出登録を行う際の人為的なミスを防止することができる。
【0181】
また、本実施形態において、受付用端末100は、外出解除を示す操作が受け付けられることに応じて、外出登録の解除(利用者端末用番号と利用者IDとの紐付けの解除と、当該利用者端末用番号の不使用中を示す登録)を要求するようにした。これにより、顧客が施設に来訪した場合に、利用者端末用番号と利用者IDとの紐付けを解除できるとともに、利用者端末用番号を不使用の状態とすることができる。したがって、利用者IDとの紐付けが解除された利用者端末用番号を別の利用者に利用させることができる。一方で、貸出端末300については、受付用端末100は、外出解除を示す操作が受け付けられた場合でも、貸出端末用番号と貸出端末固有番号との紐付けの解除を要求しないようにした。すなわち、貸出端末用番号と貸出端末固有番号との紐付けは、原則変わらないようにした。このため、貸出端末用コードプレート170と貸出端末300とを誤った組み合わせで保管してしまうことを防止できる。すなわち、貸出端末用コードプレート170と貸出端末300との取り違いを防止することができる。
【0182】
(利用者端末400の表示制御に係る効果)
また、本実施形態において、利用者端末400は、各施設の受付用端末100から自端末が呼び出されるまでのステータスを示すステータス情報に基づいて、施設ごとの呼出に係るステータスをそれぞれ表示するようにした。これにより、利用者は、利用者端末400を用いて、複数の施設のステータスを把握することができるとともに、各施設から呼出を待つことができる。したがって、施設からの呼出に係る利便性を向上させることができる。
【0183】
また、本実施形態において、利用者端末400は、各施設の受付用端末100に自装置が登録された順に基づく順で、施設ごとのステータスを表示するようにした。これにより、利用者は、各施設の呼出までのおおよその順番を把握することができる。
【0184】
また、本実施形態において、利用者端末400は、施設ごとのステータスのうち、呼出を示すステータスの施設を優先して表示するようにした。これにより、利用者に施設への来訪を効率よく促すことができる。
【0185】
また、本実施形態において、利用者端末400は、呼出を示すステータスの施設が複数ある場合、所定の優先順で各施設を表示するようにした。これにより、診察を待つ場合や、時間の経過によって品質が劣化する品物を待つ場合など、施設への迅速な来訪が必要な場合に、当該施設を優先して表示することができる。したがって、施設への迅速な来訪を促すことができる。
【0186】
また、本実施形態において、利用者端末400は、各施設の受付用端末100から、利用者が施設に来訪したことを示す外出解除通知を取得した場合、当該施設を消去するようにした。これにより、来訪していない施設のステータスのみを表示することができる。したがって、各施設のステータスを効率よく表示することができる。
【0187】
(実施形態の変形例)
次に、実施形態の変形例について説明する。なお、以下の変形例では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。また、以下の変形例、および上述した実施形態は、それぞれ組み合わせることも可能である。
【0188】
上述した実施形態では、利用者端末400の外出登録の解除において、利用者端末用コードプレート180の2次元コード171を読み取ることで当該解除を行うようにした。変形例では、利用者端末400の外出登録の解除において、画面上での利用者端末用番号の選択を受け付けることで当該解除を行う構成について説明する。
【0189】
図24は、利用者端末400の外出解除を行う際に受付用端末100に表示される画面遷移の変形例を示す説明図である。図24(A)は、図7に示したメイン画面600を示す。メイン画面600において、外出解除ボタン601cが操作されると、図24(B)に示す端末選択画面662に遷移する。端末選択画面662は、外出登録されている端末用番号の登録の解除を受け付ける画面である。例えば、図示のように、利用者端末用番号「A」を示す領域が選択されたとすると、図24(C)に示す確認画面653に遷移する。
【0190】
図24(C)の確認画面653は、図16Aの(B)と同様の確認画面653を示す。確認画面653において、解除ボタンが操作されると、管理装置200における外出登録が解除される。そして、図16Bに示したように、利用者端末400は、呼出アプリによって、外出解除が行われた旨のお礼メッセージ485を表示する。
【0191】
なお、貸出端末300についても、端末選択画面662において、貸出端末用番号の選択を受け付けることで、貸出端末300の外出登録の解除を行うことも可能である。ただし、貸出端末300の場合、端末選択画面662において、貸出端末用番号の選択を受け付けた後に、貸出端末300に表示される2次元コード371を受付用端末100に読み取らせるようにする。そして、受付用端末100は、選択を受け付けた貸出端末用番号と、2次元コード171から取得された貸出端末用番号とが一致するか否かの端末用番号判定を行うようにする。これにより、施設スタッフが意図しない貸出端末300が返却されることを防止することができる。
【0192】
変形例1によれば、利用者端末400の外出登録の解除を簡単に行うことができる。また、利用者IDとの紐付けが解除された利用者端末用番号を別の利用者に利用させることができる。
【0193】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【0194】
なお、以上に説明した受付用端末100および利用者端末400を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0195】
1…呼出システム、100…受付用端末、110…通信部、111…入力部、112…表示部、113…撮像部、120…制御部、121…表示制御部、122…管理操作受付部、123…貸出端末固有番号取得部、124…端末用番号取得部、125…2次元コード読取部、126…貸出端末状態管理部、127…利用者ID取得部、128…登録要求部、129…通知要求部、130…催促部、141…施設情報記憶部、200…管理装置、210…通信部、220…制御部、221…紐付け部、222…登録部、223…貸出端末状態取得部、241…紐付端末用番号記憶部、300…貸出端末、310…通信部、311…操作部、312…表示部、320…制御部、321…表示制御部、322…2次元コード生成部、323…鳴動部、324…状態取得部、341…貸出端末用番号記憶部、400…利用者端末、410…通信部、411…入力部、412…表示部、413…撮像部、420…制御部、421…表示制御部、422…2次元コード生成部、423…鳴動部、424…ステータス情報取得部、441…利用者端末用番号記憶部
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23A
図23B
図24