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特開2023-38796付与装置、付与方法および付与プログラム
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  • 特開-付与装置、付与方法および付与プログラム 図1
  • 特開-付与装置、付与方法および付与プログラム 図2
  • 特開-付与装置、付与方法および付与プログラム 図3
  • 特開-付与装置、付与方法および付与プログラム 図4
  • 特開-付与装置、付与方法および付与プログラム 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023038796
(43)【公開日】2023-03-17
(54)【発明の名称】付与装置、付与方法および付与プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20230310BHJP
【FI】
G06Q30/02 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021145698
(22)【出願日】2021-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】399035766
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 梨容子
(72)【発明者】
【氏名】松田 達樹
(72)【発明者】
【氏名】中島 侑里
(72)【発明者】
【氏名】勝野 加与
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】街での生活を容易に体験可能とする付与装置、付与方法及び付与プログラムを提供する。
【解決手段】付与装置10において、提示部15cは、所定のエリアに滞在中で、且つ、所定のポイントが付与されたユーザに対し、所定のエリアにおいて所定の拠点からの距離が遠いほど大きいポイントを、店舗の会計に充当可能なポイントとして提示する処理を実行する。充当部15dは、ユーザが利用する店舗ごとに提示されたポイントを、該店舗での会計に充当する処理を実行する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する提示部と、
前記ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する充当部と、
を有することを特徴とする付与装置。
【請求項2】
前記提示部は、各店舗での会計に充当可能な所定のポイントをさらに提示することを特徴とする請求項1に記載の付与装置。
【請求項3】
前記提示部は、前記所定のエリアの所定の拠点からの距離が遠いほど大きいポイントを、前記店舗の会計に充当可能なポイントとして提示することを特徴とする請求項2に記載の付与装置。
【請求項4】
前記ユーザに対して、前記所定のエリアでの滞在期間および人数に応じた所定のポイントを付与する付与部を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の付与装置。
【請求項5】
付与装置が実行する付与方法であって、
所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する提示工程と、
前記ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する充当
工程と、
を含んだことを特徴とする付与方法。
【請求項6】
所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する提示ステップと、
前記ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する充当ステップと、
をコンピュータに実行させるための付与プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、付与装置、付与方法および付与プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地方の街に移住する人が増加している。移住者を誘致して地域の活性化を目指す街も増加している。なお、仮想体験サービスが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-15324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、移住しようとする人が移住先を決めるのは容易ではない。例えば、移住後の生活を想像するだけで移住しても、実際の生活が肌に合わない恐れがある。また、観光旅行をするだけでは、生活を体験できるとは言い難く、移住先として決めるには十分とは言えない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、街での生活を容易に体験可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る付与装置は、所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する提示部と、前記ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する充当部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、街での生活を体験することが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本実施形態の付与装置の概要を説明するための図である。
図2図2は、付与装置の概略構成を例示する模式図である。
図3図3は、提示部の処理を説明するための図である。
図4図4は、付与処理手順を示すフローチャートである。
図5図5は、付与プログラムを実行するコンピュータを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
【0010】
[付与装置の概要]
図1は、本実施形態の付与装置の概要を説明するための図である。本実施形態の付与装置は、ユーザが街の古民家等の宿泊施設に滞在して街の生活を体験する街グランピングを行う期間に、街での買い物等の生活体験に利用可能なポイントをユーザに付与する。
【0011】
具体的には、付与装置は、図1(b)に例示するように、街の住民に人気の高い店舗と、各店舗で利用可能なポイントとをユーザに提示する。ユーザが、図1(a)に示すように、例えば各店舗に設置されているQRコード(登録商標)等の店舗を特定する情報を読み取ることにより、各店舗でのポイント利用のロックが解除され、この店舗でポイントの利用が可能となる。そして、図1(c)に示すように、ロックが解除されたポイントが、ユーザの交通系ICカード等に移行され、店舗での会計に充当される。
【0012】
このようにして、付与装置は、街グランピングのユーザに対し、街の住民が利用している店舗の利用を促進することができる。これにより、ユーザは街での生活を体験する街グランピングが容易に可能となる。
【0013】
なお、本実施形態の付与装置は、移住先を決めるための生活体験に限定されず、例えば、旅行に代わる体験として、あるいは街歩きをより楽しめる体験として適用され得る。
【0014】
[付与装置の構成]
図2は、付与装置の概略構成を例示する模式図である。図2に例示するように、付与装置10は、パソコン等の汎用コンピュータで実現され、入力部11、出力部12、通信制御部13、記憶部14、および制御部15を備える。
【0015】
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部15に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置等によって実現される。
【0016】
通信制御部13は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、ネットワークを介したサーバ等の外部の装置と制御部15との通信を制御する。例えば、通信制御部13は、後述する付与処理を利用するユーザのユーザ端末20や、地図情報や各エリアの店舗の情報等を管理する管理装置等と制御部15との通信を制御する。
【0017】
記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。本実施形態において、記憶部14には、例えば、後述する提示部15cが生成する割当テーブル14a等が記憶される。なお、記憶部14は、通信制御部13を介して制御部15と通信する構成でもよい。
【0018】
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行する。これにより、制御部15は、図2に例示するように、取得部15a、付与部15b、提示部15cおよび充当部15dとして機能する。なお、これらの機能部は、それぞれあるいは一部が異なるハードウェアに実装されてもよい。例えば、付与部15bは、他の機能部とは別の装置に実装されてもよい。また、提示部15cと充当部15dとは、ユーザ端末20に内蔵されてもよい。また、制御部15は、その他の機能部を備えてもよい。
【0019】
取得部15aは、ユーザの情報を取得する。例えば、取得部15aは、入力部11を介して、あるいは、ユーザのスマホ等のユーザ端末20から通信制御部13を介して、ユーザが旅行先として指定するエリア、滞在先の宿泊施設、滞在期間、グループの人数および交通系ICカード情報等を取得する。なお、取得部15aは、ユーザ端末20の所定のユーザ識別情報を用いてユーザを識別し、取得したユーザの情報を記憶部14に記憶してもよい。
【0020】
付与部15bは、ユーザに対して、所定エリアでの滞在期間および人数に応じた所定のポイントを付与する。例えば、付与部15bは、街グランピングを行うユーザが、古民家等の宿泊施設を特定し、滞在期間やグループの人数を指定した際に、宿泊施設の所在地や滞在期間、人数に応じて、付与するポイントを決定する。例えば、ここで付与部15bが付与するポイントに相当する料金は、宿泊代金等に含められてユーザに請求してもよい。つまり、付与装置10は、街グランピング企画の代金として、滞在期間中の宿泊代金、付与ポイントや鉄道利用料を含めてユーザに請求すればよい。
【0021】
なお、所定のエリアは、街グランピング企画の申込み受付に先立って予め設定されていればよい。例えば、最寄駅や宿泊場所等の拠点ごとに予めエリアが設定されて記憶部14に記憶されている。あるいは、拠点からの距離や移動時間に応じて、自動的にエリアが算出され設定されてもよい。
【0022】
提示部15cは、所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する。例えば、提示部15cは、宿泊施設の所在するエリアのスーパーや飲食店等の店舗を、通信制御部13を介してユーザ端末20に提示する。
【0023】
また、提示部15cは、各店舗での会計に充当可能なポイントを割り当てる。提示部15cは、割り当てたポイントを、記憶部14に記憶させる。例えば、提示部15cは、ユーザごとに割当テーブル14aを生成し、記憶部14に記憶させる。
【0024】
ここで、図3は、提示部の処理を説明するための図である。図3に例示するように、割当テーブル14aは、例えば、所定のエリアごとに、エリア内のスーパーや飲食店等の店舗と各店舗での会計に充当可能なポイントとが対応付けられたテーブルである。図3には、店舗として〇〇八百屋、△△スーパーが例示されている。また、〇〇八百屋で利用可能なポイントが100ポイントであることが例示されている。
【0025】
この割当テーブル14aは、所定の拠点からの距離が遠い店舗ほど各店舗での会計に充当可能なポイントが大きく設定されている。例えば、ユーザの滞在先の宿泊施設を拠点として、この宿泊施設との距離が遠いほど大きいポイントが設定されている。これにより、ユーザが拠点から遠くに足を伸ばすほど、例えば、宿泊施設の最寄り駅から鉄道等を利用して沿線の近隣駅の店舗を利用するほど、大きいポイントが会計に充当される。したがって、ユーザが地域の生活をより広範囲で体験可能となる。そのため、ユーザの鉄道による移動範囲が広くなり、滞在日数が長くなり、滞在人数が多くなること等が期待され、例えば、滞在期間中の付与ポイントや鉄道利用料を含む街グランピング企画のユーザによる購入額が大きくなる。その結果、鉄道やエリアの店舗のユーザによる利用が増大することが期待できる。
【0026】
なお、この場合には、ユーザごとあるいは拠点ごとに、異なる割当テーブル14aが生成される。図3には、ユーザαについて、エリアAの××古民家を拠点とした割当テーブル14aが例示されている。
【0027】
提示部15cは、各店舗での会計に充当可能な所定のポイントをさらに提示する。例えば、提示部15cは、生成した割当テーブル14aを参照し、図1(b)に示したように、店舗と各店舗での会計に充当可能なポイントとを対応付けてユーザに提示する。
【0028】
また、提示部15cは、所定のエリアの所定の拠点からの距離が遠いほど大きいポイントを、店舗での会計に充当可能なポイントとして提示する。例えば、提示部15cは、上記のように、所定の拠点からの距離が遠い店舗ほど各店舗での会計に充当可能なポイントが大きく設定された割当テーブル14aを参照し、ユーザに店舗と各店舗での会計に充当可能なポイントとを対応付けて提示する。
【0029】
図2の説明に戻る。充当部15dは、ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する。例えば、ユーザが店舗に設置されているQRコード等の店舗を特定する情報を読み込んだ場合に、充当部15dは、店舗の利用を検知してポイント利用のロックを解除する。そして、充当部15dは、ロックを解除したポイントを、ユーザ端末20の交通系ICカードに移行して、会計への充当を実行する。
【0030】
このように、街の住民が利用している店舗をユーザが利用することにより、ポイントが会計に充当される。したがって、ユーザは、提示されている店舗を利用しながら、知らず知らずのうちに街での生活を体験することが容易に可能となる。
【0031】
[付与処理手順]
次に、図4を参照して、本実施形態に係る付与装置10による付与処理について説明する。図4は、付与処理手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、例えば、付与処理の開始を指示する入力があったタイミングで開始される。
【0032】
まず、付与部15bが、ユーザに対して、所定エリアでの滞在期間および人数に応じた所定のポイントを付与する。そして、提示部15cが、所定のポイントが付与されたユーザに、所定のエリアの店舗を提示する(ステップS1)。例えば、提示部15cは、宿泊施設の所在するエリアのスーパーや飲食店等の店舗を、ユーザ端末20に提示する。
【0033】
そして、充当部15dが、ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する(ステップS2)。例えば、ユーザが、ユーザ端末20で店舗に設置されているQRコードを読み込んだ場合に、充当部15dは、ユーザによる店舗の利用を検知してポイント利用のロックを解除する。そして、充当部15dは、ロックを解除したポイントを、ユーザ端末20の交通系ICカードに移行して、会計への充当を実行する。これにより、一連の付与処理が終了する。
【0034】
なお、ロックが解除されたポイントのうち、使われなかったポイントについては、所定の時間が経過した後に失効させてもよいし、ユーザが当該店舗から移動したタイミングや、移動先の他の店舗で新たにポイントのロックが解除されたタイミングに失効させてもよい。
【0035】
あるいは、ロックが解除され使われなかったポイントを再度ロックして、交通系ICカードから減算してもよい。その場合には、例えば、割当テーブル14aの当該店舗のポイントが使われなかったポイントで更新されてもよい。これにより、例えば、ユーザが当該店舗を再度利用した場合に、更新されたポイントの利用をロック解除することができる。
【0036】
[効果]
以上、説明したように、上記実施形態の付与装置10では、提示部15cが、所定のエリアに滞在中の所定のポイントが付与されたユーザに、該所定のエリアの店舗を提示する。充当部15dが、ユーザが利用する店舗ごとに所定のポイントを、該店舗での会計に充当する。
【0037】
これにより、街の住民が利用している店舗をユーザが利用すれば、ポイントが会計に充当される。ユーザは、提示されている店舗を利用しながら、知らず知らずのうちに街での生活を体験することができる。このように、付与装置10は、街グランピングで滞在中のユーザに対し、住民が利用している店舗の利用を促進することができる。したがって、付与装置10によれば、ユーザが街での生活を体験する街グランピングを容易に実施することが可能となる。
【0038】
また、提示部15cは、各店舗での会計に充当可能な所定のポイントをさらに提示する。これにより、ユーザが店舗を選択して利用しやすくなり、利便性が向上する。
【0039】
また、提示部15cは、所定のエリアの所定の拠点からの距離が遠いほど大きいポイントを、店舗の会計に充当可能なポイントとして提示する。これにより、ユーザが拠点から遠くに足を伸ばすほど、例えば、宿泊施設の最寄り駅から鉄道等を利用して沿線の近隣駅の店舗を利用するほど、大きいポイントが会計に充当される。これにより、ユーザが地域の生活をより広範囲で体験可能となる。したがって、例えばユーザの鉄道による移動範囲が広くなり、滞在日数が長くなり、滞在人数が多くなること等が期待され、鉄道やエリアの店舗の利用が増大することが期待できる。
【0040】
また、付与部15bが、ユーザに対して、所定エリアでの滞在期間および人数に応じた所定のポイントを付与する。これにより、ユーザが滞在期間および人数に対応した規模で十分に街の店舗を利用して、街の生活を十分に体験することが可能となる。
【0041】
[システム構成等]
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUやGPUおよび当該CPUやGPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0042】
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0043】
[プログラム]
上記実施形態において説明した付与装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係る付与装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
【0044】
図5は、付与プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
【0045】
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
【0046】
ここで、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各情報は、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
【0047】
また、付与プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した付与装置10が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
【0048】
また、付与プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
【0049】
なお、付与プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、付与プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
【0050】
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0051】
10 付与装置
11 入力部
12 出力部
13 通信制御部
14 記憶部
14a 割当テーブル
15 制御部
15a 取得部
15b 付与部
15c 提示部
15d 充当部
図1
図2
図3
図4
図5