(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023038998
(43)【公開日】2023-03-20
(54)【発明の名称】情報書込システム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/28 20190101AFI20230313BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20230313BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20230313BHJP
【FI】
G06F16/28
G06F13/00 650B
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021145907
(22)【出願日】2021-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】501250692
【氏名又は名称】ベルズシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 隆
【テーマコード(参考)】
5B084
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA16
5B084AA26
5B084AB12
5B084BA08
5B084BB01
5B084CC05
5B084CC15
5B084CD22
5B084CE02
5B084CE12
5B175CA07
5B175CA09
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】ユーザの意向に沿ったデータベースの構築を実現する。
【解決手段】チャット情報を記憶可能なチャットデータベース11と、チャットグループ内の端末にチャット情報を出力するチャット情報出力部12と、チャットグループ内で共有しているチャット情報を出力する特定チャット情報出力部13と、特定チャット情報の一部を含む登録情報を登録情報データベース14に書き込む登録情報書込部15を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のユーザが利用するユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、
前記サーバは、
前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、
前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、
前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、
該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する
情報書込システム。
【請求項2】
前記特定チャット情報は、前記一般利用者端末のチャット画面から最初に入力された前記チャット情報である第1のチャット情報と、前記ユーザ端末及び前記一般利用者端末のチャット画面から入力され、前記第1のチャット情報よりも後に前記チャットデータに記憶された第2のチャット情報を有しており、
前記特定チャット情報出力部は、前記第1のチャット情報と前記第2のチャット情報とを分けて表示するために、前記特定チャット情報を前記送信元ユーザ端末に出力し、
前記登録情報書込部は、前記第1のチャット情報の少なくとも一部を有する第1の登録情報と、前記第2のチャット情報の少なくとも一部を有する第2の登録情報とを関連づけて、前記登録情報データベースに書き込む
請求項1に記載の情報書込システム。
【請求項3】
前記特定チャット情報は、前記一般利用者端末のチャット画面から所定のタイミングで入力された前記チャット情報である第1のチャット情報と、前記ユーザ端末及び前記一般利用者端末のチャット画面から入力され、前記第1のチャット情報よりも後に前記チャットデータに記憶された第2のチャット情報を有しており、
前記特定チャット情報出力部は、前記第1のチャット情報と前記第2のチャット情報とを分けて表示するために、前記特定チャット情報を前記送信元ユーザ端末に出力し、
前記登録情報書込部は、前記第1のチャット情報の少なくとも一部を有する第1の登録情報と、前記第2のチャット情報の少なくとも一部を有する第2の登録情報とを関連づけて、前記登録情報データベースに書き込む
請求項1に記載の情報書込システム。
【請求項4】
前記登録情報書込部は、前記第1の登録情報とは異なる第3の登録情報であって、前記送信元ユーザ端末から送信された前記第3の登録情報を、前記第2の登録情報と関連づけて、前記登録情報データベースに書き込む
請求項2または請求項3に記載の情報書込システム。
【請求項5】
所定のユーザが利用するユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、
前記サーバは、
前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースにアクセス可能に構成されると共に、
前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、
前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、
該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する
情報書込システム。
【請求項6】
所定のユーザが利用するユーザ端末と、
前記ユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、
前記サーバは、
前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、
前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、
前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、
該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する
情報書込システム。
【請求項7】
所定のユーザが利用するユーザ端末と、
前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末と、
前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、
前記サーバは、
前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、
前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、
前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、
該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する
情報書込システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報書込システムに関する。詳しくは、チャットデータを利用して、ユーザの意向に沿ったデータベースの構築を実現可能な情報書込システムに係るものである。
【背景技術】
【0002】
AI技術の普及により、AI解析の手法を用いた応答システムが、企業や自治体のウェブサイト上で運用されることが多くなっている。具体的には、ウェブサイト上で表示された問い合わせ用画面に質問内容(問い合わせ文)を入力することで、質問内容に対応する回答内容(回答文)が画面に表示されるといった具合である。
【0003】
ところで、こうした応答システムを運用するにあたっては、「質問内容」と、質問内容に対応する「回答内容」とを関連づけて記憶したマスタデータが必要となるため、特許文献1では、チャットデータからマスタデータを構築する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、チャットユーザが入力したチャットデータを、チャットポットを介してデータベースに追加するというものであり、データベースに追加する内容について、ユーザの確認が充分にできているとは言えず、必ずしもユーザ(特許文献1に記載されたシステムのユーザ)の意向に沿ったデータベースが構築されているとは言い難いものである。
【0006】
なお、ここでの「ユーザの意向」とは、例えば、「一般利用者からの実際の質問を蓄積したい」「その回答を作成する上で参考になる情報を蓄積したい」といったものが挙げられ、「ユーザの意向に沿ったデータベース」とは、ユーザの要望や目的などに合う情報が蓄積されたデータベースを意味している。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであり、ユーザの意向に沿ったデータベースの構築を実現可能な情報書込システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の情報書込システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、前記サーバは、前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報書込システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、前記サーバは、前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースにアクセス可能に構成されると共に、前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する。
【0010】
更に、上記の目的を達成するために、本発明の情報書込システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末と、前記ユーザ端末、及び、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、前記サーバは、前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報書込システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末と、前記ユーザとは異なる一般利用者が利用する一般利用者端末と、前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末、からアクセス可能であり、前記ユーザ及び前記一般利用者が参加するチャットグループを形成できるチャットシステムを有するサーバを備え、前記サーバは、前記ユーザ端末、及び、前記一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースと、前記チャットデータベースに記憶された前記チャット情報を、同一のチャットグループに参加する前記ユーザ、及び、前記一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部と、前記ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、前記出力指示情報の送信元の前記ユーザ端末である送信元ユーザ端末の利用者が参加しているチャットグループで共有している前記チャット情報の少なくとも一部の情報、若しくは、前記送信元ユーザ端末の利用者が参加していたチャットグループで共有していた前記チャット情報の少なくとも一部の情報を、特定チャット情報として前記送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部と、該特定チャット情報出力部が出力した前記特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、前記特定チャット情報出力部が前記特定チャット情報を出力した前記送信元ユーザ端末から送信された前記登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部と、を有する。
【0012】
ここで、ユーザ端末、及び、一般利用者端末のチャット画面から入力されたチャット情報を記憶可能なチャットデータベースによって、ユーザ端末や一般利用者端末から送信されたチャットデータを蓄積することができる。
なお、ここでの「チャットデータベース」は、(1)サーバに内蔵されている場合、(2)サーバの外部に設けられている場合、のいずれであっても良い。
【0013】
また、チャットデータベースに記憶されたチャット情報を、同一のチャットグループに参加するユーザ、及び、一般利用者が利用する端末のチャット画面に表示させて、同一のチャットグループ内で共有するために出力するチャット情報出力部によって、チャットグループ内の任意の参加者(ユーザや一般利用者)がチャット画面から入力した(換言すると、チャットシステムに送信した)チャット情報を、他の参加者(ユーザや一般利用者)がチャット画面を通じて確認することができる。
【0014】
例えば、一般利用者が一般利用者端末のチャット画面から「質問内容」を入力した場合には、同一のチャットグループ内のユーザは、ユーザ端末のチャット画面に「質問内容(チャット情報)」が表示されることで「質問内容(チャット情報)」を確認することができる。また、「質問内容(チャット情報)」を確認したユーザが、ユーザ端末のチャット画面から「(質問内容に対応する)回答内容」を入力した場合には、質問内容を入力した一般利用者は、一般利用者端末のチャット画面に「回答内容(チャット情報)」が表示されることで「回答内容(チャット情報)」を確認することができる。
【0015】
更に、ユーザ端末からの出力指示情報に基づいて、特定チャット情報を送信元ユーザ端末に表示するために出力する特定チャット情報出力部によって、送信元ユーザ端末の利用者であるユーザは、特定チャット情報を確認することができる。
【0016】
ここで、「特定チャット情報」は、(1)送信元ユーザ端末の利用者(ユーザ)が参加しているチャットグループで共有しているチャット情報の少なくとも一部、若しくは、(2)送信元ユーザ端末の利用者(ユーザ)が参加していたチャットグループで共有していたチャット情報の少なくとも一部、であるために、ユーザ(送信元ユーザ端末の利用者)は、チャット情報を充分に理解している。
そして、チャット情報を充分に理解したユーザ(送信元ユーザ端末の利用者)による確認作業を経ることによって、ユーザの意向に沿ったデータベースの構築が実現できるのである。
【0017】
また、特定チャット情報出力部が出力した特定チャット情報の少なくとも一部の情報を有する登録情報であって、特定チャット情報出力部が特定チャット情報を出力した送信元ユーザ端末から送信された登録情報を、登録情報データベースに書き込む登録情報書込部によって、送信元ユーザ端末の利用者(ユーザ)が確認した情報を登録情報データベースに書き込むことができる。
【0018】
本発明の情報書込システムでは、特定チャット情報出力部により「送信元ユーザ端末の利用者であるユーザによる、特定チャット情報の確認」を実現し、登録情報書込部により「送信元ユーザ端末の利用者が確認した情報を、登録情報データベースへの書き込み」を実現しているために、ユーザの確認作業を経た情報が登録情報データベースに書き込まれることになる。
【0019】
また、特定チャット情報出力部が、第1のチャット情報と第2のチャット情報とを分けて表示するために、特定チャット情報を送信元ユーザ端末に出力する場合には、送信元ユーザ端末の利用者であるユーザは、第1のチャット情報と第2のチャット情報とを区別して確認することができる。
【0020】
更に、登録情報書込部が、第1のチャット情報の少なくとも一部を有する第1の登録情報と、第2のチャット情報の少なくとも一部を有する第2の登録情報とを関連づけて、登録情報データベースに書き込む場合には、第1の登録情報と第2の登録情報とを区別した状態でデータベースに書き込むことができる。
【0021】
また、登録情報書込部が、第1の登録情報とは異なる第3の登録情報であって、送信元ユーザ端末から送信された第3の登録情報を、第2の登録情報と関連づけて、登録情報データベースに書き込む場合には、第2の登録情報との関連づけが増えるために、登録情報データベースに書き込まれた情報の有効活用が期待できる。
【0022】
例えば、第1の登録情報と第2の登録情報のみの書き込みの場合には、第1の登録情報を特定することでのみ第2の登録情報の読み出しが可能である一方、第1の登録情報、第2の登録情報及び第3の登録情報の書き込みの場合には、第1の登録情報に代えて第3の登録情報を特定することでも第2の登録情報の読み出しが可能になる、といった具合である。
【発明の効果】
【0023】
本発明の情報書込システムは、ユーザの意向に沿ったデータベースの構築が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の情報書込システムの構成例の一例を説明するための模式図である。
【
図2】本発明の情報書込システムの使用方法を説明するための図(1)である。
【
図3】本発明の情報書込システムの使用方法を説明するための図(2)である。
【
図4】本発明の情報書込システムの使用方法を説明するための図(3)である。
【
図5】データベースを活用した情報出力システムを説明するための模式図である。
【
図6-1】情報出力システムの使用方法を説明するための図(1)である。
【
図6-2】情報出力システムの使用方法を説明するための図(2)である。
【
図6-3】情報出力システムの使用方法を説明するための図(3)である。
【
図6-4】情報出力システムの使用方法を説明するための図(4)である。
【
図6-5】情報出力システムの使用方法を説明するための図(5)である。
【
図6-6】情報出力システムの使用方法を説明するための図(6)である。
【
図6-7】情報出力システムの使用方法を説明するための図(7)である。
【
図6-8】情報出力システムの使用方法を説明するための図(8)である。
【
図6-9】情報出力システムの使用方法を説明するための図(9)である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。なお、本実施の形態では、一般利用者が「所定の問い合わせの内容である問い合わせ情報」を送信し、ユーザが「問い合わせ内容に対応する回答の内容である回答情報」を送信(返信)する場合を例に挙げて説明を行う。
【0026】
<システム構成の説明>
図1は、本発明の情報書込システムの構成例の一例を説明するための模式図である。
図1で示す情報書込システム10は、一般利用者が利用する一般利用者端末C、及び、所定のユーザが利用するユーザ端末U(U1、U2、U3)からアクセス可能に構成されている。
【0027】
なお、
図1では一般利用者端末Cを1台しか図示していないが、複数の一般利用者端末Cが、情報書込システム10に同時にアクセスすることもできる。
【0028】
また、ユーザ端末Uを利用するユーザは、情報書込システム10にユーザとして登録されており、ユーザとして登録されているか否かの違いによって、一般利用者と区別できる。
【0029】
本実施の形態の情報書込システム10には、一般利用者及びユーザが参加するチャットグループを形成できるチャットシステムが構築されており、チャットデータベース11と、チャット情報出力部12と、特定チャット情報出力部13と、登録情報データベース14と、登録情報書込部15を有する。
【0030】
ここで、チャットデータベース11は、一般利用者端末Cのチャット画面から入力された問い合わせ情報(チャット情報)が記憶される。具体的には、一般利用者端末Cを用いて情報書込システム10にアクセスすることで、一般利用者端末Cにチャット画面が表示され、表示されたチャット画面に入力した問い合わせ情報(チャット情報)がチャットデータベース11に記憶されることになる。
【0031】
同様に、チャットデータベース11には、ユーザ端末U(U1、U2、U3)のチャット画面から入力された回答情報(チャット情報)が記憶される。具体的には、ユーザ端末U(U1、U2、U3)を用いて情報書込システム10にアクセスすることで、ユーザ端末U(U1、U2、U3)にチャット画面が表示され、表示されたチャット画面に入力した回答情報(チャット情報)がチャットデータベース11に記憶されることになる。
【0032】
また、チャット情報出力部12は、チャットデータベース11に記憶されたチャット情報を、同一のチャットグループの参加者の端末に出力可能に構成されており、チャット情報を一般利用者端末Cやユーザ端末U(U1、U2、U3)のチャット画面に表示することができる。
【0033】
更に、特定チャット情報出力部13は、ユーザ端末から送信された「出力指示情報」に基づいて、出力指示情報を送信したユーザ端末(送信元ユーザ端末)に、チャットグループで共有しているチャット情報(特定チャット情報)を出力可能に構成されている。
【0034】
例えば、ユーザ端末U1から出力指示情報が送信された場合には、ユーザ端末U1の利用者であるユーザが参加しているチャットグループで共有しているチャット情報(特定チャット情報)を、ユーザ端末U1に出力するといった具合である。
【0035】
なお、特定チャット情報出力部13が出力するチャット情報(特定チャット情報)は、送信元ユーザ端末の利用者が参加するチャットグループで共有しているチャット情報の一部であっても良いし、全部であっても良い。
【0036】
また、本実施の形態の特定チャット情報出力部13は、一般利用者端末Cのチャット画面から最初に入力されたチャット情報(第1のチャット情報)と、一般利用者端末C及びユーザ端末U(U1、U2、U3)のチャット画面から、第1のチャット情報よりも後に入力されたチャット情報(第2のチャット情報)を区別した状態で、送信元ユーザ端末で表示できるように、特定チャット情報を出力する。
【0037】
更に、登録情報データベース14は、問い合わせ情報Qが記憶される問い合わせ情報記憶部14a、回答情報Aが記憶される回答情報記憶部14b、変形問い合わせ情報が記憶される変形問い合わせ情報記憶部14cを有する。
【0038】
また、登録情報書込部15は、送信元ユーザ端末から送信された「登録情報」を、登録情報データベース14に書き込み可能に構成されている。
【0039】
具体的には、第1のチャット情報の少なくとも一部を含む情報を問い合わせ情報Qとして、問い合わせ情報記憶部14aに書き込み、第2のチャット情報の少なくとも一部を含む情報を回答情報Aとして、回答情報記憶部14bに書き込む。
なお、送信元ユーザ端末から、「第1のチャット情報の少なくとも一部を含む情報」と異なる情報であり、「第1のチャット情報の少なくとも一部を含む情報と同義の情報」が送信された場合には、変形問い合わせ情報として、変形問い合わせ情報記憶部14cに書き込む。
【0040】
<システムの使用方法の説明>
以下、本発明の情報書込システムの使用方法の一例について説明する。
図2~
図4は、本発明の情報書込システムの使用方法を説明するための図であり、一般利用者端末Cやユーザ端末U1の表示画面を示している。
【0041】
先ず、一般利用者が一般利用者端末Cを用いて情報書込システム10にアクセスし、一般利用者端末Cに表示されたチャット画面の「問い合わせ文の入力領域」に、問い合わせ情報を入力する。
本実施の形態では、問い合わせ情報として、「昨日から電源が入らなくなりました。どうしたらいいですか?」の入力を行っている(
図2(a)参照)。
【0042】
次に、「問い合わせ文の入力領域」の下方に表示されている「担当者につなぐ」のボタンをクリックすると、入力した「問い合わせ情報」が情報書込システム10に送信される。また、入力した「問い合わせ情報」は、
図2(b)で示すように、一般利用者端末Cのチャット画面に表示される。
【0043】
情報書込システム10に送信された「問い合わせ情報」は、チャットデータベース11に記憶される。そして、チャットデータベース11に新規の「問い合わせ情報」が記憶されると、ユーザ端末U(U1、U2、U3)にプッシュ通知で、新規の「問い合わせ情報」が通知される。
【0044】
図2(c)は、新規の「問い合わせ情報」が通知されたユーザ端末U1の表示画面を図示しており、ここでは、
図2(a)で示す入力の他に、「落として画面が割れてしまいました。交換できますか?」という新規の問い合わせ情報、及び、「注文してからまだ届きません。いつ届きますか?」という新規の問い合わせ情報が通知されている場合を示している。
なお、新規の「問い合わせ情報」が表示された領域の近傍に「対応する」のボタンが表示される。
【0045】
ところで、
図2(a)で示す「問い合わせ文の入力領域」に入力した「問い合わせ情報」が「問い合わせ内容」としての体をなしていない場合、換言すると、情報書込システム10に送信された「問い合わせ情報」が「問い合わせ内容」としての体をなしていない場合には、一般利用者に対して、「問い合わせ情報」の再入力を促す。
【0046】
例えば、「問い合わせ文の入力領域」に、「こんにちは」や「★%&#?」といった「問い合わせ情報」が入力された場合には、一般利用者端末Cに「お問い合わせ内容を確認できませんでした。再度入力してください。」といった表示を行うことで、再入力を促す。
【0047】
続いて、ユーザ端末U1に表示された「対応する」のボタンをクリックすると、ユーザ端末U1の利用者(ユーザ)は、一般利用者端末の利用者(一般利用者)と同一のチャットグループに参加することになり、一般利用者端末Cとユーザ端末U1の間で、チャット情報の共有が可能となる。
【0048】
本実施の形態では、新規の「問い合わせ情報」に対して、ユーザ端末U1に表示されたチャット画面に「担当の山田太郎です。よろしくおねがいします。」と入力し、更に、「それは〇〇が原因だと思われます。OKですか?」と入力している。
【0049】
ここで、ユーザ端末U1のチャット画面から入力された回答情報は、情報書込システム10に送信され、チャットデータベース11に記憶される。そして、チャットデータベース11に記憶された「回答情報」は、チャット情報出力部12によって、一般利用者端末Cに出力され、一般利用者端末Cに出力された「回答情報」は、一般利用者端末Cのチャット画面に表示される。
【0050】
本実施の形態では、更に、「回答情報」に対して、一般利用者端末Cに表示されたチャット画面に「はい。ありがとうございました。」と入力している。こうした入力情報についても、情報書込システム10に送信され、チャットデータベース11に記憶され、チャット情報出力部12によってユーザ端末U1に出力され、ユーザ端末U1のチャット画面に表示される。
【0051】
図2(d)は、上述したチャット情報のやり取りを経た後の、ユーザ端末U1の画面であり、チャット情報の表示領域の近傍には「QA登録する」のボタンが表示されている。
【0052】
続いて、新規の「問い合わせ情報」からスタートした一連のやり取りについて、登録データベースに登録を行うと判断した場合には、「QA登録する」のボタンをクリックすると、ユーザ端末U1に「QA新規登録フォーム」が表示される(
図3(e)参照)。
【0053】
図3(e)で示す「QA新規登録フォーム」には、フリーテキストで入力することが可能な「新規問い合わせ情報の入力領域」が上方に設けられ、同じくフリーテキストで入力することが可能な「新規回答情報の入力領域」が下方に設けられている。
【0054】
また、「QA新規登録フォーム」は、「新規問い合わせ情報の入力領域」に新規の「問い合わせ情報」が初期表示(初期入力)されており、「新規回答情報の入力領域」に「新規問い合わせ情報の入力領域」の表示内容を除くチャット情報が初期表示(初期入力)されている。
【0055】
なお、「新規回答情報の入力領域」の初期表示(初期入力)は、冒頭に「<参考>」「以前にあった質問回答です。」の2行が挿入されると共に、チャット情報の入力者の表示(
図3(e)中の「質問者:」「回答者:」の表示)がなされている。
【0056】
その後、「新規問い合わせ情報の入力領域」に初期表示(初期入力)された内容、及び、「新規回答情報の入力領域」に初期表示(初期入力)された内容を、ユーザ端末U1の利用者が確認し、必要に応じて修正を行った上で、「登録する」のボタンをクリックすることで、「QA新規登録フォーム」に入力された情報が情報書込システム10に送信される。
なお、「新規回答情報の入力領域」に初期表示(初期入力)された内容を修正した場合の一例を、
図4(g)に示す。
【0057】
情報書込システムに送信された「QA新規登録フォーム」に入力された情報は、登録情報書込部15によって、登録情報データベース14に書き込まれる。
具体的には、「新規問い合わせ情報の入力領域」に入力された情報は、問い合わせ情報記憶部14aに、「新規回答情報の入力領域」に入力された情報は、回答情報記憶部14bに書き込まれる。なお、「『新規問い合わせ情報の入力領域』に入力された情報」と「『新規回答情報の入力領域』に入力された情報」は関連づけられる。
【0058】
(効果)
本実施の形態では、新規の「問い合わせ情報」からスタートした一連のやり取りについて、ユーザ端末U1に表示して、ユーザ端末U1の利用者が確認を行い、必要な修正を行った上で、登録情報データベース14に書き込みを行っているために、ユーザ端末U1の利用者の望む内容の情報が登録情報データベース14に書き込まれることになり、ユーザ(ユーザ端末U1の利用者)の意向に沿った登録情報データベースの構築ができる。
【0059】
また、本実施の形態では、新規の「問い合わせ情報」からスタートした一連のやり取りを行ったユーザ端末U1の利用者が確認を行っており、換言すると、一連のやり取りの内容を充分に把握している当事者であるユーザ端末U1の利用者自身が確認を行っており、こうした点においても、ユーザ(ユーザ端末U1の利用者)の意向に沿った登録情報データベースの構築が期待できる。
【0060】
<変形例>
[変形例1]
本実施の形態では、「QA新規登録フォーム」として、上方に「新規問い合わせ情報の入力領域」が設けられ、下方に「新規回答情報の入力領域」が設けられた場合を例に挙げて説明を行っているが、これに加えて、「変形問い合わせ情報の入力領域」を設けても良い。
例えば、
図3(f)で示すように、「昨日から動作しません。対応方法を教えてください」という文を、「新規問い合わせ情報の入力領域」に入力される情報の変形例として入力できるようにしても良い。
【0061】
この場合には、「変形問い合わせ情報の入力領域」に入力された情報は、登録情報書込部15によって、変形問い合わせ情報記憶部14cに書き込まれることになる。なお、「『変形問い合わせ情報の入力領域』に入力された情報」と「『新規回答情報の入力領域』に入力された情報」は関連づけられる。
【0062】
[変形例2]
本実施の形態では、「QA新規登録フォーム」の「新規問い合わせ情報の入力領域」には、「一連のやり取りの中で最初に入力されたチャット情報」を初期表示(初期入力)する場合を例に挙げて説明を行っているが、初期表示(初期入力)する情報は、必ずしも最初に入力されたチャット情報である必要は無い。
例えば、「QA登録する」のボタンをクリックする際に、「新規問い合わせ情報の入力領域」に表示する情報を、ユーザ端末U1の利用者が選択できるようにしても良い。
【0063】
[変形例3]
本実施の形態では、情報書込システム10が、チャットデータベース11を有する場合を例に挙げて説明を行っているが、チャットデータベース11から各種データを読み出すことができ、また、チャットデータベース11に各種データを書き込むことができれば充分であって、必ずしも、情報書込システム10がチャットデータベース11を有する必要は無い。例えば、情報書込システム10の外部にチャットデータベース11を設けても良い。
【0064】
なお、外部にチャットデータベース11を設けた場合には、チャット情報出力部12や、特定チャット情報出力部13は、インターネットを介してチャットデータベース11とやり取りを行うことになる。
【0065】
[変形例4]
本実施の形態では、情報書込システム10が、登録情報データベース14を有する場合を例に挙げて説明を行っているが、登録情報データベース14から各種データを読み出すことができ、また、登録情報データベース14に各種データを書き込むことができれば充分であって、必ずしも、情報書込システム10が登録情報データベース14を有する必要は無い。例えば、情報書込システム10の外部に登録情報データベース14を設けても良い。
【0066】
なお、外部に登録情報データベース14を設けた場合には、登録情報書込部15は、インターネットを介して登録情報データベース14とやり取りを行うことになる。
【0067】
<登録情報データベースの活用例の説明>
以下、上述した本実施の形態の情報書込システム10で構築した登録情報データベース14の活用例である「情報出力システム」について説明を行う。
なお、「情報出力システム」の説明中の「ユーザ端末」は、「情報出力システムのユーザ端末」であって、「情報書込システムのユーザ端末」とは異なるものである。
【0068】
<システム構成の説明>
図5は、登録情報データベース14の活用例である情報出力システムを説明するための模式図である。
図5で示す情報出力システムX、システム利用者であるユーザが利用するユーザ端末M1、管理権限を有するシステム利用者である管理者が利用する管理者端末M2は、インターネットを介してやり取り可能に構成されている。
【0069】
なお、
図5ではユーザ端末M1を1台しか図示していないが、複数のユーザ端末M1が、情報出力システムXに同時にアクセスすることもできる。同様に、
図5では管理者端末M2を1台しか図示していないが、複数の管理者端末M2が、情報出力システムXに同時にアクセスすることもできる。
【0070】
また、ユーザ端末M1を利用するユーザ(一般ユーザ)と、管理者端末M2を利用する管理者との区別は、情報出力システムXにアクセス(ログイン)する際のIDによって行っている。
【0071】
ここでの情報出力システムXは、受信部1と、新規問い合わせ情報特定部2と、データベース3と、問い合わせ候補情報抽出部4と、情報出力部5と、通知部6と、情報書込部7を有する。
【0072】
ここで、受信部1は、ユーザ端末M1や管理者端末M2からの各種情報を受信可能に構成されている。
そして、受信部1が各種情報を受信すると、新規問い合わせ情報特定部2、問い合わせ候補情報抽出部4、候補情報出力部53、情報書込部7等が機能することになる。
【0073】
また、新規問い合わせ情報特定部2は、受信部1がユーザ端末M1から受信した「テキストデータd(入力情報)」を対象として、人工知能(AI)を用いた自然言語処理によって、「新規問い合わせ情報N1(n11,n12,n13・・・)」を特定可能に構成されている。
【0074】
なお、「新規問い合わせ情報N1」とは、テキストデータdから複数の新規問い合わせ情報が特定された場合における、個々の新規問い合わせ情報(n12,n12,n13・・・)の集合体を意味している。
【0075】
例えば、テキストデータdから1つの新規問い合わせ情報が特定された場合には、「新規問い合わせ情報N1」は「新規問い合わせ情報n11」と等しく、テキストデータdから2つの新規問い合わせ情報が特定された場合には、「新規問い合わせ情報N1」は「『新規問い合わせ情報n11』+『新規問い合わせ情報n12』」と等しく、テキストデータdから3つの新規問い合わせ情報が特定された場合には、「新規問い合わせ情報N1」は「『新規問い合わせ情報n11』+『新規問い合わせ情報n12』+『新規問い合わせ情報n13』」と等しい、といった具合である。
【0076】
また、データベース3は、問い合わせ情報Q(q1,q2,q3・・・)が記憶される問い合わせ情報記憶部3a、回答情報A(a1,a2,a3・・・)が記憶される回答情報記憶部3b、及び、参考情報R(r1,r2,r3・・・)が記憶される参考情報記憶部3cを有する。
【0077】
ここで、データベース3には、本発明の情報書込システム10で登録情報データベース14に蓄積されたデータを記憶させている。
具体的には、問い合わせ情報記憶部3aには、問い合わせ情報記憶部14aに蓄積した情報を記憶させ、回答情報記憶部3bには、回答情報記憶部14bに蓄積した情報を記憶させている。
【0078】
なお、「問い合わせ情報Q」とは、個々の問い合わせ情報(q1,q2,q3・・・)の集合体を意味し、「回答情報A」とは、個々の回答情報(a1,a2,a3・・・)の集合体を意味し、「参考情報R」とは、個々の参考情報(r1,r2,r3・・・)の集合体を意味する。
【0079】
また、「問い合わせ情報q1と回答情報a1」、「問い合わせ情報q2と回答情報a2」、「問い合わせ情報q3と回答情報a3」といったように、数字が共通する問い合わせ情報と回答情報は関連づけられていることを意味する。
なお、個々の問い合わせ情報(q1,q2,q3・・・)の全てに、個々の回答情報(a1,a2,a3・・・)が対応している。
【0080】
同様に、「回答情報a1と参考情報r1」、「回答情報a2と参考情報r2」、「回答情報a3と参考情報r3」といったように、数字が共通する回答情報と参考情報は関連づけられていることを意味する。
但し、個々の回答情報(a1,a2,a3・・・)の全てに、個々の参考情報(r1,r2,r3・・・)が対応している必要は無い。
【0081】
また、問い合わせ候補情報抽出部4は、受信部1がユーザ端末M1から受信した「選択問い合わせ情報N2」に基づいて、「問い合わせ情報Q」の中から、「選択問い合わせ情報N2」と関連する「問い合わせ候補情報N3(n31,n32,n33・・・)」を抽出可能に構成されている。
【0082】
なお、「選択問い合わせ情報N2」とは、「新規問い合わせ情報N1」の中から、ユーザが選択した「新規問い合わせ情報」を意味している。
また、「問い合わせ候補情報N3」とは、「選択問い合わせ情報N2」から複数の問い合わせ候補情報が抽出された場合における、個々の問い合わせ候補情報(n31,n32,n33・・・)の集合体を意味している。
【0083】
また、情報出力部5は、新規問い合わせ情報出力部51、問い合わせ候補情報出力部52、候補情報出力部53を有する。
【0084】
ここで、新規問い合わせ情報出力部51は、新規問い合わせ情報特定部2が特定した「新規問い合わせ情報N1」を、ユーザ端末M1に出力可能に構成されている。
なお、新規問い合わせ情報出力部51の出力先であるユーザ端末M1は、「新規問い合わせ情報N1」を特定する基礎となったテキストデータdの送信元の端末である。
【0085】
また、問い合わせ候補情報出力部52は、問い合わせ候補情報抽出部4で抽出した「問い合わせ候補情報N3」を、ユーザ端末M1に出力可能に構成されている。
なお、問い合わせ候補情報出力部52の出力先であるユーザ端末M1も、「新規問い合わせ情報N1」を特定する基礎となったテキストデータdの送信元の端末である。
【0086】
更に、問い合わせ候補情報出力部52は、個々の問い合わせ候補情報(n31,n32,n33・・・)について、「選択問い合わせ情報N2」との関連度(関連する度合い)に応じた評価値についても、ユーザ端末M1に出力可能に構成されている。
【0087】
また、候補情報出力部53は、回答情報Aのうち、受信部1がユーザ端末M1から受信した「選択問い合わせ候補情報N4」と関連づけられた回答情報である「回答候補情報A2」と、参考情報Rのうち「回答候補情報A2」と関連づけられた参考情報である「参考候補情報R2」を、ユーザ端末M1に出力可能に構成されている。
なお、候補情報出力部53の出力先であるユーザ端末M1も、「新規問い合わせ情報N1」を特定する基礎となったテキストデータdの送信元の端末である。
【0088】
また、通知部6は、受信部1がユーザ端末M1から受信した「回答情報の確認依頼情報」や「回答情報の修正依頼情報」に基づいて、管理者端末M2にその旨を通知可能に構成されている。
なお、管理者端末M2への通知は、「その旨」のみならず、ユーザ端末M1から受信した「回答情報の確認依頼情報」や「回答情報の修正依頼情報」の内容を含んでいても良い。
【0089】
また、情報書込部7は、ユーザ端末M1から受信した「問い合わせ情報」「回答情報」「参考情報」に基づいて、データベース3に書き込み(新規登録)可能に構成されている。
更に、情報書込部7は、管理者端末M2から受信した「修正問い合わせ情報」「修正回答情報」に基づいて、データベース3に書き込み(修正登録)可能に構成されている。
【0090】
<情報出力システムの使用方法の説明>
以下、情報出力システムXの使用方法を説明する。
図6-1~
図6-9は、情報出力システムXの使用方法を説明するための図であり、ユーザ端末M1の表示画面を示している。
【0091】
先ず、情報出力システムXを利用するユーザは、ユーザ端末M1を用いてログインを行う。ログイン直後の画面が
図6-1であり(
図6では、ユーザ名が「スタッフ1」の場合を図示している)、「問い合わせ文の入力領域」が表示されている。
【0092】
次に、ユーザは、回答を得たい問い合わせ内容であるテキストデータdを「問い合わせ文の入力領域」に入力を行う。
ここでは、テキストデータdとして「結婚のため、2家から、1家への引越しを予定しています。この場合、別々に申し込まなければいけませんか。何かお得なパックなどはないのでしょうか。荷物量としては、1家からが単身、1家からが家族分くらいです。」の入力を行っている(
図6-2参照)。
【0093】
次に、テキストデータdを入力した後に、「問い合わせ文の入力領域」の下方に表示されている「AI解析」のボタンをクリックすると、ユーザ端末M1からテキストデータdが情報出力システムXに送信される。
【0094】
情報出力システムXに送信されたテキストデータdは、受信部1で受信され、新規問い合わせ情報特定部2によって、「新規問い合わせ情報N1(n11,n12)」が特定される。続いて、新規問い合わせ情報出力部51によって、「新規問い合わせ情報N1(n11,n12)」がユーザ端末M1に送信(出力)される。
【0095】
ユーザ端末M1に送信(出力)された「新規問い合わせ情報N1(n11,n12)」は、
図6-3に示すように、ユーザ端末M1に表示される。
【0096】
ここでは、新規問い合わせ情報n11として「結婚のため、2家から、1家への引越しを予定しています。この場合、別々に申し込まなければいけませんか。」が特定されて表示され、新規問い合わせ情報n12として「何かお得なパックなどはないのでしょうか。」が特定されて表示される。
なお、個々の新規問い合わせ情報(n11,n12)が表示された領域の近傍には「検索」のボタンが表示される。
【0097】
一方で、残りの文章である「荷物量としては、1家からが単身、1家からが家族分くらいです。」は、新規問い合わせ情報として特定されないために、ユーザ端末M1に表示されるものの、「検索」のボタンが表示されない。
【0098】
ところで、
図6-1に示す「問い合わせ文の入力領域」に入力するテキストデータdが、「問い合わせ内容」としての体をなしていない場合には、新規問い合わせ情報特定部2によって、新規問い合わせ情報N1の特定を行うことができずに、「検索」のボタンが全く表示されないことになる。
【0099】
例えば、テキストデータdとして「結婚などで2件の引越しがある場合は1件でまとめて申し込み可 その場合はセット料金を案内する。」と入力を行って「AI解析」のボタンをクリックしても、新規問い合わせ情報特定部2によって、新規問い合わせ情報N1の特定を行うことができず、
図6-4で示すように、「検索」のボタンが表示されることは無い。
【0100】
続いて、ユーザ端末M1に表示された「新規問い合わせ情報n11」と「新規問い合わせ情報n12」のうち、回答文を表示させたい「新規問い合わせ情報n11」を選択し、「検索」のボタンをクリックすると、「新規問い合わせ情報n11」を「選択問い合わせ情報N2」として、ユーザ端末M1から「選択問い合わせ情報N2」が情報出力システムXに送信される。
【0101】
情報出力システムXに送信された「選択問い合わせ情報N2」は、受信部1で受信され、問い合わせ候補情報抽出部4によって、「問い合わせ候補情報N3(n31,n32,n33)」が抽出される。
【0102】
また、情報出力システムXにおいて、抽出された「問い合わせ候補情報n31」「問い合わせ候補情報n32」「問い合わせ候補情報n33」のそれぞれにつき、「選択問い合わせ情報N2」との関連度に応じた評価値を算出する。
ここでは、「問い合わせ候補情報n31」の評価値が「2.76」、「問い合わせ候補情報n32」の評価値が「2.76」、「問い合わせ候補情報n33」の評価値が「2.10」といった具合である。
【0103】
続いて、問い合わせ候補情報出力部52によって、「問い合わせ候補情報N3(n31,n32,n33)」と、それぞれの評価値がユーザ端末M1に送信(出力)される。
【0104】
ユーザ端末M1に送信(出力)された「問い合わせ候補情報N3(n31,n32,n33)」は、
図6-5に示すように、ユーザ端末M1に表示される。
【0105】
ここでは、問い合わせ候補情報n31として「結婚した際の引越しは別々に申し込む必要がありますか?」が抽出されて表示され、問い合わせ候補情報n32として「結婚専用の引越しプランはどこで申請したらいいですか?」が抽出されて表示され、問い合わせ候補情報n33として「結婚が決まり、私の家の引越しと、主人の家の引越しがあります。それぞれ申し込みしなければなりませんか?」が抽出されて表示される。
【0106】
なお、個々の問い合わせ候補情報(n31,n32,n33)が表示された領域の近傍には、「評価値(Score)」と「全文」のボタンが表示される。
また、最下方には、「参考にならない」のボタンが表示される。
【0107】
続いて、ユーザ端末M1に表示された「問い合わせ候補情報n31」と「問い合わせ候補情報n32」と「問い合わせ候補情報n33」のうち、回答文を表示させたい「問い合わせ候補情報n31」を選択し、「全文」ボタンをクリックすると、「問い合わせ候補情報n31」を「選択問い合わせ候補情報N4」として、ユーザ端末M1から「選択問い合わせ候補情報N4」が情報出力システムXに送信される。
【0108】
情報出力システムXに送信された「選択問い合わせ候補情報N4」は、受信部1で受信され、候補情報出力部53によって、「選択問い合わせ候補情報N4」と関連づけられた「回答候補情報A2」がユーザ端末M1に送信(出力)される。
また、「回答候補情報A2」と関連づけられた「参考候補情報R2」がユーザ端末M1に送信(出力)される。
【0109】
ユーザ端末M1に送信(出力)された「回答候補情報A2」は、
図6-6に示すように、ユーザ端末M1に表示される。
【0110】
ここでは、「回答候補情報A2」として、「ご結婚おめでとうございます。ご結婚専用の引越しプランがございます。ご主人様側のお引越しと奥様側のお引越しと両方が必要となるケースについてですが、、、」が表示される。
【0111】
また、ここでは、「注意事項 福岡花子」のボタンをクリックすると、別画面が立ち上がって(ポップアップ)、ユーザ名「福岡花子」が登録した「参考候補情報R2」が表示される。
【0112】
更に、ここでは、フリーテキストで入力することが可能な「編集スペース領域」が表示されている。
【0113】
なお、「編集スペース領域」の近傍に表示された「コピー」のボタンをクリックすると、「回答候補情報A2」が「編集スペース領域」に表示(入力)される。また、「編集スペース領域」の近傍に表示された「クリア」のボタンをクリックすると、「編集スペース領域」に表示(入力)されている内容が消去される。
【0114】
ここで、「回答候補情報A2」について、修正を要するとユーザが考えた場合(例えば、最新情報が反映されていない場合、表現が不適切な場合、など)には、「確認依頼」のボタンをクリックすると、図示しない別画面が立ち上がって(ポップアップ)、フリーテキストの入力領域が表示される。こうした入力領域に、例えば、「この内容は古い内容なので最新の内容に更新する必要があります」と入力し、別画面の「確認依頼送信」のボタンをクリックすると、ユーザ端末M1から「確認依頼の情報」が情報出力システムXに送信される。
【0115】
情報出力システムXに送信された「確認依頼の情報」は、受信部1で受信され、通知部6によって、管理者端末M2に通知される。
【0116】
情報出力システムXからの通知を受けた管理者は、「確認依頼の情報」を確認し、回答情報の修正を行う場合には、管理者端末M2から、「回答情報を修正した情報」である「修正回答情報」が情報出力システムXに送信される。
【0117】
情報出力システムXに送信された「修正回答情報」は、受信部1で受信され、情報書込部7によって、データベース3に書き込まれることになる。
【0118】
ところで、ユーザ端末M1に表示された「回答候補情報A2」が、ユーザが望む内容と異なっていた場合には、「問い合わせ候補情報n32」や「問い合わせ候補情報n33」の「全文」ボタンをクリックすることで、「問い合わせ候補情報n32」や「問い合わせ候補情報n33」に関連づけられた回答情報を「回答候補情報」として表示することができる。
【0119】
また、「問い合わせ候補情報n31」「問い合わせ候補情報n32」「問い合わせ候補情報n33」の全てが、ユーザが望む内容と異なっていた場合には、「参考にならない」のボタンをクリックすることで、「テンプレート登録領域」が表示される(
図6-7参照)。
【0120】
そして、「テンプレート登録領域」に、テキストデータdの回答内容(ユーザが登録を希望する回答内容)を入力し、「テンプレート登録する」のボタンをクリックすると、「ユーザが登録を希望する回答内容」が情報出力システムXに送信される。
【0121】
なお、「テンプレート登録する」のボタンをクリックしたタイミングで、図示しない別画面を立ち上げ、別画面で必要情報を入力した後に、別画面の「新規登録」のボタンをクリックすることで、「ユーザが登録を希望する回答内容」が情報出力システムXに送信されるようにしても良い。
【0122】
情報出力システムXに送信された「ユーザが登録を希望する回答内容」は、受信部1で受信され、情報書込部7によって、データベースに書き込まれることになる。
【0123】
また、問い合わせ候補情報抽出部4によって、「問い合わせ候補情報」が抽出されない場合には、ユーザ端末M1には、
図6-8に示すように、「参考となる問い合わせが見つかりませんでした」と表示される。
【0124】
なお、「問い合わせ候補情報」が抽出されない場合(
図6-8の場合)には、「登録する」のボタンをクリックすることで、「テンプレート登録領域」が表示される(
図6-9参照)。
【0125】
ここで、「ユーザが登録を希望する回答内容」を情報書込部7が書き込む場合には、書き込み対象である「問い合わせ文」のみならず、新規問い合わせ情報特定部2と同じ方法で「(書き込み対象である)問い合わせ文」から特定される情報についても、書き込みを行う。
【0126】
例えば、情報書込部7が問い合わせ文として、「結婚のため、2家から、1家への引越しを予定しています。この場合、別々に申し込まなければいけませんか。何かお得なパックなどはないのでしょうか。荷物量としては、1家からが単身、1家からが家族分くらいです。」(テキストデータdと同じ内容)を書き込む場合には、「結婚のため、2家から、1家への引越しを予定しています。この場合、別々に申し込まなければいけませんか。」(n11と同じ内容)や、「何かお得なパックなどはないのでしょうか。」(n12と同じ内容)についても、書き込みを行う。
【0127】
そして、新規問い合わせ情報特定部2と同じ方法で「(書き込み対象である)問い合わせ文」から特定される情報についても書き込みを行うことによって、問い合わせ候補情報抽出部4が「『(書き込み対象である)問い合わせ文』から特定される情報」を介して、「(書き込み対象である)問い合わせ文」を抽出することができ、抽出精度の向上が期待できる。
【0128】
ここで示す情報出力システムXでは、ユーザ端末M1に「回答候補情報A2」が表示されることによって、ユーザは、表示された「回答候補情報A2」を参考にしながら、「編集スペース領域」にフリーテキスト入力で、テキストデータdの返信内容を作成することができる。
【0129】
また、「コピー」のボタンをクリックして、「編集スペース領域」に「回答候補情報A2」を表示(入力)した後に、表示された「回答候補情報A2」を修正することで、テキストデータdの返信内容を作成することもできる。
【0130】
更に、「回答候補情報A2」は、ユーザが「新規問い合わせ情報N1(n11,n12)」の中から「新規問い合わせ情報n11」を選択し、更に、「問い合わせ候補情報N3(n31,n32,n33)」の中から「問い合わせ候補情報n31」を選択する、といったユーザの選択を経て表示(抽出)されており、ユーザが望む回答内容となっていることが充分に期待できる。
【符号の説明】
【0131】
1 受信部
2 新規問い合わせ情報特定部
3 データベース
4 問い合わせ候補情報抽出部
5 情報出力部
51 新規問い合わせ情報出力部
52 問い合わせ候補情報出力部
53 候補情報出力部
6 通知部
7 情報書込部
10 情報書込システム
11 チャットデータベース
12 チャット情報出力部
13 特定チャット情報出力部
14 登録情報データベース
15 登録情報書込部