(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023003909
(43)【公開日】2023-01-17
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/641 20060101AFI20230110BHJP
H01R 13/648 20060101ALI20230110BHJP
【FI】
H01R13/641
H01R13/648
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021105286
(22)【出願日】2021-06-25
(71)【出願人】
【識別番号】000227995
【氏名又は名称】タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094330
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 正紀
(72)【発明者】
【氏名】堀田 均
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FB02
5E021FC19
5E021FC38
5E021JA05
5E021KA02
5E021KA05
5E021KA06
5E021LA09
5E021LA16
(57)【要約】
【課題】キーイング判別の視認性向上と耐EMC性能の向上とを両立させたコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、基体10とキーイング部材20とを有する。基体10は、導電性の金属ダイキャスト製であって、相手コネクタの差込みを受けるコネクタ嵌合部12を有する。また、キーイング部材20は、キーイング部27を有し、適合する相手コネクタのみコネクタ嵌合部12への差込みを許容する役割を担っている。このキーイング部材20は、鍔部23を除き、コネクタ嵌合部12内に挿し込まれている。このキーイング部材20は樹脂製であって、キーイング部27の形状に応じた色を有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
嵌合開口が形成され該嵌合開口からの相手コネクタの差込みを受けるコネクタ嵌合部を有する導電性の基体と、
前記コネクタ嵌合部に挿入された、適合する相手コネクタのみ該コネクタ嵌合部への差込みを許容するキーイング部材とを有することを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記キーイング部材が相手コネクタの前記コネクタ嵌合部への差し込みを許容した際、前記キーイング部材の外面が前記嵌合開口側の前端部を除き前記基体から露出しない状態にあることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記基体が、該基体の外面と前記コネクタ嵌合部内側とに開口した、該コネクタ嵌合部に差し込まれた相手コネクタを抜け止めする係止孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記基体が、回路基板に挿し込まれてはんだ付けされる挿込実装部と、該挿込実装部が該回路基板に挿し込まれたときに該回路基板表面に接して該回路基板表面にはんだ付けされる表面実装部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記回路基板にはんだ付けされる基板接続部と、前記コネクタ嵌合部内を相手コネクタ側に延び該コネクタ嵌合部に挿し込まれた相手コネクタのコンタクトと接触する接触部とを有するコンタクトを備えたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記基体が、金属ダイキャスト製であることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記キーイング部材が樹脂製であることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記キーイング部材が、キーイングの異なる複数種類の相手コネクタごとに異なる色を有する複数種類のキーイング部材のうちの1つであることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外側が導電性の金属材料で構成されたコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
耐EMC性能(EMC:Electromagnetic Compatibility、電磁両立性)の向上等のため、外側がダイキャストなどの導電性の金属材料でシールドされたコネクタが知られている。
【0003】
このタイプのコネクタにおける課題の1つとして、キーイング判別の視認性が挙げられる。キーイング判別とは、形状が近似している複数種類のコネクタの中からどのコネクタが嵌合相手のコネクタを判別することをいう。また、キーイング判別の視認性とは、嵌合相手のコネクタを目視で判別可能な特性をいう。
【0004】
特許文献1には、キーイング判別の視認性向上のために、色付きの樹脂部材をダイキャストの上に覆うように被せる構造が提案されている。この構造によれば、樹脂部材の色でキーイング判別の良好な視認性が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上掲の特許文献1に提案されたコネクタは、回路基板に実装され、回路基板とともに金属性の筐体に収容される。その筐体には、その筐体に収容されたコネクタに相手コネクタを嵌合させるための開口が設けられていて、筐体に収容されるにあたっては、そのコネクタは、筐体の開口の直ぐ内側に配置される。そして、耐EMC性能の向上のために、筐体とコネクタのシールドとを極力短い距離で電気的に接続することが望まれる。
【0007】
ところが、特許文献1に提案されたコネクタの場合、相手コネクタと嵌合するコネクタ嵌合部の外壁は樹脂材料となっている。このため、特許文献1のコネクタの場合、筐体との電気的接続はコネクタ嵌合部よりも後ろ側でしかできず、筐体とコネクタのシールドとの間の距離が離れ、耐EMC性能が低下するおそれがある。この特許文献1のコネクタの場合、相手コネクタとのラッチ用のラッチ片は、コネクタ嵌合部の外壁を形成していてその先端付近まで延びているが、この部分は、相手コネクタとのラッチ用でありシールドのための電気的接続用として使うことはできない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、キーイング判別の視認性向上と耐EMC性能の向上とを両立させたコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明のコネクタは、
嵌合開口が形成され該嵌合開口からの相手コネクタの差込みを受けるコネクタ嵌合部を有する導電性の基体と、
コネクタ嵌合部に挿入された、適合する相手コネクタのみコネクタ嵌合部への差込みを許容するキーイング部材とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明のコネクタは、キーイング部材を備えている。このため、キーイングが異なる複数種類の相手コネクタごとに異なる色のキーイング部材とすることで、キーイング判別の視認性向上が確保される。また、本発明のコネクタの場合、キーイング部材はコネクタ嵌合部に挿入されている。このため、コネクタ嵌合部の外壁は導電性の基体であって、金属筐体とコネクタのシールドとを短い距離で電気的に接続することができ、耐EMC性能の向上が図られる。
【0011】
ここで、本発明のコネクタにおいて、キーイング部材が相手コネクタのコネクタ嵌合部への差し込みを許容した際、キーイング部材の外面が嵌合開口側の前端部を除き基体から露出しない状態にあることが好ましい。
【0012】
キーイング部材の外面が嵌合開口側の前端部を除き基体から露出しない状態にあれば、金属筐体と基体の前端部との間を短い距離で電気的に接触させることが可能となる。
【0013】
また、本発明のコネクタにおいて、上記基体が、基体の外面とコネクタ嵌合部内側とに開口した、コネクタ嵌合部に差し込まれた相手コネクタを抜け止めする係止孔を有することが好ましい。
【0014】
係止孔を設けると、相手コネクタの係止部をコネクタ嵌合部の内側からその係止孔に係止させる構造を採用することができ、特許文献1のコネクタのように、係止のために筐体の開口を係止のためにさらに広げる必要はなく、この点でも耐EMC性能の向上が図られる。
【0015】
さらに、本発明のコネクタにおいて、基体が、回路基板に挿し込まれてはんだ付けされる挿込実装部と、挿込実装部が回路基板に挿し込まれたときに回路基板表面に接して回路基板表面にはんだ付けされる表面実装部とを備えることが好ましい。
【0016】
この構造を採用すると、このコネクタが挿込実装部の存在によりこのコネクタが回路基板に強固に固定されるとともに、表面実装部の存在により、挿込実装部のみでコネクタと回路基板のグランドを接続するよりも電気的にさらに強固に接続され、耐EMC性能のさらなる向上が図られる。
【0017】
また、本発明のコネクタにおいて、回路基板にはんだ付けされる基板接続部と、コネクタ嵌合部内を相手コネクタ側に延びコネクタ嵌合部に挿し込まれた相手コネクタのコンタクトと接触する接触部とを有するコンタクトを備えることが好ましい。
【0018】
本発明のコネクタは、回路基板に搭載されるコネクタとして構成することができる。
【0019】
また、本発明のコネクタにおいて、基体が金属ダイキャスト製であることが好ましい。
【0020】
金属ダイキャスト製とすることによって、外形が容易には変形しない強固なコネクタとすることができる。
【0021】
また、本発明のコネクタにおいて、キーイング部材が樹脂製であることが好ましい。
【0022】
樹脂製とすることによって、複数の色のキーイング部材を作製することができる。
【0023】
また、本発明のコネクタにおいて、キーイング部材が、キーイングの異なる複数種類の相手コネクタごとに異なる色を有する複数種類のキーイング部材のうちの1つであることが好ましい。
【0024】
キーイングの形状と色とを対応付けることにより、キーイング判別の視認性向上と耐EMC性能の向上とを両立させることができる。
【発明の効果】
【0025】
以上のとおり、本発明によれば、キーイング判別の視認性向上と耐EMC性能の向上とを両立させたコネクタが実現する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の一実施形態としてのコネクタの斜視図である。
【
図2】
図1に斜視図を示した本発明の一実施形態としてのコネクタの4面図である。
【
図3】本発明の一実施形態としてのコネクタのうちの、キーイング部材と基体を分解して示した斜視図である。
【
図4】キーイング部材と基体を別々に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態としてのコネクタの斜視図である。ここには、一点鎖線で、相手コネクタの概念も示されている。
【0029】
図2は、
図1に斜視図を示した本発明の一実施形態としてのコネクタの4面図である。
図2(A)は上面図、
図2(B)は正面図、
図2(C)は側面図、
図2(D)は背面図、
図2(E)は底面図である。
図2(B)~
図2(D)には、一点鎖線で、回路基板40も示されている。さらに、
図2(C)には、このコネクタが回路基板とともに収容される金属筐体50も一点鎖線で示されている。
【0030】
これら
図1,
図2に示した本発明の一実施形態としてのコネクタ1は、基体10と、キーイング部材20と、コンタクトを備えたサブユニット30を備えている。
【0031】
また、
図3は、本発明の一実施形態としてのコネクタのうちの、キーイング部材と基体を分解して示した斜視図である。
【0032】
さらに、
図4は、キーイング部材と基体を別々に示した図である。
図4(A-1)、(B-1)、(C-1)は、キーイング部材の、それぞれ上面図、側面図、および底面図である。また、
図4(A-2)、(B-2)、(C-2)は、基体の、それぞれ上面図、側面図、および底面図である。
【0033】
サブユニットに関しては、
図3および
図4においても、基体に組み立てられた状態にある。
【0034】
以下、これら
図1~
図4を参照しながら、本実施形態のコネクタについて説明する。
【0035】
本実施形態のコネクタ1は、上記の通り、基体10と、キーイング部材20と、サブユニット30とを備えている。
【0036】
ここでは、先ず、
図1を参照しながら、相手コネクタ2の概念について説明する。
【0037】
この相手コネクタ2は、本実施形態のコネクタ1と嵌合するコネクタであって、ハウジング2aと、2本のコンタクト2bと、コネクタ1に係止して抜け止めを担う係止片2cを備えている。
【0038】
次に、主に
図3を参照しながら、本実施形態の基体10およびキーイング部材20について説明する。
【0039】
基体10は、金属ダイキャスト製であって、導電性を有する。この基体10には、相手コネクタ2(
図1参照)側に開いた嵌合開口11が形成されており、その内側には、その嵌合開口11から挿し込まれた相手コネクタ2との嵌合を担うコネクタ嵌合部12が形成されている。この基体10の上部には、係止孔13が形成されている。この係止孔13は、基体10の外面(上面)とコネクタ嵌合部12の内側とに開口している。相手コネクタ2がコネクタ嵌合部12に差し込まれると、その相手コネクタ2の係止片2cがコネクタ嵌合部12の内側から係止孔13に入り込み、これにより、相手コネクタ2が抜け止めされる。
【0040】
また、この基体10には、その左右にも、基体10の外面とコネクタ嵌合部12の内側とに開口した係止孔14a,14bが形成され、さらにその底部にも、基体10の外面とコネクタ嵌合部12の内側とに開口した係止孔15が形成されている。これら左右と底部の3か所に形成された係止孔14a,14b、15は、キーイング部材20の係止用である。キーイング部材20については、後述する。
【0041】
また、この基体10には下方に突き出た複数本のボス16が形成されている。これらのボス16は、
図2に示すように回路基板40に挿し込まれて回路基板40にはんだ付けされる。さらに、この基体10の底面には、複数のパッド17(
図4(C-2))を合わせて参照)が形成されている。これらのパッド17は、ボス16が回路基板40に挿し込まれたときに回路基板40の表面に接して回路基板40の表面にはんだ付けされる(
図2(C)参照)。ここで、ボス16は、本発明にいう挿込実装部の一例に相当し、パッド17は、本発明にいう表面実装部の一例に相当する。
【0042】
また、このコネクタ1のキーイング部材20は、樹脂製であって、相手コネクタ2側に開いた開口21とその開口21の奥側に広い空洞部22を有する。相手コネクタ2は、直接的には、基体10のコネクタ嵌合部12に挿し込まれた状態にあるキーイング部材20の開口21から、キーイング部材20の空洞部22内に差し込まれる。このキーイング部材20は、その開口21の周りに広がった鍔部23を有する。キーイング部材20が基体10に挿し込まれると、鍔部23が基体10の、嵌合開口11の周りの前壁10aに突き当たる。これにより、全体がコネクタ嵌合部12に入り込む構造のキーイング部材と比べ、キーイング部材20の色が視認されやすくなっている。
【0043】
また、このキーイング部材20の左右には、係止片24a,24b(
図4(A-1)参照)が設けられており、キーイング部材20の底部には、係止片25(
図4(B-1)参照)が設けられている。このキーイング部材20が基体10に挿し込まれると、係止片24a,24b,25が、基体10の係止孔14a,14b,15にそれぞれ入り込み、これにより、キーイング部材20が基体10に装着される。
【0044】
また、キーイング部材20が基体10に装着された状態にあっても基体20の係止孔13を開放し相手コネクタ2の係止片2cの係止を妨げないように、このキーイング部材20の上部には、開口26が形成されている。
【0045】
さらに、このキーイング部材20の空洞部22の内側の底部左右には、ここに示した例では階段状に前後に延びる形状のキーイング部27が設けられている。このキーイング部27は、このコネクタ1に適合する相手コネクタ2のみ、差込みを許容し、このコネクタ1には適合しない相手コネクタ2の差込みを阻止する機能を有する。そして、このキーイング部27の形状とこのキーイング部材20の色は1対1に対応し、キーイング判別の視認性を向上させている。
【0046】
さらに、
図2を参照しながら、本実施形態のコネクタ1の、サブユニット30について説明する。
【0047】
このサブユニット30には、2本のコンタクト31が備えられている。各コンタクト31は、基板接続部31a(
図4(D)参照)と接触部31b(
図4(B)参照)とを有する。基板接続部31aは、回路基板40にはんだ付けされる。本実施形態のコンタクト31の基板接続部31aは、回路基板40に挿し込まれてはんだ付けされるタイプの基板接続部である。ただし、この基板接続部31aは、基体10の底部のパッド17と同様に、回路基板40の表面にはんだ付けされるタイプの基板接続部であってもよい。また、接触部31bは、コネクタ嵌合部12内を相手コネクタ側に延び、コネクタ嵌合部12に挿し込まれた相手コネクタ2のコンタクト2b(
図1参照)と電気的に接触する。
【0048】
また、このサブユニット30は、サブハウジング32を有する。このサブハウジング32は、コンタクト31の基板接続部31aを下に突き出させた状態にコンタクト31を支持するとともに、その接触部31bを下から支える役割を有する。さらに、このサブユニット30は、コンタクト31の接触部31bと、サブハウジング32の、接触部31bを下から支えている部分を取り巻くサブシールド部33を有する。
【0049】
図2(B),(D)に示す通り、回路基板40には、基体10のボス16とコンタクト31の基板接続部31aが挿し込まれて、回路基板40にはんだ付けされる。また、基体10のパッド17(
図4(E)参照)は、回路基板40の表面にはんだ付けされる。こうして、回路基板40に搭載されたコネクタ1は、回路基板40とともに、金属筐体50(
図2(C)参照)に収容される。金属筐体50に収容されるにあたっては、コネクタ1に相手コネクタ2(
図1参照)が挿し込まれるため、金属筐体50には挿込み用の開口51が設けられていて、コネクタ1は、金属筐体50内の、開口51の直ぐ内側の位置に、その開口51に嵌合開口11を向けた姿勢で配置される。そして、金属筐体50とコネクタ1の基体10からなるシールドとが、例えば金属筐体50の一部からなる導電性切片52で電気的に接続される。本実施形態のコネクタ1の場合、キーイング部材20は、鍔部23を除き基体10のコネクタ嵌合部12内に挿入されている。このため、基体10の外面が金属筐体50の開口51の直ぐ近傍にまで広がっている。このため、導電性切片52で金属筐体50とコネクタ1のシールドとを短い距離で接続することができ、耐EMC性能の向上が図られる。
【0050】
なお、ここでは、金属筐体50とコネクタ1のシールドとを、金属筐体50の一部からなる導電性切片52で接続することを例示したが、金属筐体50とコネクタ1のシールドとの接続方法は特定の接続方法に限定されるものではなく、導電性の、金属筐体50とは別の部材で接続してもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 コネクタ
2 相手コネクタ
10 基体
11 嵌合開口
12 コネクタ嵌合部
13,14a,14b,15 係止孔
16 ボス
17 パッド
20 キーイング部材
21 開口
22 空洞部
23 鍔部
24a,24b,25係止片
26 開口
27 キーイング部
30 サブユニット
31コンタクト
31a 基板接続部
31b 接触部
32 サブハウジング
33 サブシールド部
40 回路基板
50 金属筐体
51 開口
52 導電性切片