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▶ 兼子 春代の特許一覧

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  • 特開-液体洗剤容器 図1
  • 特開-液体洗剤容器 図2
  • 特開-液体洗剤容器 図3
  • 特開-液体洗剤容器 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023039378
(43)【公開日】2023-03-20
(54)【発明の名称】液体洗剤容器
(51)【国際特許分類】
   A47K 5/12 20060101AFI20230313BHJP
   E03C 1/26 20060101ALI20230313BHJP
   B65D 25/04 20060101ALN20230313BHJP
【FI】
A47K5/12 Z
E03C1/26 Z
B65D25/04 F
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021166486
(22)【出願日】2021-09-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-06
(71)【出願人】
【識別番号】518380311
【氏名又は名称】兼子 春代
(72)【発明者】
【氏名】兼子 春代
【テーマコード(参考)】
2D061
3E062
【Fターム(参考)】
2D061DA03
2D061DE18
3E062AA06
3E062AB01
3E062KA09
3E062KB02
3E062KC01
(57)【要約】
【課題】 シンク周囲は洗剤容器、スポンジ、ブラシなどの小物が混在し各々の設置場所を要しており、また、むき出しの小物がシンク周囲の景観を損ねていた。液体洗剤容器外面に小物収納ができるスペースと前記スペースを覆い隠すことが可能な開閉扉で美観を保ち、前記液体洗剤容器の設置場所に応じて前記収納スペースの排水の有無を可能にするポンプ式液体洗剤容器の開発を試みた。
【解決手段】 液体洗剤容器本体(1)に収納扉(2)を取り付け、液体洗剤容器外面(5)と収納扉(2)との間にできた収納スペース(3)に小物を収納し、収納扉(2)を閉じることで収納スペース(3)を覆い隠し美観を保つ。液体洗剤容器の設置場所に応じて排水留め蓋(11)の付け外しにより排水の有無を可能にする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体洗剤容器と、前記液体洗剤容器外面に着脱可能に連結した扉との間にある収納スペースとからなり、前記液体洗剤容器の上部と前記収納スペースの上部は上蓋で着脱可能に連結しており、前記扉を閉じることで前記収納スペースを覆い隠すことを特徴とする液体洗剤容器。
【請求項2】
前記収納スペースの底部に着脱可能な排水留め蓋を設けたことを特徴とする請求項1の液体洗剤容器。
【請求項3】
前記液体洗剤容器の上蓋に柄付きブラシの収納を可能とするブラシ柄部開口部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の液体洗剤容器。
【請求項4】
前記液体洗剤容器を別のホルダーに設置時、前記液体洗剤容器の扉の下端部が前記ホルダーの洗剤容器支え上端部と同位置、または、前記ホルダーの洗剤容器支え上端部よりも高い位置にあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体洗剤容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体洗剤容器外面に収納扉を取り付け、取り付けた収納扉と液体洗剤容器との間にできたスペースにシンク周囲に混在するスポンジ、ブラシなどの小物を収納し、容器本体の外観を著しく損なうことなく収納扉で覆い隠すことでシンク周囲を美観に改善するポンプ式液体洗剤容器を提供する。
【背景技術】
【0002】
シンク周囲は液体洗剤容器、スポンジ、ブラシなどが散在して、各々が設置スペースを要し、また景観を損ねていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-73601
【発明概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術文献においても洗剤容器とスポンジ置きを一体化しているが、問題がないわけではない。
【0005】
本発明はシンク周囲に散在する小物を液体洗剤容器本体の外面と前記外面に取り付けた収納扉との間に収納スペースを設け、前記小物を収納し覆い隠すことができる液体洗剤容器を提供することである。従って、本発明の目的は、扉、および、引出等に小物を収納し覆い隠して美観を保つことができる収納付きポンプ式液体洗剤容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
液体洗剤容器本体外面に着脱可能な収納扉を取り付け、スポンジ、ブラシなどの収納スペースを設け、前記収納扉は前記液体洗剤容器本体の外側に突出し開動作をし、前記液体洗剤容器本体の上部と前記収納スペースの上部は上蓋で連結している。
【0007】
スポンジ、ブラシなどの収納スペースは前記収納扉を閉じることで覆い隠すことができ柄を要するブラシはブラシ柄部開口部から外部に突き出すことを可能とする。
【0008】
収納したスポンジ、ブラシから出る水気は液体洗剤容器の設置場所によって排水の有無を選択できるよう収納スペースの底部に着脱可能な排水留め蓋を設ける。
【0009】
液体洗剤容器を別のホルダーに設置した場合、前記ホルダーの洗剤容器の支え部が前記収納扉の開閉に干渉しないように前記収納扉の下端部を前記ホルダーの洗剤容器支え上端部と同じ位置、または、前記ホルダーの洗剤容器支え上端部より高い位置に設定する。
【発明の効果】
【0010】
シンク周囲に散在していたスポンジ、ブラシなどの小物を液体洗剤容器本体の外面に着脱可能に開閉する収納扉を設け、前記収納扉の内側に前記小物を収納し前記収納扉を閉じることにより収納した小物を覆い隠すことが可能となりシンク周囲の美観を保つことができる。
【0011】
設置スペースを減らすことができる。
【0012】
設置スペースを減らすことにより手入れや掃除が容易になる。
【0013】
収納スペースの底部に着脱可能な排水留め蓋を設けることで排水の有無選択が可能となり設置場所の選択範囲が広がる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】収納扉を開いた斜視図
図2】上蓋斜視図
図3】収納扉斜視図
図4】液体洗剤容器本体斜視図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は液体洗剤容器本体(1)と液体洗剤容器本体(1)の外面(5)に着脱可能な収納扉(2)を連結し収納スペース(3)を設け、スポンジ、ブラシなどの小物の収納を可能とするポンプ式液体洗剤容器である。
収納扉(2)の連結突起部(7)を液体洗剤容器本体(1)にある収納扉突起部連結口(8)に取り付け、連結突起部(7)を支点軸として収納扉(2)の開閉を可能とする。着脱可能に取り付けられた収納扉(2)は容器本体(1)の外側に開動作し収納したスポンジ、ブラシなどを取り出すことができ、閉動作でスポンジ、ブラシは収納扉(2)で隠れて収納される。柄を要するブラシは、柄部分のみ上蓋(4)のブラシ柄部開口部(12)から外部に突き出すことを可能とする。
収納スペース底部の排水留め蓋(11)の付け外しにより排水の有無を可能とする。
液体洗剤注入部(6)から液体洗剤を注入し、上蓋(4)と液体洗剤容器本体(1)を連結させて上蓋をし、上蓋(4)にあるポンプ部連結口(13)にポンプ本体(14)を連結しポンプ口から液体洗剤を出すことを可能とする。
【符号の説明】
【0016】
1 液体洗剤容器本体
2 収納扉
3 収納スペース
4 上蓋
5 液体洗剤容器外面
6 液体洗剤注入口部
7 連結突起部
8 収納扉突起部連結口
9 スポンジ支え部
10 排水口
11 排水留め蓋
12 ブラシ柄部開口部
13 ポンプ部連結口
14 ポンプ部
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2022-01-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体洗剤容器と、前記液体洗剤容器外面に着脱可能に連結した扉との間にある収納スペースとからなり、前記液体洗剤容器の上部と前記収納スペースの上部は上蓋で着脱可能に連結しており、前記扉を閉じることで前記収納スペースを覆い隠すとともに、前記収納スペースの底部に着脱可能な排水留め蓋を設けたことを特徴とする液体洗剤容器。
【請求項2】
前記液体洗剤容器と、前記液体洗剤容器外面に着脱可能に連結した扉との間にある収納スペースとからなり、前記液体洗剤容器の上部と前記収納スペースの上部は上蓋で着脱可能に連結しており、前記扉を閉じることで前記収納スペースを覆い隠すとともに、前記上蓋に柄付きブラシの収納を可能とするブラシ柄部開口部を設けたことを特徴とする液体洗剤容器。