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特開2023-39424SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム
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  • 特開-SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム 図1
  • 特開-SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム 図2
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  • 特開-SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム 図15
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  • 特開-SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム 図17
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023039424
(43)【公開日】2023-03-20
(54)【発明の名称】SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0241 20230101AFI20230313BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20230313BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230313BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
G06Q50/00 300
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022140999
(22)【出願日】2022-09-05
(62)【分割の表示】P 2021146451の分割
【原出願日】2021-09-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】517074750
【氏名又は名称】株式会社RILARC
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(74)【代理人】
【識別番号】100225347
【弁理士】
【氏名又は名称】鬼澤 正徳
(72)【発明者】
【氏名】関屋 紘之
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な手段を提供すること。
【解決手段】本発明のSNSを用いた広告支援装置2は、募集情報を受信した1以上の利用者端末3のいずれか1以上から、募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部213と、依頼元端末1でのSNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部214と、利用状況に基づいて希望者の中から広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部215と、広告配信の依頼先が使用する利用者端末3に向けて、広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部216と、利用者端末3から、依頼情報を受諾したことを示す受諾情報を受信可能な受諾情報受信部217と、受諾情報を受信した場合に、広告配信の対象である広告対象の依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部218と、等を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の端末に向けて、前記SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信可能な募集情報送信部と、
前記募集情報を受信した前記1以上の端末のいずれか1以上から、前記募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部と、
前記応募情報の送信元である送信元端末での前記SNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部と、
前記利用状況に基づいて前記希望者の中から前記広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部と、
前記広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部と、
前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部と、
を備える、SNSを用いた広告支援装置。
【請求項2】
前記依頼情報を受諾したことを示す受諾情報を前記依頼先端末から受信可能な受諾情報受信部をさらに備え、前記広告対象提供指令部は、前記受諾情報を受信した場合に、前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能である、請求項1に記載の広告支援装置。
【請求項3】
前記広告配信の配信状況を取得可能な配信状況取得部と、
前記広告配信の依頼元が使用する依頼元端末に向けて、前記配信状況の表示を指令可能な配信状況表示指令部と、
をさらに備える、請求項1又は2に記載の広告支援装置。
【請求項4】
前記利用状況は、前記送信元端末から配信された過去の前記配信状況を含み、
前記依頼先指定部は、過去の前記配信状況に基づいて前記広告配信の依頼先を指定可能である、請求項3に記載の広告支援装置。
【請求項5】
前記広告配信の依頼先が前記広告配信を行ったことを示す実施情報を前記依頼先端末から受信可能な実施情報受信部と、
前記実施情報を受信した場合に、前記広告配信の依頼先に支払われる前記広告配信への報酬を前記配信状況に基づいて算出可能な報酬算出部と、
前記報酬を表示するよう前記依頼元端末に指令可能な報酬表示指令部と、
をさらに備える、請求項3又は4に記載の広告支援装置。
【請求項6】
前記広告配信は、前記広告対象に関するURI(Uniform Resource Identifier)であって、当該URIを識別可能な識別情報を有する特定URIを含み、
前記配信状況は、第三者端末から前記特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数を含み、
前記配信状況取得部は、前記特定URIを用いて前記アクセス回数を取得可能である、
請求項3から5のいずれか1項に記載の広告支援装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の広告支援装置と、
前記広告支援装置とネットワークを介して接続可能であり、前記SNSのプログラムが格納されている1以上の端末と、
を含んで構成され、
前記端末は、
前記広告支援装置から前記募集情報を受信可能な募集情報受信部と、
前記広告支援装置へ前記応募情報を送信可能な応募情報送信部と、
前記広告支援装置から前記依頼情報を受信可能な依頼情報受信部と、
を備える、SNSを用いた広告支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SNSを用いた広告支援装置及び広告支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
不特定多数へ向けて情報を公開可能なソーシャルネットワークサービス(Social networking service、SNS。以下、ソーシャルネットワークサービスを単に「SNS」とも称する。)が利用されている。SNSの一例として、YouTube(登録商標)、Instagram(登録商標)、Twitter(登録商標)、TikTok(登録商標)等が挙げられる。
【0003】
SNSを利用するSNS利用者のうち、より多くのSNS利用者に影響を与えることが可能なSNS利用者は、インフルエンサー(influencer)と呼ばれる。企業等の広告の依頼元は、インフルエンサーを用いた広告を行うことにより、より多くのSNS利用者に影響を与える広告を行い得る。
【0004】
インフルエンサーを用いた広告に関し、特許文献1には、投稿に関連付けられたユニーク投稿同定番号、並びに、このユニーク投稿同定番号に関連付けられた、視覚認識タグ、コンセプトタグ、及びキャプションテキストの1以上のタグを含むインフルエンサーサイコグラフィックと、広告主によって指定されるキーワードを含む検索基準を含む複数の広告キャンペーンデータエントリと、をデータベースに格納し、タグとキャプションテキストとをマッチングして基準キーワードを検索してユニーク投稿同定番号に対して関連性スコアを生成し、生成した関連性スコアを用いてインフルエンサーのショートリストを得るよう構成するシステムが記載されている。
【0005】
特許文献1に記載の発明によれば、広告主によって指定されるキーワードを含む検索基準等によって示される広告仕様に基づいてインフルエンサーを広告キャンペーンにペアリングし得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特表2020-514847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
インフルエンサーを用いた広告に関し、広告の依頼元が広告対象をインフルエンサーに提供し、広告の依頼元から提供された広告対象に関する広告配信を行うようインフルエンサーに依頼する広告がある。このような広告配信において、インフルエンサーは、広告対象に実際に触れる等して、広告対象に関するより詳細な情報を含む広告配信を行うことができる。これにより、よりいっそう効果的な広告配信が行われ得る。
【0008】
しかしながら、このような広告配信の実施において、インフルエンサー等のSNS利用者に広告対象を単に提供するだけでは、広告対象を提供されたSNS利用者が広告配信を行わないリスク及び/又は広告対象に関する否定的な広告配信を行うリスクが懸念される。すなわち、広告配信が適切に実施されないリスクが懸念される。したがって、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援する手段が求められる。
【0009】
特許文献1の発明は、広告仕様に基づいて広告仕様に合致する投稿を既に行ったインフルエンサーを広告主の広告キャンペーンにペアリングし得るにとどまり、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信の適切な実施を支援する点において、さらなる改良の余地がある。
【0010】
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信し、当該募集情報を受信した端末から募集に応募する応募情報を受信し、応募情報の送信元である送信元端末でのSNSの利用状況を取得し、利用状況に基づいて希望者の中から広告配信の依頼先を指定し、広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信し、依頼先端末から、前記依頼情報を受諾したことを示す受諾情報を受信し、受諾情報を受信した場合に、広告配信の対象である広告対象の依頼先への提供を指令することによって上述の課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
【0012】
第1の特徴に係る発明は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の端末に向けて、前記SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信可能な募集情報送信部と、前記募集情報を受信した前記1以上の端末のいずれか1以上から、前記募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部と、前記応募情報の送信元である送信元端末での前記SNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部と、前記利用状況に基づいて前記希望者の中から前記広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部と、前記広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部と、前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部と、を備える、SNSを用いた広告支援装置を提供する。
【0013】
上述のとおり、広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信をSNS利用者(例えば、インフルエンサー)に依頼することについて、SNS利用者に広告対象を単に提供するだけでは、広告対象を提供されたSNS利用者が広告配信を行わないリスク及び/又は広告対象に関する否定的な広告配信を行うリスクが懸念される。すなわち、広告配信が適切に実施されないリスクが懸念される。
【0014】
第1の特徴に係る発明によれば、募集情報送信部及び応募情報受信部により、SNS利用者のうち広告配信の希望者を判別できる。そして、利用状況取得部及び依頼先指定部により、広告配信の希望者のうち、SNSの利用状況を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。依頼情報送信部がこのようにして指定された広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に依頼情報を送信し、広告対象提供指令部が広告配信の依頼先への広告対象の提供を指令することにより、広告配信を希望して広告配信の依頼を送信された依頼先であって、広告の依頼先に適した広告配信の依頼先によって、提供された広告対象の広告がより確実かつ適切に行われることを見込みうる。これにより、例えば、広告対象を無償で提供された依頼先が広告対象以外の報酬を受け取ることなく広告配信することを支援できる。
【0015】
したがって、第1の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な広告支援装置を提供できる。
【0016】
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、前記依頼情報を受諾したことを示す受諾情報を前記依頼先端末から受信可能な受諾情報受信部をさらに備え、前記広告対象提供指令部は、前記受諾情報を受信した場合に、前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能である、広告支援装置を提供する。
【0017】
第2の特徴に係る発明によれば、依頼情報送信部が指定された広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に依頼情報を送信し、受諾情報を受信した場合に広告対象提供指令部が広告配信の依頼先への広告対象の提供を指令することにより、広告配信を希望して広告配信の依頼を受諾した依頼先であって、広告の依頼先に適した広告配信の依頼先によって、提供された広告対象の広告がより確実かつ適切に行われることを見込みうる。これにより、例えば、広告対象を提供される依頼先が有償で広告配信する契約を依頼先と依頼元との間で結ぶことを支援できる。
【0018】
したがって、第2の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置を提供できる。
【0019】
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であって、前記広告配信の配信状況を取得可能な配信状況取得部と、前記広告配信の依頼元が使用する依頼元端末に向けて、前記配信状況の表示を指令可能な配信状況表示指令部と、をさらに備える、広告支援装置を提供する。
【0020】
第3の特徴に係る発明によれば、広告状況取得部及び配信状況表示指令部により、広告配信の配信状況を依頼元端末において表示できる。これにより、広告配信の依頼先によって広告配信が適切に行われたか依頼元が確認することを支援できる。したがって、SNS利用者が依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援できる。
【0021】
したがって、第3の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置を提供できる。
【0022】
第4の特徴に係る発明は、第3の特徴に係る発明であって、前記利用状況は、前記送信元端末から配信された過去の前記配信状況を含み、前記依頼先指定部は、過去の前記配信状況に基づいて前記広告配信の依頼先を指定可能である、支援装置を提供する。
【0023】
過去に依頼された広告配信を適切に実施した者は、今後行われる広告配信の依頼についても適切に実施することを見込み得る。第4の特徴に係る発明によれば、送信元端末から配信された過去の配信状況(例えば、希望者の過去の配信状況に関する配信者レーティング、希望者の過去の配信状況に基づく信用スコア等)に基づいて、過去に依頼された広告配信を適切に実施した希望者を今後行われる広告配信の依頼先として指定できる。これにより、今後行われる広告配信のよりいっそう適切な実施が支援される。また、これにより、例えば、過去に依頼された広告配信を適切に実施しなかった希望者等(例えば、非難が殺到する事態(「炎上」「flaming」とも称される。)を引き起こす配信を過去に行った希望者。)を今後行われる広告配信の依頼先として指定することを防ぎ得る。
【0024】
したがって、第4の特徴に係る発明によればSNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置を提供できる。
【0025】
第5の特徴に係る発明は、第3又は第4の特徴に係る発明であって、前記広告配信の依頼先が前記広告配信を行ったことを示す実施情報を前記依頼先端末から受信可能な実施情報受信部と、前記実施情報を受信した場合に、前記広告配信の依頼先に支払われる前記広告配信への報酬を前記配信状況に基づいて算出可能な報酬算出部と、前記報酬を表示するよう前記依頼元端末に指令可能な報酬表示指令部と、をさらに備える、支援装置を提供する。
【0026】
第5の特徴に係る発明によれば、依頼先から依頼先端末を介して広告配信の実施が報告された場合に、配信状況に基づいて依頼先に支払われる広告への報酬を算出し、表示できる。報酬が表示されることにより、広告の依頼元から依頼先への報酬の支払いを支援できる。
【0027】
広告配信を行う依頼における報酬が配信状況に基づいて算出され、表示されることにより、広告配信の希望者は、広告配信を行う依頼を安心して受諾し、広告配信を実施することができる。したがって、第5の特徴に係る発明によれば、報酬の支払いが支援されることにより、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0028】
したがって、第5の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置を提供できる。
【0029】
第6の特徴に係る発明は、第3の特徴から第5の特徴のいずれかに係る発明であって、前記広告情報は、前記広告対象に関するURI(Uniform Resource Identifier)であって、当該URIを識別可能な識別情報を有する特定URIを含み、前記配信状況は、第三者端末から前記特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数を含み、前記配信状況取得部は、前記特定URIを用いて前記アクセス回数を取得可能である、支援装置を提供する。
【0030】
第6の特徴に係る発明によれば、広告配信が広告対象に関する特定URIを含むため、SNSを介して当該広告配信に接した第三者は、特定URIを用いて広告対象に関する情報にアクセスできる。これにより、広告配信の効果が高まり得る。
【0031】
第6の特徴に係る発明によれば、広告配信の状況だけでなく、広告配信を介して広告対象に関する情報が第三者によってアクセスされたアクセス回数によっても広告配信が適切に実施されたかを評価できる。これにより、広告配信の適切な実施がよりいっそう支援され得る。
【0032】
したがって、第6の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置を提供できる。
【0033】
第7の特徴に係る発明は、第1の特徴から第6の特徴のいずれかに係る広告支援装置と、前記広告支援装置とネットワークを介して接続可能であり、前記SNSのプログラムが格納されている1以上の端末と、を含んで構成され、前記端末は、前記広告支援装置から前記募集情報を受信可能な募集情報受信部と、前記広告支援装置へ前記応募情報を送信可能な応募情報送信部と、前記広告支援装置から前記依頼情報を受信可能な依頼情報受信部と、を備える、SNSを用いた広告支援システムを提供する。
【0034】
SNSは、ネットワークを介して利用可能なサービスであるため、SNS利用者がいる場所を問わず、利用可能である。このため、広告配信の希望者が広告支援装置を設置した場所から離れた場所におり、広告支援装置がある場所を訪れて支援装置を利用することが困難である場合があり得る。
【0035】
第7の特徴に係る発明によれば、広告配信の希望者は、広告支援装置とネットワークを介して接続可能な端末を介して募集情報を受信し、応募情報を送信し、依頼情報を受信できる。すなわち、広告配信の希望者が広告支援装置を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、広告配信の希望者は、広告支援装置がある場所を訪れることなく、当該端末を介して広告支援装置を利用できる。これにより、第7の特徴に係る発明によれば、広告配信の希望者が広告支援装置を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0036】
したがって、第7の特徴に係る発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援プログラムを提供できる。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置及び支援プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1図1は、実施形態の支援システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、登録情報テーブル231の一例を示す図である。
図3図3は、募集情報テーブル232の一例を示す図である。
図4図4は、応募情報テーブル233の一例を示す図である。
図5図5は、依頼情報テーブル234の一例を示す図である。
図6図6は、支援装置2で実行される支援処理の一例を示すメインフローチャートである。
図7図7は、図6のステップS3で実行される依頼処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、図6のステップS4で実行される表示処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、図6のステップS5で実行される通知処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、利用者端末3で実行される利用者端末側支援処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、依頼元端末表示部15においてSNSを使う広告配信の希望者を募集する情報の入力を促す表示の一例である。
図12図12は、依頼元端末表示部15における配信状況の表示の一例である。
図13図13は、利用者端末表示部35における配信日時によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。
図14図14は、利用者端末表示部35における広告配信が寄与した購読者数の増加数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。
図15図15は、利用者端末表示部35における所定の期間における表示回数を基準としたときの所定の期間とは異なる特定の期間における表示回数の割合(再生回数増加率)によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。
図16図16は、利用者端末3の利用者端末表示部35における当該利用者端末3を利用するSNS利用者の配信状況を示す表示の一例である。
図17図17は、利用者端末表示部35における購読者数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0040】
<支援システムS>
図1は、実施形態の支援システムS(広告支援システム)のハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。支援システムSは、少なくとも、広告の依頼元である広告主から提供された広告対象を広告するSNSを用いた広告(以下、単に「広告」とも称する。)を支援可能な支援装置2(広告支援装置)と当該広告の広告対象を提供可能な提供手段Pとを含んで構成される。
【0041】
支援システムSは、支援装置2とネットワークNを介して通信可能であり、SNSを用いた広告を依頼する依頼元(「広告主」とも称する。)が利用する1以上の依頼元端末1(広告主端末)を含むことが好ましい。これにより、依頼元が支援装置2を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、依頼元は、支援装置2がある場所を訪れることなく、依頼元端末1を介して支援装置2を利用できる。
【0042】
支援システムSは、支援装置2とネットワークNを介して通信可能であり、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の利用者端末3(SNS利用者端末)を含むことが好ましい。これにより、利用者端末3を利用するSNS利用者が支援装置2を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、SNS利用者は、支援装置2がある場所を訪れることなく、利用者端末3を介して支援装置2を利用できる。
【0043】
以下、支援システムSは、互いにネットワークNを介して接続可能である、依頼元端末1、支援装置2、及び利用者端末3を含んで構成されるものとして説明するが、当業者であれば、依頼元端末1及び/又は利用者端末3の機能を支援装置2が含むよう構成する場合も同様に実現できることが理解されよう。
【0044】
〔依頼元端末1〕
依頼元端末1は、依頼元端末制御部11と、依頼元端末記憶部12と、依頼元端末通信部13と、依頼元端末入力部14と、依頼元端末表示部15と、を含んで構成される。
【0045】
[依頼元端末制御部11]
依頼元端末制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
【0046】
[依頼元端末記憶部12]
依頼元端末記憶部12は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。依頼元端末記憶部12は、ネットワークを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
【0047】
依頼元端末記憶部12には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、募集情報、応募情報、依頼情報等が記憶されている。
【0048】
[依頼元端末通信部13]
依頼元端末通信部13は、依頼元端末1をネットワークNに接続して支援装置2、利用者端末3等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi-Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
【0049】
[依頼元端末入力部14]
依頼元端末入力部14は、募集情報及び依頼情報を入力可能な入力部であれば特に限定されず、キーボード及び音声入力等によって例示される文字入力手段、並びに、マウス、トラックボール、及びタッチパネル等によって例示される位置指定手段の1以上を備える入力部でよい。
【0050】
[依頼元端末表示部15]
依頼元端末表示部15は、SNS利用者がSNSを利用する利用状況及びSNSを用いた広告活動の広告効果を表示可能な表示部であれば特に限定されず、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等によって例示される従来技術の表示部でよい。
【0051】
〔支援装置2〕
支援装置2(広告支援装置)は、支援装置制御部21と、支援装置記憶部23と、を含んで構成される。支援システムSが依頼元端末1及び/又は利用者端末3を含む場合、支援装置2は、支援装置通信部24をさらに含んで構成される。
【0052】
[支援装置制御部21]
利用者端末制御部31は、所定のプログラムを読み込み、必要に応じて利用者端末記憶部32、利用者端末通信部33、利用者端末入力部34、及び/又は利用者端末表示部35、と協働することで、支援装置2におけるソフトウェア構成の要素である、登録情報受信部211、募集情報送信部212、応募情報受信部213、利用状況取得部214、依頼先指定部215、依頼情報送信部216、受諾情報受信部217、広告対象提供指令部218、配信状況取得部219、配信状況表示指令部220、実施情報受信部221、報酬算出部222、報酬表示指令部223、条件受信部224、通知部225等を実現する。
【0053】
支援装置2において実行される支援処理の流れについては、後に図5を用いて詳細に説明する。
【0054】
[支援装置記憶部23]
支援装置記憶部23のハードウェア構成は、依頼元端末記憶部12と同様でよい。支援装置記憶部23には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、登録情報テーブル231、募集情報テーブル232、応募情報テーブル233、依頼情報テーブル234等が記憶されている。
【0055】
(登録情報テーブル231)
図2は、登録情報テーブル231の一例を示す図である。登録情報テーブル231は、広告配信の募集に応じることを希望するSNS利用者に関する登録情報を格納する。登録情報は、広告配信の募集に応じることを希望するSNS利用者に関する情報であれば特に限定されず、例えば、そのようなSNS利用者について、名前、性別、年齢、利用するSNS、住所、SNSの利用状況、備考となる情報、等の1以上を含む情報でよい。
【0056】
登録情報テーブル231は、登録情報を識別可能な登録情報IDと登録情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置2は、登録情報IDを用いて登録情報を格納及び/又は取得できる。
【0057】
登録情報は、SNS利用者によるSNSの利用状況を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、広告配信の希望者のうち、SNSの利用状況を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。
【0058】
登録情報は、SNS利用者が利用するSNSに関する利用SNS情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2は、依頼元が特定のSNSで広告配信を行うことを希望する場合に、当該特定のSNSを利用するSNS利用者が利用する利用者端末3へ募集情報を送信できる。
【0059】
登録情報は、SNS利用者の性別及び/又は年齢を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者の性別及び/又は年齢を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。
【0060】
登録情報は、SNS利用者の住所に関する情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、当該情報を用いて広告対象を提供できる。
【0061】
図2に示す登録情報テーブル231は、登録情報IDと関連付けられた登録情報を格納している。図2に示す登録情報テーブル231が格納する登録情報は、SNS利用者について、「名前」、「性別」、「年齢」、利用する「SNS」、「住所」、SNSの「利用状況」、「備考」となる情報、を含んでいる。
【0062】
図2の登録情報ID「II0001」と関連付けられた登録情報は、以下の情報を含んでいる:
登録するSNS利用者の名前「中華の山田」、性別「女性」、及び年齢「40代」。
登録するSNS利用者が『動画SNS「Y」』を利用しており、アカウント名が「@ChukaYamada」であること。
登録するSNS利用者の住所「岐阜県多治見市○○○○」。
登録するSNS利用者によるSNSの利用状況が「購読者数20,000」であり、「CI0000」で識別可能な依頼において「再生回数50,000」であること。
登録するSNS利用者が「調理師免許」を取得しており、「得意分野は中華料理」であること。
【0063】
これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、このような登録情報によって示されるSNS利用者が広告配信に適するか判別し得る。また、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者「中華の山田」に広告配信を依頼する場合に、アカウント名「@ChukaYamada」を用いて依頼情報を送信し得る。また、支援装置2、提供手段P、及び/又は依頼元は、SNS利用者「中華の山田」が広告配信の依頼を受諾した場合に、住所「岐阜県多治見市○○○○」を用いて広告対象を提供し得る。
【0064】
(募集情報テーブル232)
図3は、募集情報テーブル232の一例を示す図である。募集情報テーブル232は、SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を格納する。募集情報は、SNSを使う広告配信の希望者を募集することに関する情報であれば特に限定されず、例えば、そのような募集について、広告の広告対象、広告対象の分類、広告対象の広告対象情報、広告対象を提供する提供手段、広告配信を行うSNS、広告配信を依頼するSNS利用者に関するSNS利用者条件、広告主に関する広告主情報、広告配信の広告内容、等の1以上を含む情報でよい。
【0065】
募集情報テーブル232は、募集情報を識別可能な募集情報IDと募集情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置2は、募集情報IDを用いて募集情報を格納及び/又は取得できる。
【0066】
募集情報は、SNS利用者によるSNSの利用状況を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNSの利用状況を用いて、広告配信の希望者から依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。利用状況は、特に限定されず、例えば、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数(フォロワー数、チャンネル登録者数とも称する。)、SNS利用者が過去に配信した配信の数、SNS利用者が過去に配信した配信の再生回数、SNS利用者が過去に配信した配信が高い評価を受けた回数、SNS利用者が過去に配信した配信が低い評価を受けた回数、SNS利用者が過去に配信した配信が受けた評価の統計値(例えば、平均値)、SNS利用者がSNSを運営する企業等から特定の連絡(例えば、SNSの不適切な利用に関する連絡)を受けた回数、SNS利用者がSNSを運営する企業等から規約違反に関する連絡を受けた違反回数、利用状況に基づいて算出されたSNS利用者の配信者レーティング、違反回数等に基づいて算出されたSNS利用者の信用スコア等の1以上を含む利用状況でよい。
【0067】
募集情報は、SNS利用者に関するSNS利用者条件を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者条件を用いて、広告配信の希望者から依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。SNS利用者条件は、特に限定されず、例えば、SNS利用者の性別、年齢、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数等の1以上を含む条件でよい。
【0068】
募集情報は、広告対象の提供手段に関する情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は広告主は、当該情報を用いて広告対象を提供できる。
【0069】
募集情報は、広告対象に関する情報を含むことが好ましい。これにより、SNS利用者は、広告対象に関する情報を用いて広告に応募するか判断し得る。広告対象に関する情報は、特に限定されず、例えば、広告対象の価格、広告対象に関するURI、広告対象に関する画像、等の1以上を含む情報でよい。
【0070】
募集情報は、広告主に関する広告主情報を含むことが好ましい。これにより、広告配信を行う依頼を受諾した受諾者は、広告主情報を含む広告配信を行い、広告の効果を高め得る。広告主情報は、特に限定されず、例えば、広告主の広告主名、広告主に関する広告配信を識別可能なタグ(例えば、SNSにおいて利用されるハッシュタグ。)、広告主がSNSにおいて利用するアカウント名、等の1以上を含む情報でよい。
【0071】
募集情報は、広告配信の広告内容に関する情報を含むことが好ましい。これにより、受諾者は、当該情報を用いてより効果的な広告配信を行い得る。当該情報は、特に限定されず、例えば、広告配信に関する手順の指示、広告配信に関する注意事項等の1以上を含む情報でよい。
【0072】
図3の募集情報ID「RI0001」と関連付けられた募集情報は、以下の情報を含んでいる:
広告対象分類が「グルメ」である。
動画SNS「Y」を用いた広告配信を募集する募集である。
広告対象が「卵」である。
広告対象の提供手段が「宅配便」である。
広告対象が「1000円相当」であり、広告対象に関するURI[URI0001]があり、卵の画像で示される広告対象に関する募集である。
依頼先の性別及び年齢層を問わない募集であり、調理経験者を募集する募集である。
広告主が「A社」であり、ハッシュタグ「#Atamago」を用い、広告主のアカウント名が「@A_company」である。
「玉子をおいしそうに調理してください」と広告内容が指定されている。
【0073】
これにより、SNS利用者は、このような募集情報を用いて募集を把握した上で、当該募集に応募するか否かを判断し得る。これにより、支援装置2は、募集に関する募集情報を把握した上で応募する広告配信に適したSNS利用者からの応募情報を受信し得る。
【0074】
(応募情報テーブル233)
図4は、応募情報テーブル233の一例を示す図である。応募情報テーブル233は、SNSを使う広告配信に応募する応募情報を格納する。応募情報は、SNSを使う広告配信に応募することに関する情報であれば特に限定されず、例えば、そのような応募について、応募するSNS利用者の名前、応募するSNS利用者の性別、応募するSNS利用者の年齢、応募するSNS利用者が利用するSNSに関する情報、応募するSNS利用者の住所、応募するSNS利用者によるSNSの利用状況、応募するSNS利用者について備考となる情報、等の1以上を含む情報でよい。
【0075】
応募情報テーブル233は、応募情報を識別可能な応募情報IDと応募情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置2は、応募情報IDを用いて応募情報を格納及び/又は取得できる。
【0076】
応募情報は、SNS利用者が利用するSNSに関する利用SNS情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2は、依頼元が特定のSNSで広告配信を行うことを希望する場合に、当該特定のSNSを利用するSNS利用者が利用する利用者端末3へ依頼情報を送信できる。
【0077】
応募情報は、SNS利用者の性別及び/又は年齢を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者の性別及び/又は年齢を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。
【0078】
応募情報は、SNS利用者の住所に関する情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者の住所に宛てて広告対象を配送する手段によって広告対象を提供できる。
【0079】
応募情報は、SNS利用者によるSNSの利用状況を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、広告配信の希望者のうち、SNSの利用状況を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。
【0080】
図4の応募情報ID「AI0001」と関連付けられた応募情報は、以下の情報を含んでいる:
応募するSNS利用者の名前「中華の山田」、性別「女性」、及び年齢「40代」。
応募するSNS利用者が『動画SNS「Y」』を利用しており、アカウント名が「@ChukaYamada」であること。
応募するSNS利用者の住所「岐阜県多治見市○○○○」。
応募するSNS利用者によるSNSの利用状況が「購読者数20,000」であり、「CI0000」で識別可能な依頼において「再生回数50,000」であること。
応募するSNS利用者が備考として添えた「天津飯に自信があります」という情報。
【0081】
図4の応募情報ID「AI0001」と関連付けられた応募情報がこれらの情報をそれぞれ含んでいることにより、支援装置2及び/又は依頼元は、これらの情報のそれぞれを用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。
【0082】
(依頼情報テーブル234)
図5は、依頼情報テーブル234の一例を示す図である。依頼情報テーブル234は、広告配信の依頼に必要な依頼情報を格納する。依頼情報は、広告配信の依頼に必要な情報であれば特に限定されず、例えば、そのような依頼について、依頼先のSNS利用者の名前、依頼先のSNS利用者が利用するSNSに関する情報、依頼先のSNS利用者の住所、依頼する広告の広告対象、広告対象の広告対象情報、広告主に関する広告主情報、広告配信の広告内容、等の1以上を含む情報でよい。
【0083】
依頼情報テーブル234は、依頼情報を識別可能な依頼情報IDと依頼情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置2は、依頼情報IDを用いて依頼情報を格納及び/又は取得できる。
【0084】
依頼情報は、SNS利用者が利用するSNSに関する利用SNS情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2は、利用SNS情報を用いてSNS利用者が利用する利用者端末3へ依頼情報を送信できる。
【0085】
依頼情報は、SNS利用者の住所に関する情報を含むことが好ましい。これにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者の住所に宛てて広告対象を配送する手段によって広告対象を提供できる。
【0086】
依頼情報は、広告対象に関する情報を含むことが好ましい。これにより、SNS利用者は、広告対象に関する情報を用いて依頼を受諾するか判断し得る。広告対象に関する情報は、特に限定されず、例えば、広告対象の価格、広告対象に関するURI、広告対象に関する画像、等の1以上を含む情報でよい。
【0087】
依頼情報は、広告主に関する広告主情報を含むことが好ましい。SNS利用者は、広告主情報を用いて依頼を受諾するか判断し得る。また、これにより、広告配信を行う依頼を受諾した受諾者は、広告主情報を含む広告配信を行い、広告の効果を高め得る。広告主情報は、特に限定されず、例えば、広告主の広告主名、広告主に関する広告配信を識別可能なタグ(例えば、SNSにおいて利用されるハッシュタグ。)、広告主がSNSにおいて利用するアカウント名、等の1以上を含む情報でよい。
【0088】
依頼情報は、広告配信の広告内容に関する情報を含むことが好ましい。SNS利用者は、広告配信の広告内容に関する情報を用いて依頼を受諾するか判断し得る。また、これにより、受諾者は、当該情報を用いてより効果的な広告配信を行い得る。当該情報は、特に限定されず、例えば、広告配信に関する手順の指示、広告配信に関する注意事項等の1以上を含む情報を含む情報でよい。
【0089】
依頼情報は、広告対象に関するURIであって、当該URIを識別可能な識別情報を有する特定URIを含むことが好ましい。
【0090】
依頼情報が特定URIを含むことにより、SNSを介して当該広告配信に接した第三者は、特定URIを用いて広告対象に関する情報にアクセスできる。これにより、広告配信の効果を高め得る。
【0091】
図5の依頼情報ID「CI0001」と関連付けられた依頼情報は、以下の情報を含んでいる:
依頼先のSNS利用者(依頼対象)「中華の山田」。
依頼先のSNS利用者が『動画SNS「Y」』を利用しており、アカウント名が「@ChukaYamada」であること。
依頼先のSNS利用者の住所「岐阜県多治見市○○○○」。
広告対象が「卵」である。
広告対象が「1000円相当」であり、広告対象に関するURI[URI0001]があり、卵の画像で示される広告対象に関する募集である。
広告主が「A社」であり、ハッシュタグ「#Atamago」を用い、広告主のアカウント名が「@A_company」である。
「玉子をおいしそうに調理してください」と広告内容が指定されている。
【0092】
図5の依頼情報ID「CI0001」と関連付けられた依頼情報がこれらの情報をそれぞれ含んでいることにより、依頼情報を受信した利用者端末3を利用するSNS利用者は、これらの情報のそれぞれを用いて依頼を受諾するか判断できる。また、当該SNS利用者は、これらの情報のそれぞれを用いてより依頼元の意図に沿った広告配信を行い得る。
【0093】
[支援装置通信部24]
支援装置通信部24は、支援装置2をネットワークNに接続して依頼元端末1、利用者端末3等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、依頼元端末通信部13と同様のハードウェア構成の通信部でよい。
【0094】
〔利用者端末3〕
利用者端末3は、利用者端末制御部31と、利用者端末記憶部32と、利用者端末通信部33と、利用者端末入力部34と、利用者端末表示部35と、を含んで構成される。
【0095】
[利用者端末制御部31]
利用者端末制御部31は、所定のプログラム(支援プログラム)を読み込み、必要に応じて利用者端末記憶部32、利用者端末通信部33、利用者端末入力部34、及び/又は利用者端末表示部35、と協働することで、利用者端末3におけるソフトウェア構成の要素である募集情報受信部311、応募情報送信部312、依頼情報受信部313、受諾情報送信部314、等を実現する。
【0096】
利用者端末3において実行される利用者端末側支援処理の流れについては、後に図10を用いて詳細に説明する。
【0097】
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32に格納されたSNSのプログラムを実行可能である。これにより、利用者端末3を利用するSNS利用者は、当該SNSにおける配信を行える。
【0098】
(SNS)
SNSは、特に限定されず、例えば、YouTube(登録商標)、Twitter(登録商標)、及びTikTok(登録商標)等によって例示される動画を配信可能なSNS、並びに、Twitter(登録商標)及びInstagram(登録商標)等によって例示される画像を配信可能なSNS等の各種SNSの1以上でよい。
【0099】
SNSは、URIを配信可能なSNSを含むことが好ましい。SNSがURIを配信可能なSNSを含むことにより、利用者端末3を利用するSNS利用者は、依頼情報に含まれる特定URIを配信できる。
【0100】
SNS利用者が依頼情報に含まれる特定URIを配信できることにより、SNSを介して当該広告配信に接した第三者は、特定URIを用いて広告対象に関する情報にアクセスできる。これにより、広告配信の効果を高め得る。
【0101】
[利用者端末記憶部32]
利用者端末記憶部32のハードウェア構成は、依頼元端末記憶部12と同様でよい。利用者端末記憶部32には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、SNSのプログラム、募集情報、応募情報、依頼情報等が記憶されている。
【0102】
[利用者端末通信部33]
利用者端末通信部33は、利用者端末3をネットワークNに接続して依頼元端末1、支援装置2等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、依頼元端末通信部13と同様のハードウェア構成の通信部でよい。
【0103】
[利用者端末入力部34]
利用者端末入力部34は、応募情報を入力可能な入力部であれば特に限定されず、依頼元端末入力部14と同様のハードウェア構成の入力部でよい。
【0104】
[利用者端末表示部35]
利用者端末表示部35は、募集情報及び依頼情報を表示可能な表示部であれば特に限定されず、依頼元端末表示部15と同様のハードウェア構成の表示部でよい。
利用者端末3を用いる利用者が広告を行うよう依頼された被依頼SNS利用者である場合、利用者端末表示部35は、当該依頼された広告の広告効果を表示可能であることが好ましい。利用者端末表示部35が広告効果を表示可能であることにより、被依頼SNS利用者は、広告の効果に応じた広告活動を行い、広告の効果を高め得る。
【0105】
〔ネットワークN〕
ネットワークNの種類は、支援装置2と依頼元端末1及び利用者端末3等の端末を通信可能にするネットワークであれば特に限定されず、例えば、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、Wi-Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、あるいはこれらのネットワークを複数組み合わせたネットワーク等が挙げられる。
【0106】
〔広告対象〕
広告対象は、特に限定されず、例えば、広告の対象となる物品(例えば、食品、日用品、工具、文房具、書籍等)、広告の対象となるサービス(例えば、飲食物の提供、宿泊、娯楽施設の利用、交通機関の利用等)等でよい。
【0107】
〔提供手段P〕
広告対象を提供可能な提供手段Pは、支援装置2の指令に応じて広告対象を被依頼SNS利用者に提供可能であれば特に限定されない。提供手段Pは、例えば、支援装置2が備える手段でもよく、ネットワークNを介して支援装置2と接続されていてもよい。
【0108】
広告対象が物品である場合、提供手段Pは、例えば、広告対象を郵便及び/又は宅配便等の手段で提供する手段、電子的な手段で実現され、広告対象と引き換え可能な引換券を、ネットワークを介して提供する手段、広告対象の提供を受けることが可能な合言葉(例えば、「○○さんの紹介で参りましたユーチューバー△△です。」等)を、通信手段を介して提供する手段等の提供手段でよい。
【0109】
広告対象がサービスである場合、提供手段Pは、広告対象のサービスを利用可能な利用券を、郵便及び/又は宅配便等の手段で提供する手段、電子的な手段で実現され、広告対象のサービスを利用可能な利用券を、ネットワークを介して提供する手段、広告対象のサービスを利用可能な合言葉を、通信手段を介して提供する手段等の提供手段でよい。
【0110】
〔支援装置2で実行される支援処理のメインフローチャート〕
図6は、支援装置2で実行される支援処理の一例を示すメインフローチャートである。以下、図6を用いて、支援装置2で実行される支援処理の好ましい態様の一例を説明する。
【0111】
まず、支援装置2は、SNS利用者の情報を登録する登録処理(ステップS1~S2)を実行することが好ましい。
【0112】
[ステップS1:登録情報を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して登録情報受信部211を実行し、いずれかの利用者端末3から広告配信の依頼を受諾可能なSNS利用者の登録情報を受信したか判別する処理を行う(ステップS1)。登録情報を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS2に移す。登録情報を受信していないならば、支援装置制御部21は、処理をステップS3に移す。
【0113】
[ステップS2:登録情報を格納]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23と協働して登録情報受信部211を実行し、ステップS1で受信した登録情報を登録情報テーブル231に格納する処理を行う(ステップS2)。支援装置制御部21は、処理をステップS3に移す。
【0114】
ステップS1~S2において登録処理を実行することにより、支援装置2は、利用者端末3から送信された登録情報を受信して登録情報テーブル231に格納できる。これにより、支援装置2は、後述する依頼処理において、登録情報テーブル231に格納された登録情報を用いて応募情報を送信できる。
【0115】
[ステップS3:依頼処理]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して、募集情報送信部212、応募情報受信部213、利用状況取得部214、依頼先指定部215、依頼情報送信部216、受諾情報受信部217、及び広告対象提供指令部218を実行し、SNSを使う広告配信の希望者を募集し、募集に応募した希望者から依頼先を指定して依頼し、依頼を受諾した依頼先に広告の広告対象を提供するよう指令する一連の依頼処理を行う(ステップS3)。支援装置制御部21は、処理をステップS4に移す。ステップS3で実行される依頼処理は、後に図7を用いて詳細に説明する。
【0116】
ステップS3において依頼処理を実行することにより、支援装置2は、SNSを使う広告配信の希望者を募集し、募集に応募した希望者から依頼先を指定して依頼し、依頼を受諾した依頼先に広告の広告対象を提供するよう指令できる。
【0117】
広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信をSNS利用者(例えば、インフルエンサー)に依頼することについて、SNS利用者に広告対象を単に提供するだけでは、広告対象を提供されたSNS利用者が広告配信を行わないリスク及び/又は広告対象に関する否定的な広告配信を行うリスクが懸念される。すなわち、広告配信が適切に実施されないリスクが懸念される。
【0118】
ステップS3において依頼処理を実行することにより、支援装置2及び/又は依頼元は、SNS利用者のうち広告配信の希望者を判別できる。そして、支援装置2及び/又は依頼元は、広告配信の希望者のうち、SNSの利用状況を用いて依頼に適した広告配信の依頼先を指定できる。依頼情報送信部216がこのようにして指定された広告配信の依頼先が使用する利用者端末3(依頼先端末)に依頼情報を送信し、受諾情報受信部217が受諾情報を受信した場合に広告対象提供指令部218が広告配信の依頼先への広告対象の提供を指令することにより、広告配信を希望して広告配信の依頼を受諾した依頼先であって、広告の依頼先に適した広告配信の依頼先によって、提供された広告対象の広告がより確実かつ適切に行われることが見込まれうる。
【0119】
したがって、ステップS3において依頼処理を実行することにより、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置2(広告支援装置)を提供できる。
【0120】
[ステップS4:表示処理]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して配信状況取得部219、配信状況表示指令部220、実施情報受信部221、報酬算出部222、報酬表示指令部223、を実行し、配信状況に関する表示を指令する一連の表示処理を行う(ステップS4)。支援装置制御部21は、処理をステップS5に移す。ステップS4で実行される表示処理は、後に図8を用いて詳細に説明する。
【0121】
ステップS4において表示処理を実行することにより、広告配信の配信状況が依頼元端末1において表示される。これにより、支援システムSは、広告配信の依頼先によって広告配信が適切に行われたか依頼元が確認することを支援できる。したがって、支援システムSは、SNS利用者が依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援できる。
【0122】
また、ステップS4において実施情報受信部221、報酬算出部222、及び報酬表示指令部223の実行を含む表示処理を実行することにより、支援システムSは、依頼先から利用者端末3(依頼先端末)を介して広告配信の実施が報告された場合に、配信状況に基づいて依頼先に支払われる広告への報酬を算出し、表示できる。支援システムSは、報酬が表示されることにより、広告の依頼元から依頼先への報酬の支払いを支援できる。
【0123】
広告配信を行う依頼における報酬が配信状況に基づいて算出され、表示されることにより、広告配信の希望者は、広告配信を行う依頼を安心して受諾し、広告配信を実施することができる。したがって、ステップS4において実施情報受信部221、報酬算出部222、及び報酬表示指令部223の実行を含む表示処理を実行することにより、報酬の支払いが支援され、支援システムSは、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0124】
[ステップS5:通知処理]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して条件受信部224、通知部225を実行し、配信状況が特定の条件を満たしたときに所定の通知を行うよう利用者端末3に指令する一連の通知処理を行う(ステップS5)。支援装置制御部21は、支援処理を終了し、処理をステップS1に戻す。ステップS5で実行される通知処理は、後に図9を用いて詳細に説明する。
【0125】
ステップS5において通知処理を実行することにより、支援装置2は、配信状況が特定の条件を満たしたときに所定の通知を行うよう利用者端末3に指令できる。これにより、利用者端末3を利用するSNS利用者は、配信状況が特定の条件を満たすか逐一確認することなく、配信状況が特定の条件を満たしたことを知ることができる。これにより、SNS利用者は、配信状況が特定の条件を満たすか逐一確認する場合より少ない労力で、配信状況を把握できる。
【0126】
したがって、支援装置2においてステップS1~S5に係る処理が実行されることにより、SNS利用者が広告の依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援可能な支援装置2を提供できる。
【0127】
〔ステップS3で実行される依頼処理のフローチャート〕
図7は、図6のステップS3で実行される依頼処理の一例を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、図6のステップS3で実行される依頼処理の好ましい態様の一例を説明する。
【0128】
[依頼元端末1から募集指令を送信]
まず、依頼元は、依頼元端末1を用いて、SNSを使う広告配信の希望者を募集する情報を入力し、当該情報を含む募集指令を支援装置2へ送信する。依頼元が依頼元端末1を用いて、SNSを使う広告配信の希望者を募集する情報を入力する方法は、特に限定されず、例えば、依頼元端末表示部15において情報の入力を促す表示を行い、依頼元端末入力部14を介して募集情報を入力するよう依頼元に促す方法等でよい。
【0129】
[ステップS11:募集指令を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して募集情報送信部212を実行し、いずれかの依頼元端末1から募集指令を受信したか判別する処理を行う(ステップS11)。募集指令を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS12に移す。募集指令を受信していないならば、支援装置制御部21は、処理をステップS13に移す。
【0130】
[ステップS12:募集情報を送信]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して募集情報送信部212を実行し、ステップS11で受信した募集指令に基づいて募集情報を募集情報テーブル232に格納し、募集情報を利用者端末3へ送信する処理を行う(ステップS12)。支援装置制御部21は、処理をステップS13に移す。
【0131】
ステップS11~S12の処理を実行することにより、支援装置2は、SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を利用者端末3へ送信できる。
【0132】
ステップS12における募集情報を利用者端末3へ送信する処理は、登録情報テーブル231に格納された登録情報に基づいて選択された利用者端末3へ募集情報を送信可能な処理であることが好ましい。これにより、支援装置2は、広告配信の募集に応じるべく登録情報を送信したSNS利用者が利用する利用者端末3へ募集情報を送信し得る。これにより、募集情報を受信した利用者端末3から応募情報が送信されることが不特定多数の利用者端末3へ募集情報を送信する場合より見込まれうる。
【0133】
ステップS12における募集情報を利用者端末3へ送信する処理が登録情報テーブル231に格納された登録情報に基づいて選択された利用者端末3へ募集情報を送信可能な処理である場合、当該処理は、登録情報に含まれる登録情報が募集情報に含まれるSNS利用者条件を満たすSNS利用者が利用する利用者端末3へ募集情報を送信可能な処理であることが好ましい。これにより、支援装置2は、依頼元が希望する条件を満たすSNS利用者に募集情報を送信し得る。したがって、支援装置2は、依頼元が希望する条件を満たすSNS利用者による当該広告配信の適切な実施を支援できる。
【0134】
[ステップS13:応募情報を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して応募情報受信部213を実行し、ステップS12において送信された募集情報を受信したいずれかの利用者端末3から募集情報に応募する応募情報を受信したか判別する処理を行う(ステップS13)。応募情報を受信したならば、支援装置制御部21は、受信した応募情報を応募情報テーブル233に格納し、処理をステップS14に移す。応募情報を受信していないならば、支援装置制御部21は、処理をステップS17に移す。
【0135】
[ステップS14:利用状況を取得]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して利用状況取得部214を実行し、ステップS13で受信した応募情報を送信した送信元である利用者端末3(送信元端末)を利用するSNS利用者によるSNSの利用状況を取得する処理を行う(ステップS14)。支援装置制御部21は、処理をステップS15に移す。
【0136】
SNSの利用状況を取得する処理は、特に限定されず、例えば、当該SNSが備えるAPI(Application Programming Interface)を介してSNSの利用状況を取得する方法、当該SNSが画面表示に用いる情報を介してSNSの利用状況を取得する方法、SNSの利用状況をSNS利用者から受信する方法、等によって例示される各種のSNSの利用状況を取得する方法の1以上を用いる処理でよい。
【0137】
SNSの利用状況を取得する処理は、中でも、当該SNSが備えるAPIを介してSNSの利用状況を取得する方法を含むことが好ましい。これにより、支援装置2は、当該SNSが画面表示に用いる情報を介してSNSの利用状況を取得する方法等を用いる場合より、SNSの利用状況を効率よく取得できる。
【0138】
ステップS14で取得するSNSの利用状況は、特に限定されず、例えば、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数(フォロワー数、チャンネル登録者数とも称する。)、SNS利用者が過去に配信した配信の数、SNS利用者が過去に配信した配信の再生回数、SNS利用者が過去に配信した配信が高い評価を受けた回数、SNS利用者が過去に配信した配信が低い評価を受けた回数、SNS利用者が過去に配信した配信が受けた評価の統計値(例えば、平均値)、SNS利用者がSNSを運営する企業等から特定の連絡(例えば、SNSの不適切な利用に関する連絡)を受けた回数、等によって例示される利用状況に関する各種数値の1以上を含む利用状況でよい。
【0139】
後述するステップS16で送信される依頼情報が特定URIを含む場合、ステップS14で取得するSNSの利用状況は、過去に行われた広告配信について、第三者端末からこの特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数を含むことが好ましい。
【0140】
ステップS14で取得するSNSの利用状況が当該アクセス回数を含むことにより、支援装置2は、広告配信の状況だけでなく、広告配信を介して広告対象に関する情報が第三者によってアクセスされたアクセス回数によっても広告配信が適切に実施されたかを評価できる。これにより、支援装置2は、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0141】
ステップS14で取得するSNSの利用状況は、送信元端末から配信された過去の配信状況を含むことが好ましい。
【0142】
過去に依頼された広告配信を適切に実施した者は、今後行われる広告配信の依頼についても適切に実施することを見込み得る。ステップS14で取得するSNSの利用状況が送信元端末から配信された過去の配信状況を含むことにより、支援装置2は、送信元端末から配信された過去の配信状況に基づいて、過去に依頼された広告配信を適切に実施した希望者を今後行われる広告配信の依頼先として指定できる。これにより、支援装置2は、今後行われる広告配信のよりいっそう適切な実施を支援できる。
【0143】
[ステップS15:依頼先を指定]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して依頼先指定部215を実行し、ステップS13で受信した応募情報の送信元である利用者端末3を利用する利用者(応募者)からステップS14で取得した利用状況を用いて依頼先を指定する処理を行う(ステップS15)。支援装置制御部21は、処理をステップS16に移す。
【0144】
ステップS14で取得した利用状況を用いて依頼先を指定する処理は、特に限定されず、例えば、利用状況が所定の条件を満たすSNS利用者から依頼先を指定する処理、依頼元端末1に利用状況を送信し、当該利用状況を受信した依頼元端末1から依頼先を指定する依頼先指定情報を受信する処理、依頼元端末1に利用状況が所定の条件を満たすSNS利用者の一覧を送信し、当該一覧を受信した依頼元端末1から依頼先を指定する依頼先指定情報を受信する処理、等によって例示される各種の処理の1以上を含む処理でよい。
【0145】
ステップS15における利用状況に関する所定の条件は、ステップS14で取得した利用状況に関する条件であれば特に限定されず、例えば、ステップS14で取得したSNSの利用状況が含む所定の数値が所定の範囲に含まれることに関する条件等でよい。
【0146】
ステップS14で取得した利用状況を用いて依頼先を指定する処理は、中でも、依頼元端末1に利用状況を送信し、当該利用状況を受信した依頼元端末1から依頼先を指定する依頼先指定情報を受信する処理を含むことが好ましい。これにより、依頼元端末1を利用する依頼元は、利用状況を用いて広告配信に適した依頼先を指名できる。すなわち、依頼元は、利用状況が所定の条件(例えば、購読者数が一定の範囲であるという購読者数条件、配信の配信数が一定の範囲であるという配信数条件、過去に配信した配信の再生回数が一定の範囲であるという再生回数条件、配信が高い評価を受けた回数が一定の範囲であるという高評価条件、配信が低い評価を受けた回数が一定の範囲であるという低評価条件、配信が受けた評価の統計値が一定の範囲であるという評価統計値条件、違反回数が一定の範囲であるという違反回数条件、配信者レーティングが一定の範囲であるという配信者レーティング条件、信用スコアが一定の範囲であるという信用スコア条件、及びこれらの条件の2以上を組み合わせた条件。)を満たすSNS利用者から広告配信に適した依頼先を指名できる。また、これにより、依頼元は、例えば、信用スコアが一定の範囲であるSNS利用者から広告配信に適した依頼先を指名する等して、過去に依頼された広告配信を適切に実施しなかった希望者等(例えば、非難が殺到する事態(「炎上」「flaming」とも称される。)を引き起こす配信を過去に行った希望者。)を今後行われる広告配信の依頼先として指名することを防ぎ得る。したがって、提供された広告対象の広告がより確実かつ適切に行われることを見込みうる。
【0147】
ステップS14で取得した利用状況を用いて依頼先を指定する処理は、中でも、依頼元端末1に利用状況が所定の条件を満たすSNS利用者の一覧を表示するよう指令し、当該一覧を表示した依頼元端末1から依頼先を指定する依頼先指定情報を受信する処理を含むことが好ましい。これにより、依頼元端末1を利用する依頼元は、利用状況が所定の条件を満たすSNS利用者から広告配信に適した依頼先をよりいっそう容易に指名できる。したがって、提供された広告対象の広告がよりいっそう確実かつ適切に行われることを見込みうる。
【0148】
[ステップS16:依頼情報を送信]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して依頼情報送信部216を実行し、ステップS15で指定された依頼先が利用する利用者端末3(依頼先端末)へ広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信する処理を行う(ステップS16)。支援装置制御部21は、処理をステップS17に移す。
【0149】
ステップS16で送信される広告配信の依頼に必要な依頼情報は、特に限定されず、例えば、依頼情報テーブル234に格納される依頼情報と同じでよい。
【0150】
ステップS16で送信される依頼情報は、特定URIを含むことが好ましい。ステップS16で送信される依頼情報が特定URIを含むことにより、広告配信を行う依頼を受諾した受諾者は、特定URIを含む広告配信を行える。広告配信が広告対象に関する特定URIを含むため、SNSを介して当該広告配信に接した第三者は、特定URIを用いて広告対象に関する情報にアクセスできる。これにより、広告配信の効果が高まり得る。
【0151】
[ステップS17:受諾情報を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して受諾情報受信部217を実行し、ステップS16で依頼情報を送信した送信先である利用者端末3(依頼先端末)からステップS16で送信した依頼情報を受諾したことを示す受諾情報を受信したか判別する処理を行う(ステップS17)。受諾情報を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS18に移す。受諾情報を受信していないならば、支援装置制御部21は、依頼処理を終了し、処理を図6のステップS4に移す。
【0152】
[ステップS18:広告対象の提供を指令]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して広告対象提供指令部218を実行し、ステップS17で受諾情報を送信した利用者端末3を利用するSNS利用者(広告配信を行う依頼を受諾した受諾者)に広告対象を提供することを提供手段Pに指令する処理を行う(ステップS18)。支援装置制御部21は、依頼処理を終了し、処理を図6のステップS4に移す。
【0153】
〔ステップS4で実行される表示処理のフローチャート〕
図8は、図6のステップS4で実行される表示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図8を用いて、図6のステップS4で実行される表示処理の好ましい態様の一例を説明する。
【0154】
まず、支援装置2は、表示処理のうち配信状況表示処理(ステップS21~S23)を実行する。
【0155】
[ステップS21:配信状況表示要求を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して配信状況取得部219を実行し、いずれかの端末(依頼元端末1及び/又は利用者端末3)から配信状況の表示を要求する配信状況表示要求を受信したか判別する処理を行う(ステップS21)。配信状況表示要求を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS22に移す。配信状況表示要求を受信していないならば、支援装置制御部21は、処理をステップS24に移す。
【0156】
配信状況表示要求は、表示の対象となる配信状況を特定可能な情報を含むことが好ましい。表示の対象となる配信状況を特定可能な情報は、特に限定されず、例えば、依頼情報テーブル234に格納された依頼情報を識別可能な情報(例えば、図5の依頼情報ID)、広告主に関する広告配信を識別可能なタグ(例えば、SNSにおいて利用されるハッシュタグ。)、広告配信を受諾したSNS利用者を識別可能な情報、広告主を識別可能な情報、ステップS16で送信される依頼情報が含む特定URI、広告配信が行われた期間を指定する情報、等の1以上を含む情報でよい。
【0157】
配信状況表示要求が表示の対象となる配信状況を特定可能な情報を含むことにより、配信状況表示要求を送信した端末の利用者(依頼元、SNS利用者)は、配信状況を特定可能な情報によって特定される所望の配信状況を表示させることができる。
【0158】
[ステップS22:配信状況を取得]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して配信状況取得部219を実行し、ステップS21で受信した配信状況表示要求に基づいて配信状況を取得する処理を行う(ステップS22)。支援装置制御部21は、処理をステップS13に移す。
【0159】
配信状況を取得する手段は、特に限定されず、例えば、当該SNSが備えるAPI(Application Programming Interface)を介して配信状況を取得する方法、当該SNSが画面表示に用いる情報を介して配信状況を取得する方法、等によって例示される各種のSNSの利用状況を取得する方法の1以上を用いて配信状況を取得する処理でよい。
【0160】
配信状況を取得する処理は、中でも、当該SNSが備えるAPIを介して配信状況を取得する方法を含むことが好ましい。これにより、支援装置2は、当該SNSが画面表示に用いる情報を介して配信状況を取得する方法等を用いる場合より、配信状況を効率よく取得できる。
【0161】
ステップS14で取得する配信状況は、特に限定されず、例えば、広告配信を行うSNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数(フォロワー数、チャンネル登録者数とも称する。)、広告配信の再生回数、広告配信が高い評価を受けた回数、広告配信が低い評価を受けた回数、広告配信が受けた評価の統計値(例えば、平均値)、広告配信を行うSNS利用者がSNSを運営する企業等から特定の連絡(例えば、SNSの不適切な利用に関する連絡)を受けた回数、等によって例示される配信状況に関する各種情報、並びに、ステップS17において受信した受諾情報によって受諾された広告配信に関する情報、の1以上を含む利用状況でよい。
【0162】
S16で送信される依頼情報が特定URIを含む場合、ステップS22で取得する配信状況は、第三者端末からこの特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数を含むことが好ましい。
【0163】
ステップS22で取得する配信状況が当該アクセス回数を含むことにより、支援装置2は、広告配信の状況だけでなく、広告配信を介して広告対象に関する情報が第三者によってアクセスされたアクセス回数によっても広告配信が適切に実施されたかを評価できる。これにより、支援装置2は、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0164】
アクセス回数を取得する方法は、特に限定されず、例えば、URIを用いてアクセスされたリソースを管理する装置(例えば、当該リソースを提供するサーバ)からアクセス回数を取得する方法等でよい。
【0165】
[ステップS23:配信状況の表示を指令]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して配信状況表示指令部220を実行し、ステップS21で受信した配信状況表示要求によって表示を要求された配信状況の表示を、当該配信状況表示要求を送信した送信元の端末に指令する処理を行う(ステップS23)。支援装置制御部21は、処理をステップS24に移す。
【0166】
ステップS23が指令する表示は、ステップS21で受信した配信状況表示要求によって表示を要求された配信状況の表示であれば、特に限定されない。当該表示は、例えば、配信状況が含む各種情報、及び/又は、ステップS17において受信した受諾情報によって受諾された広告配信に関する情報の表示を含む。
【0167】
ステップS23が指令する表示が複数の広告配信に関する情報の表示を含む場合、当該表示は、配信状況が含む各種情報のいずれか(例えば、広告配信の表示回数、広告配信を配信した配信日時、広告配信の表示回数の増加数・増加率、配信を購読する購読者の購読者数、購読者数の増加数・増加率、広告配信の表題、広告配信が高評価を得た回数、等)を用いて広告配信に関する情報の表示を並び替えた表示を含むことが好ましい。これにより、端末の利用者は、複数の広告配信における各種情報の大小関係等を直観的に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0168】
配信状況表示要求が表示の対象となる配信状況を特定可能な情報を含む場合、ステップS23が指令する表示は、当該情報によって特定される1以上の広告配信に関する情報の表示を含むことが好ましい。これにより、端末の利用者は、特定した配信状況を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0169】
ステップS23が指令する表示は、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数の表示を含むことが好ましい。これにより、端末の利用者は、当該SNS利用者の配信を表示する第三者端末の数を見積もることができる。このような第三者端末の数を見積もることができることにより、端末の利用者(例えば、依頼元、SNS利用者)は、広告配信による広告の効果を見積もり得る。
【0170】
ステップS23が指令する表示は、広告配信の表示回数の表示を含むことが好ましい。これにより、端末の利用者は、広告配信の表示回数を把握することができる。広告配信の表示回数を把握できることにより、端末の利用者(例えば、依頼元、SNS利用者)は、広告配信による広告の効果を評価し得る。
【0171】
SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、購読者数の表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、広告配信が寄与した購読者数を把握することができる。
【0172】
SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数の変化は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力の変化を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、広告配信が寄与した購読者数の増加数及び/又は増加率の表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、広告配信が寄与した購読者数の増加数及び/又は増加率を把握することができる。
【0173】
SNS利用者が行った配信の表示回数の時間的変化は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力の時間的変化を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、所定の期間における表示回数を基準としたときの所定の期間とは異なる特定の期間における表示回数の割合に関する表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、所定の期間と特定の期間とを比較した場合における表示回数の変化を把握することができる。
【0174】
SNS利用者が行った配信の表示回数の合計は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、SNS利用者が行った配信の表示回数の合計に関する表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、SNS利用者が行った配信の表示回数の合計を把握することができる。
【0175】
SNS利用者が配信を行った配信回数は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、SNS利用者が配信を行った配信回数に関する表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、SNS利用者が配信を行った配信回数を把握することができる。
【0176】
SNS利用者の購読者数、購読者数の変化、表示回数の時間的変化、表示回数の合計、及び/又は配信回数等のSNSにおける順位は、当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力を示す有力な指標の1つである。ステップS23が指令する表示は、上述の順位のいずれか1以上に関する表示を含むことが好ましい。これにより、端末を利用する利用者は、順位を介して当該SNS利用者がSNSにおいて有する影響力を把握することができる。
【0177】
ステップS21~S23の配信状況表示処理を実行することにより、支援装置2は、広告配信の配信状況を依頼元端末1及び/又は利用者端末3において表示できる。
【0178】
広告配信の配信状況を依頼元端末1において表示できることにより、支援装置2は、広告配信の依頼先によって広告配信が適切に行われたか依頼元が確認することを支援できる。したがって、支援装置2は、SNS利用者が依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援できる。
【0179】
広告配信の配信状況を利用者端末3において表示できることにより、支援装置2は、広告配信を行う依頼を受諾したSNS利用者が、広告配信が適切に行われているかを確認することを支援できる。したがって、支援装置2は、SNS利用者が依頼元から提供された広告対象を広告する広告配信について、当該広告配信の適切な実施を支援できる。
【0180】
つづいて、支援装置2は、表示処理のうち報酬表示処理(ステップS24~S27)を実行する。
【0181】
[ステップS24:実施情報を受信したかを判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して実施情報受信部221を実行し、利用者端末3から広告配信の依頼先が広告配信を行ったことを示す実施情報を受信したか判別する処理を行う(ステップS24)。実施情報を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS25に移す。実施情報を受信していないならば、支援装置制御部21は、表示処理を終了し、処理を図6のステップS5に移す。
【0182】
[ステップS25:配信状況を取得]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して配信状況取得部219を実行し、ステップS24で受信した実施情報を送信した利用者端末3を利用するSNS利用者がSNSで広告配信を行う配信状況を取得する処理を行う(ステップS25)。支援装置制御部21は、処理をステップS26に移す。
【0183】
ステップS25において配信状況を取得する方法は、特に限定されず、例えば、ステップS22において配信状況を取得する方法と同じ方法でよい。
【0184】
[ステップS26:報酬を算出]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23と協働して報酬算出部222を実行し、ステップS25で取得した配信状況に基づいて報酬を算出する処理を行う(ステップS26)。支援装置制御部21は、処理をステップS27に移す。
【0185】
配信状況に基づいて報酬を算出する処理は、特に限定されず、例えば、配信状況が含む情報のうち、広告配信の表示回数に所定の単価を乗じて報酬を算出する処理、広告配信による購読者数の増加数に特定の単価を乗じて報酬を算出する処理、第三者端末から特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数に指定の単価を乗じて報酬を算出する処理、等を含む処理でよい。また、配信状況に基づいて報酬を算出する処理は、報酬を算出する処理の2以上を組み合わせた処理でもよい。
【0186】
配信状況に基づいて報酬を算出する処理が、配信状況が含む情報のうち、広告配信の表示回数に所定の単価を乗じて報酬を算出する処理を含むことにより、依頼元は、広告配信の表示回数に応じた報酬を受諾者に提供し得る。これにより、より多くの第三者端末において広告配信が表示される、より影響力が大きい広告配信を行うSNS利用者は、より多くの報酬を支払われ得る。これにより、より影響力が大きい広告配信を行う動機を、広告配信を行うSNS利用者に与えることを見込みうる。
【0187】
配信状況に基づいて報酬を算出する処理が、配信状況が含む情報のうち、第三者端末から特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数に指定の単価を乗じて報酬を算出する処理を含むことにより、依頼元は、アクセス回数に応じた報酬を受諾者に提供し得る。これにより、広告対象に関するURIがより多くアクセスされる、より影響力が大きい広告配信を行うSNS利用者は、より多くの報酬を支払われ得る。これにより、より影響力が大きい広告配信を行う動機を、広告配信を行うSNS利用者に与えることを見込みうる。
【0188】
[ステップS27:報酬の表示を指令]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して報酬表示指令部223を実行し、ステップS26で算出した報酬の表示を指令する処理を行う(ステップS27)。支援装置制御部21は、表示処理を終了し、処理を図6のステップS5に移す。
【0189】
ステップS24~S27の報酬表示処理を実行することにより、支援装置2は、依頼先から依頼先端末を介して広告配信の実施が報告された場合に、配信状況に基づいて依頼先に支払われる広告への報酬を算出し、端末(依頼元端末1、利用者端末3)において表示できる。報酬が表示されることにより、広告の依頼元から依頼先への報酬の支払いを支援できる。
【0190】
広告配信を行う依頼における報酬が配信状況に基づいて算出され、表示されることにより、広告配信の希望者は、広告配信を行う依頼を安心して受諾し、広告配信を実施することができる。したがって、ステップS24~S27の報酬表示処理の実行によって報酬の支払いが支援されることにより、支援装置2は、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0191】
〔ステップS5で実行される通知処理のフローチャート〕
図9は、図6のステップS5で実行される通知処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9を用いて、図6のステップS5で実行される通知処理の好ましい態様の一例を説明する。
【0192】
[ステップS31:特定の条件を受信したか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して条件受信部224を実行し、いずれかの利用者端末3から配信状況に関する特定の条件を受信したか判別する処理を行う(ステップS31)。特定の条件を受信したならば、支援装置制御部21は、処理をステップS32に移す。特定の条件を受信していないならば、支援装置制御部21は、処理をステップS33に移す。
【0193】
特定の条件は、配信状況に関する条件であれば特に限定されず、例えば、広告配信の表示回数が所定の範囲外から当該所定の範囲内になることに関する条件(例えば、表示回数が10000回以上に初めてなったことに関する条件)、購読者数が所定の範囲外から当該所定の範囲内になることに関する条件、等でよい。
【0194】
[ステップS32:特定の条件を格納]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23と協働して条件受信部224を実行し、ステップS1で受信した特定の条件を支援装置記憶部23に格納する処理を行う(ステップS32)。支援装置制御部21は、処理をステップS33に移す。
【0195】
[ステップS33:利用状況を取得]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23と協働して利用状況取得部214を実行し、ステップS32で格納した特定の条件に関する利用状況を取得する処理を行う(ステップS33)。支援装置制御部21は、処理をステップS34に移す。
【0196】
[ステップS34:特定の条件を満たすか判別]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23及び支援装置通信部24と協働して通知部225を実行し、ステップS33で取得した利用状況がステップS31で受信した特定の条件を満たすか判別する処理を行う(ステップS34)。特定の条件を満たすならば、支援装置制御部21は、処理をステップS35に移す。特定の条件を満たさないならば、支援装置制御部21は、通知処理を終了し、処理をステップS1に移す。
【0197】
[ステップS35:特定の条件を満たすことを通知]
支援装置制御部21は、支援装置記憶部23と協働して通知部225を実行し、ステップS31で受信した特定の条件を満たすことをステップS31で当該特定の条件を送信した送信元の利用者端末3に通知する処理を行う(ステップS35)。支援装置制御部21は、通知処理を終了し、処理をステップS1に移す。
【0198】
ステップS31~S35の通知処理を実行することにより、支援装置2は、配信状況が特定の条件を満たしたときに所定の通知を行うよう利用者端末3に指令できる。これにより、利用者端末3を利用するSNS利用者は、配信状況が特定の条件を満たすか逐一確認することなく、配信状況が特定の条件を満たしたことを知ることができる。これにより、SNS利用者は、配信状況が特定の条件を満たすか逐一確認する場合より少ない労力で、配信状況を把握できる。
【0199】
〔利用者端末3で実行される利用者端末側支援処理のフローチャート〕
図10は、利用者端末3で実行される利用者端末側支援処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10を用いて、利用者端末3で実行される利用者端末側支援処理の好ましい態様の一例を説明する。
【0200】
まず、利用者端末3は、募集情報受信処理(ステップS41~S42)を行う。
【0201】
[ステップS41:募集情報を受信したか判別]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末通信部33と協働して募集情報受信部311を実行し、SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を支援装置2から受信したか判別する処理を行う(ステップS41)。募集情報を受信したならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS42に移す。募集情報を受信していないならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS45に移す。
【0202】
募集情報は、特に限定されず、例えば、ステップS12で送信される募集情報でよい。
【0203】
[ステップS42:募集情報を表示]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末表示部35と協働して募集情報受信部311を実行し、ステップS41で受信した募集情報を表示する(ステップS42)。利用者端末制御部31は、処理をステップS43に移す。
【0204】
ステップS41~S42の募集情報受信処理を実行することにより、利用者端末3は、支援装置2から送信された募集情報を表示できる。
【0205】
続いて、利用者端末3は、応募情報送信処理(ステップS43~S44)を行う。
【0206】
[ステップS43:応募情報の送信を指令されたか判別]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末入力部34と協働して応募情報送信部312を実行し、ステップS41で受信した募集情報に応募する応募情報を支援装置2へ送信することを指令されたか判別する処理を行う(ステップS43)。応募情報を送信することを指令されたならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS44に移す。応募情報を送信することを指令されていないならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS45に移す。
【0207】
[ステップS44:応募情報を送信]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末通信部33と協働して応募情報送信部312を実行し、ステップS41で受信した応募情報を支援装置2へ送信する(ステップS44)。利用者端末制御部31は、処理をステップS45に移す。
【0208】
応募情報は、特に限定されず、例えば、ステップS13で受信される応募情報でよい。
【0209】
ステップS43~S44の応募情報送信処理を実行することにより、利用者端末3は、支援装置2へ応募情報を送信できる。
【0210】
続いて、利用者端末3は、依頼情報受信処理(ステップS45~S46)を行う。
【0211】
[ステップS45:依頼情報を受信したか判別]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末通信部33と協働して依頼情報受信部313を実行し、SNSを使う広告配信を依頼する依頼情報を支援装置2から受信したか判別する処理を行う(ステップS45)。依頼情報を受信したならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS46に移す。依頼情報を受信していないならば、利用者端末制御部31は、利用者端末側支援処理を終了し、ステップS41からステップS48の処理を繰り返す。
【0212】
依頼情報は、特に限定されず、例えば、ステップS16で送信される依頼情報でよい。
【0213】
[ステップS46:依頼情報を表示]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末表示部35と協働して依頼情報受信部313を実行し、ステップS45で受信した依頼情報を表示する(ステップS46)。利用者端末制御部31は、処理をステップS47に移す。
【0214】
ステップS45~S46の依頼情報受信処理を実行することにより、利用者端末3は、支援装置2から送信された依頼情報を表示できる。
【0215】
続いて、利用者端末3は、受諾情報送信処理(ステップS47~S48)を行う。
【0216】
[ステップS47:受諾情報の送信を指令されたか判別]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末入力部34と協働して受諾情報送信部314を実行し、ステップS45で受信した依頼情報を受諾する受諾情報を支援装置2へ送信することを指令されたか判別する処理を行う(ステップS47)。受諾情報を送信することを指令されたならば、利用者端末制御部31は、処理をステップS48に移す。応募情報を送信することを指令されていないならば、利用者端末制御部31は、利用者端末側支援処理を終了し、ステップS41からステップS48の処理を繰り返す。
【0217】
[ステップS48:受諾情報を送信]
利用者端末制御部31は、利用者端末記憶部32及び利用者端末表示部35と協働して受諾情報送信部314を実行し、ステップS47で送信を指令された受諾情報を支援装置2へ送信する(ステップS48)。利用者端末制御部31は、利用者端末側支援処理を終了し、ステップS41からステップS48の処理を繰り返す。
【0218】
受諾情報は、特に限定されず、例えば、ステップS17で受信される受諾情報でよい。
【0219】
ステップS47~S48の受諾情報送信処理を実行することにより、利用者端末3は、支援装置2へ受諾情報を送信できる。
【0220】
ステップS41~S48の利用者端末側支援処理を実行することにより、広告配信の希望者は、支援装置2とネットワークNを介して接続可能な利用者端末3を介して募集情報を受信し、応募情報を送信し、依頼情報を受信できる。すなわち、広告配信の希望者が支援装置2を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、広告配信の希望者は、支援装置2がある場所を訪れることなく、利用者端末3を介して支援装置2を利用できる。これにより、支援システムSは、広告配信の希望者が支援装置2を設置した場所から離れた場所にいる場合であっても、広告配信の適切な実施をよりいっそう支援し得る。
【0221】
<支援システムSの使用例>
続いて、本実施形態における支援システムSの使用例を説明する。
【0222】
〔広告配信の依頼を受諾可能であることを登録〕
まず、広告配信の依頼を受諾可能なSNS利用者は、利用者端末3を介して当該SNS利用者の登録情報を支援装置2に送信する。支援装置2は、登録情報を受信し、受信した登録情報を登録情報テーブル231に格納する。
【0223】
〔広告配信の希望者を募集〕
広告の依頼元は、依頼元端末1を介してSNSを使う広告配信の希望者を募集する募集指令を支援装置2に送信する。
【0224】
図11は、依頼元端末表示部15においてSNSを使う広告配信の希望者を募集する情報の入力を促す表示の一例である。募集指令は、例えば、図8に示す表示を用いて入力された募集に関する情報を含む指令でよい。
【0225】
図11に示す表示は、広告対象分類を入力可能な広告対象分類入力領域RL1、広告配信を行うSNSを入力可能なSNS入力領域RL2、広告配信の広告対象を入力可能な広告対象入力領域RL3、広告対象の提供手段を入力可能な提供手段入力領域RL4、広告対象の広告対象情報を入力可能な広告対象情報入力領域RL5、広告配信を依頼する依頼先のSNS利用者に関するSNS利用者条件を入力可能な利用者条件入力領域RL6、広告主の広告主情報を入力可能な広告主情報入力領域RL7、広告配信の広告内容を入力可能な広告内容入力領域RL8、を含む。
【0226】
図11に示す表示が広告対象分類入力領域RL1、SNS入力領域RL2、広告対象入力領域RL3、提供手段入力領域RL4、広告対象情報入力領域RL5、利用者条件入力領域RL6、広告主情報入力領域RL7、広告内容入力領域RL8、をそれぞれ含むことにより、広告主は、依頼元端末入力部14を介して、広告対象分類、広告配信を行うSNS、広告対象、提供手段、広告対象情報、SNS利用者条件、広告主情報、広告内容、をそれぞれ入力できる。これにより、依頼元端末1は、依頼元端末通信部13を用いて、広告主が入力した各情報を含む募集指令を支援装置2へ送信できる。
【0227】
広告対象分類入力領域RL1は、指定された複数の広告対象分類から広告対象を指定可能な手段(例えば、複数の広告対象分類から1つの広告対象分類を選択するドロップダウンリスト)を有することが好ましい。これにより、依頼元は、広告対象分類を容易に入力できる。
【0228】
SNS入力領域RL2は、指定された複数のSNSからSNSを指定可能な手段(例えば、複数のSNSから1つのSNSを選択するドロップダウンリスト)を有することが好ましい。これにより、依頼元は、SNSを容易に入力できる。
【0229】
提供手段入力領域RL4は、指定された複数の提供手段から提供手段を指定可能な手段(例えば、複数の提供手段から1つの提供手段を選択するドロップダウンリスト)を有することが好ましい。これにより、依頼元は、提供手段を容易に入力できる。
【0230】
広告対象情報入力領域RL5は、広告対象の金額を入力可能な領域であることが好ましい。これにより、SNS利用者に広告対象の金額を伝え得る。SNS利用者は、広告対象の金額を伝えられることにより、広告対象の金額を含む広告配信を行い得る。したがって、SNS利用者は、広告対象の情報をよりいっそう伝え得る広告配信を行い得る。
【0231】
広告対象情報入力領域RL5は、特定URIを入力可能な領域であることが好ましい。広告対象情報入力領域RL5が特定URIを入力可能な領域であることにより、SNS利用者に特定URIを伝え得る。これにより、広告配信を行う依頼を受諾した受諾者は、特定URIを含む広告配信を行える。広告配信が広告対象に関する特定URIを含むため、SNSを介して当該広告配信に接した第三者は、特定URIを用いて広告対象に関する情報にアクセスできる。これにより、広告配信の効果が高まり得る。
【0232】
広告対象情報入力領域RL5は、広告対象の画像をアップロード可能な領域であることが好ましい。これにより、SNS利用者に広告対象の画像を伝え得る。SNS利用者は、広告対象の画像を伝えられることにより、広告対象の画像を含む広告配信を行い得る。したがって、SNS利用者は、広告対象の情報をよりいっそう伝え得る広告配信を行い得る。
【0233】
利用者条件入力領域RL6において入力可能な依頼先のSNS利用者に関するSNS利用者条件は、特に限定されない。SNS利用者条件は、例えば、SNS利用者の年齢に関する条件、性別に関する条件、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数に関する条件等の1以上を含む条件でよい。
【0234】
SNS利用者条件は、購読者数に関する条件(例えば、購読者数の下限)を含むことが好ましい。SNS利用者条件が購読者数に関する条件を含むことにより、支援装置2は、依頼元が所望する購読者数を有するSNS利用者に応募情報及び/又は依頼情報を送信し得る。
【0235】
広告主情報入力領域RL7において入力可能な広告主の広告主情報は、特に限定されず、例えば、広告主の広告主名、広告主に関する広告配信を識別可能なタグ(例えば、SNSにおいて利用されるハッシュタグ。)、広告主がSNSにおいて利用するアカウント名、等の1以上を含む情報でよい。
【0236】
広告内容入力領域RL8において入力可能な広告内容は、特に限定されず、例えば、広告配信に関する手順の指示、広告配信に関する注意事項等の1以上を含む内容でよい。
【0237】
支援装置2は、募集指令を受信する。支援装置2は、受信した募集指令に基づいて募集情報を利用者端末3へ送信する。SNS利用者は、利用者端末3を介して募集情報を確認する。
【0238】
〔募集への応募〕
募集に応募するSNS利用者は、利用者端末3を介して募集情報に応募する応募情報を支援装置2に送信する。支援装置2は、応募情報を受信する。支援装置2は、受信した応募情報を応募情報テーブル233に格納する。
【0239】
〔広告配信を依頼〕
応募情報を受信した支援装置2は、応募情報を送信した送信元である利用者端末3(送信元端末)を利用するSNS利用者によるSNSの利用状況を取得する。支援装置2は、取得した利用状況を用いて依頼先を指定する。そして、支援装置2は、指定された依頼先が利用する利用者端末3に広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信する。SNS利用者は、利用者端末3を介して依頼情報を確認する。
【0240】
〔広告配信の依頼を受諾〕
依頼を受諾するSNS利用者は、利用者端末3を介して依頼情報を受諾したことを示す応募情報を支援装置2に送信する。支援装置2は、受諾情報を受信する。
【0241】
〔広告対象を提供〕
支援装置2は、依頼を受諾したSNS利用者に広告対象を提供する。
【0242】
〔広告配信の実施〕
依頼を受諾したSNS利用者は、提供された広告対象を広告する広告配信を実施する。広告配信を実施したSNS利用者は、広告配信を実施したことを示す実施情報を、利用者端末3を介して支援装置2に送信する。支援装置2は、実施情報を受信する。
【0243】
〔報酬の表示〕
支援装置2は、実施情報を送信した利用者端末3を利用する利用者による広告配信の配信状況を取得する。支援装置2は、取得した配信状況に基づいて報酬を算出する。支援装置2は、算出された報酬を依頼元端末1に表示するよう指令する。依頼元端末1は、報酬を表示する。依頼元は、表示された報酬に基づいて広告配信を実施したSNS利用者に報酬を支払う。
【0244】
〔依頼元端末1における配信状況の表示〕
依頼元は、依頼元端末1を介して配信状況を表示するよう支援装置2に要求する。支援装置2は、広告配信の配信状況を取得する。支援装置2は、取得した配信状況を依頼元端末1に表示するよう指令する。
【0245】
[依頼元端末1における配信状況の表示例]
図12は、依頼元端末表示部15における配信状況の表示の一例である。図12に示す表示は、以下の領域を含む:
配信状況が含む情報のうち、広告配信を行った回数である広告配信数を表示可能な広告配信数表示領域RE1。
配信状況が含む情報のうち、広告配信の表示回数を表示可能な表示回数表示領域RE2。
配信状況が含む情報のうち、SNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数を表示可能な購読者数表示領域RE3。
配信状況が含む情報のうち、広告配信へのアクセスに用いたURIを提供するリソース(例えば、広告配信のURIを掲載したウェブページ等)のURIであるアクセス元URIを表示可能なアクセス元表示領域RE4。
配信状況が含む情報のうち、広告配信を行ったSNSを表示可能なSNS表示領域RE5。
配信状況が含む情報のうち、広告配信にアクセスした第三者端末のデバイス種類を表示可能なデバイス種類表示領域RE6。
【0246】
図12に示す配信状況の表示がこれらの領域のそれぞれを含むことにより、依頼元端末1を利用する依頼元は、表示された配信状況が含む情報を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、依頼元が配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0247】
〔利用者端末3における配信状況の表示〕
SNS利用者は、利用者端末3を介して配信状況を表示するよう支援装置2に要求する。支援装置2は、広告配信の配信状況を取得する。支援装置2は、取得した配信状況を利用者端末3に表示するよう指令する。
【0248】
[利用者端末3における配信状況の表示例]
以下、利用者端末3における配信状況の表示の各種例を示す。
【0249】
(配信日時によって並べ替えられた配信状況の一覧表示)
図13は、利用者端末表示部35における配信日時によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。図13に示す表示は、以下の領域を含む:
配信状況が含む情報のうち、広告配信を行った日時である配信日時を表示可能な配信日時表示領域RB1。
配信状況が含む情報のうち、広告配信を代表する画像であるサムネイル画像を表示可能なサムネイル表示領域RB2。
配信状況が含む情報のうち、広告配信の表題を表示可能な表題表示領域RB3。
配信状況が含む情報のうち、広告配信の再生回数等の数値情報を表示可能な数値情報表示領域RB4。
【0250】
図13に示す配信状況の表示が配信日時によって並べ替えられた配信状況の一覧表示であることにより、端末の利用者は、表示された配信状況が配信された順序を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0251】
図13に示す配信状況の表示が数値情報表示領域RB4を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、広告配信の再生回数等の数値情報を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0252】
(広告配信が寄与した購読者数の増加数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示)
図14は、利用者端末表示部35における広告配信が寄与した購読者数の増加数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。図14に示す表示は、以下の領域を含む:
配信状況が含む情報のうち、広告配信を行った日時である配信日時を表示可能な配信日時表示領域RS1。
配信状況が含む情報のうち、広告配信を代表する画像であるサムネイル画像を表示可能なサムネイル表示領域RS2。
配信状況が含む情報のうち、広告配信の表題を表示可能な表題表示領域RS3。
配信状況が含む情報のうち、広告配信が寄与した購読者数の増加数に関する情報を表示可能な寄与情報表示領域RS4。
【0253】
図14に示す配信状況の表示が、広告配信が寄与した購読者数の増加数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示であることにより、端末の利用者は、ある広告配信が別の広告配信との比較において購読者数の増加によりいっそう寄与したか否かを容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0254】
図14に示す配信状況の表示が寄与情報表示領域RS4を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、広告配信が寄与した購読者数の増加数を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0255】
(再生回数増加率によって並べ替えられた配信状況の一覧表示)
図15は、利用者端末表示部35における所定の期間における表示回数を基準としたときの所定の期間とは異なる特定の期間における表示回数の割合(再生回数増加率)によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。図15に示す表示は、以下の領域を含む:
配信状況が含む情報のうち、広告配信を行った日時である配信日時を表示可能な配信日時表示領域RI1。
配信状況が含む情報のうち、広告配信を代表する画像であるサムネイル画像を表示可能なサムネイル表示領域RI2。
配信状況が含む情報のうち、広告配信の表題を表示可能な表題表示領域RI3。
配信状況が含む情報のうち、再生回数増加率を表示可能な再生回数増加率表示領域RI4。
【0256】
図15に示す配信状況の表示が、再生回数増加率によって並べ替えられた配信状況の一覧表示であることにより、端末の利用者は、特定の期間における再生回数が所定の期間における再生回数に対してよりいっそう多い広告配信、及び/又は、特定の期間における再生回数が所定の期間における再生回数に対してよりいっそう少ない広告配信を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0257】
図15に示す配信状況の表示が再生回数増加率表示領域RI4を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、表示回数の変化を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0258】
(SNS利用者自身の配信状況の表示)
図16は、利用者端末3の利用者端末表示部35における当該利用者端末3を利用するSNS利用者の配信状況を示す表示の一例である。図16に示す表示は、以下の領域を含む:
SNS利用者に関するSNS利用者画像を表示可能な画像表示領域RO1。
SNS利用者の名前を表示可能な名前表示領域RO2。
SNS利用者が行う配信を購読する購読者の購読者数に関する情報を表示可能な購読者数表示領域RO3。
SNS利用者が行った配信の配信回数を表示可能な配信回数表示領域RO4。
SNS利用者が行った配信の再生回数の合計である再生回数合計を表示可能な再生回数合計表示領域RO5。
【0259】
図16に示す配信状況の表示が購読者数表示領域RO3を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、購読者数を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0260】
図16に示す配信状況の表示が配信回数表示領域RO4を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、配信回数を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0261】
図16に示す配信状況の表示が再生回数合計表示領域RO5を含むことにより、利用者端末3を利用する利用者は、再生回数合計を容易に把握し得る。したがって、支援装置2は、配信状況をよりいっそう把握することを支援し得る。
【0262】
(購読者数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示)
図17は、利用者端末表示部35における購読者数によって並べ替えられた配信状況の一覧表示の一例である。図17に示す表示は、第1~4のSNS利用者に関するSNS利用者画像、名前、購読者数に関する情報、配信回数、及び再生回数合計をそれぞれ表示可能な第1~4SNS利用者表示領域RR1~4を含む。また、図17に示す表示において、購読者数に関する情報の表示は、購読者数と対応するSNS利用者の配信を購読する購読者の購読者数のSNSにおける順位とに関する表示を含む。
【0263】
図17に示す配信状況の表示がSNS利用者に関する購読者数に関する情報の表示を含むことにより、端末の利用者は、当該SNS利用者の配信を表示する第三者端末の数を見積もることができる。このような第三者端末の数を見積もることができることにより、端末の利用者は、広告配信による広告の効果を見積もり得る。
【0264】
図17に示す配信状況の表示が配信回数を含むことにより、端末の利用者は、SNS利用者の影響力の指標である、SNS利用者が配信を行った配信回数を把握することができる。
【0265】
図17に示す配信状況の表示が再生回数合計を含むことにより、端末の利用者は、SNS利用者の影響力の指標である、再生回数合計を把握することができる。
【0266】
なお、本発明の思想の範疇において、当業者であれば各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の実施の形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0267】
S システム
1 依頼元端末
11 依頼元端末制御部
12 依頼元端末記憶部
13 依頼元端末通信部
14 依頼元端末入力部
15 依頼元端末表示部
2 支援装置
21 支援装置制御部
211 登録情報受信部
212 募集情報送信部
213 応募情報受信部
214 利用状況取得部
215 依頼先指定部
216 依頼情報送信部
217 受諾情報受信部
218 広告対象提供指令部
219 配信状況取得部
220 配信状況表示指令部
221 実施情報受信部
222 報酬算出部
223 報酬表示指令部
224 条件受信部
225 通知部
23 支援装置記憶部
231 登録情報テーブル
232 募集情報テーブル
233 応募情報テーブル
234 依頼情報テーブル
24 支援装置通信部
3 利用者端末
31 利用者端末制御部
311 募集情報受信部
312 応募情報送信部
313 依頼情報受信部
314 受諾情報送信部
32 利用者端末記憶部
33 利用者端末通信部
34 利用者端末入力部
35 利用者端末表示部
N ネットワーク
P 提供手段
RB1 配信日時表示領域
RB2 サムネイル表示領域
RB3 表題表示領域
RB4 数値情報表示領域
RE1 広告配信数表示領域
RE2 表示回数表示領域
RE3 購読者数表示領域
RE4 アクセス元表示領域
RE5 SNS表示領域
RE6 デバイス種類表示領域
RI1 配信日時表示領域
RI2 サムネイル表示領域
RI3 表題表示領域
RI4 再生回数増加率表示領域
RL1 広告対象分類入力領域
RL2 SNS入力領域
RL3 広告対象入力領域
RL4 提供手段入力領域
RL5 広告対象情報入力領域
RL6 利用者条件入力領域
RL7 広告主情報入力領域
RL8 広告内容入力領域
RO1 画像表示領域
RO2 名前表示領域
RO3 購読者数表示領域
RO4 配信回数表示領域
RO5 再生回数合計表示領域
RR1 第1SNS利用者表示領域
RR2 第2SNS利用者表示領域
RR3 第3SNS利用者表示領域
RR4 第4SNS利用者表示領域
RS1 配信日時表示領域
RS2 サムネイル表示領域
RS3 表題表示領域
RS4 寄与情報表示領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2022-09-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画を配信可能なソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の端末に向けて、前記SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信可能な募集情報送信部と、
前記募集情報を受信した前記1以上の端末のいずれか1以上から、前記募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部と、
前記応募情報の送信元である送信元端末での前記SNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部と、
前記利用状況に基づいて前記希望者の中から前記広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部と、
前記広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部と、
前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部と、
前記広告配信の再生回数増加率を含む前記広告配信の配信状況を取得可能な配信状況取得部と、
前記広告配信の依頼元が使用する依頼元端末に向けて、前記再生回数増加率によって並べ替えられた前記配信状況の表示を指令可能な配信状況表示指令部と、
を備える、SNSを用いた広告支援装置。
【請求項2】
動画を配信可能なソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の端末に向けて、前記SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信可能な募集情報送信部と、
前記募集情報を受信した前記1以上の端末のいずれか1以上から、前記募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部と、
前記応募情報の送信元である送信元端末での前記SNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部と、
前記利用状況に基づいて前記希望者の中から前記広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部と、
前記広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部と、
前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部と、
前記広告配信の配信状況を取得可能な配信状況取得部と、
前記広告配信の依頼元が使用する依頼元端末に向けて、前記配信状況の表示を指令可能な配信状況表示指令部と、
を備え、
前記依頼情報は、前記広告対象に関するURI(Uniform Resource Identifier)であって、当該URIを識別可能な識別情報を有する特定URIを含み、
前記広告配信は、前記特定URIを含む広告の配信であり、
前記配信状況は、第三者端末から前記特定URIを用いてアクセスしたアクセス回数を含み、
前記配信状況取得部は、前記特定URIを用いて前記アクセス回数を取得可能である、SNSを用いた広告支援装置。
【請求項3】
前記利用状況は、前記送信元端末から配信された過去の前記配信状況を含み、
前記依頼先指定部は、過去の前記配信状況に基づいて前記広告配信の依頼先を指定可能である、請求項1又は2に記載の広告支援装置。
【請求項4】
前記広告配信の依頼先が前記広告配信を行ったことを示す実施情報を前記依頼先端末から受信可能な実施情報受信部と、
前記実施情報を受信した場合に、前記広告配信の依頼先に支払われる前記広告配信への報酬を前記配信状況に基づいて算出可能な報酬算出部と、
前記報酬を表示するよう前記依頼元端末に指令可能な報酬表示指令部と、
をさらに備える、請求項2又は3に記載の広告支援装置。
【請求項5】
請求項1からのいずれか1項に記載の広告支援装置と、
前記広告支援装置とネットワークを介して接続可能であり、前記SNSのプログラムが格納されている1以上の端末と、
を含んで構成され、
前記端末は、
前記広告支援装置から前記募集情報を受信可能な募集情報受信部と、
前記広告支援装置へ前記応募情報を送信可能な応募情報送信部と、
前記広告支援装置から前記依頼情報を受信可能な依頼情報受信部と、
を備える、SNSを用いた広告支援システム。
【手続補正書】
【提出日】2022-11-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画を配信可能なソーシャルネットワークサービス(SNS)のプログラムが格納されている1以上の端末に向けて、前記SNSを使う広告配信の希望者を募集する募集情報を送信可能な募集情報送信部と、
前記募集情報を受信した前記1以上の端末のいずれか1以上から、前記募集に応募する応募情報を受信可能な応募情報受信部と、
前記応募情報の送信元である送信元端末での前記SNSの利用状況を取得可能な利用状況取得部と、
前記利用状況に基づいて前記希望者の中から前記広告配信の依頼先を指定可能な依頼先指定部と、
前記広告配信の依頼先が使用する依頼先端末に向けて、前記広告配信の依頼に必要な依頼情報を送信可能な依頼情報送信部と、
前記広告配信の対象である広告対象の前記依頼先への提供を指令可能な広告対象提供指令部と、
前記広告配信の再生回数増加率を含む前記広告配信の配信状況を取得可能な配信状況取得部と、
前記広告配信の依頼元が使用する依頼元端末に向けて、前記再生回数増加率によって並べ替えられた前記配信状況の表示を指令可能な配信状況表示指令部と、
を備える、SNSを用いた広告支援装置。
【請求項2】
前記利用状況は、前記送信元端末から配信された過去の前記配信状況を含み、
前記依頼先指定部は、過去の前記配信状況に基づいて前記広告配信の依頼先を指定可能である、請求項1に記載の広告支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載の広告支援装置と、
前記広告支援装置とネットワークを介して接続可能であり、前記SNSのプログラムが格納されている1以上の端末と、
を含んで構成され、
前記端末は、
前記広告支援装置から前記募集情報を受信可能な募集情報受信部と、
前記広告支援装置へ前記応募情報を送信可能な応募情報送信部と、
前記広告支援装置から前記依頼情報を受信可能な依頼情報受信部と、
を備える、SNSを用いた広告支援システム。