(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023039683
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】アンモニア燃料燃焼装置
(51)【国際特許分類】
F23J 7/00 20060101AFI20230314BHJP
F23L 7/00 20060101ALI20230314BHJP
F23C 1/08 20060101ALI20230314BHJP
F23R 3/36 20060101ALI20230314BHJP
F02C 7/22 20060101ALI20230314BHJP
F23R 3/10 20060101ALI20230314BHJP
F23R 3/30 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
F23C99/00 317
F23C99/00 302
F23C1/08
F23R3/36
F02C7/22 A
F23R3/10
F23R3/30
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021146921
(22)【出願日】2021-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】000211123
【氏名又は名称】中外炉工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087572
【弁理士】
【氏名又は名称】松川 克明
(72)【発明者】
【氏名】河本 祐作
(72)【発明者】
【氏名】田口 脩平
(72)【発明者】
【氏名】仲井 和成
(72)【発明者】
【氏名】大倉 莉奈
【テーマコード(参考)】
3K065
3K091
【Fターム(参考)】
3K065TA01
3K065TA05
3K065TD05
3K065TF02
3K065TF09
3K091AA01
3K091AA20
3K091BB26
3K091CC02
3K091CC06
3K091CC23
(57)【要約】
【課題】 アンモニア燃料を燃焼用空気と混合させてバーナーにより炉内で燃焼させるにあたり、アンモニア燃料の他に炭化水素系燃料を炉内に供給して、アンモニア燃料を炭化水素系燃料により炉内で十分に燃焼できるようにする。
【解決手段】 アンモニア供給管11を通して供給されるアンモニアガスNH
3と空気供給管12を通して供給される燃焼用空気Airとを燃焼バーナー10により混合させて炉1内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置において、炭化水素系燃料CmHnが補助燃料供給管21を通して供給される噴射装置20を前記の燃焼バーナーの近傍に設け、前記の噴射装置により、炭化水素系燃料を前記の燃焼バーナーによる火炎に向けて炉内に噴射させて燃焼させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンモニア供給管を通して供給されるアンモニア燃料と空気供給管を通して供給される燃焼用空気とを燃焼バーナーにより混合させて炉内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置において、炭化水素系燃料が補助燃料供給管を通して供給される噴射装置を前記の燃焼バーナーの近傍に設け、前記の噴射装置により、炭化水素系燃料を前記の燃焼バーナーによる火炎に向けて炉内に噴射させて燃焼させることを特徴とするアンモニア燃料燃焼装置。
【請求項2】
請求項1に記載のアンモニア燃料燃焼装置において、前記のアンモニア供給管を通して燃焼バーナーに供給するアンモニア燃料の量を調整するアンモニア調整弁と、前記の空気供給管を通して燃焼バーナーに供給する燃焼用空気の量を調整する空気調整弁と、前記の補助燃料供給管を通して噴射装置に供給する炭化水素系燃料の量を調整する補助燃料調整弁と、前記のアンモニア調整弁と空気調整弁と補助燃料調整弁とを制御する制御装置を設けたことを特徴とするアンモニア燃料燃焼装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のアンモニア燃料燃焼装置において、前記のアンモニア燃料に液体アンモニアを用い、前記のアンモニア供給管を通して液体アンモニアを前記の燃焼バーナーに霧状にして供給することを特徴とするアンモニア燃料燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア燃料を燃焼用空気と混合させて燃焼バーナーにより炉内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置に関するものである。特に、アンモニア燃料(例えば、アンモニアガス)を燃焼用空気と混合させて燃焼バーナーにより炉内で燃焼させるにあたって、アンモニア燃料の他に炭化水素系燃料を炉内に供給して、アンモニア燃料を炭化水素系燃料により炉内で十分に燃焼させるようにした点に特徴を有するものである。
【背景技術】
【0002】
燃料を燃焼用空気と混合させて燃焼させる燃焼装置においては、一般に、燃料として炭化水素系燃料を用いたものが使用されている。
【0003】
しかし、このように炭化水素系燃料を燃焼用空気と混合させて燃焼させるようにした場合、二酸化炭素CO2等の温室効果ガスが多く発生するという問題があった。
【0004】
そして、近年においては、二酸化炭素CO2等の温室効果ガスを削減することが要望され、燃料に炭化水素系燃料以外のものを用いることが検討されている。
【0005】
また、従来から、燃焼装置における燃料として、アンモニア燃料を用いることが知られているが、アンモニア燃料は炭化水素系燃料に比べて燃焼性が悪く、完全燃焼させることが困難であり、また低温での燃焼時に失火しやすい一方、強く燃焼させるようにすると、火炎温度が高くなって、NOxの発生量が増加するという問題があった。
【0006】
そして、前記のように燃焼性が悪いアンモニア燃料を燃焼させるにあたり、特許文献1においては、低燃焼性燃料のアンモニアと燃焼用空気とを予混合させて均一化させた後、このように予混合させたガスを、スワラにより旋回させて強く攪拌しながら燃焼させて、アンモニアの燃焼性を高めるようにしたものが提案されている。
【0007】
しかし、特許文献1に示されるように、アンモニアと燃焼用空気とを予混合させたガスを、スワラにより旋回させて強く攪拌しながら燃焼させるようにした場合、従来の場合と同様に、アンモニアが一気に燃焼されて火炎温度が高くなり、NOxの発生が多くなるという問題があった。
【0008】
また、特許文献2においては、燃焼器バーナーの円周に沿って、アンモニアを燃焼させるアンモニアバーナーと天然ガスを燃焼させる天然ガスバーナーとを交互に設け、アンモニアと天然ガスとを、それぞれアンモニアバーナーと天然ガスバーナーとにおいて燃焼させるようにしたものが提案されている。
【0009】
しかし、燃焼器バーナーの円周に沿って、アンモニアバーナーと天然ガスバーナーとを交互に設けるためには設備コストが高くつくと共に、アンモニアの燃焼火炎と天然ガスの燃焼火炎とが別々になるので、全体の燃焼が不安定になり、天然ガスとの割合を均一に変更させて燃焼させることが困難であり、またアンモニアを完全に燃焼させるようにすることも非常に困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2016-130619号公報
【特許文献2】特開2020-139700号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、アンモニア燃料を燃焼用空気と混合させてバーナーにより炉内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
【0012】
すなわち、本発明は、前記のようにアンモニア燃料を燃焼用空気と混合させてバーナーにより炉内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置において、アンモニア燃料の他に炭化水素系燃料を炉内に供給して、アンモニア燃料を炭化水素系燃料により炉内で十分に燃焼できるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係るアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のような課題を解決するため、アンモニア供給管を通して供給されるアンモニア燃料と空気供給管を通して供給される燃焼用空気とを燃焼バーナーにより混合させて炉内で燃焼させるアンモニア燃料燃焼装置において、炭化水素系燃料が補助燃料供給管を通して供給される噴射装置を前記の燃焼バーナーの近傍に設け、前記の噴射装置により、炭化水素系燃料を前記の燃焼バーナーによる火炎に向けて炉内に噴射させて燃焼させるようにした。
【0014】
そして、本発明に係るアンモニア燃料燃焼装置のように、アンモニア供給管を通して供給されるアンモニア燃料と空気供給管を通して供給される燃焼用空気とを混合させて炉内で燃焼させる燃焼バーナーの近傍に、補助燃料供給管を通して炭化水素系燃料が供給される噴射装置を設け、この噴射装置により炭化水素系燃料を、燃焼バーナーによりアンモニア燃料と燃焼用空気とを混合させて炉内で燃焼させた火炎に向けて噴射させて燃焼させるようにすると、燃焼性が低いアンモニア燃料が噴射装置により噴射された炭化水素系燃料によって十分に燃焼されるようになると共に、炭化水素系燃料だけを燃焼させる場合に比べ、二酸化炭素CO2の発生が抑制されるようになる。
【0015】
また、アンモニア燃料が燃焼しているところに炭化水素系燃料を加えるので、火炎が一つになって燃焼が安定する。
【0016】
ここで、本発明に係るアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のアンモニア供給管を通して燃焼バーナーに供給するアンモニア燃料の量を調整するアンモニア調整弁と、前記の空気供給管を通して燃焼バーナーに供給する燃焼用空気の量を調整する空気調整弁と、前記の補助燃料供給管を通して噴射装置に供給する炭化水素系燃料の量を調整する補助燃料調整弁と、前記のアンモニア調整弁と空気調整弁と補助燃料調整弁を制御する制御装置を設けることができる。
【0017】
このようにすると、前記の制御装置により、前記の空気調整弁を制御して空気供給管を通して燃焼バーナーに供給する燃焼用空気の量を調整すると共に、前記のアンモニア調整弁を制御してアンモニア供給管を通して燃焼バーナーに供給するアンモニア燃料の量を調整し、さらに前記の補助燃料調整弁を制御して補助燃料供給管を通して噴射装置に供給し、この噴射装置から燃焼バーナーによる火炎に向けて噴射させる炭化水素系燃料の量を調整することにより、前記と同様にアンモニア燃料と炭化水素系燃料とを安定して燃焼させて所望の発熱量を得ることが容易に行えるようになると共に、アンモニア供給管を通して燃焼バーナーに供給するアンモニア燃料と、補助燃料供給管を通して噴射装置から燃焼バーナーによる火炎に向けて噴射させる炭化水素系燃料との割合を均一に変更させて、所望の発熱量が得られるように制御することも簡単に行えるようになる。
【0018】
また、本発明に係るアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のアンモニア燃料に液体アンモニアを用い、前記のアンモニア供給管を通して液体アンモニアを前記の燃焼バーナーに霧状にして供給することができる。このように、アンモニア燃料に液体アンモニアを用い、前記のアンモニア供給管を通して液体アンモニアを前記の燃焼バーナーに霧状にして供給させると、アンモニア供給管を通して燃焼バーナーに供給するアンモニア燃料をガス化させる必要がなく、アンモニア燃料をガス化させる設備コストが低減されると共に、アンモニア燃料をガスの状態で燃焼バーナーに導く場合に比べて、アンモニア供給管の配管等が簡単になって設備を小型化できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明におけるアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のようにアンモニア供給管を通して供給されるアンモニア燃料と空気供給管を通して供給される燃焼用空気とを混合させて炉内で燃焼させる燃焼バーナーの近傍に、補助燃料供給管を通して炭化水素系燃料が供給される噴射装置を設け、この噴射装置により炭化水素系燃料を、燃焼バーナーによりアンモニア燃料と燃焼用空気とを混合させて炉内で燃焼させた火炎に向けて噴射させて燃焼させるようにしたため、燃焼性が低いアンモニア燃料が噴射装置により噴射された炭化水素系燃料によって十分に燃焼されるようになると共に、炭化水素系燃料だけを燃焼させる場合に比べ、二酸化炭素CO2の発生が抑制されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施形態に係るアンモニア燃料燃焼装置の概略説明図である。
【
図2】前記の実施形態に係るアンモニア燃料燃焼装置において、アンモニア燃料に液体アンモニアを用い、アンモニア供給管を通して液体アンモニアを燃焼バーナー内に霧状にして供給する変更例を示した概略説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態に係るアンモニア燃料燃焼装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係るアンモニア燃料燃焼装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
【0022】
本発明の実施形態に係るアンモニア燃料燃焼装置においては、
図1に示すように、炉1に設けた燃焼バーナー10に、アンモニア供給管11を通してアンモニア燃料のアンモニアガスNH
3を供給すると共に、空気供給管12を通して燃焼用空気Airを供給し、前記のアンモニアガスNH
3と燃焼用空気Airとを燃焼バーナー10において混合させて炉1内で燃焼させるようにしている。
【0023】
そして、この実施形態におけるアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のアンモニア供給管11にアンモニア調整弁11aを設け、このアンモニア調整弁11aを制御装置30により制御して、燃焼バーナー10に供給するアンモニアガスNH3の量を調整すると共に、前記の空気供給管12に空気調整弁12aを設け、この空気調整弁12aを前記の制御装置30により制御して、燃焼バーナー10に供給する燃焼用空気Airの量を調整するようにしている。
【0024】
また、この実施形態におけるアンモニア燃料燃焼装置においては、前記の燃焼バーナー10の近傍に噴射装置20を設け、この噴射装置20に補助燃料供給管21を通して天然ガス等の炭化水素系燃料CmHnを供給するようにし、前記の補助燃料供給管21に補助燃料調整弁21aを設け、この補助燃料調整弁21aを前記の制御装置30により制御して、噴射装置20に供給する炭化水素系燃料CmHnの量を調整し、このように噴射装置20に供給された炭化水素系燃料CmHnを、前記の燃焼バーナー10により燃焼された火炎に向けて噴射させて燃焼させるようにしている。
【0025】
ここで、この実施形態におけるアンモニア燃料燃焼装置においては、前記のように制御装置30により、前記の空気供給管12に設けた空気調整弁12aを制御して、燃焼バーナー10に供給する燃焼用空気Airの量を調整すると共に、アンモニア供給管11に設けたアンモニア調整弁11aを制御して、燃焼バーナー10に供給するアンモニアガスNH3の量を調整して、前記のアンモニアガスNH3を前記の燃焼用空気Airと燃焼バーナー10において混合させて炉1内において燃焼させるようにし、また前記の制御装置30により、前記のように補助燃料供給管21に設けた補助燃料調整弁21aを制御して、噴射装置20に供給する炭化水素系燃料CmHnの量を調整し、この噴射装置20に供給された炭化水素系燃料CmHnを、前記の燃焼バーナー10により燃焼された火炎に向けて噴射させて燃焼させるようにしている。
【0026】
このようにすると、燃焼性が低いアンモニアガスNH3が、噴射装置20から燃焼バーナー10における火炎に向けて噴射された炭化水素系燃料CmHnによって燃焼がアシストされて十分に燃焼されるようになると共に、炭化水素系燃料CmHnだけを燃焼させる場合に比べ、二酸化炭素CO2の発生が抑制されるようになる。
【0027】
また、前記のように制御装置30により、前記の空気調整弁12aを制御して燃焼バーナー10に供給する燃焼用空気Airの量を調整すると共に、前記のアンモニア調整弁11aを制御して燃焼バーナー10に供給するアンモニアガスNH3の量を調整し、さらに前記の補助燃料調整弁21aを制御して、噴射装置20から燃焼バーナー10による火炎に向けて噴射させる炭化水素系燃料CmHnの量を調整すると、前記のアンモニアガスNH3と炭化水素系燃料CmHnとによる燃焼を制御して、所望の発熱量が容易に得られるようになる。
【0028】
さらに、前記の制御装置30により、燃焼バーナー10に供給するアンモニアガスNH3の量と、噴射装置20から燃焼バーナー10による火炎に向けて噴射させる炭化水素系燃料CmHnの量の割合を変更させて、所望の発熱量が得られるようにすることも簡単に行え、例えば、炉1内の温度が上昇してアンモニアガスNH3が燃焼し易くなった場合には、前記の制御装置30により、アンモニア調整弁11aを制御して、燃焼バーナー10に供給するアンモニアガスNH3の量を増加させる一方、補助燃料調整弁21aを制御して、噴射装置20から燃焼バーナー10による火炎に向けて噴射させる炭化水素系燃料CmHnの量を減少させるように調整することができる。
【0029】
なお、この実施形態におけるアンモニア燃料燃焼装置においては、アンモニア燃料としてアンモニアガスNH
3を用いるようにしたが、
図2に示すように、アンモニア燃料として液体アンモニアliq.NH
3を用いることも可能である。
【0030】
そして、前記のようにアンモニア燃料として液体アンモニアliq.NH
3を用いる場合には、
図2に示すように、制御装置30により、アンモニア調整弁11aを制御し、アンモニア供給管11を通して適当量の液体アンモニアliq.NH
3を燃焼バーナー10に供給して、このように供給された液体アンモニアliq.NH
3を噴霧ノズル11bにより燃焼バーナー10内に噴霧させ、このように噴霧された液体アンモニアliq.NH
3を前記のように空気供給管12を通して燃焼バーナー10に供給された燃焼用空気Airと混合させて、炉1内で燃焼させるようにする。
【0031】
ここで、前記のようにアンモニア燃料に液体アンモニアliq.NH3を用いて、液体アンモニアliq.NH3の状態で燃焼バーナー10に供給するようにした場合、燃焼バーナー10に供給するアンモニア燃料をガス化させる必要がなくなり、アンモニア燃料をガス化させる設備コストが低減されると共に、アンモニア燃料をガスの状態で燃焼バーナー10に導く場合に比べて、アンモニア供給管11の配管等が簡単になって設備を小型化ができるようになる。
【符号の説明】
【0032】
1 :炉
10 :燃焼バーナー
11 :アンモニア供給管
11a :アンモニア調整弁
11b :噴霧ノズル
12 :空気供給管
12a :空気調整弁
20 :噴射装置
21 :補助燃料供給管
21a :補助燃料調整弁
30 :制御装置
Air :燃焼用空気
CmHn :炭化水素系燃料
NH3 :アンモニアガス
liq.NH3 :液体アンモニア