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▶ 大森 藍の特許一覧

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  • 特開-文字点字記憶カード 図1
  • 特開-文字点字記憶カード 図2
  • 特開-文字点字記憶カード 図3
  • 特開-文字点字記憶カード 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023039877
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】文字点字記憶カード
(51)【国際特許分類】
   B42D 1/00 20060101AFI20230314BHJP
【FI】
B42D1/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021167054
(22)【出願日】2021-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】521360401
【氏名又は名称】大森 藍
(72)【発明者】
【氏名】大森 藍
(57)【要約】
【課題】視覚障害の有る無しに関わらず、文字と点字を同時に学べるカードを提供する。
【解決手段】文字とその文字の読み方の点字とを同一のカードに備えられた、文字と点字は凸点又は凸状の線で表されていることを特徴とする文字点字記憶カードで、触覚からも文字と点字を学ぶことが出来る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字とその文字の読み方の点字とを同一のカードに備えられ、文字と点字は凸点又は凸状の線で表されていることを特徴とする文字点字記憶カード。
【請求項2】
文字がひらがなの場合は、一筆ごとに連続して表されており、最後に全筆での最終形が表され、前記最終形の後に点字表記されていることを特徴とする請求項1に記載のカード。
【請求項3】
文字が漢字の場合は、一筆ごと又は部首ごとに連続して表されており、最後に全筆での最終形が表され、前記最終形の後に点字表記されていることを特徴とする請求項1に記載のカード。
【請求項4】
文字が漢字で読み方が複数ある場合、点字は複数個並列して表記されていることを特徴とする請求項3のカード。
【請求項5】
文字がカタカナ、数字、アルファベット、他外国語の場合は、一筆ごとに連続して表されており、全筆での最終形文字の表記の後、点字表記されていることを特徴とする請求項1に記載のカード。
【請求項6】
文字が記号の場合は、記号の表記の後、記号の意味を点字表記されていることを特徴とする請求項1に記載のカード。
【請求項7】
文字は着色されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
凸点又は凸型の線で表した、文字と点字を学ぶカードである。
【背景技術】
【0002】
視覚障害者は点字、健常者は文字を学ぶことが主となっている。
【0003】
字を学習した後、改めて別の字を学ぶのは容易ではないと感じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
視覚障害者と健常者で言葉や物を字で表現した場合、字の形の認識は別の形となっている。
【0005】
視覚障害に関わらず、文字と点字を触覚から自然と学ぶことが出来るわかり易い学習ツールを提供することで共通認識を持ち、新たな創作に役立てられる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
凸点又は凸型の線で表された文字と点字とを同一のカードに備えられ、文字がひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、他外国語の場合は一筆ごとに、漢字の場合は一筆ごと又は部首ごとに連続して表され、最後に全筆での最終形が表された後、点字表記されている。文字が記号の場合は記号を表記の後、記号の意味が点字表記されている。
【発明の効果】
【0007】
文字が複雑な形状の場合でも、一筆もしくは部首ごとに連続しているものを順になぞっていくことで書き順も学びながら、最終的に全体の文字形取得することが出来、加えて点字も触覚から把握することが出来る。
【0008】
健常者においても、凸型の文字と点字とを視覚触覚両面から学ぶことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明を具体化した構成を示す平面図である。
図2】画数の構成は特に限定されないが、漢字の場合の構成を表す例図である。
図3】カタカナ、数字、アルファベットの構成を表す図である。
図4】記号の構成を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1図4は本考案を具体化したカードを示している。
図1は文字がひらがなの場合の例図である。
図1において、1はカードである台紙、2は文字の表示部である。一筆ごと2a、2b、2cの順に表され、最後に全筆での最終形を2dとする例図である。3は最終形文字の点字表記部である。2の文字及び3の点字は全て凸点又は凸状の線で表されている。4は文字を着色する場合の着色部を示し、5は凸点の場合の凸部を示している。
図2~4において、前記図1の1~5は同様の構成である。
図2は文字が漢字の場合の、一筆ごとと部首ごとに表されたそれぞれのカードの例図である。漢字の読み方が複数あるため、点字部には読み方を、図2左側の一筆ごとの図は3つ,図2右側の部首ごとの図は2つの読みを並列して点字表記された例図である。
図3は文字がカタカナ、数字、アルファベットの場合の、文字は最終形のみ表されたカードの例図である。
図4は記号の場合の、記号が表され、点字部に記号の意味を2つ並列表記されたカードの例図である。
【0011】
凸点又は凸状の線はカードの表側に突起されている。
【0012】
カードの材質は特に限定されないが、紙、プラスチック等からなるシート又は板で作成される。
【0013】
点字表記は、読み方が複数ある場合には並べて表記される。
【0014】
図1内5の凸点又は凸線の間隔は0ミリ~5ミリ以内とする。
図1
図2
図3
図4